JPH0618399B2 - 電子式電話機回路 - Google Patents
電子式電話機回路Info
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- JPH0618399B2 JPH0618399B2 JP58023006A JP2300683A JPH0618399B2 JP H0618399 B2 JPH0618399 B2 JP H0618399B2 JP 58023006 A JP58023006 A JP 58023006A JP 2300683 A JP2300683 A JP 2300683A JP H0618399 B2 JPH0618399 B2 JP H0618399B2
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- telephone
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Links
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- 230000011664 signaling Effects 0.000 claims description 5
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M19/00—Current supply arrangements for telephone systems
- H04M19/08—Current supply arrangements for telephone systems with current supply sources at the substations
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/60—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
- H04M1/6008—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers in the transmitter circuit
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
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- Interface Circuits In Exchanges (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、加入者線から直流電流が供給される電子式電
話機の通話回路であって、前記加入者線からの可聴周波
数を受信すると共に受信した可聴周波数信号を電話機の
電気音響変換器に供給する受信回路と、該電話機で発生
した可聴周波数信号を前記加入者線に送信する送信回路
と、シグナリング用の論理信号を発生すると共にこの論
理信号を前記送信回路に供給するトーン信号用論理回路
とを具え、これら受信回路、送信回路及びトーン信号用
論理回路のうちの2個の回路が直列回路の直流電流用の
回路部分となる電子式電話機回路に関するものである。
話機の通話回路であって、前記加入者線からの可聴周波
数を受信すると共に受信した可聴周波数信号を電話機の
電気音響変換器に供給する受信回路と、該電話機で発生
した可聴周波数信号を前記加入者線に送信する送信回路
と、シグナリング用の論理信号を発生すると共にこの論
理信号を前記送信回路に供給するトーン信号用論理回路
とを具え、これら受信回路、送信回路及びトーン信号用
論理回路のうちの2個の回路が直列回路の直流電流用の
回路部分となる電子式電話機回路に関するものである。
従来技術 この種電話機回路については、“加入者ループおよびサ
ービスに関する第2回国際シンポジウム議事録(The Pro
ceedings of the 2nd International Symposium on Sub
scriber Loops and Services)”112 〜117 頁に記載さ
れている。
ービスに関する第2回国際シンポジウム議事録(The Pro
ceedings of the 2nd International Symposium on Sub
scriber Loops and Services)”112 〜117 頁に記載さ
れている。
電子式電話機は、情報を送信すると共にシグナリングを
行なう通話回路を有している。通話回路の受信回路は情
報を受信すると共に加入者線を介して電話機で受信され
た音声信号を増幅するために用いられる。通話回路のト
ーン信号用論理回路は、ダイヤル用プッシュホンが用い
られる場合、プッシュホンボタンを押すことにより選定
された電話番号を表わす周波数の組合せを形成する論理
信号を発生させるために用いられる。
行なう通話回路を有している。通話回路の受信回路は情
報を受信すると共に加入者線を介して電話機で受信され
た音声信号を増幅するために用いられる。通話回路のト
ーン信号用論理回路は、ダイヤル用プッシュホンが用い
られる場合、プッシュホンボタンを押すことにより選定
された電話番号を表わす周波数の組合せを形成する論理
信号を発生させるために用いられる。
通話回路の送信回路は、加入者線を介して交換機まで搬
送される音声信号を増幅して送信すると共にトーン信号
用論理回路で発生した2周波トーン信号を送信する。通
常、特に、長遠の加入者線に対しては、送信回路から交
換機に伝送される可聴周波数信号に主管庁の要求を満足
するような最大の可能電圧振幅をもたせ、この可聴周波
信号の電力が主管庁の定める最小値を上廻るようにする
ことが望ましい。
送される音声信号を増幅して送信すると共にトーン信号
用論理回路で発生した2周波トーン信号を送信する。通
常、特に、長遠の加入者線に対しては、送信回路から交
換機に伝送される可聴周波数信号に主管庁の要求を満足
するような最大の可能電圧振幅をもたせ、この可聴周波
信号の電力が主管庁の定める最小値を上廻るようにする
ことが望ましい。
また、受信回路、送信回路およびトーン信号用論理回路
のすべては、電話機が接続されている加入者線を介して
それぞれの供給電流を受取る。上記の各回路は、その供
給電圧がある最小値を超える場合のみ機能することがで
きる。この場合、前記の一定の最小値は、通常、上記各
回路ごとに異なる値を有する。加入者線が生成できる最
大供給電流は、とくに線路インピーダンス、したがっ
て、加入者線の長さに依存して定まる。上述の各回路の
所要の最小供給電圧について見れば、長遠の加入者線は
おそらく主管庁の規定する所要電流を形成することは不
可能になるおそれがある。
のすべては、電話機が接続されている加入者線を介して
それぞれの供給電流を受取る。上記の各回路は、その供
給電圧がある最小値を超える場合のみ機能することがで
きる。この場合、前記の一定の最小値は、通常、上記各
回路ごとに異なる値を有する。加入者線が生成できる最
大供給電流は、とくに線路インピーダンス、したがっ
て、加入者線の長さに依存して定まる。上述の各回路の
所要の最小供給電圧について見れば、長遠の加入者線は
おそらく主管庁の規定する所要電流を形成することは不
可能になるおそれがある。
発明が解決しようとする課題 上述した文献には、ダイヤル用キーパッド、マイクロフ
ォン、受話器及びスピーカが通話回路に接続されている
電話機が記載されている。この文献の第3図には、通話
回路が、受信増幅機R及び交流信号用に縦続接続したス
ピーカ増幅器から成る受信回路を有する電話回路が記載
されている。これら増幅器の各々は、直流供給のため送
信段の最終段となる送信回路T1に並列に接続されてい
る。この送信段は、直流供給のための出力段である送信
回路T1に並列に接続されている入力段Tをさらに有して
いる。さらに、通話回路は、合成された2周波(トー
ン)信号を発生させるシグナリング発生器として図示さ
れている論理回路を有している。尚、この文献には、ど
のようにして論理回路に直流電流を供給するかについて
は何ら記載されていない。この既知の通話回路におい
て、受信回路(R及びスピーカ増幅器)及び送信回路T1
が直流電流用の直列回路を構成している。しかしなが
ら、このような構成では、送信回路の電圧幅(電圧変動
幅)が、送信回路の加入者線との接続端子における供給
電圧よりも相当小さくなってしまう。この結果、送信信
号のパワーに関して主管庁の要求を満足するような最大
電圧振幅を有する信号が送信できなくなってしまう。
ォン、受話器及びスピーカが通話回路に接続されている
電話機が記載されている。この文献の第3図には、通話
回路が、受信増幅機R及び交流信号用に縦続接続したス
ピーカ増幅器から成る受信回路を有する電話回路が記載
されている。これら増幅器の各々は、直流供給のため送
信段の最終段となる送信回路T1に並列に接続されてい
る。この送信段は、直流供給のための出力段である送信
回路T1に並列に接続されている入力段Tをさらに有して
いる。さらに、通話回路は、合成された2周波(トー
ン)信号を発生させるシグナリング発生器として図示さ
れている論理回路を有している。尚、この文献には、ど
のようにして論理回路に直流電流を供給するかについて
は何ら記載されていない。この既知の通話回路におい
て、受信回路(R及びスピーカ増幅器)及び送信回路T1
が直流電流用の直列回路を構成している。しかしなが
ら、このような構成では、送信回路の電圧幅(電圧変動
幅)が、送信回路の加入者線との接続端子における供給
電圧よりも相当小さくなってしまう。この結果、送信信
号のパワーに関して主管庁の要求を満足するような最大
電圧振幅を有する信号が送信できなくなってしまう。
従って、本発明の目的は、送信回路が最小供給電流で動
作すると共に送信回路が加入者線接続部のライン電圧に
よってだけは制限されない電話機回路を提供することに
ある。
作すると共に送信回路が加入者線接続部のライン電圧に
よってだけは制限されない電話機回路を提供することに
ある。
発明の概要 本発明による電子式電話機用の通話回路は、前記直列回
路が前記受信回路とトーン信号用論理回路とによって構
成され、この直列回路が、前記送信回路の加入者線用の
接続端子間に接続され、前記送信回路が前記直流電流に
対して前記直列回路に並列に接続されていることを特徴
とする。
路が前記受信回路とトーン信号用論理回路とによって構
成され、この直列回路が、前記送信回路の加入者線用の
接続端子間に接続され、前記送信回路が前記直流電流に
対して前記直列回路に並列に接続されていることを特徴
とする。
このように構成することにより、受信回路を流れる供給
電流はトーン信号用論理回路用の供給電流としても用い
られ、この結果加入者線から上記2個の回路への供給電
流の和となる電流を発生させる必要がなくなる。尚、ト
ーン信号用論理回路に必要な最小供給電圧及び受信回路
に必要な最小供給電圧はそれぞれ送信回路に必要な供給
電圧以下であるため、上述した構成とすることができ
る。さらに、送信回路をトーン信号用論理回路と受信回
路との直列回路に対して並列に接続することにより、送
信増幅器への供給電圧が制限されず、供給電圧をライン
電圧に等しくすることができ、この結果送信増幅器の電
圧幅がライン電圧にほぼ等しくなる。
電流はトーン信号用論理回路用の供給電流としても用い
られ、この結果加入者線から上記2個の回路への供給電
流の和となる電流を発生させる必要がなくなる。尚、ト
ーン信号用論理回路に必要な最小供給電圧及び受信回路
に必要な最小供給電圧はそれぞれ送信回路に必要な供給
電圧以下であるため、上述した構成とすることができ
る。さらに、送信回路をトーン信号用論理回路と受信回
路との直列回路に対して並列に接続することにより、送
信増幅器への供給電圧が制限されず、供給電圧をライン
電圧に等しくすることができ、この結果送信増幅器の電
圧幅がライン電圧にほぼ等しくなる。
本発明と前述した文献に記載されている従来の通話回路
との差異は、電話機の通話回路の種々の構成回路すなわ
ち受信回路、送信回路及びトーン信号用論理回路の配置
形態が相互に相異することにある。従来の通話回路にお
いて、送信回路T1は受信回路に直列に接続されているた
め、送信回路の電圧が制約を受ける欠点があつた。これ
に対して、本発明では、トーン信号用論理回路及び通話
回路が直列回路を構成し、この直列回路が送信回路に並
列になるため、送信される交流レベルをできるだけ高く
することができる利点が達成される。
との差異は、電話機の通話回路の種々の構成回路すなわ
ち受信回路、送信回路及びトーン信号用論理回路の配置
形態が相互に相異することにある。従来の通話回路にお
いて、送信回路T1は受信回路に直列に接続されているた
め、送信回路の電圧が制約を受ける欠点があつた。これ
に対して、本発明では、トーン信号用論理回路及び通話
回路が直列回路を構成し、この直列回路が送信回路に並
列になるため、送信される交流レベルをできるだけ高く
することができる利点が達成される。
さらに、1973年に発行された電気通信研究所所研究実用
化報告第22巻 No.2 には、スピーカ増幅器A、ダイヤル
回路D及び通話回路Sが設けられている電話機回路が記
載されている。この文献には、上記3個の回路から成る
種々の回路形態が記載されている。しかしながら、この
文献には、本発明の構成及び作用効果を示唆するものは
何ら記載されていない。
化報告第22巻 No.2 には、スピーカ増幅器A、ダイヤル
回路D及び通話回路Sが設けられている電話機回路が記
載されている。この文献には、上記3個の回路から成る
種々の回路形態が記載されている。しかしながら、この
文献には、本発明の構成及び作用効果を示唆するものは
何ら記載されていない。
トーン信号用論理回路の接続端子間の電圧及び受信回路
の接続端子間の電圧が関連する回路の動作に基かない交
流電圧成分が生ずる可能がある。これらの回路の各々に
生ずるこの交流電圧の不所望な影響を回避するため、本
発明による電子式電話機の通話回路は、直列回路の一部
を構成する電流源回路を有し、この電流源回路をトーン
信号用論理回路及び受信回路に接続する。このように構
成することにより、トーン信号用論理回路と受信回路と
の間の相互作用を一層低減することができると共に、加
入者線に生ずる電圧変化も減少する。
の接続端子間の電圧が関連する回路の動作に基かない交
流電圧成分が生ずる可能がある。これらの回路の各々に
生ずるこの交流電圧の不所望な影響を回避するため、本
発明による電子式電話機の通話回路は、直列回路の一部
を構成する電流源回路を有し、この電流源回路をトーン
信号用論理回路及び受信回路に接続する。このように構
成することにより、トーン信号用論理回路と受信回路と
の間の相互作用を一層低減することができると共に、加
入者線に生ずる電圧変化も減少する。
実施例 以下図面により本発明を説明する。
第1図に示す本発明の電子式電話機の通話回路は、加入
者線から供給される直流電流に関する直列回路としてト
ーン信号用論理回路1、電流源回路4および受信回路3
の出力トランジスタ8により形成される直列回路を有
し、この直流電流に対して前記直列回路(1,4,8)
に並列に接続した送信回路2を含み、さらに、前記出力
トランジスタ8と並列にコンデンサ10と電気音響変換器
(拡声器または受話器)11の直列回路を接続する。
者線から供給される直流電流に関する直列回路としてト
ーン信号用論理回路1、電流源回路4および受信回路3
の出力トランジスタ8により形成される直列回路を有
し、この直流電流に対して前記直列回路(1,4,8)
に並列に接続した送信回路2を含み、さらに、前記出力
トランジスタ8と並列にコンデンサ10と電気音響変換器
(拡声器または受話器)11の直列回路を接続する。
送信回路2及び前記直列回路(1,4,8)の双方を接
続端子5,6および加入者電話機フックコンタクト(図
示を省略)を介して加入者線に接続する。さらに、トー
ン信号用論理回路1で生成されるトーン押しボタンシグ
ナル用トーン信号のようなシグナリング用の信号を加入
者線に供給しうるようにするため、制御線13を介してト
ーン信号用論理回路1を送信回路2に結合する。
続端子5,6および加入者電話機フックコンタクト(図
示を省略)を介して加入者線に接続する。さらに、トー
ン信号用論理回路1で生成されるトーン押しボタンシグ
ナル用トーン信号のようなシグナリング用の信号を加入
者線に供給しうるようにするため、制御線13を介してト
ーン信号用論理回路1を送信回路2に結合する。
また、前記送信回路2にはマイクロホン12を接続する。
かくすれば、送信回路2は送信しようとする可聴周波信
号ならびに論理回路1から供給される信号をハイブリッ
ド回路(第1図には図示を省略)を介して加入者線に供
給することが可能となる。
かくすれば、送信回路2は送信しようとする可聴周波信
号ならびに論理回路1から供給される信号をハイブリッ
ド回路(第1図には図示を省略)を介して加入者線に供
給することが可能となる。
トーン信号用論理回路1には、その大きさが電流源回路
4により決まるような電流を供給するようにする。この
トーン信号用論理回路1は、例えば、通常、I2L −技術
(“インテグレーテッド インジエクション ロジック
(integrted injection logic)”)と呼ばれるような回
路により形成すると可とする。このような回路は、妨害
を受けずに作動するに必要な最小電源電圧が、例えば、
0.7 V のような低い値で済むという利点を有する。
4により決まるような電流を供給するようにする。この
トーン信号用論理回路1は、例えば、通常、I2L −技術
(“インテグレーテッド インジエクション ロジック
(integrted injection logic)”)と呼ばれるような回
路により形成すると可とする。このような回路は、妨害
を受けずに作動するに必要な最小電源電圧が、例えば、
0.7 V のような低い値で済むという利点を有する。
電流源回路はトーン信号用論理回路1を流れる電流を、
例えば、 4mAのような一定値に保持する働きをする。さ
らに、この電流源は、直流回路(1,4,8)の存在
が、主管庁の規定する例えば、600 Ωのような終端イン
ピーダンスに影響を与えることのないよう、高い差動イ
ンピーダンスを有する。前記電流源回路4は、その端子
間の低い電圧(作動電圧)においても、なお定電流を生
ずるような形式の電流源により形成するを可とし、例え
ば、オランダ国公開特許第7,603,321 号に記載されてい
るような電流源を選定することが望ましい。この電流源
は、例えば、0.3 V の最小動作電圧を有する。
例えば、 4mAのような一定値に保持する働きをする。さ
らに、この電流源は、直流回路(1,4,8)の存在
が、主管庁の規定する例えば、600 Ωのような終端イン
ピーダンスに影響を与えることのないよう、高い差動イ
ンピーダンスを有する。前記電流源回路4は、その端子
間の低い電圧(作動電圧)においても、なお定電流を生
ずるような形式の電流源により形成するを可とし、例え
ば、オランダ国公開特許第7,603,321 号に記載されてい
るような電流源を選定することが望ましい。この電流源
は、例えば、0.3 V の最小動作電圧を有する。
第2図は送信回路2の部分の詳細を示すものである。な
おこの回路自体は既知である。
おこの回路自体は既知である。
論理回路1によってダイヤル(相手加入者選択)信号用
のトーン信号が形成されるときは、スイッチ14によって
制御線13が送信増幅器Aに接続される。これによりダイ
ヤル信号が加入者線に送出される。この際マイクロホン
12は送信増幅器Aより遮断されているので、通話信号は
加入者線には送出されない。ダイヤル信号の終了後はス
イッチ14は実線の図示位置に戻り通話信号が加入者線に
送出される。
のトーン信号が形成されるときは、スイッチ14によって
制御線13が送信増幅器Aに接続される。これによりダイ
ヤル信号が加入者線に送出される。この際マイクロホン
12は送信増幅器Aより遮断されているので、通話信号は
加入者線には送出されない。ダイヤル信号の終了後はス
イッチ14は実線の図示位置に戻り通話信号が加入者線に
送出される。
マイクロホン12の信号は送話増幅器Aで増幅され、抵抗
及びインピーダンス素子 R1,R2,ZB を有するハイブリ
ッド回路に供給される。このハイブリッド回路で線路イ
ンピーダンスZLと各抵抗及びインピーダンス R1,R2,Z
B がホイートストーンブリッヂの原理で結合され、送信
信号は線路に送られ、また加入者線を介して受信される
可聴周波信号は、分圧器 ZB,R2,R1を通じて受信用前
置増幅器9に送られる。この回路では送話信号は増幅器
Aで増幅されるが、ハイブリッド回路の平衡条件、すな
わち、 ZL・R2=ZB・R1 においては受信回路の前置増幅器9には入力しない。こ
れは既知の防側音機能回路である。なおこれは交流に対
してのみ成立する。
及びインピーダンス素子 R1,R2,ZB を有するハイブリ
ッド回路に供給される。このハイブリッド回路で線路イ
ンピーダンスZLと各抵抗及びインピーダンス R1,R2,Z
B がホイートストーンブリッヂの原理で結合され、送信
信号は線路に送られ、また加入者線を介して受信される
可聴周波信号は、分圧器 ZB,R2,R1を通じて受信用前
置増幅器9に送られる。この回路では送話信号は増幅器
Aで増幅されるが、ハイブリッド回路の平衡条件、すな
わち、 ZL・R2=ZB・R1 においては受信回路の前置増幅器9には入力しない。こ
れは既知の防側音機能回路である。なおこれは交流に対
してのみ成立する。
すなわち、以上の如くして加入者線を介して受信される
可聴周波信号は受信回路3の入力7に供給され、受信回
路3の一部を形成する前置増幅機9を介して出力トラン
ジスタ8のベースを駆動し、このトランジスタ8を可聴
周波信号周波数で大部分または小部分にわたり導通状態
または非導通状態とすることにより、定電流源4からの
定電流の大部分または小部分がコンデンサ10および電気
音響変換機11の直列回路を流れるようにする。この結果
トランジスタ8を流れる交流電流および直列回路10,11
を流れる交流電流の和は電流源4により生成される定電
流に等しい値に保持される。
可聴周波信号は受信回路3の入力7に供給され、受信回
路3の一部を形成する前置増幅機9を介して出力トラン
ジスタ8のベースを駆動し、このトランジスタ8を可聴
周波信号周波数で大部分または小部分にわたり導通状態
または非導通状態とすることにより、定電流源4からの
定電流の大部分または小部分がコンデンサ10および電気
音響変換機11の直列回路を流れるようにする。この結果
トランジスタ8を流れる交流電流および直列回路10,11
を流れる交流電流の和は電流源4により生成される定電
流に等しい値に保持される。
コンデンサ10は直流電流を阻止する働きをする。コンデ
ンサ10の値は、可聴周波数範囲におけるその両端の電圧
降下が電気音響変換器11の両端の電圧降下に比し小さく
なるような値に選定する。
ンサ10の値は、可聴周波数範囲におけるその両端の電圧
降下が電気音響変換器11の両端の電圧降下に比し小さく
なるような値に選定する。
コンデンサ10と変換器11の直列回路はトランジスタ8の
コレクタ・エミッタ通路に並列に配置する。この直列回
路を流れる交流電流部分は電気音響変換器11で音声を発
生させる可聴周波信号を形成する。
コレクタ・エミッタ通路に並列に配置する。この直列回
路を流れる交流電流部分は電気音響変換器11で音声を発
生させる可聴周波信号を形成する。
電気音響変換器11のインピーダンスの標準値は、例え
ば、200 Ωである。この場合には、たとえば、4mAの信
号電流を使用した際、トランジスタ8のコレクタ・エミ
ッタ通路の両端には0.8 V の電圧差が生成される。ま
た、直線的特性の作動に必要なこのトランジスタの最小
エミッタ・コレクタ電圧の大きさは、例えば、0.2 V 程
度であう。0.2 V の最小トランジスタ電圧、0.8 V の信
号電圧、電流源4の両端の0.3 V の最小電圧降下ならび
にトーン信号用論理回路の両端の0.7 V の電圧の和は2
V であり、したがって、この電圧は直列回路1,4,8
が非妨害作動を保持しうる最小電圧である。
ば、200 Ωである。この場合には、たとえば、4mAの信
号電流を使用した際、トランジスタ8のコレクタ・エミ
ッタ通路の両端には0.8 V の電圧差が生成される。ま
た、直線的特性の作動に必要なこのトランジスタの最小
エミッタ・コレクタ電圧の大きさは、例えば、0.2 V 程
度であう。0.2 V の最小トランジスタ電圧、0.8 V の信
号電圧、電流源4の両端の0.3 V の最小電圧降下ならび
にトーン信号用論理回路の両端の0.7 V の電圧の和は2
V であり、したがって、この電圧は直列回路1,4,8
が非妨害作動を保持しうる最小電圧である。
上記の数値例は、トーン信号用論理回路1、受信回路3
および送信回路2の図示配置の利点を明らかに示すもの
である。送信回路2により供給される信号の最大可能電
圧スイングは、本例では、2V であるが、送信回路2を
トーン信号用論理回路1または受信回路と直列に配置し
た従来の回路場合、この値は約半分になってしまう。
および送信回路2の図示配置の利点を明らかに示すもの
である。送信回路2により供給される信号の最大可能電
圧スイングは、本例では、2V であるが、送信回路2を
トーン信号用論理回路1または受信回路と直列に配置し
た従来の回路場合、この値は約半分になってしまう。
第1図は本発明電話機回路の実施例を示すブロック図、 第2図は送信回路の部分を示す詳細図である。 1……トーン信号用論理回路 2……送信回路 3……受信回路 4……電流源回路 5,6……接続端子 7……入力 8……出力トランジスタ 9……前置増幅器 10……コンデンサ 11……電気音響変換器 12……マイクロホン 13……制御線 A……増幅器 ZB ……インピーダンス R2,R1……抵抗 ZL ……線路インピーダンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ヨハネス・ヘラルダス・ヤンセ ン オランダ国5621ベ−ア−・アインド−フエ ン・フル−ネヴアウツウエツハ1
Claims (2)
- 【請求項1】加入者線から直流電流が供給される電子式
電話機の通話回路であって、 前記加入者線からの可聴周波数信号を受信すると共に受
信した可聴周波数信号を電話機の電気音響変換器に供給
する受信回路と、 該電話機で発生した可聴周波数信号を前記加入者線に送
信する送信回路と、 シグナリング用の論理信号を発生すると共にこの論理信
号を前記送信回路に供給するトーン信号用論理回路とを
具え、これら受信回路、送信回路及びトーン信号用論理
回路のうちの2個の回路が直列回路の直流電流用の回路
部分となる電子式電話機回路において、 前記直列回路が前記受信回路とトーン信号用論理回路と
によって構成され、この直列回路が、前記送信回路の加
入者線用の接続端子間に接続され、 前記直流電流に対して、前記送信回路が前記直列回路に
並列に接続されていることを特徴とする電子式電話機回
路。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の電子式電話
機の通話回路において、前記直列回路が電流源回路を含
み、この電流源回路を前記トーン信号用論理回路及び受
信回路に接続したことを特徴とする電子式電話機回路。
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