JPS6230546B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6230546B2
JPS6230546B2 JP11813380A JP11813380A JPS6230546B2 JP S6230546 B2 JPS6230546 B2 JP S6230546B2 JP 11813380 A JP11813380 A JP 11813380A JP 11813380 A JP11813380 A JP 11813380A JP S6230546 B2 JPS6230546 B2 JP S6230546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
voltage
wire
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11813380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5742263A (en
Inventor
Takashi Tabu
Shuichi Ashihara
Hitoshi Shirai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP11813380A priority Critical patent/JPS5742263A/ja
Publication of JPS5742263A publication Critical patent/JPS5742263A/ja
Publication of JPS6230546B2 publication Critical patent/JPS6230546B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • H04M19/001Current supply source at the exchanger providing current to substations
    • H04M19/005Feeding arrangements without the use of line transformers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は給電および2線4線変換方式に関す
る。
局に設置された1個の共通の電源から多数の炭
素送話器電話機に通話電流を供給する場合、電源
を介して発生する漏話を防止するために、音声電
流(交流)に対してはインピーダンス高く、通話
電流(直流)に対してはインピーダンスの低い給
電回路を介して行なう。
また、送話および受話信号の両方を運ぶ2線式
回線を送話および受話電流をそれぞれ別々の2線
式回線で運ぶ4線式回線に変換する、いわゆる2
線4線変換回路が電話網においては必要な個所に
使用される。
一方、近時時分割電話交換機が導入されるに至
つたが、周知の通り、時分割電話交換機の通話路
網は不平衡形の4線式回線の伝送路として構成さ
れている。従つて炭素送話器形電話機を使用する
場合は、電話機と交換機とを結ぶ線路(2線式加
入者回線)と交換機との間に、給電回路と2線4
線変換回路との両方を設置しなければならない。
第1図に従来の方式の一例の接続を示す。図に
おいて、Telは炭素送話器式電話機、Lは2線式
加入者回線を構成する線路、Sは給電部、Hは2
線4線変換部である。従来は給電部Sと2線4線
変換部Hは互に独立した回路として構成され、時
分割変換機の加入者回路においても第1図に示す
ようにそれぞれ回路的に独立した給電部Sと2線
4線変換部とが直列に接続された。
第1図に示す給電部Sはストーン式として知ら
れている方式で広く使用されている。給電部Sに
おいて、A1,A2はリレー巻線であり、+接地の−
48V電源の地気側より、リレー巻線A1、線路L、
電話機Tel、線路L、リレー巻線A2、−48V電源の
一側の回路により、電話機Telに通話電流(炭素
送話器動作用電流)が供給される。リレー巻線
A1,A2はインダクタンス性のインピーダンスを
有し、交流に対しては高いインピーダンスを示す
が直流に対しては低抵抗を示し、そろため電話機
Telの音声電流は、リレー巻線A1,A2で阻止され
電源には流入しない。従来の給電回路としては、
リレー巻線A1,A2を使用するストーン式のほか
チヨークコイルや変成器を使用するものが知られ
ているが、いづれも線輪であるため、給電回路が
重くかつ大きくなり、近接して設置される給電回
路との間に電磁結合を生じて漏話が発生するおそ
れがある等の欠点を有している。
給電部Sでは、一対の給電回路(リレー巻線
等)をそれぞれ線路に接続するので、この2つの
給電回路を含めて見た線路の対地間不平衡度を少
くするため、この対をなす給電回路のインピーダ
ンスを揃えることが重要な問題である。さらにま
た、電話機へ供給される通話電流が一定の規格値
以下となると通話ができなくなるので、通話電流
を確保するためには、給電回路の直流抵抗が大き
くなれば線路長を短くしなければならない。線路
長を十分長くし得るためには給電回路の直流抵抗
が少いことが必要である。従つて、給電方式とし
ては、給電回路の音声電流に対するインピーダン
スを高くし得ること、線路の対地間不平衡度を悪
化しないこと、および給電回路の直流抵抗を少く
し得ること等の問題を容易に解決し得るものでな
ければならない。
一方、2線4線変換部としては、第1図Hで示
すように、3巻線変成器T、平衡結線網BNを使
用するものが公知であり、変換効率がよいため広
く使用されている。第1図に示すものは、次のよ
うに動作する。電話機Telは給電部Sから通話電
流が供給され、電話機Telから送られる送話電流
は、平衡形信号として、2線式回線として構成さ
れた線路Lより給電部Sを経て、2線4線変換部
Hに(図の左側から)入力し、不平衡形信号(片
線地気)として、端子SENより送出され、受話
電流は不平衡形信号(片線地気)として2線4線
変換部Hの端子RECに入力し、平衡形信号とし
て、給電部S、線路Lを経て電話機Telに達す
る。
しかし、従来の2線4線変換部Hは3巻線変成
器Tを使用したため、その重量および外形が大き
くなり、また、電磁的の線輪であるため、近接し
て設置すると電磁結合により漏話が発生するおそ
れがある等の欠点があつた。
本発明は、従来の方式の上記の欠点を除去し、
かつ給電における上記の問題を解決し、給電回路
と2線4線変換回路より電磁部品特に線輪を除去
し、両回路を一纒めにして小形化し、高集積化例
えばハイブリツトIC化可能な、給電および2線
4線変換方式を提供し、さらに、時分割交換機の
加入者回路の小形化、経済化を図ることを目的と
するものである。
次に、本発明の実施例を図面について詳細に説
明する。
第2図は本発明の一実施例の接続図である。図
において、Telは炭素送話器形電話機、Lは2線
式加入者回線を構成する線路、Sは給電回路
SP,SP′をもつ給電部、Hは2線4線変換部であ
り、給電部Sと2線4線変換部Hとにより、本発
明の給電および2線4線変換方式が構成される。
給電部Sは、後述するような直流抵抗少く交流
に対するインピーダンスの高い給電回路SP,
SP′を有し、図に示すように、通話電流供給回
路、すなわち、+接地の−48V電源の地気側よ
り、電源側端子t2′、給電回路SP′、回線側端子
t1′、線路L、電話機Tel、線路L、回線側端子
t1、給電回路SP、電源側端子t2、−48V電源の一側
に至る回路に電流が流れ電話機Telに通話電流
(炭素送話器動作電流)が供給される。給電回路
SPおよびSP′は、同様の回路要素を対称的に配置
したものであつて、流通する電流方向が異る点以
外は同様な動作を行なう。給電回路SPの回路要
素を示す記号に′を付して給電回路SP′の対応す
る回路要素を示す。両者において、トランジスタ
r,Tr′は異る極性を有するが他の回路要素
は、対応するものは同一である。また、給電回路
SP,SP′は電流方向が異るが、同一の動作を行な
うので、給電回路SPについてのみ説明する。
図示の給電回路SPにおいて、VDは抵抗R2とR3
とよりなる分圧回路、LPFは抵抗R4とコンデン
サC1とよりなる低域波器、ADは演算増幅器
OP2を含む加算回路、VIはトランジスタTr、抵
抗R1および演算増幅器OP1を含む電圧電流変換回
路である。
いま、電話機Telがオフフツクの状態にあると
すれば、上記した通話電流供給回路を電流が流れ
るため、給電回路SPの端子t1には端子t2における
電源の−48Vに対して直流電圧V1が生ずる。この
状態における給電回路SPの交流(音声電流)に
対するインピーダンスを考察する。この場合音声
電流により端子t1に交流電圧が重畳される。
分圧回路VDの抵抗R2およびR3はその抵抗値を
十分大きく選定する。分圧回路VDの抵抗R2とR3
とによつて分圧された電圧(抵抗R2とR3との接
続点の電圧)V2は抵抗R4とコンデンサC1とで構
成される低域波器LPFで平滑され直流化され
る。端子t1に音声電流による交流電圧が重畳され
ても端子t1における直流電圧に比して小さいの
で、この分圧電圧もその交流分が小さく、この交
流分は低域波器LPFで平滑直流化されて加算回
路ADの一方の入力端に入力する。
電話機Telの相手電話機からの送話がなけれ
ば、すなわち、2線4線変換部Hの受話信号受信
端RECに入力がなければ、後で詳述するよう
に、反転バツフア増幅器IBAへの入力はなく、従
つてその出力もなく、加算回路ADの他の入力端
への入力は0であるので、加算回路ADの上記の
一方の入力端に入力した低域波器LPFの出力直
流電圧V2のみが、演算増幅器OP2によりボルテー
ジホロワとして構成された増幅度1のバツフア増
幅器および抵抗R6を経て、そのまま直流電圧V2
として電圧電流変換回路VIに入力する。
電圧電流変換回路VIは、加算回路ADの出力電
圧を電流に変換するものであつて、加算回路AD
の出力と電圧電流変換回路VIのトランジスタTr
のベースとの間に演算増幅器OP1を挿入し図示の
ように、すなわち、加算回路ADの出力を正入力
端+に、エミツタを負入力端−に、ベースを出力
端に接続したものである。演算増幅器OP1は正入
力端+に入力する加算回路ADよりの出力電圧
(この場合V2)に等しい電圧が負入力端−に入力
するような出力電圧V3を出力するように動作す
る。すなわちV3=V2+VEBとなり、抵抗R1とエ
ミツタとの接続点の電圧がトランジスタTrのベ
ース・エミツタ間の直流電圧降下VEBの影響を受
けなくすることができる。
上記のように、加算回路ADの直流出力電圧V2
により、トランジスタTrのベースに電圧V3が印
加され、これによりベース・エミツタ間に直流が
流れ、従つてコレクタ・エミツタ間に直流が流れ
る。このように端子t1よりトランジスタTrのコ
レクタ・エミツタおよび抵抗R1を経て端子t2に直
流が流れる。この際端子t1の電圧が音声電流(交
流)により変化しても、この変化による上記電流
の変化は殆ど0であり、従つて、この電圧電流変
換回路VIを流れる交流は殆ど0であり、すなわ
ちこの電圧電流変換回路VIの交流に対するイン
ピーダンスは極めて大きく、給電回路SPの端子
t1,t2間の交流インピーダンスは、該電圧電流変
換回路VIに並列な分圧回路VDのインピーダンス
すなわち抵抗R2とR3の和であるR2+R3に殆ど等
しい。R2+R3は大きく選定してあるので、給電
回路SPの端子t1,t2間の交流インピーダンスは大
きい。
次に、上記の状態における給電回路SPの端子t1
とt2との間の直流抵抗について考察する。
上記の状態において、給電回路SPの端子t1には
その端子t2に与えられる電源の−48Vに対して、
電圧(電位差)V1が存在する。この電圧V1を分
圧回路VDによつて分圧して得た電圧V2は低域
波器LPFにより平滑され直流電圧V2として加算
回路ADの一方の入力端に入力する。この電圧V2
は、加算回路ADの他の入力端に入力が無いの
で、そのまま電圧電流変換回路VIに入力し、上
記と同様にトランジスタTrをオンとし、コレク
タ・エミツタ電流が流れる。すなわち、端子t1
りトランジスタTrおよび抵抗R1を経て端子t2
直流I1が流れる。この際、抵抗R1とトランジスタ
rのエミツタとの接続点には前記したように電
圧V2が加えられているが、トランジスタTrを直
流源と見ることができるので、抵抗R1を通る直
流、換言すれば上記直流I1はV2/R1に等しい。
給電回路SPの電圧電流回路VIを経て直流I1
流れるが、これに並列の分圧回路VDの抵抗はR2
+R3で大きく、電流は殆んど流れない。従つて
給電回路SPの端子t1,t2間の抵抗RSPは下記の通
りとなる。
SP=V/I=V/V/R ……(1) ここに電圧V2は電圧V1を抵抗R2とR3とによつ
て分圧して得たものであるから、下前の通りとな
る。
V2=V1/R+R ……(2) (2)式を(1)式に代入して、 RSP=R1+R/R ……(3) が得られる。
抵抗R2とR3との和を大きく選定することによ
り分圧回路を流れる直流を無視できる程度に少く
すると、給電回路SPの端子t1,t2間の直流抵抗R
SPは(3)式で示される通りとなり、抵抗R1の値お
よび抵抗R2とR3との比の選定により、任意の所
望の値に設定することができる。
以上述べた通り、第2図における給電部Sの給
電回路SPおよびSP′は直流(通話電流)に対して
は低い抵抗を、また交流(音声電流)に対しては
高いインピーダンスを呈する。そして電話機Tel
から送出される音声電流は線路Lで構成される2
線式回線を経て給電回路SP,SP′に流入すること
なく、2線4線変換部Hの差動増幅器DA1に入力
する。
次に2線4線変換部Hの動作について説明す
る。電話機Telから送られる送話信号(電流)
は、平衡伝送路である線路Lおよび給電部7を経
て、平衡形信号として差動増幅器DA1の2つの入
力端子に入力し、その出力端から不平衡形信号
(片線地気)として取出される。この差動増幅器
DA1は、増幅度1のバツフア用のもので信号の平
衡−不平衡変換を行なうためのものである。
差動増幅器DA1の出力はさらに差動増幅器DA2
の一方の入力端に入力する。そして、この差動増
幅器DA2の他の入力端への入力との差が増幅され
(ただし増幅度は1とする)る。しかし、該他の
入力端へは、上記一方の入力端へ入力する送話信
号とは全く異る信号が入力するかあるいは信号が
全く入力しないので、上記一方の入力端に入力し
た送話信号は該差動増幅器DA2でそのまま増幅
(ただし増幅度は1とする)されて出力し、さら
に送話用バツフア増幅器BASで所要のレベルま
で増幅して、送話信号送出端SENに不平衡信号
として送信される。
一方、受話信号受信端RECには受話信号が不
平衡形(片線地気)信号として入力し受話用バツ
フア増幅器BARで所要のレベルに増幅される。
その出力は分岐し、一方は反転増幅器IBAにおい
て反転増幅(ただし増幅度は1とする)され、給
電回路SPの加算回路ADに入力し、他方はそのま
ま給電回路SP′の加算回路AD′に入力する。
給電回路SPにおいては、反転増幅器IBAより
出力する受話信号は、加算回路ADの一方の端子
に入力し、コンデンサC2および抵抗R5を経て、
抵抗R5とR6との接続点に達し、ここで、抵抗R6
より与えられる前記直流電圧V2に重畳され、す
なわち、上記直流電圧に加算され、電圧電流変換
回路VIに入力する。
ここに、電圧電流変換回路VIには、前記直流
電圧V2に重畳して受話信号電圧が入力するの
で、トランジスタTrのベース電圧も受話信号電
圧が重畳され、従つて、電圧電流変換回路VIを
流れる前記直流I1(通話電流)に受話電流が重畳
される。
一方、給電回路SP′においても同様に動作し、
同じく通話電流(直流I1)に受話電流が重畳され
る。しかし、その電流I1の方向が異り、かつ受話
信号の波形が給電回路SPとは反転しているの
で、上記受話電流は相加されて電話機Telを流
れ、受話が行なわれる。この際、上記受話信号
は、平衡形信号として線路Lを伝送されることは
勿論である。
上記の受話信号は給電回路SP,SP′の回線側端
子t1,t′より分流し、電話機Telと逆の方向にも
伝送され、差動増幅器DA1に入力し、上記送話信
号と同様に不平衡信号として差動増幅器DA2の一
方の入力端に入力する。一方、受話用バツフア増
幅器BARで増幅された受話信号はさらに分岐
し、抵抗R7および一端が接地された平衡結網BN
の他端を経て、上記差動増幅器DA2の他方の入力
端に入力する。なお、差動増幅器DA1を経て差動
増幅器DA2の一方の入力端に入力する受話信号の
レベルと、受話用バツフア増幅器BARより抵抗
R7および平衡結線網BNを経て、上記差動増幅器
DA2の他方の入力端に入力する受話信号のレベル
とは、上記抵抗R7と平衡結線網BNにより平衡さ
れているので、上記差動増幅器DA2の異る入力端
にそれぞれ入力する上記の受話信号は、差動増幅
器DA2において打消され、出力せず、従つて受話
信号受信端RECから入力する受話信号は送話信
号送出端SENには出力されない。このように2
線4線変換が行なわれる。
以上、本発明の一実施例について述べたが、本
発明はなお、その技術的範囲内において種々の変
形が可能である。例えば給電回路の電圧電流変換
回路において、演算増幅器OP1を省略して加算回
路の出力を直接トランジスタのベースに接続して
構成することも可能であり、また、トランジスタ
を2個のトランジスタのダーリントン接続に代え
て、さらに良好な動作を行なうようにすることが
可能である。なおその他の回路を同一機能の回路
でおき代えることが可能である。
上記においては、電話機に給電する場合につい
て述べたが、本発明は電話機に限らずある種のト
ランク例えば時分割交換機の音声トランク(対空
時分割交換機)に使用可能であり、この給電回路
により相手局トランクのリレー等を動作させて起
動を行なうようなし得る。
本発明は、上記のように給電方式と2線4線変
換方式とを有機的に結合し、かつ給電部と2線4
線変換部ともにチヨーク(リレー巻線を含む)、
変成器等の電磁部品を使用せず電子部品のみで構
成し得るので、集積化、例えばハイブリツドIC
化して小形に構成することができ、また電磁結合
による漏話を防止することができる。これは近年
導入された時分割交換機においては電話機(加入
者回線)対応に設けられる加入者回路にそれぞれ
給電および2線4線変換回路を設けるが、本発明
によれば多数の加入者回路のそれぞれが全べて小
形化し得られるので、交換機において加入者回路
が占める部分の規模を小さくする点で著しい効果
がある。
なお、本発明における給電部においては、給電
回路の通話電流に対する直流抵抗を小さくするこ
とができ、これにより、従来どおりの440Ω給電
(すなわち、従来方式の場合、第1図においてリ
レー巻線A1,A2の直流抵抗をそれぞれ220Ωとし
た)が可能である。また、本方式において取扱う
電流のうち、最も大きい電流は通話電流である。
この電流は給電回路SP,SP′の与える抵抗値RSP
より小さい値の抵抗、すなわちR1〔(3)式参照〕
を流れるのみであるから、従来方式に比し低電力
用のもので十分であり、従つて大電力用の抵抗素
子が不要となり、この面からも小形化経済化に寄
与することができる。
さらに、本発明は、給電回路SP,SP′の交流
(音声電流)に対するインピーダンスを線路のそ
れに比して極めて高くすることができるので、両
給電回路SP,SP′のインピーダンスの差が、電話
機と給電点(線路と給電回路との接続点)の間の
線路の交流に対する対地不平衡度に与える影響を
少くすることができ、上記の対地不平衡度の少い
給電方式を提供することができる。また、このた
めに給電回路の回路要素のバラツキを比較的ゆる
くすることができるので、給電回路を経済的に構
成し得る利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給電および2線4線変換方式の
一例の概略を示す接続図、第2図は本発明の一実
施例の接続図である。 Tel……炭素送話器式電話機、L……線路、S
……給電部、H……2線4線変換部、A1,A2
…リレー巻線、C,C1,C1′,C2,C2′……コンデ
ンサ、T……3巻線変成器、BN……平衡結線
網、SP,SP′……給電回路、VD,VD′……分圧回
路、LPF,LPF′……低域波器、AD,AD′……
加算回路、VI,VI′……電圧電流変換回路、R1
R1′,R2,R2′,R3,R3′,R4,R4′,R5,R5′,
R6,R6′,R7……抵抗、OP1,OP1′,OP2
OP2′……演算増幅器、t1,t1′,t2,t2′……端子、
DA1,DA2……差動増幅器、IBA……反転増幅
器、BAS……送話用バツフア増幅器、BAR……
受話用バツフア増幅器、SEN……送話信号送出
側、REC……受話信号受信端。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2線式回線を構成する線路の一端に、その他
    端に接続された電話機に通話電流を供給する給電
    部と上記2線式回線を4線式回線に変換する2線
    4線変換部とを設け、該給電部は、回線側端子と
    電源側端子と、上記2端子間の電圧を分圧した電
    圧を出力する抵抗よりなる分圧回路と、2個の入
    力端を有し、その一方に該分圧回路の出力電圧の
    出力を入力する加算回路と出力部にトランジスタ
    を有し、該加算回路の出力電圧を上記2端子間に
    流れる電流に変換する電圧電流変換回路とから構
    成され、互に対称的に接続された2個の給電回路
    を具備した2線4線変換回路において、該分圧回
    路の出力電圧を平滑するための低域波器を該分
    圧回路と該加算回路の間に設け、それぞれの給電
    回路の回線側端子を上記線路の心線にそれぞれ接
    続し、電源側端子をそれぞれ電源に接続し、該給
    電回路を経て電話機に通話電流を供給するように
    構成され、また上記2線4線変換部は、送話信号
    送出端と受話信号受信端とを有し、該受話信号受
    信端から入力する受話信号を上記一方の給電回路
    の加算回路の他の入力端に入力させ、また上記受
    話信号を反転させて上記他方の給電回路の加算回
    路の他の入力端に入力させて、該加算回路は前記
    受話信号をコンデンサおよび抵抗器5を経て出力
    するとともに、上記低域波器の出力をボルテー
    ジホロウとして構成された増幅度1のバツフア増
    幅器および抵抗器6を経て出力し、該抵抗器5と
    該抵抗器6の接続点でそれぞれ分圧回路の出力電
    圧と加算して電圧電流変換回路に入力させ、これ
    により受話信号を2線式回線を構成する線路側に
    前記通話電流に重畳して送出して電話機に伝送す
    るとともに、電話機より上記2線式回線を構成す
    る線路に送出される送話信号と上記の給電回路か
    ら上記線路に送出され、かつ電話機と逆方向に伝
    送された受話信号とをともに差動増幅器の一方の
    入力端に入力させ、さらに該差動増幅器の他方の
    入力端に受話信号を入力させて、該差動増幅器に
    おいて受話信号を打消し、送話信号のみを上記送
    話信号送信端に出力するよう構成されたことを特
    徴とする給電および2線4線変換方式。
JP11813380A 1980-08-27 1980-08-27 Power feeding and two/four wire conversion system Granted JPS5742263A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11813380A JPS5742263A (en) 1980-08-27 1980-08-27 Power feeding and two/four wire conversion system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11813380A JPS5742263A (en) 1980-08-27 1980-08-27 Power feeding and two/four wire conversion system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5742263A JPS5742263A (en) 1982-03-09
JPS6230546B2 true JPS6230546B2 (ja) 1987-07-02

Family

ID=14728857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11813380A Granted JPS5742263A (en) 1980-08-27 1980-08-27 Power feeding and two/four wire conversion system

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5742263A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60210092A (ja) * 1984-03-30 1985-10-22 Fujitsu Ltd ボタン電話装置におけるデ−タ伝送方式
JPS6242695A (ja) * 1985-08-20 1987-02-24 Fujitsu Ltd 2線−4線変換回路
CA1291836C (en) * 1987-06-17 1991-11-05 Kenji Takato Battery feed circuit
DE4326238C2 (de) * 1993-07-31 1997-09-11 Deutsche Telephonwerk Kabel Schaltungsanordnung für eine übertragerlose physikalische Schnittstelle

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537046A (en) * 1978-09-06 1980-03-14 Nec Corp Subscriber's circuit
JPS5599874A (en) * 1979-01-23 1980-07-30 Nec Corp Communication current supply circuit

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537046A (en) * 1978-09-06 1980-03-14 Nec Corp Subscriber's circuit
JPS5599874A (en) * 1979-01-23 1980-07-30 Nec Corp Communication current supply circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5742263A (en) 1982-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4192978A (en) Operational amplifier hybrid system
JPS61140237A (ja) 電力線搬送通信用インターフエース回路
JP2850126B2 (ja) ラインインタフェース回路
US4203009A (en) Unbalanced/balanced converter circuits
JP2645022B2 (ja) 加入者回路
JPS6094593A (ja) インターフエイス回路、音声データインターフエイス回路および音声データ信号を回路内でインターフエイスする方法
JPS6291065A (ja) 電力伝送装置
US4002860A (en) Transmitting and receiving apparatus
US3789155A (en) Side-tone reducing circuit for a telephone subscribers instrument
CN208190654U (zh) 一种二线四线转换电路
JPS6230546B2 (ja)
JPS6037860A (ja) 電話機の改良
US4034166A (en) Transmission networks for telephone system
JPH0327141B2 (ja)
JP3061733B2 (ja) 同時通話インターホン装置
JPS6342977B2 (ja)
JPS5912638A (ja) インピ−ダンス合成形ライン回路
US4358644A (en) Bilateral current source for a multi-terminal intercom
KR940002151B1 (ko) 전원선과 통화선을 공용하는 2선 방식 인터폰 회로
US4178484A (en) Long line telephone system with an amplifying substation
JP2780363B2 (ja) ハイブリッド回路
US5771277A (en) Elevator car modem with transhybrid rejection
JP2718209B2 (ja) 加入者回路
JPH07288577A (ja) 電話装置
SU1241487A1 (ru) Абонентское соединительное устройство