JP2850126B2 - ラインインタフェース回路 - Google Patents

ラインインタフェース回路

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JP2850126B2
JP2850126B2 JP63233863A JP23386388A JP2850126B2 JP 2850126 B2 JP2850126 B2 JP 2850126B2 JP 63233863 A JP63233863 A JP 63233863A JP 23386388 A JP23386388 A JP 23386388A JP 2850126 B2 JP2850126 B2 JP 2850126B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明は、電話通信ラインインタフェース回路の分野
に関し、特に、ライン回路に関し、このライン回路で
は、交流信号成分と直流成分は、各能動インピーダンス
及び能動抵抗回路を介してインタフェースされる。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 最近は、多様なラインインタフェース回路が開発さ
れ、そこでは加入者ループのチップ及びリングリード
は、次の米国特許の各々に例示されるように、チップ及
びリング能動供給手段において直接又は間接に終端され
る。
第4、321、430号−Ferrieu(1982年3月23日) 第4、387、273号−Chea、Jr.(1983年6月7日) 第4、484、032号−Rosenbaum(1984年11月20日) 第4、514、5g 5号−Rosenbaum他(1985年4月30
日) 第4、539、438号−Rosenbaum他(1985年9月3日) 第4、571、460号−Rosenbaum他(1986年2月18日) 最後の4つの特許において、記載されたライン回路例
は、通常、能動供給手段の有効動作出力インピーダンス
を決定するために役立つ交流及び直流フィードバック網
又は同等物を含む。
発明の目的は、交流ライン・インピーダンス終端と直
流ライン供給抵抗終端が分離され、互いに独立であるラ
インインタフェース回路を提供することにある。
4つの例の各々において、非線形要素は、直流フィー
ドバック網と組み合わされ、これによりライン供給電流
は、能動供給手段の抵抗を増大させることによって、所
定値に制限される。この特徴は、短い加入者ループにお
いて電流供給の保存のために役立つが、しかし短い通信
回線に遠隔的に接続された典型的な電話機の等化特性を
有効に阻止するために、音声品質にとって有害である。
典型的な電話機の設計において、送信及び受信装置の両
方を応答特性は、短いループにおいて小さな信号損失を
補賞するために調整されてきた。送信及び受信装置は、
40ミリアンペアを超過するライン電流の存在において、
次第に感度が落ちるように構成される。このため、短い
ループにおいて、ライン電流を制限する機能は、典型的
な電話から受信された交流信号レベルを、通常電話シス
テムにおいて予想されるレベル以上に増大させる。
電話線の終端における別の問題は、典型的なラインイ
ンタフェース回路が、2つの特性の標準インピーダンス
の一方にのみ適応されることである。一方は、大多数の
電話回線のために特定され、他方は、アナログ音声帯域
伝送を強化するために誘導負荷がかけられる極めて長い
電話回線のために特定される。しかし、実際には、総て
の電話回線が、一方又は他方の標準インピーダンスであ
るわけではなく、このため全二重動作においては、ハイ
ブリッド回路機能は最適ではなく、不十分な反射ロスの
ために、鳴音と呼ばれる振動が発生する。電話会社は、
通常、各ラインインタフェース回路において約8デシベ
ルのロスを有する簡単な処置により、この問題を回避す
る。このため、電話加入者間の典型的な電話会話におい
て、約16デシベルの損失が、一方の加入者の送信器と別
の加入者の受信器の間に挿入される。最近では、1つ以
上の電話会社中の構内交換機の幾つかの電話網装置は、
ダンデム接続された4つ以上の二線式通信回線とライン
インタフェース回路を含む。そのような構成において
は、典型的に、40デジベルを超える損失が挿入され、最
も静かな環境以外においては会話が困難になる場合があ
る。
発明の目的は、直流ライン供給抵抗終端で動作を制限
する電流から通信回線の特性値を得て、これを用いて、
交流ラインインピーダンス終端を変化させ、それによ
り、典型的な電話回線のクループ中の減衰と反射ロス値
を、最適化することにある。
前述の特許における多数の例に共通な1つの構造的特
徴は、通信回線のチップ及びリングリードとチップ及び
リング能動インピーダンス供給手段との間に直例に配置
されたチップ及びリング供給抵抗を含む抵抗網である。
この抵抗網はまた、チップ及びリング・タップを含むチ
ップ及びリング分圧器を含み、この直流電圧が監視状態
の検出のために使用され、交流電圧は、音声帯域情報を
受信し、かつチップ及びリング能動インピーダンス供給
手段をダイナミックに制御するために使用される。実際
的な問題として、抵抗網は支持基板上に供給され、個々
の抵抗要素は、種々の抵抗の間の密接な抵抗の整合を達
成するために調整されることが好ましい。ラインインタ
フェース回路が、例えば統合加入者デジタル網(ISDN)
における“U"インタフェースを終端させる場合における
ように、音声帯域周波数信号よりも高い周波数に適応す
る場合は、要素の物理的抵抗に関連した寄生静電容量も
また、密接に整合されなければならない。例えばピコフ
ァラッド程度の任意のリアクティブな不整合は、次の増
幅器要素によって増幅され、ライン回路をISDN動作周波
数において事実上無益にする。残念なことに、寄生静電
容量を要求される程度にまで密接に整合することは、少
なくとも現在実際的でない。
このため、本発明の目的は、音声スペクトルとISDN
2B+D基本レートサービスUインタフェース帯域幅要素
事項を含む約200KHzの実際的に動作帯域幅を有するライ
ンインタフェース回路を提供することにある。
課題を解決するための手段 発明によるラインインタフェース回路は、二線式通信
回線の動作のための電流を供給するための直流供給回路
と、通信回線と遠隔通信装置間に交流信号を結合するた
めの交流信号供給回路とを含む。交流信号供給回路は、
通信回線のチップ及びリングリードに結合するためにチ
ップ及びリング供給抵抗に並列に接続される。チップ及
びリング供給抵抗は、チップ及びリング分圧器中にチッ
プ及びリング電圧タップを含む抵抗網の一部分であり、
チップ及びリング電圧タップは、交流信号供給回路の差
動入力端子に接続される。
また、本発明の二線式通信回線と遠隔通信装置をイン
タフェースするための方法は、チップ及びリング分圧器
中にチップ及びリング供給抵抗とチップ及びリング・タ
ップを含む抵抗網を有する。直流電流は、チップ及びリ
ング供給抵抗を介して、通信回線に供給される。チップ
及びリング・タップに現れる信号の信号表示は、遠隔通
信装置に結合される。チップ及びリング・タップに現れ
る差動交流信号と、遠隔通信装置からの交流信号に応答
して、交流電流が、チップ及びリング・タップでの交流
信号の逆位相で差動的に、通信回線に供給される。これ
により、通信回線は、制御によって得られた直流抵抗及
びそれと実質的に独立な交流インピーダンスにより終端
される。
一つの例において、ラインインタフェース回路は、通
信回線に接続するためのチップ及びリング端子と、直流
電流を供給する電源に接続するための接地及びバッテリ
端子を含む。抵抗網は、それぞれ、チップ及びリング端
子とチップ及びリング・レール間に接続されたチップ及
びリング供給抵抗を含む。抵抗網はまた、各チップ及び
リング・タップを有するチップ及びリング分圧器を含
む。交流信号供給手段は、それぞれチップ及びリング・
レールに接続されたチップ及びリング能動インピーダン
ス供給手段と、チップ及びリング・タップに接続された
入力を有する差動増幅器回路を含む。能動インピーダン
ス供給手段は、差動増幅器回路の出力からの交流信号に
応答して、交流信号結合手段が、通信回線と電話装置間
の交流信号を結合するために動作するように、所定の交
流インピーダンスで、通信回線を終端する。ラインイン
タフェース回路は、また、チップ及びリング能動抵抗制
御手段を含む直流電流供給手段を含み、接地及び電源端
子とチップ及びリング・レール間に電流を供給する。制
御手段の一方は、所定の抵抗で動作し、制御手段の他方
は、一方の制御手段の電圧差に類似する他方の制御手段
の電圧差を維持する抵抗で動作する。
別の例において、ラインインタフェース回路は、各々
がチップ及びリング・レールと各チップ及びリング能動
インピーダンス供給手段間に直列に接続されたチップ及
びリング一次巻線を有する変圧器、及び結合網を含む。
結合網は、交流信号とその反転信号を、各チップ及びリ
ング能動インピーダンス供給手段の入力に結合するよう
に動作する。結合網は、直流供給手段の公称有効動作供
給インピーダンスを形成するためのリアクティブ網を含
む。ライン回路は、直流供給手段の1つ中の電流制限に
応答する等化回路を含み、結合網の機能を修正し、通信
回線に関するハイブリッド回路の反射ロス動作特性を改
良する。
本発明によるラインインタフェース回路のさらに別の
例は、通信回線に接続するためのチップ及びリング端子
と、電源に接続するための接地及びバッテリ端子を含
む。一次抵抗網は、各チップ及びリング端子と一次チッ
プ及びリング・レール間に接続された一次チップ及びリ
ング供給抵抗と、一次チップ及びリング分圧器内の一次
チップ及びリング・タップを含む。一次差動増幅器回路
は、一次チップ及びリング・タップに接続された入力を
含み、電話装置中で使用するための監視信号を生成する
ために、これらのタップでの電圧を応答する。直流電流
供給回路は、接地及び電流端子と一次チップ及びリング
・レール間に直流供給電流を供給するためのチップ及び
リング能動抵抗制御手段を含む。二次抵抗網は、各一次
チップ及びリング・レールと二次チップ及びリング・レ
ール間に接続された二次チップ及びリング供給抵抗と、
二次チップ及びリング分圧器内の二次チップ及びリング
・タップを含む。交流信号供給手段は、各二次チップ及
びリング・レールに接続されたチップ及びリング能動イ
ンピーダンス供給手段と、二次チップ及びリング・タッ
プに接続された入力を有する差動増幅器回路を含む。能
動インピーダンス供給手段は、差動増幅器回路の出力か
らの交流信号に応答して、交流信号供給手段が通信回線
と電話装置の間の交流信号を結合するために動作するよ
うに、所定インピーダンスで通信回線を終端する。
発明の実施の形態 第1図に示されたライン回路は、チップ及びリング・
レール端子4,5を介して、チップ及びリング端子2,3とチ
ップ及びリング・レール22,23間に接続された抵抗網10
を含む。交流信号供給回路100と直流供給回路200は各
々、チップ及びリング・レール22,23により、チップ及
びリング・レール端子4,5にそれぞれ並列に接続され
る。一方、リレー切り換え接点は、リンギング・バッテ
リ(図示されていない)を、リンギング・バッテリ端子
8,9とリング・バッテリ抵抗18,19により、チップ及びリ
ング・レール端子4,5に接続するように動作する。
さらに、図示されていない保護装置又は網は、一般
に、チップ及びリング・レール端子4,5及び/又はレー
ル22,23に接続され、時々チップ及びリング端子2,3に関
連する。そのような装置は、巡回電流スパイク及び/又
はサージを交流信号供給回路100と200からバイパスし、
これらの回路の動作完全性を保証する。しかし、この機
能と、抵抗18,19によるリンギング電流供給終端の機能
は、発明に関する直接の関心事ではないために、一般の
電話ラインインタフェース回路のこれらの要素は、これ
以上論議しない。
直流供給回路200は、図示されない関連電話装置にお
いて、通常50ボルトのバッテリ等の電源に接続される。
電源は、一般に、通常バッテリと呼ばれる。直流供給回
路200は、通話バッテリと抵抗網10中のチップ及びリン
グ供給抵抗12,13の間で抵抗が調整された能動供給終端
パスを、オフフック加入者電話回線に供給するように機
能する。供給回路200は、同時に、差動交流電流を阻止
するように十分なインピーダンスを有する。電話回線
は、図示されないが、通常チップ及びリング端子2,3に
接続される。もちろん、加入者回線は、回線が開いてい
る時、オンフック条件にあり、このため実質的に電流
は、通話バッテリから引き出されない。
抵抗網10は、チップ及びリング分圧器14,15を含み、
チップ及びリング・タップ6,7を供給するために、接続
された抵抗14a,14bと15a,15bによって供給される。正常
動作において、交流信号供給回路100は、チップ及びリ
ング・タップ6と7における差動信号に応答し、逆位相
においてチップ及びリング・レール22,23を駆動し、あ
たかも電話回線があるインピーダンスで終端されたとき
のように、端子2,3においてこれらの電圧を低減させ
る。インピーダンス量は、内部インピーダンス網によっ
て決定され、実効インピーダンスは、電話回線の所望の
終端インピーダンスにより、かつ交流信号供給回路100
内の回路の応答特性によって決定される。交流信号供給
回路100は、また、関連電話装置において、図示されて
いないハイブリッド回路から交流信号を受信し、これら
をチップ及びリング・レールにより送信し、さらに、こ
れらの信号がチップ及びリング・タップ6,7に現れる
時、好ましくは縦信号を排除して、ハイブリッド回路に
信号を供給する。インピーダンス終端及び直流供給の機
能は、交流信号供給回路100と直流供給回路200によって
それぞれ別々に行われ、変動又は調整も個々に行われ、
相互間の影響は無視できる。この点が本発明の最も大き
な特徴である。
第1図のラインインタフェース回路を提供するために
適する回路構成の1つの詳細な例が、第2図に示され
る。第2図とそれに続く図において、同一の要素は、同
一のラベルによって識別される。単位数字0を含むラベ
ルを有する回路ブロックにおいて、図面間で幾らかの違
いがある。そのような回路ブロックが議論される場合、
そのような違いも同様に論議される。図においては構造
と機能の理解において必要な電源及び接地パスのみが示
される。
特に第2図を参照すると、抵抗網10は、検出器回路15
0に接続され、図に示すように接地された差動増幅器151
と関連抵抗要素152−154によって提供される。差動増幅
器151の出力158は、オンフック及びオフフック指示と、
チップ及びリング・タップ6と7に現れる差動交流信号
に対応する交流信号を供給する。通信回線に沿って導か
れた縦信号は、差動増幅器151の共通モード阻止特性だ
けでなく、またチップ及びリング供給抵抗12,13のオー
ム値の密接整合に、またチップ及びリング分圧器抵抗14
a,14bと15a,15bのオーム値の密接整合に依存する。
交流信号結合網60は、出力158とチップ及びリング能
動インピーダンス供給回路130,140間に接続される。交
流信号結合網60の機能は、一方の位相の交流駆動信号を
チップ機能インピーダンス供給回路130に、そして逆位
相の交流駆動信号をリング能動インピーダンス供給回路
140に結合することにある。交流信号結合網60はまた、
出力158とリード155間に配置されたインピーダンス網を
含み、交流信号に対する差動増幅器151に応答し、これ
によりチップ及びリング能動インピーダンス供給回路13
0,140の実効終端インピーダンスを形成する。
チップ及びリング能動インピーダンス供給回路130,14
0の各々は、2つのオプション構成の電圧フォロア構成
の一方に配置された差動増幅器131、141によって供給さ
れる。例えば、増幅器131の出力は、反転入力及びチッ
プ・レール22の接合部134にパス132を介して直接に接続
されるか、又は接合部134に抵抗133を介して接続され
る。同様に、対応の構成は、リング能動インピーダンス
供給回路140において広く使用される。抵抗オプション
が使用された時、例えば100オームの抵抗133,143は、動
作中のライン回路の機能に影響されずに、増幅器機能の
テスト観察を行う。
図面中の直流供給回路20は、第2図に詳細に示され、
チップ及びリング能動抵抗制御回路210,220と、フォロ
ア制御回路230を含む。直流供給回路200はまた、直接に
接続された電流制限制御回路240を含み、供給電流制限
制御と過電圧保護を提供するために機能する。
リング能動抵抗制御回路210は、NPN形トランジスタ21
2を有する電圧フォロア構成で接続された増幅器211を含
み、このNPN形トランジスタ212は、通話バッテリの負ポ
テンシャル−V端子とリング・レール23の間の抵抗213
と直列に接続される。分圧器は、−V端子とリング・レ
ール23間に接続された抵抗215、216,217を含み、図示さ
れるように、電圧タップ216aと219を供給する。コンデ
ンサ218は、電圧タップ219に交流接地を供給するため
に、−V端子と電圧タップ219間に接続される。抵抗214
は、電圧タップ216aと増幅器211の非反転入力端子間に
接続される。チップ能動抵抗制御回路220は、通話バッ
テリの接地端子とチップ・レール22間に、リング能動抵
抗制御回路210と類似構成で接続された類似回路要素を
含むが、この場合には、トランジスタ222はPNP形デバイ
スである。次のフォロア制御回路230は、チップ及びリ
ング・レール22,23間に直列に接続された抵抗232、233
の接合部のレール・タップに接続された非反転入力端子
を有する差動増幅器231を含む。
差動増幅器231の反転入力は、抵抗234と235の接合部
において電源タップに接合され、抵抗は、接地と−V端
子間に直列に接続される。差動増幅器231の出力は、抵
抗236を介して電圧タップ229に抵抗結合される。
これまで説明された正常機能では、チップ及びリング
能動抵抗制御回路210,220は、それぞれの分圧器の制御
の下で動作し、加入者回線がオフフック条件にある時、
抵抗の部分にはトランジスタ212,222によって直流電流
が供給され、抵抗の残りの大部分は、チップ及びリング
供給抵抗12,13によって電流が供給される。例えば、400
オーム供給抵抗を必要とする構成では、チップ及びリン
グ供給抵抗は各々、100オームであり、抵抗213,223は各
々、約20オームであり、そして約80オームの能動抵抗
が、トランジスタ212,222の各々の制御作用によって供
給される。これらの条件の下で、直流供給電流の総量
は、加入者回線の長さによって実質的に決定される。フ
ォロア制御回路230は、通常、これらの条件の下では重
要ではない。しかし、この例において、フォロア制御回
路、また、コンデンサ237,238と接合部237a,238aによ
り、増幅器222,211の非反転入力端子への容量性結合を
含む。この構成により、チップ及びリング能動抵抗制御
回路は、事実上、能動抵抗を表わさず、ラインインタフ
ェース回路が接続された加入者回線で誘導されるよう
に、縦電流に対する受動抵抗のみを有する。負フィード
バックにより、この回路は、チップ及びリング・レール
22,23について、縦交流電流に対する2共通モード仮想
接地を実現し、このため縦交流電流に対する2つの低イ
ンピーダンス・パスを実現する。
コンデンサ237と238を除去することにより、2共通モ
ード仮想接地である接合部134,144に対し、抵抗135と14
5を介して、縦電流のために低インピーダンス・パスが
達成される。整合要求は、縦平衡要求性能を満たすため
に、この場合抵抗135と145に対し行われる。このオプシ
ョン構成は、第4−7図に示されたラインインタフェー
ス回路において特に都合が良い。しかし、この説明は、
説明の便宜上第2図において行われる。
電流制限制御回路240は、−V端子に接続されたエミ
ッタ電極と、分圧器215−217のタップ216aに接続された
コレクタ電極とを有するNPNトランジスタを含み、トラ
ンシジスタ241のベース電極の大きなポテンシャルによ
り、タップ216aにおけるポテンシャルは、−V端子ポテ
ンシャルの方に引き出される。抵抗245と242に対し適切
な抵抗値を選択することにより、抵抗213の約40ミリア
ンペアの電流において、−V端子のポテンシャルよりも
0.5ボルト又はそれより小さい負電圧が、抵抗の接合部
に現れる。これにより、トランジスタ214は僅かに導通
し、接合部216aでの負荷圧を増大させる。結果として、
トランジスタ212を介した電流は制限され、リング・レ
ール23における電圧を接地の方に近づける。加入者ルー
プのリング側に沿って、どこからの接地故障によって引
き起こされたリング・レール23上の十分な電圧低減によ
って、24ボルトのツェナーダイオード243は抵抗244を介
して導通する。これは、トランジスタ241をオンにし、
トランジスタ212を殆どオフに制御する効果を有する。
通常、短い(ここでは低い抵抗を有する)ループがチッ
プ及びリング端子2,3間に接続される時、電流制限制御
回路は効果的に動作する。この場合、前述のように、電
流は、トランジスタ212において部分的に制御される。
リング・レール23における電圧シフトは、次のフォロア
制御回路230によって検知され、この制御回路は、トラ
ンジスタ222中の相補制御作用と、チップ・レール22で
の電圧の相補シフトを引き起こす。
この電流制限の使用は、交流終端問題を生じさせる。
加入差ループにおいて、大多数のループは、中距離であ
り、そのため、例えば、Bellcoreにより出版されたロー
カル・エリア・テレコミュニケーション交換システムの
一般要求事項(L.S.S.G.R.)において指定されたものに
非常に近い特性インピーダンスを示す。そのようなルー
プは、電流制限機能を動作させない。しかし、実際に、
短いループは、通常、過密な都市中心地に集中し、通常
40ミリアンペアを超える電流を引き出す。そのようなル
ープは各々、実際には、指定された特性インピーダンス
よりも低い。多年にわたって、この問題は、多数の電話
機の動作特性によって部分的に補償されてきた。この場
合サーミスタが、受信信号を減衰させるために使用さ
れ、高い供給電流では低効率の炭素マイクロホンが使用
される。ラインインタフェース回路において、二線式四
線式変換機能における伝送ハイブリッド損失が、不整合
によって低減される。即ち、側音は、固有のインピーダ
ンス整合により達成されたものよりも大きくなる。いく
つかの動作条件の下で発生する鳴音と呼ばれる振動を防
止するために、通常電子形式のハイブリッド回路を使用
することが、運営電話会社の一般的な慣行である。そこ
では、一般的なハイブリッド機能のほかに、約8〜10デ
シベルの双方向減衰を導入する。これは、典型的な電話
使用のために極めて受容可能なものである。しかし、特
殊PBX機能を用いる電話呼において、少なくとも4つの
ラインインタフェース回路が縦続されることを必要と
し、累積ロスは法外なものになる。
本発明の目的は、ラインインタフェース回路内に等化
機能を提供することにあり、これにより信号レベルは、
ラインインタフェース回路における供給電流制限機能に
より、ハイブリッド回路から独立に、短いループでのみ
低減される。
第2図において、差動信号応答と共通モード阻止は、
差動増幅器151の動作に従属する。これらの機能は、チ
ップ及びリング供給抵抗12,13を密接に整合させ、抵抗1
4a,14bと15a,15b間は同様に許容範囲内で整合すること
によって最適化される。しかし、直流供給機能は、第1
図と第2図に示すように、交流信号終端機能から分離さ
れているために、ライン回路変圧器の使用により、第3
図に示されるような抵抗網10における抵抗値の非実際的
な整合をすることなく、音声帯域交流信号終端及び直流
供給機能は高められる。
第3図におけるラインインタフェース回路は、非常に
小さなライン回路変圧器30が導入されることを除いて、
第2図に示されたものと実質的に同一である。そのよう
な変圧器は非常に小さいために、製造又は購入が安価で
あり、印刷回路基板に容易に実装される。この場合、変
圧器は、直流から完全に絶縁されるために、非常に小さ
い。図示されるように、変圧器は、それぞれ、接合部13
4とチップ・レール22の間、及び接合部144とリング・レ
ール23間に接続されたチップ及びリング一次巻線32,33
を含む。二次巻線31は、抵抗34によってショートされ、
変圧器30の皮相低周波数特性を修正する。一次巻線32,3
3は構造上非常に良く整合され、かつ一次巻線32,33の直
流抵抗は非常に低いために、二次巻線は、端子36を介し
て関連電話装置中のハイブリット回路に接続できる。コ
ンデンサ237,238を回路200から除去し、かつ一次巻線3
2,33を介して、接合部134,144における共通モード仮想
接地に対し、縦電流パスを実現するこが好ましい。
ラインインタフェース回路の技術において実現された
別の最近の問題は、ISDN基本レート周波数帯域のそのよ
うな回路の動作周波数を、少なくとも200キロヘルツに
拡張させることである。ライン信号を検出するためにチ
ップ及びリング・タップを有する回路においては、抵抗
網10中の抵抗の密接な整合をとっても、所望の動作帯域
幅を一般電話音声帯域の約2倍以上に拡張するために不
十分であることが分かった。この問題の明らかな理由
は、抵抗網10における抵抗要素の間の寄生静電容量の不
整合である。この問題に対する1つの解法は、寄生静電
容量を低域かつ整合させることであるが、この解法は、
実施が事実上不可能であるように見える。寄生静電容量
を許容する別の解法は、第4図に示されるように、ライ
ンインタフェース回路設計である。
第4図は、前の図面と同様に、交流信号供給回路10
0、直流供給回路200、及び抵抗網10を含むが、この場
合、抵抗網10は、一次抵抗網10と呼び、また二次抵抗網
110が導入される。これらの網は、それぞれ、監視回路3
00と交流信号供給回路100に接続される。
動作において、監視回路300は、一次チップ及びリン
グ供給抵抗12,13中を流れる電流によって発生された電
圧を検知することによって、オンフック及びオフフック
条件を検出する。直流供給回路200は、前の図面で議論
されたのと同様に、チップ及びリング・レール22,23、
切り換え接点16,17、チップ及びリング・レール端子4,
5、チップ及びリング一次供給抵抗12,13、チップ及びリ
ング端子2,3により、電流を通信回線(図示されていな
い)に供給するように動作する。交流信号供給回路100
は、前の図面で議論されたのと同様に、通信回線と関連
電話装置(図示されていない)中のハイブリッド回路間
に交流信号を供給するために、所定のインピーダンス終
端を供給するように動作する。
二次抵抗網110は、一次抵抗網10と同様に、100位の数
字の相違いを除いて、同様に番号を付けられた類似要素
を有する。二次チップ及びリング供給抵抗112,113は、
図示されるように、端子102ないし105により、それぞ
れ、一次チップ及びリング・レール22,23と二次チップ
及びリング・レール122,123間に接続される。二次チッ
プ及びリング・タップ106と107は、交流信号供給回路10
0に接続される。
動作において、二次チップ及びリング・タップ106と1
07における電圧は、二次チップ及びリング供給抵抗にお
ける交流電流に応答して発生される。一次抵抗網の他に
二次抵抗網及びこれらの並びに関連回路を設けたことに
よって、動作周波数は、アナログ音声帯域をかなり超え
て拡張されることができるようになった。回路200は、
前述のように、チップ及びリング・レール22,23に縦電
流のための共通モード仮想接地を実現するために、抵抗
112,113には縦電流は流れない。このため、一次又は二
次抵抗網10,110のいずれかの寄生静電容量は、回路の縦
平衡性能に負の電圧を有しない。このため静電容量整合
は、高周波数における動作に対する重要な要求事項では
ない。
第4図におけるラインインタフェース回路の1つの実
現が、第5図にさらに詳細に示される。第5図の構造と
動作は、前述の議論により、一般に自明である。しか
し、図面のいくつかの領域が、発明を明確にするために
ここで論議される。監視回路300は、主に、第2図に関
して議論された検出器回路150を含む。但し、出力158
は、関連電話装置中の監視回路にのみ接続される。交流
信号供給回路100は、出力168を有する増幅器161を含む
差動増幅器回路160によって供給され、直流フィードバ
ック・パスは、抵抗164を含み、交流フィールドバック
・パスは、コンデンサ169bを含み、図示されるように抵
抗169aが接続される。抵抗167は、ハイブリッド回路か
ら信号を受信するために、端子36の1つの、増幅器161
の反転入力端子と間に接続される。出力168は、端子36
の他の端子を介して、ハイブリッド回路に直接接続さ
れ、また、接合部139とコンデンサ136を介して、チップ
能動インピーダンス供給回路130を駆動する。リング能
動インピーダンス供給回路140は、インバータ168aとコ
ンデンサ146によって、149において駆動される。
第6図に示されたラインインタフェース回路は、第5
図に示された回路と同様であるが、等化回路170を含
む。等化回路170は、差動増幅器回路160の代わりに、ハ
イブリッド回路へ接続するための受信及び送信リードを
含む。出力168は、等化回路170によって使用され、手動
によりセットされ又は電話装置中のソフトウェアで生成
されたインピーダンス制御信号が発生された時に、利得
の程度を示す送信出力信号を生成する。チップ及びリン
グ能動インピーダンス供給回路130,140は、接合部229で
のポテンシャルによる電流制限機能の有無により、二次
タップ107と106における逆位相信号の程度に応じて駆動
される。チップ及びリング能動インピーダンス供給回路
130,140はまた、電話装置から受信された信号によっ
て、等化回路を介して駆動される。
等化回路は、第7図にさらに詳細に示される。第7図
において、要素190−198は、等化回路において可変利得
機能を提供する。オプション回路199は、以下に論議さ
れるように、第8図に等化回路を適用したものである。
この可変利得機 能は、等化回路の動作に本質的なものである。一方、要
素172−175、及び187c,187dは、2つの所定の又は指定
の通信回線特性インピーダンスの一方にラインインタフ
ェース回路を適応させるために都合の良い切換利得機能
を提供する。ここでは、等化回路の要素は省略されてい
る。
動作において、等化回路は、差動増幅器回路160(第
6図)の出力168から、コンデンサ171を介して交流信号
を受信する。この交流信号は、抵抗177と178の接合部に
印加され、これらの抵抗を介して、増幅器180と190の反
転入力端子に接続される。関連電話装置中のハイブリッ
ド回路からの受信リード上の信号は、抵抗178を介し
て、増幅器180の反転入力端子に接続される。増幅器180
の出力は、関連電話装置中のハイブリッド回路に信号を
供給するために、送信リードに接続される。この出力
は、また、抵抗184を介して、増幅器187の入力に接続さ
れる。増幅器187は、電圧フォロアとして機能し、リー
ド149(第6図)を介してリング能動インピーダンス供
給回路140を駆動し、抵抗188を介して反転増幅器189を
駆動する。増幅器189の出力は、リード139(第6図)を
介してチップ能動インピーダンス供給回路130を駆動す
る。
電流制限制御回路240中の供給電流制限作用の指示
は、第2図で前述されたように、フォロア制御回路230
を介して中継される。この指示は、接合部229から受信
され、抵抗193bとコンデンサ193cによって濾波され、任
意の交流信号成分を低減させる。また、抵抗193aを介し
て結合された交流信号成分も低減される。要素193a,193
b,193cの接合部は、増幅器193の入力に接続される。回
路要素194は、増幅器193の反転入力端子に−V端子ポテ
ンシャルの所定の電位を介して印加するように構成さ
れ、電流制限時に、増幅器193は、電流制限の程度に比
例してFET195をオンにするようなバイアスを発生する。
増幅器193は、FETの直流抵抗を駆動し、増幅器193の正
入力端子の直流電圧が増幅器193の負入力端子の一定直
流電圧に等しくなるような値にする。他方、FET抵抗の
値は、コンデンサ197と抵抗198,185を介して、増幅器18
0と182に分流される信号の量を制御し、最終的に等化機
能を実現する。
結論として、等化は、ループ長と直接的、連続的、か
つ決定的に関係するものである。これは、増幅器190に
よって受信された交流信号の反転信号を抵抗192、FET19
5を介して、コンデンサ196cと抵抗196rに比例結合する
効果を有する。このため、逆位相の交流信号は、抵抗19
8を介して増幅器180の反転入力端子で加算され、リード
168上に受信された送信リード上の送信信号の部分を効
果的に減衰させる。この減衰は、受信リードから抵抗17
8を介して結合された送信リード上の信号には何らの影
響も与えない。コンデンサ197を介して結合されたこれ
らの信号は、また、抵抗185を介して反転増幅器182の入
力端子に印加される。増幅器162の出力は、抵抗186を介
して抵抗184と増幅器187の接合部に抵抗結合される。こ
のように、抵抗184と186の抵抗比により、最終的には、
チップ及びリング能動インピーダンス供給回路130,140
により通信回線の逆位相交流供給を、所望の程度に修正
する。
スイッチ174dと187dは、それぞれ、関連抵抗173cと18
7cに接続され、ラインインタフェース回路が、インピー
ダンス制御リード175を介して制御されるように、それ
ぞれの増幅器173、187の利得を低減させ、低特性インピ
ーダンスの通信回線に対し、最適終端を供給する。この
例において、明細書の最後の表に示される要素値表は、
900オームのインピーダンスであり、一方リード175によ
るインピーダンスのオプションは、600オームのインピ
ーダンスである。
第8図に示されたラインインタフェース回路は、第6
図に示された回路と同様であるが、前述のように、例え
ば、二次抵抗網110が変圧器30のラインインタフェース
変圧器と置き換えられている。第8図と第7図を一緒に
参照すると、第7図における受信リードは、増幅器37
(第8図)を介して、関連電話装置中のハイブリッド回
路からの信号によって駆動される。増幅器37は、抵抗34
aと34bを介して一次巻線31を駆動する。このため、これ
らの信号は、二次巻線32,33を介して、チップ及びリン
グ・レール22,23に誘導的に結合される。チップ及びリ
ング・レール22,23からの信号は、同様に、変圧器30を
介して通じて誘導的に結合され、ハイブリッド回路から
の信号と共に、抵抗34bの両端の電圧として現われる。
抵抗34bのこれらの信号電圧は、増幅器38を介してハイ
ブリッド回路に結合される。このため、第7図における
等化回路においては、送信リードは接続されない。第7
図における回路199は増幅器182に出力に接続され、交流
信号は、それぞれ、チップ及びリング能動抵抗制御回路
210,220中の接合部237aと238aに供給される。
例示した実施態様の多数の変形が、前述の議論と図面
を参照して、電子回路設計分野において一般的な技術の
人々に明らかになるであろう。等化回路は、例えば上述
したように多様の先行技術のラインインタフェース回路
に適用できる。もちろん、任意の構成において、等化回
路は、すべての事例において、短い通信回線を終端させ
るラインインタフェース回路の電流制限機能に応答する
ことができる。この場合、差動的に検出された直流ライ
ン信号への応答は、電話機の動作を望ましい電流制限機
能によって補償するために変化可能である。再び、本発
明利益の1つは、電話機のサービス接続においてより小
さな減衰が必要な場合は、鳴音の保護に必要な減衰は、
理想的なハイブリッド回路性能より小さくできることに
ある。
他の利点は、等化回路をするラインインタフェース回
路を供給された加入者回線は、供給電流動作要求が小範
囲である観点から、より経済的な電話機設計ができるこ
とにある。
今までに述べられていない要素の1つは、第7図に示
された抵抗178aであり、これは、受信リードと増幅器19
0の入力間にオプション的に接続される。この抵抗178
は、ラインインタフェースが、このL.S.S.G.R.標準仕様
を満たすための機能が制限されるように、等化回路の応
答を変える以外に利点はない。等化回路の動作におい
て、この抵抗は、また、受信リードからの信号成分を低
減させ、それによって送信リードに現れる信号も低減さ
せる。このため、オプションは、関連ハイブリッド回路
の動作には有害である。
次の表において、各抵抗値は、1%以内に整合された
値を有する。以下にリストされた値は、ラインインタフ
ェース回路のプロトタイプにおいて満足されることが見
いだされた。しかし、最も実際的な実施態様において
は、大部分、集積回路形式において実行されることが期
待され、その例外は、1つ又は複数の抵抗網と容量性要
素である。そのような集積回路形式において、多くの回
路要素値は、必要の応じて変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、発明によるラインインタフェース回路のブロ
ック回路図である。 第2図は、第1図におけるラインインタフェース回路の
1つの詳細な例を示す回路図である。 第3図は、ライン変圧器を付加した、第1図又は第2図
のラインインタフェース回路を示すブロック回路図であ
る。 第4図は、本発明による別のラインインタフェース回路
のブロック回路図である。 第5図は、第4図に示されたラインインタフェース回路
の詳細ブロック回路図である。 第6図は、第4図に示されたライン回路の別の例のブロ
ック回路図である。 第7図は、第6図におけるラインインタフェース回路に
おいて使用された等化回路の1つの例を示す回路図であ
る。 第8図は、第3図に類似するラインインタフェース変圧
器を含み、かつ第7図に例示された等化回路を含むライ
ン回路の別の例のブロック回路図である。 符号の説明 6,7……チップ及びリング電圧タップ 10……一次抵抗網 12……チップ供給抵抗 13……リング供給抵抗 14,15……チップ及びタップ分圧器 100……交流信号供給回路 110……二次抵抗網 130,140……チップ及びリング機能インピーダンス供給
回路 160……差動増幅器回路 170……等化回路 200……直流供給回路 210,220……チップ及びリング能動抵抗制御回路 230……フォロア制御回路 240……電流制限制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−222626(JP,A) 特開 昭59−11060(JP,A) 特開 昭61−264951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 3/42 104 H04M 19/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ及びリング能動インピーダンス供給
    手段を含み、電話回線と電話装置間の交流信号を結合す
    るための交流信号供給回路と、 チップ及びリング能動抵抗制御手段及びフォロア制御回
    路を含み、電話回線を介して直流供給を制御するための
    直流供給回路と、 電話回線のチップリードと各能動チップ手段間を接続す
    るためのチップ供給抵抗と、電話回線のリングリードと
    各能動リング手段間を接続するためのリング供給抵抗
    と、交流信号供給回路の入力に各々接続されたチップ及
    びリング電圧タップを有するチップ及びリング分圧器と
    を含む抵抗網と、 を具備することを特徴とするラインインタフェース回
    路。
  2. 【請求項2】電話回線を介して直流供給を制御するため
    の直流供給回路と、 一次チップ及びリング供給抵抗を含み、電話回線のチッ
    プ及びリングリードと直流供給回路間を介して接続する
    ための一次抵抗網と、 電話回線と電話装置間の交流信号を結合するための交流
    信号供給回路と、 交流信号供給回路と各一次チップ及びリング供給抵抗間
    に接続された二次チップ及びリング供給抵抗を含み、さ
    らに交流信号供給回路の差動入力に接続されたチップ及
    びリング・タップを有する二次チップ及びリング分圧器
    を含む二次抵抗網とを具備し、 これによって、一次チップ及びリング供給抵抗は、電話
    回線を流れる電流の総てを運び、二次チップ及びリング
    供給抵抗は、電話回線を流れる直流以外の交流成分を制
    限することを特徴とするラインインタフェース回路。
  3. 【請求項3】二線式通信回線を終端し、通信回線とハイ
    ブリット回路間に交流信号を結合するためのラインイン
    タフェース回路において、 通信回線に接続するためのチップ及びリング端子と、 供給電源に接続するための接地及びバッテリ端子と、 チップ及びリング・レールと、 チップ及びリング端子と各チップ及びリング・レール間
    に接続されたチップ及びリング供給抵抗と、チップ及び
    リング分圧器を有するチップ及びリング・タップとを含
    む抵抗網と、 チップ及びリング・タップに接続された入力、及び出力
    を含む差動増幅器回路と、 出力と差動増幅器回路の反転入力間に接続された交流フ
    ィールドバック・パスと、 各々が入力と出力を有するチップ及びリング増幅器と、 チップ及びリング一次巻線と、二次巻線とを含み、その
    チップ一次巻線は、チップ・レールとチップ増幅器の出
    力間に接続され、そのリング一次巻線は、リング・レー
    ルとリング増幅器の出力間の接続され、その二次巻線
    は、ハイブリッド回路に接続された変圧器と、 交流信号を差動増幅器回路の出力からチップ及びリング
    増幅器の一方の入力に結合し、かつ前記交流信号の反転
    信号を前記チップ及びリング増幅器の他方の入力に結合
    するための結合網と、 チップ及びリング能動抵抗制御手段及びフォロア制御回
    路を含み、接地及び電源端子と各チップ及びリング・レ
    ール間に直流を供給し、一方、チップ及リング・レール
    に現れる差動交流電圧に関する電流を実質的に排除する
    ための直流供給回路と、 前記チップ及びリング直流制御手段を流れる電流のコン
    ダクタンスを制限するための電流制限制御手段と、 を具備することを特徴とするラインインタフェース回
    路。
  4. 【請求項4】二線式通信回線と遠隔通信装置をインタフ
    ェースするための方法において、 チップ及びリング供給抵抗とチップ及びリング・分圧器
    上のチップ及びリング・タップとを含む抵抗網を供給
    し、 チップ及びリング能動抵抗制御手段及びフォロア制御回
    路を含む直流供給回路によって、制御手段とチップ及び
    リング供給抵抗を介して、通信回線を流れる直流電流の
    供給を制御し、 チップ及びリング・タップに現れる信号の信号表示を遠
    隔通信装置に結合し、 チップ及びリング・タップに現れる差動交流信号に応答
    して逆位相で通信回線に差動的に供給し、交流信号供給
    回路を介して、遠隔通信装置からの交流信号に応答して
    通信回線に差動的に供給し、 これにより、通信回線は、直流供給の制御動作に関する
    抵抗から実質的に独立した交流インピーダンスで終端さ
    れることを特徴とする二線式通信回線と遠隔通信装置を
    インタフェースするための方法。
  5. 【請求項5】二線式通信回線と遠隔通信装置とインタフ
    ェースするための方法において、 チップ及びリング分圧器中にチップ及びリング供給抵抗
    とチップ及びリング・タップとを各々含み、そのチップ
    供給抵抗は直列に接続され、そのリング供給抵抗は直列
    に接続される一次及び二次抵抗網を供給し、 抵抗供給手段および一次抵抗網のチップ及びリング供給
    抵抗を介して、通信回線を流れる直流供給を制御し、 二次抵抗網のチップ及びリング・タップに現れる信号の
    信号表示を遠隔通信装置に結合し、 二次抵抗網のチップ及びリング・タップに現れる差動交
    流信号と、遠隔通信装置からの交流信号とに応答して、
    前記交流信号と逆位相に電流を通信回線に差動的に供給
    し、 これにより、通信回線は、直流供給の制御動作に関する
    抵抗から実質的に独立した交流インピーダンスで終端さ
    れることを特徴とする二線式通信回線と遠隔通信装置を
    インタフェースするための方法。
  6. 【請求項6】二線式通信回線の動作のための電流を供給
    し、かつ通信回線と電話装置に交流信号を結合するため
    のラインインタフェース回路において、 通信回線と接続するためのチップ及びリング端子と、 直流供給源に接続するための接地及びバッテリ端子と、 チップ及びリング・レールと、 チップ及びリング端子とチップ及びリング・レール間に
    それぞれ接続されたチップ及びリング供給抵抗と、チッ
    プ・レールとリング端子間に接続されかつチップ・タッ
    プを含むチップ分圧器と、リング・レールとチップ端子
    間に接続されかつリング・タップを含むリング分圧器と
    を含む抵抗網と、 それぞれ、チップ及びリング・レールに接続されたチッ
    プ及びリング能動インピーダンス供給手段と、チップ及
    びリング・タップに接続された入力と、チップ及びリン
    グ能動インピーダンス供給手段の動作のために、通信回
    線上の差動信号に応答して、交流信号を供給するための
    出力とを有する差動増幅器回路とを含み、通信回路と電
    話装置間で交流信号を結合するために動作する交流信号
    手段と、 接地及び電源端子とチップ及びリング・レール間に直流
    電流を供給するためのチップ及びリング能動抵抗制御手
    段及びフォロア制御手段を含む直流供給手段を具備し、 前記チップ及びリング能動抵抗制御手段の一方は、所定
    の抵抗として動作し、一方、前記チップ及びリング能動
    抵抗制御手段の他方は、一方の能動抵抗制御手段の電圧
    差に類似する前記他方の能動抵抗制御手段の電圧差を維
    持する抵抗として動作することを特徴とするラインイン
    タフェース回路。
  7. 【請求項7】二線式通信回線を終端し、通信回路線と電
    話装置間で交流信号を結合するためのラインインタフェ
    ース回路において、 通信回線と出力するためのチップ及びリング端子と、 電源に接続するための接地及びバッテリ端子と、 一次チップ及びリング・レールと、 チップ及びリング端子と一次チップ及びリング・レール
    間にそれぞれ接続された一次チップ及びリング供給抵抗
    と、一次チップ及びリング分圧器内の一次チップ及びリ
    ング・タップとを含み一次抵抗網と、 一次チップ及びリング・タップを接続すると入力と、出
    力とを含み、電話装置中で使用される監視信号を生成す
    るために、一次チップ及びリング・タップに現れるポテ
    ンシャルに応答する一次差動増幅器回路と、 接地及び電源端子と一次チップ及びリング・レール間に
    直流電流を供給するためのチップ及びリング能動抵抗制
    御手段を含み、前記制御手段の一方は、所定の抵抗で動
    作し、前記制御手段の他方は、前記一方の制御手段の電
    圧差に類似する前記他方の制御手段の電圧差を維持する
    抵抗で動作する直流供給手段と、 二次チップ及びリング・レールと、 各二次チップ及びリング・レールと一次チップ及びリン
    グ・レール間に接続された二次チップ及びリング供給抵
    抗と、二次チップ及びリング分圧器内の二次チップ及び
    リング・タップとを含む二次抵抗網と、 各二次チップ及びリング・レールに接続されたチップ及
    びリング能動インピーダンス供給手段と、二次チップ及
    びリング・タップに結合された入力、及び通信回線にお
    ける差動信号に応答して、チップ及びリング能動インピ
    ーダンス供給手段を動作させる交流信号を供給するため
    の出力を有する差動増幅器回路とを含む交流信号結合手
    段を具備し、通信回線と電話装置間の交流信号を結合す
    るように動作することを特徴とするラインインターフェ
    ース回路。
  8. 【請求項8】通信回線と関連電話装置の間の交流信号を
    結合するためのラインインタフェース回路において、 通信回線中の差動交流電流に応答して、所定のインピー
    ダンスを有する通信回線を終端させるように動作するチ
    ップ及びリング増幅器と、 チップ及びリング能動抵抗制御手段及びフォロア制御回
    路を含み、電話回線を介して直流供給を制御するための
    直流供給回路と、 直流電流が所定の範囲を超えた場合に、通信回線中の直
    流電流の供給を制御するように動作する電流制限装置
    と、 前記電流が制限された場合に、前記記差動交流電流の応
    答を修正し、それによって終端インピーダンスの所定の
    インピーダンスから変化するようにする等化回路と、 を備えたことを特徴とするラインインタフェース回路。
  9. 【請求項9】二線式通信回線のチップ及びリングリード
    を終端させるための方法において、 a)チップ及びリング・レール間に直列に接続されたチ
    ップ及びリング抵抗と、チップ及びリング分圧器中にチ
    ップ及びリング・タップを含む抵抗網を供給し、 b)チップ及びリング能動抵抗制御手段及びフォロア制
    御回路を含む電話回線を介して直流供給を制御するため
    の直流供給回路によって、バッテリ電源、チップ及びリ
    ング・レール、抵抗、並びにチップ及びリングリードを
    介して、差動交流を排除して直流電流の供給を制御し、 c)チップ及びリング抵抗中の差動電流に応答してチッ
    プ及びリング・タップに発生した差動電圧に応じて、供
    給手段を介して、チップ及びリング抵抗のオーム値の合
    計に相応する量だけ通信回線の特性インピーダンスより
    も小さなインピーダンスで、チップ及びリング・レール
    を能動的に終端することを特徴とする二線式通信回線の
    チップ及びリングリードを終端させるための方法。
  10. 【請求項10】二線式通信回線の第1及び第2リードを
    終端させるための方法において、 a)第1及び第2リードと一次チップ及びリング・レー
    ル間に直列に連続された一次チップ及びリング抵抗を含
    み、かつ一次チップ及びリング分圧器中に一次チップ及
    びリング・タップを含む一次抵抗網を供給し、 b)一次チップ及びリング・レールと二次チップ及びリ
    ング・レール間に直列に接続された二次チップ及びリン
    グ抵抗を含み、かつ二次チップ及びリング分圧器中に二
    次チップ及びリング・タップを含む二次抵抗網を供給
    し、 c)一次チップ及びリング・レールと抵抗と第1及び第
    2リードを介して、差動交流を排除して、直流電流の供
    給を制御し、 d)二次チップ及びリング抵抗中の差動電流に応答して
    二次チップ及びリング・タップに発生した差動電圧に応
    じて、一次及び二次チップ及びリング抵抗のオーム値の
    合計に相応する量だけ通信回線の特性インピーダンスよ
    りも小さなインピーダンスで、二次チップ及びリング・
    レールを能動的に終端させることを特徴とする二線式通
    信回線の第1及び第2リードを終端させるための方法。
  11. 【請求項11】二線式通信回線を終端させ、かつ通信回
    線とハイブリッド回路間に交流信号を結合させるための
    ラインインタフェース回路において、 通信回線に接続するためのチップ及びリング端子と、 電源を接続するための接地及びバッテリ端子と、 一次チップ及びリング・レートと、 チップ及びリング端子と各一次チップ及びリング・レー
    ル間に接続されたチップ及びリング供給抵抗と、一次チ
    ップ及びリング分圧器内の一次チップ及びリング・タッ
    プとを含む一次抵抗網と、 一次チップ及びリング・タップに接続された入力と、出
    力とを含み、監視信号を生成するために一次チップ及び
    リング・タップに現れるポテンシャルに応答する一次差
    動増幅器回路と、 接地及び電源端子と各一次チップ及びリング・レール間
    に直流電流を供給し、一次チップ及びリング・レールに
    現れる差動交流電圧に関連する電流を実質的に排除する
    ためのチップ及びリング直流制御手段と、 前記チップ及びリング直流制御手段を流れる電流のコン
    ダクタンスを制限するための電流制限制御手段と、 二次チップ及びリング・レールと、 各二次チップ及びリング・レールと一次チップ及びリン
    グ・レール間に接続された二次チップ及びリング供給抵
    抗と、二次チップ及びリング分圧器内の二次チップ及び
    リング・タップとを含む二次抵抗網と、 二次チップ及びリング・タップに接続された入力、交流
    及び直流フィールドバック・パスを有するフィールドバ
    ック網及び出力を含み、前記フィールバック網の入力の
    1つはハイブリッド回路に接続され、前記出力はハイブ
    リッド回路に接続される二次差動増幅器回路と、 入力と出力を各々有し、出力は、それぞれ二次チップ又
    はリング・レールの一つに接続されるチップ及びリング
    増幅器と、 二次差動増幅器の出力からチップ及びリング増幅器の一
    方の入力に交流信号を結合し、かつ前記交流信号の反転
    信号を他方のチップ及びリング増幅器に入力に結合する
    ための結合網と、 を具備することを特徴とするラインインタフェース回
    路。
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