JPH06183853A - セラミックスと鉄鋼材料との接合体 - Google Patents
セラミックスと鉄鋼材料との接合体Info
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- JPH06183853A JPH06183853A JP35386892A JP35386892A JPH06183853A JP H06183853 A JPH06183853 A JP H06183853A JP 35386892 A JP35386892 A JP 35386892A JP 35386892 A JP35386892 A JP 35386892A JP H06183853 A JPH06183853 A JP H06183853A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、低摩擦係数を有するセラミックス
と鉄鋼材料とを高強度に接合することができるセラミッ
クスと鉄鋼材料との接合体を提供する。 【構成】 本発明は、Siを含む非酸化物セラミックス
を母相とし、その中にFeの金属、Feの酸化物及び珪
化物の化合物のうち1種以上が分散している低摩擦セラ
ミックスと、鉄鋼材料とが直接接合する。低摩擦セラミ
ックスと鉄鋼材料とを低圧で且つ接合温度を鉄鋼材料の
融点以下に設定して直接接合することができ、接合部の
強度はエンジン部品等に使用できる十分な強度を有し、
且つ低い摩擦係数にありながら強度は無添加のものと同
等であるか、或いはそれ以上の強度を有するものとな
る。
と鉄鋼材料とを高強度に接合することができるセラミッ
クスと鉄鋼材料との接合体を提供する。 【構成】 本発明は、Siを含む非酸化物セラミックス
を母相とし、その中にFeの金属、Feの酸化物及び珪
化物の化合物のうち1種以上が分散している低摩擦セラ
ミックスと、鉄鋼材料とが直接接合する。低摩擦セラミ
ックスと鉄鋼材料とを低圧で且つ接合温度を鉄鋼材料の
融点以下に設定して直接接合することができ、接合部の
強度はエンジン部品等に使用できる十分な強度を有し、
且つ低い摩擦係数にありながら強度は無添加のものと同
等であるか、或いはそれ以上の強度を有するものとな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Siを含む非酸化物
セラミックスを母相とする低摩擦セラミックスに関す
る。
セラミックスを母相とする低摩擦セラミックスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、炭化ケイ素SiC、窒化硼素BN
を窒化ケイ素Si3 N4 中に分散させて摩擦係数を低減
するものは、例えば、特開昭59−30769号公報に
開示されている。また、焼結助剤として、Fe3 O4 等
の鉄Feの酸化物を添加した窒化ケイ素Si3 N4 は、
例えば、特開昭58−64268号公報、特開昭59−
88374号公報、特開昭61−72685号公報等に
開示されている。
を窒化ケイ素Si3 N4 中に分散させて摩擦係数を低減
するものは、例えば、特開昭59−30769号公報に
開示されている。また、焼結助剤として、Fe3 O4 等
の鉄Feの酸化物を添加した窒化ケイ素Si3 N4 は、
例えば、特開昭58−64268号公報、特開昭59−
88374号公報、特開昭61−72685号公報等に
開示されている。
【0003】また、窒化ケイ素と金属とを接合する方法
として、窒化ケイ素と金属との間に、軟質金属、酸化物
等を介在させて接合する方法がある。或いは、窒化ケイ
素と金属とを、高温、高圧の下で直接接合する方法があ
る。
として、窒化ケイ素と金属との間に、軟質金属、酸化物
等を介在させて接合する方法がある。或いは、窒化ケイ
素と金属とを、高温、高圧の下で直接接合する方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、窒化ケ
イ素と金属との間に軟質金属、酸化物等を介在させて接
合する方法は、高温での接合強度は期待できず、その接
合体をエンジン部品に適用するには十分な強度を確保で
きないものである。また、窒化ケイ素と金属とを高温、
高圧の下で直接接合する方法は、母材の変形により、製
品の寸法精度を保持することができず、その接合体をエ
ンジン部品に適用することはできない。
イ素と金属との間に軟質金属、酸化物等を介在させて接
合する方法は、高温での接合強度は期待できず、その接
合体をエンジン部品に適用するには十分な強度を確保で
きないものである。また、窒化ケイ素と金属とを高温、
高圧の下で直接接合する方法は、母材の変形により、製
品の寸法精度を保持することができず、その接合体をエ
ンジン部品に適用することはできない。
【0005】また、窒化ケイ素のセラミックスについて
は、低い摩擦係数を持つものが望まれている。一般に、
Si3 N4 中に、炭化ケイ素、窒化ホウ素或いは酸化物
を分散させた場合には、結合界面での反応性に乏しく、
材料自体の強度が低下し、好ましくはない。また、上記
公報に開示されているように、焼結助剤としてFe3O
4 等の鉄の酸化物を添加したものでは、該酸化量が少な
く、また低摩擦の特性を得ることができない。
は、低い摩擦係数を持つものが望まれている。一般に、
Si3 N4 中に、炭化ケイ素、窒化ホウ素或いは酸化物
を分散させた場合には、結合界面での反応性に乏しく、
材料自体の強度が低下し、好ましくはない。また、上記
公報に開示されているように、焼結助剤としてFe3O
4 等の鉄の酸化物を添加したものでは、該酸化量が少な
く、また低摩擦の特性を得ることができない。
【0006】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、炭化ケイ素SiC、窒化ケイ素S
i3 N4 、炭化ケイ素と窒化ケイ素の複合材、サイアロ
ンSi−Al−O−N、Si−O−N等のSiを含む非
酸化物セラミックスを低い摩擦係数を持つセラミックス
にするために、FeO,Fe2 O3 ,Fe3 O4 等のF
eの酸化物をSiを含む非酸化物セラミックスの母相中
に所定量添加し、その鉄酸化物を母相中に分散させるこ
とによって、オイルとの吸着性を向上させ、低い摩擦係
数で且つ高い強度を持つ低摩擦セラミックスを作製し、
その低摩擦セラミックスと鉄鋼材料とを強力に直接接合
したセラミックスと鉄鋼材料との接合体を提供すること
である。
解決することであり、炭化ケイ素SiC、窒化ケイ素S
i3 N4 、炭化ケイ素と窒化ケイ素の複合材、サイアロ
ンSi−Al−O−N、Si−O−N等のSiを含む非
酸化物セラミックスを低い摩擦係数を持つセラミックス
にするために、FeO,Fe2 O3 ,Fe3 O4 等のF
eの酸化物をSiを含む非酸化物セラミックスの母相中
に所定量添加し、その鉄酸化物を母相中に分散させるこ
とによって、オイルとの吸着性を向上させ、低い摩擦係
数で且つ高い強度を持つ低摩擦セラミックスを作製し、
その低摩擦セラミックスと鉄鋼材料とを強力に直接接合
したセラミックスと鉄鋼材料との接合体を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、Siを含む非酸化物セラミックスを母相と
し、その中にFeの金属、Feの酸化物及び珪化物の化
合物のうち1種以上が分散しているセラミックスと、鉄
鋼材料とが直接接合していることを特徴とするセラミッ
クスと鉄鋼材料との接合体に関する。ここで、Siを含
む非酸化物セラミックスとしては、炭化ケイ素SiC、
窒化ケイ素Si3N4 、炭化ケイ素と窒化ケイ素の複合
材、サイアロンSi−Al−O−N、Si−O−Nがあ
る。
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、Siを含む非酸化物セラミックスを母相と
し、その中にFeの金属、Feの酸化物及び珪化物の化
合物のうち1種以上が分散しているセラミックスと、鉄
鋼材料とが直接接合していることを特徴とするセラミッ
クスと鉄鋼材料との接合体に関する。ここで、Siを含
む非酸化物セラミックスとしては、炭化ケイ素SiC、
窒化ケイ素Si3N4 、炭化ケイ素と窒化ケイ素の複合
材、サイアロンSi−Al−O−N、Si−O−Nがあ
る。
【0008】また、このセラミックスと鉄鋼材料との接
合体において、前記Siを含む非酸化物セラミックス
は、Si3 N4 及びSiCのうちいずれかである。
合体において、前記Siを含む非酸化物セラミックス
は、Si3 N4 及びSiCのうちいずれかである。
【0009】また、このセラミックスと鉄鋼材料との接
合体において、前記セラミックスの金属又はFeの化合
物のサイズは、10μm以下である。
合体において、前記セラミックスの金属又はFeの化合
物のサイズは、10μm以下である。
【0010】また、このセラミックスと鉄鋼材料との接
合体において、前記セラミックスの金属又はその化合物
が酸化物に換算して、5wt%〜40wt%程度含まれ
ているものである。
合体において、前記セラミックスの金属又はその化合物
が酸化物に換算して、5wt%〜40wt%程度含まれ
ているものである。
【0011】
【作用】この発明によるセラミックスと鉄鋼材料との接
合体は、上記のように構成されており、次のように作用
する。即ち、このセラミックスと鉄鋼材料との接合体
は、Siを含む非酸化物セラミックスを母相とし、その
中にFeの金属又はFeの化合物が分散しているセラミ
ックスであり、該セラミックスは従来の窒化ケイ素に比
較して低い摩擦係数を示し、その低摩擦セラミックスと
鉄鋼材料とを低圧で且つ接合温度を鉄鋼材料の融点以下
に設定して直接接合することができ、しかも接合部の強
度はエンジン部品等に使用できる十分な強度を有し、且
つ低い摩擦係数にありながら強度は無添加のものと同等
であるか、或いはそれ以上の強度を有するものとなり、
エンジン部品等に使用できる十分な強度を確保できる。
合体は、上記のように構成されており、次のように作用
する。即ち、このセラミックスと鉄鋼材料との接合体
は、Siを含む非酸化物セラミックスを母相とし、その
中にFeの金属又はFeの化合物が分散しているセラミ
ックスであり、該セラミックスは従来の窒化ケイ素に比
較して低い摩擦係数を示し、その低摩擦セラミックスと
鉄鋼材料とを低圧で且つ接合温度を鉄鋼材料の融点以下
に設定して直接接合することができ、しかも接合部の強
度はエンジン部品等に使用できる十分な強度を有し、且
つ低い摩擦係数にありながら強度は無添加のものと同等
であるか、或いはそれ以上の強度を有するものとなり、
エンジン部品等に使用できる十分な強度を確保できる。
【0012】また、上記セラミックスは、FeO,Fe
2 O3 ,Fe3 O4 等のFeの酸化物を添加原料として
Siを含む非酸化物セラミックスの母相中に、酸化物に
換算して5wt%〜40wt%分散させることによっ
て、オイルとの吸着性を良好にして低い摩擦係数で且つ
高い強度を維持したSiを含む非酸化物セラミックスと
鉄の化合物との複合材を得ることができる。
2 O3 ,Fe3 O4 等のFeの酸化物を添加原料として
Siを含む非酸化物セラミックスの母相中に、酸化物に
換算して5wt%〜40wt%分散させることによっ
て、オイルとの吸着性を良好にして低い摩擦係数で且つ
高い強度を維持したSiを含む非酸化物セラミックスと
鉄の化合物との複合材を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明によるセラミックスと鉄鋼材
料との接合体の実施例を、図面を参照して説明する。図
1はこの接合体の鉄酸化物の添加量に対する接合強度を
示すグラフ、図2はこの接合体の温度に対する接合強度
を示すグラフ、及び図3はこの接合体の鉄酸化物の添加
量に対する4点曲げ平均強度の関係を示すグラフであ
る。
料との接合体の実施例を、図面を参照して説明する。図
1はこの接合体の鉄酸化物の添加量に対する接合強度を
示すグラフ、図2はこの接合体の温度に対する接合強度
を示すグラフ、及び図3はこの接合体の鉄酸化物の添加
量に対する4点曲げ平均強度の関係を示すグラフであ
る。
【0014】このセラミックスと鉄鋼材料との接合体
は、炭化ケイ素SiC、窒化ケイ素Si3 N4 、炭化ケ
イ素と窒化ケイ素の複合材、サイアロンSi−Al−O
−N、Si−O−NのSiを含む非酸化物セラミックス
を、強度を劣化させることなく、低い摩擦係数のセラミ
ックスを作製し、そのセラミックスと鉄鋼材料とを低
温、低圧で直接接合することである。即ち、Siを含む
非酸化物セラミックスを母相とし、その中にFeの金
属、Feの酸化物及びFeの珪化物の化合物のうち1種
以上が分散しているセラミックスと鉄鋼材料とを直接接
合したものである。
は、炭化ケイ素SiC、窒化ケイ素Si3 N4 、炭化ケ
イ素と窒化ケイ素の複合材、サイアロンSi−Al−O
−N、Si−O−NのSiを含む非酸化物セラミックス
を、強度を劣化させることなく、低い摩擦係数のセラミ
ックスを作製し、そのセラミックスと鉄鋼材料とを低
温、低圧で直接接合することである。即ち、Siを含む
非酸化物セラミックスを母相とし、その中にFeの金
属、Feの酸化物及びFeの珪化物の化合物のうち1種
以上が分散しているセラミックスと鉄鋼材料とを直接接
合したものである。
【0015】また、この接合体において、Siを含む非
酸化物セラミックスは、Si3 N4及びSiCのうちい
ずれかであることが好ましいものである。また、セラミ
ックスに含有されるFeの金属又はFeの化合物のサイ
ズは、10μm以下であることが好ましいものである。
更に、セラミックスに含有されるFeの金属又はFeの
化合物が、Feの酸化物FeO,Fe2 O3 ,Fe3 O
4 に換算して、5wt%〜40wt%程度含まれている
ことが接合強度を余り低下させず、好ましいものであ
る。
酸化物セラミックスは、Si3 N4及びSiCのうちい
ずれかであることが好ましいものである。また、セラミ
ックスに含有されるFeの金属又はFeの化合物のサイ
ズは、10μm以下であることが好ましいものである。
更に、セラミックスに含有されるFeの金属又はFeの
化合物が、Feの酸化物FeO,Fe2 O3 ,Fe3 O
4 に換算して、5wt%〜40wt%程度含まれている
ことが接合強度を余り低下させず、好ましいものであ
る。
【0016】この発明によるセラミックスと鉄鋼材料と
の接合体は、次のようにして作製することができる。ま
ず、この発明のセラミックスと鉄鋼材料との接合体を製
造する実施例1として、次のような工程で接合体を作製
した。
の接合体は、次のようにして作製することができる。ま
ず、この発明のセラミックスと鉄鋼材料との接合体を製
造する実施例1として、次のような工程で接合体を作製
した。
【0017】実施例1として、鉄鋼材料と接合するため
のセラミックスの製造方法において、まず、Si
3 N4 、Al2 O3 及びY2 O3 を次の比率で配合す
る。Si3 N4 :Al2 O3 :Y2 O3 =90:5:5
の比率で配合する。この総重量に対してFeの酸化物即
ちFeO,Fe2 O3 ,Fe3 O4 を所定量加え、メタ
ノール、バインダと共に、ボールミルにて約24時間混
合して混合物を作った後、該混合物をスプレードライヤ
によって造粒処理を行なって粒状物を作った。この時、
Feの酸化物の添加量を種々に変更して種々の粒状物を
作った。
のセラミックスの製造方法において、まず、Si
3 N4 、Al2 O3 及びY2 O3 を次の比率で配合す
る。Si3 N4 :Al2 O3 :Y2 O3 =90:5:5
の比率で配合する。この総重量に対してFeの酸化物即
ちFeO,Fe2 O3 ,Fe3 O4 を所定量加え、メタ
ノール、バインダと共に、ボールミルにて約24時間混
合して混合物を作った後、該混合物をスプレードライヤ
によって造粒処理を行なって粒状物を作った。この時、
Feの酸化物の添加量を種々に変更して種々の粒状物を
作った。
【0018】次いで、造粒処理したこれらの粒状物を、
まず、25×20×100mmの内寸とした金型内で予
備成形した後、予備成形体をCIPによって約2000
kgf/cm2 の圧力によって直方体の種々の成形体を
得た。これらの成形体を脱脂した後に、これらの脱脂成
形体を9.3MPaのN2 雰囲気中で、最高温度200
0℃まで加熱焼成して緻密な種々の焼結体を得た。上記
の工程を経て作製したこれらの焼結体を、強度試験を行
なうため、研削し、研磨して16×10×70mmの強
度試験用テストピースとして種々のセラミックス試験片
を作製した。
まず、25×20×100mmの内寸とした金型内で予
備成形した後、予備成形体をCIPによって約2000
kgf/cm2 の圧力によって直方体の種々の成形体を
得た。これらの成形体を脱脂した後に、これらの脱脂成
形体を9.3MPaのN2 雰囲気中で、最高温度200
0℃まで加熱焼成して緻密な種々の焼結体を得た。上記
の工程を経て作製したこれらの焼結体を、強度試験を行
なうため、研削し、研磨して16×10×70mmの強
度試験用テストピースとして種々のセラミックス試験片
を作製した。
【0019】一方、上記セラミックスに接合する相手材
は、カーボン含有量が25の鋼であるS25C及びクロ
ム・モリブデン鋼であるSCM420の鉄鋼材料を使用
し、該鉄鋼材料を上記セラミックス試験片と同寸法の鉄
鋼試験片に加工した。
は、カーボン含有量が25の鋼であるS25C及びクロ
ム・モリブデン鋼であるSCM420の鉄鋼材料を使用
し、該鉄鋼材料を上記セラミックス試験片と同寸法の鉄
鋼試験片に加工した。
【0020】そこで、セラミックス試験片と鉄鋼試験片
の接合面を研磨した後、セラミックス試験片と鉄鋼試験
片との各研磨面を互いに当接させた状態で真空炉内に設
置した。セラミックス試験片と鉄鋼試験片とに加えた荷
重は、40g/mm2 とした。更に、セラミックス試験
片と鉄鋼試験片との接合は、接合温度1100℃であ
り、接合時間は2時間であり、炉内圧力は1×10- 6
Pa以下の条件で行なった。また、接合体の寸法は、接
合前に比べて変化は認められなかった。
の接合面を研磨した後、セラミックス試験片と鉄鋼試験
片との各研磨面を互いに当接させた状態で真空炉内に設
置した。セラミックス試験片と鉄鋼試験片とに加えた荷
重は、40g/mm2 とした。更に、セラミックス試験
片と鉄鋼試験片との接合は、接合温度1100℃であ
り、接合時間は2時間であり、炉内圧力は1×10- 6
Pa以下の条件で行なった。また、接合体の寸法は、接
合前に比べて変化は認められなかった。
【0021】図1に示すグラフは、これらのセラミック
スと鉄鋼材料との接合体について、Si3 N4 の母相中
のFe酸化物の添加量を変えた場合の接合体の引張強度
を示している。横軸がFe酸化物の添加量wt%を示
し、縦軸に接合強度MPaを示している。このグラフか
ら分かるように、Si3 N4 の母相中のFe酸化物の添
加量が増加するに従って接合体の強度が高くなってい
る。また、Fe酸化物を添加しないSi3 N4 と鉄鋼材
料との接合はできなかった。
スと鉄鋼材料との接合体について、Si3 N4 の母相中
のFe酸化物の添加量を変えた場合の接合体の引張強度
を示している。横軸がFe酸化物の添加量wt%を示
し、縦軸に接合強度MPaを示している。このグラフか
ら分かるように、Si3 N4 の母相中のFe酸化物の添
加量が増加するに従って接合体の強度が高くなってい
る。また、Fe酸化物を添加しないSi3 N4 と鉄鋼材
料との接合はできなかった。
【0022】図2に示すグラフは、Fe酸化物の添加量
が50wt%の接合体と、Fe酸化物の添加量が10w
t%の接合体とについての温度に対する接合強度をそれ
ぞれ示している。横軸が試験温度℃を示し、縦軸に接合
強度MPaを示している。このグラフから分かるよう
に、両者とも800℃までは強度の低下現象は生じなか
った。
が50wt%の接合体と、Fe酸化物の添加量が10w
t%の接合体とについての温度に対する接合強度をそれ
ぞれ示している。横軸が試験温度℃を示し、縦軸に接合
強度MPaを示している。このグラフから分かるよう
に、両者とも800℃までは強度の低下現象は生じなか
った。
【0023】上記の強度試験用テストピースから3×4
×40の4点曲げ強度試験用テストピースを切り出し、
それらの強度試験用テストピースの強度測定を行なっ
た。結果を図3に示す。図3のグラフは、これらの接合
体のFe酸化物の添加量に対する4点曲げ平均強度の関
係を示している。横軸がFe酸化物の添加量wt%を示
し、縦軸に4点曲げ平均強度MPaを示している。グラ
フから分かるように、Fe酸化物の添加量10wt%ま
では、Fe酸化物を添加しない0wt%添加のSi3 N
4 に比べても強度は同等か或いはそれ以上の強度を有し
ていることが確認された。更に、Fe酸化物の添加量を
増加させた接合体は、強度が低下することが分かる。
×40の4点曲げ強度試験用テストピースを切り出し、
それらの強度試験用テストピースの強度測定を行なっ
た。結果を図3に示す。図3のグラフは、これらの接合
体のFe酸化物の添加量に対する4点曲げ平均強度の関
係を示している。横軸がFe酸化物の添加量wt%を示
し、縦軸に4点曲げ平均強度MPaを示している。グラ
フから分かるように、Fe酸化物の添加量10wt%ま
では、Fe酸化物を添加しない0wt%添加のSi3 N
4 に比べても強度は同等か或いはそれ以上の強度を有し
ていることが確認された。更に、Fe酸化物の添加量を
増加させた接合体は、強度が低下することが分かる。
【0024】更に、Fe酸化物の添加量10wt%を含
有する接合体についての組織を、SEM(Scanning Ele
ctron Microscopy)で観察したところ、Feを含んだ部
分は固溶せずに分散した状態で存在していることが確認
できた。接合体には、気孔はほぼ認められず、結晶粒子
の成長がFeの酸化物によって抑制され、微細で且つ均
一となっていることが確認された。このような接合体の
組織は、グリフィスの関係式から考慮すると、接合体を
高強度にするのに有利と考えられる。更に、Fe酸化物
の添加量を増加させた接合体の組織を観察したところ、
酸化物の凝集が認められ、その凝集領域に気孔が残存し
ており、それが破壊の起点になって強度が低下したもの
と考えられる。従って、セラミックスと鉄鋼材料との接
合部の強度を確保するには、Fe酸化物の添加量に限界
があることが確認できた。例えば、エンジン部品等で要
求される強度を確保するには、Fe酸化物の添加量は、
5wt%〜40wt%の範囲であることが好ましいこと
が確認できた。
有する接合体についての組織を、SEM(Scanning Ele
ctron Microscopy)で観察したところ、Feを含んだ部
分は固溶せずに分散した状態で存在していることが確認
できた。接合体には、気孔はほぼ認められず、結晶粒子
の成長がFeの酸化物によって抑制され、微細で且つ均
一となっていることが確認された。このような接合体の
組織は、グリフィスの関係式から考慮すると、接合体を
高強度にするのに有利と考えられる。更に、Fe酸化物
の添加量を増加させた接合体の組織を観察したところ、
酸化物の凝集が認められ、その凝集領域に気孔が残存し
ており、それが破壊の起点になって強度が低下したもの
と考えられる。従って、セラミックスと鉄鋼材料との接
合部の強度を確保するには、Fe酸化物の添加量に限界
があることが確認できた。例えば、エンジン部品等で要
求される強度を確保するには、Fe酸化物の添加量は、
5wt%〜40wt%の範囲であることが好ましいこと
が確認できた。
【0025】また、上記セラミックスについて、上記強
度試験用テストピースから摺動試験片を切り出し、該摺
動試験片の1つの面に、相手側摺動試験片のピンをほぼ
垂直となるようにセットし、荷重1.0kgf、温度1
50℃、摺動速度1.0m/sの摺動試験条件で、それ
らの摩擦係数を測定した。この摺動試験の時に、潤滑油
として、耐熱性に優れる合成オイルを使用した。各種の
鉄酸化物(Fem On=FeO,Fe2 O3 ,Fe3 O
4 )の添加量を変えたSi3 N4 の試験を行なった。S
i3 N4 へのFem On の添加量が10wt%〜20w
t%の範囲内では、摩擦係数μは約0.01と低くな
り、それ以上のFem On の添加量では、摩擦係数μは
やや上昇する傾向であることが認められた。また、緻密
な焼結体を選び、その焼結体に対する潤滑油の接触角度
を測定したところ、Fem On とSi3 N4 との複合材
では、接触角が小さく、吸着性に優れていることを確認
した。また、鉄酸化物の添加量を多く(40wt%以
上)した複合材では、組織観察によると、気孔が残って
おり、摺動時には相手材との噛み合いによって摩擦抵抗
が大きくなったものと推察される。
度試験用テストピースから摺動試験片を切り出し、該摺
動試験片の1つの面に、相手側摺動試験片のピンをほぼ
垂直となるようにセットし、荷重1.0kgf、温度1
50℃、摺動速度1.0m/sの摺動試験条件で、それ
らの摩擦係数を測定した。この摺動試験の時に、潤滑油
として、耐熱性に優れる合成オイルを使用した。各種の
鉄酸化物(Fem On=FeO,Fe2 O3 ,Fe3 O
4 )の添加量を変えたSi3 N4 の試験を行なった。S
i3 N4 へのFem On の添加量が10wt%〜20w
t%の範囲内では、摩擦係数μは約0.01と低くな
り、それ以上のFem On の添加量では、摩擦係数μは
やや上昇する傾向であることが認められた。また、緻密
な焼結体を選び、その焼結体に対する潤滑油の接触角度
を測定したところ、Fem On とSi3 N4 との複合材
では、接触角が小さく、吸着性に優れていることを確認
した。また、鉄酸化物の添加量を多く(40wt%以
上)した複合材では、組織観察によると、気孔が残って
おり、摺動時には相手材との噛み合いによって摩擦抵抗
が大きくなったものと推察される。
【0026】また、上記直方体摺動試験片を切削して4
点曲げ用試験片を作製し、その強度を測定したところ、
Fem On の添加量を増加させるに従って、強度が低下
する。そして、Fem On の添加量が10wt%〜20
wt%の4点曲げ用試験片では、Fem On を添加しな
いSi3 N4 に比較して、強度は同等か、或いはそれ以
上の強度を有することが分かった。
点曲げ用試験片を作製し、その強度を測定したところ、
Fem On の添加量を増加させるに従って、強度が低下
する。そして、Fem On の添加量が10wt%〜20
wt%の4点曲げ用試験片では、Fem On を添加しな
いSi3 N4 に比較して、強度は同等か、或いはそれ以
上の強度を有することが分かった。
【0027】また、Fem On の添加量が10wt%〜
20wt%の摺動試験片の組織を、SEMで観察した。
Fem On の添加量が10wt%の摺動試験片では、鉄
を含んだ部分は固溶せず、分散した状態で存在している
ことが分かった。そして、摺動試験片の組織には、気孔
はほぼ認められず、結晶粒子の成長が鉄の酸化物によっ
て抑制され、微細で且つ均一になっていることが分かっ
た。このような組織は、グリフィスの関係式から考えて
高強度化に有利と思われる。
20wt%の摺動試験片の組織を、SEMで観察した。
Fem On の添加量が10wt%の摺動試験片では、鉄
を含んだ部分は固溶せず、分散した状態で存在している
ことが分かった。そして、摺動試験片の組織には、気孔
はほぼ認められず、結晶粒子の成長が鉄の酸化物によっ
て抑制され、微細で且つ均一になっていることが分かっ
た。このような組織は、グリフィスの関係式から考えて
高強度化に有利と思われる。
【0028】また、Fem On の添加量を更に増加させ
る摺動試験片については、強度が低下するが、これらを
上記と同様に組織観察したところ、Fem On の凝集が
認められ、その凝集したところに気孔が存在していた。
即ち、摺動試験片に気孔が残存する結果、それらの気孔
が破壊の起点となるため、摺動試験片の強度が低下した
ものと考えられる。
る摺動試験片については、強度が低下するが、これらを
上記と同様に組織観察したところ、Fem On の凝集が
認められ、その凝集したところに気孔が存在していた。
即ち、摺動試験片に気孔が残存する結果、それらの気孔
が破壊の起点となるため、摺動試験片の強度が低下した
ものと考えられる。
【0029】更に、摺動試験片の荷重、速度、潤滑油の
粘度をまとめたパラメータを横軸にとり、各条件におけ
る摩擦係数を測定すると、このFem On を添加した試
験片は、Fem On の無添加のSi3 N4 に比較して、
混合潤滑域での低摩擦化に有効であることが分かる。
粘度をまとめたパラメータを横軸にとり、各条件におけ
る摩擦係数を測定すると、このFem On を添加した試
験片は、Fem On の無添加のSi3 N4 に比較して、
混合潤滑域での低摩擦化に有効であることが分かる。
【0030】実施例2として、この低摩擦セラミックス
の製造方法において、炭化ケイ素粉末、焼結助剤として
ホウ素、及びFe3 O4 を所定量配合する。それに2倍
の蒸留水を加えて、実施例1と同様に、混合して混合物
を作った後、該混合物をスプレードライヤによって造粒
処理を行なって粒状物を作った。次いで、実施例1と同
様の条件によって焼結体を作製して試験片を作製した。
それらの試験片の摺動特性、強度を測定した。
の製造方法において、炭化ケイ素粉末、焼結助剤として
ホウ素、及びFe3 O4 を所定量配合する。それに2倍
の蒸留水を加えて、実施例1と同様に、混合して混合物
を作った後、該混合物をスプレードライヤによって造粒
処理を行なって粒状物を作った。次いで、実施例1と同
様の条件によって焼結体を作製して試験片を作製した。
それらの試験片の摺動特性、強度を測定した。
【0031】その結果、Fe3 O4 の添加量が10wt
%及び20wt%では、摩擦係数μは0.015及び
0.024であり、強度は478MPa及び490MP
aであった。そして、Fe3 O4 の添加量を増加させた
30wt%では、摩擦係数μは0.033であり、強度
は463MPaであった。これに対して、Fe3 O4 の
無添加の場合には、摩擦係数μは0.039であり、強
度は560MPaであった。上記のように、実施例2で
作製した低摩擦セラミックスは、実施例1のものよりも
強度面でやや劣るが、鉄酸化物の複合効果が認められ
た。
%及び20wt%では、摩擦係数μは0.015及び
0.024であり、強度は478MPa及び490MP
aであった。そして、Fe3 O4 の添加量を増加させた
30wt%では、摩擦係数μは0.033であり、強度
は463MPaであった。これに対して、Fe3 O4 の
無添加の場合には、摩擦係数μは0.039であり、強
度は560MPaであった。上記のように、実施例2で
作製した低摩擦セラミックスは、実施例1のものよりも
強度面でやや劣るが、鉄酸化物の複合効果が認められ
た。
【0032】従って、セラミックスとして低摩擦を確保
するには、Fe酸化物の添加量に限界があることが確認
できた。例えば、エンジン部品等として好ましい低摩擦
を確保するには、Fe酸化物の添加量は、5wt%〜4
0wt%の範囲であることが好ましいことが確認でき
た。
するには、Fe酸化物の添加量に限界があることが確認
できた。例えば、エンジン部品等として好ましい低摩擦
を確保するには、Fe酸化物の添加量は、5wt%〜4
0wt%の範囲であることが好ましいことが確認でき
た。
【0033】
【発明の効果】この発明によるセラミックスと鉄鋼材料
との接合体は、上記のように構成されており、次のよう
な効果を有する。即ち、このセラミックスと鉄鋼材料と
の接合体は、Siを含む非酸化物セラミックスを母相と
し、その中にFeの金属、Feの酸化物及び珪化物の化
合物のうち1種以上が分散しているセラミックスと、鉄
鋼材料とが直接接合しているので、接合面に分散したF
e化合物が鉄鋼材料との拡散、反応を生じ易くし、且つ
高強度を有するセラミックスを用いていることで、Si
を含む非酸化物セラミックスと鉄鋼材料を低圧、低温で
両者間に何も介在させずに直接接合することができる。
また、このセラミックスと鉄鋼材料との接合体は、高温
での強度低下も見られない。そして、この接合体は、エ
ンジン部品等に使用できる十分な強度を確保できる。
との接合体は、上記のように構成されており、次のよう
な効果を有する。即ち、このセラミックスと鉄鋼材料と
の接合体は、Siを含む非酸化物セラミックスを母相と
し、その中にFeの金属、Feの酸化物及び珪化物の化
合物のうち1種以上が分散しているセラミックスと、鉄
鋼材料とが直接接合しているので、接合面に分散したF
e化合物が鉄鋼材料との拡散、反応を生じ易くし、且つ
高強度を有するセラミックスを用いていることで、Si
を含む非酸化物セラミックスと鉄鋼材料を低圧、低温で
両者間に何も介在させずに直接接合することができる。
また、このセラミックスと鉄鋼材料との接合体は、高温
での強度低下も見られない。そして、この接合体は、エ
ンジン部品等に使用できる十分な強度を確保できる。
【0034】また、Siを含む非酸化物セラミックスを
母相とし、その中にFeの化合物が分散しているセラミ
ックスは、従来の窒化ケイ素に比較して低い摩擦係数を
示し、しかも気孔がほとんどなく、低い摩擦係数にあり
ながら強度は無添加のものと同等であるか、或いはそれ
以上の強度を有するセラミックスの複合材となる。ま
た、Siを含む非酸化物セラミックスとしては、Si
C、Si3 N4 或いは混合材が好ましいものである。
母相とし、その中にFeの化合物が分散しているセラミ
ックスは、従来の窒化ケイ素に比較して低い摩擦係数を
示し、しかも気孔がほとんどなく、低い摩擦係数にあり
ながら強度は無添加のものと同等であるか、或いはそれ
以上の強度を有するセラミックスの複合材となる。ま
た、Siを含む非酸化物セラミックスとしては、Si
C、Si3 N4 或いは混合材が好ましいものである。
【0035】また、このセラミックスは、FeO,Fe
2 O3 ,Fe3 O4 等のFeの酸化物を窒化ケイ素の母
相中に所定量、即ち、5wt%〜40wt%添加させて
分散させることによって、オイルとの吸着性を良好にし
て低い摩擦係数で且つ高い強度を維持したSiを含む非
酸化物セラミックスと鉄酸化物との複合材を得ることが
できる。
2 O3 ,Fe3 O4 等のFeの酸化物を窒化ケイ素の母
相中に所定量、即ち、5wt%〜40wt%添加させて
分散させることによって、オイルとの吸着性を良好にし
て低い摩擦係数で且つ高い強度を維持したSiを含む非
酸化物セラミックスと鉄酸化物との複合材を得ることが
できる。
【図1】この発明によるセラミックスと鉄鋼材料との接
合体の鉄酸化物の添加量に対する接合強度を示すグラフ
である。
合体の鉄酸化物の添加量に対する接合強度を示すグラフ
である。
【図2】この発明によるセラミックスと鉄鋼材料との接
合体の温度に対する接合強度を示すグラフである。
合体の温度に対する接合強度を示すグラフである。
【図3】このセラミックスと鉄鋼材料との接合体の鉄酸
化物の添加量に対する4点曲げ平均強度の関係を示すグ
ラフである。
化物の添加量に対する4点曲げ平均強度の関係を示すグ
ラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 Siを含む非酸化物セラミックスを母相
とし、その中にFeの金属、Feの酸化物及び珪化物の
化合物のうち1種以上が分散しているセラミックスと、
鉄鋼材料とが直接接合していることを特徴とするセラミ
ックスと鉄鋼材料との接合体。 - 【請求項2】 前記Siを含む非酸化物セラミックス
は、Si3 N4 及びSiCのうちいずれかであることを
特徴とする請求項1に記載のセラミックスと鉄鋼材料と
の接合体。 - 【請求項3】 前記セラミックスの金属又はFeの化合
物のサイズは、10μm以下であることを特徴とする請
求項1に記載のセラミックスと鉄鋼材料との接合体。 - 【請求項4】 前記セラミックスの金属又はその化合物
が酸化物に換算して、5wt%〜40wt%程度含まれ
ていることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス
と鉄鋼材料との接合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35386892A JPH06183853A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | セラミックスと鉄鋼材料との接合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35386892A JPH06183853A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | セラミックスと鉄鋼材料との接合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06183853A true JPH06183853A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18433764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35386892A Pending JPH06183853A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | セラミックスと鉄鋼材料との接合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06183853A (ja) |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP35386892A patent/JPH06183853A/ja active Pending
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