JPS61122167A - 高強度窒化けい素基焼結体とその製造法 - Google Patents
高強度窒化けい素基焼結体とその製造法Info
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- JPS61122167A JPS61122167A JP59241498A JP24149884A JPS61122167A JP S61122167 A JPS61122167 A JP S61122167A JP 59241498 A JP59241498 A JP 59241498A JP 24149884 A JP24149884 A JP 24149884A JP S61122167 A JPS61122167 A JP S61122167A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は高温における機械的性質に浸れた高強度窒化け
い素基焼結体とその製造法に関するものである。
い素基焼結体とその製造法に関するものである。
[従来の技術]
ガスタービン、過給機、内燃機関、高温プラント、高圧
機械などの高速回転部品、高速摺動部品、高温部品、耐
熱耐食部品、耐摩耗部品、軸受、バルブなどに窒化けい
素基焼結体の適用が期待されている。
機械などの高速回転部品、高速摺動部品、高温部品、耐
熱耐食部品、耐摩耗部品、軸受、バルブなどに窒化けい
素基焼結体の適用が期待されている。
当該窒化けい素基焼結体として窒化けい素(Si 3
N4)に窒化アルミニウム(AIN)+シリカ(Si
Oz )または窒化アルミニ・クム(A I N )+
アルミナ(Aj203 )を添加することにより、β型
窒化けい素群固溶体(組成:S i 5−zA l z
Oz Na−z)が得られることが知られており、特
に高温で強度低下の少ない焼結体として期待されてきた
。
N4)に窒化アルミニウム(AIN)+シリカ(Si
Oz )または窒化アルミニ・クム(A I N )+
アルミナ(Aj203 )を添加することにより、β型
窒化けい素群固溶体(組成:S i 5−zA l z
Oz Na−z)が得られることが知られており、特
に高温で強度低下の少ない焼結体として期待されてきた
。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、従来この系の窒化けい素基焼結体は、前記成分
を全て粉体として混合することにより原料を調合し、そ
の後常圧下等で焼結を行う方法がとられてきたため、均
一性に難点があった。
を全て粉体として混合することにより原料を調合し、そ
の後常圧下等で焼結を行う方法がとられてきたため、均
一性に難点があった。
またそのために、焼結性向上の効果を上げるには、前記
添加物を通常201 fi%以上(即ち2≧1)、しば
しば50重量%も添加する必要があり、あるいは前記添
加物を20重量%以下に押えるためには、酸化イツトリ
ウム、酸化マグネシウムなど添加物相の融点を更に下げ
るための他の添加剤の添加を必要とした。このため、焼
結体の組成や組織の制御が困難となり、また窒化けい素
本来の特性からはずれた特性を示すなど、高強度で高品
質の焼結体を得ることが困難であった。
添加物を通常201 fi%以上(即ち2≧1)、しば
しば50重量%も添加する必要があり、あるいは前記添
加物を20重量%以下に押えるためには、酸化イツトリ
ウム、酸化マグネシウムなど添加物相の融点を更に下げ
るための他の添加剤の添加を必要とした。このため、焼
結体の組成や組織の制御が困難となり、また窒化けい素
本来の特性からはずれた特性を示すなど、高強度で高品
質の焼結体を得ることが困難であった。
[問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解決するため本発明では、S i 5−
zA 1 z Oz N5−zの組成を有するβ型窒化
けい素基固溶体結晶において、z −0,15〜1とし
且つ相対密度を93%以上とした。
zA 1 z Oz N5−zの組成を有するβ型窒化
けい素基固溶体結晶において、z −0,15〜1とし
且つ相対密度を93%以上とした。
更に、酸素を1〜7重量%含む窒化けい素粉体に、当該
粉体より平均粒子径の小さい窒化アルミニウムを、窒化
アルミニウム対含有酸素の重量比が2:1〜4:1とな
る範囲で添加し、当該混合粉体を10〜2000 ko
f/cm2の高圧下で1600〜2200℃にて焼結さ
せることとした。
粉体より平均粒子径の小さい窒化アルミニウムを、窒化
アルミニウム対含有酸素の重量比が2:1〜4:1とな
る範囲で添加し、当該混合粉体を10〜2000 ko
f/cm2の高圧下で1600〜2200℃にて焼結さ
せることとした。
すなわら本発明は、特に、焼結体原料におい石、酸素と
窒化アルミニウムをできるだけ均一に窒化けい素粉体に
添加するために以下の工夫をし、またその焼結法゛とし
て以下の方法を用いることにより、従来高密度化が困難
であったS! s、zA 1 z Oz N5−zなる
組成のβ型窒化けい素基焼結体の2≦1の組成範囲で且
つ耐熱性の低い結晶粒界をほとんど含まない組成におい
て、高密度焼結体を得ることに成功したものである。
窒化アルミニウムをできるだけ均一に窒化けい素粉体に
添加するために以下の工夫をし、またその焼結法゛とし
て以下の方法を用いることにより、従来高密度化が困難
であったS! s、zA 1 z Oz N5−zなる
組成のβ型窒化けい素基焼結体の2≦1の組成範囲で且
つ耐熱性の低い結晶粒界をほとんど含まない組成におい
て、高密度焼結体を得ることに成功したものである。
本発明の製造法の概略を第1図及び第2図に示す。
本発明の構成の第1の特徴部分は、焼結体原料粉体に関
するものである。窒化けい素粉体として1〜7重量%の
酸素を粒子表面、結晶粒界、結晶内などに均一に含有し
た粉体を出発原料粉体として用いる。
するものである。窒化けい素粉体として1〜7重量%の
酸素を粒子表面、結晶粒界、結晶内などに均一に含有し
た粉体を出発原料粉体として用いる。
ここで、窒化けい素粉体の調製法としては、金属けい素
の窒化による方法、酸化けい素の還元窒化による方法、
けい素イミドの熱分解による方法、CVDによる方法な
どがあるが、その調製プロセス上不可避的に酸素が窒化
けい素粉体中に含有されてくる場合が多く、このような
酸素含有量が再現性の良いものであれば、これをこのま
ま本発明における窒化けい素出発原斜粉体として用いる
こともできる。
の窒化による方法、酸化けい素の還元窒化による方法、
けい素イミドの熱分解による方法、CVDによる方法な
どがあるが、その調製プロセス上不可避的に酸素が窒化
けい素粉体中に含有されてくる場合が多く、このような
酸素含有量が再現性の良いものであれば、これをこのま
ま本発明における窒化けい素出発原斜粉体として用いる
こともできる。
さらに、酸素含有1をより積極的に制御するためには、
窒化けい素粉体を900〜1600℃の温度範囲にて、
乾燥空気、純酸素など酸素含有雰囲気中にて加熱し、粉
体表面などを酸化させて、所望の農の酸素を含有させる
。
窒化けい素粉体を900〜1600℃の温度範囲にて、
乾燥空気、純酸素など酸素含有雰囲気中にて加熱し、粉
体表面などを酸化させて、所望の農の酸素を含有させる
。
あるいは、別の方法として窒化けい素粉木を純水、アル
カリ性水溶液、または水−アルコール溶液などの水を含
む液体中に分散させ、長時間のボールミル処理など摩砕
処理を行って、窒化けい素をメカノケミカルに加水分解
させ、所望のmの酸素を水酸基などの形で含有させる。
カリ性水溶液、または水−アルコール溶液などの水を含
む液体中に分散させ、長時間のボールミル処理など摩砕
処理を行って、窒化けい素をメカノケミカルに加水分解
させ、所望のmの酸素を水酸基などの形で含有させる。
また、逆に窒化けい素粉体中の酸素量が多すぎる場合に
は、フッ酸処理や水素など還元性雰囲気中の加熱によっ
て酸素含有量を減少させることもできる。
は、フッ酸処理や水素など還元性雰囲気中の加熱によっ
て酸素含有量を減少させることもできる。
なお、窒化けい素粉体中に含有さ仕る酸素の量としては
、1重量%以下では最終的な焼結体の密度が十分高くな
らず、逆に7重量%をこえると焼結体の高温強度が低下
するため、上記の範囲を選ぶ必要がある。
、1重量%以下では最終的な焼結体の密度が十分高くな
らず、逆に7重量%をこえると焼結体の高温強度が低下
するため、上記の範囲を選ぶ必要がある。
本発明の構成の第2の特徴部分は、このような酸素含有
量を有する窒化けい素粉体に対し、その平均粒径より小
さい粒径を有する窒化アルミニウム粉体を添加すること
にある。その添加量は窒化アルミニウム対前記含有酸素
の重量比が2=1〜4:1となる範囲とする。
量を有する窒化けい素粉体に対し、その平均粒径より小
さい粒径を有する窒化アルミニウム粉体を添加すること
にある。その添加量は窒化アルミニウム対前記含有酸素
の重量比が2=1〜4:1となる範囲とする。
ここで、窒化アルミニウム粉体の粒子径を小さくする理
由は、窒化けい素粉体中に窒化アルミニウム粉体をでき
るだけ均一に混合するためである。このような粉体とし
ては、CVD法やプラズマ法など高温反応による超微粉
体を用いることが望ましいが、長時間のボールミル処理
などによってち平均粒径が11Illlを十分下回る微
粉体とすることも可能である。
由は、窒化けい素粉体中に窒化アルミニウム粉体をでき
るだけ均一に混合するためである。このような粉体とし
ては、CVD法やプラズマ法など高温反応による超微粉
体を用いることが望ましいが、長時間のボールミル処理
などによってち平均粒径が11Illlを十分下回る微
粉体とすることも可能である。
また、窒化アルミニウムの添加量を、窒化けい素中の含
有酸素に対して上記の比とする理由は、その比が2:1
以下では焼結体中に耐熱性の低い粒界相が残留して高温
強度を低下させ、他方4:1以上では窒化アルミニウム
が不均質相として多量に残留しやはり強度を低下させる
ためである。
有酸素に対して上記の比とする理由は、その比が2:1
以下では焼結体中に耐熱性の低い粒界相が残留して高温
強度を低下させ、他方4:1以上では窒化アルミニウム
が不均質相として多量に残留しやはり強度を低下させる
ためである。
本発明の構成の第3の特徴部分は、上記原料粉体を高圧
下にて焼結させることである。この高圧焼結法としては
、黒鉛製モールドを用いて一軸プレスで加圧しつつ加熱
するいわゆるホットプレス方式を用いることもできるが
、特に複雑精密形状の焼結体を得るために下記のいずれ
かの方法を用いる。
下にて焼結させることである。この高圧焼結法としては
、黒鉛製モールドを用いて一軸プレスで加圧しつつ加熱
するいわゆるホットプレス方式を用いることもできるが
、特に複雑精密形状の焼結体を得るために下記のいずれ
かの方法を用いる。
第1の方法は、上記粉体を静水圧プレス法、射出成形法
など通常の方法で成形した後、焼結温度にて気密性を保
ち且つ適度な粘弾塑性変形により圧力伝達媒体となりう
る被覆、例えば石英ガラス製の薄肉容器内に密閉し、熱
間等方圧プレス内にて1600〜2200℃、10〜2
000k(If/ cmiの温度及び圧力範囲にて焼結
させる。
など通常の方法で成形した後、焼結温度にて気密性を保
ち且つ適度な粘弾塑性変形により圧力伝達媒体となりう
る被覆、例えば石英ガラス製の薄肉容器内に密閉し、熱
間等方圧プレス内にて1600〜2200℃、10〜2
000k(If/ cmiの温度及び圧力範囲にて焼結
させる。
高密度の焼結体を得るためには1600℃以上の温度、
10 kgf/cm’以上の加圧力が必要であり、他方
、2200℃以上に加熱すると窒化けい素の分解が避け
られなくなり、高密度、高強度の焼結体を得ることが困
難となる。また、2000kaf/ cra2以上の加
圧は、現状技術での熱間等方圧プレス装置では困難又は
不経済である。以上のような条件下で高圧ガスを圧力媒
体として用いて焼結させることにより、従来法よりも高
密度で高強度の窒化けい一素因焼結体が得られる。
10 kgf/cm’以上の加圧力が必要であり、他方
、2200℃以上に加熱すると窒化けい素の分解が避け
られなくなり、高密度、高強度の焼結体を得ることが困
難となる。また、2000kaf/ cra2以上の加
圧は、現状技術での熱間等方圧プレス装置では困難又は
不経済である。以上のような条件下で高圧ガスを圧力媒
体として用いて焼結させることにより、従来法よりも高
密度で高強度の窒化けい一素因焼結体が得られる。
高圧下焼結の他の方法としては、前記第1の方法と同じ
く粉体を成形した後、窒素を含む非酸化性雰囲気にて、
雰囲気圧力を10〜2000kaf/ cm2 とし、
1600〜2200℃望ましくは1800〜2200℃
で焼結させる。このような高い雰囲気圧力とする理由は
、窒化けい素の分解を押えつつ従来の焼結法(1800
℃以下)よりも高温にて焼結を行い、高密iの焼結体を
得るためである。
く粉体を成形した後、窒素を含む非酸化性雰囲気にて、
雰囲気圧力を10〜2000kaf/ cm2 とし、
1600〜2200℃望ましくは1800〜2200℃
で焼結させる。このような高い雰囲気圧力とする理由は
、窒化けい素の分解を押えつつ従来の焼結法(1800
℃以下)よりも高温にて焼結を行い、高密iの焼結体を
得るためである。
[作 用]
以上説明した方法によって得られる窒化けい素基焼結体
は、β型窒化けい素群固溶体(化学式S i e、zA
1 z Oz N5−z)の2が0.15〜1なる組
成範囲の結晶から成り、他に非晶質酸化物や酸窒化物な
どの耐熱性の低い相を実質的にほとんど含まず、相対密
度が93%以上であり、従来種々の焼結促進剤の添加や
種々の焼結法により得られてきた窒化けい素基焼結体と
比較して、特に1000℃以上の高温において優れた機
械的特性を有するものである。
は、β型窒化けい素群固溶体(化学式S i e、zA
1 z Oz N5−z)の2が0.15〜1なる組
成範囲の結晶から成り、他に非晶質酸化物や酸窒化物な
どの耐熱性の低い相を実質的にほとんど含まず、相対密
度が93%以上であり、従来種々の焼結促進剤の添加や
種々の焼結法により得られてきた窒化けい素基焼結体と
比較して、特に1000℃以上の高温において優れた機
械的特性を有するものである。
従って、高強度且つ耐熱耐食耐摩耗性の高い窒化けい素
基焼結体を上記部品に適用することにより、部品の使用
温度、環境、負荷の苛酷化が可能となり、前記機器の効
率、性能および寿命の向上が計れる。
基焼結体を上記部品に適用することにより、部品の使用
温度、環境、負荷の苛酷化が可能となり、前記機器の効
率、性能および寿命の向上が計れる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
酸素を2型苗%含む平均粒径0.711mの窒化けい素
粉体に対して、平均粒径0.41jliの窒化アル
□ミニラム粉体を下記第1表のような比で混合し、n−
ヘキサン中に分散してボールミル処理を行った後、乾燥
させ、静水圧プレスにて4000kgf7 am’の圧
力にて円柱状に成形し、窒化はう素粉体を塗布した後バ
イコール・ガラス管内に真空封入し、熱間等方圧プレス
内でアルゴン・ガスを加圧媒体として用いて第1表のよ
うな温度および圧力にて焼結を行った。
粉体に対して、平均粒径0.41jliの窒化アル
□ミニラム粉体を下記第1表のような比で混合し、n−
ヘキサン中に分散してボールミル処理を行った後、乾燥
させ、静水圧プレスにて4000kgf7 am’の圧
力にて円柱状に成形し、窒化はう素粉体を塗布した後バ
イコール・ガラス管内に真空封入し、熱間等方圧プレス
内でアルゴン・ガスを加圧媒体として用いて第1表のよ
うな温度および圧力にて焼結を行った。
得られた焼結体の相対密度および生成相は第1表に示す
通りであり、この結果から、窒化アルミニウム添加量は
窒化けい素中含有酸素に対し2:1〜4:1の重量比の
範囲とすることがほぼβ型窒化けい素群固溶体の単相か
ら成る焼結体を得るために必要であることが判った。ま
た、高圧焼結の焼結温度は低くとも1600℃以上とす
ることが、相対密度93%以上の高密度焼結体を得るた
めに必要であることが判った。
通りであり、この結果から、窒化アルミニウム添加量は
窒化けい素中含有酸素に対し2:1〜4:1の重量比の
範囲とすることがほぼβ型窒化けい素群固溶体の単相か
ら成る焼結体を得るために必要であることが判った。ま
た、高圧焼結の焼結温度は低くとも1600℃以上とす
ることが、相対密度93%以上の高密度焼結体を得るた
めに必要であることが判った。
尚、N084〜N008の焼結体はいずれも、はぼS
i s。zA 1 z Oz Na−2: Z =0.
33なる組成力ら成り、X線回折および電子顕微鏡観察
によっても、それ以外の生成相はほとんど見出されなか
った。特に、N006焼結体から棒状試験片を切り出し
、3点曲げ強度試験を行った所、常温にて70 kgf
/mm2.1300℃にても50 kof/mm”を示
し、窒化けい素基焼結体として極めて高温強度の優れた
焼結体であることが示された。
i s。zA 1 z Oz Na−2: Z =0.
33なる組成力ら成り、X線回折および電子顕微鏡観察
によっても、それ以外の生成相はほとんど見出されなか
った。特に、N006焼結体から棒状試験片を切り出し
、3点曲げ強度試験を行った所、常温にて70 kgf
/mm2.1300℃にても50 kof/mm”を示
し、窒化けい素基焼結体として極めて高温強度の優れた
焼結体であることが示された。
実施例2
平均粒径0.5μmの窒化けい素粉体を弗酸液と蒸溜水
で処理した浚、窒素十水素混合気流中で加熱することに
より酸素含有量をO,P、!!@%とし、しかる後に乾
燥空気中にて1300℃にて加熱し、酸化させることに
よって第2表に示す各酸素含有量の窒化けい素粉体を得
た。この粉体に対し、各含有酸素量に対する重量比で2
、6 +8の窒化アルミニウム粉体(但し平均粒径0
.2um)を添加し、エタノール中に分散してボールミ
ル処理により十分混合した後、乾燥させ、静水圧プレス
法にて3000 k(Jr/cm2の圧力で成形した。
で処理した浚、窒素十水素混合気流中で加熱することに
より酸素含有量をO,P、!!@%とし、しかる後に乾
燥空気中にて1300℃にて加熱し、酸化させることに
よって第2表に示す各酸素含有量の窒化けい素粉体を得
た。この粉体に対し、各含有酸素量に対する重量比で2
、6 +8の窒化アルミニウム粉体(但し平均粒径0
.2um)を添加し、エタノール中に分散してボールミ
ル処理により十分混合した後、乾燥させ、静水圧プレス
法にて3000 k(Jr/cm2の圧力で成形した。
この粉体成形体を高純度窒素雰囲気中にて第2表に示す
温度および雰囲気圧力にて焼結させた所、第2表のよう
な結果を得た。
温度および雰囲気圧力にて焼結させた所、第2表のよう
な結果を得た。
第 2 表
この結果より、窒化けい素中の含有酸素量が1重量%未
満(No、1>、焼結雰囲気圧力が10kgf/cmz
未満(No、5)、焼結温度が2200℃より上(No
、10)ではいずれも焼結体密度が十分高い値とならな
いことが示され、各条件を先に述べたような範囲に選ぶ
ことが必要であることが判った。
満(No、1>、焼結雰囲気圧力が10kgf/cmz
未満(No、5)、焼結温度が2200℃より上(No
、10)ではいずれも焼結体密度が十分高い値とならな
いことが示され、各条件を先に述べたような範囲に選ぶ
ことが必要であることが判った。
実施例3
初期酸素含有m1.4重量%、平均粒径0.7I+11
1の窒化けい素粉体に、平均粒径0.21IITlの窒
化アルミニウム粉体を全体の6.5重量%となるように
混合した粉体を調製し、水溶液中に分散させてスラリー
とした後、ボールミルにて20時間混合粉砕を行い、噴
霧乾燥を行った。得られた粉体は酸素を2.7重量%含
み、窒化アルミニウム対酸素の質量比が2.5であった
。
1の窒化けい素粉体に、平均粒径0.21IITlの窒
化アルミニウム粉体を全体の6.5重量%となるように
混合した粉体を調製し、水溶液中に分散させてスラリー
とした後、ボールミルにて20時間混合粉砕を行い、噴
霧乾燥を行った。得られた粉体は酸素を2.7重量%含
み、窒化アルミニウム対酸素の質量比が2.5であった
。
同粉体をポリプロピレンを主成分とするバインダーと混
合し、射出成形法により小型ガスタービン買形状に成形
した後、けい酸化合物を主成分とする被覆層を成形体表
面上に形成させて、熱間等方圧プレス内にて真空中で1
500℃まで加熱して気密なカプセルとした後、アルゴ
ンガスを用いて1800℃、2000 kgf/cm’
にて高圧下焼結を行った。
合し、射出成形法により小型ガスタービン買形状に成形
した後、けい酸化合物を主成分とする被覆層を成形体表
面上に形成させて、熱間等方圧プレス内にて真空中で1
500℃まで加熱して気密なカプセルとした後、アルゴ
ンガスを用いて1800℃、2000 kgf/cm’
にて高圧下焼結を行った。
得られたガスタービン翼はほぼβ型窒化けい酸素基因容
体結晶単相から成り、その組成はほぼSt 5−zAj
z Oz Na−z:Z = 0.45 テあり、相対
密度99%を有し、ガス入口温度1400℃での耐久試
験において十分な耐久性を示した。
体結晶単相から成り、その組成はほぼSt 5−zAj
z Oz Na−z:Z = 0.45 テあり、相対
密度99%を有し、ガス入口温度1400℃での耐久試
験において十分な耐久性を示した。
[発明の効果]
以上述べたように本発明の高強度窒化けい素基焼結体と
その製造法によれば、下記の如き種々の優れた効果を発
揮する。
その製造法によれば、下記の如き種々の優れた効果を発
揮する。
(′I) 窒化けい素基焼結体における1成分として
、酸化けい素粒子添加に代え窒化けい素粉体粒子に均一
に酸素を含有させ、また他の成分の窒化アルミニウムも
窒化けい素粉体より粒子径の小さいものを用いて添加し
混合するため、均質性の良い焼結体が得られる。
、酸化けい素粒子添加に代え窒化けい素粉体粒子に均一
に酸素を含有させ、また他の成分の窒化アルミニウムも
窒化けい素粉体より粒子径の小さいものを用いて添加し
混合するため、均質性の良い焼結体が得られる。
(ID <Dで示したように均質性の良い混合粉体を
用いることに加えて、熱間等方圧プレスによって従来よ
り高い圧力を加えて焼結を行うか、または窒素含有高圧
雰囲気中にて従来よりも高い温度で焼結を行うため、焼
結性が向上する。従って、添加剤の凸を従来よりも低減
させられる。
用いることに加えて、熱間等方圧プレスによって従来よ
り高い圧力を加えて焼結を行うか、または窒素含有高圧
雰囲気中にて従来よりも高い温度で焼結を行うため、焼
結性が向上する。従って、添加剤の凸を従来よりも低減
させられる。
■ 以上の理由により、従来よりも緻密で組織も制御さ
れ、高温においても高い強度を有するSi e−zAf
z Oz Na−z:Z≦1の窒化けい素基焼結体が得
られる。
れ、高温においても高い強度を有するSi e−zAf
z Oz Na−z:Z≦1の窒化けい素基焼結体が得
られる。
第1図は本発明の高強度窒化けい素基焼結体の製造法の
フローシート図、第2図は第1図のフローシート図を更
に具体的に表わした操作図である。 特 許 出 願 人 石川島播磨重工業株式会社 区 !11 沫 へ 截
フローシート図、第2図は第1図のフローシート図を更
に具体的に表わした操作図である。 特 許 出 願 人 石川島播磨重工業株式会社 区 !11 沫 へ 截
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)Si_6_−_zAl_zO_zN_8_−_zの
組成を示すβ型窒化けい素基固溶体結晶から成り、z=
0.15〜1で相対密度が93%以上であることを特徴
とする高強度窒化けい素基焼結体。 2)酸素を1〜7重量%含む窒化けい素粉体に、当該粉
体より平均粒子径の小さい窒化アルミニウムを、窒化ア
ルミニウム対含有酸素の重量比が2:1〜4:1となる
範囲で添加し、当該混合粉体を10〜2000kgf/
cm^2の高圧下で1600〜2200℃にて焼結させ
ることを特徴とする高強度窒化けい素基焼結体の製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59241498A JPS61122167A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 高強度窒化けい素基焼結体とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59241498A JPS61122167A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 高強度窒化けい素基焼結体とその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61122167A true JPS61122167A (ja) | 1986-06-10 |
Family
ID=17075217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59241498A Pending JPS61122167A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 高強度窒化けい素基焼結体とその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61122167A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4716028A (en) * | 1985-02-18 | 1987-12-29 | Toyo Soda Manufacturing Co., Ltd. | Process for preparation of high-type silicon nitride powder |
JP2010001190A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Ntn Corp | ガスタービン用転がり軸受 |
-
1984
- 1984-11-15 JP JP59241498A patent/JPS61122167A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4716028A (en) * | 1985-02-18 | 1987-12-29 | Toyo Soda Manufacturing Co., Ltd. | Process for preparation of high-type silicon nitride powder |
JP2010001190A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Ntn Corp | ガスタービン用転がり軸受 |
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