JPH06182555A - 溶接用トーチクリーナ装置 - Google Patents

溶接用トーチクリーナ装置

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JPH06182555A
JPH06182555A JP4336181A JP33618192A JPH06182555A JP H06182555 A JPH06182555 A JP H06182555A JP 4336181 A JP4336181 A JP 4336181A JP 33618192 A JP33618192 A JP 33618192A JP H06182555 A JPH06182555 A JP H06182555A
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torch
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suction
wire
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Kiyoshi Kawamura
潔 河村
Isao Oda
伊三男 小田
Eiji Yasuoka
英治 安岡
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Daiwa Seiko Co Ltd
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/32Accessories
    • B23K9/328Cleaning of weld torches, i.e. removing weld-spatter; Preventing weld-spatter, e.g. applying anti-adhesives

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トーチを装着したままでトーチ内の異物を完
全に除去する溶接用トーチクリーナ装置を提供するこ
と。 【構成】 ガスノズル61とワイヤノズル62が内外二重に
構成されたアーク溶接用トーチ2 の前記ノズル61,62 間
に挿入されると共に、前記両ノズル61,62 間に付着した
異物を吸引により除去する吸引ノズル32を有する異物吸
引装置6 を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスシールド式のアー
ク溶接用トーチを清掃するトーチクリーナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、溶接装置の自動化、無人化が進
み、溶接ロボットの自動運転を図るべくトーチクリーナ
装置の設置が必要とされている。この種のトーチクリー
ナ装置として、溶接ロボットのトーチ先端から突出する
ワイヤを切断するワイヤ切断装置と、トーチ内のスパッ
ターやスラグ等の異物を切削により除去する異物剥離装
置と、トーチの異物付着を防止する付着防止剤塗布装置
とを備えたものがある(例えば、実願昭63─4840号参
照) 。
【0003】前記トーチは、ガスノズルとワイヤノズル
との間にガス通路が形成され、ガス孔から噴出されたガ
スがガス通路を経て溶接部位に噴射されるように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものは、ト
ーチ内に挿入させた刃物を回転することによりトーチ内
に付着した異物を掻き落とすものであるが、刃物が接触
しない部分の異物を除去することができず、内部に異物
が堆積して、ガス孔の目詰まりやガスノズルとワイヤノ
ズルの導通状態におけるトーチの被溶接物への接触によ
るショート等を引き起こす場合があった。一方、超音波
洗浄により異物を除去するものもあるが、除去する能力
が弱く上記同様の問題があった。したがって、溶接作業
の一定サイクル毎又は一定時間毎にトーチ本体を外し、
内部に堆積した異物に直接高圧エアーを吹きつける等し
て異物を除去する必要があり、ロスタイムの発生や自動
化の妨げとなっていた。
【0005】また、不完全な清掃状態のトーチを異物付
着防止剤の中に浸けると液内に異物が入り汚れ易いとい
う問題もあった。そこで、本発明は、トーチを装着した
ままでトーチ内の異物を完全に除去し、前記問題点を解
決した溶接用トーチクリーナ装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴
とするところは、ガスノズルとワイヤノズルが内外二重
に構成されたアーク溶接用トーチの前記両ノズル間に挿
入されると共に、前記両ノズル間に付着した異物を吸引
により除去する吸引ノズルを有する異物吸引装置を備え
ている点にある。
【0007】
【作用】本発明において、吸引ノズルをトーチのガスノ
ズルとワイヤノズルとの間に挿入し、吸引ノズルより空
気を吸引するとトーチ先端のガスノズルと吸引ノズルと
の間から空気が流入する。これにより、ガスノズルと吸
引ノズルとの間および吸引ノズルとワイヤノズルとの間
を空気が通過してトーチ内の異物が取り除かれる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図3において、本発明に係る溶接用トーチク
リーナ装置1 は、ガスシールド式アーク溶接装置(図示
せず)のトーチ2 先端から突出するワイヤ3 を切断する
ワイヤ切断装置4 と、トーチ2 内のスパッターやスラグ
等の異物を切削により除去する異物剥離装置5 と、トー
チ2 内の異物を吸引により除去する異物吸引装置6 と、
トーチ2 外部のスパッターやスラグ等の異物を除去する
トーチ外部清掃装置7 と、トーチ2 の異物付着を防止す
る付着防止剤塗布装置9 とから主構成されている。前記
各装置は、上部に2か所の開口縁部を設けた箱状の基台
10に取り付けられている。
【0009】前記ワイヤ切断装置4 は、L字状の支持台
12上に設けられており、この支持台12は前記基台10の一
方の開口縁部の上方に、基台10の底板に取り付けられた
4個の密着コイルバネ11を介して遊動自在に支持されて
いる。これにより、支持台12が基台10の開口縁部と密着
コイルバネ11上部との隙間分だけ水平方向に遊動自在と
されている。前記支持台12の水平部にはモーター16が取
り付けられ、その駆動軸14には可動刃15が固定され、支
持台12の立ち上がり片に設けられた貫通孔から前方に突
出している。支持台12の立ち上がり片には、刃物取付台
を介して固定刃13が取り付けられており、可動刃15の回
転により可動刃15と固定刃13との間でトーチ2 のワイヤ
3 が切断されるように構成されている。また、前記立ち
上がり片には、前記トーチ2 の位置を検出する第1リミ
ットスイッチ17と、前記可動刃15の位置を検出する第2
リミットスイッチ18とが取り付けられ、更に、前記固定
刃13、可動刃15、スイッチ17,18 を覆うガイドカバー19
が固定されている。なお、ガイドカバー19には、トーチ
2 のワイヤ3 を所定位置に案内する切欠部19a が形成さ
れている。
【0010】前記異物剥離装置5 は、基台10の他方の開
口縁部の上方で、開口縁部を覆い且つ取り囲むように設
けられ可動台20に設置されている。この可動台20は、基
台10の底板に取り付けられた4個の密着コイルバネ11を
介して遊動自在に支持されており、開口縁部との隙間分
だけ水平方向に遊動自在とされている。可動台20の中央
には、駆動軸の軸心が上下方向となるようにモーター23
が固定され、その駆動軸には刃物22が固定されている。
モーター23の左右には貫通口が設けられてガイドポール
24が摺動自在に挿通されている。前記一対のガイドポー
ル24の上端には、受け台21が固定され、受け台21の中央
には、上端がテーパー状とされた案内口21a が設けられ
ている。この案内口21a の軸心は、前記刃物22の回転中
心と同一とされている。また、受け台21はガイドポール
24に外嵌されたコイルバネ25により上昇位置に付勢され
ている。更に、可動台20の下部には、受け台21の下降時
にガイドポール24の下降を検知してモーター23を作動さ
せるための第3リミットスイッチ26が設けられ、コイル
バネ25の外部には伸縮自在なゴムカバー27が被せられて
いる。なお、前記刃物21の先端部には、受け台21の下降
時にトーチ2 内に嵌入する刃部22a が形成されている。
【0011】前記異物吸引装置6 は、トーチ2 のガスノ
ズル61とワイヤノズル62との間の異物を吸引して外部に
排出する吸引排出部29と、本溶接用トーチクリーナ装置
1 の外部で圧縮された圧縮空気を前記吸引排出部29に供
給する供給部30とから構成されている。前記吸引排出部
29は、内部に上下貫通口31を有する吸引ノズル32とこの
吸引ノズル32に外嵌された筒体33とから構成されてい
る。前記貫通口31の中途部には段付き部34が形成されて
おり、吸引ノズル32の上部がトーチ2 の前記両ノズル間
に挿入される吸引口35とされ、下部が吸引した異物を排
出する排出口36とされている。また、吸引ノズル32中間
部の外周面には周溝37が形成され、周溝37の内部には前
記貫通口31の段付き部34に連通する通孔38が周方向に適
宜間隔をあけて形成されている。なお、排出口36の先端
部には異物を収納する収納袋39が取り付けられている。
【0012】前記筒体33は上部筒体33a と下部筒体33b
とからなり、下部筒体33b は吸引ノズル32に固定されて
おりその中間部には連結プラグ42が前記周溝37に連通す
るように固定されている。また、上部筒体33a は内周に
ネジが設けられ吸引ノズル32の上部に螺合可能とされて
いる。そして、基台10に固定されたアングル台43の取り
付け孔に吸引ノズル32上部が貫通され、この吸引ノズル
32上部に上部筒体33aを螺合させることにより下部筒体3
3b との間で異物吸引装置6 が固定されている。
【0013】前記供給部30は圧縮空気を連結プラグ42に
供給するための供給管44と、この供給管44の中途部に設
けられた電磁バルブ45と、前記アングル台43に取り付け
られた第4リミットスイッチ46とから構成されている。
第4リミットスイッチ46はトーチ2 の接近を感知して前
記電磁バルブ45を開閉させるためのものである。前記ト
ーチ外部清掃装置7 は、前記アングル台43に固定された
ゴム体47と、このゴム体47に固定された支持体48を介し
て取り付けられた円盤状の金属製ブラシ体49とから構成
されている。
【0014】前記付着防止剤塗布装置9 は、基台10に取
り付けられた載置台50と、この載置台50に載せられた容
器51とからなり、容器51には異物付着防止剤8 が収容さ
れている。次に、前記本発明の実施例の作用を説明す
る。先ず、トーチ2 を載置台50の上方に移動し、下降さ
せて容器51内の異付着防止剤8 をトーチ2 に塗布する。
そして、トーチ2 を上昇させた後溶接作業に移る。
【0015】溶接作業が終了すれば、先ず、ワイヤ切断
装置4 によりトーチ2 のワイヤ3 を所定長さに切断す
る。即ち、ワイヤ3 が、ガイドカバー19の切欠部19a に
より案内されて所定位置にセットされると、第1リミッ
トスイッチ17がオンしてモーター16が回転する。これに
より、可動刃15が回転し固定刃13との協働作用によりワ
イヤ3 が切断される。
【0016】次に、異物剥離装置5 によりトーチ2 内に
付着している異物を除去する。即ち、トーチ2 を受け台
21の上方に移動し、トーチ2 を下降させて案内口21aに
当接させる。これにより、密着コイルバネ11に支持され
た可動台20が、案内口21a のテーパーによりトーチ2 と
案内口21a の軸心が一致するように前後左右に移動す
る。そして、トーチ2 を更に下降させるとコイルバネ25
に抗して受け台21a が下降し、刃物22の刃部22a がトー
チ2 内に挿入されると共に、ガイドポール24の先端が第
3リミットスイッチ26をオンしてモーター23が回転す
る。これにより、トーチ2 内の異物が強制的に除去され
る。トーチ2 が所定位置まで下降した後、トーチ2 を上
昇させると、受け台21a も上昇し第3リミットスイッチ
26がオフしてモーター23が停止する。
【0017】次に、異物吸引装置6 により前記異物剥離
装置5 で剥離できなかった更に内部の異物を吸引して除
去する。即ち、トーチ2 を吸引ノズル32の上方に移動し
下降させ、吸引ノズル32の上部をトーチ2 のガスノズル
とワイヤノズルとの間に挿入させる。トーチ2 が所定位
置まで下降すると第4リミットスイッチ46がオンして電
磁バルブ45が一定時間開口する。電磁バルブ45が開口す
ると圧縮空気が吸引ノズル32の周溝37に至り通孔38を通
って上下貫通口31に流入して排出口36から排出される。
このとき、吸引ノズル32の吸引口35に負圧が生じ、トー
チ2 先端のガスノズル61と吸引ノズル62との間から空気
が流入して、ガスノズル61と吸引ノズル32との間および
吸引ノズル32とワイヤノズル62との間を高速空気が通過
するためトーチ2 内の異物が強力に吸引される。なお、
トーチ2 には予め異物付着防止剤8 が塗布されているの
で、吸引力により異物が容易に且つ完全に取り除かれ、
収納袋39に収容される。
【0018】次に、トーチ外部清掃装置7 によりトーチ
2 の外部に付着した異物を除去する。即ち、トーチ2 を
ブラシ体49の側方に移動し、水平移動させてブラシ体49
にトーチ2 を接触させる。そして、接触させながらブラ
シ体49の回りを回転および上下移動させることにより異
物を掻き落とす。
【0019】清掃後のトーチ2 は付着防止剤塗布装置9
により異物付着防止剤8 が塗布されて次の溶接作業に移
る。異物付着防止剤8 を塗布する際には、トーチ2 が完
全に清掃されているので異物が混入して異物付着防止剤
8 が汚れることもない。なお、本発明は、上記実施例に
限定されるものではなく、異物吸引装置6 のノズル32先
端を鋭く刃物状としてトーチ2 内に挿入する際、トーチ
2 内の異物を切削しながら挿入させるようにすれば異物
剥離装置5 を省略することができる。また、異物吸引装
置6 の吸引方法はベンチュリー式のノズルに限られず、
排出口より吸引する方式でもよい。更に、ワイヤ切断装
置4 、トーチ外部清掃装置7 は必ずしも具備する必要は
ない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、トーチを装着したまま
でトーチ内の異物を完全に除去し、連続して作業を続行
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】トーチを挿入した状態の異物吸引装置の断面図
である。
【符号の説明】
2 トーチ 6 異物吸引装置 61 ガスノズル 62 ワイヤノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスノズルとワイヤノズルが内外二重に
    構成されたアーク溶接用トーチの前記両ノズル間に挿入
    されると共に、前記両ノズル間に付着した異物を吸引に
    より除去する吸引ノズルを有する異物吸引装置を備えて
    いることを特徴とする溶接用トーチクリーナ装置。
JP33618192A 1992-12-16 1992-12-16 溶接用トーチクリーナ装置 Expired - Lifetime JP3186274B2 (ja)

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