JPH061809Y2 - 段ボール積層体 - Google Patents

段ボール積層体

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JPH061809Y2
JPH061809Y2 JP10728888U JP10728888U JPH061809Y2 JP H061809 Y2 JPH061809 Y2 JP H061809Y2 JP 10728888 U JP10728888 U JP 10728888U JP 10728888 U JP10728888 U JP 10728888U JP H061809 Y2 JPH061809 Y2 JP H061809Y2
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JP
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paper
core
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water
liner paper
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JP10728888U
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JPH0229718U (ja
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一夫 伊藤
国男 西山
治樹 長野
賢治 加藤
敏明 野上
嘉彦 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUIYA INDUSTRIAL CO., LTD.
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
MITSUIYA INDUSTRIAL CO., LTD.
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は段ボール積層体に関するものである。
〔従来の技術〕
段ボール積層体は包装材又は構造材などとして広く使用
されており、強度や耐久性等の性質を改良するための各
種の提案がなされている。
例えば実公昭60−24583号公報には、段ボール製
造用のコルゲートマシンによってコルゲート加工され、
片面又は両面に紙製ライナーを接着してなる段ボールの
中芯において、上記中芯を厚み30μないし200μの
アルミ箔の両面に薄い紙をラミネートしてなるサンドイ
ッチ型アルミ主体のラミネート物としたことを特徴とす
る段ボールの中芯(段ボール積層体)が記載されてい
る。第5図にその一例を示す。図中、1は中芯、2はラ
イナー、3と6はアルミ箔、4と5は紙である。
〔考案が解決しようとする課題〕
実公昭60−24583号公報記載の段ボール積層体
は、所定厚みのアルミ箔を使用しているため高剛性で耐
圧縮強度が高い。しかしながら、例えば第5図の例にお
いて中芯1の紙4とライナー2との接着には澱粉糊を使
用しており、水分の影響によって接着強度が低下したり
剥離し易くなる。又、ライナー2も紙製であるため、耐
湿性や耐水性が低く、水分によってライナー2が膨潤す
ると紙4との接着強度の低下や段ボールの外観の悪化な
どの不具合を生ずる。
本考案は上記従来技術における問題点を解決するための
ものであり、その目的とするところは耐圧縮強度が高
く、耐湿性及び耐水性に優れた段ボール積層体を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本考案の段ボール積層体は、剛性フイルムの両
面に紙がラミネートされ且つ少なくとも一方の紙の上に
不織布がラミネートされた中芯と、一面にホットメルト
フイルムがラミネートされた耐水ライナー紙とからな
り、前記中芯と耐水ライナー紙とがホットメルトフイル
ムにより不織布を介して溶着されていることを特徴とす
る。
剛性フイルムとしては金属箔例えばアルミ箔、スチール
箔、黄銅箔、プラスチックフイルム例えばポリアミドフ
イルム、ポリエステルフイルム、ポリ塩化ビニルフイル
ム(硬質)、等が挙げられる。又、前記の剛性フイルム
を2種類以上組合せて使用してもよい。剛性フイルムの
厚みは材質や目的とする剛性に応じて選択する。
剛性フイルムの両面にラミネートする紙、不織布及び耐
水ライナー紙は慣用のものであってよい。それらの材質
や厚みは本考案の目的を達成する範囲内で種々に変化し
得る。
ホットメルトフイルムも慣用のもの例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフインのフイルムを使
用することができる。
本考案の段ボール積層体は熱溶着設備を備えたコルゲー
トマシン又は同様の装置によって容易に製造することが
できる。
中芯と耐水ライナー紙との接着は前記熱溶着設備によっ
て行う。この場合、ホットメルトフイルムが溶融して不
織布の隙間に入り込むことにより、中芯と耐水ライナー
紙とが強固な線接着される。
耐水ライナー紙は、中芯の一面に溶着してもよいし、又
は両面に溶着してもよい。
耐水ライナー紙又は中芯の表面には所望により更に不織
布表皮などを貼着することができる。
〔作用〕
本考案の段ボール積層体においては、中芯と耐水ライナ
ー紙とがホットメルトフイルムにより不織布を介して溶
着されるので、不織布の繊維間隙にホットメルトフイル
ムの樹脂が入り込み、アンカー効果により強固に結合す
る。又、ライナー紙として耐水ライナー紙を使用し、こ
れと中芯との接着も樹脂による溶着であるので、耐湿性
及び耐水性に優れている。
〔実施例〕
以下の実施例において本考案を更に詳細に説明する。な
お、本考案は下記実施例に限定されるものではない。
実施例1 第1図に本考案の段ボール積層体の実施例1の断面図を
示す。又、第1図の破線で囲んだ部分IIの拡大断面図を
第2図に示す。第2図において、中芯1は、厚み80μ
のアルミ箔3の両面に65g/m2のグラフト紙4と5がラ
ミネートされ、紙4の上に40g/m2の不織布7がラミネ
ートされている。又、370g/m2の耐水ライナー紙8の
一面には厚み60μのポリエチレンフイルム9がラミネ
ートされており、不織布7とポリエチレンフイルム9と
は線状に溶着されている。
実施例2 第3図に本考案の実施例2の断面図を示す。又、第3図
の破線で囲んだ部分IVの拡大断面図を第4図に示す。第
4図において、10は220g/m2の不織布、11は70g
/m2の不織布である。他の数字は第2図における場合と
同じ意味を表わす。第3図の不織布10と不織布11は
外観等の品質向上のためのものである。本例の段ボール
積層体を用いて可動式サンシエードを作成した。可動式
サンシエードは車両の天上部分に装着してサンルーフの
内側を所望比率で覆い、その透過光量を調節するための
もので、直線部分と曲線部分を有するレールの中を適度
な操作力で動く。本考案の段ボール積層体を使用するこ
とにより、車両部分として高温や高湿度等に晒された場
合にも、その環境条件に適合できるものが得られた。
実施例3 実施例2の中芯1の不織布11の代りに不織布7を用
い、中芯1の両面に実施例2と同じライナーを溶着して
実施例3の段ボール積層体を得た。
<剥離試験> 本考案の段ボール積層体と従来の澱粉糊を用いた段ボー
ル積層体の各々について、中芯とライナー紙との間の剥
離強度を慣用の剥離試験機を用いて、20℃、相対湿度
60%で測定した。本考案品は剥離強度が1.0kg/25mm
であったが、従来品は0.56kg/25mmであり、本考案品に
おいては剥離強度が大きく向上しているのが判った。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案の段ボール積層体は、剛性フイルム
の両面に紙がラミネートされ且つ少なくとも一方の紙の
上に不織布がラミネートされた中芯と、一面にホットメ
ルトフイルムがラミネートされた耐水ライナー紙とから
なり、前記中芯と耐水ライナー紙とがホットメルトフイ
ルムにより不織布を介して溶着されているため、耐圧縮
強度が高いとともに耐湿性及び耐水性が優れている。
すなわち、例えば車両用部品として使用する場合におい
て雨又は梅雨期の高湿度や結露による水分に晒されて
も、従来の澱粉糊を接着剤として使用した段ボール積層
体のように中芯と耐水ライナー紙とが剥離することはな
い。又、直照日光による高温に晒されても同様に十分な
強度を有する。更に、目的に応じて各種の変形も可能で
ある。それ故、本考案の段ボール積層体は包装材又は構
造材として広範な用途を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の段ボール積層体の実施例1の断面図、 第2図は第1図の破線で囲んだ部分IIの拡大断面図、 第3図は本考案の実施例2の断面図、 第4図は第3図の破線で囲んだ部分IVの拡大断面図、 第5図は従来の段ボール積層体の一例の断面図である。 図中、 1…中芯、2…ライナー、3,6…アルミ箔、4,5…
紙、7,10,11…不織布、8…耐水ライナー紙、9…ポ
リエチレンフイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西山 国男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 長野 治樹 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)考案者 加藤 賢治 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)考案者 野上 敏明 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)考案者 辻 嘉彦 愛知県愛知郡東郷町白鳥4丁目2番地3

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性フイルムの両面に紙がラミネートされ
    且つ少なくとも一方の紙の上に不織布がラミネートされ
    た中芯と、一面にホットメルトフイルムがラミネートさ
    れた耐水ライナー紙とからなり、前記中芯と耐水ライナ
    ー紙とがホットメルトフイルムにより不織布を介して溶
    着されていることを特徴とする段ボール積層体。
JP10728888U 1988-08-13 1988-08-13 段ボール積層体 Expired - Lifetime JPH061809Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10728888U JPH061809Y2 (ja) 1988-08-13 1988-08-13 段ボール積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10728888U JPH061809Y2 (ja) 1988-08-13 1988-08-13 段ボール積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0229718U JPH0229718U (ja) 1990-02-26
JPH061809Y2 true JPH061809Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31341565

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JP10728888U Expired - Lifetime JPH061809Y2 (ja) 1988-08-13 1988-08-13 段ボール積層体

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JPH0229718U (ja) 1990-02-26

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