JPH0617964B2 - 予備巻き式カメラの定尺巻戻し回路 - Google Patents

予備巻き式カメラの定尺巻戻し回路

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JPH0617964B2
JPH0617964B2 JP59054101A JP5410184A JPH0617964B2 JP H0617964 B2 JPH0617964 B2 JP H0617964B2 JP 59054101 A JP59054101 A JP 59054101A JP 5410184 A JP5410184 A JP 5410184A JP H0617964 B2 JPH0617964 B2 JP H0617964B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、予備巻き式カメラの予備巻き完了後の定尺巻
戻し回路に関する。
〔従来技術〕
撮影済みフイルムの現像処理を自動的に行う自動現像装
置においては、パトローネに巻付けたフイルム端部に約
1駒分のフイルムを適正に現像処理できない問題があ
る。ところで、一般のカメラ、すなわち予備巻き式でな
いカメラにおいては、上記現像処理されない1駒分は該
フイルムの最後であるからそれ程大きな問題ではなかっ
た。しかし、予備巻き式カメラは上記現像処理されない
1駒分は該フイルムの第1駒目であり、これが適正に現
像処理されないことは撮影者にとって重大な問題であ
る。
〔発明の目的〕
本発明は従来の予備巻式カメラの上記問題に鑑みなされ
たものであって、予備巻上げ完了後フイルムを所定量だ
けパトローネに巻戻してから第1枚目の撮影を行うよう
に構成した予備巻き完了後の定尺巻戻し機構を提供する
ことを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は上記目的を達成するために以下の構成上の特徴
を有する。すなわち、本発明は、第1図を参照して、フ
イルム装填後撮影に先立って予備巻きモードによりフイ
ルムをスプールに連続的に巻上げ、次いで撮影モードに
よりフイルムを1駒ずつパトローネに巻戻しながら撮影
する予備巻き式カメラにおいて、予備巻きモード終了を
検知して予備巻きモード終了信号を出力する予備巻きモ
ード終了検出手段Aと、フイルムの駒送り終了を検知し
て駒送り終了信号を出力する駒送り終了検知手段Bと、
上記予備巻きモード終了信号の入力により巻戻し信号を
出力し、上記予備巻きモード終了信号の入力後の少なく
とも最初の1つの駒送り終了信号の入力を無視し、次の
駒送り終了信号の入力により上記巻戻し信号の出力を停
止する巻戻し制御手段Dとを設け、該巻戻し信号により
フイルム駆動系Dを制御するように構成され、撮影モー
ドの少なくとも最初の駒送り終了信号を無視することに
より、フイルムのパトローネ巻付け側に例えば1駒分の
空写し部を設けることができるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図にもとづいて説明する。本実
施例はパトローネを装填するとパトローネから出ている
フイルム先端部を自動的にスプールに送って予備巻きを
開始するカメラに採用されたものであり、フイルムを予
備巻き・巻戻しを行うためのフイルム駆動系、駒送りカ
ウンタ系、及び制御回路を包含する。
(フイルム駆動系) フイルム駆動系は、第2図に予備巻きモードを示すよう
に、スプール1の内部に配置された駆動モータ2、駆動
モータ2の出力軸4に取付けられた出力歯車6、出力歯
車6に噛み合う減速歯車列8を包含する。フイルム駆動
系はまた、一体に取付けられた第1太陽歯車14と第2
太陽歯車16に対し共軸に軸支されたトルク検知レバー
12とアーム部材18を有する。トルク検知レバー12
は、第1太陽歯車14と噛み合う第1遊星歯車11を軸
支する第1アーム部15と、トルク検知レバー12を第
2図における反時計方向へ回動付勢するためにコイルバ
ネ26が係合する付勢アーム部24と、モード切換えス
イツチ(図示せず)を制御するモード切換え系と係合す
る作用アーム17を有する。アーム部材18は第2遊星
歯車20を軸支し、第2遊星歯車20は第2図に示す予
備巻きモードにおいてスプール1の駆動歯車22と噛み
合っている。
上記構成において、駆動モータ2が第2図における反時
計方向へ回動してフイルムの予備巻きを行う。予備巻き
が完了すると、すなわちフイルム34がパトローネ32
からこれ以上送り出されなくなると、スプール1の回動
がフイルム34によって停止させられる。その後、減速
歯車列8の回動が続行させられ、歯車10の反時計方向
の回転によって第1遊星歯車11が第2図における時計
方向に移動し、トルク検知レバー12も同一方向に回動
してモード切換えスイツチ(図示せず)を撮影モード接
続とし、出力歯車6の時計方向回転により、第2遊星歯
車20とスプール1の駆動歯車22との噛み合いがはず
れる。
制御回路の制御により撮影モードに切換わると、駆動モ
ータ2は予備巻きモードの時と逆方向に回動して第2遊
星歯車20が第2図に想像線20′で示す位置に移動す
る。撮影モードで作動するフイルム巻戻し機構は、減速
歯車列8からの駆動力を、第1遊星歯車11、第1及び
第2太陽歯車14,16及び想像線20′に示す位置に
ある歯車20を介して伝達歯車列30に伝えるように構
成される。伝達歯車列30の最後の歯車36は、パトロ
ーネ32の巻取り軸38を回動するためのパトローネ駆
動歯車40に噛み合っている。また、伝達歯車列30の
うちの一つの歯車42はフイルムカウンタ系を駆動する
ためのカウンタ駆動歯車44と噛み合っている。
一方、スプール1及びフイルム34の下方の位置には、
予備巻きモードの初期においてフイルム34の先端部を
スプール1に送るフイルム送り装置50が備えられてい
る。フイルム送り装置50は、スプール1の下端部に取
付けられた歯車52と、歯車52と噛み合っているアイ
ドル歯車54と、アイドル歯車54と噛み合うワンウエ
イ歯車装置56と、ワンウエイ歯車装置56の出力歯車
58と噛み合うアイドル歯車60、及びアイドル歯車6
0によって駆動される駆動ベルト装置62とからなる。
駆動ベルト装置62は、フイルム34のパーフオレーシ
ヨン70に嵌合する複数の突起72を有する無端ベルト
74の一部をフイルム34と平行に走行させるように構
成される。ワンウエイ歯車装置56は入力歯車64と出
力歯車58をワンウエイクラツチ66を介して結合した
ものである。
以上の構成において、パトローネ32がカメラに装填さ
れて予備巻きモードが開始すると、駆動モータ2及びス
プール1が回動し、同時に駆動ベルト装置62がフイル
ム34をスプール1へ送る。そしてフイルム34の先端
がスプール1に到達してスプール1が図示しない装置に
よってフイルム34の先端を巻き込むと、フイルム34
は駆動ベルト装置62によって何ら制限されることなく
スプール1によって巻き取られていく。
なお、フイルム走行路の側方にはフイルム34によって
摺動させられる摺動部材500が設けられ、摺動部材5
00はフイルム検出スイツチSFを操作する。
(駒送りカウンタ系) 駒送りカウンタ系は、フイルムを撮影毎に1駒分ずつ巻
戻し、かつフイルム駒数を計数して表示するものであ
る。駒送りカウンタ系は、第3図に示すように、カメラ
ボデイ(図示せず)に軸支されたスプロケツト軸100
及びスプロケツト軸100の下端に固着されたスプロケ
ツト102を有する。スプロケツト102は装填された
フイルムのパーフオレーシヨンに係合するように配置さ
れ、スプロケツト軸100はフイルムの走行に追従して
回動させられる。
一駒スイツチSOを操作する操作アーム122はピン12
3によって軸され、コイルバネ126によって第3図に
おける反時計方向に付勢されており、その中間部にスプ
ロケツト軸100に設けた凹部128に嵌合する突起部
124が設けられている。以上の構成において、フイル
ムが走行してスプロケツト102が回動すると、フイル
ムの1駒分の走行毎に突起部124が凹部128に嵌合
して1駒スイツチSOがOFFとなる。スプロケツト軸1
00の凹部128を設けていない円周角度範囲の割合を
以後αで表わすものとする。
スプロケツト軸100の上端部には小径部130が設け
られ、ここに第1図に示したフイルムカウンタ駆動歯車
44が軸支される。一方、小径部130の最上端部には
カウンタ歯車132が固着され、フイルムカウンタ駆動
歯車44とカウンタ歯車132との間にはバネ134が
配置されて摩擦クラツチが構成される。
カウンタ歯車132はピン212によって軸支されたア
イドル歯車202と噛み合い、アイドル歯車202は弾
性体の1歯回動部材204と一体のカウンタ送り歯車2
06と噛み合っている。カウンタ送り歯車206はピン
212によって軸支されかつコイルバネ350によって
第3図における反時計方向に付勢された揺動部材352
上に軸支されており、また1歯回動部材204はピン3
54によって軸支されたカウンタ板210の外周歯20
8と噛み合っている。
カウンタ板210の下面にはピン214が植設され、一
方カメラボデイ(図示せず)にはストツパピン216が
植設され、ピン214とストツパピン216の当接によ
ってカウンタ板210のEすなわちフイルム無しを表示
する初期位置(カウンタによってはSを表示するものが
あるが、これらを代表して以後Eという)が決められ
る。カウンタ板210はまた、コイルバネ(図示せず)
によって第3図における時計方向に付勢されている。従
って、カウンタ板210はどの枚数表示のときでも、1
歯回動部材204と外周歯208との係合から解放され
て不拘束となると、直ちに表示Eの位置に戻る。
揺動部材352のカウンタ板210側の端部には裏蓋3
60の開閉運動に連動する揺動板362が当接してい
る。摺動板362はコイルバネ364によって裏蓋36
0の方向に付勢されているが、揺動板362を介して揺
動部材352に作用するコイルバネ364の付勢力はコ
イルバネ350によって作用する付勢力よりも大きい。
従って、裏蓋360を開くと、揺動部材352は裏蓋3
60に追従して第3図における反時計方向に揺動し、1
歯回動部材204と外周歯208との係合が解かれてカ
ウンタ板210が表示Eとなる。
(制御回路) 本実施例の制御回路は、駆動モータ2、予備巻き終了に
より撮影モード接点aに接続され、パトローネ抜取りに
より予備巻きモード接点bに接続されるモード切換えス
イツチSR、フイルムが1駒走行する毎にOFF→ON→
OFFとなる1駒スイツチSO、フイルムがフイルム走行
路にあるときONとなるフイルム検出スイツチSF、駆動
モータ2への電流の向きを変えるためのリレーRLとそ
のリレースイツチRLC、裏蓋スイツチSC、モータ制御
ロジツク400、電源402、4つのトランジスタ40
4,406,408,410、シャツタ制御回路41
2、ダイオード420,422、及び前カバースイツチ
SMを第4図に示すように接続してなる。
上記制御回路において、パトローネを抜取ることにより
モード切換えスイツチSRが予備巻き接点bに接続された
カメラにパトローネを装填してフイルムをフイルム走行
路に配置すると、フイルム検出スイツチSFがONとな
る。ここで裏蓋を閉じて裏蓋スイツチSCをONにする
と、電流が裏蓋スイツチSC、常閉接点NCに接続された
リレースイツチRLC、駆動モータ2、予備巻き接点b
に接続されたモード切換えスイツチSR、フイルム検出ス
イツチSFを通して流れ、予備巻きが行われる。
裏蓋スイツチSCがONとなると、また、電流がトランジ
スタ404のベースに接続された抵抗404R,40
4R、ダイオード420、モード切換えスイツチSR
及びフイルム検出スイツチSFを介して流れ、トランジス
タ404がONとなってモータ制御ロジツク400にハ
イレベル信号が入力される。これによりモータ制御ロジ
ツク400は出力Dをハイレベルとしてトランジスタ4
08がONとなし、トランジスタ404のONが保持さ
れ、モータ制御ロジツク400の電源供給が保持され
る。
予備巻きが終了すると、トルク検知レバー12の作用に
よりモード切換えスイツチSRが撮影モード接点aに接続
されて駆動モータ2の回動が停止する。一方、予備巻き
においてロウレベルであったA点の電位はモード切換え
スイツチSRの撮影モード接点aへの接続切換えによりハ
イレベルとなり、これがモータ制御ロジツク400に入
力される。モータ制御ロジツク400にはまたフイルム
が1駒走行する毎にOFFすなわちハイレベルとなる1
駒スイツチSOの出力信号Bが入力されている。
モータ制御ロジツク回路400は、後述のロジツクによ
り信号Aのハイレベルが入力されると、トランジスタ4
06のベースに入力される信号Cをハイレベルとしてト
ランジスタ406ONにし、これによりリレーRLが励
磁されてリレースイツチRLCが常開接点NOに接続さ
れ、電流が裏蓋スイツチSC、撮影モード接点aに接続さ
れたモード切換えスイツチSR、駆動モータ2、及び常開
接点NOに接続されたリレースイツチRLCを介して流
れて巻戻しが行われる。
モータ制御ロジツク回路400は、後にフローチヤート
にもとづいて詳説するように、1駒スイツチSOから出力
信号Bの2番目ハイレベルが入力されると、すなわち所
定の巻戻しがなされると、出力信号C,Dをロウレベル
としてトランジスタ406,408をOFFする。これ
によりリレーRLが消磁され、リレースイツチRLCが
常閉接点NCに接続されて駆動モータ2の回動が停止
し、またトランジスタ404がOFFされてモータ制御
ロジツク400の作動が停止される。これで所望の巻戻
しが終り、第1番目の駒の撮影準備が終了したことにな
る。
続いて、前カバーをはずして前カバースイツチSMをON
してシヤツタ制御回路412に電流を供給し、さらにシ
ヤツタレリーズを行われると、シヤツタレリーズ制御回
路412はトランジスタ410に出力されている信号E
をハイレベルにしてトランジスタ410をONし、これ
によりトランジスタ404がONされる。一方、モータ
制御ロジツク400は信号Dをハイレベルにしてトラン
ジスタ406をONし、リレーRLを励磁してリレース
イツチRLCが常開接点NOに接続されて巻戻しが行わ
れる。この巻戻しが1駒分行われると1駒スイツチSO
OFFし信号Bがハイレベルとなり、これによりモータ
制御ロジツク400は出力信号C,Dをローレベルにし
て前述したのと同様にして駆動モータ2の回動が停止す
る。これで通常の撮影による駒送りが終了したことにな
る。
次に、モータ制御ロジツク400の作動を説明する。作
動の第1例は巻戻し量が1ないし2駒のものであり、第
5図にフローチヤートを示し、第6図及び第7図にタイ
ミングを示す。ここで、第6図は1駒スイツチSOがOF
Fのとき予備巻きが終了し、(1+α)ないし2駒の巻
戻しがなされる場合のタイミングを示し、第7図は1駒
スイツチSOがOFFのとき予備巻きが終了し、1ないし
(1+α)駒の巻戻しがなされる場合のタイミングを示
す。
最初に、信号Dを1すなわちハイレベルとしてモータ制
御ロジツク400の電源をホールドし、次いで信号Aが
ロウレベルすなわち駆動モータ2が予備巻きモード接続
となっているか否かを判別する。信号Aがロウレベルで
あると判別すると、次に信号Aがハイレベルであるか否
かを判別し、ハイレベルでなければ予備巻きが終了して
信号Aがハイレベルになるまで待機する。
予備巻きが終了して信号Aがハイレベルとなると、信号
Cをハイレベルとし、次に信号Bがロウレベルすなわち
1駒スイツチがONであるか否かを判別し、信号Bがロ
ウレベルでなければロウレベルになるまで待機する。信
号Bがロウレベルになると、次に信号Bがハイレベルで
あるか否かを判別し、信号Bがハイレベルでなければハ
イレベルになるまで待機する。信号Bがハイレベルにな
ると再び信号Bがロウレベルであるか否かを判別し、信
号Bがロウレベルでなければロウレベルになるまで待機
する。信号Bがロウレベルになると再び信号Bがハイレ
ベルであるか否かを判別し、信号Bがハイレベルでなけ
ればハイレベルになるまで待機する。
信号Bがハイレベルになると、信号Cをロウレベルとし
てリレーRLの励磁を停止し、リレースイツチRLCを
常閉接点NCに接続して駆動モータ2の回動を停止する
とともに、信号Dをロウレベルとしてモータ制御ロジツ
ク400への電源供給を断つ。これで1ないし2駒の巻
戻しが終了したことになる。
一方、上記信号Aがロウレベルであるか否を判別してロ
ウレベルでないときすなわち駆動モータ2が撮影モード
接続となっていると、信号Cをハイレベルにしてトラン
ジスタ406をONし、リレーRLを励磁してリレース
イツチRLCを常開接点NOに接続して駆動モータ2を
巻戻し方向に回動させて通常の撮影による巻戻しを行
う。続いて、上述の信号Bがハイレベルであるか否かの
最初の判別におけるハイレベルの場合のステツプに飛
び、さらに上述のように信号Bのロウレベルそしてハイ
レベルを判別した後巻戻しを停止しかつモータ制御回路
への電源供給を断つ。これで通常の撮影の1駒送りがな
されたことになる。
モータ制御ロジツク400の作動の第2の例を第8図の
フローチヤート、第7図及び第9図のタイミングを示す
図に基いて説明する。ここで、第7図は1駒スイツチSO
がONのとき予備巻きが終了し、1ないし(1+α)駒
の巻戻しがなされる場合のタイミングを示し、第9図は
1駒スイツチSOがOFFのとき予備巻きが終了し、αな
いし1駒の巻戻しがなされる場合の信号のタイミングを
示す。
まず、信号Dを1すなわちハイレベルとしてモータ制御
ロジツク400の電源をホールドし、次いで信号Aがロ
ウレベルすなわち駆動モータ2が予備巻きモード接続と
なっているか否かを判別する。信号Aがロウレベルであ
ると判別すると、次に信号Aがハイレベルであるか否か
を判別し、信号Aがハイレベルでなければ予備巻きが終
了してハイレベルになるまで待機する。
予備巻きが終了して信号Aがハイレベルとなると、信号
Cをハイレベルとし、次に信号Bがハイレベルすなわち
1駒スイツチがOFFであるか否かを判別し、信号Bが
ハイレベルでなければハイレベルになるまで待機する。
信号Bがハイレベルになると、次に信号Bがロウレベル
であるか否かを判別し、信号Bがロウレベルでなければ
ロウレベルになるまで待機する。信号Bがロウレベルに
なると再び信号Bがハイレベルであるか否かを判別し、
信号Bがハイレベルでなければハイレベルになるまで待
機する。
信号Bがハイレベルになると、信号Cをロウレベルとし
てリレーRLの励磁を停止し、リレースイツチRLCを
常閉接点NCに接続して駆動モータ2の回動を停止する
とともに、信号Dをロウレベルとしてモータ制御ロジツ
ク400への電源供給を断つ。これでαないし(1+
α)駒の巻戻しが終了したことになる。
一方、上記信号Aがロウレベルであるか否を判別してロ
ウレベルでないときすなわち駆動モータ2が撮影モード
接続となっていると、信号Cをハイレベルにしてトラン
ジスタ406をONし、リレーRLを励磁してリレース
イツチRLCを常開接点NOに接続して駆動モータ2を
巻戻し方向に回動させて通常の撮影による巻戻しを行
う。続いて、上述の信号Bがハイレベルであるか否かの
最初の判別におけるハイレベルの場合のステツプに飛
び、上述のように信号Bのロウレベルそしてハイレベル
を判別した後巻戻しを停止しかつモータ制御回路への電
源供給を断つ。これで通常の撮影の1駒送りがなされた
ことになる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、撮影モードの巻戻し作動
において少なくとも最初の駒送り終了信号を無視するこ
とにより、フイルムのパトローネ巻付け側に例えば1駒
分の空写し部を設けることができ、撮影された全駒を自
動現像装置により適正に現像処理できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲に対応した図、第2図は本発明
の実施例のフイルム駆動系の斜視図、第3図は駒送りカ
ウンタ系の斜視図、第4図は制御回路図、第5図はモー
タ制御ロジツクの第1例のフローチヤート、第6図は第
5図に示したフローチヤートにおいて(1+α)ないし
2駒巻戻す場合のタイミングを示す図、第7図は第5図
に示したフローチヤートにおいて1ないし(1+α)駒
巻戻す場合のタイミングを示す図、第8図はモータ制御
ロジツクの第2例のフローチヤート、第9図は第8図に
示したフローチヤートにおいてαないし(1+α)駒巻
戻す場合のタイミングを示す図である。 2……駆動モータ、12……トルク検知レバー、32…
…パトローネ、34……フイルム、100……スプロケ
ツト軸、210……カウンタ板、352……揺動部材、
400……モータ制御ロジツク、SR……モード切換えス
イツチ、SO……1駒スイツチ、SF……フイルム検、RL
……リレー、RLC……リレースイツチ、SC……裏蓋ス
イツチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 政望進 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 梅津 隆夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−89738(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルム装填後撮影に先立って予備巻きモ
    ードによりフイルムをスプールに連続的に巻上げ、次い
    で撮影モードによりフイルムを1駒ずつパトローネに巻
    戻しながら撮影する予備巻き式カメラにおいて、予備巻
    きモード終了を検知して予備巻きモード終了信号を出力
    する予備巻きモード終了検出手段と、フイルムの駒送り
    終了を検知して駒送り終了信号を出力する駒送り終了検
    知手段と、上記予備巻きモード終了信号の入力により巻
    戻し信号を出力し、上記予備巻きモード終了信号の入力
    後の少なくとも最初の1つの駒送り終了信号の入力を無
    視し、次の駒送り終了信号の入力により上記巻戻し信号
    の出力を停止する巻戻し制御手段とを設け、該巻戻し信
    号によりフイルム駆動系を制御することを特徴とする予
    備巻き式カメラの定尺巻戻し回路。
JP59054101A 1984-03-21 1984-03-21 予備巻き式カメラの定尺巻戻し回路 Expired - Lifetime JPH0617964B2 (ja)

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