JP3405851B2 - フィルムカウンター - Google Patents

フィルムカウンター

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JP3405851B2
JP3405851B2 JP09091895A JP9091895A JP3405851B2 JP 3405851 B2 JP3405851 B2 JP 3405851B2 JP 09091895 A JP09091895 A JP 09091895A JP 9091895 A JP9091895 A JP 9091895A JP 3405851 B2 JP3405851 B2 JP 3405851B2
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1駒分の間に1個もし
くは2個のパーフォレーションを有するフィルムを使用
するコンパクトカメラ用のフィルムカウンターに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カメラに使用される従来タイプのフィル
ムとしては、1駒あたり複数個のパーフォレーションが
等間隔に設けられており、このパーフォレーションを種
々の方法で計数して1駒巻き上げを行い、所定数に達し
たときに給送停止を行っていた。例えば、レバーの爪が
パーフォレーションに嵌入することにより駒送りを制御
するようにしていた。そして、近頃、新しいタイプのフ
ィルムとして、1駒分に2個のパーフォレーションを設
けたフィルムが提案され、公知となっている。
【0003】このような1駒あたり2個のパーフォレー
ションを設けた新しいフィルムでは、従来のフィルム給
送装置は使用できず、例えば、レバーの爪がそれぞれの
パーフォレーションに嵌入してしまうため、正確な駒送
りができなかった。従って、新たなフィルム給送装置
(機構)が必要である。そして、前記のような新しいフ
ィルムに対応できるものとしては、例えば、特開平3−
290637号公報に開示されるように、フィルムを1
駒送る毎にその送りを停止させるため、フォトインタラ
プターを使って、パーフォレーションの通過を光学的に
検知する手段が採用されている。このように、1駒に2
個のパーフォレーションを有するフィルムは、その駒止
めを光電検知で行うことを前提としたものである。
【0004】また、前記のような新しいフィルムに対応
して、フィルム枚数の1駒検出を機械的に検出して表示
するようにしたものを、本出願人は特願平6−1156
59号で提案している。なお、この特願平6−1156
59号で提案したフィルム給送装置は、1駒分の間に1
個もしくは2個のパーフォレーションを有するフィルム
を使用し、そのフィルムを巻き付けたフィルムカートリ
ッジ(パトローネ)内のフィルム巻き取り軸と、このフ
ィルム巻き取り軸から送り出されたフィルムを巻き上げ
るフィルム巻き上げスプールと、このフィルム巻き上げ
スプールおよび前記フィルム巻き取り軸をそれぞれ駆動
可能とするモータおよびギア機構等による駆動装置とを
備えたカメラのフィルム給送装置において、前記フィル
ムの前記パーフォレーションに係合可能な爪を有し、こ
の爪と前記パーフォレーションとの係合により回転して
前記フィルムの1駒巻き上げを検出可能とする回転部材
(フリースプロケット)と、このフリースプロケットの
回転に基づき前記フィルムの1駒巻き上げを検出して前
記駆動装置の駆動を停止する停止制御装置と、を備えた
構成を特徴とするものである。なお、前記フリースプロ
ケットは、前記駆動装置を構成するギア機構のうちのギ
アの回転に伴いフリクションリングを介装すること等に
より所定の摩擦力をもって回転可能であり、前記フィル
ムの前記フィルム巻き上げスプールによる巻き上げ以前
において、前記爪が前記フィルム面に当接した状態では
回転を阻止されるものである。
【0005】以上のような構成のフィルム給送装置によ
れば、以下のような効果が得られる。即ち、パーフォレ
ーションに爪が係合することにより回転するフリースプ
ロケットの回転に基づいて、フィルムの1駒巻き上げを
検出して、フィルム巻き取り軸およびフィルム巻き上げ
スプールをそれぞれ駆動する駆動装置の駆動を停止する
ようにしたため、1駒分の間に2個のパーフォレーショ
ンを有するフィルムであっても、簡単な構成でありなが
ら1駒巻き上げを確実に検出して停止することができ
る。そして、光学的な検知手段で駒止めを行うものに比
べて電気回路が簡単で済むため、コストを低くすること
ができ、しかも、パーフォレーションに係合する爪を有
する回転部材の回転により1駒巻き上げを検出するた
め、部品点数を少なくして、小型化することができる。
【0006】なお、フィルムの巻き上げ以前において
は、爪がフィルム面に当接した状態でフリースプロケッ
トの回転が阻止されて、パーフォレーションに爪が係合
することによりフリースプロケットが回転するようにな
る。また、駆動装置を構成するギア機構のうちのギアの
回転に伴い所定の摩擦力をもってフリースプロケットが
回転することで、次のパーフォレーションとの係合位置
に爪を待機させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平3−290637号公報に開示されるようなフォト
インタラプターを使って、パーフォレーションの通過を
光学的に検知する方法のものでは、コストが高くなって
しまい、低価格機種であるコンパクトカメラには使用が
難しいものとなっていた。また、前記特願平6−115
659号で提案したフィルム給送装置では、初期のフリ
ースプロケットの回転開始位置が一定していないため、
実際のフィルム給送枚数と枚数表示とがズレる可能性が
あり、即ち、給送枚数を表示するフィルムカウンターの
指標ズレが発生してしまう可能性があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、コンパクトカメ
ラ用として、簡単な構成により指標ズレの発生をなくせ
るようにしたフィルムカウンターを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、1駒分の間に1個もしくは2個
のパーフォレーションを有するフィルムを使用し、その
フィルムを巻き付けたフィルム巻き取り軸と、このフィ
ルム巻き取り軸から送り出されたフィルムを巻き上げる
フィルム巻き上げスプールと、このフィルム巻き上げス
プールおよび前記フィルム巻き取り軸をそれぞれ駆動可
能とする駆動装置と、前記フィルムの給送枚数を表示す
る表示部と、を備えたカメラのフィルムカウンターであ
って、前記フィルムの前記パーフォレーションに係合可
能な爪を有し、この爪と前記パーフォレーションとの係
合により回転して前記フィルムの1駒巻き上げを検出可
能とする回転部材と、この回転部材の回転に基づき前記
フィルムの1駒巻き上げを検出して前記駆動装置の駆動
を停止する停止制御装置と、前記フィルムの給送初期か
ら撮影可能な1駒目の巻き上げ状態となるまで前記回転
部材を所定位置に係止した状態に保持する係止部材と、
を備えた構成を特徴としている。
【0010】なお、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のフィルムカウンターにおいて、前記回転部材は、前
記駆動装置を構成するギア機構のうちのギアの回転に伴
い所定の摩擦力をもって回転可能であり、前記フィルム
の前記フィルム巻き上げスプールによる巻き上げ以前に
おいて、前記爪が前記フィルム面に当接した状態では回
転を阻止されるフリースプロケットである構成を特徴と
している。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のフィルムカウンターにおいて、前記表示部
は、前記回転部材に連動して1駒毎に回転する駒板に備
えられている構成を特徴としている。
【0012】そして、請求項4記載の発明は、請求項3
記載のフィルムカウンターにおいて、前記係止部材と連
動して前記フィルムが1駒目の巻き上げ状態となるまで
前記駒板を所定位置に係止した状態に規制する規制部材
を備えた構成を特徴としている。
【0013】さらに、請求項5記載の発明は、請求項
1、2、3または4記載のフィルムカウンターにおい
て、前記フィルムが1駒目の巻き上げ状態となるまでの
空送り終了を検出して、前記停止制御装置に空送り終了
信号を送る空送り終了検出手段を備えた構成を特徴とし
ている。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のフィルムカウンターにおいて、前記空送り終了検出
手段は、前記フィルムが1駒目の巻き上げ状態となるま
で前記駒板の外周の凹部に接片が当接して、前記空送り
終了による前記駒板の1駒目に対応した回転で前記接片
が前記凹部から前記駒板の外周面に乗り上がるスイッチ
である構成を特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、パーフォレーシ
ョンに爪が係合することにより回転する回転部材の回転
に基づいて、停止制御装置により、フィルムの1駒巻き
上げを検出して、パトローネ内のフィルム巻き取り軸お
よびフィルム巻き上げスプールをそれぞれ駆動する駆動
装置の駆動を停止するので、1駒分の間に2個のパーフ
ォレーションを有するフィルムであっても、簡単な構成
でありながら1駒巻き上げを確実に検出して停止でき
る。そして、光学的な検知手段で駒止めを行うものに比
べて電気回路が簡単で済むことから、コストを低くで
き、しかも、パーフォレーションに係合する爪を有する
回転部材の回転により1駒巻き上げを検出できるので、
部品点数が少なくて済み、小型化できる。
【0016】しかも、フィルムの給送初期から撮影可能
な1駒目の巻き上げ状態となるまでは、係止部材により
回転部材を所定位置に係止した状態に保持するので、フ
ィルムが所定量送られて1駒目が撮影可能な状態となっ
て初めて、カウンターが1駒目からカウントし始めるよ
うになり、即ち、フィルムが給送され、1駒目の撮影が
可能となるまでは、カウンターを初期状態に係止してお
くことができるため、実際のフィルム給送枚数とカウン
ター表示がズレることを防止できる。
【0017】なお、請求項2記載の発明によれば、フィ
ルムのフィルム巻き上げスプールによる巻き上げ以前に
おいて、爪がフィルム面に当接した状態ではフリースプ
ロケットの回転が阻止され、パーフォレーションに爪が
係合することによりフリースプロケットが回転する。ま
た、駆動装置を構成するギア機構のうちのギアの回転に
伴いフリクションリングを介する等して所定の摩擦力を
もってフリースプロケットが回転し、次のパーフォレー
ションとの係合位置に爪が待機される。
【0018】また、請求項3記載の発明によれば、回転
部材(フリースプロケット)に連動して1駒毎に回転す
る駒板に表示部が備えられているので、係止部材による
回転部材(フリースプロケット)の係止によって、駒板
が初期状態に係止されて、実際のフィルム給送枚数とカ
ウンター表示がズレることを防止できる。
【0019】そして、請求項4記載の発明によれば、係
止部材と連動してフィルムが1駒目の巻き上げ状態とな
るまでは、規制部材により駒板を所定位置に係止した状
態に規制するので、係止部材と連動する規制部材によっ
て、駒板が所定位置への係止状態に規制されて、実際の
フィルム給送枚数とカウンター表示がズレることを防止
できる。
【0020】さらに、請求項5記載の発明によれば、空
送り終了検出手段によって、フィルムが1駒目の巻き上
げ状態となるまでの空送り終了を検出して、停止制御装
置に空送り終了信号を送るので、フィルムの空送り終了
の検出によって、停止制御装置により、フィルム巻き取
り軸およびフィルム巻き上げスプールをそれぞれ駆動す
る駆動装置の駆動を停止して、1駒目の撮影に待機でき
る。
【0021】また、請求項6記載の発明によれば、空送
り終了の検出を、フィルムが1駒目の巻き上げ状態とな
るまで駒板の外周の凹部に接片が当接して、空送り終了
による駒板の1駒目に対応した回転で接片が凹部から駒
板の外周面に乗り上がるスイッチにより行うので、フィ
ルムの空送り終了を、駒板の回転に基づいてスイッチに
より検出して、その検出信号に基づく停止制御装置によ
り、フィルム巻き取り軸およびフィルム巻き上げスプー
ルをそれぞれ駆動する駆動装置の駆動を停止して、1駒
目の撮影に待機できる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明に係るフィルムカウンターの
実施例を図1から図9に基づいて説明する。先ず、本発
明に係るフィルムカウンターを適用するカメラのフィル
ム給送装置について説明する。なお、このフィルム給送
装置は、本出願人が前記特願平6−115659号で提
案したものと基本的にほぼ同様のものである。図1は本
発明を適用した一例としてのカメラのフィルム給送装置
の概要を示すもので、フィルム装填状態を示しており、
1はモータ、2,3,4,5,6,7,8はギア、9は
サンギア、10はプラネタリギア、11はギア、12は
プラネタリギアキャリア、13はストッパーピン、1
4,15,16,17,18,19,20,21はギ
ア、22はサンギア、23,24はプラネタリギア、2
5はギア、26はプラネタリギアキャリア、27はリー
ル軸、28,29,59はギア、30はフリクションリ
ング、31は回転部材(フリースプロケット)、32は
爪、33は接片、34はレバー、35は引張コイルバ
ネ、36はラチェットギア、37は駒板、37aはギア
部、38は引張コイルバネ、39はフィルム巻き上げス
プール、39bは爪、40はレール、41はパトロー
ネ、42はフィルム巻き取り軸である。
【0023】即ち、モータ1の出力軸に備えられた小径
のギア2に大径のギア3が噛み合い、このギア3と同軸
上に一体化した小径のギア4に大径のギア5が噛み合
い、このギア5と同軸上に一体化した小径のギア6に大
径のギア7が噛み合い、さらに、このギア7と同軸上に
一体化した小径のギア8に大径のサンギア9が噛み合っ
ている。このサンギア9には小径のプラネタリギア10
が噛み合っていて、これにより遊星歯車機構が構成され
ており、このプラネタリギア10に大径のギア11が噛
み合っている。このギア11は、リング状をなして前記
モータ1と同一軸線上に配置されている。なお、プラネ
タリギア10は、レバー状のプラネタリギアキャリア1
2によりサンギア9の軸心を中心として揺動自在に支持
されており、そのプラネタリギアキャリア12の揺動位
置を規制するストッパーピン13が設けられている。
【0024】また、前記サンギア9には別に大径のギア
14が噛み合っており、このギア14にギア15が噛み
合い、このギア15にギア16が噛み合い、このギア1
6にギア17が噛み合い、このギア17にギア18が噛
み合い、さらに、このギア18にギア19が噛み合って
いる。そして、このギア19と同軸上に一体化した大径
のギア20に小径のギア21が噛み合い、このギア21
にサンギア22が噛み合っている。このサンギア22に
は2つの小径のプラネタリギア23,24がともに噛み
合っていて、これにより遊星歯車機構が構成されてお
り、さらに、この2つのプラネタリギア23,24の何
れか一方と選択的に噛み合う大径のギア25が設けられ
ている。なお、プラネタリギア23,24は、ベルクラ
ンク状のプラネタリギアキャリア26によりサンギア2
2の軸心を中心として揺動自在に支持されている。ま
た、ギア25にはリール軸27が同軸上に一体化して備
えられている。
【0025】そして、前記ギア15の上方にはギア28
が配置されており、このギア28と噛み合うギア59が
設けられ、さらに、このギア59と噛み合うギア29が
設けられている。また、前記ギア15の下方にはフリク
ションリング30が配置されており、さらに、このフリ
クションリング30の下方に回転部材であるフリースプ
ロケット31が配置されている。即ち、前記ギア15は
リング状をなしていて、このリング状のギア15内に、
上方のギア28の軸部28aが挿入して下方へ突出して
おり、この軸部28aの外周にフリクションリング30
が嵌合している。このフリクションリング30は、リン
グ状のギア15の溝15aに爪30aを嵌合すること
で、ギア15と一体に回転するようになっている。
【0026】さらに、前記ギア28の前記軸部28aの
下端部には前記フリースプロケット31が凹凸嵌合して
おり、これによりフリースプロケット31がギア28と
一体に回転するようになっている。このフリースプロケ
ット31は、外周面に1つの爪32を一体に備えてい
る。このフリースプロケット31の上面側には接片33
が配設されている。また、前記ギア29は、レバー34
により前記ギア28の軸心を中心として揺動自在に支持
されている。さらに、このレバー34を図示時計廻り方
向に付勢する引張コイルバネ35が設けられている。そ
して、前記ギア29の上面には同軸上に一体化してラチ
ェットギア36が備えられている。
【0027】このラチェットギア36の近傍には駒板3
7が配設されている。この駒板37は、上面に撮影駒数
を表示した表示部を有するもので、その下面側に前記ラ
チェットギア36が噛み合い可能なギア部37aが形成
されている。さらに、駒板37を図示反時計廻り方向に
付勢する引張コイルバネ38が設けられている。また、
リング状の前記ギア11の下方には、フィルム巻き上げ
スプール39が配置されている。このフィルム巻き上げ
スプール39は、リング状のギア11の溝11aに爪3
9aを嵌合することで、ギア15と一体に回転するよう
になっている。さらに、このフィルム巻き上げスプール
39は、外周面に爪39bを一体に備えている。
【0028】なお、前記フィルム巻き上げスプール39
の内方に前記モータ1が配置されるようになっており、
また、図中、40はレール、41はパトローネである。
パトローネ41は、前記リール軸27が係合可能なフィ
ルム巻き取り軸42を内蔵するとともに、フィルム43
を収容している。即ち、このパトローネ41内には、図
2以降にも示すように、1駒分の間に2個のパーフォレ
ーション44a,44bを有するフィルム43が収容さ
れている。
【0029】このようにして、カメラ内には、フィルム
巻き上げスプール39とパトローネ41内のフィルム巻
き取り軸42をそれぞれ駆動可能とするモータ1および
各ギア列からなる駆動装置が配設されている。また、前
記フリースプロケット31の回転に基づき接片33を介
して図示しない電気回路により、後述するように、フィ
ルムの1駒巻き上げを検出して前記駆動装置の駆動を停
止する停止制御装置(不図示)が設けられている。以上
によりカメラのフィルム給送装置が構成されている。
【0030】次に、以上のフィルム給送装置による各部
の動作について説明する。先ず、フィルムの巻き上げ状
態においては、モータ1の駆動力が、図1に矢印で示し
たように、ギア2からギア3,4,5,6,7,8,
9,10を介してリング状のギア11に伝達され、この
リング状のギア11の溝11aに爪39aを嵌合して一
体に回転するフィルム巻き上げスプール39を回転させ
る。また、モータ1の駆動力は、前記ギア9と噛み合う
ギア14よりギア15,16,17,18,19,2
0,21,22,23,25を介してリール軸27にも
伝達される。
【0031】そして、リング状の前記ギア15の溝15
aに爪30aを嵌合したフリクションリング30も、ギ
ア15と一体に回転する。このフリクションリング30
は、リング状の前記ギア15の上方のギア28の軸部2
8aの外周に嵌合していて、その摩擦力によりギア28
を回転させる。また、このギア28の軸部28aの下端
部にフリースプロケット31が凹凸嵌合していて、この
フリースプロケット31がギア28と一体に回転する。
【0032】さらに、このギア28とギア29,59は
レバー34に軸支されていて、ギア29と同軸上に一体
化したラチェットギア36は、カメラの図示しない裏蓋
が閉じられた際、レバー34が引張コイルバネ35のバ
ネ力に抗して図示反時計廻り方向に回転するため、駒板
37のギア部37aと噛み合う。なお、その場合、フリ
ースプロケット31の1回転に対し、駒板37がギア部
37aの1歯分(1駒分)送られる。
【0033】また、フィルムの巻戻し状態においては、
モータ1が、従来公知の終端検知機構によりフィルム終
端を検知して逆転すると、図5に示したように、フィル
ム巻き上げスプール39側のリング状のギア11とプラ
ネタリギア10との噛み合いが外れる。そして、リール
軸27側のギア25とプラネタリギア23との噛み合い
も外れて、ギア25に他方のプラネタリギア24が噛み
合う。なお、フィルム巻き上げスプール39の回転速度
は、リール軸27側の回転速度より速く設定されてお
り、その周速差を、リール軸27側のギア25とプラネ
タリギア23との噛み合いが外れることによって吸収し
ている。
【0034】以上のフィルム給送装置において、1駒分
の間に2個のパーフォレーション44a,44bを有す
るフィルム43が収容されたパトローネ41を装填して
巻き上げを開始すると、先ず、図1に矢印で示すよう
に、モータ1が反時計廻り方向に回転する。このモータ
1の駆動により前述したように、ギア2からギア3,
4,5,6,7,8,9,10を介してリング状のギア
11に伝達され、このリング状のギア11と一体にフィ
ルム巻き上げスプール39が回転するとともに、ギア9
と噛み合うギア14よりギア15,16,17,18,
19,20,21,22,23,25を介してリール軸
27も回転する。
【0035】そして、フィルム43がフリースプロケッ
ト31の爪32に噛み合う(図3参照)までは、リング
状のギア15と一体に回転するフリクションリング30
を介してギア28が回転し、このギア28にギア59を
介して噛み合うギア29と一体のラチェットギア36が
ギア部37aに噛み合って、駒板37を送る。
【0036】前記リール軸27の回転によって、このリ
ール軸27と係合するフィルム巻き取り軸42が一体に
回転して、パトローネ41内からフィルム43が送り出
され、図2に示したように、フリースプロケット31の
位置までくると、フリースプロケット31の爪32がフ
ィルム43に当接して、フリースプロケット31の回転
が阻止される。この状態で、モータ1の駆動力は、フリ
クションリング30がギア28の軸部28aの周りを滑
るため、駒板37には伝達されない。
【0037】さらに、フィルム43が送られると、図3
に示したように、フリースプロケット31の爪32がフ
ィルム43のパーフォレーション44aに係合する(噛
み合う)ため、フリースプロケット31が回転する。こ
のフリースプロケット31の回転から、接片33を介し
て信号を取り、前記停止制御装置によりモータ1の駆動
を停止してフィルム43の1駒巻き上げを終える。フリ
ースプロケット31の回転の検出は、従来公知の方法に
より行えばよく、例えば、パルスを計数してモータ1を
停止する。なお、パトローネ41の装填時には、1駒分
だけでなく、撮影可能状態となるまで複数駒分送る。即
ち、図4に示したように、フィルム巻き上げスプール3
9の爪39bにフィルム43の少なくとも最初のパーフ
ォレーション44aが係合する(噛み合う)位置まで送
る。以後は、フィルム巻き上げスプール39によりフィ
ルム43が1駒分ずつ巻き上げられる。
【0038】そして、撮影が終ると、モータ1が回転を
開始して、フリースプロケット31の爪32がフィルム
43の次のパーフォレーション44aに係合する(噛み
合う)。ところで、必ずしもパーフォレーション44a
に爪32が係合する(噛み合う)よう構成しなくとも、
フィルム43が1駒分給送されるより速くフリースプロ
ケット31が回転するよう構成しておくことで、パーフ
ォレーション44aに爪32が係合する(噛み合う)ま
では、前述したように、フリースプロケット31の回転
が阻止されるので、問題はない。なお、フリースプロケ
ット31はギア28と一体に回転するため、ギア28に
ギア59を介して噛み合うギア29と一体のラチェット
ギア36がギア部37aに噛み合って、駒板37を1歯
分(1駒分)送る。
【0039】また、フィルム43の終端では、フィルム
43の巻き上げが途中で停止するため、従来公知の終端
検出方法、例えば、所定時間経過してもパルス数が発生
しないことを検出してモータ1を逆転させる。この状態
を図5に示した。図5に矢印で示したように、モータ1
が逆転(図示では時計廻り方向の回転)すると、フィル
ム巻き上げスプール39側のリング状のギア11とプラ
ネタリギア10との噛み合いが外れる。即ち、サンギア
9の図示では時計廻り方向の回転により、プラネタリギ
アキャリア12が同じく時計廻り方向に揺動して、プラ
ネタリギア10がリング状のギア11から離れる。
【0040】また、モータ1が逆転により図5に矢印で
示すように、リール軸27側のギア25とプラネタリギ
ア23との噛み合いも外れて、ギア25に他方のプラネ
タリギア24が噛み合う。即ち、サンギア22の図示で
は時計廻り方向の回転により、プラネタリギアキャリア
26が同じく時計廻り方向に揺動して、プラネタリギア
23がリール軸27側のギア25から離れ、他方のプラ
ネタリギア24がギア25に噛み合う。このプラネタリ
ギア24とギア25との噛み合いにより、矢印で示すよ
うに、リール軸27が逆転して、フィルム巻き取り軸4
2の回転によりフィルム43をパトローネ41内に巻き
戻す。このようにしてフィルム43の巻き戻しが終了す
ると、フリースプロケット31からのパルス停止を検出
して、前記停止制御装置によりモータ1を停止する。
【0041】以上の通り、実施例のフィルム給送装置
は、パーフォレーション44aに爪32が係合する(噛
み合う)ことにより回転するフリースプロケット31の
回転に基づいて、停止制御装置により、フィルム43の
1駒巻き上げを検出して、フィルム巻き上げスプール3
9とパトローネ41内のフィルム巻き取り軸42をそれ
ぞれ駆動するモータ1の駆動を停止する構成である。従
って、実施例のように、1駒分の間に2個のパーフォレ
ーション44a,44bを有するフィルム43であって
も、簡単な構成でありながら1駒巻き上げを確実に検出
して停止できるものとなっている。そして、光学的な検
知手段で駒止めを行うものに比べて電気回路が簡単で済
むことから、コストを低くできる利点がある。しかも、
パーフォレーション44aに係合する爪32を有するフ
リースプロケット31の回転により1駒巻き上げを検出
できるため、部品点数が少なくて済み、小型化できる利
点がある。
【0042】以上において、本発明に係るフィルムカウ
ンターは図6に示すように構成されている。図6は本発
明を適用した一例としてのフィルムカウンターの要部機
構をカメラ底部から見た図で、給送開始状態を示してお
り、前記と同様、31はフリースプロケット、32は
爪、36はラチェットギア、37は駒板、37aはギア
部、38は引張コイルバネ、41はパトローネ、43は
フィルムであり、45は切欠部、46は係止部材(係止
レバー)、47は係止突部、48は支点軸、49は接触
端部、50はピン、51は規制部材(捩りコイルバ
ネ)、51aは突出端部、52は引張コイルバネ、53
はピン、54は凹部、55は空送り終了検出手段(空送
り終了検知スイッチ)、56,57は接片、58は空送
り部分である。
【0043】即ち、前記フリースプロケット31の外周
の一部に切欠部45が形成されており、この切欠部45
には、係止部材である係止レバー46の一側部に形成し
た係止突部47が係合可能となっている。この係止レバ
ー46は、支点軸48を中心として回動可能であり、後
述するように、フィルム43との接触端部49側の一側
面に前記係止突部47を有するとともに、接触端部49
と反対側の端部に左右2本のピン50,50を植設して
備えている。そして、この2本のピン50,50の間
に、支点軸48周りを回すようにして規制部材である捩
りコイルバネ51を掛けている。この捩りコイルバネ5
1は、一端部が前記駒板37側へ延長した突出端部51
aとなっている。また、係止レバー46には、この係止
レバー46を支点軸48を中心として図示反時計廻り方
向に付勢する引張コイルバネ52が接続されている。
【0044】ここで、前記駒板37について、前記ギア
部37aの外側には、前記捩りコイルバネ51の前記突
出端部51aが当接するピン53が植設されている。そ
して、駒板37の外周の一部に凹部54が形成されてい
て、駒板37の側方には、空送り終了検出手段である空
送り終了検知スイッチ55が配設されている。この空送
り終了検知スイッチ55は、凹部54に当接する接片5
6と、この接片56が凹部54を乗り越えて駒板37の
外周に当接すると接触する接片57とを備えている。従
って、この空送り終了検知スイッチ55は、常時は接片
56,57が開いた状態のOFF状態にある。なお、前
記ギア部37aの一部には、ギアのない空送り部分58
が形成されており、この空送り部分58に前記ラチェッ
トギア36が位置している。
【0045】次に、以上のような構成による本発明に係
るフィルムカウンターの動作について説明する。先ず、
フィルムを装填し、即ち、パトローネ41を装填して前
述したフィルム給送装置の作動により空送りを行う。こ
こで、フィルム装填時には、パトローネ41からまだフ
ィルム43が出ておらず、前述した通り、前記モータ1
の駆動力によってフリースプロケット31が回転する。
このフリースプロケット31は、図示時計廻り方向への
回転の途中の所定位置において、図6に示すように、係
止レバー46の係止突部47が切欠部45に係合して、
その状態に係止される。
【0046】そして、前記モータ1が回転し、パトロー
ネ41からフィルム43が送り出されてくると、図7に
示すように、係止レバー46の接触端部49をフィルム
43の先端部が押し、引張コイルバネ52の付勢力に抗
して係止レバー46が支点軸48を中心として図示時計
廻り方向に回転する。これにより、係止突部47が切欠
部45から離脱して、フリースプロケット31の係止状
態が解除される。ただし、前述したように、爪32がフ
ィルム43の前記パーフォレーション44aに係合する
までは、フィルム43によってフリースプロケット31
の回転が阻止されている。
【0047】また、前述のようにして係止レバー46が
回転する際には、図7に示したように、捩りコイルバネ
51の突出端部51aが駒板37に設けたピン53を押
し、引張コイルバネ38の付勢力に抗して駒板37を図
示反時計廻り方向に回転する。ところで、ギア部37a
の空送り部分58には前記ラチェットギア36が位置し
ていて、駒板37の外周の凹部54に空送り終了検知ス
イッチ55の接片56が当接している。即ち、空送り終
了検知スイッチ55は、接片56,57が開いたOFF
状態にある。そして、前述した駒板37の図示反時計廻
り方向への回転によって、空送り部分58をラチェット
ギア36がギア部37aと噛み合い可能な直前位置(空
送り部分58の図示左端部位置)まで移動するととも
に、凹部54を接片56が駒板37外周に乗り上げる直
前位置(凹部54の図示左端部位置)まで移動する。
【0048】さらに、フィルム43が送られると、やが
て、図8に示すように、1駒目の最初のパーフォレーシ
ョン44aにフリースプロケット31の爪32が落ち込
む。しかし、この時点では、空送り終了検知スイッチ5
5はOFF状態のままであり、従って、フィルム給送は
そのまま継続される。即ち、空送り中は制御回路によっ
て、1駒巻き上げ完了信号を無視することとしている。
【0049】次に、図9に示すように、2駒目の最初の
パーフォレーション44aにフリースプロケット31の
爪32が落ち込むときには、空送り部分58からラチェ
ットギア36がギア部37aに乗り上げて1番目の歯と
噛み合うとともに、凹部54から接片56が駒板37外
周に乗り上げて接片57に接触して、空送り終了検知ス
イッチ55がON状態となる。そして、その空送り終了
信号を制御回路に送るため、このようにフリースプロケ
ット31によるフィルム43の1駒巻き上げ検出が行わ
れた時点で、モータ1が停止し、フィルム43の1駒巻
き上げが完了する。また、この時、ラチェットギア39
が1回転してギア部37aを1歯分送ることから、駒板
37の上面に表記された数字のうち「1」をフィルムカ
ウンターとして表示する。
【0050】なお、フィルム43の2駒目以降は同様に
して順次送られていく。また、フィルム43の撮影が全
駒終了し、もしくは途中巻き戻しの時には、図9の状態
から逆回転して、図8の状態、図7の状態を経て、図6
の初期状態に戻る。
【0051】以上の通り、本発明のフィルムカウンター
は、フィルム43の給送初期には、フリースプロケット
31を所定位置に係止し、フィルム43が所定量送られ
て1駒目が撮影可能な状態となって初めて、カウンター
が1駒目からカウントし始めるように構成したものであ
る。従って、以上の構成による本発明のフィルムカウン
ターによれば、フィルム43が給送され、1駒目の撮影
が可能となるまでは、カウンターを初期状態に係止して
おくことができるため、実際のフィルム給送枚数とカウ
ンター表示がズレることを防止できる。
【0052】なお、以上の実施例においては、1駒分の
間に2個のパーフォレーションを有するフィルムとした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、1駒分の
間に1個のパーフォレーションを有するフィルムにも適
用可能である。また、フィルム巻き上げスプール、フィ
ルム巻き取り軸をそれぞれ駆動可能とする駆動装置の構
成も任意であり、その他、具体的な細部構造等について
も適宜に変更可能であることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るフィルムカウンターによれば、特に、フィルムの給送
初期から撮影可能な1駒目の巻き上げ状態となるまで
は、係止部材により回転部材を所定位置に係止した状態
に保持するため、フィルムが所定量送られて1駒目が撮
影可能な状態となって初めて、カウンターが1駒目から
カウントし始めるようになる。従って、フィルムが給送
され、1駒目の撮影が可能となるまでは、カウンターを
初期状態に係止しておくことができるため、簡単な構成
でありながら、実際のフィルム給送枚数とカウンター表
示がズレることを防止することができる。
【0054】なお、請求項2記載の発明に係るフィルム
カウンターによれば、フリースプロケットを、係止部材
により所定位置に係止した状態に保持することで、フィ
ルムの1駒目の撮影が可能となるまでは、カウンターを
初期状態に係止しておいて、実際のフィルム給送枚数と
カウンター表示がズレることを防止することができる。
【0055】また、請求項3記載の発明に係るフィルム
カウンターによれば、係止部材による回転部材(フリー
スプロケット)の係止によって、駒板を初期状態に係止
して、実際のフィルム給送枚数とカウンター表示がズレ
ることを防止することができる。
【0056】そして、請求項4記載の発明に係るフィル
ムカウンターによれば、係止部材と連動する規制部材に
よって、駒板を所定位置への係止状態に規制して、実際
のフィルム給送枚数とカウンター表示がズレることを防
止することができる。
【0057】さらに、請求項5記載の発明に係るフィル
ムカウンターによれば、空送り終了検出手段によるフィ
ルムの空送り終了の検出によって、停止制御装置によ
り、フィルム巻き取り軸およびフィルム巻き上げスプー
ルをそれぞれ駆動する駆動装置の駆動を停止して、1駒
目の撮影に待機させることができる。
【0058】また、請求項6記載の発明に係るフィルム
カウンターによれば、フィルムの空送り終了を、駒板の
回転に基づいてスイッチにより検出して、その検出信号
に基づく停止制御装置により、フィルム巻き取り軸およ
びフィルム巻き上げスプールをそれぞれ駆動する駆動装
置の駆動を停止して、1駒目の撮影に待機させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのカメラのフィル
ム給送装置の概要を示すもので、フィルム装填状態を示
した概略斜視図である。
【図2】図1の状態からフィルムが送られ、そのフィル
ムによってフリースプロケットの回転が阻止されている
状態を示した概略斜視図である。
【図3】図2の状態からフィルムがさらに送られて、そ
のフィルムのパーフォレーションとフリースプロケット
の爪が係合した状態を示した概略斜視図である。
【図4】図3の状態からフィルムがさらに送られて、そ
のフィルムのパーフォレーションがスプールの爪に係合
した状態を示した概略斜視図である。
【図5】本発明を適用した図1のフィルム給送装置にお
いて、フィルム終端を検出してフィルム巻き戻しに切り
換えられた状態を示した概略斜視図である。
【図6】本発明を適用した一例としてのフィルムカウン
ターの要部機構をカメラ底部から見た図で、給送開始状
態を示す底面図である。
【図7】図6と同じで、空送り状態を示す底面図であ
る。
【図8】図6と同じで、図7に続く1駒目のパーフォレ
ーションとの噛み合い状態を示す底面図である。
【図9】図6と同じで、図8に続く2駒目のパーフォレ
ーションとの噛み合い状態を示す底面図である。
【符号の説明】
1 モータ 15 ギア 27 リール軸 28,29 ギア 30 フリクションリング 31 回転部材(フリースプロケット) 32 爪 33 接片 34 レバー 35 引張コイルバネ 36 ラチェットギア 37 駒板 37a ギア部 38 引張コイルバネ 39 フィルム巻き上げスプール 39b 爪 40 レール 41 パトローネ 42 フィルム巻き取り軸 43 フィルム 44a,44b パーフォレーション 45 切欠部 46 係止部材(係止レバー) 47 係止突部 48 支点軸 49 接触端部 50 ピン 51 規制部材(捩りコイルバネ) 51a 突出端部 52 引張コイルバネ 53 ピン 54 凹部 55 空送り終了検出手段(空送り終了検知スイッチ) 56,57 接片 58 空送り部分 59 ギア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/36 G03B 17/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1駒分の間に1個もしくは2個のパーフ
    ォレーションを有するフィルムを使用し、そのフィルム
    を巻き付けたフィルム巻き取り軸と、このフィルム巻き
    取り軸から送り出されたフィルムを巻き上げるフィルム
    巻き上げスプールと、このフィルム巻き上げスプールお
    よび前記フィルム巻き取り軸をそれぞれ駆動可能とする
    駆動装置と、前記フィルムの給送枚数を表示する表示部
    と、を備えたカメラにおいて、 前記フィルムの前記パーフォレーションに係合可能な爪
    を有し、この爪と前記パーフォレーションとの係合によ
    り回転して前記フィルムの1駒巻き上げを検出可能とす
    る回転部材と、 この回転部材の回転に基づき前記フィルムの1駒巻き上
    げを検出して前記駆動装置の駆動を停止する停止制御装
    置と、 前記フィルムの給送初期から撮影可能な1駒目の巻き上
    げ状態となるまで前記回転部材を所定位置に係止した状
    態に保持する係止部材と、を備えたことを特徴とするフ
    ィルムカウンター。
  2. 【請求項2】 前記回転部材は、前記駆動装置を構成す
    るギア機構のうちのギアの回転に伴い所定の摩擦力をも
    って回転可能であり、前記フィルムの前記フィルム巻き
    上げスプールによる巻き上げ以前において、前記爪が前
    記フィルム面に当接した状態では回転を阻止されるフリ
    ースプロケットであることを特徴とする請求項1記載の
    フィルムカウンター。
  3. 【請求項3】 前記表示部は、前記回転部材に連動して
    1駒毎に回転する駒板に備えられていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のフィルムカウンター。
  4. 【請求項4】 前記係止部材と連動して前記フィルムが
    1駒目の巻き上げ状態となるまで前記駒板を所定位置に
    係止した状態に規制する規制部材を備えたことを特徴と
    する請求項3記載のフィルムカウンター。
  5. 【請求項5】 前記フィルムが1駒目の巻き上げ状態と
    なるまでの空送り終了を検出して、前記停止制御装置に
    空送り終了信号を送る空送り終了検出手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載のフィルム
    カウンター。
  6. 【請求項6】 前記空送り終了検出手段は、前記フィル
    ムが1駒目の巻き上げ状態となるまで前記駒板の外周の
    凹部に接片が当接して、前記空送り終了による前記駒板
    の1駒目に対応した回転で前記接片が前記凹部から前記
    駒板の外周面に乗り上がるスイッチであることを特徴と
    する請求項5記載のフィルムカウンター。
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