JPH0617916Y2 - シールドジャッキ - Google Patents

シールドジャッキ

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JPH0617916Y2
JPH0617916Y2 JP1908889U JP1908889U JPH0617916Y2 JP H0617916 Y2 JPH0617916 Y2 JP H0617916Y2 JP 1908889 U JP1908889 U JP 1908889U JP 1908889 U JP1908889 U JP 1908889U JP H0617916 Y2 JPH0617916 Y2 JP H0617916Y2
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shield jack
pressure oil
shield
cover
port
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JP1908889U
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JPH02109890U (ja
Inventor
学 梅本
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太陽鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シールド掘進機に用いられるシールドジャッ
キに関する。
〔従来の技術及びその課題〕
シールド掘進機には、その推進用として複数のシールド
ジャッキが使用されている。
従来のシールドジャッキでは、ピストンロッドを伸長作
動させるための伸長用圧油ポートがボトム側のカバー
に、ピストンロッドを収縮作動させるための収縮用圧油
ポートがロッド側のカバーに、それぞれ設けられている
ため、シールド掘進用として用いたときに種々の問題が
あった。
すなわち、本考案の実施例を示す第2図を利用して従来
の問題点を説明すると、中折れ方式のシールド工法によ
って曲線状に掘進する場合において、その曲線の外周側
に取り付けられたシールドジャッキ1は、当該シールド
ジャッキ1を保持している保持部材45に対して同図の
左方向(矢印M2方向)へスライド移動し、シールドジ
ャッキ1のロッド側のカバー13と保持部材45とが接
近する。
そうすると、ロッド側のカバー13に設けられた図示し
ない収縮用圧油ポートに接続された油圧配管が保持部材
45と干渉するおそれがあり、これを避けるために、シ
ールド掘進における曲進半径を余り小さくできなかっ
た。また、シールドジャッキ1への配管は、円周状に十
数本も配置されるそれぞれのシールドジャッキに対して
独立した配管を行う必要があるが、従来においては、伸
長用圧油ポートと収縮用圧油ポートとの位置が離れてい
るためその配管作業に多くの時間と労力とを要してい
た。
本考案は、上述の問題に鑑み、シールドジャッキの油圧
配管と保持部材との干渉をなくし、且つ配管作業の労力
を軽減することのできるシールドジャッキを提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上述の課題を解決するため、ボトム側のカバ
ーがスキンプレートに設けられた支持部材に押当し且つ
ピストンロッドの先端部がスプレッダシューを介してセ
グメントに押当するように取り付けられるシールド掘進
用のシールドジャッキであって、ボトム側のシリンダ室
に圧油を供給する伸長用圧油ポートが前記ボトム側のカ
バーの近辺に設けられており、ロッド側のシリンダ室に
圧油を供給する収縮用圧油ポートが前記ボトム側のカバ
ーに設けられてなることを特徴として構成される。
〔作用〕
シールドジャッキは、ボトム側のカバーがスキンプレー
トに設けられた支持部材に押当し、且つピストンロッド
の先端部がスプレッダシューを介してセグメントに押当
するように取り付けられる。
シールドジャッキを作動させるための油圧配管は、収縮
用圧油ポート及び伸長用圧油ポートに接続される。これ
らのポートはいずれもボトム側のカバー又はその近辺に
設けられているため、保持部材から離れており、これと
の干渉を回避して配管が行われる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本考案に係るシールドジャッキ1の断面正面図
である。
シールドジャッキ1は、シリンダチューブ11、ボトム
側のカバー12、ロッド側のカバー13、ピストン1
4、及びピストンロッド15などから構成されている。
ボトム側のカバー12はシリンダチューブ11に全周溶
接され、ロッド側のカバー13はシリンダチューブ11
に螺子込まれている。
ボトム側のカバー12には、ポート21及びポート21
に連通する油路22が設けられており、また、ボトム側
のカバー12の中央部には、油路22に連通する送油管
23が取り付けられている。これに対してピストンロッ
ド15には、その中央部に送油管23が挿入される軸穴
24が設けられており、軸穴24は、シール部材26に
よってボトム側のシリンダ室31からは密閉されてい
る。軸穴24は、ピストンロッド15に設けられた油路
25によって、ロッド側のシリンダ室32に連通してい
る。ボトム側のカバー12の外周面は、後述する支持部
材42にスライド可能且つ当接角度が傾斜可能に当接す
るため、球面の一部に形成されている。
また、シリンダチューブ11には、ボトム側のカバー1
2の近辺において、シリンダ室31に連通するポート2
7が設けられている。
ピストンロッド15の先端部には、球状の先端金具28
が螺子込まれている。
なお、29はパッキンである。
上述のように構成されたシールドジャッキ1は、ポート
27から圧油を供給することによってピストン14が図
の右方向(矢印M1方向)へ伸長移動する。また、ポー
ト21から圧油を供給することによって、圧油は、油路
22、送油管23、軸穴24、及び油路25を経てシリ
ンダ室32に流入し、ピストン14は図の左方向へ収縮
移動する。このとき、シール部材26は送油管23の外
周面をシールしながら摺動する。
第2図はシールドジャッキ1を取り付けたシールド掘進
機Aを示す断面図である。
シールドジャッキ1は、スキンプレート41の内周面に
取り付けられた支持部材42にボトム側のカバー12が
押当し、先端金具28がスプレッダシュー43を介して
セグメント44に押当するとともに、シールドジャッキ
1を保持するためのシリンダチューブ11の外径よりも
大きい穴を有した保持部材45によって、シールドジャ
ッキ1が直径方向に若干の移動が可能なように隙間を有
して保持されている。なお、このようなシールドジャッ
キ1は、スキンプレート41の内周面に沿って等間隔
に、例えば12本取り付けられている。
シールドジャッキ1が収縮しているときは、第2図の実
線で示すように、スキンプレート41はセグメント44
に対して直線状(同軸状)の位置にあるが、シールドジ
ャッキ1が伸長すると、スキンプレート41が押されて
中心点Oを中心にして回動し第2図の二点鎖線で示す状
態となる。
第2図で明らかなように、シールドジャッキ1が伸長す
ると、シリンダチューブ11は保持部材45に対してス
ライド移動し、ロッド側のカバー13が保持部材45と
接近する。
しかし、本実施例のシールドジャッキ1では、油圧配管
がボトム側のカバー12又はその近辺に設けられたポー
ト21,27に対して行われているので、その配管が保
持部材45と干渉するおそれがなく、シールドジャッキ
1をその最大ストロークまで伸長させることができ、シ
ールド掘進における曲進半径を大きくとることができ
る。また、両ポート21,27が接近しているため、こ
れらへの油圧配管が容易でありその作業のための労力が
軽減される。
上述の実施例において、ポート27をボトム側のカバー
12に設けてもよい。ポート21,27に適当な長さの
配管を予め設けておいてもよい。ボトム側のカバー12
の外周面に、先端金具28と同様な球形の金具を取り付
けておいてもよい。その他の部材の形状、寸法、構造、
材質などは、他の種々のものを採用することができる。
〔考案の効果〕
本考案によると、シールドジャッキの油圧配管と保持部
材との干渉をなくし、且つ配管作業の労力を軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシールドジャッキの断面正面図、
第2図は第1図のシールドジャッキを取り付けたシール
ド掘進機を示す断面図である。 1……シールドジャッキ、12……ボトム側のカバー、
15……ピストンロッド、21……ポート(収縮用圧油
ポート)、27……ポート(伸長用圧油ポート)、28
……先端金具(先端部)、31……シリンダ室(ボトム
側のシリンダ室)、32……シリンダ室(ロッド側のシ
リンダ室)、41……スキンプレート、42……支持部
材、44……セグメント、45……保持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトム側のカバーがスキンプレートに設け
    られた支持部材に押当し且つピストンロッドの先端部が
    スプレッダシューを介してセグメントに押当するように
    取り付けられるシールド掘進用のシールドジャッキであ
    って、 ボトム側のシリンダ室に圧油を供給する伸長用圧油ポー
    トが前記ボトム側のカバーの近辺に設けられており、 ロッド側のシリンダ室に圧油を供給する収縮用圧油ポー
    トが前記ボトム側のカバーに設けられてなる ことを特徴とするシールドジャッキ。
JP1908889U 1989-02-21 1989-02-21 シールドジャッキ Expired - Lifetime JPH0617916Y2 (ja)

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