JPH0327754Y2 - - Google Patents

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JPH0327754Y2
JPH0327754Y2 JP1456584U JP1456584U JPH0327754Y2 JP H0327754 Y2 JPH0327754 Y2 JP H0327754Y2 JP 1456584 U JP1456584 U JP 1456584U JP 1456584 U JP1456584 U JP 1456584U JP H0327754 Y2 JPH0327754 Y2 JP H0327754Y2
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cylinder
ram
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main
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧プレス機に用いられるラムシリン
ダの改良に関するものである。
(従来技術) 合成樹脂成形機、金属板成形機におけるプレス
盤を操作するのに用いられているラムシリンダに
は、目的の成形型を合致させてかつ成形するた
め、一般に、ラムに早送りと推力付加との二動作
が発揮できるようになつており、その具体的なも
のを示すと第3図のようになつている。即ち、プ
レス機の機体に組み込まれるロツド取付け盤22
を一体に備えたラムシリンダ本体21内に嵌挿し
たラム23には、その底端から中心に早送り用副
シリンダ24を形成し、この副シリンダ24内に
は基端をラムシリンダ本体21の底部に嵌挿締着
した中空ロツド28が挿入してあり、この中空ロ
ツド28の下端に給排兼用配管35が接続して、
該中空ロツド28の孔28′上端が副シリンダ2
4内に開口し、ラム23と中空ロツド28とは該
ラム23の下端部においてシール用Vパツキング
25をラム23に螺合する固定用スリーブ26に
て固定してラムシリンダ本体21内への圧油のリ
ークを阻止するようにし、斯かる副シリンダ24
のシール機構の外側にラム23のシール用Vパツ
キング27,27′を二組往復方向に作用するよ
う取付けるための取付けリング29を取付け、前
記スリーブ26を利用したねじ込みリング30に
より一方のVパツキング27の押えを行うように
し、更に緩み止めリング31を取付けるというよ
うな複雑な構造になつている。なおラムシリンダ
本体21の下部側面にはラム加圧用圧油入口33
が設けられ、シリンダ本体21上側面にはラム2
3戻し用圧油入口34が設けられ、それぞれの油
入口33,34には圧油供給源からの配管が接続
されるようになつており、ラム23の上端には周
知のように定盤が取付けられるよになつている。
このような構造になつているので、ラムのシリ
ンダ内周面に対するシール機構の組立構造が複雑
になつて多くのシール部品とその保持部品とを必
要とし、その組立の寸法精度を高めなければなら
ず、更に副シリンダ側のシール部との寸法精度も
充分整えないと該副シリンダ側でのシールが漏れ
ていても判別し難い等工作上多くの問題点を有
し、組立のための工費が嵩むことになり、しかも
ラムシリンダの下端に突出した副シリンダへの配
管接続部に該副シリンダへの給油配管を取付けな
ければならないから、ラムシリンダの下側に多く
の配管スペースを必要とし、そのためプレス機の
作業位置がどうしても高くなつてプレスの作業性
が悪くなる等の欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は斯かる従来の問題点を解決して、シリ
ンダの構造を簡素化すると共にラムシリンダの設
置時作業位置高さが従来よりも低くなるように
し、合理的に有効なプレス駆動ができる油圧ラム
シリンダを目的とする。
(考案の構成) 斯かる目的を達成するために本考案は、主ラム
の内部に副ラムシリンダを設けて油圧プレス機に
組み込むようにしたラムシリンダにおいて、主ラ
ムシリンダの底部から中心に穿設した早送り用の
副シリンダ上部を主ラムの上端部まで貫通するこ
となく延長し、この副シリンダ延長空間部には、
主ラムの主ラムシリンダから突出した首部で圧油
出入孔を設けて可撓配管と接続するようにし、主
ラムシリンダ本体の底部中央には、前記副シリン
ダ内に挿入される副シリンダラムが、基端を気密
に嵌着されて上部に前記延長空間部が形成される
長さで固着してあり、前記副シリンダの下端内部
には副ラムシリンダと接してシールするシールリ
ングを嵌設したことを特徴とする油圧プレス機の
ラムシリンダである。
(実施例) 以下本考案ラムシリンダについて実施例図によ
り詳述すれば次の通りである。
第1図及び第2図において、1はラムシリンダ
の本体であつて、プレス機の機体に組込まれる取
付け部2を中間外側部に一体に設けてなり、3は
主ラムであつて頂部にプレス型取付け定盤15が
取付くようになつており、該主ラム3の下端から
上部に向けて中心に有底穴を設けて早送り用副シ
リンダ4が形成してあり、この副シリンダ4の上
部は主ラム3がラムシリンダ本体1内に最後退し
た状態でシリンダカバー5よりも突き出した首部
外側に通ずる圧油出入孔6にて圧油供給部と可撓
管16を介して接続されている。そして主ラム3
の下端部外周にV形パツキング7が複数枚周知手
段で取付けられてシリンダ1′内面と接して該シ
リンダ1′内上側空隙部1″とシリンダ内下部とを
遮断するようになつており、7′はウエアリング、
7″は補助シール用Uパツキングである。8は副
シリンダ4内に挿入されるよう基端をラムシリン
ダ本体1の底部1a中心に嵌挿固定された副シリ
ンダラムであり、該副シリンダラム8の上端より
副シリンダ4の上部に空間部4′が形成されるよ
うになつている。そして主ラム3と副シリンダ4
の内周面とは主ラム3の下部に刻設した環状溝内
に嵌設のUパツキング9によつてシールするよう
接触する構成になつている。10は主ラム前進駆
動用圧油供給口、11は主ラム後退用圧油供給
口、12は副シリンダラム8固定用ナツト、1
3,13′はシールリング、17は取付け部連結
ブラケツト、18はタイロツドである。
斯くの如く構成された本考案シリンダによれ
ば、これをプレス機に組込むに際してシリンダ本
体1の下端には副シリンダラム8の固定ナツト1
2が露出しているだけで配管の必要がないので、
それだけシリンダを低くして組立ることができ、
早送り用副シリンダ4に対する給油配管は主ラム
3上端部外側に設けてある取付け座6′に接手1
6′を介してホース等の可撓管16で連結するよ
うにし、主ラムシリンダ1′に対しては上下の各
供給口10,11にそれぞれ所定の給油配管を接
続しておけば、運転時には先づ可撓管16によつ
て給油源から送り込まれる圧油が副シリンダ4内
に流入することでそのシリンダラム8が主ラムシ
リンダ本体1に固定されているから、該ラム8に
反力を受支せしめて副シリンダ4、即ち主ラム3
を上昇駆動することになり、少量の圧油によつて
主ラム3が、そしてこれに取付く定盤15と、そ
の上面に付設された成形型(図示省略)とが急速
に上型に対して接近する早送り操作がなされ、こ
れに平行して主ラムシリンダ1′の駆動用圧油供
給口10に接続配管によつて給油すれば主ラム3
に所定の推力が作用してプレス成形作業が遂行さ
れる。そして主ラム3を下降操作すれば副シリン
ダ4内の圧油は主ラム3の下降につれて内容積が
減じるので上部の圧油出入孔6から可撓管16を
経て油圧ユニツトに戻されることになり、主ラム
3の昇降に際して可撓管16にて早送り用副シリ
ンダ4が油圧ユニツトと接続されているので作業
上何等の支障なく、従来同様の二動作駆動が行え
るのである。
なお、前記実施例における主ラム3のシリンダ
に対するシール機構としてはV形パツキングに代
えてU形パツキングを組込むようにしてもよく、
この場合は該U形パツキング押えなどが省略でき
るので構造が簡単にできる。
(考案の効果) 叙上の如く本考案によれば、主ラムの内部を有
効に利用して早送り用の副シリンダを構成し、そ
の副シリンダのシリンダラムを実体のものにし
て、副シリンダの上部に延長空間部を形成して、
その延長空間部に作動圧油が供給されるように
し、主シリンダ及び副シリンダでの各シリンダラ
ムとのシール構造を簡単にしたことで、全体の組
立構造が簡素化し、各部の加工が容易になるのみ
ならず組立操作も簡単になつて工費が従来に比べ
て著しく低減でき、しかも寸法精度を容易に高め
られてシール機構の耐久性が向上する利点を有
し、更に早送りのための圧油配管部をラムシリン
ダの主ラム首部を利用した上部に接続して駆動で
きるようにしたことで、ラムシリンダの据付け高
さを低くすることができ、その結果プレス作業位
置を下げることが可能になつて、プレス機の作業
が便利に行えるようになし得た等実用上きわめて
効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ラムシリンダの縦断面図、第2
図は外側面図、第3図は従来のラムシリンダの縦
断面図である。 1……シリンダ本体、2……取付け部、3……
主ラム、4……早送り用副シリンダ、5……シリ
ンダカバー、6……圧油出入孔、7……V形パツ
キング、8……副シリンダラム、9……Uパツキ
ング、10,11……主ラム圧油供給口、12…
…副シリンダラム固定用ナツト、16……可撓
管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主ラムの内部に副ラムシリンダを設けて油圧プ
    レス機に組み込むようにしたラムシリンダにおい
    て、主ラムシリンダの底部から中心に穿設した早
    送り用の副シリンダ上部を主ラムの上端部まで貫
    通することなく延長し、この副シリンダ延長空間
    部には、主ラムの主ラムシリンダから突出した首
    部で圧油出入孔を設けて可撓配管と接続するよう
    にし、主ラムシリンダ本体の底部中央には、前記
    副シリンダ内に挿入される副シリンダラムが、基
    端を気密に嵌着されて上部に前記延長空間部が形
    成される長さで固着してあり、前記副シリンダの
    下端内部には副ラムシリンダと接してシールする
    シールリングを嵌設したことを特徴とする油圧プ
    レス機のラムシリンダ。
JP1456584U 1984-02-02 1984-02-02 油圧プレス機のラムシリンダ Granted JPS60126300U (ja)

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JP1456584U JPS60126300U (ja) 1984-02-02 1984-02-02 油圧プレス機のラムシリンダ

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JPS60126300U JPS60126300U (ja) 1985-08-24
JPH0327754Y2 true JPH0327754Y2 (ja) 1991-06-14

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JP1456584U Granted JPS60126300U (ja) 1984-02-02 1984-02-02 油圧プレス機のラムシリンダ

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JPS60126300U (ja) 1985-08-24

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