JP2566075Y2 - 2段ストロ―クシリンダ - Google Patents

2段ストロ―クシリンダ

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JP2566075Y2
JP2566075Y2 JP7351392U JP7351392U JP2566075Y2 JP 2566075 Y2 JP2566075 Y2 JP 2566075Y2 JP 7351392 U JP7351392 U JP 7351392U JP 7351392 U JP7351392 U JP 7351392U JP 2566075 Y2 JP2566075 Y2 JP 2566075Y2
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cylinder
pressure supply
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discharge port
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靖士 桜井
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小原株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、C型溶接機等に使用さ
れる2段ストロ―クシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2段ストロ―クシリンダにおい
て、大ストロ―ク時のスピ―ドを向上させるため4つの
圧力給排口を設けたものがある。即ち図3,4に示すよ
うに、外シリンダ31内に摺動自在に内シリンダ32が
配置され、該内シリンダ32内のピストン33にはピス
トンロッド34が固着されていて、該ピストンロッドは
内シリンダ32の前壁35及び外シリンダ31の前壁3
6を摺動自在に貫通している。
【0003】そして、内シリンダ32によって規制され
る外シリンダ31の前室37には外シリンダ31の前壁
36に形成した圧力給排口38が連通し、内シリンダ3
2によって規制される外シリンダ31の後室39には外
シリンダ31の後壁40に形成した圧力給排口41が連
通し、内シリンダ32の前室42にはピストンロッド3
4の前端に形成した圧力給排口43が連通し、内シリン
ダ32の後室44にはピストン33から内シリンダ32
の後壁および外シリンダ31の後壁40を摺動自在に貫
通して後方に延在するロッド45の後端に形成した圧力
給排口46が連通している。
【0004】また、前記ピストンロッド34の先端部に
はブラケット47が固着されていて、該ブラケット47
にはピストンロッド34の回り止めロッド48が固着さ
れ、該回り止めロッド48は外シリンダ31の外周に形
成されたブラケット49を摺動自在に貫通している。
【0005】そして、上述のように4つの圧力給排口3
8,41,43,46が形成されていて、図3の状態か
らピストンロッド34を大ストロ―クで前進させる際
は、圧力給排口41から内シリンダ32の後方の外シリ
ンダ後室39に圧力流体を供給し内シリンダ32の前方
の外シリンダ前室37の圧力流体を圧力給排口38から
排出するとよい。その最終状態は図4に示すようにな
る。
【0006】図4の状態からピストンロッド34を小ス
トロ―クで後退させる際は、圧力給排口43から内シリ
ンダ32内の前室42に圧力流体を供給し内シリンダ3
2内の後室44の圧力流体を圧力給排口46から排出す
るとよい。
【0007】そして、上記ピストンロッド34の前後進
時に該ピストンロッド34が回転しようとするが、前記
回り止めロッド48が該ピストンロッド34と同行して
前後進し、その間にピストンロッド34の回転を防止す
るようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な4つの圧力給排口38,41,43,46を有する2
段ストロ―クシリンダにおいて、圧力給排口43がピス
トンロッド34の前端に形成されていることから、これ
に接続する給排管(図示せず)がピストンロッド34の
動作と共に動くので例えば溶接作業等使用時に邪魔にな
ると共に溶接スパッタの影響を受けて破損する虞れがあ
る、という問題がある。
【0009】また、ピストンロッド34の先端部に固着
されたブラケット47および回り止めロッド48も溶接
作業等使用時に邪魔になると共に溶接スパッタの影響を
受けて破損する虞れがあり、且つピストンロッド34の
回り止めのため余分な部品を必要とする、という問題も
ある。
【0010】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、内シリンダの前室に供給する圧力給排用ロッド
を後方に延在させて且つ該ロッドをピストンロッドの回
り止めに兼用することにより、溶接作業等使用時に圧力
給排用配管が邪魔にならず熱影響も受けず且つ部品点数
を少なくし得る使い易い2段ストロ―クシリンダを提供
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における2段ストロ―クシリンダは、内シリ
ンダによって規制される外シリンダの前室には外シリン
ダの前壁に形成した圧力給排口を連通し、内シリンダに
よって規制される外シリンダの後室には外シリンダの後
壁に形成した圧力給排口を連通し、内シリンダの後室に
はピストンから後方に延在する第1ロッドの後端に形成
した圧力給排口を連通すると共に、内シリンダの前室に
は前記ピストンに偏心して貫通固着され内シリンダの後
壁および外シリンダの後壁を摺動自在に貫通して後方に
延在する第2ロッドの後端に形成した圧力給排口を連通
させたことを特徴とする、ものである。
【0012】
【作用】内シリンダの前室には、ピストンに偏心して貫
通固着され内シリンダの後壁および外シリンダの後壁を
摺動自在に貫通して後方に延在する第2ロッドの後端に
形成した圧力給排口を連通させたので、ピストンロッド
の前端に圧力給排口を設ける必要がなくなり又ピストン
ロッドの回り止め用の専用の装置も必要がなくなって、
溶接作業等使用時に圧力給排用配管が邪魔にならず熱影
響も受けず且つ部品点数も少なくなる。
【0013】
【実施例】図1及び図2を参照してこの考案の実施例に
ついて説明をする。図において、1は外シリンダであっ
て、その後壁2はシリンダカバ―によって構成されてい
る。この外シリンダ1内には摺動自在に内シリンダ3が
配置されていて、該内シリンダ3によって外シリンダ1
の前室4及び後室5は規制される。そして、内シリンダ
3内にはピストン6が配置され、該ピストン6によって
内シリンダ3の前室7及び後室8は規制される。
【0014】9は先端に電極10を有するピストンロッ
ドであって、その後端は前記ピストン6に固着され、前
記内シリンダ3の前壁11及び外シリンダ1の前壁12
を摺動自在に貫通している。そして、前記ピストン6か
ら後方へ延びる第1ロッド13がピストンロッド9と一
体に形成されており、該第1ロッド13の後端には圧力
給排口14が形成され、該圧力給排口14からの圧力給
排通路15は前記内シリンダ3の後室8に連通するよう
にされている。
【0015】また、前記外シリンダ1の後壁2には、外
シリンダ1の後室5への圧力給排口16が形成されてい
る。そしてまた、該外シリンダ1の前壁12には、外シ
リンダ1の前室4への圧力給排口17が形成されてい
る。
【0016】また、前記ピストン6には偏心した位置に
該ピストン6から後方へ延びる第2ロッド18が固着さ
れており、該第2ロッド18の後端には圧力給排口19
が形成され、該圧力給排口19からの圧力給排通路20
は前記内シリンダ3の前室7に連通するようにされてい
る。
【0017】図1の状態からピストンロッド9を大スト
ロ―クで前進させる際は、圧力給排口16から内シリン
ダ3の後方の外シリンダ後室5に圧力流体を供給し内シ
リンダ3の前方の外シリンダ前室4の圧力流体を圧力給
排口17から排出するとよい。その最終状態は図2に示
すようになる。
【0018】図2の状態からピストンロッド9を小スト
ロ―クで後退させる際は、圧力給排口19から内シリン
ダ3内の前室7に圧力流体を供給し内シリンダ3内の後
室8の圧力流体を圧力給排口14から排出するとよい。
【0019】そして、上記ピストンロッド9の前後進時
に該ピストンロッド9が回転しようとするが、前記内シ
リンダ3の前室7に連通する第2ロッドッド18がピス
トン6に偏心した位置で固着されていて内シリンダ3の
後壁および外シリンダ1の後壁2を摺動自在に貫通して
いるため、該第2ロッドッド18はピストン6と同行し
て前後進し、その間にピストンロッド9の回転を防止す
る。
【0020】このように、内シリンダ3の前室7には、
ピストン6に偏心して貫通固着され内シリンダ3の後壁
および外シリンダ1の後壁2を摺動自在に貫通して後方
に延在する第2ロッド18の後端に形成した圧力給排口
19を連通させたので、ピストンロッド9の前端に圧力
給排口を設ける必要がなくなり又ピストンロッド9の回
り止め用の専用の装置も必要がなくなって、溶接作業等
使用時に圧力給排用配管が邪魔にならず熱影響も受けず
且つ部品点数も少なくなる。
【0021】
【考案の効果】本考案に係る2段ストロ―クシリンダ
は、内シリンダによって規制される外シリンダの前室に
は外シリンダの前壁に形成した圧力給排口を連通し、内
シリンダによって規制される外シリンダの後室には外シ
リンダの後壁に形成した圧力給排口を連通し、内シリン
ダの後室には前記ピストンから後方に延在する第1ロッ
ドの後端に形成した圧力給排口を連通すると共に、内シ
リンダの前室には前記ピストンに偏心して貫通固着され
内シリンダの後壁および外シリンダの後壁を摺動自在に
貫通して後方に延在する第2ロッドの後端に形成した圧
力給排口を連通させたので、従来例のようなピストンロ
ッドの前端に圧力給排口を設ける必要がなくなり又ピス
トンロッドの回り止め用の専用の装置も必要がなくなっ
て、溶接作業等使用時に圧力給排用配管が邪魔にならず
熱影響も受けず且つ部品点数も少なくなって、使い易い
2段ストロ―クシリンダとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る2段ストロ―クシリンダの断面図
である。
【図2】図1と内シリンダの位置を変えた場合の断面図
である。
【図3】従来例の2段ストロ―クシリンダの断面図であ
る。
【図4】図3と内シリンダの位置を変えた場合の断面図
である。
【符号の説明】
1 外シリンダ 2 外シリンダの後壁 3 内シリンダ 4 外シリンダの前室 5 外シリンダの後室 6 ピストン 7 内シリンダの前室 8 内シリンダの後室 9 ピストンロッド 11 内シリンダの前壁 12 外シリンダの前壁 13 第1ロッド 14 内シリンダの後室への圧力給排口 16 外シリンダの後室への圧力給排口 17 外シリンダの前室への圧力給排口 18 第2ロッド 19 内シリンダの前室への圧力給排口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外シリンダ内に摺動自在に内シリンダを
    配置し、該内シリンダ内のピストンに固着されたピスト
    ンロッドを該内シリンダの前壁及び前記外シリンダの前
    壁を貫通させた2段ストロ―クシリンダにおいて、前記
    内シリンダによって規制される外シリンダの前室には外
    シリンダの前壁に形成した圧力給排口を連通し、内シリ
    ンダによって規制される外シリンダの後室には外シリン
    ダの後壁に形成した圧力給排口を連通し、内シリンダの
    後室には前記ピストンから後方に延在する第1ロッドの
    後端に形成した圧力給排口を連通すると共に、内シリン
    ダの前室には前記ピストンに偏心して貫通固着され内シ
    リンダの後壁および外シリンダの後壁を摺動自在に貫通
    して後方に延在する第2ロッドの後端に形成した圧力給
    排口を連通させたことを特徴とする2段ストロ―クシリ
    ンダ。
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