JPH061782Y2 - シートの製造装置 - Google Patents
シートの製造装置Info
- Publication number
- JPH061782Y2 JPH061782Y2 JP179289U JP179289U JPH061782Y2 JP H061782 Y2 JPH061782 Y2 JP H061782Y2 JP 179289 U JP179289 U JP 179289U JP 179289 U JP179289 U JP 179289U JP H061782 Y2 JPH061782 Y2 JP H061782Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim cover
- cushion body
- mold
- protrusion
- crushed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シートの製造装置、詳しくは、トリム
カバーにクッション体を一体発泡することによりシート
を製造する製造装置に関する。
カバーにクッション体を一体発泡することによりシート
を製造する製造装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のシートの製造装置、即ち、トリムカバー
を載置する下型と、この下型上のトリムカバーを挟持す
る中型と、この中型に被せてクッション体成形型を構成
する上型となり、前記クッション体成形型内にクッショ
ン体成形用の発泡原液を注入して、前記トリムカバーに
発泡体製クッション体を一体発泡するシートの製造装置
が、特開昭49−76653号公報、特開昭60−25
648号公報などにおいて開示されている。
を載置する下型と、この下型上のトリムカバーを挟持す
る中型と、この中型に被せてクッション体成形型を構成
する上型となり、前記クッション体成形型内にクッショ
ン体成形用の発泡原液を注入して、前記トリムカバーに
発泡体製クッション体を一体発泡するシートの製造装置
が、特開昭49−76653号公報、特開昭60−25
648号公報などにおいて開示されている。
これらはいずれもトリムカバーの周囲を中型で押圧し、
クッション体を一体発泡するものであり、これを第7図
において説明する。
クッション体を一体発泡するものであり、これを第7図
において説明する。
第7図において、(1A)は中型、(2A)は下型、(4)
は織物などの表皮(41)と、ウレタンフォームの発泡体
(スラブ材)製ワディング(42)と、不織布などからな
るワディングカバー(43)とからなるトリムカバーの身
頃部で、この身頃部(4)の端末にはマチ部(4a)が一
体に縫着(4b)されている。
は織物などの表皮(41)と、ウレタンフォームの発泡体
(スラブ材)製ワディング(42)と、不織布などからな
るワディングカバー(43)とからなるトリムカバーの身
頃部で、この身頃部(4)の端末にはマチ部(4a)が一
体に縫着(4b)されている。
そして、中型(1A)の挟持部(13A)によって挟持され
圧潰された部分のトリムカバー(4)(以下、圧潰部
(4d′)と略す)は、トリムカバー(4)を構成するワ
ディング(42)が偏平に圧潰され、また、このトリムカ
バー(4)の圧潰部(4d′)の内側に接続する部分(以
下、周縁部(4e′)と略す)も、圧潰部(4d′)に一体
に接続しているため、前記中型(1A)によって圧潰部
(4d′)方向に徐々に肉薄状に凹む。
圧潰された部分のトリムカバー(4)(以下、圧潰部
(4d′)と略す)は、トリムカバー(4)を構成するワ
ディング(42)が偏平に圧潰され、また、このトリムカ
バー(4)の圧潰部(4d′)の内側に接続する部分(以
下、周縁部(4e′)と略す)も、圧潰部(4d′)に一体
に接続しているため、前記中型(1A)によって圧潰部
(4d′)方向に徐々に肉薄状に凹む。
従って、この状態で発泡原液を注入してクッション体
(5)を発泡成形すると、トリムカバー(4)の圧潰部
(4d′)に接続する周縁部(4e′)が凹んでいるため、
この中型(1A)の下端内周面に沿って形成された凹みに
発泡原液が侵入して発泡される。図中(51′)は中型
(1A)の内周面に形成された前記凹み内において発泡さ
れたクッション体(5)の突部を示す。
(5)を発泡成形すると、トリムカバー(4)の圧潰部
(4d′)に接続する周縁部(4e′)が凹んでいるため、
この中型(1A)の下端内周面に沿って形成された凹みに
発泡原液が侵入して発泡される。図中(51′)は中型
(1A)の内周面に形成された前記凹み内において発泡さ
れたクッション体(5)の突部を示す。
このクッション体(5)の発泡成形によってトリムカバ
ー(4)が一体になり、脱型後、トリムカバー(4)の
マチ部(4a)をクッション体(5)の側面方向に折り返
して被覆し、該マチ部(4a)の端末をクッション体
(5)を載置するシートフレーム(不図示)側にホッグ
リング等で結着すると、第8図に示すようにシートが製
造される。
ー(4)が一体になり、脱型後、トリムカバー(4)の
マチ部(4a)をクッション体(5)の側面方向に折り返
して被覆し、該マチ部(4a)の端末をクッション体
(5)を載置するシートフレーム(不図示)側にホッグ
リング等で結着すると、第8図に示すようにシートが製
造される。
即ち、クッション体(5)の上面周囲に前記突部(5
1′)が突出し、この突部(51′)の前面側は前記トリ
ムカバー(4)の周縁部(4e′)で、また突部(51′)
の側面側は前記トリムカバー(4)の圧潰部(4d′)
で、夫々被覆される。そして、この周縁部(4e′)及び
圧潰部(4d′)は、中型(1A)による加圧状態が解除さ
れるため、圧潰されていた周縁部(4e′)及び圧潰部
(4d′)のワディング(42)が元の状態である肉厚状に
復帰する。
1′)が突出し、この突部(51′)の前面側は前記トリ
ムカバー(4)の周縁部(4e′)で、また突部(51′)
の側面側は前記トリムカバー(4)の圧潰部(4d′)
で、夫々被覆される。そして、この周縁部(4e′)及び
圧潰部(4d′)は、中型(1A)による加圧状態が解除さ
れるため、圧潰されていた周縁部(4e′)及び圧潰部
(4d′)のワディング(42)が元の状態である肉厚状に
復帰する。
(本考案が解決しようとする課題) 従って、前記製造装置によってクッション体(5)をト
リムカバー(4)に一体発泡すると、クッション体
(5)の上面(着座面)側周囲に突部(51′)が形成さ
れ、この突部(51′)が前記トリムカバー(4)の圧潰
部(4d)、周縁部(4e′)に被覆されるため、所定の外
形形状のシートが形成できないばかりか、シートの上面
周囲及び側面が出張り、斯る部分に皺が発生する虞れが
あり、シートの外観が損なわれる不具合があった。
リムカバー(4)に一体発泡すると、クッション体
(5)の上面(着座面)側周囲に突部(51′)が形成さ
れ、この突部(51′)が前記トリムカバー(4)の圧潰
部(4d)、周縁部(4e′)に被覆されるため、所定の外
形形状のシートが形成できないばかりか、シートの上面
周囲及び側面が出張り、斯る部分に皺が発生する虞れが
あり、シートの外観が損なわれる不具合があった。
そこで、本考案は構造簡単にして、前記従来品の不具合
を除去することを目的とするものである。
を除去することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案は、前記従来品の中
型におけるトリムカバーを挟持する挟持部内側に、中型
の内方に突出する突起部を一体に設けてなるものであ
る。
型におけるトリムカバーを挟持する挟持部内側に、中型
の内方に突出する突起部を一体に設けてなるものであ
る。
従って、この突起部が中型の挟持部内側に一体に形成さ
れているため、中型でトリムカバーの周囲を挟持した
際、挟持された部分の内側に生じるトリムカバーの凹み
内に、前記中型の突起部が入り込むため、発泡原液を注
入してクッション体を発泡すると、クッション体の上面
周囲には前記従来品の突部(51′)が突設されず、所定
形状に発泡成形される。
れているため、中型でトリムカバーの周囲を挟持した
際、挟持された部分の内側に生じるトリムカバーの凹み
内に、前記中型の突起部が入り込むため、発泡原液を注
入してクッション体を発泡すると、クッション体の上面
周囲には前記従来品の突部(51′)が突設されず、所定
形状に発泡成形される。
前記中型における突起部の上方内周側面には内方に膨出
する膨出部を設けることが望ましく、斯様に形成する
と、トリムカバーの身頃部とマチ部との縫合個所を収容
する収容部がクッション体の外側面に形成できるため、
前記縫合個所がシートの外側面より外方に突出すること
がない。
する膨出部を設けることが望ましく、斯様に形成する
と、トリムカバーの身頃部とマチ部との縫合個所を収容
する収容部がクッション体の外側面に形成できるため、
前記縫合個所がシートの外側面より外方に突出すること
がない。
また、以上の突起部は型内におけるトリムカバーにおけ
る中型によって圧潰された部分近傍の表面に接合するよ
うに形成するのが望ましい。
る中型によって圧潰された部分近傍の表面に接合するよ
うに形成するのが望ましい。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第6図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図は下型(2)上にトリムカバー(4)を載置した
状態を示し、このトリムカバーは、前記従来品と同様に
シートの上面(着座面)側に位置する身頃部(4)と、
この身頃部(4)の周囲に一体に縫着しシートの側面側
を被覆するマチ部(4a)とから構成され、身頃部(4)
は表皮(41)、ワディング(42)、ワディングカバー
(43)の積層体からなり、斯る積層体はパターン形成部
において縫着、溶着などの手段によって一体に止着され
ている。図中、(4b)は身頃部(4)とマチ部(41)と
の縫合部、(4c)(4c)はトリムカバー(4)のパター
ン形成部を示す。そして、このトリムカバー(4)は裏
返しして、即ち、ワディングカバー(43)が上向きにな
るように下型(2)上に載置される。
状態を示し、このトリムカバーは、前記従来品と同様に
シートの上面(着座面)側に位置する身頃部(4)と、
この身頃部(4)の周囲に一体に縫着しシートの側面側
を被覆するマチ部(4a)とから構成され、身頃部(4)
は表皮(41)、ワディング(42)、ワディングカバー
(43)の積層体からなり、斯る積層体はパターン形成部
において縫着、溶着などの手段によって一体に止着され
ている。図中、(4b)は身頃部(4)とマチ部(41)と
の縫合部、(4c)(4c)はトリムカバー(4)のパター
ン形成部を示す。そして、このトリムカバー(4)は裏
返しして、即ち、ワディングカバー(43)が上向きにな
るように下型(2)上に載置される。
以上の下型(2)には前記トリムカバー(4)のパター
ン形成部(4c)(4c)に対応する位置に配設した突条
(21)(21)が突設され、クッション体(5)を一体発
泡した際に、パターン形成部(4c)(4c)が凹溝状に形
成されるようにする。
ン形成部(4c)(4c)に対応する位置に配設した突条
(21)(21)が突設され、クッション体(5)を一体発
泡した際に、パターン形成部(4c)(4c)が凹溝状に形
成されるようにする。
以上の下型(2)の周囲に配設される中型(1)
(1′)は、第3図に示すように、下型(2)にトリム
カバー(4)を挟持する挟持部(13)に、内方に略倒U
字状に突出する突起部(11)を一体に設けると共に、そ
の突起部(11)の上方には膨出部(12)を形成してい
る。
(1′)は、第3図に示すように、下型(2)にトリム
カバー(4)を挟持する挟持部(13)に、内方に略倒U
字状に突出する突起部(11)を一体に設けると共に、そ
の突起部(11)の上方には膨出部(12)を形成してい
る。
以上の突起部(11)は、挟持部(13)に連接する下辺
(11a)側が、挟持部(13)によってトリムカバー
(4)の圧潰部(4d)が挟持された際、そのトリムカバ
ー(4)の圧潰部(4d)に連接する周縁部(4e)の変形
形状と一致するように形成されている。即ち、トリムカ
バー(4)の周縁部(4e)は中型(1)(1′)の挟持
部(11)によって圧潰部(4d)方向に傾斜状に薄く変形
するため、その周縁部(4e)との間に隙間が生じないよ
うに、突起部(11)の下辺(11a)は変形した周縁部(4
e)の表面に接合するように形成されている。
(11a)側が、挟持部(13)によってトリムカバー
(4)の圧潰部(4d)が挟持された際、そのトリムカバ
ー(4)の圧潰部(4d)に連接する周縁部(4e)の変形
形状と一致するように形成されている。即ち、トリムカ
バー(4)の周縁部(4e)は中型(1)(1′)の挟持
部(11)によって圧潰部(4d)方向に傾斜状に薄く変形
するため、その周縁部(4e)との間に隙間が生じないよ
うに、突起部(11)の下辺(11a)は変形した周縁部(4
e)の表面に接合するように形成されている。
また、突起部(11)の上辺(11b)はクッション体
(5)の上面と側面とのコーナー部(51)が曲線状に形
成されるように、湾曲状に形成されている。
(5)の上面と側面とのコーナー部(51)が曲線状に形
成されるように、湾曲状に形成されている。
この突起部(11)の上辺(11b)に接続して、前記膨出
部(12)が形成され、この膨出部(12)によって、クッ
ション体(5)の外側面上部に凹部(52)が形成され、
第6図に示すようにトリムカバーの身頃部(4)とマチ
部(4a)との縫合部(4b)が収容される。
部(12)が形成され、この膨出部(12)によって、クッ
ション体(5)の外側面上部に凹部(52)が形成され、
第6図に示すようにトリムカバーの身頃部(4)とマチ
部(4a)との縫合部(4b)が収容される。
以上の図示する中型(1)(1′)(1″)は、第5図に
示すように三分割され、中型(1)(1′(1″)におけ
る発泡後のクッション体(5)の脱型を容易化してい
る。
示すように三分割され、中型(1)(1′(1″)におけ
る発泡後のクッション体(5)の脱型を容易化してい
る。
図中(3)は上型で、この上型(3)を中型(1)
(1′)(1″)上に被せることにより、クッション体
(5)の発泡成形型が形成される。図中(31)は、クッ
ション体(5)の発泡原液の注入口を示す。
(1′)(1″)上に被せることにより、クッション体
(5)の発泡成形型が形成される。図中(31)は、クッ
ション体(5)の発泡原液の注入口を示す。
なお、第1図において、図中(4d)は下型(2)上のト
リムカバー(4)の端末側に位置し、中型(1)……の
挟持部(11)(11′)によって挟持される圧潰部、(4
e)は、このトリムカバー(4)の圧潰部(4d)が中型
(1)……の挟持部(11)……によって挟持された際に
変形する周縁部で、圧潰部(4d)の内側に位置してい
る。
リムカバー(4)の端末側に位置し、中型(1)……の
挟持部(11)(11′)によって挟持される圧潰部、(4
e)は、このトリムカバー(4)の圧潰部(4d)が中型
(1)……の挟持部(11)……によって挟持された際に
変形する周縁部で、圧潰部(4d)の内側に位置してい
る。
第2図はクッション体(5)発泡用の発泡原液を発泡成
形型内に注入して発泡成形した状態を示し、前記中型
(1)の突起部(11)の下辺(11a)側がトリムカバー
(4)の周縁部(4e)上面側に接合した状態で、クッシ
ョン体(5)がトリムカバー(4)の内面に一体に発泡
成形される。
形型内に注入して発泡成形した状態を示し、前記中型
(1)の突起部(11)の下辺(11a)側がトリムカバー
(4)の周縁部(4e)上面側に接合した状態で、クッシ
ョン体(5)がトリムカバー(4)の内面に一体に発泡
成形される。
図中(51)はクッション体(5)の前記コーナー部、
(52)は同凹部を夫々示す。
(52)は同凹部を夫々示す。
第6図はクッション体(5)を発泡後、発泡成形型から
脱型して、トリムカバーのマチ部(4a)を折り返してク
ッション体(5)の側面側を被覆してシートを形成した
状態を示す。
脱型して、トリムカバーのマチ部(4a)を折り返してク
ッション体(5)の側面側を被覆してシートを形成した
状態を示す。
クッション体(5)のコーナー部(51)を除く部分は、
トリムカバーの身頃部(4)に一体に接着されている。
即ち、トリムカバーの身頃部(4)における前記周縁部
(4e)と圧潰部(4d)にはクッション体(5)の成形原
液が侵入しないため、クッション体(5)には接着され
ない。また、斯る部分(4e)(4d)はクッション体
(5)成形中には、中型(1)(1′)によって加圧さ
れて、ワディング(42)が圧潰されて薄肉状になる。し
かし、クッション体(5)成形して脱型した後において
は、中型(1)……による加圧状態が解除されるため、
ワディング(42)がその弾力によって元の状態である薄
厚状に復帰する。
トリムカバーの身頃部(4)に一体に接着されている。
即ち、トリムカバーの身頃部(4)における前記周縁部
(4e)と圧潰部(4d)にはクッション体(5)の成形原
液が侵入しないため、クッション体(5)には接着され
ない。また、斯る部分(4e)(4d)はクッション体
(5)成形中には、中型(1)(1′)によって加圧さ
れて、ワディング(42)が圧潰されて薄肉状になる。し
かし、クッション体(5)成形して脱型した後において
は、中型(1)……による加圧状態が解除されるため、
ワディング(42)がその弾力によって元の状態である薄
厚状に復帰する。
従って、クッション体(5)のコーナー部(51)及びこ
のコーナー部(51)より、、クッション体(5)の側面
上部は前記トリムカバー(4)の周縁部(4e)及び圧潰
部(4d)に接着されずに被覆される。
のコーナー部(51)より、、クッション体(5)の側面
上部は前記トリムカバー(4)の周縁部(4e)及び圧潰
部(4d)に接着されずに被覆される。
そして、トリムカバーの身頃部(4)とマチ部(4a)と
の縫合部(4d)はクッション体(5)の凹部(52)内に
収容され、マチ部(4a)はクッション体(5)の側面に
接合するように被覆される。
の縫合部(4d)はクッション体(5)の凹部(52)内に
収容され、マチ部(4a)はクッション体(5)の側面に
接合するように被覆される。
(効果) 本考案は叙上の如く構成したから、以下の効果を有す
る。
る。
(1)中型に突起部を設けて中型に挟持されたトリムカ
バーの圧潰部内側の凹みに、この中型の突起が位置する
ようにしているため、クッション体成形用の発泡原液の
前記トリムカバーの凹みに対する侵入を防止する。
バーの圧潰部内側の凹みに、この中型の突起が位置する
ようにしているため、クッション体成形用の発泡原液の
前記トリムカバーの凹みに対する侵入を防止する。
従って、前記従来品の如く、クッション体のコーナー部
が鋭角状且つ上方に突出することがないため、シートの
外形形状が所定の形状に形成できる。
が鋭角状且つ上方に突出することがないため、シートの
外形形状が所定の形状に形成できる。
(2)クッション体のコーナー部にはトリムカバーが一
体に接着されないため、着座時にシートの着座面周囲に
折れ、皺が発生することがなく、前記従来品に比べ外観
に優れたシートを製造できる。
体に接着されないため、着座時にシートの着座面周囲に
折れ、皺が発生することがなく、前記従来品に比べ外観
に優れたシートを製造できる。
(3)中型に設けた突起部の形状を所定形状に形成する
ことにより、クッション体のコーナー部を曲線状など所
望形状に成形でき、シートの外観を向上し得る。
ことにより、クッション体のコーナー部を曲線状など所
望形状に成形でき、シートの外観を向上し得る。
第1図は本案装置の分解断面図、第2図はクッション体
発泡時の断面図、第3図は要部の断面図、第4図は同要
部におけるクッション体発泡時の断面図、第5図は中型
の平面図、第6図は本案装置によって製造したシートの
部分断面図、第7図は従来装置による発泡時の部分断面
図、第8図は同装置によってシートの部分断面図であ
る。 図中、(1)(1′ )(1″)は中型、(2)は下型、
(3)は上型、(11)(11′)は中型の突起部、(13)
は挟持部を夫々示す。
発泡時の断面図、第3図は要部の断面図、第4図は同要
部におけるクッション体発泡時の断面図、第5図は中型
の平面図、第6図は本案装置によって製造したシートの
部分断面図、第7図は従来装置による発泡時の部分断面
図、第8図は同装置によってシートの部分断面図であ
る。 図中、(1)(1′ )(1″)は中型、(2)は下型、
(3)は上型、(11)(11′)は中型の突起部、(13)
は挟持部を夫々示す。
Claims (1)
- 【請求項1】発泡体製ワディング付のトリムカバーを載
置する下型と、この下型上のトリムカバーの周囲を挟持
する中型と、該中型に被せてクッション体成形型を構成
する上型とからなり、前記クッション体成形型内におい
て、前記トリムカバーにクッション体を一体発泡するシ
ートの製造装置において、 前記中型における前記トリムカバーを挟持する挟持部の
内側に、中型の内方に突出する突起部を一体に設けてな
ることを特徴とするシートの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP179289U JPH061782Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | シートの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP179289U JPH061782Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | シートの製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0295613U JPH0295613U (ja) | 1990-07-30 |
JPH061782Y2 true JPH061782Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31201988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP179289U Expired - Lifetime JPH061782Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | シートの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061782Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP179289U patent/JPH061782Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0295613U (ja) | 1990-07-30 |
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Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |