JP2526747Y2 - 防水性車両用シート - Google Patents

防水性車両用シート

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JP2526747Y2
JP2526747Y2 JP1990087984U JP8798490U JP2526747Y2 JP 2526747 Y2 JP2526747 Y2 JP 2526747Y2 JP 1990087984 U JP1990087984 U JP 1990087984U JP 8798490 U JP8798490 U JP 8798490U JP 2526747 Y2 JP2526747 Y2 JP 2526747Y2
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正男 塚本
実 小室
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシート(座席)が風雨に晒されるフォークリ
フト、トラクタ等の車両に備える防水性シートの改良に
関する。
(従来の技術とその問題点) 従来のこの種のシートは、合成樹脂製(例えば、PV
C)レザー(擬革地)などの防水性を有する表皮で、発
泡体製クッション体を被覆してなる構造である。そし
て、このシートは着座面が平坦状又は着座面の中央に対
して左右を隆起状に形成している。
そのため、雨水がシート内部に侵入することはない
が、表皮が防水性を有するため、通気性が頗る悪く、着
座者の発汗等を外部に拡散することができない不具合が
あった。
そこで、本考案は斯様に防水性を有する車両用シート
において、通気性を向上させることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案に係る防水性車両
用シートは、上下方向に貫通孔を多数開孔してなる発泡
体製パットと、このパットの上面を被覆する高周波融着
性部材からなる表皮と、パットの下面を被覆する高周波
融着性部材からなる裏基布とからなり、 前記表皮と裏基布の一部は前記パットの貫通孔の内部
におけるパットの厚み方向の中間で一体に高周波融着し
て融着部を形成し、該融着部の中央には通気孔を開孔し
てなることを特徴とするものである。
(作用) 表皮と裏基布の夫々の一部は、パットの貫通孔内にお
いて高周波融着して融着部を形成しているため、表皮と
裏基布の融着部からパット内への雨水の侵入を防止する
ことができ、この融着部の中央に通気孔が開孔されてい
るため、シートの上下方向に通気性を有する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本案に係る防水性車両用シートを示し、図
示するものは、シートクッション(SC)に多数の通気孔
(H)を開孔したものであるが、シートバックにも同様
の通気孔を設けるも任意である。この通気孔(H)を有
するシートクッション(SC)は、第2図に示すような構
造になっている。
即ち、ウレタンフォームなどの発泡体製パット(2)
には、多数の貫通孔(21)が開孔され、パット(2)の
上面はPVCなどからなる高周波融着性且つ防水性部材か
らなる表皮(1)で被覆され、パット(2)の下面であ
る裏面は、高周波融着性を有する裏基布(3)が被覆さ
れ、この表皮(1)と裏基布(3)とはパット(2)の
外周面及びパット(2)の貫通孔(21)の内部における
パットの厚み方向の中間で一体に融着されている。
図中(11a)(31a)は表皮(1)と裏基布(3)の融
着部を示す。この融着部(11a)(31a)の中央には該融
着部(11a)(31a)に対して小径の前記通気孔(H)が
開設される。
以上のパット(2)を表皮(1)、裏基布(3)で被
覆したものはフレーム(4)と、このフレーム(4)に
張架したS形ばね(5)(5)などの支持部材とによっ
て支持される。
第3図は、パット(2)を表皮(1)と裏基布(3)
とで被覆する前の状態を示し、パット(2)にはあらか
じめ上下方向に略円形状の貫通孔(21)が多数開孔され
ている。
なお、このパット(2)はモールドで上面中央部を低
くなるように発泡成形し、この中央部とその周囲に前記
多数の貫通孔(21)を開孔して、前記シートクッション
(SC)の着座部に付着した雨水等が、貫通孔(21)から
外部に排水されるようにするのが望ましい。
第4図は第3図に示す表皮(1)、パット(2)、裏
基布(3)を使用して、前記通気孔(H)を形成する状
態を示すものであり、まず、表皮(1)、パット
(2)、裏基布(3)を重ね、パット(2)の貫通孔
(21)の上、下位置に高周波電極である上型(6)と、
下型(7)を配設する。
この上、下型(6)(7)の接合面には、表皮(1)
と裏基布(3)とを一体に融着する融着部(11a)(31
a)形成用の融着面(62)(72)と、この融着面(62)
(72)の中央に設けた切離部(61)(71)とが設けてあ
り、切離部(61)(71)は上、下型(6)(7)のいず
れか一方に円形凸条(61)、他方に凸条(61)が嵌合す
る円形の凹溝(71)を設けて、表皮(1)と裏基布
(3)における融着部(11a)(31a)の一部を切離し
て、前記通気孔(H)を形成するものである。
斯して、上、下型(6)(7)を使用してパット
(2)の貫通孔(21)内に臨む表皮(1)、裏基布
(3)を加圧して、高周波を印荷すると、上、下型
(6)(7)の融着面(62)(72)によって表皮(1)
と裏基布(3)とは一体に融着されて融着部(11a)(3
1a)を形成すると同時に、上、下型(6)(7)の切離
部(61)(71)によって融着部(11a)(31a)の中央が
溶出して、通気孔(H)を形成する。
(効果) 本考案に係る防水性車両用シートは、叙上の如くシー
トに貫通状の通気孔を開孔してなるので、通気性が向上
することは勿論のこと、シートの表面に付着した雨水が
通気孔から外部に排水されるので、着座面を快適に保持
することができる。
加えて、パットの貫通孔内において、表皮と裏基布と
が一体に高周波融着して融着部を形成しているので、雨
水が表皮と裏基布との間からシート内に侵入することも
ない。また、融着部の形成と通気孔の開孔とを同時に行
なうことができるため、製造が簡単で低原価で提供でき
る。
更に、融着部がパットに設けた貫通孔の内部における
パットの厚み方向の中間に形成されている。従って、融
着部が人体又はパットの支持部材に直接接触することが
ないし、また、融着部に負荷がかかり難いため、融着部
が変形し難い。これらにより、融着部がシートの長期使
用によって剥離したり損傷することがない。
また、通気孔が融着部に設けてあり、融着部が前述の
如く変形したり、損傷することが少ないため、開口状態
が良好に保持され、通気性が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜視図、第2図は第1図におけるII-II線断面
図、第3図は分解斜視図、第4図は成形状態を説明する
断面図である。 図中、(1)は表皮、(2)はパット、(3)は裏基
布、(11a)(31a)は融着部、(H)は通気孔を夫々示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−112669(JP,A) 特開 昭61−76109(JP,A) 実開 昭62−181262(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に貫通孔を多数開孔してなる発泡
    体製パットと、このパットの上面を被覆する高周波融着
    性部材からなる表皮と、パットの下面を被覆する高周波
    融着性部材からなる裏基布とからなり、 前記表皮と裏基布の一部は前記パットの貫通孔の内部に
    おけるパットの厚み方向に中間で一体に高周波融着して
    融着部を形成し、該融着部の中央に通気孔を開孔してな
    ることを特徴とする防水性車両用シート。
JP1990087984U 1990-08-23 1990-08-23 防水性車両用シート Expired - Lifetime JP2526747Y2 (ja)

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