JPH0317710Y2 - - Google Patents

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JPH0317710Y2
JPH0317710Y2 JP6792886U JP6792886U JPH0317710Y2 JP H0317710 Y2 JPH0317710 Y2 JP H0317710Y2 JP 6792886 U JP6792886 U JP 6792886U JP 6792886 U JP6792886 U JP 6792886U JP H0317710 Y2 JPH0317710 Y2 JP H0317710Y2
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、健康マツト,床ずれ防止マツト等
に使用するマツトに関するものである。
〔従来の技術〕
第2図、第3図は従来のマツトを示す斜視図、
部分断面図であり、各図において、1は褶曲状と
なつた上表皮、2はこの上表皮1に接合された扁
平な下表皮、3は前記上表皮1と下表皮2との接
合により形成される略半円状の間隙部分に充填さ
れたウレタンフオーム,ポリプロピレン発泡体等
より成る緩衝材である。
上記構成を有する従来のマツトは、上表皮1と
下表皮2との間に、複数本の長手状の緩衝材3を
介在させて、これら各緩衝材3…の間における上
表皮1と下表皮2とを高周波溶着等の手段により
接合して一体化形成している。
この従来のマツトによれば、上表皮1と下表皮
2との接合部分4が窪みとなつてあらわれ、身体
等の荷重を加えたとき、微細な空隙部5が生じ、
この空隙部5によつて良好な通気性が得られると
いう効果があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のマツトは、上記のように構成されている
ので、緩衝材を構成するウレタンフオームやポリ
プロピレン発泡体等の合成樹脂自体に吸湿性がな
いために、身体が当接する部分、特に上表皮1の
周辺に汗等の湿気が残留し、使用者に不快感を与
えるという問題点があつた。
また、身体等の荷重が加わつてマツトが圧縮さ
れているときには、連続気泡のセルが潰れるため
に、とりわけ通気性が低下すると共に、緩衝材3
を充分に押えつけてから、上表皮1と下表皮2と
を接合しないと、両表皮間で緩衝材が移動してし
まい、経時的使用に耐えられないという問題点も
あつた。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたものであり、疎水性,通気性ともに優
れた素材によりマツトを構成するようにして、身
体等が当接しても蒸れ等を生じることがなく、ま
た長期的な使用にも充分耐えられるような快適で
丈夫なマツトを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、緩衝材としてパーム繊維層とカポ
ツク層との2層部材を介挿したものである。
〔作用〕
この考案は上記のように構成したので、天然繊
維であるカポツク綿は疎水性を有し、パーム繊維
は適度な吸湿性がありしかも乾燥が早く通気性を
有しているので、身体を当接させたときに、表面
側に湿気が生じることがない。また、パーム繊維
は三次元的に絡み合つているので、圧縮時におい
ても通気性が低下することはない。
〔考案の実施例〕
以下、この考案による一実施例を図について説
明する。第1図において、上表皮1,下表皮2,
接合部4及び空隙部5は、従来のマツトと同一部
分を示しているので重複説明を省略する。同図に
おいて、11は上表皮1,下表皮2間の上側に配
置されたカポツク綿層、12は同じく下側に配置
されたパーム繊維層、13はカポツク綿層11、
パーム繊維層12の2層構造より成る緩衝材であ
る。
次に上記構成に係るマツトにおいては、2層構
造となつている緩衝材13のうち、カポツク綿層
11は通気性,疎水性を有しているので、マツト
の表面付近に汗等の湿気が残留することはなく、
また、パーム繊維層12は適度な吸湿性がありし
かも乾燥が早く三次元的に絡み合つているので、
身体等の荷重が加わつてマツトが圧縮されても、
通気性,湿気の発散性が良い。さらに、三次元的
に絡み合つたパーム繊維層12により、上表皮1
と下表皮2の接合時においても緩衝材13内部の
位置ずれ等が発生することがないので、緩衝材1
3を押え付けて接合することなくマツトに形崩れ
等が生じることもない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案に係るマツトによれ
ば、上下の表皮を接合して形成された平行する長
手状の間隙部分に、パーム繊維層とカポツク層と
の2層構造の緩衝材を介挿したので、身体等が当
接しても通気性に優れ、また、疎水性にも優れる
ことから、表面側の乾燥及び保温効果を確保して
快適な使用感を備えたマツトを提供できるという
効果がある。
また、パーム繊維と表皮を構成する繊維との繊
維同士の絡みにより、表皮の接合時に表皮を引き
延ばして緊張状態で溶着または縫合等を行わなく
とも、上下表皮間での緩衝材の移動が起ることは
なく、長期的な使用に耐えられる丈夫なマツトを
提供できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るマツトの一実施例を示
す部分拡大断面図、第2図、第3図は従来のマツ
トの一例を示す全体斜視図及び部分断面図であ
る。なお図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。 1…上表皮、2…下表皮、4…接合部、11…
カポツク綿層、12…パーム繊維層、13…2層
部材(緩衝材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上表皮と下表皮とを、一定ピツチで夫々平行す
    る方向に接合して得られる細管中に、パーム繊維
    層とカポツク層との2層部材を挿入したことを特
    徴とするマツト。
JP6792886U 1986-05-06 1986-05-06 Expired JPH0317710Y2 (ja)

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JPS62181262U JPS62181262U (ja) 1987-11-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2526747Y2 (ja) * 1990-08-23 1997-02-19 日野自動車工業株式会社 防水性車両用シート

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JPS62181262U (ja) 1987-11-17

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