JPH06177598A - ワイヤ配線装置 - Google Patents

ワイヤ配線装置

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JPH06177598A
JPH06177598A JP5215798A JP21579893A JPH06177598A JP H06177598 A JPH06177598 A JP H06177598A JP 5215798 A JP5215798 A JP 5215798A JP 21579893 A JP21579893 A JP 21579893A JP H06177598 A JPH06177598 A JP H06177598A
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wiring
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head
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JP5215798A
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Zeeland Alan C Van
アラン・シリル・ヴァン・ズィーランド
Louis J Liguore
ルイス・ジョセフ・リグオーレ
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Motors Liquidation Co
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
    • H05K7/06Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure on insulating boards, e.g. wiring harnesses
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/06Wiring by machine

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気バス組立体の製造時間を短縮できるワイ
ヤ配線装置を提供する。 【構成】 ワイヤ送り機構(14)と非回転ワイヤ配線
ヘッド(16)とを有するワイヤ配線装置(10)によ
りワイヤ(38)をバス板(76)上に配線する。ワイ
ヤ配線ヘッドは逆向きの漏斗状オリフィス(72)を備
えたホーン(48)を有する。ワイヤ送り機構は逆向き
の漏斗状オリフィス内へワイヤを押し込み、このオリフ
ィスはバス板に関してホーンを回転させる必要無しに直
線パターン及び非直線パターンでバス板のワイヤ収容チ
ャンネル及びワイヤ収容通路内にワイヤを配線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ配線装置及び支
持体上でワイヤを配線する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人に係る米国特許第4,684,
765号明細書は配線ワイヤ型式の電気バス組立体を開
示しており、この組立体は互いに離間し、間にワイヤ収
容チャンネル網を画定する端子(ターミナル)ステーシ
ョン及びガイドステーションを形成するアイランド(島
部)を備えたベースを具備した精密にモールド成形した
熱可塑性バス絶縁板を有する。ワイヤ収納チャンネル
は、端子ステーション及びガイドステーションを通るワ
イヤ通路に連通する。導電性ワイヤは所定のパターンで
ワイヤ収容チャンネル及びワイヤ通路内に敷設される。
端子キャビティはベースを通って延び、端子ステーショ
ンでワイヤ通路と交差する。電気バス組立体は電気コネ
クタ組立体内に配置され、電気ブレード端子は電気コネ
クタ組立体にプラグ接続され、これにより、導電性ワイ
ヤが多数の電気ブレード端子を一緒に接続させる。中実
のコア銅ワイヤの端部を板の穴内に配置し、次いで、中
実コア銅ワイヤを板の穴内に配置するためのサーボ送り
部材と、板のワイヤ通路及びワイヤ収容チャンネル内へ
ワイヤを押し込むための配置フィンガと、端子の端部で
ワイヤを切断するためのカッタブレードとを有する回転
プロセッサヘッドを介して板を移動させることにより、
導電性ワイヤを配線する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の配線ワイヤ
型式の組立体は米国のゼネラルモーター社のパッカード
電気部門(Packard Eectric Division)で長年にわたり
首尾よく使用されてきた。しかし、この組立体にはいく
つかの問題がある。
【0004】すなわち、回転プロセッサヘッドは銅ワイ
ヤがコーナーを回る毎に回転する。詳細には、銅ワイヤ
をコーナーで回らせる必要がある場合、所望のコーナー
の地点に達するまでテーブルにより板を移動させ、次い
で板を停止させる。次に、回転プロセッサヘッドが45
度の角度だけ回転する。テーブルは回転プロセッサヘッ
ドが向けられている方向と同じ方向へ短い距離移動す
る。次いで、テーブルが再度停止する。次に、回転プロ
セッサヘッドが更に45度の角度だけ回転し、所望の9
0度の回転を完了する。次いで、テーブルが、銅ワイヤ
を切断すべき次のコーナー又は端子端部へ板を移動させ
る。このコーナリング方法は著しいサイクル時間を必要
とする。
【0005】更に、実際には、銅ワイヤの端部が穴内に
配置され、ワイヤを板のチャンネル及び通路内へ押し込
むように配置フィンガのための回転プロセッサヘッドに
より板を移動させた後に、銅ワイヤは回転プロセッサヘ
ッドから離れるように引かれる。このため、銅ワイヤに
引張り力が作用し、ワイヤがコーナーを回るときにワイ
ヤの確実な配置に抵抗する残留応力が発生してしまう。
【0006】本発明の目的は、改善したワイヤ配線装置
及び支持体上でワイヤを配線する方法を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段並びに作用効果】本発明の
一形態によれば、ワイヤ送り機構及びワイヤ配線ヘッド
を支持するベース板を備え、ワイヤ配線ヘッドはベース
板に対して回転しないようにベース板に固定されたホー
ンを有し、このホーンが所定のパターンで支持体上にワ
イヤを配線するために、当該ホーンの外側表面からホー
ンの内部へ向かって先細りとした漏斗状のオリフィスを
有することを特徴とする、支持体上でワイヤを配線する
ためのワイヤ配線装置が提供される。
【0008】本発明の別の形態によれば、ワイヤ送り機
構、及び非直線パターンで支持体上にワイヤを配線する
逆向きの漏斗状オリフィスを備えたホーンを有するワイ
ヤ配線ヘッドの下方に、支持体を配置する工程と;ワイ
ヤ送り機構により逆向きになった漏斗状オリフィスを通
してワイヤを送るときに、支持体上に所定のパターンで
ワイヤを配線するために、ワイヤ送り機構及びワイヤ配
線ヘッドに関して支持体を移動させる工程と;を有する
ことを特徴とするワイヤ配線方法が提供される。
【0009】非回転ヘッドの特徴により、ワイヤ配線装
置及び支持体上でワイヤを配線する方法の複雑さを減少
させることができる。
【0010】更に、回転配線ヘッドを必要とすることな
くワイヤを種々のコーナーのまわりで配線でき、このた
め、ワイヤ配線期間中に、コーナーを一層容易かつ迅速
に回転させることができる。
【0011】好ましくは、ワイヤ配線中にワイヤを適所
に押し込む。これにより、コーナーの回転を一層容易に
する。
【0012】製造サイクル時間を大幅に減少させること
ができ、このため製造コストも大幅に減少する。
【0013】便宜的には、ワイヤに重大な残留応力を生
じさせることなく、ワイヤを配線及び配置することがで
き、これにより、製造した装置の耐久性及び信頼性を改
善する。
【0014】
【実施例】図1ないし図4を参照すると、ワイヤ配線装
置10はベース板12を備えたフレーム11を有する。
フレーム11はワイヤ配線装置10の下方に位置した2
方向スライドテーブルを有する機構(図示せず)の垂直
スライドに取り付けられている。このテーブルは水平2
方向、即ち、ワイヤ配線装置10に関してX軸に沿った
長手方向及びY軸に沿った横断方向に移動でき、平坦な
絶縁板等上にワイヤを配線して図5に示す型式の配線ワ
イヤ電気バス組立体を形成する。フレーム11はワイヤ
配線装置10に関してテーブルをゼロ地点で整合させる
任意の適当な形の位置決め装置を担持する。
【0015】ベース板12はその上にワイヤ送り機構1
4を支持し、下にワイヤ配線ヘッド16を支持する。
【0016】ワイヤ送り機構14は電気モータ18とリ
ゾルバ20とを有し、これらはフレーム11に取り付け
た直立の装着板22に支持されている。軸受ブロック2
4及び側板26もフレーム11に取り付けられ、電気モ
ータ18及びリゾルバ20の前面でハウジングを形成す
る。ワイヤ駆動ローラ28は軸受ブロック24に担持さ
れた軸受スライド30に軸支されている。ワイヤ駆動ロ
ーラ28は電気モータ18によりベルト駆動されるプー
リー32により駆動せしめられる。
【0017】ワイヤ駆動ローラ28は軸受ブロック24
の面に取り付けたワイヤガイド34の近傍に位置する。
共働する圧力ローラ36は軸受ブロック24に軸支さ
れ、ワイヤガイド34の反対側に位置している。ローラ
28、36はリール(図示せず)からワイヤガイド34
内へ挿入されリール(図示せず)からワイヤ配線ヘッド
16内へ挿入されたワイヤ38の両側に係合する。
【0018】ワイヤ駆動ローラ28及びこれと共働する
圧力ローラ36は噛合する平歯車40を担持し、これに
より、ワイヤ送り期間中、駆動ローラ28は圧力ローラ
36を同じ速度で駆動する。圧力ローラ36はバネカッ
プリング42によりリゾルバ20に結合されている。リ
ゾルバ20はワイヤ送り機構14により送られるワイヤ
の長さを測定する機能を果たす。電気モータはワイヤ送
り機構14を手動で作動させるための歯車41を有す
る。
【0019】ワイヤ配線ヘッド16は送りチューブ42
と、ホーン板44と、カッタブレード46と、ホーン4
8とを有する。送りチューブ42はベース板12を貫通
して延び、ワイヤガイド34の底部に嵌合して、ベース
板12の上方でワイヤ送り機構14により送られている
ワイヤ38を受入れる。送りチューブ42の先端はベー
ス板12の下方へ突出し、ホーン板44を貫通する孔の
上方端部の面取り部に嵌合する。
【0020】ホーン板44は中間ガイドステップ54の
下方でアンビルライザ(立上り管)52を提供する2つ
のステップ(段部)を有する垂下リブ50を具備する。
上述のように、ホーン板44は送りチューブ42の先端
部を受入れるため上端で面取りした貫通孔56を有す
る。貫通孔56はアンビルライザ52に続くガイドステ
ップ54のトレッド部で開口している。
【0021】カッタブレード46はガイドステップ54
上で案内される中空端部58を有する。中空端部58は
アンビルライザ52と共働して貫通孔56を通して送ら
れたワイヤを切断する下方の切断エッジ60を有する。
カッタブレード46はその他端にピン62を具備し、後
述するリンク機構を介してカッタブレード46を作動さ
せる。
【0022】ホーン48は垂下リブ50の上方でネジ又
は他の適当な止め具によりホーン板44の下側に締結さ
れたディスク状の本体を有する。ホーン48は、適所に
締結されたときに垂下リブ50及びカッタブレード46
の切断エッジを受入れる長手方向の溝穴(スロット)6
4を有する。
【0023】カッタブレード46は、このカッタブレー
ド46の中空端部58に嵌合したガイドステップ54に
案内されて溝穴64内で往復運動する。カッタブレード
46は、溝穴(スロット)付き両端間でベース板12の
下方に枢着されたリンク66により往復運動せしめられ
る。リンク66の一方の溝穴付き端部は図4に示すよう
にカッタブレード46の端部のピン62を収容する。リ
ンクの他方の溝穴付き端部はベース板12の溝穴を通っ
て突出したクレビス68のピンを収容する。クレビス6
8はベース板12の頂部に装着した空気モータ70のピ
ストンロッドの端部に取り付けてある。ピストンロッド
の往復運動により、リンク66が前後に揺動し、カッタ
ブレード46を往復運動させる。
【0024】ホーン48は平坦で丸い底面71を有し、
漏斗状のオリフィス72を備え、このオリフィスは上記
米国特許第4,684,765号明細書に開示された型
式のバス板組立体を製造するためにバス板上にワイヤ3
8を配線するため底面71で開口している。
【0025】ワイヤ配線装置10は図5に示す電気バス
組立体74の如き電気バス組立体を製造するために使用
する。電気バス組立体は熱可塑性材料のバス絶縁板76
と、ある長さの導電性ワイヤ38a、38b、38c等
とを有する。バス絶縁板76は平坦なベース78と、こ
の平坦なベース78上に位置し、端子(ターミナル)ス
テーション80及びガイドステーション81を提供する
複数個の一体のアイランド(島部)とを有する。端子ス
テーション80及びガイドステーション81は互いに離
間していて、端子ステーション及びガイドステーション
を通って延びるワイヤ通路83に連通したワイヤ収容チ
ャンネル82のネットワーク(網)を提供する。端子ス
テーション80は絶縁板76を通って延びワイヤ通路8
3と交差する端子溝穴84を有する。これらの端子溝穴
は、ワイヤ通路83内の導電性ワイヤとの電気的接続を
確立する絶縁変位(insulation displacement)端子を
収容する。図を明瞭にするため、絶縁変位端子は図示し
ないが、その詳細は上記米国特許第4,684,765
号明細書に開示されているので、必要なら参照された
い。
【0026】絶縁板76は導電性ワイヤ38a、38
b、38c等を出発させるためベース78を貫通する複
数個の小さな丸い孔85を有する。
【0027】導電性ワイヤ38a、38b、38c等は
非回転ワイヤ配線装置10によりバス絶縁板78上に配
線される。図6ないし図9は図5に示す電気バス組立体
74を製造するためにバス絶縁板76上で導電性ワイヤ
を配線する種々の段階期間中の非回転ワイヤ配線装置1
0を示す。詳細には、図6ない図9は短く直線的な導電
性ワイヤ38aを形成するためバス絶縁板76上にワイ
ヤ38を配線する工程を示す。
【0028】バス絶縁板76はワイヤ配線装置10の下
方でテーブル(図示せず)に固定される。次いで、ワイ
ヤ配線装置10を下降させて、出発孔85aの上方でワ
イヤ配線ヘッド16をバス絶縁板76の頂部の極めて近
くに配置させる。次いで、図6に示すように、ワイヤ配
線装置10により、ワイヤ38aの端部を絶縁板76の
出発孔85a内へ配置する。次いで、テーブルを図6に
示す位置から図7に示す位置まで水平方向右方(図6)
へ移動させる。テーブルの移動につれて、ワイヤ送り機
構14はワイヤ配線ヘッド16を通してワイヤ38を送
り出し、好ましくは押し出す。逆向きの漏斗状オリフィ
ス72は送られているワイヤ38を横断方向のワイヤ収
容チャンネル82を介して連通した一連の端子ステーシ
ョン及びガイドステーションの水平ワイヤ収容通路83
内へ案内し、一方、オリフィス72の出口を取り巻いて
いるホーン48の平坦な底面71は、図7に示すよう
に、通路83及び相互接続チャンネル82内へワイヤを
下方に案内する。
【0029】テーブルが右方へ移動し続けて導電性ワイ
ヤ38aの所望の終端部の近傍に達すると、カッタブレ
ード46が作動して、図8に示すように、ワイヤ配線ヘ
ッド16を通して送られているワイヤ38を切断する。
ワイヤの切断後、テーブルは右方へ移動し続けるが、ワ
イヤ送り機構は停止し、このため、図9に示すように、
ワイヤ配線ヘッド16はワイヤ38の切断端部をワイヤ
収容通路83内へ案内する。
【0030】導電性ワイヤ38aが形成された後、テー
ブルは次の新たな導電性ワイヤを出発させる位置へ移動
することができ、先に形成した導電性ワイヤが配線すべ
き最後のワイヤであった場合は、スライドを上昇させ
て、完成した配線ワイヤバス組立体を取り外す。
【0031】短い直線状の導電性ワイヤ38aを配線す
る簡単な工程を説明したが、テーブル及びワイヤ配線装
置10は連続的な方法で操作される。
【0032】図5に示すように、導電性ワイヤは上述の
直線状の導電性ワイヤ38aよりも一層複雑なパターン
で配線される。例えば、導電性ワイヤ38d、38e、
38fはX軸上の水平方向とY軸上の横断方向とに曲げ
られている。導電性ワイヤが水平方向から横断方向へ変
化するときのコーナリング操作を図10、7B、7Cに
基づき説明する。これらの図は非回転ワイヤ配線装置1
0の拡大側面図であり、図5に示す電気バス組立体の製
造期間中に導電性ワイヤ38d、38e、38fを敷設
するために、ガイドステーション81bのコーナー(隅
部)のまわりで導電性ワイヤ38を曲げ、次いで別のガ
イドステーション81cのコーナーのまわりでワイヤを
曲げる状態を示す。
【0033】導電性ワイヤ38dを出発させ、導電性ワ
イヤ38について上述したのと同じ方法で水平ワイヤ収
容通路83内へワイヤを通し、図10に示すように、ガ
イドステーション81bを通して、逆向きの漏斗状オリ
フィス72の中心線88がチャンネル82の中心線90
と交差するようにする。ワイヤ配線装置10がそのよう
な位置に到達したとき、X軸に沿うテーブルの水平運動
(即ち、図10の紙面内での右への水平運動)を停止
し、Y軸に沿う垂直運動(または横断方向への運動)を
開始する。絶縁板76を保持したテーブルが方向を変
え、横断方向に進むと、逆向き漏斗状オリフィス72内
のワイヤ部分38eは逆向き漏斗状オリフィスのまわり
で滑り、ガイドステーション81bのコーナーのまわり
を包み、チャンネル82b内へ入る。テーブル及び絶縁
板76がY軸に沿う横断方向への運動を続行すると、図
11に示すように、ワイヤ部分38eはオリフィス72
の出口を取り巻くホーン48の平坦な底面71によりチ
ャンネル82b内へ押し込まれる。
【0034】図10に示すように、逆向きの漏斗状オリ
フィス72は均一直径の直線部分72sと、直線部分7
2s及び平坦底面71に対して円滑な接続表面を提供す
るのに漏斗半径Rを有する逆向き漏斗状部分72fとを
具備する。漏斗半径Rは、ワイヤ部分38eが逆向きの
漏斗状オリフィス72から容易に滑出できるのに十分な
大きさを有さねばならない。一方、漏斗半径Rは、テー
ブル及び絶縁板76の方向変換時に(チャンネル82b
ではなくて)隣接するチャンネル82a内へワイヤ部分
38eが進入するのを阻止するようなものでなければな
らない。
【0035】約1.00mmの送りチューブを通して2
0ゲージの銅ワイヤ(直径約0.80mm)を送り、約
0.70mmの幅を有し約2.25mmの最小中心線間
距離を有するワイヤ収容チャンネル及び通路内へワイヤ
を押し込む場合は、逆向き漏斗半径は約1mmであるの
が好ましく、約2mmを越えないようにすべきであるこ
とが分っている。
【0036】図11を参照すると、導電性ワイヤ部分3
8eが横断方向のワイヤ収容チャンネル82b内に敷設
され、ワイヤ38がガイドステーション81cを通過
し、逆向きの漏斗状オリフィス72の中心線88がチャ
ンネル82cの中心線と交差するまで、テーブル及び絶
縁板76は移動し続ける。ワイヤ配線装置10がこの位
置に到達したとき、Y軸に沿うテーブルの横断方向運動
を停止し、そしてX軸に沿う水平運動が行われる。絶縁
板76を保持したテーブルが方向変換し、水平に右に進
むと、逆向きの漏斗状オリフィス72内のワイヤ部分3
8は逆向きの漏斗状オリフィスのまわりで滑り、ガイド
ステーション81cのコーナーのまわりを包み、チャン
ネル82c内へ入る。テーブル及び絶縁板76が移動し
続けると、このワイヤ部分はホーン48の平坦な底面7
1によりチャンネル82c内へ押し込まれ、図5、7C
に示すような導電性ワイヤ部分38fを提供する。
【0037】上述のコーナリング操作を別個の運動工程
(例えば、水平運動及び引き続きの横断方向運動)とし
て説明したが、先の方向における運動がゆっくり減速し
て停止し、新たな方向にゆっくり運動を開始するような
一層連続的な操作も可能であり、これが好ましい。
【0038】上述の説明及び図5から、上述の直線的な
操作及びコーナリング操作を組合せることにより、任意
の形状の導電性ワイヤ38を絶縁板76上に配線できる
こと明らかである。更に、コーナリング操作は直交経路
に限定されない。その理由は、必要に応じ、ワイヤを任
意の湾曲状、任意の角度又は任意の他の非直線経路上で
配線できるからである。
【0039】スライドの昇降、テーブルの運動(その方
向及び速度)、及びワイヤ送り機構やカッタブレードの
作動は、多種のバス組立体を製造できるように、プログ
ラム制御装置により制御する。
【0040】ワイヤ配線ヘッド16は、新たな導電性ワ
イヤの敷設期間中、先に敷設した導電性ワイヤをワイヤ
収容チャンネル及び通路内へ押し込み続ける。その理由
は、比較的大きな平坦底面71が導電性ワイヤを敷設中
のチャンネル及び通路の近傍の数個のチャンネル及び通
路にまたがっているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る非回転ワイヤ配線装置
の側立面図である。
【図2】図1の非回転ワイヤ配線装置の一部の平面図で
ある。
【図3】図1の非回転ワイヤ配線装置の前立面図であ
る。
【図4】図1の非回転ワイヤ配線装置の一部の拡大分解
部品斜視図である。
【図5】図1の装置で製造した電気バス組立体の平面図
である。
【図6】図5の電気バス組立体を形成するためにバス絶
縁板上に導電性ワイヤを配線するための1段階における
図1の非回転ワイヤ配線装置の部分断面側立面図であ
る。
【図7】図5の電気バス組立体を形成するためにバス絶
縁板上に導電性ワイヤを配線するための別の段階におけ
る図1の非回転ワイヤ配線装置の部分断面側立面図であ
る。
【図8】図5の電気バス組立体を形成するためにバス絶
縁板上に導電性ワイヤを配線するための更に別の段階に
おける図1の非回転ワイヤ配線装置の部分断面側立面図
である。
【図9】図5の電気バス組立体を形成するためにバス絶
縁板上に導電性ワイヤを配線するための他の段階におけ
る図1の非回転ワイヤ配線装置の部分断面側立面図であ
る。
【図10】図5の電気バス組立体を形成するためにバス
絶縁板上に導電性ワイヤを配線するための1段階におけ
る図1の非回転ワイヤ配線装置の拡大部分断面側立面図
である。
【図11】図5の電気バス組立体を形成するためにバス
絶縁板上に導電性ワイヤを配線するための別の段階にお
ける図1の非回転ワイヤ配線装置の拡大部分断面側立面
図である。
【図12】図5の電気バス組立体を形成するためにバス
絶縁板上に導電性ワイヤを配線するための更に別の段階
における図1の非回転ワイヤ配線装置の拡大部分断面側
立面図である。
【符号の説明】
10 ワイヤ配線装置 12 ベース板 14 ワイヤ送り機構 16 ワイヤ配線ヘッド 34 ワイヤガイド 38 ワイヤ 42 送りチューブ 44 ホーン板 46 カッタブレード 48 ホーン 50 リブ 52 アンビルライザ 54 ガイドステップ 58 中空端部 60 切断エッジ 62 ピン 64 溝穴 66 リンク 68 クレビス 71 平坦底面 72 漏斗状オリフィス 72s 直線部分 72f 漏斗状部分 76 バス板(支持体)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体(76)上にワイヤに配線するた
    めのワイヤ配線装置(10)において、 ワイヤ送り機構(14)及びワイヤ配線ヘッド(16)
    を支持するベース板(12)を備え、前記ワイヤ配線ヘ
    ッドは前記ベース板に対して回転しないように同ベース
    板に固定されたホーン(48)を有し、このホーンが所
    定のパターンで支持体上にワイヤ(38)を配線するた
    めに、当該ホーンの外側表面から同ホーンの内部へ向か
    って先細りとした漏斗状のオリフィス(72)を有する
    ことを特徴とするワイヤ配線装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤ送り機構がワイヤガイド(3
    4)と、このワイヤガイドに取り付けた送りチューブ
    (42)を通して前記ワイヤ配線ヘッド内へワイヤを送
    るための送り手段とを有することを特徴とする請求項1
    のワイヤ配線装置。
  3. 【請求項3】 前記ホーン(48)が同ホーンの前記外
    側表面で前記漏斗状のオリフィスを取り囲む実質上平坦
    な面(71)とされていることを特徴とする請求項1又
    は2のワイヤ配線装置。
  4. 【請求項4】 前記漏斗状のオリフィスが実質上均一な
    直径の実質上直線的な部分(72s)と、この直線的な
    部分から前記ホーン(48)の平坦な面(71)に至る
    漏斗状部分(72f)とを有することを特徴とする請求
    項3のワイヤ配線装置。
  5. 【請求項5】 前記漏斗状部分(72f)が、前記ベー
    ス板のワイヤ収容チャンネル内でのワイヤの正確な配置
    を保証するため、分配されているワイヤの部分と前記ベ
    ース板のアイランドとの間に十分な干渉を提供するよう
    な半径(R)又は寸法を有することを特徴とする請求項
    4のワイヤ配線装置。
  6. 【請求項6】 前記漏斗状部分(72f)が約2ミリメ
    ートルを越えない半径(R)を有することを特徴とする
    請求項4又は5のワイヤ配線装置。
  7. 【請求項7】 前記漏斗状部分(72f)が実質上1ミ
    リメートルの半径(R)を有することを特徴とする請求
    項4、5又は6のワイヤ配線装置。
  8. 【請求項8】 前記ワイヤ配線ヘッドが前記ベース板に
    対して回転しないように同ベース板に固定されたホーン
    板(44)を備え、このホーン板が垂下リブ(50)を
    有し、該リブは中間ガイドステップ(54)の下にアン
    ビルライザ(52)を有する2つの段部を具備してお
    り、また、送りチューブ(42)の先端部を収容するよ
    うに端部で面取りされ、前記ガイドステップ(54)の
    トレッド部で開口した貫通孔を有し;前記ワイヤ配線ヘ
    ッドが更に、当該ガイドステップ上で案内される中空端
    部(58)を有するカッタブレード(46)を備え、こ
    のカッタブレードが前記貫通孔を通して送られたワイヤ
    を切断するように当該アンビルライザと共働する下方の
    切断エッジ(60)を有し、前記ホーン(48)が前記
    垂下リブの上方で前記ホーン板の下面に締結されたディ
    スク状の本体を有し、この本体が、当該垂下リブ及び前
    記カッタブレードの切断エッジを収容する長手方向の溝
    穴(64)を有することを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれかに記載のワイヤ配線装置。
  9. 【請求項9】 前記カッタブレードが、溝穴付き両端の
    間で前記ベース板に枢着されたリンク(66)により、
    前記ガイドステップに案内されて前記溝穴内で往復運動
    でき、前記リンクの一方の溝穴付き端部が当該カッタブ
    レードの端部上のピン(62)を収容し、当該リンクの
    他方の溝穴付き端部が該カッタブレードを往復運動させ
    るために該リンクを揺動させるようになった往復運動ロ
    ッドの端部に取り付けたクレビス(68)のピンを収容
    していることを特徴とする請求項8のワイヤ配線装置。
  10. 【請求項10】 前記ベース板がその一面で前記ワイヤ
    送り機構を支持し、他面で前記ワイヤ配線ヘッドを支持
    していることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか
    に記載のワイヤ配線装置。
  11. 【請求項11】 配線したワイヤバス組立体を製造する
    ためにバス板上に導電性ワイヤを配線することを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれかに記載のワイヤ配線
    装置。
  12. 【請求項12】 支持体上にワイヤを配線する方法にお
    いて、 ワイヤ送り機構(14)、及び非直線パターンで支持体
    上にワイヤ(38)を配線する逆向の漏斗状オリフィス
    (72)を備えたホーン(48)を有するワイヤ配線ヘ
    ッド(16)の下方に、当該支持体を配置する工程と;
    前記ワイヤ送り機構により逆向きの漏斗状オリフィスを
    通してワイヤを送るときに、該支持体上に所定のパター
    ンで前記ワイヤを配線するために、当該ワイヤ送り機構
    及び前記ワイヤ配線ヘッドに関して該支持体を移動させ
    る工程と;を有することを特徴とするワイヤ配線方法。
  13. 【請求項13】 前記ホーンが前記漏斗状オリフィスの
    出口を取り囲む平坦な外側の面(71)を有し;更に、
    前記支持体のワイヤ収容チャンネル及びワイヤ通路内へ
    ワイヤを押し込む工程を有することを特徴とする請求項
    12のワイヤ配線方法。
  14. 【請求項14】 前記ワイヤ送り機構が前記漏斗状オリ
    フィスを通してワイヤを押し込むことを特徴とする請求
    項12又は13のワイヤ配線方法。
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