JPH1097888A - 自動車用ワイヤーハーネス製造における電線の圧接方法及びその装置 - Google Patents

自動車用ワイヤーハーネス製造における電線の圧接方法及びその装置

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JPH1097888A
JPH1097888A JP9132060A JP13206097A JPH1097888A JP H1097888 A JPH1097888 A JP H1097888A JP 9132060 A JP9132060 A JP 9132060A JP 13206097 A JP13206097 A JP 13206097A JP H1097888 A JPH1097888 A JP H1097888A
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wire
press
electric wire
connector
ram
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JP9132060A
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Inventor
Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線aを確実にコネクタCのスロットtに圧
入し、不良品の発生を抑制する。 【解決手段】 接続すべきコネクタC及び電線aに対し
て昇降するラム2の下端に、圧接刃6と、並列する複数
の仕切板10を備えた電線ガイド4とを設け、この電線
ガイド4を圧接刃6に対して上下動可能とする。隣接す
る仕切板10、10を各電線aの両側方に位置させ、電
線aの幅方向への移動を規制しつつ、圧接刃6によりコ
ネクタCのスロットtに電線aを圧入する。この圧入
時、電線aは、仕切板10の規制により圧接刃6の先端
面から逸脱することなく、確実にスロットtに圧接され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ワイヤ
ーハーネスの製造において、複数の電線を平面上に並列
させ、その長さ方向及び幅方向の適宜箇所をコネクタに
接続する電線の圧接方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネスWとして、図
15に示すように、複数の電線aを平面上に並列させ、
その長さ方向及び幅方向の適宜箇所において、これらの
電線aをコネクタCに圧接接続し、各コネクタCに電線
aを抜け止めするキャップPを被せたものが考えられて
いる。
【0003】各電線aは、図16及び図17に示すよう
に、コネクタCに挿入された端子Tのスロットtに圧入
され、この圧入に伴い絶縁被覆が破られて導体がスロッ
トtに接触し、導通するようになっている。
【0004】上記圧入に際しては、図18に示すよう
に、各電線aに対応した圧接刃100を有する圧接刃ホ
ルダ101を下降させ、圧接刃100の先端面によりこ
れらの電線aを一括して同時に押し下げる。
【0005】また、この圧接において、その接続不良の
適否は、従来、上記圧接刃ホルダ101(圧接刃10
0)を動かすシリンダのストローク、モータの回転数な
どによってその圧接刃100の下死点を決定し、そのス
トローク、回転数が所要値でない場合、接続不良として
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような圧接方法では、電線aが、押し下げ時に、鎖線の
ごとく圧接刃100の先端面から逸脱し、圧接不良を起
こすことがあった。
【0007】また、コネクタCの極数、電線aの本数及
びサイズが異なるワイヤーハーネスWを連続して製造す
る場合、電線aの供給ミス等により不良品が発生するこ
ともあった。すなわち、上記ストローク、回転数に基づ
く接続不良の判断は、圧接刃100の実際の圧接地点を
判断するものでないため、圧接刃100が適切な下死点
(圧接点)に至っていなくても、ストローク等が所定値
であれば、“適”とするため、この場合には不良品とな
る。さらに、圧接刃100の下死点の判断に基づくもの
は、電線aがなかったり、圧接刃100に掛からなかっ
た場合でも、圧接刃100が下死点に到達すれば、
“適”と判断する問題がある。これらは、コネクタCの
極数、電線の本数・サイズが異なる場合、電線数などで
圧接力が異なるなどにより生じ易い。
【0008】そこで、この発明は、電線を確実にコネク
タのスロットに圧入し、不良品の発生を抑制することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、平面上に並列する複数の電線の長さ方
向及び幅方向の適宜箇所をコネクタに接続するに際し、
接続すべきコネクタ及び電線に対して昇降するフレーム
又はラムに、並列する複数の仕切板を備えた電線ガイド
及び圧接刃とを設け、この電線ガイドの仕切板を各電線
の両側方に位置させて、電線の幅方向への移動を規制し
つつ、圧接刃によりコネクタのスロットに電線を圧入す
ることとしたのである(請求項1乃至3)。
【0010】このように、規制しつつ電線を圧入する
と、電線は圧接刃の先端面から逸脱することなく、確実
にスロットに圧接される。
【0011】また、前記発明において、ラムの下死点を
検出する測定ゲージと、この測定ゲージの計測値に基づ
いてラムの下死点を所定値に補正する制御手段とを備え
ると(請求項4)、電線のスロットへの圧接深さを一定
に保持し、良好な電気接続性能を得ることができる。
【0012】さらに、コネクタのスロットに対する各電
線の圧入力を感知する圧力感知センサと、この圧力感知
センサの出力値を、コネクタごとに予め設定した正常圧
入力のパターンと比較して圧接状態の適否を判断する認
識手段とを備えると(請求項5)、品質の確認をするこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1及び2に係る発明の一実
施形態を図1乃至図4に示し、この実施形態は、図1及
び図2に示すように、コネクタCが載置される圧接台1
の上方に、圧接台1に対して昇降するラム2を設け、ラ
ム2の下端に、圧接刃ホルダ3と電線ガイド4とを設け
た構成となっている。ラム2はフレームFにより支持さ
れ、フレームF上に設置されたサーボモータMにより上
下動される。
【0014】上記圧接刃ホルダ3は、ラム2に設けられ
た取付枠5の下面に取り付けられ、コネクタCに接続す
べき各電線aに対応して並列する複数の圧接刃6を備え
ている。一方、電線ガイド4は、取付枠5の下面4隅か
ら垂下するガイド軸7に沿って圧接刃ホルダ3に対して
昇降する昇降枠8に、各圧接刃6が挿通される複数の長
孔9を形成し、昇降枠8の下面に、長孔9の両側から下
方へ突出する複数の仕切板10を平行に設けた構成とさ
れ、昇降枠8はスプリング11により取付枠5に対して
下方へ押圧されている。
【0015】この圧接装置により並列する複数の電線a
をコネクタCに接続するには、コネクタCを圧接台1上
に載置し、図3に示すように、コネクタCに挿入された
各端子Tのスロットtの上方に、各電線aをそれぞれ位
置させる。
【0016】この状態でラム2を下降させると、圧接刃
ホルダ3及び電線ガイド4が共に下降し、各電線aは隣
接する仕切板10、10間に案内され、圧接刃6の先端
面で押し下げられる。そして、図4に示すように、仕切
板10の先端がコネクタCの上面に当接すると、電線ガ
イド4の下降は停止するが、圧接刃ホルダ3の下降は続
行し、電線aがスロットtの底部まで圧入される。
【0017】このように電線aを圧入すると、電線a
は、その両側方に位置する仕切板10、10により幅方
向への移動が規制されるので、圧接刃6の先端面から逸
脱することなく、確実にスロットtに圧接される。
【0018】この際、スプリング11の押圧力により、
電線ガイド4のコネクタCに対する密着状態が維持され
る。
【0019】また、図1に示すように、フレームFにラ
ム2の下死点を検出する測定ゲージ12を設け、この測
定ゲージ12の計測値に基づいてラム2の下死点を補正
するようにサーボモータMを制御すると、電線aのスロ
ットtへの圧接深さを一定に保持し、良好な電気接続性
能を得ることができる。
【0020】さらに、圧接刃ホルダ3と取付枠5との間
に、スロットtに対する各電線aの圧入力を感知するピ
エゾ素子等の圧力感知センサ13を設け、この圧力感知
センサ13の出力値を、コネクタCごとに予め設定した
正常圧入力のパターンと比較して圧接状態の適否を判断
する認識手段を備えておくと、品質の確認をすることが
できる。
【0021】請求項1及び3に係る発明の一実施形態を
図5乃至図14に示し、この実施形態は、前記実施形態
におけるフレームFを移動自在、すなわち圧接・布線ロ
ボットBの圧接・布線機30の移動自在な基枠31とし
たものである。その各図において、Aは電線供給機、B
は圧接・布線ロボットである。
【0022】電線供給機Aは、サプライスタンドSに複
数の電線束21が交換自在に備えられており、その各電
線束21…から案内シーブ22、ガイドローラ23を介
して電線aが圧接・布線ロボットBに導かれている。電
線aの引き出し数は任意であり、その引き出しはロボッ
トBによって行われる。
【0023】圧接・布線ロボットBは、図示しないベー
スに回転自在な回転台20に、第1アーム24を揺動自
在、その第1アーム24に第2アーム25を回転及び揺
動自在にそれぞれ取付け、第2アーム25にヘッドとな
る圧接・布線機30を揺動自在に設けたものである。し
たがって、圧接・布線機30は、予め設定されたプログ
ラムに基づき3次元的(XYZ方向)に動いて、電線供
給機Aからの電線aを布線し得る。
【0024】この圧接・布線機30は、ロボットBの第
2アーム25に固着される基枠(機器本体)31に、電
線送り部40、電線切断部50、電線圧接部60、コネ
クタカバー圧入部70及び電線押圧部80を備えてい
る。
【0025】電線送り部40は基枠31の前面にあり、
モータ41によりギア41aを介して回転する対の回転
ローラ42と、そのローラ42に接離する送り出しロー
ラ43とから成る。対の回転ローラ42は、図12に示
すようにギア41aによって同一方向に同一速度で回転
する。図中、41bはベアリングである。モータ41と
ローラ42、43等は移動ブロック45に設けられてお
り、このブロック45は、エアシリンダ44aによって
ガイド44bを上下動する。
【0026】送り出しローラ43は、布線する電線aの
数に応じて設けられており、この実施形態では10本の
ため、10個ある。また、各送り出しローラ43は幅方
向(図9左右方向)に上下に千鳥足状に配置させて、隣
接するローラ43同士が干渉しないようになっている。
この各送り出しローラ43と回転ローラ42間には導入
孔43aからの電線aが導かれ、両ローラ42、43が
電線aを介在し圧接状態で回転することにより、電線a
が下方に送り出される。その圧接時間Tの制御によっ
て、電線aの送り量が決定される。
【0027】さらに、送り出しローラ43はY字状リン
ク44の一端に取付けられ、リンク44の他端44cは
押圧片となっている。各リンク44の基端はそれぞれエ
アシリンダ46のプランジャに連結されており、プラン
ジーの伸縮(進退)によって、回転ローラ42に送り出
しローラ43が圧接する状態と、回転ローラ42から送
り出しローラ43が離れて、押圧片44cが電線aに圧
接する状態が択一的に決定される。
【0028】移動ブロック45の下面には一方の電線ガ
イド47aが設けられており、このガイド47aに回転
ローラ42と送り出しローラ43間を通った電線aが通
る。他方の電線ガイド47bは基枠31の前面下部に設
けられており、このガイド47bに一方のガイド47a
からの電線aが導入されて、切断部50に導かれる。一
方の電線ガイド47aは電線aの数の溝を有する板片を
重ねて作り(図8参照)、他方の電線ガイド47bは電
線aの数に縦割りした板片に電線ガイド溝を形成し、そ
の板片を重ねることにより作る(図9、11参照)。両
ガイド47a、47bの連結部は出没自在に嵌合してい
る。
【0029】電線切断部50、電線圧接部60及びコネ
クタカバー圧入部70の駆動はサーボモータ33によっ
て行われる。このサーボモータ33は基枠31の上部に
固定され、その回転軸33aが軸受34aを介しボール
ナット34(前記実施形態のラム2に相当)にねじ通さ
れている。このボールナット34は基枠31に上下動自
在にガイド35aを介して嵌まった昇降板35に固定さ
れており、回転軸33aの回転により昇降板35が昇降
する。この昇降によって電線切断部50等の駆動がなさ
れる。
【0030】電線切断部50は上記他方の電線ガイド4
7bの後段にあって、基枠31に固定のガイドブロック
32に上下方向自在に嵌められた上刃51と、同ブロッ
ク32に固定の下刃52とからなり、上刃51の下降に
より、下刃52との協働によって電線aを切断する(図
8参照)。両刃51、52は電線aの並列方向全長に亘
る幅を有し、上刃51はその刃先部がくし歯状となって
後述の切断刃ガイド62のスリット62aの前部に出入
する。上刃51の昇降機構はつぎの電線圧接部60で説
明する。
【0031】電線圧接部60は、上記ガイドブロック3
2に上下動自在に嵌められたくし歯状の圧接刃61とそ
のガイド62(前記実施形態のガイド4に相当)とから
なる(図13参照)。そのガイド62は基枠31にボル
ト止めされており、図13に示すように上下方向及び前
後方向に貫通するスリット62a、62bが形成されて
いる。その前後方向のスリット62bに電線aが導か
れ、上下方向のスリット62aに圧接刃61が嵌入し
て、その電線aを押し下げて圧接する。このとき、スリ
ット62bがガイドとなって電線aをコネクタCに導び
く。すなわち、圧接刃61から電線aが外れることな
く、圧接がなされる。
【0032】圧接刃61は、図13に示すようにばね6
3によって昇降板35に吊られており、側面のストッパ
61aがガイドブロック32の下面に当接してそれ以上
の上昇が阻止される。すなわち、圧接刃61は、昇降板
35が昇降しても、ばね63が伸縮するだけで昇降板3
5とは切り離されているため、不動である。一方、昇降
板35には圧接刃61のフック61bに係止する治具6
3がエアシリンダ64によって進退自在に設けられてお
り、図7、13の実線のごとく、フック61bに対し治
具63上部が係止しない状態では、昇降板35とともに
治具63が下降しても圧接刃61は動かないが、同図鎖
線のごとく、フック61bに対し治具63上部が係止し
た状態では、昇降板35の下降はその治具63を介して
圧接刃61に伝わる。すなわち、昇降板35とともに圧
接刃61も下降して電線aを押し下げる。
【0033】この圧接刃61の昇降機構は、上述の切断
刃の上刃51及び後述のコネクタカバー圧入部70の昇
降に同様な構造で採用されており、それぞれのエアシリ
ンダ64を選択的に動かすことにより、昇降板35の下
降とともに上刃51、圧接刃61、圧入レバー71が下
降してそれらの作用をなす。
【0034】コネクタカバー圧入部70は、ガイドブロ
ック32に昇降自在に嵌められたL字状の圧入レバー7
1と、そのレバー71に固定の吸着具72とからなる。
この吸着具72に吸気管72aが真空用フリーマウント
シリンダ73を介して接続されて、吸気されることによ
り、カバーPを吸着する。
【0035】電線押圧部80は、基枠31に固定のエア
シリンダ81と、そのエアシリンダ81のプランジャに
固着した門型フレーム82と、そのフレーム82の下端
に設けた複数の押圧ローラ83とから成るコアシリンダ
81の作動により、ローラ83が昇降し、下降時、ロー
ラ83により電線aが押圧される。
【0036】基枠31の両側にはクランプ91が設けら
れており、このクランプ91は、その基部のピニオン9
1aがラック92に噛み合い、ラック92がエアシリン
ダ93により昇降すると、図7破線から実線のごとく回
転し、作業台(基台)Kに係止する。
【0037】この圧接・布線機30は以上の構成であ
り、つぎに、その作用について図14とともに説明する
と、電線aが送り出し部40を通って切断部に至り、リ
ンク44の押圧片44cが各電線aを押圧している状態
において、まず、図14(a)に示すように上刃51を
下降して、電線aを切断し、その先端を揃える。このと
き、前もって、吸着具72にコネクタカバーPは吸着し
ておく。
【0038】つぎに、送り出し部40のエアシリンダ4
4aを伸長してブロック45を長さL下降すると(図8
参照)、その長さL分、電線aが下刃52から突出する
とともにガイド62のスリット62bに入り、その状態
で、図14(b)に示すように、圧接刃61を下降する
と、電線aは押し下げられてコネクタCの端子tに圧接
し、コネクタCにカバーPを嵌める(同図c)。
【0039】その後、吸引を解いて、吸着具72からカ
バーPを離し、同図(d)に示すように、布線径路に沿
って、圧接・布線機30を動かすとともに、押圧ローラ
83を下降させて、送り出される電線aを押し付ける。
このとき、動きにつれて、送り出し部40の送り出しロ
ーラ43を適宜に圧接し、その電線aの送り出しを円滑
に行う。また、屈曲径路では、その各送り出しローラ4
3の圧接時間を制御し、内外径路差に対応する送り出し
量とする。
【0040】布線の終端に至れば、圧接刃61を下降し
てコネクタCに電線aを圧接するとともに、切断刃51
を下降させて電線aを切断する。この布線時、途中で、
コネクタCに圧接する場合には、圧接刃61を下降すれ
ばよい(図15参照)。なお、コネクタCは、人又は自
動機により所要位置にセットされる。
【0041】また、最初は、送り出し部40に送られて
いる電線aの全てを圧接するのではなく、その一部を圧
接する場合には、エアシリンダ45aの下降時、その圧
接しない電線aは押圧片44cで押さえず自由にして引
き出されないようにするか、又はエアシリンダ45aを
下降させずに送り出しローラ43の選択によって、所要
の電線aを送り出し、その送り出された電線aをコネク
タCに圧接後、布線途中において、新たな電線aを付加
する場合には、その電線aの送りを開始する。その開始
時にコネクタCへの圧接を行う(図15参照)。
【0042】なお、実施形態の切断刃(上刃)51は一
枚のものとしたが、各電線a毎に一つの刃を対応させ
て、その各刃を個別に動かし得るものとし得る。このよ
うにすると、布線途中において、所要の電線aを切断す
ることができ、各コネクタC、C間の布線態様の変化に
対応し得る。
【0043】また、この実施形態においても、前記実施
形態と同様に、基枠31に、測定ゲージ12、圧力感知
センサ13をそれぞれ設け、この測定ゲージ12の計測
値に基づいてボールナット34の下死点を補正するよう
にサーボモータ33を制御することができ、さらに、圧
力感知センサ13の出力値を、コネクタCごとに予め設
定した正常圧入力のパターンと比較して圧接状態の適否
を判断するようにし得ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】この発明によると、以上のようにして、
仕切板(ガイド)により電線を案内して圧接刃によりコ
ネクタのスロットに電線を圧入することとしたので、電
線は圧接刃の先端面から逸脱することなく、確実にスロ
ットに圧接される。
【0045】また、その圧接時、ラムの下死点を検出し
て所定値に補正すれば、電線のスロットへの圧接深さを
一定に保持し、良好な電気接続性能を得ることができ
る。さらに、圧力感知センサの出力値を、コネクタごと
に予め設定した正常圧入力のパターンと比較して圧接状
態の適否を判断するようにすれば、不良品を発見するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る圧接装置の一実施形態を示す正
面図
【図2】同上の要部拡大側面図
【図3】同上の圧接過程説明図
【図4】同上の圧接過程説明図
【図5】他の一実施形態の概略斜視図
【図6】圧接・布線機の一実施形態の概略斜視図
【図7】図6の一部を欠如した左側面図
【図8】図6の切断正面図
【図9】図6の要部右切断側面図
【図10】図6の一部切欠き平面図
【図11】図6の切断平面図
【図12】図6の切断一部平面図
【図13】図6の要部斜視図
【図14】同圧接・布線機の作用説明図
【図15】ワイヤーハーネスの一部斜視図
【図16】コネクタの断面図
【図17】コネクタ端子の斜視図
【図18】従来の圧接過程説明図
【符号の説明】
A 電線供給機 B 圧接・布線ロボット C コネクタ P コネクタカバー W ワイヤーハーネス S サプライスタンド 1 圧接台 2 ラム 3 圧接刃ホルダ 4 電線ガイド 6 圧接刃 10 仕切板 12 測定ゲージ 13 圧力感知センサ 30 圧接・布線機 31 圧接・布線機基枠(機器本体) 32 ガイドブロック 33 サーボモータ 34 ボールナット(ラム) 35 昇降板 40 電線送り部 42 回転ローラ 43 送り出しローラ 44a エアシリンダ 45 移動ブロック 47a、47b 電線ガイド 50 電線切断部 51 切断上刃 52 切断下刃 60 電線圧接部 61 圧接刃 62 電線ガイド 64 エアシリンダ 80 電線押圧部 a 電線 T 端子 t スロット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電線を平面上に並列させ、その長
    さ方向及び幅方向の適宜箇所をコネクタに接続するに際
    し、 各電線の幅方向への移動を仕切板により規制しつつ、圧
    接刃によりコネクタのスロットに電線を圧入することを
    特徴とする自動車用ワイヤーハーネス製造における電線
    の圧接方法。
  2. 【請求項2】 複数の電線を平面上に並列させ、その長
    さ方向及び幅方向の適宜箇所をコネクタに接続する自動
    車用ワイヤーハーネス製造における電線の圧接装置であ
    って、 コネクタ及び電線に対して昇降するラムの下端に、ラム
    の下降に伴い各電線をコネクタのスロットに圧入する圧
    接刃と、ラムの下降時に電線の幅方向への移動を規制す
    る仕切板を備えた電線ガイドとを設け、この電線ガイド
    を圧接刃に対して上下動可能としたことを特徴とする電
    線圧接装置。
  3. 【請求項3】 複数の電線を平面上に並列させ、その長
    さ方向及び幅方向の適宜箇所をコネクタに接続する自動
    車用ワイヤーハーネス製造における電線の圧接装置であ
    って、 コネクタに対して昇降するフレームにラムを昇降可能に
    設け、このラムに、ラムの下降に伴い各電線をコネクタ
    のスロットに圧入する圧接刃を設けるとともに、前記フ
    レームに、前記ラムの下降時に電線の幅方向への移動を
    規制する仕切板を備えた電線ガイドを設けたことを特徴
    とする電線圧接装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の電線圧接装置に
    おいて、ラムの下死点を検出する測定ゲージと、この測
    定ゲージの計測値に基づいてラムの下死点を所定値に補
    正する制御手段とを備えたことを特徴とする電線圧接装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか一つに記載の
    電線圧接装置において、コネクタのスロットに対する各
    電線の圧入力を感知する圧力感知センサと、この圧力感
    知センサの出力値を、コネクタごとに予め設定した正常
    圧入力のパターンと比較して圧接状態の適否を判断する
    認識手段とを備えたことを特徴とする電線圧接装置。
JP9132060A 1996-05-23 1997-05-22 自動車用ワイヤーハーネス製造における電線の圧接方法及びその装置 Pending JPH1097888A (ja)

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