JP2689001B2 - 線材製造装置およびピン打ち装置 - Google Patents

線材製造装置およびピン打ち装置

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JP2689001B2 JP1293610A JP29361089A JP2689001B2 JP 2689001 B2 JP2689001 B2 JP 2689001B2 JP 1293610 A JP1293610 A JP 1293610A JP 29361089 A JP29361089 A JP 29361089A JP 2689001 B2 JP2689001 B2 JP 2689001B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、所定のフォーミングを施した線材を製造
しうる線材製造装置と、所定のフォーミングが施された
ピンを製作しつつ、そのピンの基板への打ち込みを行い
うるように構成されたピン打ち装置に関する。
【従来の技術および解決しようとする課題】
たとえば、発光ダイオード(以下、LEDという)を利
用したLED表示器は、プリント基板に、LEDチップをボン
ディングした後、LEDチップと端子パッドとを結線する
ワイヤボンディング、LEDチップおよび金線ワイヤに対
する樹脂コート、およびプリント基板へのケース(表示
板)の組み付けなどの工程を経て作製される。 このようなLED表示器は、一般に、リードを介して外
部回路と接続され、上記プリント基板には、その電極部
と接続される複数のリードピンが取付けられる。上記プ
リント基板には、ピン穴が複数箇所にあけられており、
各ピン穴にリードピンが差し込まれ、かつその差し込み
端部がプリント基板の電極部にハンダ付けされる。 ところで、最近、メーカサイドでは、ユーザ側からの
要請を受け、リードピンを取付けた状態で製品を出荷す
ることが多くなっている。 ところが、そのリードピンの打ち込みは、一般に、人
手による作業によって行われている。そのため、生産効
率が良くない上、人件費コストが嵩むという問題があっ
た。しかも、製品の機種の切り替えにあたり、長さの異
なるリードピンを用意する段取り替えにも手間がかか
る。 また、プリント基板に設けられるピン穴は、通常、直
径が1mmにも満たない小さな穴である。したがって、リ
ードピンは、プリント基板への打ち込みをスムーズに行
いうるようにするために、その先端をテーパ状に形成し
ておくことが望ましい。殊に、自動機によってピン打ち
を行おうとする場合には、ピン穴とリードピンとの位置
合わせを一々行うこともできないので、リードピン先端
をテーパ状に形成する必要性が高まる。 そこで、リードピンの製作にあたっては、線材製造機
によって線材を所定長さに切断してリードピンを製造し
た後、フォーミングマシンによって、リードピン先端に
テーパ部を形成するフォーミングを施すことも考えられ
る。しかしながら、この方法では、生産ラインにおける
工程装置数が増える問題がある。できれば、生産工程の
煩雑化や生産コストの増大を回避するため、リードピン
の製作とフォーミングとを一装置によって行えれば、そ
れに越したことはない。 本願発明は、以上のような事情の下で考え出されたも
のであり、その目的は、まず第一に、先端部をテーパ状
に形成した線材を製作しうる線材製造装置を提供するこ
とにより、たとえば上記リードピンの製作において、工
程装置数を増やすことなく、リードピン先端にテーパ部
を形成するフォーミングを行いうるようにすることにあ
る。また、本願発明は、先端をテーパ状に形成した線材
の製作ならびに線材の基板への打ち込みを一連に行え、
かつそれらの工程作業を自動化させることができるピン
打ち装置を提供することにより、たとえば、上記リード
ピンの打ち込みを生産効率良く、かつスムーズに行わせ
うるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的
手段を講じている。 まず、本願発明の線材連続装置は、連続的に供給され
る線材を両側から挟み込み、その回転により上記線材に
送りを与えうるとともに、所定時間おきに回転させられ
て上記線材を間欠送りする一対の送りローラと、上記線
材の送り経路の途中に待機し、線材の送り停止時、型締
めされて線材を挟み込み、線材の一部分に少なくとも略
テーパ部を形成する一対のフォーミングツールと、上記
のフォーミングを終えて繰り出される線材を上記略テー
パ部における最も縮径させられた部位ないしはその近傍
で切断する切断機構とを備えたことを特徴としている。 また、本願発明のピン打ち装置は、連続的に供給され
る線材を両側から挟み込み、その回転により上記線材に
送りを与えうるとともに、所定時間おきに回転させられ
て上記線材を間欠送りする一対の送りローラと、上記線
材の送り経路の途中に待機し、線材の送り停止時、型締
めされて線材を挟み込み、線材の一部分に少なくとも略
テーパ部を形成する一対のフォーミングツールと、上記
のフォーミングを終えて繰り出される線材を上記略テー
パ部における最も縮径させられた部位ないしはその近傍
で切断する切断機構と、上記切断機構によって切断され
た線材を受け取り、その線材を基板に差し込むピン打ち
込み機構とを備えたことを特徴としている。
【発明の作用および効果】
本願発明の線材製造装置は、送りローラと、フォーミ
ングツールと、切断機構とを備える。 送りローラの線材に対する送りは間欠的に行われ、線
材は所定時間おきに所定距離をステップ送りされる。送
り停止時には、送り経路の途中に待機する一対のフォー
ミングツールが型締めされる。これにより、線材の一部
分に略テーパ部が形成される。 フォーミングツールが型開きされると、送りローラが
再び線材をステップ送りするとともに、その送り停止時
には、上記と同様にフォーミングツールが型締めされ
る。すなわち、線材のステップ送りとフォーミングツー
ルの型締めとが交互に繰り返される。したがって、線材
には、所定間隔おきに略テーパ部が形成される。 線材は、フォーミング加工エリアを通過した後、切断
機構によって、所定長さ毎に切断される。その切断箇所
は、所定間隔おきに形成されている略テーパ部の最も径
の小さい箇所ないしはその近傍に設定される。したがっ
て、所定長さ毎に切断された線材の先端には、先細状の
略テーパ部が設けられていることになる。 このように、本願発明の線材製造装置では、先端をテ
ーパ状に形成した線材を製作できる。したがって、線材
にテーパ部を設けるにあたり、線材製作後に、フォーミ
ングマシンを用いて線材にフォーミング加工を施すよう
な工程を踏む必要はなくなる。また、線材の長さの変更
も、線材の送り方向におけるフォーミングツールの位置
を変えることにより簡単に行える。 一方、本願発明のピン打ち装置は、ピン打ち込み機構
を除いて、上記線材製造装置と同様の構成をとる。 すなわち、ピン打ち装置も、上記線材製造装置と同じ
ように、送りローラによって線材をステップ送りし、そ
の送り停止時に、フォーミングツールを型締めして線材
に略テーパ部を形成する。この送りローラによる線材の
ステップ送りと、フォーミングツールの型締めとは、交
互に繰り返される。したがって、線材には、所定間隔お
きに略テーパ部が形成される。また、切断機構が、間欠
的に送られてくる線材を上記略テーパ部における最も径
の小さい箇所ないしはその近傍で切断する。 こうして製作された線材は、ピン打ち込み機構によっ
て基板の穴に差し込まれる。この線材の基板への打ち込
みも、次々に送られてくる線材に対し連続的に行われ
る。 このように、本願発明のピン打ち装置では、線材の基
板への打ち込みが自動化される。したがって、本装置
を、たとえば、電子部品のプリント基板にリードピンを
打ち込む装置として使用すれば、従来人手により行って
いたピン打ち作業を自動化でき、生産効率を高めること
ができる。しかも、リードピンのプリント基板への打ち
込みだけでなく、そのリードピンの製作をも行うことが
できることから、生産ラインにおける設備数を少なくで
き、生産工程の簡略化を図ることができる。また、製作
されるリードピンの先端をテーパ状に形成できるから、
ピン打ちもスムーズに行える。
【実施例の説明】
以下、本願発明の実施例を図面を参照しつつ具体的に
説明する。 本例では、本願発明の線材製造装置とピン打ち装置と
を一つの装置として構成し、かつ、これを、電子部品の
プリント基板に取付けるリードピンを製作しつつ、その
リードピンのプリント基板への打ち込みを行う装置とし
て構成した例を示している。 第1図に示すように、本装置は、連続的に供給される
線材Lに送りを与えるための一対の送りローラ1,1と、
線材Lの送り経路の途中に待機する一対のフォーミング
ツール2,2と、線材Lを所定長さに切断するための切断
機構3と、線材を所定長さに切断して製作したリードピ
ンPをプリント基板Bに打ち込むピン打ち込み機構4と
を備える。 上記一対の送りローラ1,1は、外周面同士が対向する
ように配置されており、それぞれの外周面には、第2図
から良く判るように、線材Lが嵌まり込む保持溝1aが形
成されている。一対の送りローラ1,1のうちの一方の送
りローラ1は、モータ15によって回転駆動され、その回
転により、上方から両ローラ間に導かれ上記保持溝1aに
嵌まり込んだ状態で両ローラに挟み込まれる線材Lに送
りを与える。これにより、線材Lが、送りローラ1,1か
ら下方に繰り出される。なお、送りローラ1は、所定時
間おきにステップ回転させられ、線材Lを間欠送りする
ように構成されている。また、上記モータ15には、発生
トルクが大きく、頻繁な始動停止が可能である上、慣性
が小さいなどの特徴をもつサーボモータが好適である。 上記切断機構3は、送りローラ1,1の下方に配置され
る一対のカッタ5,5を備える。この一対のカッタ5,5は、
互いの近接方向および離間方向に移動可能であり、駆動
機構(図示略)に動かされて、送りローラ1,1から下方
に送られてくる線材Lを両側から挟み込んで切断する。 本装置では、このような線材Lを切断する前に、その
切断部周辺に上記フォーミングツール2,2によってフォ
ーミング加工を施す。フォーミングツール2,2は、上記
送りローラ1,1の上方に配置されており、上記カッタ5,5
と同じように、駆動機構(図示略)によって互いの近接
方向および離間方向に動かされる。フォーミングツール
2,2の対向部には、第3図および第4図に示すように、
型打ち部6,7が設けられている。上方側の型打ち部6,6
は、フォーミングツール2,2の型締め時、線材Lの直径
よりも小さな間隔をあけて平行状に対向するブロック状
に形成されている。下方側の型打ち部7,7は、フォーミ
ングツール2,2の型締め時、両者の間に下向きの切頭円
錐状の空間と上向きの切頭円錐状の空間が連続して形成
されるように設けられている。したがって、フォーミン
グツール2,2の型締め時、線材Lの上記ツール2,2に両側
から挟み込まれる部位には、第5図および第6図に示す
ように、偏平部をもち、長径が線材Lの径よりも大きく
なる断面非円形軸部8と、テーパ軸部9a,9bとが形成さ
れる。 上記カッタ5,5による切断箇所は、上記テーパ軸部9a,
9b間の境界に設定される。したがって、線材Lを切断し
て製作されるリードピンPの先端部には、第7図に示す
ように、テーパ軸部9aと、このテーパ軸部9aの上方に上
記断面非円形軸部8が設けられることになる。 プリント基板Bに設けられるピン穴の加工精度は一般
的あまり良くなく、その径の大きさにはバラツキがある
ことが多い。また、ピン穴がスルーホールを兼ねること
もある。そのため、従来は、径が少しずつ異なる複数種
のリードピンを用意して、各ピン穴にその大きさに合っ
たリードピンを打ち込んでいた。しかしながら、本例の
場合、上述のように、リードピンPの端部に、テーパ軸
部9aおよび断面非円形軸部8を設けたことから、ピン穴
の径のバラつきにかかわらず、リードピンは同じもので
対応できる。また、テーパ軸部9aを設けたことにより、
ピン穴の差し込みもスムーズに行える。しかも、テーパ
部9a,9bを形成することにより線材Lの切断部位を細く
できるので、線材Lの切断もスムーズに行えるようにな
る。また、切断部を挟んでその両側にテーパ部9a,9bを
設けるので、第7図に示すように、リードピンPは、そ
の両端をテーパ状に形成されることになる。したがっ
て、プリント基板Bへの差し込みだけでなく、外部回路
基板への差し込みもスムーズに行える。 なお、本例の場合、上記フォーミングツール2,2は、
上下位置調整可能に設けられ、これにより、リードピン
Pの長さを適宜変更できるように構成される。ただし、
その位置調整は、フォーミングツール2,2における上記
型打ち部7の最小内径部7a(線材Lにおける切断部位と
対応する箇所)と、カッタ5,5の刃先との間の間隔l
(第1図および第3図参照)が、常に、リードピンの長
さの整数倍となるように行われる。 また、本例では、上記フォーミング加工をスムーズに
行いうるように、線材Lにテンションをもたせるための
一対のテンションローラ10,10を設けている。 このテンションローラ10,10は、送りローラ1,1および
フォーミングツール2,2の上方に配置されている。テン
ションローラ10,10は、上記送りローラ1,1と同様に、外
周面同士が対向するように設けられているとともに、そ
れぞれの外周面には、線材保持溝(図示略)が形成され
ている。一対のテンションローラ10,10のうちの一方
は、ベルト伝動機構11を介して送りローラ1からの回転
を伝達され、これと同期して回転させられる。上記ベル
ト伝動機構11は、送りローラ1の駆動モータ15のモータ
軸に取付けたプーリ12とテンションローラ10の支軸に取
付けたプーリ13とに無端ベルト14を掛け回すことにより
構成されている。上記テンションローラ10の周速は、送
りローラ1のそれよりも僅かに低くなるように設定され
る。これは、送りローラ1の径をテンションローラ10の
径よりも少し大きくするか、あるいは、上記ベルト伝動
機構11の送りローラ1側のプーリ12の径を、テンション
ローラ10側のプーリ13の径よりも小さくすることにより
行える。 したがって、線材Lに対する送り速度が、テンション
ローラ10よりも送りローラ1の方が大きくなるため、線
材Lは、送りローラ1,1とテンションローラ10,10間にお
いて、上記各ローラの回転時および非回転時に、上記送
りローラ1,1からの引張りを受けることになる。すなわ
ち、線材Lにおける、送りローラ1,1とテンションロー
ラ10,10間に位置する部位にテンションがかけられる。
これにより、上記フォーミング加工をスムーズに行え
る。 第1図に示すように、本例におけるピン打ち込み機構
4は、モータあるいは適当な駆動手段(図示略)によっ
て上下方向の回転軸16回りに回転させられるピンキャリ
ヤ17と、ピン押し込み体18とを備える。 上記ピンキャリヤ17は、回転軸16を中心として放射状
に延びる4本の回転アーム19を有する。なお、図におい
ては、回転アーム19は、2本しか表していない。上記4
本の回転アーム19…は、等角度間隔おきに設けられてお
り、各回転アーム19の先端には、上下方向貫通状のピン
保持孔20をもち、かつ磁石(図示略)を内臓されたピン
ホルダ21が取付けられている。ピンキャリヤ17は、90゜
間隔でステップ回転させられる。第1図に示すように、
一つの回転アーム19のピンホルダ21が、上記カッタ5,5
の下方におけるピン受け取り位置に位置するとき、その
回転アーム19の反対側に設けられた回転アーム19のピン
ホルダ21は、上記ピン受け取り位置と回転軸16を挟んで
対向するピン押し出し位置をとる。上記ピン受け取り位
置においては、上記送りローラ1,1によって下方に繰り
出される線材Lが、ピンホルダ21のピン保持孔20内に差
し込まれる。その後、カッタ5,5により線材Lが切断さ
れる。それにより形成された所定長さのリードピンP
は、ピン保持孔20内において上記磁石の磁力により保持
される。 上記ピン押し込み体18は、上記ピン押し出し位置にお
いてピンホルダ21の上方に位置する。ピン押し込み体18
は、所定ストロークを上下に移動可能であり、下動時に
ピンホルダ21のピン保持孔20内に差し込まれるプランジ
ャピン22を備える。リードピンBは、ピン押し込み体18
の下動時、プランジャピン22によってピン保持孔20内か
ら押し出され、ピンホルダ21の下方に配置されたプリン
ト基板Bのピン穴に差し込まれる。なお、プリント基板
Bは、たとえば、X−Y方向に移動可能なテーブル(図
示略)上に載置される。また、図において、符号23は、
リードピンBの打ち込み時、その下端を受止するピンサ
ポートである。 次に、以上の構成を備える本装置の動作を説明する。 第1図に示すように、線材Lは、装置の上方から導入
され、テンションローラ10,10間から送りローラ1,1間に
までかけ渡されてセットされる。なお、線材Lは、装置
への導入前に、ガイドを兼ねた矯正ローラ24…によっ
て、曲がり等を矯正し、伸線状態にしておくことが望ま
しい。 上述のように線材Lをセットした後装置を起動する
と、まず、フォーミングツール2,2が型締めされ、これ
により、線材Lの所定部にフォーミングが施される。次
いで、フォーミングツール2,2の型開きにあわせて、上
記送りローラ1,1およびこれと同期回転させられるテン
ションローラ10,10が、ステップ回転させられ、線材L
が所定距離下方に送られる。これ以後は、フォーミング
ツール2,2の型締めと、上記各ローラによる線材Lのス
テップ送りとが交互に繰り返される。したがって、線材
Lには、所定間隔おきにテーパ部9a,9bが形成されるこ
とになる。 線材Lの送りが進み、線材Lがピン受け取り位置に待
機するピンホルダ21のピン保持孔20内に差し込まれる
と、上記フォーミングツール2,2の型締めに合わせて、
切断機構3のカッタ5,5が駆動され、線材Lが切断され
る。その切断箇所は、上述したように、テーパ軸部9a,9
b間の境界である。 ピンキャリア17は、その一つのピンホルダ21内に、線
材Lから切断されたリードピンPを受け取ると、90゜回
転して、次のピンホルダ21をピン受け取り位置に待機さ
せるとともに、これ以後は、同じ動作が繰り返される。 ピンキャリア17に保持されたリードピンPは、上記ピ
ン押し出し位置において、プリント基板Bに打ち込まれ
る。これは、上述したように、ピン押し込み体18が下動
し、そのプランジャピン22によって、ピンホルダ21内の
リードピンPを押し出すことにより行われる。この場
合、リードピンPの先端がテーパ状に形成されているの
で、プリント基板Bへのピン打ちをスムーズに行える。
また、一つのリードピンPの打ち込みが終われば、プリ
ント基板Bを載置するテーブルが移動して、次のピン穴
の位置合わせが行われるとともに、ピンキャリア17の回
転により、リードピンPを保持した次のピンホルダ21が
ピン押し出し位置に位置させられ、上記と同様に、リー
ドピンPの打ち込みが行われる。 このように、本装置の場合、リードピンPの製作と、
そのリードピンPのプリント基板Bへの打ち込みを一装
置によって行える。したがって、リードピン製造装置と
ピン打ち装置とを別々に用意する必要がないので、装置
数が少なくて済む。また、従来人手により行っていたリ
ードピンPの打ち込みを自動化でき、生産効率が高ま
る。 しかも、リードピンPの端部をテーパ状に形成できる
ので、プリント基板Bへの打ち込みをスムーズに行え
る。さらに、本例の場合、リードピンPに、テーパ部の
他、上記断面非円形軸部8が設けられることから、プリ
ント基板Bのピン穴の大きさの不揃いに対し、径の異な
る複数種のリードピンを用意して対処する必要もなくな
る。 また、上記フォーミングツール2,2の位置調整を行う
だけで、リードピンPの長さを変更できるから、製品の
機種の切り換えに際して、異なる長さのリードピンを用
意する必要が生じた場合でも、簡単に対処できる。 ところで、本願発明の範囲は、上述の実施例に限定さ
れるものではない。 上記実施例では、切断機構のカッタに、単に切断刃と
しての機能しかもたせていないが、これに、フォーミン
グツールとしての機能をも併せもたせるようにしてもよ
い。言い換えると、フォーミングツールとカッタとによ
って、フォーミングを行うようにしてもよい。 たとえば、第8図に示すように、フォーミングツール
2,2の向きと上記カッタ5,5の向きを互いに直交する方向
にとる。フォーミングツール2,2の各対向部は、山形状
に形成している。したがって、線材Lがフォーミングツ
ール2,2に挟み込まれると、第9図に示すように、線材
Lの直径方向に対向する両側部に傾斜面25,25が形成さ
れる。カッタ5,5の刃先面は傾斜状に形成しており、こ
のカッタ5,5によって、フォーミングツール2,2で挟み込
んだ箇所と同じ部位を挟み込む。これにより、線材Lが
切断されるとともに、線材Lの端部は、第10図に示すよ
うに、その四方に傾斜面25,26が設けられた略テーパ状
に形成される。 また、上記実施例では、フォーミングツールの位置を
変えることにより、リードピンの長さを変更しうるよう
にしていたが、切断機構のカッタを位置調整可能とし、
その位置を変えることによって、リードピンの長さを変
更しうるようにしてもよい。 さらに、ピン打ち込み機構は、第11図に示すような、
リードピンPを挟み込んでこれを保持でき、かつリード
ピンPを保持した状態で上下方向および水平方向に移動
可能である一対のクランパ27,27によって構成するよう
にすることもできる。 また、上記実施例では、一対の送りローラの一方のみ
回転駆動しているが、両方の送りローラを回転駆動する
ようにしてもよい。 さらに、線材の送り機構や切断機構の具体的構成が、
種々設計変更可能であることもいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の実施例に係る装置の全体構成を模式
的に示した図、第2図は実施例の装置の送り機構および
切断機構を概略的に示した図、第3図は第2図のIII−I
II断面に相当する図、第4図は第3図のIV矢視方向図、
第5図は線材におけるフォーミングが施された箇所を拡
大して示した図、第6図は第5図のVI−VI線断面図、第
7図は実施例の装置によって製作されるリードピンを示
した図、第8図は他の実施例を示した図、第9図および
第10図は第8図の実施例における線材のフォーミング部
を示した図、第11図は他の実施例に係るピン打ち込み機
構を概略的に示した図である。 1……送りローラ、2……フォーミングツール、3……
切断機構、4……ピン打ち込み機構、B……基板(プリ
ント基板)、L……線材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に供給される線材を両側から挟み込
    み、その回転により上記線材に送りを与えうるととも
    に、所定時間おきに回転させられて上記線材を間欠送り
    する一対の送りローラと、 上記線材の送り経路の途中に待機し、線材の送り停止
    時、型締めされて線材を挟み込み、線材の一部分に略テ
    ーパ部を形成する一対のフォーミングツールと、 上記のフォーミングを終えて繰り出される線材を上記略
    テーパ部における最も縮径させられた部位ないしはその
    近傍で切断する切断機構と、 を備えたことを特徴とする、線材製造装置。
  2. 【請求項2】連続的に供給される線材を両側から挟み込
    み、その回転により上記線材に送りを与えうるととも
    に、所定時間おきに回転させられて上記線材を間欠送り
    する一対の送りローラと、 上記線材の送り経路の途中に待機し、線材の送り停止
    時、型締めされて線材を挟み込み、線材の一部分に略テ
    ーパ部を形成する一対のフォーミングツールと、 上記のフォーミングを終えて繰り出される線材を上記略
    テーパ部における最も縮径させられた部位ないしはその
    近傍で切断する切断機構と、 上記切断機構によって切断された線材を受け取り、その
    線材を基板に差し込むピン打ち込み機構と、 を備えたことを特徴とする、ピン打ち装置。
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