JPH0617669Y2 - フロアパネル構造 - Google Patents

フロアパネル構造

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JPH0617669Y2
JPH0617669Y2 JP1987146661U JP14666187U JPH0617669Y2 JP H0617669 Y2 JPH0617669 Y2 JP H0617669Y2 JP 1987146661 U JP1987146661 U JP 1987146661U JP 14666187 U JP14666187 U JP 14666187U JP H0617669 Y2 JPH0617669 Y2 JP H0617669Y2
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JP
Japan
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floor panel
opening
wire
bolt
cover
Prior art date
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Application number
JP1987146661U
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English (en)
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JPS6450171U (ja
Inventor
昇 立石
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のフロアパネル構造に関する。
従来の技術 例えば、自動車のフロアパネル構造としては、第7図に
示すように鋼板製のフロアパネル本体1の上面に制振材
2とフエルト3とフロアカーペツト4とを重ね合わせる
と共にフロアパネル本体1の下面には、ED塗膜(電着
塗装膜)5,アンダコート6,床下ワツクス7により表
面処理を施しているものがある(この類似構造は、例え
ば山海堂発行「自動車工学全書13巻乗用車の車体」に示
されている)。
考案が解決しようとする問題点 鋼板材から成るフロアパネル本体1によつて強度剛性は
高まるが、主としてクロスメンバ,サイドメンバ及びサ
イドシルによつて剛性を確保しているフロアパネルの全
体に上述の構成を採用した場合に車体軽量化に逆行する
という問題がある。
また、鋼板材から成るフロアパネル本体1の性質上膜振
動を生じ易く、この膜振動を防止するために前記制振材
2の配置が不可欠となる等コストアツプにつながるとい
う問題もある。
そこで、この考案は、車体軽量化を図ることができると
共に防振対策上も有利であり、かつ強度剛性上の信頼性
を損なうことがないフロアパネル構造を提供するもので
ある。
問題点を解決するための手段 フロアパネル本体の一般部に開口部を形成し、この開口
部の周縁に複数の係止具を設け、この係止具に開口部を
横断するようにして線材を係止して編んだ網部を設け、
この網部にカバーを敷設して上記開口部を覆う。
作用 線材を用いることで軽量化を図ると共に共振点を移動さ
せて防振効果を高め、線材に高い張力を付与し強度剛性
の低下を防止する。
実施例 以下、この考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜6図において、自動車のフロアパネル本体1には
車幅方向の中央部にトンネル部8を形成すると共に、両
側にはサイドシル9のシルインナパネル10を接合してあ
る。また、フロアパネル本体1の車幅方向にはフロント
クロスメンバ11,リヤクロスメンバ12を接合してある。
このように、主としてフロアパネル本体1により構成さ
れたアンダボデイの剛性を確保している。
上記トンネル部8とサイドシル9とフロントクロスメン
バ11,リヤクロスメンバ12とで囲まれるフロアパネル本
体1の一般部には開口部13を形成してある。上記開口部
13の周縁としての周縁フランジ13aは有段形成してあり
(有段形成しなくてもよい)、この周縁フランジ13aに
は、係止具としての取付ボルト14が対向する両側縁に配
置してあつて、この取付ボルト14に線材としての一本の
ワイヤ15を開口部13を横断してジグザグに張設して編
んだ網部16を設けてある。
上記取付ボルト14は具体的にはワイヤ15の始端を固定す
る固定用ボルト14aと、ワイヤ15を巻き付ける係止ボル
ト14bと、締め付け時にワイヤ15に張力を付与する張力
付与ボルト14cと、ワイヤ15の終端を巻取る巻取ボルト
14dとで構成してある。
上記張力付与ボルト14cは、ボルト本体140に、挾持部1
41を備えたプーリ状のワツシヤ142を取付けたものであ
つて、締付けによつて上記ワツシヤ142の挾持部141にあ
るワイヤ15を引張してゆき、ワイヤ15に張力を付与する
ようになつている。
また、上記巻取ボルト14dは、ワイヤ15の端末のリング
状部15aを係止させるピン143を頭部に備えた穴付きボ
ルトであつて、上記ピン143にワイヤ15のリング状部15
aを係止させた状態で締め付けるとワイヤ15の巻取りが
できるようになつている。
尚、この実施例では張力付与ボルト14cは3本設けられ
ているが、少なくとも1本設ければワイヤ15に対して十
分に張力を付与することができる。
このように張力を付与された網部16に軟質,軽量な樹脂
シート等のカバー17を敷設し、開口部13及び取付ボルト
14の配置部位を覆うようにしてある。
尚、上記カバー17は接着,溶着あるいはビス止め等によ
り取付けられるが、接着,溶着による場合には、車体の
塗装乾燥工程において同時に行なうことができる。
また、上記トンネル部8の側部にはシートスライドレー
ル18を固定してあり、フロントクロスメンバ11上面に設
けたシート取付孔19と共に図外のシートを支持して、シ
ートによる荷重がフロアパネル本体1の一般部に直接作
用するのを防止している。
上記実施例構造によれば、フロアパネル本体1の一般部
に開口部13を形成してこの開口部13にワイヤ15を張設
し、その上に軟質,燃量なカバー17を敷設しているため
車体の軽量化を図ることができる。
この場合、ワイヤ15を張設する部位、即ち、開口部13を
形成している部位はフロアパネル本体1の一般部であ
り、トンネル部8,サイドシル9,フロントクロスメン
バ11,リヤクロスメンバ12等の車体骨格部材の配置に影
響を与えないため、車体のアンダボデイの強度剛性を低
下させるようなことはない。
また、上記開口部13を設けない場合に生じ易い膜振動
が、共振点の移動によつて防止でき、その結果制振材が
必要なくなり、その点でも車体軽量化に寄与でき、かつ
コストダウンを図ることができる。
更に、ワイヤ15の張設にあたつては、張力付与ボルト14
cを締め付けることにより、ワツシヤ142の挾持部141に
あるワイヤ15を矢印方向に引張することとなり、したが
つてワイヤ15に張力が付与される。
その結果、外力に対する網部16の撓わみ量を減少させる
ことができ、強度剛性を十分に確保することができるの
である。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、フロアパネ
ル本体の一般部に開口部を形成し、この開口部の周縁に
複数の係止具を設け、この係止具に開口部を横断するよ
うにして線材を係止して編んだ網部を設け、この網部に
カバーを敷設して上記開口部を覆うことにより、開口部
を設けない場合に比較して車体の軽量化を図ることがで
きる。
また、膜振動を生じ易いフロアパネルの一般部に開口部
を形成することによって共振点を移動してあるため防振
対策を施す必要がなくなり車体軽量化及び低コスト化を
図ることができる。
そして、上記開口部には線材を張設して構成した網部を
設けてあるため上記線材の張力により十分に強度剛性を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は、この考案の実施例を示し、第1図はフロ
アパネルの斜視図、第2図は第1図のII−II線に沿う断
面図、第3図は開口部周辺の平面図、第4図は張力付与
ボルトの斜視図、第5図は張力付与ボルトの正面図、第
6図は巻取ボルトの斜視図、第7図は従来技術のフロア
パネル本体の断面図である。 1……フロアパネル本体、13……開口部、13a……周縁
フランジ(周縁)、14……取付ボルト(係止具)、15…
…ワイヤ(線材)、16……網部、17……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネル本体の一般部に開口部を形成
    し、この開口部の周縁に複数の係止具を設け、この係止
    具に開口部を横断するようにして線材を係止して編んだ
    網部を設け、この網部にカバーを敷設して上記開口部を
    覆うことを特徴とするフロアパネル構造。
JP1987146661U 1987-09-25 1987-09-25 フロアパネル構造 Expired - Lifetime JPH0617669Y2 (ja)

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JPS6450171U JPS6450171U (ja) 1989-03-28
JPH0617669Y2 true JPH0617669Y2 (ja) 1994-05-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014069750A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Fuji Heavy Ind Ltd 車両

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6052157B2 (ja) * 2013-12-19 2016-12-27 マツダ株式会社 車両の車体パネル構造
JP6187772B2 (ja) * 2014-09-30 2017-08-30 マツダ株式会社 車体の補強構造

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JPS6125281U (ja) * 1984-03-26 1986-02-14 日産ディーゼル工業株式会社 車輌の床構造

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