JPH06175540A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06175540A
JPH06175540A JP32954792A JP32954792A JPH06175540A JP H06175540 A JPH06175540 A JP H06175540A JP 32954792 A JP32954792 A JP 32954792A JP 32954792 A JP32954792 A JP 32954792A JP H06175540 A JPH06175540 A JP H06175540A
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JP
Japan
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image forming
forming apparatus
cleaning
brush
roller
Prior art date
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Application number
JP32954792A
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English (en)
Inventor
Naohiro Nakane
中根直広
Tomoo Nagaoka
長岡知郎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to JP32954792A priority Critical patent/JPH06175540A/ja
Publication of JPH06175540A publication Critical patent/JPH06175540A/ja
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニングローラを備えたクリーニング機
構を有する画像形成装置において、クリーニングローラ
とその対象の感光ドラム体等とが固着状態となって、感
光ドラム体等の駆動トルクの増大を招く等の問題を解消
すること。 【構成】 画像形成装置内の感光体ドラムあるいは感光
体ベルトをクリーニングローラによりクリーニングする
画像形成装置において、クリーニングローラ(3)の表
層(1)をゴム材料とし、該ゴム表面を表面粗さ12.
5S以上の中粗研摩面(1S)として、前記固着状態を
解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体ドラム等の被清
掃体を清掃するクリーニング機構を有する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】次に従来技術について説明する。
【0003】〈従来例1〉従来例1を図4,図5を用い
て説明する。
【0004】図4は従来の画像形成装置の感光体ドラ
ム、クリーニングローラ及びその近傍を示すものであ
る。
【0005】図4について詳細に説明すると、不図示の
給紙機構によって、給紙された記録シート20は、レジ
ストローラ19a,19bによって搬送され、感光ドラ
ム18及び転写器21によって印字が行われ、さらに紙
搬送ローラ22で駆動されている。
【0006】紙搬送ベルト23によって搬送が行われ、
不図示の定着器へ導かれる構成になっている。
【0007】また、上記感光ドラム18は、不図示の一
次帯電器、露光手段及び現像器によって転写までのプロ
セスが行えるようになっている。
【0008】さらに図4において、感光ドラム18のク
リーニングを行う為のクリーニングローラ24は、回転
レバー14とその軸受部13とその回転中心15と引張
りコイルバネ16によって、感光ドラム18に所定の圧
力にて圧接するようになっている。
【0009】また、クリーニングローラ24には、クリ
ーニングブレード17が軽く圧接していて、クリーニン
グローラ24の表面に付着した廃トナーをかき落すよう
になっており、不図示の廃トナーコンベアーによって、
所定の廃トナー箱(不図示)へ移送されるようになって
いる。
【0010】クリーニングローラ24は周速度V2
て、図4に示す方向に回転しており、感光ドラム18
は、紙搬送方向からも明らかなように、周速度V1
て、図4に示す方向に回転している。
【0011】周速度V1 とV2 との関係は、 V2 =(1.1〜1.3)・V1 (1) となっており、すなわち、クリーニングローラの周速を
10〜30%高く設定し、その周速の差によって生ずる
すべりによって、感光ドラム表面をクリーニングローラ
が擦ることでクリーニングが行えるようになっている。
【0012】クリーニングローラ24の1例を図5を用
いて詳細に説明すると、図より、中心にシャフト11が
あり軸部11aを有する形状になっており、材質は快削
鋼で化学ニッケルメッキが施してある。該シャフト11
の外周部には、ウレタンゴム層10が設けられている。
【0013】これらのシャフト11とウレタンゴム層1
0との間は、すべて接着されていて、その接着強度は3
00gf以上に保たれている。
【0014】ウレタンゴム層10は、外径はφ20、厚
さは2mmになっており、該φ20の外径仕上げは密研
摩が行われている。
【0015】〈従来例2〉クリーニングローラ24の他
の従来例を図4,6を用いて詳細に説明すると、図6よ
り、中心にシャフト12があり、軸部12aを有する形
状になっており、材質は快削鋼で化学ニッケルメッキが
施してある。該シャフト12の外周部には、発泡シリコ
ンゴム層10aがあり、さらにその外周部にはウレタン
ゴム層10がある構成になっている。
【0016】これらのシャフト12、層10a及び層1
0との間は、すべて接着されていて、その接着強度は3
00gf以上に保たれている。
【0017】ウレタンゴム層10の硬度は55°±3°
(JISA6301)で外径はφ18、厚さは0.5m
mになっている。
【0018】発泡シリコンゴム層10aの厚さは4.5
mm、シャフト12の外径はφ10になっている。
【0019】上記の構成にて、クリーニングローラ24
の硬度は、発泡シリコンゴム層11の硬度がウレタンゴ
ム層10の硬度よりも小さい為、35°±5°(JIS
A6301)になっている。
【0020】〈従来例3〉また、他の画像形成装置は図
11に示す様に、回転する円筒ブラシ101を両端支持
するケース110ごと偏心カム121に依って板ばね1
20に抗して被清掃体111への当接及び当接解除を行
なっている。その際、ケース110は、ガイド穴122
bに案内されて、中心122aの周りに回動する。
【0021】〈従来例4〉図25,26に示す従来の画
像形成装置においては、被清掃体211上のトナーは図
示していない回転駆動モータによって回転されている円
筒ブラシに201に付着するか(前者)、ブラシにより
ハタキ落とされて(後者)吸引負圧のかかっているブラ
シケース10の内部にとり込まれる。前者のブラシ20
1に付着したトナーは、被清掃体211とブラシ201
の当接点の対向にあるスクレーパブレード202aによ
り再びハク離され前者、後者のトナーとも排出口210
aを経て図示されていないフィルターに捕集される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
〈課題1〉しかしながら、上記従来例1では、クリーニ
ングローラによって、感光体ドラムのクリーニング効果
は十分に得られていたが、感光体ドラムの表面に固着し
やすく、その場合は該ローラの起動トルクが増大して駆
動モータやギアに負担をかけ、さらに、起動後には、ド
ラムとローラとの接触面で過大なスティック・スリップ
が発生し、この振動が画像に影響を与え、印字精度が悪
化するばかりか、肉眼で見ても、印字にブレが生じてい
ることがわかるほどの欠点があった。
【0023】上記固着の原因を究明したところ、ウレタ
ンゴム層が密研摩され、表面粗さが12.5S未満にあ
ることの知見を得た。
【0024】本発明の第1の目的は、表面粗さを所定の
値にして、クリーニングローラの固着の問題を解消した
画像形成装置を提供することにある。
【0025】〈課題2〉上記従来例2では、ウレタンゴ
ムよりも硬度の小さい発泡シリコンゴムを下地にするこ
とで、ウレタンゴム単体での硬度(55°)よりも小さ
い35°を得ている。
【0026】この35°という硬度になると、図4の引
張りコイルバネ16のバネ力によって、クリーニングロ
ーラ24が感光ドラム18に圧接した時、そのニップ部
にて、感光ドラム18の表面粗さ(10μm程度)の凹
部の中に、該ローラ24のウレタンゴム部が入り込むこ
とができる。さらに、上述のV1 とV2 との速度差によ
るドラム18とローラ24とのすべるによって、ドラム
18の表面粗さの凹部の中までをも、良好にクリーニン
グを行うことが出来、常にきれいな画像を得ることが出
来ている。
【0027】しかしながら、上記従来例では、上述した
ように、硬度35°を得る為に、発泡シリコンゴムを用
いて2層造とする為他のローラ、例えばレジストローラ
等のコストと比較すると、材料費及び加工費が共に高
く、トータルコストでは、約2〜3倍ものコスト高を生
じてしまう欠点があった。
【0028】本発明の第2の目的は、クリーニングロー
ラの発泡層を除去して上記問題点を解消した画像形成装
置を提供することにある。
【0029】〈課題3〉前記従来例3においては、トナ
ーの付着した円筒ブラシ101が動作/非動作時を問わ
ず、機内に露出しているため、次の様な欠点があった。
即ち、(1)円筒形ブラシ1よりトナーが脱落、飛散し
て機内、コピー用紙を汚す、(2)コピー紙を巻き込み
易く、かつジャム紙を取除き難い。
【0030】本発明の第3の目的は、上記のような問題
点を解消し、コピー用紙の汚損やジャムの発生等のない
画像形成装置を提供することにある。
【0031】〈課題4〉前記従来例4では、円筒ブラシ
201に付着したトナーを再びかき落すために、スクレ
ーパブレード202aを用いており、202aが可撓性
のある薄いフィルムであるため、ブラシ毛201aと接
触する際に、線接触長L(図29)を生じていた。即
ち、この部分の接触がLを有するすべり摩擦であるた
め、ブラシ201の回転負荷が大きく、騒音、振動の大
きい大出力モータを用いないと所定の清掃効果を得られ
ないという欠点があった。
【0032】本発明の第4の目的は、上記問題点を解消
し、円筒ブラシ上のトナーを除去する際の負荷を低減し
た画像形成装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段及び作用】上記諸目的を達
成するために、本発明による解決手段は、特許請求の範
囲の請求項に記載のとおりであり、その作用は、次のと
おりである。
【0034】請求項1によれば、クリーニングローラの
表面に表面粗さ12.5S以上の中粗研摩面を設けるこ
とで、感光体ドラムのクリーニング能力を有効に保ちつ
つ、かつ、感光体ドラムに固着し難く、そして、スティ
ック・スリップが少く、画像上に影響の無いクリーニン
グを行なう。
【0035】請求項2によれば、発泡シリコンゴム層を
無くし、シャフトの外径を、その分だけ大きくし、その
上層に硬度35°±5°のウレタンゴムを用いることに
より、従来例と同じクリーニング性能を保ちつつ、大幅
なコストダウンを可能とする。
【0036】請求項3によれば、電源OFF又は操作ト
ビラ等開時には、被清掃体への当接が解除され、シャッ
ターによって機構開口部を塞ぐようにして、トナーの飛
散防止、ジャム紙の取り除きの容易化、手がブラシに触
れないでジャム処理を容易とする。
【0037】請求項4乃至6によれば、線接触を生じる
従来のスクレーパブレードの代りに、ブラシ毛と点接
触、ころがり接触等で接する部材を、円筒ブラシの回転
半径内かつ、被清掃体と円筒ブラシと当接点の対向(1
80°±90°)に設けることにより、ブラシの回転駆
動負荷を減らし、その回転駆動モータ及びトナー清掃機
構の小型化、省電力化、低騒音、低振動化を図る。
【0038】
【実施例】請求項1に係る実施例を図1乃至3について
説明する。
【0039】図1に本発明の第1の実施例を示す。
【0040】図1は本実施例のクリーニングローラ3を
示す。これは軸部2aを持つ外径φ16のシャフト2
に、厚さ2mm硬度35°±5°(JISA6301)
のウレタンゴム1を接着した構造になっている。
【0041】シャフトとウレタンゴムとの接着強度は3
00gf以上に保たれている。また、シャフトの材質は
快削鋼で化学ニッケルメッキが施してある。
【0042】ローラ3の外径には、図1に示すような中
粗研摩面が施してある。これは、表面粗さでは少なくと
も12.5S以上有り、図の拡大図に示すように、凸部
分に方向性があり、ローラの回転方向に対し、図示する
方向に研摩が行われている。
【0043】本実施例図1のクリーニングローラ3は、
図4の従来例の画像形成装置にそのまま組み込めるよう
になっており、その周速V2 及び感光ドラム18の周速
1は全く同一である。
【0044】したがって、上述の画像形成装置は、クリ
ーニングローラ3の表面を中粗研摩面とした為、面粗さ
が従来例よりも大きく、それゆえに感光体ドラム18の
表面に固着しにくい。
【0045】その為、ローラの起動トルクは小さく、さ
らに、ドラムとローラとの接触面のスティック・スリッ
プの発生も非常に小さくなり、その程度は、印字精度上
にて問題とならないレベルにまで減少させることが可能
となった。
【0046】また、クリーニング性能は、ローラ3の表
面を中粗研摩面とすることにより、ドラムに接触させた
とき、その真実接触面積は従来例の場合よりも小さくな
り、逆にその接触点での面圧は従来例よりも大きくなる
ので、より大きな力で、ドラム表面を擦ることになり、
クリーニング性能は同等以上に向上させることができ
た。
【0047】一方、中粗研摩面の加工工程は、従来の研
摩に用いた物と同じ砥石を用いることが出来、加工条件
の変更のみで、行うことができる。したがって加工コス
トの変動はほとんど無い。
【0048】次に本発明の第2実施例を図2に示す。図
1のクリーニングローラ3は、従来例の画像形成装置
(図4)へ組み込んだ場合、所定の性能が得られること
は上述したが、図2の実施例は、図1のクリーニングロ
ーラ3を、感光体ベルト30を用いた画像形成装置に用
いた例を示す。
【0049】上記の感光体ベルト30は、それを駆動す
る為の駆動ローラ31,32,33にて駆動されてお
り、ローラ31は不図示のバネによってその半径方向か
つ感光体ベルト30の張力が大きくなる方向へ、所定の
大きさで加圧されているので感光体ベルト30が不必要
にたわむことは無い。
【0050】以上の構成において、図2の実施例は、図
1の実施例と全く同一の作用により性能が得ることが出
来ている。
【0051】図3に、第3の実施例を示す。図のクリー
ニングローラ8は、中心に軸部6aを持つシャフト6が
あり、その外周に発泡シリコンゴム7があり、さらにそ
の外周に硬度55°±3°(JISA6301)のウレ
タンゴム5があり、このウレタンゴム5の表面には、中
粗研摩面が施してある。
【0052】この状態におけるローラ8の表面硬度は、
ウレタンゴム5の硬度が55°ではあるが、発泡シリコ
ンゴム7の硬度が低い為、全体として、35°程度の硬
さを得ている。
【0053】したがって、この実施例のクリーニングロ
ーラ8を、図2及び図4の感光体ベルトあるいは感光体
ドラムを使用した画像形成装置に使用した場合、図1の
実施例の場合と同一の性能を得ることができる。
【0054】尚、図3の2層構成は、低硬度のウレタン
ゴムが未使用の場合によく用いられている構成である。
【0055】上記実施例では、表面粗さを12.5S以
上としたが、15S以上にすることによって、より良好
な効果を得ることができた。
【0056】図7に本発明の第4実施例を示す。
【0057】図7は本実施例のクリーニングローラ43
を示す。これは軸部42aを持つ外径φ17のシャフト
42に、厚さ0.5mm硬度35°±5°(JISA6
301)のウレタンゴム41を接着した構造になってい
る。即ち、従来の発泡層はシャフト42により代替され
ている。
【0058】したがって、図7のクリーニングローラ4
3を図4の画像形成装置に使用した場合、上述の従来例
(図4)のローラと全く同一のクリーニング効果を得る
ことができ、かつ大幅なコストダウンが可能となった。
【0059】シャフトとウレタンゴムとの接着強度は3
00gf以上に保たれている。また、シャフト42の材
質は快削鋼で化学ニッケルメッキが施してある。
【0060】本発明の第5実施例を図8に示す。図7の
クリーニングローラ43は、従来例の画像形成装置(図
4)へ組み込んだ場合、所定の性能が得られることは上
述したが、図8の実施例は、図7のクリーニングローラ
43を、感光体ベルト30を用いた画像形成装置に用い
た例を示す。
【0061】上記の感光体ベルト30は、それを駆動す
る為の駆動ローラ31,32,33にて駆動されてお
り、ローラ31は不図示バネによってその半径方向かつ
感光体ベルト30の張力が大きくなる方向へ、規定の大
きさで加圧されているので感光体ベルト30が不必要に
たわむことは無い。
【0062】以上の構成において、図8の実施例は、図
7の実施例と全く同一の作用により性能が得ることが出
来ている。
【0063】本発明の第6の実施例を図9に示す。図9
のクリーニングローラ45は、図7と同径、同寸法のウ
レタンゴム46を有し、シャフト部47はアルミダイカ
ストであり、軸部47a、中空部47bを有する。ウレ
タンゴム46とシャフト部47との間は接触されてい
て、その接触強度は300gf以上に保たれている。
【0064】上述のクリーニングローラ45は、図8及
び図4の画像形成装置にて、図7のクリーニングローラ
43と全く同様に使用することができる。
【0065】さらに、上記のクリーニングローラ45
は、シャフト部47をアルミダイキャストとすることで
中空部47bを設けることが出来、そのことでイナーシ
ャを軽減させることが出来、ローラ45の起動トルク
を、図7の実施例よりも低減させることができる。
【0066】次に請求項3に係る第7乃至第9実施例を
図10乃至31(図11を除く)により説明する。
【0067】図10に示す第7実施例において、101
はブラシアーム102に回転自在に支持された円筒ブラ
シ、102aはトナー落とし棒、103はアーム102
をブラシアーム支持中心110cの周りに回動するブラ
シ移動用ソレノイド、104はブラシ復帰用スプリン
グ、105はスプリング押え、106はシャッター、1
06aはシャッター移動用ソレノイドの力を受けてシャ
ッター106を移動するシャッターアーム、108はシ
ャッター復帰用スプリング、109はスプリング押え、
110はブラシケース、110aはシャッター押え、1
10bはシャッターストッパー、110c,110dは
シャッター支持中心、110eはトナーの排出口、11
1は感光体ドラム等の被清掃体である。
【0068】而して、上記構成において、被清掃体11
1に付着しているトナーは、被清掃体111よりも高速
で、図示していない回転駆動機構に回転駆動される円筒
ブラシ101に依ってはたき落され、ブラシケース11
0の排出口110eより、図示していない集塵ケースを
経由して、図示していないフィルターに捕集される。こ
の時の吸出し負圧は図示していないファンに依って生じ
ている。
【0069】図12において、動作中の状態を示す。ブ
ラシソレノイド103の通電にて円筒ブラシ101は当
接し、シャッターソレノイド107の通電にてシャッタ
ー106開、ブラシ101は被清掃体111と反対方向
に運動している。図12より図15においては本機構の
離間過程を示し、当接はこの逆の過程で行う。図13に
おいてブラシ回転停止、図14においては、ブラシソレ
ノイド103の通電を切るとブラシソレノイドスプリン
グ104によりブラシアーム102の端が押され、円筒
ブラシ101は当接を解除される。図15においてシャ
ッターソレノイド107の通電を切ると、シャッターソ
レノイドスプリング108に依ってシャッターアーム1
06aの端が押され、ブラシケースと同様の摺動部形状
をもつシャッター106はブラシケース110のR形状
部110jに沿って移動し、シャッターストッパ110
bに当たり停止する。
【0070】また、トナーのブラシへの付着状態等に依
り、ブラシを収納した後でブラシ回転を停止してもかま
わない。
【0071】図16,17に示す第8実施例において、
本機構に用いられるシャッター106は可撓性のある材
質でできており、そのシャッター106には剛性のある
シャッターアーム106aが両端に、またシャッターの
曲がりの外側の全面ないしは一部分には、より可撓性を
高める溝106bが設けられている。
【0072】シャッターが開いている時、シャッターの
上半分はケースのガイド110fに沿ってケース上部に
格納されており、シャッターを閉じるとガイド110
f、シャッター押え110aによりケース110のR形
状に沿う様に変形する。
【0073】次に第9実施例を図18について説明す
る。
【0074】被清掃体11に付着しているトナーは、1
1よりも高速で、図示していない回転駆動機構により回
転駆動される円筒ブラシ101によってはたき落され、
ブラシケース110の揺動中心110gと同心である図
示していない穴から、図示していない集塵ケースを経由
して図示していないフィルターに捕集される。この時の
吸出し負圧は図示していないファンによって生じてい
る。
【0075】図19に動作中の状態を示す。シャッター
106はその両側両端の点106cにより固定され、一
方ブラシケース110は図示されていない捩じりコイル
バネによって図中右回り方向に付勢されているが、ケー
ス押しカム121、ケース押しバネ122により本体側
ストッパに押し当てられ動作基準位置を保っている。ま
たブラシソレノイド103の通電にて、円筒ブラシ10
1は被清掃体に当接しこれと反対方向に運動している。
図19より図22においては本機構の離間過程を示し、
当接はこの逆の過程で行う。図20においてブラシ回転
停止、図21においては、ブラシソレノイド103の通
電を切るとブラシソレノイドスプリング104によりブ
ラシアーム102の端が押され、円筒ブラシ101は当
接を解除される。図22において、半回転カム121を
180°回転させその位置を保持すると、図示されてい
ない捩じりコイルバネにより図中右回りにブラシケース
110は回転しシャッター106の端とストッパ110
bが当たり停止する。
【0076】尚、変形例として、半回転カムは通電時図
18の位置で保持され、非通電時はリターン機構により
図22の位置に復帰停止するものとする。また、トナー
の円筒ブラシへの付着状態により、ブラシを収納した後
でブラシ回転を停止してもかまわない。
【0077】請求項4乃至6の実施例を図23乃至31
(図25,26,29は除く)について説明する。
【0078】図23,24に示す第10実施例におい
て、被清掃体211上のトナーは図示していない回転駆
動モータによって回転駆動されている円筒ブラシ201
に付着するか、ハタキ落とされ、図示していないファン
によって吸引負圧の生じているブラシケース210の内
部にとり込まれる。
【0079】ブラシ毛201aに付着しているトナー
(前者)は、被清掃体211と円筒ブラシ201の当接
点の対向(180°±90°)にあるクリーニングバー
202との点接触での衝突衝撃によりブラシ毛201a
から離脱し(図8)、ブラシ201によってハタキ落さ
れたトナー(後者)ともども排出口210aを経て図示
されていないフィルターに捕集される。またクリーニン
グバー202はブラシ毛201aとの衝突によって変
形、異音、振動等を生じない様にブラシケース210よ
り伸ばされた複数の支持部210cによっても支えられ
ており、固定ネジ、ネジリコイルバネ固定板203を通
して本体とアースがつながっている。
【0080】次に第11実施例を図27により説明す
る。
【0081】図27において、被清掃体211上のトナ
ーは図示していない回転駆動モータによって回転駆動さ
れている円筒ブラシ201に付着するか(前者)、ハタ
キ落とされ(後者)、図示していないファンによって吸
引負圧の生じているブラシケース210の内部にとり込
まれる。
【0082】前者(ブラシ毛201aに付着しているト
ナー)は、被清掃体211とブラシ201との当接点の
対向(180°±90°)にある。
【0083】クリーニングバー202に回転自在に取り
付けられているクリーニング管202bとの点接触での
衝突衝撃により、ブラシ毛201aから離脱する(図3
1)。
【0084】前者、後者ともども排出口210aを経
て、図示されていないフィルターに捕集される。またク
リーニングバー202は201aとの衝突によって変
形、異音、振動等を生じない様にクリーニングバー支持
部10cより伸ばされた複数の支持部210cによって
も支えられており、それぞれ導電材でできている固定ネ
ジ、ネジリコイルバネ固定板203を通じて本体とアー
スがつながっている。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が奏される。
【0086】(1)請求項1によれば、クリーニングロ
ーラの表面を粗さ12.5S以上の中粗研摩面を設ける
ことで、クリーニング性能を、従来と同等以上に保ち、
かつその他の弊害である、起動トルク増大、スティック
・スリップによる印字精度悪化、加工工程変更によるコ
スト変動、を無くすことができる効果がある。
【0087】(2)請求項2によれば、発泡シリコンゴ
ム層を廃止し、この部分はシャフトの外径を大きくして
おき、その最外周部に、硬度35°±5°のウレタンゴ
ムを用いることで、クリーニング性能を良好に維持しつ
つ、大幅なコストダウンを行うことができる効果があ
る。
【0088】(3)請求項3によれば、非動作時に、一
度使用した後での移動時、また不意の電源OFF時を問
わずトナーを機体内外に飛散させることがないので、以
下の利点が生ずる。即ち、(イ)ジャム紙を作業者の身
体、衣服を汚すことなく取り出すことができ、またジャ
ム紙がブラシケース等にはいり込むことがなくなり、
(ロ)機内の光学式センサの誤差動原因を減らすことが
でき、(ハ)本機構をユニット化した場合、交換、メン
テナンス時の取りあつかいが楽になり、また、円筒ブラ
シのつぶれ、曲がり保護をすることができる、(ニ)ブ
ラシケース開口部等のシャープエッジで作業者の手など
を傷つけることがなくなる。
【0089】(4)請求項4乃至6によれば、円筒ブラ
シ毛とクリーニングバーないしはクリーニング管が、点
接触のすべり、摩耗、または点接触のころがり摩擦とな
るため回転駆動負荷の軽減が可能となる。その結果、
(イ)円筒ブラシ回転駆動モータの小型化、省エネルギ
ー化、ができ同じ出力定格のモータでも低騒音、低振動
化がはかれ、(ロ)ブラシ毛の表面の摩擦、傷み等を防
ぐことができクリーナ機構部の長寿命化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の第1実施例におけ
るクリーニングローラ部の拡大図
【図2】本発明による画像形成装置の第2実施例を示す
【図3】本発明による画像形成装置の第3実施例を示す
【図4】従来の画像形成装置の1例を示す図
【図5】図4の画像形成装置のクリーニングローラ部の
詳細図
【図6】図4の画像形成装置のクリーニングローラ部の
他の例を示す図
【図7】本発明による画像形成装置の第4実施例を示す
【図8】本発明による画像形成装置の第5実施例を示す
【図9】本発明による画像形成装置の第6実施例を示す
【図10】本発明による画像形成装置の第7実施例にお
ける可動シャッター部を示す断面図
【図11】従来の画像形成装置の他の例を示す図
【図12】図10に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ動作時を示す図
【図13】図10に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ回転停止時を示す図
【図14】図10に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ収納時を示す図
【図15】図10に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ非動作時を示す図
【図16】本発明による画像形成装置の第8実施例を示
す図
【図17】本発明による画像形成装置の第8実施例にお
けるシャッター部の詳細図
【図18】本発明による画像形成装置の第9実施例を示
す図
【図19】図18に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ動作時を示す図
【図20】図18に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ回転停止時を示す図
【図21】図18に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ収納時を示す図
【図22】図18に示す画像形成装置の作動説明図で、
ブラシ非動作時を示す図
【図23】本発明による画像形成装置の第10の実施例
を示す図
【図24】本発明による画像形成装置の第10の実施例
におけるクリーニングバーの三面図
【図25】従来の画像形成装置の他の例の任意断面図
【図26】従来の画像形成装置の他の例におけるスクレ
ーパーの三面図
【図27】本発明による画像形成装置の第11実施例を
示す図
【図28】本発明による画像形成装置の第11実施例に
おけるクリーニングバーの三面図
【図29】従来の画像形成装置における作動説明図
【図30】本発明による画像形成装置の第10実施例に
おける作動説明図
【図31】本発明による画像形成装置の第11実施例に
おける作動説明図
【符号の説明】 1…ウレタンゴム 2…シャフト 2a…シャフト軸部 3…クリーニング
ローラ 18…感光体ドラム 41,46…ウレ
タンゴム層 42,47…シャフト 42a,47a…
シャフトの軸部 43…クリーニングローラ 47b…シャフト
の中空部 101…円筒ブラシ 102…ブラシア
ーム 102a…トナーおとし棒 103…ブラシ移
動用ソレノイド 104…ブラシ復帰用スプリング 105…スプリング押え 106…シャッタ
ー 106a…シャッターアーム 106c…シャッ
ター固定部 107…シャッター移動用ソレノイド 108…シャッター復帰用スプリング 109…スプリング押え 110…ブラシケース 110a…シャッ
ター押え 110b…シャッターストッパー 110c…ブラシ
アーム支持中心 110d…シャッター支持中心 110e…排出口 110f…シャッターガイド 110g…揺動回
転中心 110h…開口部 110j…R形状
部 111…被清掃体 120…ケース
押し板バネ 121…ケース押しカム 122…ケース支
持板 122a…ケース支持中心 122b…ガイド
穴 123…本体側ブラシケースストッパー 201…円筒ブラシ 201a…ブラシ
毛 201b…円筒ブラシ中心 202…スクレーパ台またはクリーニングバー 202a…スクレーパ 202b…クリー
ニング管 203…ネジリコイルバネ固定板 204…ネジリコ
イルバネ 210…ブラシケース 210a…排出口 210b…ブラシケース揺動中心 210c…クリー
ニングバー支持部 211…被清掃体 220…ブラシケ
ース押し板バネ 221…ブラシケース押しカム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムあるいは感光体ベルトをク
    リーニングローラによりクリーニングする画像形成装置
    において、 クリーニングローラの表層をゴム材料とし、該ゴム表面
    に表面粗さ12.5S以上の中粗研摩面を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体ドラムあるいは感光体ベルトをク
    リーニングローラによりクリーニングする画像形成装置
    において、 クリーニングローラの表面に硬度35°±5°(JIS
    A6301)のウレタンゴムを用いることを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 転写ドラム又は感光ドラム等の上に付着
    した不要なトナーを剥離、吸引、収納する清掃機構を有
    する画像形成装置において、前記清掃機構を密閉する可
    動または固定のシャッターを設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写ドラム、感光ドラム等の被清掃体上
    の不要なトナーを除去するための回転円筒ブラシの回転
    半径内に、前記ブラシに付着のトナーをブラシ毛と衝突
    させることによって除去するはたき落し部材を設けたト
    ナー清掃機構を有する画像形成装置において、前記はた
    き落し部材は、前記回転円筒ブラシ毛と点接触する様な
    断面を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、はたき落し部材は、
    前記回転ブラシ毛と点接触する様な円形断面を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、はたき落し部材は、
    前記回転ブラシ毛ところがり接触する様な構造を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP32954792A 1992-12-09 1992-12-09 画像形成装置 Pending JPH06175540A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186918A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Sharp Corp クリーニング装置、帯電装置、画像形成装置及びクリーニングローラ
JP2011107653A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Kyocera Mita Corp クリーニングローラ及びこれを備えたクリーニング装置並びに画像形成装置
JP2016142879A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社リコー クリーニング装置および画像形成装置

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