JPH0617535U

JPH0617535U - プレート類の支持具

Info

Publication number: JPH0617535U
Application number: JP6258592U
Authority: JP
Inventors: 榮漆崎
Original assignee: 榮漆崎
Priority date: 1992-08-12
Filing date: 1992-08-12
Publication date: 1994-03-08

Abstract

(57)【要約】【目的】各種プレート類の取付けが単一の構造で簡単
かつ確実に行なえるようにする。【構成】矩形状基板２の表面にＬ形壁３を一体に設
け、このＬ形壁３の内角側で長手方向に沿って、プレー
ト類を挿入する溝４を形成し、溝４に挿入したプレート
類をＬ形壁３で保持し、基板２の底面を両面粘着テープ
６又は接着剤で目的物に固定すれば、プレート類を目的
とする部分に取付けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、各種プレート類、例えばブックエントや柵の仕切り、表示プレート等を支持したり取付けるために用いる支持具に関する。

【０００２】

【従来の技術と解決しようとする課題】

上記した各種プレート類は、使用目的に応じた所定の場所に固定したり取付けるために支持具が必要になる。

【０００３】従来、プレート類の支持具には種々の構造のものが提案されているが、何れも特定の目的に応じた構造になっており、互換性や共用性がないため、多数の種類を製作しなければならないという問題がある。

【０００４】そこで、この考案は上記のような問題点を解決するため、簡単な構造でプレート類を確実に支持することができ、単一の構造で多目的に使用することができるプレート類の支持具を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記のような課題を解決するため、この考案は、基板の表面側にＬ形壁を、一辺が基板の面方向に沿い他辺が基板上に突出するように設け、このＬ形壁の内角形で長さ方向に沿ってプレート類を挿入する溝を形成した構成としたものである。

【０００６】

【作用】

Ｌ形壁に設けた溝にプレート類の外周部コーナを差込めば、Ｌ形壁でプレート類が保持され、基板の底面を両面粘着テープ又は接着剤で目的の場所に固定すれば、プレート類を固定配置することができ、支持具をブックエンドや棚の仕切り、表示プレート等の多目的の支持に使用できる。

【０００７】

【実施例】

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。

【０００８】図１のように、支持具１は、矩形状基板２の表面側にＬ形壁３を、一辺が基板２の中央部面方向に沿い、他辺が基板２の端部から上方へ直角に突出するように設け、このＬ形壁３の両辺における内角側で長さ方向に沿ってプレート類を挿入するための溝４を形成した構造になっている。

【０００９】上記支持具１は、例えば合成樹脂を用い、基板２とＬ形壁３を一体成形し、基板２は中央部が原因となるよう表面側に突出する台形状に形成し、Ｌ形壁３の基板２上に位置する辺の強度を向上させている。

【００１０】また、Ｌ形壁３の基板２上に起立する部分の背面は、基板２の端部から直立する起立壁５で補強されていると共に、基板２の底面はフラット面となり、この底面には両面粘着テープ６を予め貼付けておくか又は支持具１の固定時に接着剤にて貼付けるようにする。

【００１１】この考案の支持具は上記のような構成であり、図２乃至図４はプレート類の異なった例と、それに対応した支持具１の使用状態を示している。

【００１２】図２はプレート類が本棚のブックエンド７やロッカー内の仕切りの場合であり、ブックエンド７の三方のコーナ部分に支持具１を取付ける。

【００１３】ブックエンド７に対する支持具１の取付けは、ブックエンド７のコーナ部分をＬ形壁３の溝４内へ挿入すればよく、溝４はＬ形になっているのでブックエンド７のコーナ部分が溝４内に納まり、Ｌ形壁３は溝４を挟んで両側に対向しているので、溝４に挿入したブックエンド７を弾力的に挾持する。

【００１４】三方のコーナに取付けた支持具１は、基板２の底面に貼付けた両面粘着テープ６又は接着剤で棚板８及び後壁板９に固定すれば、棚板８上にブックエンド７を垂直に固定配置することができる。

【００１５】図３はプレート類が建物の各階を降りた位置の適当個所に取付けて室名等を示す表示板１０であり、この表示板１０の一端側における縦縁の上下コーナ部分に支持具１を取付け、基板２を両面粘着テープ６で壁面に貼付け固定すれば、壁面に対する表示板１０の取付けが行なえる。

【００１６】図４（Ａ）と（Ｂ）は、プレート類がメニュープレート１１の場合であり、メニュープレート１１が大きい場合は、図４（Ａ）のように下部両コーナに支持具１を取付ける。この場合には底面には両面粘着テープ６は用いない。又、小さい場合は図４（Ｂ）のように下部の一方コーナに支持具１を取付け、両面粘着テープ６や接着剤で卓上や壁面に固定すればよい。

【００１７】

【考案の効果】

以上のように、この考案によると、基板の表面にＬ形壁を設け、このＬ形壁の内角側で長手方向に沿って溝を設けたので、プレート類のコーナ部分を溝内に挿入することでＬ形壁でプレート類を保持することができ、支持具の基板を両面粘着テープや接着剤で固定すれば、プレート類を目的の場所に取付けることができ、単一の構造で各種プレート類の取付けが可能になる。

【００１８】また、支持具は、基板上にＬ形壁を設けて溝を形成すればよいので、合成樹脂を用いて一体成形することができ、構造が簡単で安価に製作できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る支持具の斜視図である。

【図２】支持具をブックエンドの取付けに用いた斜視図
である。

【図３】支持具を表示プレートの取付けに用いた斜視図
である。

【図４】（Ａ）と（Ｂ）は支持具をメニュープレートの
取付けに用いた斜視図である。

【符号の説明】

１支持具２基板３Ｌ形壁４溝６両面粘着テープ，接着剤

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】基板の表面側にＬ形壁を、一辺が基板の
面方向に沿い他辺が基板上に突出するように設け、この
Ｌ形壁の内角側で長さ方向に沿ってプレート類を挿入す
る溝を形成したことを特徴とするプレート類の支持具。