JPH06174087A - 摺動面構成体 - Google Patents

摺動面構成体

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JPH06174087A
JPH06174087A JP4351330A JP35133092A JPH06174087A JP H06174087 A JPH06174087 A JP H06174087A JP 4351330 A JP4351330 A JP 4351330A JP 35133092 A JP35133092 A JP 35133092A JP H06174087 A JPH06174087 A JP H06174087A
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2hhh
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crystal
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Yoshikazu Fujisawa
義和 藤澤
Takahiro Gunji
貴浩 郡司
Katsumune Tabata
勝宗 田畑
Kazuhisa Okamoto
和久 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐焼付き性および耐摩耗性を向上させた摺動
面構成体を提供する。 【構成】 摺動面構成体4は、体心立方構造を持つFe
結晶の集合体より構成される。その集合体は、ミラー指
数で{110}面を摺動面4a側に向けた{110}配
向性Fe結晶61 と、ミラー指数で{211}面を摺動
面4a側に向けた{211}配向性Fe結晶62 とを含
む。{110},{211}配向性Fe結晶61 ,62
の存在率SはそれぞれS≧20%である。{110}配
向性Fe結晶61 は、摺動面4aにおいて比較的大きな
板状をなし、硬さは比較的高いがそのコーナ部の優先的
摩耗によって初期なじみ性向上に寄与し、その後は耐摩
耗性向上に寄与する。{211}配向性Fe結晶62
摺動面4aにおいて小角錐状をなし、油溜りを形成する
と共に耐摩耗性向上に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相手部材との摺動面を
構成する摺動面構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種摺動面構成体としては、例
えば内燃機関用ピストンにおいて、Al合金製母材のラ
ンド部およびスカート部外周面に、耐摩耗性の向上を狙
って設けられるFeメッキ層が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内燃機
関が高速、且つ高出力化の傾向にある現在の状況下で
は、従来の摺動面構成体は耐摩耗性において難点がある
上、オイル保持性、つまり保油性が十分でなく、また初
期なじみ性も悪いため耐焼付き性が乏しいという問題が
ある。その上、機関始動時の無潤滑状態に近い状況下で
ランド部およびスカート部がシリンダボア内壁を摺動す
ると、硬さの高い鉄メッキ層によってシリンダボア内壁
の摩耗が進行することがある、といった問題もある。
【0004】本発明は前記に鑑み、結晶構造を特定する
ことによって、比較的高い硬さ、十分な保油性および良
好な初期なじみ性を持ち、これにより耐摩耗性および耐
焼付き性を向上させることができ、また相手部材の摩耗
を抑制することができるようにした前記摺動面構成体を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る摺動面構成
体は、体心立方構造を持つ金属結晶の集合体より構成さ
れ、その集合体は、ミラー指数で(hh0)面を摺動面
側に向けた(hh0)配向性金属結晶と、ミラー指数で
(2hhh)面を摺動面側に向けた(2hhh)配向性
金属結晶とを含み、前記(hh0)配向性金属結晶およ
び(2hhh)配向性金属結晶の存在率SはそれぞれS
≧20%であることを特徴とする。
【0006】
【作用】(hh0)配向性金属結晶は摺動面において比
較的大きな板状をなし、その(hh0)面は原子の最密
面であることから、(hh0)配向性金属結晶は比較的
高い硬さを有すると共に強度も高い。
【0007】一方、(2hhh)配向性金属結晶は、摺
動面において小角錐状または小立方体状をなし、またそ
れらが相互に食込んで非常に入組んだ様相を呈する。そ
の上、(2hhh)配向性金属結晶の(2hhh)面は
2次すべり面であることから、その結晶は比較的高い硬
さを有し、強度も高い。
【0008】そこで、(hh0),(2hhh)配向性
金属結晶の存在率Sを前記のように設定すると、(hh
0)配向性金属結晶間に、(2hhh)配向性金属結晶
による油溜りが形成されることから、摺動時における摺
動面構成体の保油性が良好となる。また(hh0)配向
性金属結晶におけるコーナ部の優先的摩耗によって摺動
面構成体の初期なじみ性も良好である。これにより摺動
面構成体の耐焼付き性が向上する。
【0009】(hh0)配向性金属結晶のコーナ部の摩
耗が進行した後は、(hh0),(2hhh)配向性金
属結晶が摺動荷重を担持することになるが、前記油溜り
効果と、(hh0),(2hhh)配向性金属結晶の硬
さおよび強度とによって摩耗の進行が抑制されるので、
摺動面構成体の耐摩耗性が向上する。また無潤滑状態に
おいても、摺動面構成体は耐摩耗性を発揮すると共に相
手部材の摩耗を抑制する、といった摺動特性を発揮す
る。
【0010】ただし、(hh0)配向性金属結晶および
(2hhh)配向性金属結晶の少なくとも一方の存在率
SがS<20%では摺動面構成体の耐焼付き性、耐摩耗
性および相手部材に対する摩耗抑制効果が低下する。
【0011】
【実施例】図1,図2において、内燃機関用ピストン1
はAl合金製母材2を有し、その母材2のランド部31
およびスカート部32 外周面に、メッキ処理により層状
摺動面構成体4が形成される。
【0012】図3に示すように、摺動面構成体4は体心
立方構造(bcc構造)を持つ金属結晶の集合体より構
成される。その集合体はミラー指数で(hh0)面を、
シリンダボア内壁5との摺動面4a側に向けた(hh
0)配向性金属結晶と、ミラー指数で(2hhh)面を
摺動面4a側に向けた(2hhh)配向性金属結晶とを
含み、(hh0)配向性金属結晶および(2hhh)配
向性金属結晶の存在率SはそれぞれS≧20%に設定さ
れている。
【0013】図4に示すように、(hh0)配向性金属
結晶61 は摺動面4aにおいては比較的大きな板状をな
し、その(hh0)面は原子の最密面であることから、
(hh0)配向性金属結晶61 は比較的高い硬さを有す
ると共に強度も高い。
【0014】一方、(2hhh)配向性金属結晶6
2 は、摺動面4aにおいて小角錐状または小立方体状を
なし、またそれらが相互に食込んで非常に入組んだ様相
を呈する。その上、(2hhh)配向性金属結晶62
(2hhh)面は2次すべり面であることから、その結
晶62 は比較的高い硬さを有し、強度も高い。
【0015】そこで、(hh0),(2hhh)配向性
金属結晶61 ,62 の存在率Sを前記のように設定する
と、(hh0)配向性金属結晶61 間に、(2hhh)
配向性金属結晶62 による油溜りが形成されることか
ら、摺動時における摺動面構成体4の保油性が良好とな
る。また(hh0)配向性金属結晶61 におけるコーナ
部の優先的摩耗によって摺動面構成体4の初期なじみ性
も良好である。これにより摺動面構成体4の耐焼付き性
が向上する。
【0016】(hh0)配向性金属結晶61 のコーナ部
の摩耗が進行した後は(hh0)、(2hhh)配向性
金属結晶61 ,62 が摺動荷重を担持することになる
が、前記油溜り効果と、(hh0),(2hhh)配向
性金属結晶61 ,62 の硬さおよび強度とによって摩耗
の進行が抑制されるので、摺動面構成体4の耐摩耗性が
向上する。また無潤滑状態においても、摺動面構成体4
は耐摩耗性を発揮すると共に相手部材であるシリンダボ
ア内壁5の摩耗を抑制する、といった摺動特性を発揮す
る。
【0017】図5に示すように、摺動面4aに沿う仮想
面7に対する(hh0)面の傾きは摺動面構成体4の初
期なじみ性および耐摩耗性に影響を与える。そこで、
(hh0)面が仮想面7に対してなす傾き角θは0°≦
θ≦15°に設定される。この傾き角θは、(2hh
h)面についても、その小角錐の傾き、したがって保油
性に影響を与えるので、前記同様に0°≦θ≦15°で
ある。この場合、(hh0)面、(2hhh)面の傾き
方向については限定されない。(hh0)面および(2
hhh)面について傾き角θがθ>15°になると、摺
動面構成体4の保油性および初期なじみ性が低下する。
【0018】bcc構造を持つ金属結晶としては、F
e、Cr、Mo、W、Ta、Zr、Nb、V等の単体ま
たは合金の結晶を挙げることができる。
【0019】本発明に係る摺動面構成体4を形成するた
めのメッキ処理において、電気Feメッキ処理を行う場
合の基本的条件は、表1、表2の通りである。
【0020】
【表1】 有機系添加剤としては、尿素、サッカリン等が用いられ
る。
【0021】
【表2】 前記条件下で行われる電気Feメッキ処理において、陰
極電流密度、メッキ浴pH、有機系添加剤の配合量等に
よって(hh0),(2hhh)配向性Fe結晶の晶
出、その存在量等を制御する。
【0022】メッキ処理としては、電気メッキ処理の外
に、真空メッキ処理、例えば気相メッキ法(PVD法、
CVD法)、スパッタ法、イオンプレーティング等を挙
げることができる。スパッタ法によりW、Moメッキを
行う場合の条件は、例えばAr圧力 0.8Pa、Ar
加速電力 直流1kW、母材温度 100℃である。C
VD法によりWメッキを行う場合の条件は、例えば原材
料 WF6 、ガス流量10cc/min 、チャンバ内圧力
100Pa、母材温度 500℃である。
【0023】以下、具体例について説明する。
【0024】Al合金製母材2のランド部31 およびス
カート部32 外周面に、電気Feメッキ処理を施すこと
によりFe結晶の集合体より構成された摺動面構成体4
を形成して複数の内燃機関用ピストン1を製造した。
【0025】表3、表4は、摺動面構成体4の例1〜1
2における電気Feメッキ処理条件を示す。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】 表5,表6は、例1〜12における摺動面4aの結晶形
態、Fe結晶の粒径、各配向性Fe結晶の存在率Sおよ
び硬さをそれぞれ示す。
【0028】
【表5】
【0029】
【表6】 存在率Sは、例1〜12のX線回折図(X線照射方向は
摺動面4aに対して直角方向)に基づいて次のような方
法で求められたものである。一例として、摺動面構成体
4の例2について説明すると、図6は例2のX線回折図
であり、各配向性Fe結晶の存在率Sは次式から求めら
れた。なお、例えば{110}配向性Fe結晶とは、
{110}面を摺動面4a側に向けた配向性Fe結晶を
意味する。 {110}配向性Fe結晶:S110 ={(I110 /IA
110 )/T}×100、 {200}配向性Fe結晶:S200 ={(I200 /IA
200 )/T}×100、 {211}配向性Fe結晶:S211 ={(I211 /IA
211 )/T}×100、 {310}配向性Fe結晶:S310 ={(I310 /IA
310 )/T}×100、 {222}配向性Fe結晶:S222 ={(I222 /IA
222 )/T}×100 ここで、I110 、I200 、I211 、I310 、I222 は各
結晶面のX線反射強度の測定値(cps)であり、また
IA110 、IA200 、IA211 、IA310 、IA222
ASTMカードにおける各結晶面のX線反射強度比で、
IA110 =100、IA200 =20、IA211 =30、
IA310 =12、IA222 =6である。さらにTは、T
=(I110 /IA110 )+(I200 /IA200 )+(I
211 /IA211 )+(I310 /IA310 )+(I222
IA222 )である。
【0030】図7は、例2における摺動面4aの結晶構
造を示す顕微鏡写真(1000倍)である。図7におい
て、多数の比較的大きな板状をなす(hh0)配向性F
e結晶と、多数の小角錐状をなす(2hhh)配向性F
e結晶とが観察される。(hh0)配向性Fe結晶は
{110}配向性Fe結晶であり、その存在率Sは、表
5、図6に示すように、S=30%である。(2hh
h)配向性Fe結晶は{211}配向性Fe結晶であ
り、その存在率Sは、表5、図6に示すように、S=4
0%である。{110}配向性Fe結晶間に、非常に入
組んだ状態で晶出している多数の{211}配向性Fe
結晶によって油溜りが形成される。
【0031】次に、例1〜12について、チップオンデ
ィスク方式による焼付きテストを行って、焼付き発生荷
重を求めたところ、表7の結果を得た。テスト条件は次
の通りである。ディスクの材質 Al−10重量%Si
合金、ディスクの回転速度15m/sec 、給油量 0.
3ml/min 、摺動面構成体より製作されたチップの摺動
面の面積 1cm2
【0032】
【表7】 図8は、表7の例2,4,9,11と焼付き発生荷重と
の関係をグラフ化したものである。表7、図8より、例
2は、例4,9,11に比べて焼付き発生荷重が高いこ
とが判る。これは、{110}配向性Fe結晶および
{211}配向性Fe結晶の存在率SがそれぞれS≧2
0%であることに起因する。
【0033】図9は、例1〜12における{110}配
向性Fe結晶の存在率Sと焼付き発生荷重との関係を示
す。図中、各点(1)〜(12)は例1〜12にそれぞ
れ対応する。また線x1 は{211}配向性Fe結晶の
存在率Sが30%≦S≦40%の場合に、線x2 は{2
11}配向性Fe結晶の存在率Sが20%≦S≦23%
の場合に、線x3 は{211}配向性Fe結晶の存在率
SがS=15%の場合にそれぞれ該当する。
【0034】図9から明らかなように、{110}、
{211}配向性Fe結晶の存在率SをそれぞれS≧2
0%に設定することによって、摺動面構成体の耐焼付き
性を向上させることができる。
【0035】次に、{211}配向性Fe結晶の存在率
SがS≧20%である例5〜8について、無潤滑状態で
チップオンディスク方式による摩耗テストを行って、
{110}配向性Fe結晶の存在率Sと、チップおよび
ディスクの摩耗量との関係を求めたところ、表8および
図10の結果を得た。テスト条件は次の通りである。デ
ィスクの材質 Al−10重量%Si合金、ディスクの
回転速度 0.5m/sec 、荷重 100N、摺動距離
1km、摺動面構成体より製作されたチップの摺動面の
面積 1cm2 。摩耗量はディスクおよびチップの面積1
cm2 当りの減量(mg)である。
【0036】
【表8】 図10は、表8をグラフ化したもので、図中、点(5)
〜(8)は例5〜8のチップにそれぞれ対応する。
【0037】表8および図10から明らかなように、無
潤滑状態においても、{211},{110}配向性F
e結晶の存在率SがそれぞれS≧20%である例5〜7
のチップは、例8のチップに比べて摩耗量が減少し、ま
た相手部材であるディスクの摩耗を大幅に抑制する、と
いった摺動特性を発揮する。
【0038】前記摩耗テストは、無潤滑状態で行われた
が、潤滑状態での摩耗テストにおいても、無潤滑状態の
ときと略同様の傾向がみられた。なお、潤滑状態での摩
耗テスト条件は次の通りである。ディスクの材質 Al
−10重量%Si合金、ディスクの回転速度 5m/se
c 、給油量 0.3ml/min 、荷重 100N、摺動距
離 10km、摺動面構成体より製作されたチップの摺動
面の面積 1cm2 。摩耗量については前記と同じであ
る。
【0039】摺動面構成体は、例えば次のような内燃機
関用部品等の摺動部に適用される。ピストン(リング
溝)、ピストンリング、ピストンピン、コンロッド、ク
ランクシャフト、軸受メタル、オイルポンプロータ、オ
イルポンプロータハウジング、カムシャフト、スプリン
グ(端面)、スプリングシート、スプリングリテーナ、
コッタ、ロッカアーム、ローラベアリングアウタケー
ス、ローラベアリングインナケース、バルブステム、バ
ルブフェイス、油圧タペット、ウオータポンプロータシ
ャフト、プーリ、ギア、トランスミッションシャフト
部、クラッチプレート、ワッシャ、ボルト(座面、ねじ
部)。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、結晶構造を前記のよう
に特定することによって、耐焼付き性および耐摩耗性に
優れ、また相手部材の摩耗を抑制し得る摺動面構成体を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピストンの側面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】体心立方構造およびその(hh0)面および
(2hhh)面を示す斜視図である。
【図4】摺動面構成体の一例を示す要部平面図である。
【図5】体心立方構造における(hh0)面の傾きを示
す説明図である。
【図6】摺動面構成体の一例におけるX線回折図であ
る。
【図7】摺動面構成体における摺動面の結晶構造を示す
顕微鏡写真である。
【図8】例2,4,9,11の焼付き発生荷重を示すグ
ラフである。
【図9】{110}配向性Fe結晶の存在率と焼付き発
生荷重との関係を示すグラフである。
【図10】{110}配向性Fe結晶の存在率とチップ
およびディスクの摩耗量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
4 摺動面構成体 4a 摺動面 61 (hh0)配向性Fe結晶 62 (2hhh)配向性Fe結晶
フロントページの続き (72)発明者 岡本 和久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体心立方構造を持つ金属結晶の集合体よ
    り構成され、その集合体は、ミラー指数で(hh0)面
    を摺動面側に向けた(hh0)配向性金属結晶と、ミラ
    ー指数で(2hhh)面を摺動面側に向けた(2hh
    h)配向性金属結晶とを含み、前記(hh0)配向性金
    属結晶および(2hhh)配向性金属結晶の存在率Sは
    それぞれS≧20%であることを特徴とする摺動面構成
    体。
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