JPH06173971A - 手動変速機のシフト装置 - Google Patents
手動変速機のシフト装置Info
- Publication number
- JPH06173971A JPH06173971A JP4353319A JP35331992A JPH06173971A JP H06173971 A JPH06173971 A JP H06173971A JP 4353319 A JP4353319 A JP 4353319A JP 35331992 A JP35331992 A JP 35331992A JP H06173971 A JPH06173971 A JP H06173971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spline
- sleeve
- shift
- gear
- splines
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0656—Details of the tooth structure; Arrangements of teeth
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0656—Details of the tooth structure; Arrangements of teeth
- F16D2023/0662—Details relating to special geometry of arrangements of teeth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シフトストロークを大きく増大させることな
くスリーブスプラインとギヤスプラインとのチャンファ
相互の接触を避けてシフト操作時の衝撃を緩和する。 【構成】 シフト時におけるスリーブスプライン１６と
ギヤスプライン２４との相対回転によって生じる円周速
度差ａとハブスリーブ１４のシフトスピードｂとにより
予め決定されたギヤスプライン２４に対するスリーブス
プライン１６の進入角度αに基づき、これら両スプライ
ン１６，２４を互いに歯面同志で接触させる。
くスリーブスプラインとギヤスプラインとのチャンファ
相互の接触を避けてシフト操作時の衝撃を緩和する。 【構成】 シフト時におけるスリーブスプライン１６と
ギヤスプライン２４との相対回転によって生じる円周速
度差ａとハブスリーブ１４のシフトスピードｂとにより
予め決定されたギヤスプライン２４に対するスリーブス
プライン１６の進入角度αに基づき、これら両スプライ
ン１６，２４を互いに歯面同志で接触させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車に用い
られる手動変速機のシフト装置に関する。
られる手動変速機のシフト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば特開昭４−６４７４８号公
報に開示されているシフト装置においては、ハブスリー
ブのスリーブスプラインと変速ギヤのギヤスプラインと
の相対向する側の歯先（チャンファ）が、それぞれの回
転方向に関して一つおきに後退した位置に配置されてい
る。これによりシフト操作時にスリーブスプラインとギ
ヤスプラインとのチャンファ同志が当たって一度はじか
れても、隣のチャンファ同志が再び当たってはじかれる
ことはなく、もってシフト不能が避けられる。
報に開示されているシフト装置においては、ハブスリー
ブのスリーブスプラインと変速ギヤのギヤスプラインと
の相対向する側の歯先（チャンファ）が、それぞれの回
転方向に関して一つおきに後退した位置に配置されてい
る。これによりシフト操作時にスリーブスプラインとギ
ヤスプラインとのチャンファ同志が当たって一度はじか
れても、隣のチャンファ同志が再び当たってはじかれる
ことはなく、もってシフト不能が避けられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらスリーブ
スプラインとギヤスプラインとのチャンファ同志が連続
して当たることはないにしても一度は互いに当たっては
じかれるため、このときの衝撃がシフト操作のフィーリ
ングを悪化させる原因となる。また両スプラインのチャ
ンファがそれぞれ一つおきに後退させられているので、
これらの後退したチャンファをもつスプライン相互を適
正な噛合い代で噛合わせるには、それだけシフトストロ
ークを大きく設定しなければならない。
スプラインとギヤスプラインとのチャンファ同志が連続
して当たることはないにしても一度は互いに当たっては
じかれるため、このときの衝撃がシフト操作のフィーリ
ングを悪化させる原因となる。また両スプラインのチャ
ンファがそれぞれ一つおきに後退させられているので、
これらの後退したチャンファをもつスプライン相互を適
正な噛合い代で噛合わせるには、それだけシフトストロ
ークを大きく設定しなければならない。
【０００４】本発明の技術的課題は、シフト時における
スリーブスプラインとギヤスプラインとの相対回転によ
り生じる円周速度差とシフトスピードとにより決定され
るスリーブスプラインの進入角度に基づいて両スプライ
ンを互いに歯面同志で接触させることにより、シフトス
トロークを大きく増大させることなく両スプラインのチ
ャンファ相互の接触を避けてシフト操作時の衝撃を緩和
することである。
スリーブスプラインとギヤスプラインとの相対回転によ
り生じる円周速度差とシフトスピードとにより決定され
るスリーブスプラインの進入角度に基づいて両スプライ
ンを互いに歯面同志で接触させることにより、シフトス
トロークを大きく増大させることなく両スプラインのチ
ャンファ相互の接触を避けてシフト操作時の衝撃を緩和
することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における手動変速機のシフト装置はつぎのよ
うに構成されている。すなわちシフト操作に連動するハ
ブスリーブのスリーブスプラインを変速ギヤのギヤスプ
ラインに噛合わせることでシフトが完了する手動変速機
のシフト装置において、シフト時における前記両スプラ
インの相対回転により生じる円周速度差とハブスリーブ
のシフトスピードとにより予め決定されたギヤスプライ
ンに対するスリーブスプラインの進入角度に基づき、こ
れら両スプラインの相対向する側のそれぞれの歯先位置
をこれらの回転方向に関して段差状となるように変化さ
せている。
に、本発明における手動変速機のシフト装置はつぎのよ
うに構成されている。すなわちシフト操作に連動するハ
ブスリーブのスリーブスプラインを変速ギヤのギヤスプ
ラインに噛合わせることでシフトが完了する手動変速機
のシフト装置において、シフト時における前記両スプラ
インの相対回転により生じる円周速度差とハブスリーブ
のシフトスピードとにより予め決定されたギヤスプライ
ンに対するスリーブスプラインの進入角度に基づき、こ
れら両スプラインの相対向する側のそれぞれの歯先位置
をこれらの回転方向に関して段差状となるように変化さ
せている。
【０００６】
【作用】この構成によれば、シフト操作時に前記スリー
ブスプラインがギヤスプラインに対し前記の進入角度に
したがって進入すると、これら両スプラインはそれぞれ
の歯先位置の最も接近している同志が相互の歯面で接触
する。したがって両スプラインを噛合わせるときの衝撃
が低減され、二段入り現象が防止される。またスリーブ
スプラインとギヤスプラインとの歯先位置は、前記進入
角度に基づいて共に段差状に変化させているので、歯先
位置が後退しているスリーブスプラインは、歯先位置が
突出しているギヤスプラインに噛合うこととなる。この
ためシフト完了時の両スプラインの噛合い代は、シフト
ストロークをさほど増大させることなく充分に確保され
る。
ブスプラインがギヤスプラインに対し前記の進入角度に
したがって進入すると、これら両スプラインはそれぞれ
の歯先位置の最も接近している同志が相互の歯面で接触
する。したがって両スプラインを噛合わせるときの衝撃
が低減され、二段入り現象が防止される。またスリーブ
スプラインとギヤスプラインとの歯先位置は、前記進入
角度に基づいて共に段差状に変化させているので、歯先
位置が後退しているスリーブスプラインは、歯先位置が
突出しているギヤスプラインに噛合うこととなる。この
ためシフト完了時の両スプラインの噛合い代は、シフト
ストロークをさほど増大させることなく充分に確保され
る。
【０００７】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図６に手動変速機の一部が断面図で表されてい
る。この図面で明らかなように変速機の出力軸１０の軸
上には、シフト装置のクラッチハブ１２がスプライン嵌
合によりこの出力軸１０と一体に回転するように組付け
られている。そしてこのクラッチハブ１２の外周には、
内周にスリーブスプライン１６を備えたハブスリーブ１
４がその回転軸線に沿ってスライド操作可能に組付けら
れている。つまりこのハブスリーブ１４は、変速機のシ
フト操作により図示されていないシフトフォークを通じ
て図６に示されている中立位置から左方向（あるいは右
方向）へスライド操作される。
明する。図６に手動変速機の一部が断面図で表されてい
る。この図面で明らかなように変速機の出力軸１０の軸
上には、シフト装置のクラッチハブ１２がスプライン嵌
合によりこの出力軸１０と一体に回転するように組付け
られている。そしてこのクラッチハブ１２の外周には、
内周にスリーブスプライン１６を備えたハブスリーブ１
４がその回転軸線に沿ってスライド操作可能に組付けら
れている。つまりこのハブスリーブ１４は、変速機のシ
フト操作により図示されていないシフトフォークを通じ
て図６に示されている中立位置から左方向（あるいは右
方向）へスライド操作される。
【０００８】同じく前記出力軸１０の軸上には、前記ク
ラッチハブ１２と隣接する位置において一つの変速ギヤ
２０が、この出力軸１０に対しベアリング２１によって
相対回転可能に組付けられている。この変速ギヤ２０に
対しては、これに噛合っているギヤ２８を通じて図示外
の入力軸の回転が常時伝達されている。また変速ギヤ２
０のボス部外周に対して一体的に組付けられているスプ
ラインピース２２は、前記クラッチハブ１２のスリーブ
スプライン１６と噛合い可能なギヤスプライン２４を備
えているとともに、このスプラインピース２２の前記ク
ラッチハブ１２側の外周はテーパコーン面２６となって
いる。このテーパコーン面２６の外周には、そのテーパ
に対応する内周テーパ面をもったシンクロナイザリング
３０が相対回転可能に配置されている。このシンクロナ
イザリング３０の外周にはスプライン３２が形成されて
いて、このスプライン３２は、その軸線方向に関して前
記スリーブスプライン１６とギヤスプライン２４との間
に位置している。なおこのシンクロナイザリング３０と
前記クラッチハブ１２とは、このクラッチハブ１２の側
に組付けられているシフティングキー（図示しない）に
より、互いに一定の回転角の範囲でのみ相対回転可能と
なっているのは周知のとおりである。
ラッチハブ１２と隣接する位置において一つの変速ギヤ
２０が、この出力軸１０に対しベアリング２１によって
相対回転可能に組付けられている。この変速ギヤ２０に
対しては、これに噛合っているギヤ２８を通じて図示外
の入力軸の回転が常時伝達されている。また変速ギヤ２
０のボス部外周に対して一体的に組付けられているスプ
ラインピース２２は、前記クラッチハブ１２のスリーブ
スプライン１６と噛合い可能なギヤスプライン２４を備
えているとともに、このスプラインピース２２の前記ク
ラッチハブ１２側の外周はテーパコーン面２６となって
いる。このテーパコーン面２６の外周には、そのテーパ
に対応する内周テーパ面をもったシンクロナイザリング
３０が相対回転可能に配置されている。このシンクロナ
イザリング３０の外周にはスプライン３２が形成されて
いて、このスプライン３２は、その軸線方向に関して前
記スリーブスプライン１６とギヤスプライン２４との間
に位置している。なおこのシンクロナイザリング３０と
前記クラッチハブ１２とは、このクラッチハブ１２の側
に組付けられているシフティングキー（図示しない）に
より、互いに一定の回転角の範囲でのみ相対回転可能と
なっているのは周知のとおりである。
【０００９】図１〜図５に前記スリーブスプライン１
６、ギヤスプライン２４及びシンクロナイザリング３０
のスプライン３２の位置関係が中立状態からシフト完了
までの作動順にしたがって示されている。図６と同様に
中立状態が示されている図１から明らかなように、スリ
ーブスプライン１６及びギヤスプライン２４はそれぞれ
のチャンファ１６ａ，２４ａの位置、つまり相対向する
それぞれの歯先位置を変化させている。具体的には両ス
プライン１６，２４をそれぞれ三個一組とし、そのうち
の一つの歯の歯先を最も突出させ、残る二つの歯の歯先
を両スプライン１６，２４の回転方向に関して連続する
段差状となるように後退させた構成となっている。
６、ギヤスプライン２４及びシンクロナイザリング３０
のスプライン３２の位置関係が中立状態からシフト完了
までの作動順にしたがって示されている。図６と同様に
中立状態が示されている図１から明らかなように、スリ
ーブスプライン１６及びギヤスプライン２４はそれぞれ
のチャンファ１６ａ，２４ａの位置、つまり相対向する
それぞれの歯先位置を変化させている。具体的には両ス
プライン１６，２４をそれぞれ三個一組とし、そのうち
の一つの歯の歯先を最も突出させ、残る二つの歯の歯先
を両スプライン１６，２４の回転方向に関して連続する
段差状となるように後退させた構成となっている。
【００１０】図７にスリーブスプライン１６及びギヤス
プライン２４のチャンファ１６ａ，２４ａの位置を設定
するための説明図が表されている。まず図７（Ａ）で示
すように両スプライン１６，２４の相対回転により生じ
る円周速度差をａとし、スリーブスプライン１６（ハブ
スリーブ１４）のシフトスピードをｂとする。ただしこ
れらはシフト装置の使用条件などから想定される平均的
な数値とする。これらの円周速度差ａ及びシフトスピー
ドｂにより、シフト時にスリーブスプライン１６の一つ
が図７（Ａ）の実線位置から仮想線位置へ移行するとき
の進入角度αを求める。そこでこの進入角度αに基づ
き、図７（Ｂ）で示すようにスリーブスプライン１６及
びギヤスプライン２４のそれぞのチャンファ１６ａ，２
４ａの位置を段差状に設定する。
プライン２４のチャンファ１６ａ，２４ａの位置を設定
するための説明図が表されている。まず図７（Ａ）で示
すように両スプライン１６，２４の相対回転により生じ
る円周速度差をａとし、スリーブスプライン１６（ハブ
スリーブ１４）のシフトスピードをｂとする。ただしこ
れらはシフト装置の使用条件などから想定される平均的
な数値とする。これらの円周速度差ａ及びシフトスピー
ドｂにより、シフト時にスリーブスプライン１６の一つ
が図７（Ａ）の実線位置から仮想線位置へ移行するとき
の進入角度αを求める。そこでこの進入角度αに基づ
き、図７（Ｂ）で示すようにスリーブスプライン１６及
びギヤスプライン２４のそれぞのチャンファ１６ａ，２
４ａの位置を段差状に設定する。
【００１１】つぎに前記シフト装置の操作について説明
する。まず図６に示されているハブスリーブ１４がシフ
ト操作に連動してその中立位置から図面左方向へスライ
ドすると、そのスリーブスプライン１６が図１の状態か
ら図２の状態に移動して歯先の最も突出している歯のチ
ャンフア１６ａが前記シンクロナイザリング３０におけ
るスプライン３２のチャンファに接触し、このシンクロ
ナイザリング３０がシフト方向へ押される。これにより
シンクロナイザリング３０の内周面が前記スプラインピ
ース２２のテーパコーン面２６に押し付けられ、これら
の間の摩擦力によって変速ギヤ２０側（入力側）とハブ
スリーブ１４側（出力側）との間の回転同期作用が果た
される。
する。まず図６に示されているハブスリーブ１４がシフ
ト操作に連動してその中立位置から図面左方向へスライ
ドすると、そのスリーブスプライン１６が図１の状態か
ら図２の状態に移動して歯先の最も突出している歯のチ
ャンフア１６ａが前記シンクロナイザリング３０におけ
るスプライン３２のチャンファに接触し、このシンクロ
ナイザリング３０がシフト方向へ押される。これにより
シンクロナイザリング３０の内周面が前記スプラインピ
ース２２のテーパコーン面２６に押し付けられ、これら
の間の摩擦力によって変速ギヤ２０側（入力側）とハブ
スリーブ１４側（出力側）との間の回転同期作用が果た
される。
【００１２】この同期作用の完了後は、図３で示すよう
に前記歯先の最も突出しているスリーブスプライン１６
がシンクロナイザリング３０のスプライン３２を押し分
けて移動する。そしてこのスリーブスプライン１６が前
記進入角度αにしたがって進み、図４で示すように相互
に歯先の最も突出しているスリーブスプライン１６とギ
ヤスプライン２４とが歯面同志で接触する。このため両
スプライン１６，２４の噛合い時の衝撃が少なく、相互
のチャンファ１６ａ，２４ａ同志が当たる場合と比較し
てシフト操作方向の反力がほとんど発生せず、二段入り
現象が防止される。この後、スリーブスプライン１６が
さらに移動して図５で示すシフト完了状態となる。この
状態においてスリーブスプライン１６のうちの歯先の最
も後退している歯は、ギヤスプライン２４のうちの歯先
の最も突出している歯に噛合っている。このことは両ス
プライン１６，２４の歯先位置が段差状になっていて
も、ハブスリーブ１４のシフトストロークをさ程増大さ
せることなく、シフト完了時の両スプライン１６，２４
の噛合い代を充分に確保できることとなる。
に前記歯先の最も突出しているスリーブスプライン１６
がシンクロナイザリング３０のスプライン３２を押し分
けて移動する。そしてこのスリーブスプライン１６が前
記進入角度αにしたがって進み、図４で示すように相互
に歯先の最も突出しているスリーブスプライン１６とギ
ヤスプライン２４とが歯面同志で接触する。このため両
スプライン１６，２４の噛合い時の衝撃が少なく、相互
のチャンファ１６ａ，２４ａ同志が当たる場合と比較し
てシフト操作方向の反力がほとんど発生せず、二段入り
現象が防止される。この後、スリーブスプライン１６が
さらに移動して図５で示すシフト完了状態となる。この
状態においてスリーブスプライン１６のうちの歯先の最
も後退している歯は、ギヤスプライン２４のうちの歯先
の最も突出している歯に噛合っている。このことは両ス
プライン１６，２４の歯先位置が段差状になっていて
も、ハブスリーブ１４のシフトストロークをさ程増大さ
せることなく、シフト完了時の両スプライン１６，２４
の噛合い代を充分に確保できることとなる。
【００１３】図８に実施例２のスリーブスプライン１６
とギヤスプライン２４との関係が示されている。この図
面で明らかなように本実施例では、両スプライン１６，
２４をそれぞれ四個一組とし、そのうちの一つの歯の歯
先を最も突出させ、残る三つの歯の歯先を前記進入角度
αに基づいて連続する段差状となるように後退させてい
る。これによって両スプライン１６，２４の噛合い時の
衝撃がより効果的に緩和される。
とギヤスプライン２４との関係が示されている。この図
面で明らかなように本実施例では、両スプライン１６，
２４をそれぞれ四個一組とし、そのうちの一つの歯の歯
先を最も突出させ、残る三つの歯の歯先を前記進入角度
αに基づいて連続する段差状となるように後退させてい
る。これによって両スプライン１６，２４の噛合い時の
衝撃がより効果的に緩和される。
【００１４】
【発明の効果】このように本発明は、シフトストローク
の増加を最小限に抑え、かつスリーブスプラインとギヤ
スプラインとの噛合い時にこれら相互を歯面同志で接触
させることができ、これによってシフト時の衝撃が軽減
されて操作フィーリングが向上する。
の増加を最小限に抑え、かつスリーブスプラインとギヤ
スプラインとの噛合い時にこれら相互を歯面同志で接触
させることができ、これによってシフト時の衝撃が軽減
されて操作フィーリングが向上する。
【図１】中立状態におけるスリーブスプライン、ギヤス
プライン及びシンクロナイザリングのスプラインの位置
関係を表した説明図である。
プライン及びシンクロナイザリングのスプラインの位置
関係を表した説明図である。
【図２】回転同期時におけるスリーブスプライン、ギヤ
スプライン及びシンクロナイザリングのスプラインの位
置関係を表した説明図である。
スプライン及びシンクロナイザリングのスプラインの位
置関係を表した説明図である。
【図３】回転同期完了時におけるスリーブスプライン、
ギヤスプライン及びシンクロナイザリングのスプライン
の位置関係を表した説明図である。
ギヤスプライン及びシンクロナイザリングのスプライン
の位置関係を表した説明図である。
【図４】スプライン噛合い時におけるスリーブスプライ
ン、ギヤスプライン及びシンクロナイザリングのスプラ
インの位置関係を表した説明図である。
ン、ギヤスプライン及びシンクロナイザリングのスプラ
インの位置関係を表した説明図である。
【図５】シフト完了時におけるスリーブスプライン、ギ
ヤスプライン及びシンクロナイザリングのスプラインの
位置関係を表した説明図である。
ヤスプライン及びシンクロナイザリングのスプラインの
位置関係を表した説明図である。
【図６】手動変速機の一部を表した断面図である。
【図７】スリーブスプライン及びギヤスプラインのチャ
ンファの位置を設定するための説明図である。
ンファの位置を設定するための説明図である。
【図８】実施例２のスリーブスプライン及びギヤスプラ
インを表した説明図である。
インを表した説明図である。
【符号の説明】 １４ ハブスリーブ １６ スリーブスプライン ２０ 変速ギヤ ２４ ギヤスプライン ａ 相対回転により生じる円周速度差 ｂ シフトスピード α 進入角度
Claims (1)
- 【請求項１】 シフト操作に連動するハブスリーブのス
リーブスプラインを変速ギヤのギヤスプラインに噛合わ
せることでシフトが完了する手動変速機のシフト装置に
おいて、 シフト時における前記両スプラインの相対回転により生
じる円周速度差とハブスリーブのシフトスピードとによ
り予め決定されたギヤスプラインに対するスリーブスプ
ラインの進入角度に基づき、これら両スプラインの相対
向する側のそれぞれの歯先位置をこれらの回転方向に関
して段差状となるように変化させたことを特徴とする手
動変速機のシフト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4353319A JPH06173971A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 手動変速機のシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4353319A JPH06173971A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 手動変速機のシフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06173971A true JPH06173971A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18430045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4353319A Pending JPH06173971A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 手動変速機のシフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06173971A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003028194A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Aisin Ai Co Ltd | 手動変速機の同期機構 |
| KR100418956B1 (ko) * | 2002-03-11 | 2004-02-14 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 동기장치 |
| JP2005291490A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-10-20 | Nissan Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
| US7226691B2 (en) | 2002-09-25 | 2007-06-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Unit cell solid oxide fuel cell and related method |
| JP2016053398A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 本田技研工業株式会社 | トランスミッションのシンクロ装置 |
| CN111981055A (zh) * | 2020-07-24 | 2020-11-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种同步器及变速器 |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP4353319A patent/JPH06173971A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003028194A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Aisin Ai Co Ltd | 手動変速機の同期機構 |
| KR100418956B1 (ko) * | 2002-03-11 | 2004-02-14 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 동기장치 |
| US7226691B2 (en) | 2002-09-25 | 2007-06-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Unit cell solid oxide fuel cell and related method |
| JP2005291490A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-10-20 | Nissan Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
| EP1574734A3 (en) * | 2004-03-09 | 2006-10-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Synchronizer for transmission |
| JP2016053398A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 本田技研工業株式会社 | トランスミッションのシンクロ装置 |
| CN111981055A (zh) * | 2020-07-24 | 2020-11-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种同步器及变速器 |
| CN111981055B (zh) * | 2020-07-24 | 2021-12-14 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种同步器及变速器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4573371A (en) | Auxiliary power transmission having synchronizing mechanism | |
| JP2006336769A (ja) | 同期装置のスリーブスプライン構造 | |
| US20030024335A1 (en) | Constant-mesh transmission | |
| JPH06173971A (ja) | 手動変速機のシフト装置 | |
| JP4121821B2 (ja) | シンクロ装置 | |
| JPS5940584Y2 (ja) | 歯車変速機のギヤ構造 | |
| JP5042202B2 (ja) | 変速機のシンクロ機構 | |
| JPH07190092A (ja) | 歯車変速機の噛合装置 | |
| JPH0658344A (ja) | 手動式歯車変速機の変速操作装置 | |
| JPH0716113Y2 (ja) | シンクロナイザリング | |
| CN213419719U (zh) | 一种新型变速器同步器 | |
| JP4246606B2 (ja) | 変速機のシンクロ機構 | |
| JP2007071219A (ja) | 変速機の同期装置 | |
| JP2658539B2 (ja) | シンクロ機構 | |
| JP2009236180A (ja) | 同期装置 | |
| JP2627752B2 (ja) | 変速機の同期噛合装置 | |
| JPH04277324A (ja) | 同期装置 | |
| JP3242516B2 (ja) | 歯車式変速装置の同期機構 | |
| JPH09273571A (ja) | 変速機の同期装置 | |
| JPH05215151A (ja) | 変速機のシンクロメッシュ装置 | |
| JPH052847B2 (ja) | ||
| JP2532462Y2 (ja) | 同期装置 | |
| JP2559481Y2 (ja) | イナーシャロック型同期噛合装置 | |
| JP2001280366A (ja) | 歯車変速機構 | |
| JPH05263835A (ja) | 回転同期装置 |