JPH0617341A - 開口運動のための偏心体ユニットを備えたドビー機 - Google Patents

開口運動のための偏心体ユニットを備えたドビー機

Info

Publication number
JPH0617341A
JPH0617341A JP8217193A JP8217193A JPH0617341A JP H0617341 A JPH0617341 A JP H0617341A JP 8217193 A JP8217193 A JP 8217193A JP 8217193 A JP8217193 A JP 8217193A JP H0617341 A JPH0617341 A JP H0617341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dobby machine
ratchet mechanism
double ratchet
drive shaft
heald
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8217193A
Other languages
English (en)
Inventor
Paul Metzler
パウル・メツラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Staeubli AG
Original Assignee
Staeubli AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Staeubli AG filed Critical Staeubli AG
Publication of JPH0617341A publication Critical patent/JPH0617341A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D11/00Clutches in which the members have interengaging parts
    • F16D11/02Clutches in which the members have interengaging parts disengaged by a contact of a part mounted on the clutch with a stationarily-mounted member
    • F16D11/06Clutches in which the members have interengaging parts disengaged by a contact of a part mounted on the clutch with a stationarily-mounted member with clutching members movable otherwise than only axially, e.g. rotatable keys
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C1/00Dobbies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口運動のための偏心体ユニットと制御機構
により外部から制御されてこの偏心体ユニットをパター
ンカードに応じて駆動機構と連結或いはこの駆動機構か
ら解離する連結部材とを備えているドビー機を提供する
こと。 【構成】 連結部材がボルト14;42を中心にして旋
回可能に支承されていてかつ帯行カム機構24;48を
備えたダブルラッチェット機構2;32;52;61に
よって形成されており、このダブルラッチェット機構が
ばね5;35により連結された状態に保持されていてか
つパターンカードによる制御に応じて、ドビー機が停止
している間制御機構10の直接動力一体的に或いは形状
一体的にドビー機に作用する調節部材17;41;51
によりばね5;35の作用に抗して離脱可能であるよう
に構成されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口運動のための偏心
体ユニットと制御機構により外部から制御されてこの偏
心体ユニットをパターンカードに応じて駆動機構と連結
或いはこの駆動機構との連結を解く連結部材とを備えて
おり、この場合各々の偏心体ユニットが駆動軸上に回転
可能に支承されている偏心板から成り、これらの偏心板
の周面に連接棒が支承されており、この連接棒が所属し
ているヘルドと運動結合している揺動レバーを駆動する
様式の、ドビー機に関する。
【0002】
【従来の技術】偏心体ユニットが非連続的に回転する駆
動軸によりそれぞれ外部から半径方向で制御される連結
部材を介して同期変速比1:2で駆動される上記の様式
の楔結合制御機構はドイツ連邦共和国公開特許第28
41 281号公報に記載されている。この公知の実施
例にあっては全機械制御機構はヘルドピッチによって限
られ、ニードルと制御レバーとを経て行われる制御機構
のために必要な切換え力を得るためには、−その制御レ
バーがドビー機と同期して作動する制御機構の様式の上
記した構成では−パターン読取り機構と連結部材間に倍
力機構を間挿しなければならない。
【0003】従って、上記の構造は多数の部材を必要と
し、これにより経費が嵩み、また多くのスペースを必要
とする。付加的な部材を必要とすると言うことは、これ
らが絶えず運動しなければならないので、必然的にエネ
ルギーの消費と質量の増大とを招く。またこう言ったこ
とから作動の際の騒音のない、高い磨耗率、高額な製造
費と作業経費および信頼性の低減が結果として生じる。
制御機構はそれらの構造に左右されてスペースを必要と
し、例えば位置ずれして設けなければならないだけでな
く、ヘルドピッチ間内に設けなければならない。
【0004】これらの欠点はロータリ−ドビー機のため
のヨーッパ特許第0 234 321号公報から公知の
制御機構にあっても除去されていない。連結部材の運動
が内方から外方へと行われるこの公知の制御機構にあっ
ては、ヘルドの各々の一回転ユニット当たりそれぞれ電
磁石により作動される制御部材の様式のそれぞれ二つの
部材を必要とし、連結部材は実際に絶えずよこ入れ毎
に、即ちドビー機回転毎に二回運動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、冒頭に記載した様式のドビー機にあって、連結部
材の制御機構を、これが構造上著しく単純化され、信頼
性を備え、最適な経費で製造することができ、エネルギ
ー消費とスペースの入用が低減され、作動が著しく静粛
になり、そればかりでなくよこ糸切れおよびたて糸切れ
の際この糸切れを排除するための織物を傷めることのな
いヘルドの逆転が可能となり、ヘルドのその都度の位置
から必要な上口開口、中口開口および下口開口へとヘル
ド運動位置調整が可能であるように構成することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り特許請求の範囲の請求項1に記載した特徴によって解
決される。
【0007】本発明による構成は機械的な補助運動を必
要としない。制御機構の調節部材は直接連結部材に作用
する。またこの構成にあっては逃避運動を必要とせず、
プログラム交換の際も同期運動の問題は生じない。制御
が直接行われるので、最小数の回転点を必要とするに過
ぎず、不必要な運動、特にプログラムによって必要とさ
れないどんな運動も行われることがない。倍力を達する
ために付加的な部材を必要としないことから部材が僅か
となるばかりでなく、これにより磨耗率も低減され、騒
音も僅かとなり、また信頼性も増すばかりでなく、プロ
グラムに依存した制御パルスの変動と伝達とが時間的に
遅延することなく開口休止状態にあって行われる。何故
なら公知の制御機構におけるように前もって時間的に段
階的に行われる機械的な補助運動を必要としないからで
ある。更に、特に接線方向で、多くのスペースを利用す
ることができ、これにより位置ずれした配設が可能とな
り、従って調節部材のための良好なスペースの配分も可
能となる。
【0008】本発明による構成は更に、ヘルドをその都
度の位置から付加的な部材を要することなく、また織物
を傷めるような付加的な運動を必要とすることなくプロ
グラム制御により逆転が可能であるという重要な利点を
有している。
【0009】偏心体ユニットの各々が非連続的に回転す
る駆動軸により、この偏心体ユニットの前方に支承され
ていてかつ連結部材によりこの偏心体ユニットと結合可
能な自由に回転可能に駆動軸上に軸受されている歯車を
介して同期変速比1:2で駆動される本発明による有利
な実施例にあっては、ダブルラッチェット機構はその結
合作用を行う旋回位置においてそれらのばねにより係止
した状態で駆動軸の縦溝内に保持されるか、或いは直接
それらの一つの爪腕に作用する制御機構の調節部材によ
り、その結合が解かれた旋回位置に、即ち固定されてい
るビームの保持溝内へ係合するように切換え可能であ
る。この構成の利点は、連結部材が主軸上での偏心体ユ
ニットの半回転当たりそれぞれ一回の完全回転を行うの
で、全制御機構がただ一つの調節部材によって行われる
と言うことである。
【0010】この場合、制御機構としてヘルド当たり一
つの作動磁石、旋回モータ、空圧シリンダ或いは液圧シ
リンダがビーム内に、この制御機構が隣接しているヘル
ドの制御機構に対して駆動軸の周方向にもしくはビーム
の長手方向に星形に位置ずれした配設を形成するように
設けられられ、これにより各々の制御機構がビームの長
手方向でヘルドピッチの幅を凌駕する制御作用幅を有し
ているのが有利である。
【0011】本発明による他の有利な構成は、ダブルラ
ッチェット機構が直接偏心板上にボルトを中心にして旋
回可能に支承されており、制御機構の調節部材により、
駆動軸の溝内に或いはこの駆動軸と回転結合されている
部分の溝内に係合している状態−ダブルラッチェット機
構はこの状態にばねにより保持されている−からこのば
ねの作用に抗して連接棒の係止部材内に係合するように
切換え可能であることである。
【0012】調節駆動部材としては電気機械的な、空圧
による或いは液圧による調節駆動部材を設けるのが有利
であり、この調節駆動部材により直接ダブルラッチェッ
ト機構に作用する調節部材に直に作動ストロークを与え
られる。この場合もまた隣接しているヘルドの制御機構
は周方向で星形に位置ずれして配設されており、従って
これによりより大きな、より頑丈な制御機構が可能とな
り、必要とする力を付加的な倍力機構を必要とすること
なく得ることができる。
【0013】更に他の有利な構成により駆動軸に面して
いるビームの面がダブルラッチェット機構のための滑り
面を備えており、駆動軸内のもしくはこの駆動軸と回転
結合している部分内の縦溝は以下のように、即ちダブル
ラッチェット機構の切換えが調節部材により或いはばね
によりヘルドの全開口位置においてのみ可能であるよう
に設けられる。従って切換えエネルギーが全開口位置が
達せられる以前の30°の位置で制御機構内に形成され
かつ蓄えられるので、制御機構による爪の作動は、溝が
爪突起部に相対している際はもはや絶対的に行われず
(この状態を達するのは極めて困難である)、むしろ幾
分先に行われる。このことから制御のための大きな軽減
が得られる。何故ならもはや駆動軸の回転位置に十分に
注意を払う必要がないからである。
【0014】本発明による他の構成により、調節部材の
前進ストロークおよび後退ストロークの偏心板に旋回可
能に支承されているダブルラッチェット機構への伝達は
有利に二つの対称的なレバーによって行われる。
【0015】本発明による他の付加的な構成は請求項2
〜13に記載した。以下に添付した図面に図示した実施
例につき本発明を詳しく説明する。
【0016】
【実施例】織機のヘルドの各々は公知の、従ってここで
は詳しく説明しなかった様式でロッドを介して連接板
8,38と結合されている。楔結合部は制御およびパタ
ーンに応じて駆動軸1,36の回転運動を偏心板7,3
7に伝え、そしてこの回転運動はこれらの偏心板を介し
て連接板に伝達される。この連接板の運動は上記のロッ
ド−この実施例では揺動レバー9,43−を介して所属
しているヘルドの上口開口および下口開口間で行われる
ヘルド運動を誘起する。
【0017】図1から図4に図示した実施例にあって
は、偏心板7は歯車4に固定されており、この場合この
歯車4と偏心板7は主軸6に設けられている。この歯車
4と他の歯車3とが変えず噛合っており、この歯車3は
非連続的に回転する駆動軸1に軸受されている。歯車4
と3は2:1の比率であり、従って歯車4の半回転は歯
車3の全回転に相当する。歯車3が全回転することによ
り連接板8はその一方の終端位置から他方の終端位置、
即ち上口開口位置から下口開口位置へと運動する。歯車
3と駆動軸1は開口運動のためのプログラムの必要に応
じて外部から制御される連結部材を介して互いに一体的
に結合されている。
【0018】この自体公知の基本構造を基礎とするが、
しかしこの実施例にあっては連結部材は爪アーム21,
22を備えたダブルラッチェット機構2によって形成さ
れており、このダブルラッチェット機構は−遠心力がこ
のダブルラッチェット機構に回転モーメントを生じさせ
ないように−その重心を中心にしてボルト14に自由に
旋回可能に歯車3に沿って、或いはこの歯車と回転結合
されている帯行部材に支承されている。爪アーム22は
駆動軸1方向に整向されている突起部24を備えてお
り、図1による実施例にあってはこの突起部は引張りば
ね5により駆動軸1の周面に形成された溝15に係合し
て保持される双子突起部である。この係合状態にあって
駆動軸1における回転モーメントはダブルラッチェット
機構2を介して歯車3に伝達され、この歯車から歯車
4、偏心板7、連接板8および揺動レバー9を経て導か
れヘルド運動となる。
【0019】突起部24がばね5の作用に抗して駆動軸
1の溝15から解離するようなダブルラッチェット機構
2の運動は、駆動軸1が停止している際は、直接一体的
に半径方向でダブルラッチェット機構2の他の方の爪ア
ーム21に作用する制御機構10の調節部材17によっ
て行われる。図1から図4による実施例にあっては、こ
の調節部材17は停止されているビーム11に固定され
ているつり上げ磁石26の鉄心によって形成されてい
る。駆動軸1からダブルラッチェット機構2を解離する
ため−歯車3が停止している間−調節部材17の半径方
向で爪アーム21に働くストロークの形の機械的なパル
スが形成される。このパルスによりダブルラッチェット
機構2の突起部24は溝15から解離し、従って駆動軸
1が更に回転している間歯車3と連接板8の歯車4が停
止し、従って揺動レバー9が停止する。調節部材17と
その制御機構とがこの状態に錠止されると、ダブルラッ
チェット機構2は、歯車3が次に停止する際に制御機構
10が反対方向に作用する制御パルスを発生し、従って
ダブルラッチェット機構2がばね5の作用の下に再び駆
動軸1の溝15内に係合するまでは、解離された状態に
とどまる。調節部材17により解離したダブルラッチェ
ット機構2は突起部23でビーム11内の保持溝16に
係合し、その際このビーム11がヘルドを全開口位置で
ハウジングと一体的に結合し、錠止する。
【0020】個々のヘルドのための制御機構10−ここ
ではつり上げ磁石26−はビーム11内に並列して設け
られている。これらのつり上げ磁石は、図2に示すよう
に、駆動軸1の周方向およびビーム11の長手方向で位
置ずれして、例えば星形に設けられており、従って各々
の制御機構はビーム11の長手方向でヘルドのピッチを
凌駕する制御作用幅を有している。この構成により、例
えば12mmのピッチを例えば36mmのピッチに増大
することが可能となり有利である。この構成は、制御機
構として図示したつり上げ磁石26の代わりに、相応す
る調節部材を備えた空圧シリンダ或いは液圧シリンダ或
いは旋回モータを使用した場合でも達せられる。
【0021】ビーム11の駆動軸1に面している面はダ
ブルラッチェット機構2のための滑り面を有している。
駆動軸1はダブルラッチェット機構2の爪アームのの切
換えが調節部材17或いはばね5によりヘルドの全開口
位置においてのみ可能であるように形成されている。こ
れにより、切換えエネルギーが全開口位置が達せられる
以前に約30°の位置で制御機構10内で形成され、か
つ蓄えられる。更に、駆動軸1の回転運動からダブルラ
ッチェット機構2の爪アームに作用する回転モーメント
が開口運動の間解離を阻止するようにダブルラッチェッ
ト機構を支承しかつ形成するのが有利に可能である。
【0022】参照符号12でこの実施例にあっては−後
に詳しく説明する実施例におけると同様に−、センサ、
特に誘導的なセンサを示した。このセンサはいかなる場
合にあっても揺動レバーの位置を走査し、検出した位置
信号を−ここでは詳しく説明しない−プログラム化シス
テムに与える。これにより常に正しい制御信号が検出さ
れ、かつ起こり得る結合不正を認知することができる。
【0023】図1から図4に示した実施例と異なり、図
5から図7に示した実施例にあっては、ダブルラッチェ
ット機構32はボルト42により直接偏心板37に旋回
可能に支承されており、このダブルラッチェット機構3
2はその爪アームの両端にあって駆動軸36方向に整向
されている当接突起部48,49を備えている二重の作
用を行うダブルラッチェット機構である。駆動軸36上
には、この場合も各々のヘルドのためる、帯行円板33
が設けられており、この帯行円板は180°位置ずれし
て形成されている二つの溝39,40を有している。駆
動軸36は目的に適合して不等な形状の回転運動を行
い、180°の歩進角度で周期的に繰返される停止状態
を伴う。ダブルラッチェット機構32は帯行円板33が
停止している間ばね5の作用の下にその帯行突起部48
で両溝39或いは40の一つに係合する。図5に示した
状態の場合、ダブルラッチェット機構32は例えば帯行
突起部48で溝40内に係合している。第一の実施例の
場合におけるようにこの実施例の場合もまた連接板38
は偏心板37に支承されており、他方揺動レバー43と
結合されている。連接板38は二つの係止部材44と4
5を備えている。ダブルラッチェット機構32が解離し
た際、これらにダブルラッチェット機構32に形成され
た係止突起部46が上記の係止部材44と45に係合
し、これにより連接板38と偏心板37間の一体的な結
合が形成される。これは、主軸36から解離された揺動
レバー43が上口開口位置或いは下口開口位置にとどま
るようにするのに必要である。
【0024】図6には図5による構成が中口開口位置で
示されている。図7から認められるように、ダブルラッ
チェット機構32を解離するためにここでは詳しく説明
しなかった制御機構、例えば第一の実施例におけると同
様につり上げ磁石が、帯行円板33が停止している間隣
接している爪アーム−ここではダブルラッチェット機構
32の爪アーム50−方向に半径方向で調節部材41に
よりストロークを形成する。この結果、ダブルラッチェ
ット機構32がばね35の作用に抗して解離が行われる
ように当接突起部49で駆動軸36上を滑り、この駆動
軸36が更に運動すると連接板38と揺動レバー43が
停止する。制御機構の調節部材41により形成されたダ
ブルラッチェット機構32のこの滑り位置で、このダブ
ルラッチェット機構はその外方の突起部46で連接板3
8の係止部材45に係合し、この連接板を錠止する。こ
の結合は、駆動軸36もしくは帯行円板33の次の停止
状態にあって制御機構が反対方向で制御ストロークを行
い、これによりダブルラッチェット機構32がばね35
による助勢の下に再び係入するまで、解離されたままで
ある。
【0025】図8に示した実施例にあっては、図5から
図7による実施例と異なり、二つの調節機構を必要とす
る。図8による実施例にあっても、第一の実施例におけ
ると同様に、ただ一つの制御機構−この場合もつり上げ
磁石である−を必要とするに過ぎず、この制御機構はた
だ一つの調節部材51にに作用する。偏心板57へのダ
ブルラッチェット機構52の取付けおよびダブルラッチ
ェット機構52の係止突起部と係止溝並びに駆動軸53
と回転結合している帯行板54は第二の実施例に相当す
る。調節機構51の前進ストロークと後退ストロークの
伝達はこの実施例にあっては二つの、ダブルラッチェッ
ト機構52の両切換え位置に対して対称的に振動するレ
バー55,56により、結合位置から解離位置に、そし
てこの解離位置から再び結合位置へと行われる。
【0026】図9は図1から図4までの実施例の変形を
示しており、この実施例の場合制御機構の調節部材によ
り解離した位置に旋回されたダブルラッチェット機構6
1の係止溝62への係止が行われ、これにより連接板が
上口開口位置或いは下口開口位置に固定される。この実
施例の作動態様と機能は図1から図4までの実施例のそ
れらに相応しており、従って相応する部分はこの第一の
実施例と同じ参照符号で示した。
【0027】
【発明の効果】上記のような本発明による構成により、
連結部材の制御機構が単純化され、エネルギー消費とス
ペースの入用が低減され、作動が著しく静粛になり、そ
ればかりでなくよこ糸切れおよびたて糸切れの際の織物
を傷めることのないヘルドの逆転が可能となり、ヘルド
のその都度の位置から必要な上口開口、中口開口および
下口開口へとヘルド運動位置調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドビー機の連結装置を有する制御装置の変速歯
車を備えた実施例による概略垂直断面図である。
【図2】図1に示した装置の部分の概略平面図である。
【図3】縦溝から解離しつり上げ磁石により保持されて
いる状態での本来の回転ユニットの図1に相当する断面
図である。
【図4】180°だけ駆動軸が回転した後の連結された
ダブルラッチェット機構を有する部分の図3に相当する
図である。
【図5】直接偏心体ユニットに作用する係合されたダブ
ルラッチェット機構による上口開口位置における本発明
による第二の実施例の図3および図4に相当する図であ
る。
【図6】図5による実施例の上口開口と下口開口との間
の中間位置における図である。
【図7】図5による実施例の解離されたダブルラッチェ
ット機構による下口開口位置での図。
【図8】二つの対称的な振動レバーを備えた本発明によ
るドビー機の他の実施例の図5に相当する図である。
【図9】図1から図4による実施例の他の実施例の図で
ある。
【符号の説明】
1,36 駆動軸 2,32,52,61 ダブルラッチェット機構 3,4 歯車 5,35 引張りばね 6 主軸 7,37 偏心板 8,38 連接板 9,43 揺動レバー 10 制御機構 11 ビーム 14,42 ボルト 15 縦溝 16 保持溝 17,41,51 調節部材 21,22 爪アーム 24,48 帯行突起部 26 つり上げ磁石 33 帯行円板 35 ばね 39,40 溝 44,45 係止部材 46 係止突起部 48,49 当接突起部 54 帯行部材 55,56 レバー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口運動のための偏心体ユニットと制御
    機構により外部から制御されてこの偏心体ユニットをパ
    ターンカードに応じて駆動機構と連結或いはこの駆動機
    構との連結を解く連結部材とを備えており、この場合各
    々の偏心体ユニットが駆動軸上に回転可能に支承されて
    いる偏心板から成り、これらの偏心板の周面に連接棒が
    支承されており、この連接棒が所属しているヘルドと運
    動結合している揺動レバーを駆動する様式の、ドビー機
    において、連結部材がボルト(14;42)を中心にし
    て旋回可能に支承されていてかつ帯行突起部(24;4
    8)を備えたダブルラッチェット機構(2;32;5
    2;61)によって形成されており、このダブルラッチ
    ェット機構がばね(5;35)により連結された状態に
    保持されていてかつパターンカードによる制御に応じ
    て、ドビー機が停止している間制御機構(10)の直接
    動力一体的に或いは形状一体的にドビー機に作用する調
    節部材(17;41;51)によりばね(5;35)の
    作用に抗して離脱可能であるように構成されていること
    を特徴とするドビー機。
  2. 【請求項2】 偏心体ユニットの各々が非連続的に回転
    する駆動軸によりこの偏心体ユニットの前方に支承され
    ていて、連結部材を介してこの偏心体ユニットと連結可
    能なかつ駆動軸(1)上に回転自由に支承されている歯
    車(3)を介して同期変速比1:2で駆動される様式の
    ドビー機において、ダブルラッチェット機構(2)がそ
    の連結作用を行う旋回位置においてばね(5)により駆
    動軸(1)の長溝(15)内に係止して保持されるか、
    或いはその一方の爪アームに直接作用する制御機構(1
    0)の調節部材(17)により固定ビーム(11)保持
    溝(16)内に係合するような旋回位置に切換え可能で
    あるように構成されていることを特徴とする請求項1の
    ドビー機。
  3. 【請求項3】 ダブルラッチェット機構(32)が直接
    偏心板(37)にボルト(42)を中心にして旋回可能
    に支承されており、かつ制御機構(10)の調節部材
    (41)により駆動軸(36)或いはこの駆動軸と回転
    結合されている部分(33)の溝(40)内でのダブル
    ラッチェット機構(32)かばね(35)により保持さ
    れている係合状態からこのばね(35)の作用に抗して
    連接棒(38)の係止部材(44,45)内に切換え可
    能であるように構成されている請求項1に記載のドビー
    機。
  4. 【請求項4】 電気機械的な、空圧による或いは液圧に
    よる調節駆動機構が設けられており、この調節駆動機構
    によりダブルラッチェット機構(2;32;52;6
    1)に作用する調節部材(17;41)に直接作動スト
    ロークが与えられるように構成されていることを特徴と
    する請求項1から3までのいずれか一つに記載のドビー
    機。
  5. 【請求項5】 制御機構(10)としてヘルド一つ当た
    り一つの作動磁石、空圧シリンダ或いは液圧シリンダ或
    いは旋回電動機がビーム(11)内に、隣接しているヘ
    ルドの制御機構に対して駆動軸(1;36)の周方向で
    星形に位置ずれして設けられており、これにより制御機
    構(10)の各々が長手方向でヘルドピッチの幅を凌駕
    する制御作用幅を有していることを特徴とする請求項1
    から4までのいずれか一つに記載のドビー機。
  6. 【請求項6】 ビーム(11)の駆動軸(1;36)に
    面している面がダブルラッチェット機構(2;32)の
    ための滑り面を有していて、かつ駆動軸(1)が縦溝
    (15)をもって或いは駆動軸(36)と回転結合され
    ている部分(33)が溝(40)をもって形成されてお
    り、これにより調節部材(17;41)或いはばね
    (5;35)によるダブルラッチェット機構(2;3
    2)の切換えがヘルドの全開口位置においてのみ可能で
    あるように、またこれに伴い切換えエネルギーが全開口
    位置が達せられる以前に制御機構(10)内に発生され
    て蓄えられるように構成されていることを特徴とする請
    求項1から5までのいずれか一つに記載のドビー機。
  7. 【請求項7】 ダブルラッチェット機構(2;32)が
    ボルト(14;42)に、駆動軸の回転運動から爪に作
    用する力が開口運動の間離脱を阻止されるように、支承
    されていることを特徴とする請求項1から6までのいず
    れか一つに記載のドビー機。
  8. 【請求項8】 結合を解かれた位置で係止されるダブル
    ラッチェット機構が全開口位置においてヘルドを錠止す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1から
    7までのいずれか一つに記載のドビー機。
  9. 【請求項9】 ビーム(11)が保持溝(16)内に係
    合するダブルラッチェット機構(2)を介して全開口位
    置にあるヘルドをハウジングと一体的に結合或いはヘル
    ドを錠止するように構成されていることを特徴とする請
    求項8に記載のドビー機。
  10. 【請求項10】 偏心板(37)上に旋回可能に支承さ
    れているダブルラッチェット機構(32)が駆動軸(3
    6)内の或いはこの駆動軸と回転結合されている部分
    (33)内の相応する対の溝(39,40)への係合の
    ために帯行突起部(48)を備えていること、およびダ
    ブルラッチェット機構(32)が更に、部材を結合を解
    かれた状態に固定するために、結合を解かれたダブルラ
    ッチェット機構(32)を連接棒(38)内の相応する
    係止部材(44,45)内に係合するための係止突起部
    (46)を備えていることを特徴とする請求項1から9
    までのいずれか一つに記載のドビー機。
  11. 【請求項11】 調節部材(51)の前進ストローク或
    いは後退ストロークの偏心板(57)に旋回可能に支承
    されているダブルラッチェット機構(52)への伝達が
    対称的な振動する二つのレバー(55,56)を介して
    行われるように構成されていることを特徴とする請求項
    1から10までのいずれか一つに記載のドビー機。
  12. 【請求項12】 誘導的なセンサ(12)が揺動レバー
    の位置を走査し、検出された位置信号をプログラミング
    装置に与えるように構成されていることを特徴とする請
    求項1から11までのいずれか一つに記載のドビー機。
  13. 【請求項13】 旋回可能に支承されたダブルラッチェ
    ット機構(2;32;52)が一つ或いは多数の突起部
    (24,48)で駆動軸(1)に或いは駆動軸(36)
    と回転結合された帯行円板(33)に係合し、これによ
    り伝達可能な回転モーメントが増大されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1から12までのいず
    れか一つに記載のドビー機。
JP8217193A 1992-05-21 1993-04-08 開口運動のための偏心体ユニットを備えたドビー機 Withdrawn JPH0617341A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH163892A CH685399A5 (de) 1992-05-21 1992-05-21 Schaftmaschine mit Exzentereinheiten für die Schaftbewegung.
CH01638/92-9 1992-05-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0617341A true JPH0617341A (ja) 1994-01-25

Family

ID=4215145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8217193A Withdrawn JPH0617341A (ja) 1992-05-21 1993-04-08 開口運動のための偏心体ユニットを備えたドビー機

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0570628A1 (ja)
JP (1) JPH0617341A (ja)
CH (1) CH685399A5 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20022151A1 (it) * 2002-10-10 2004-04-11 Fimtextile Spa Dispositivo per attuare la programmazione di ratiere rotative per macchine di tessitura comportante mezzi di comando a motore elettrico rotativo perfezionati
WO2010099766A1 (de) 2009-03-06 2010-09-10 Lindauer Dornier Gesellschaft Mbh Verfahren zum betreiben einer webmaschine mit einer fachbildemaschine

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3275110A (en) * 1964-08-21 1966-09-27 Ibm Latch operated clutch with dual pawls
DE2841281C2 (de) * 1978-09-22 1980-08-28 Maschinenfabrik Carl Zangs Ag, 4150 Krefeld Steuerung für eine Rotations-Schaftmaschine
DE3528504C2 (de) * 1985-08-08 1993-10-07 Kaiser Gmbh & Co Kg Steuervorrichtung einer Rotations-Schaftmaschine
DE3615697C2 (de) * 1986-05-09 1994-07-28 Kaiser Gmbh & Co Kg Schaftsteuervorrichtung einer Webmaschine
IT1243890B (it) * 1990-11-05 1994-06-28 Giobbe Srl Dispositivo per il comando e controllo di una ratiera rotativa di macchine tessili con leva profilata a camma e relativi mezzi di contrasto cooperanti

Also Published As

Publication number Publication date
CH685399A5 (de) 1995-06-30
EP0570628A1 (de) 1993-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BE1016493A3 (nl) Inrichting voor het moduleren van een eerste roterende beweging van een inkomende as naar een tweede, verschillend van de eerste, roterende beweging van een uitgaande as bij textielmachines.
EP0525862B1 (en) Improvements in a high-speed rotary dobby
JPH0617341A (ja) 開口運動のための偏心体ユニットを備えたドビー機
JP2004036074A (ja) 回転ドビー
JPS61146837A (ja) 回転式ドビー機のための同期連動機構
JP2007162205A (ja) 織機のためのシャフトドライブ
RU2007113375A (ru) Поворотная ремизоподъемная каретка, ткацкий станок, включающий каретку и способ управления такой кареткой
JPS6410613B2 (ja)
US4730642A (en) Shaft control mechanism of a weaving machine
JPH06257036A (ja) 出力軸を一定行程と不定行程に選択的に切り換えできるカム伝動装置
JPH05279936A (ja) 織機用静止杼口のドビー
EP0467444B1 (en) Actuation device for the programming of rotary dobbies in looms
US4787480A (en) Tensioning device for the energy store of an electrical switch
EP0485009B1 (en) Device for governing and controlling a rotary dobby of looms, having a profiled cam lever and associated cooperating opposition means
JP2000314049A (ja) 布移動式パイル形成装置
US4777988A (en) Reading device for dobby
KR101157490B1 (ko) 도비 및 그러한 도비가 장착된 직기
EP0799919B1 (en) Device for carrying out the programming of rotary dobbies in weaving machines
JPH07316951A (ja) レピア織機における緯入れ装置
US4412563A (en) Multiposition dobby
JPH0138894B2 (ja)
EP1563131B1 (en) Device for carrying out the programming of rotary dobbies in weaving machines
EP1558799B1 (en) Device for carrying out the programming of rotary dobbies in weaving machines
JPH08503743A (ja) 回転ドビー
CN1729326B (zh) 织机中用于执行回转式多臂机设定程序的装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704