JPH06173386A - 入隅・外壁用パネル - Google Patents

入隅・外壁用パネル

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Publication number
JPH06173386A
JPH06173386A JP32650192A JP32650192A JPH06173386A JP H06173386 A JPH06173386 A JP H06173386A JP 32650192 A JP32650192 A JP 32650192A JP 32650192 A JP32650192 A JP 32650192A JP H06173386 A JPH06173386 A JP H06173386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
horizontal
wall panel
panel
surface plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32650192A
Other languages
English (en)
Inventor
Gorou Aitoku
五郎 相徳
Mitsuru Arita
充 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP32650192A priority Critical patent/JPH06173386A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 通気性を維持して強度を向上させることが出
来、且つ躯体に取り付ける際の施工が容易な入隅・外壁
用パネルを提供する。 【構成】 縦部材1a,1bと横部材1c,1dとを組
み合わせて構成した枠の一方の面に表面板2を取り付け
てなる外壁用パネルAに於いて、枠の内部に横桟を設け
たフレーム1を構成し、該フレーム1の縦部材1aの長
さ方向に取付用の連通した溝3を形成すると共に横部材
1c,1d及び横桟に通気用の溝6を形成した外壁用パ
ネルAを開閉自在の取付金具で連結して構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に木造建物に用いられ
る外壁用パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造建物、例えば木造住宅等にあって
は、セメント板等の外壁材を用いて外壁を構成すること
がある。このような木造建物に於ける外壁の施工方法に
ついて図5により説明する。外壁材51は予め設定され
た所定の幅,長さ,厚さ寸法(定尺寸法)を持って成形
されている。建物の柱52には防水紙53を介して胴縁
54が取り付けられている。また胴縁54には外壁材5
1の幅寸法に対応するピッチで目地板55が固定されて
いる。
【0003】施工現場に搬入された定尺寸法を持った外
壁材51を建物に対する取付位置に応じた寸法で切断
し、その後、目地板55及び留付金具56を介して柱5
2に固定することで建物の外壁を構成している。上記外
壁材51では現場加工の手間がかかるため、実開平3ー
54430号公報に開示された外壁用パネル、又は同3
ー90719号公報に開示された外壁パネルが提案され
ている。
【0004】上記外壁用パネルは、矩形枠状のフレーム
を形成し、このフレームの一方の面に表面板又は外壁材
を取り付けると共にフレームと表面板等との間に透湿・
防水シートを取り付けて構成されており、表面板等と透
湿・防水シートとの間に通気機能を持った溝又は層を形
成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されている外
壁用パネルにあっては、矩形枠状のフレームに表面板等
を取り付けている。このため、表面板等に何等かの外力
が作用した場合、この外力を表面板等のみによって支持
することとなり強度的に弱くなる虞がある。また入隅部
でパネルを取り付ける場合、左右のパネルを個々に取り
付けるため、施工に際し、位置合わせのばらつき等が起
こるという問題がある。また留付金具や釘を用いて躯体
に取り付けるため、一度躯体に取り付けた後、外壁材の
位置を調整することは困難であり、施工精度や作業の専
門性が要求されるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、通気性を維持して強度を
向上させ、且つ躯体に対し任意の位置に取付金具を容易
に取り付けることが出来、入隅部において左右のパネル
を同時に取り付けることができる入隅・外壁用パネルを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る入隅・外壁用パネルは、複数の外壁用パ
ネルの隣合う側面間が開閉自在の金具で連結されてお
り、前記外壁用パネルは、縦部材と横部材とを組み合わ
せて矩形状の枠を構成すると共に該枠の内部に横桟を設
けてフレームを構成し且つフレームの一方の面に表面板
を取り付け、前記フレームを構成する縦部材の長さ方向
に取付用の連通した溝を形成すると共に、前記フレーム
を構成する横部材と横桟に通気用の溝を形成して構成さ
れるものである。
【0008】
【作用】上記外壁用パネルによれば、複数のパネルを所
定の金具で連結して構成しているので、パネル間で位置
合わせをする必要がなく、パネルを同時に取り付けるこ
とができる。またフレームを構成する縦部材に連通した
取付溝を形成したので、所定の金具を任意の位置に設置
でき、縦部材の取付溝に係合させ外壁用パネルを容易に
躯体に取り付けることが出来ると共に、一度躯体に取り
付けたパネルであっても容易に取付位置を調整すること
が出来る。
【0009】また横部材及び横桟に通気用の溝を形成し
たので、これ等の溝を介して通気をはかることが出来る
ので、通気性を維持することが出来る。さらに、縦部材
と横部材とを組み合わせると共に該枠の内部に横桟を設
けてフレームを構成したので、該フレームの一方の面に
取り付けた表面板に何等かの外力が作用した場合、この
外力を横桟を介してフレーム全体で支持することが出来
る。
【0010】
【実施例】以下、上記外壁用パネルの一実施例について
図を用いて説明する。図1は取付金具で取り付けた外壁
用パネルの平面図、図2は入隅部における外壁用パネル
の説明図、図3は入隅部のパネルの取付金具の斜視図、
図4は外壁用パネルの平面図である。
【0011】先ず、本発明の入隅・外壁用パネルの説明
に先立って、図により外壁用パネルAの構成について説
明する。図4に於いて、パネルAはフレーム1と表面板
2とによって構成されている。フレーム1はパネルAに
要求される寸法に応じた寸法を有する矩形状に形成され
ている。
【0012】フレーム1は、縦方向に配置される縦側部
材1a、1bと幅方向上下両端に配置される2本の横端
部材1c、幅方向中間に配置される複数の横中間部材1
dとによって構成されている。そして縦側部材1a、1
bを平行に配設し、これ等の部材1a、1bに対し横端
部材1c及び横中間部材1dを直角に組み合わせて矩形
状に形成されている。
【0013】本実施例に於いて、フレーム1を構成する
各部材1a〜1dの材料として木材を用いている。フレ
ーム1を構成する縦側部材1aには、パネルAを柱材に
取り付けるための長さ方向に連通した取付溝3が形成さ
れ、隣接するパネルA間の位置合わせを行うためのタッ
カー止め4が設けられている。
【0014】フレーム1を構成する縦側部材1bには、
任意の位置に所定の金具が取り付けられる。この例で
は、縦側部材1bに溝を設けていないが、溝を設けて構
成してもよい。フレーム1を構成する横端部材1c、横
中間部材1dの所定位置には、夫々通気溝6が形成され
ている。
【0015】上記通気溝6の寸法は長い方が良いが、パ
ネルAの総合的な強度を保持し、且つ充分な通気性を発
揮し得る寸法であれば良い。表面板2はフレーム1の一
方の面である該フレーム1を構成する各部材1a、1
c、1dに形成した取付溝3、通気溝6の開放側の面に
取り付けられている。この表面板2はパネルAに要求さ
れる寸法と等しい寸法を持った矩形状に形成されてお
り、縦側部材1b側において斜めに加工されている。
【0016】本実施例に於いて、表面板2として木造建
物に外壁材として使用されるセメント板を用いている。
フレーム1の表面板2を取り付けた面とは反対側の面
(屋内側面)に透湿・防水シート7がフレーム1の全面
にわたって取り付けられている。上記の如く構成したパ
ネルAにあっては、表面が表面板2と透湿・防水シート
7によって覆われ、且つ側面が縦側部材1a、1b及び
横端部材1cによって囲われた中空体として形成され
る。然し、フレーム1の各部材1c、1dに夫々通気溝
6を形成することによって、フレーム1の内部を通して
建物の下層と上層との通気をはかることが可能であり、
且つ透湿・防水シート7が通気性を有するものであるた
め、パネルAと屋内側との通気をはかることが可能であ
る。
【0017】またフレーム1が縦側部材1a、1bと横
端部材1cとを組み合わせた枠の内部に横中間部材1d
を配設することに横桟を設けているため、表面板2に外
力が作用してもこの外力をフレーム1を構成する各部材
1a〜1dによって支持することが可能となり、パネル
Aの強度を向上させることが可能となる。以下本実施例
の入隅・外壁用パネルについて説明する。
【0018】図1において、入隅・外壁用パネルは上記
パネルAの側面を図3に示すような取付金具11によっ
て数カ所取り付けて構成している。パネルは開閉自在に
回動出来るので、入隅部等のコーナに使用でき、表面板
2を隣合うパネルが折り曲がるように予め加工してい
る。またパネルが予め設定された目的の建物に対する取
付位置に対応した寸法で形成されているため、施工現場
に搬入された複数のパネルをそのままの状態で所定の取
付位置に取り付けることで外壁を構成することが可能で
あり、現場に於ける施工工数を低減させると共に工期の
短縮化をはかることが可能である。
【0019】次に上記の如くパネルが建物の入隅部にお
ける状態について説明する。図2に示すように、11は
2枚のパネルを直角に連結させる開閉自在の矩形状の取
付金具である。取付金具11は図3に示すように、2つ
の矩形状の鋼板を組み合わせて構成され、矩形状の鋼板
はパネルに取り付けるための釘穴11aを有している。
【0020】図1において、本発明に係る取付金具11
は左右のパネルの縦側部材1bに釘で係止されている。
入隅部は柱21に数個のブロック14を垂直方向に等間
隔に釘等で係止し、そのブロック14に下地材15を例
えば釘止めして形成している。この状態で、パネルAは
取付金具11で連結された部分を入隅部に当接し、図示
しない特定の取付金具で上下および入隅とは反対側の側
面を取り付け固定している。入隅部は特に躯体等に取り
付けなくても良い。またパネルの表面板2の近接する部
分はシーリング5等がなされている。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
外壁用パネルによれば、縦部材と横部材とを組み合わせ
た枠の内部に横桟を設けてフレームを構成し、該フレー
ムの縦部材の長さ方向に取付用の連通した溝を形成する
と共に横部材及び横桟に通気用の溝を幅広く形成したの
で、施工現場で縦方向に取付位置がズレても任意の位置
に容易に取り付けることが出来、通気用の溝を通して通
気をはかることが出来る。また縦部材、横部材及び横桟
によって表面板を支持することが出来るので、表面板に
作用する外力をフレームを構成する全ての部材によって
支持することが出来る。このため、外壁用パネルの強度
を向上させることが出来る。
【0022】また複数のパネルを開閉自在の取付金具で
連結することにより、入隅部の取付精度を高め、縦目地
間隔の一定化や左右の柄のラインを揃えることを可能に
した。また施工の合理化が図られると共に、輸送時に平
積みが可能になるので割れ等の破損を防止することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付金具で取り付けた外壁用パネルの
正面図である。
【図2】入隅部における外壁用パネルの説明図である。
【図3】本発明のパネルを連結する取付金具の斜視図で
ある。
【図4】外壁用パネルの平面図である。
【図5】従来の外壁施工方法の説明図である。
【符号の説明】
A パネル 1 フレーム 1a 縦側部材 1b 縦側部材 1c 横端部材 1d 横中間部材 2 表面板 3 取付溝 4 タッカー止め 5 シーリング 6 通気溝 7 透湿・防水シート 11 取付金具 11a 釘穴 14 ブロック 15 下地材 21 柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外壁用パネルの隣合う側面間が開
    閉自在の金具で連結されており、前記外壁用パネルは、
    縦部材と横部材とを組み合わせて矩形状の枠を構成する
    と共に該枠の内部に横桟を設けてフレームを構成し且つ
    フレームの一方の面に表面板を取り付け、前記フレーム
    を構成する縦部材の長さ方向に取付用の連通した溝を形
    成すると共に、前記フレームを構成する横部材と横桟に
    通気用の溝を形成してなることを特徴とした入隅・外壁
    用パネル。
JP32650192A 1992-12-07 1992-12-07 入隅・外壁用パネル Withdrawn JPH06173386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32650192A JPH06173386A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 入隅・外壁用パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32650192A JPH06173386A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 入隅・外壁用パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06173386A true JPH06173386A (ja) 1994-06-21

Family

ID=18188538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32650192A Withdrawn JPH06173386A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 入隅・外壁用パネル

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JP (1) JPH06173386A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10109643A1 (de) * 2001-02-27 2002-09-12 Zsw Dünnschicht-Photovoltaikmodul aus mehreren Teilmodulen und Herstellungsverfahren hierfür

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10109643A1 (de) * 2001-02-27 2002-09-12 Zsw Dünnschicht-Photovoltaikmodul aus mehreren Teilmodulen und Herstellungsverfahren hierfür
DE10109643B4 (de) * 2001-02-27 2005-10-27 Zentrum für Sonnenenergie- und Wasserstoff-Forschung Baden-Württemberg Dünnschicht-Photovoltaikmodul aus mehreren Teilmodulen und Herstellungsverfahren hierfür

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20000307