JPH06172530A - ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法 - Google Patents

ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法

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JPH06172530A
JPH06172530A JP43A JP32941392A JPH06172530A JP H06172530 A JPH06172530 A JP H06172530A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32941392 A JP32941392 A JP 32941392A JP H06172530 A JPH06172530 A JP H06172530A
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毅彦 坂根
Hiroshi Inoue
洋 井上
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度に優れ、かつ溶融時の発生ガスが
少ないポリアリーレンスルフィド樹脂を提供する。 【構成】 ポリアリーレンスルフィド樹脂を有機溶媒中
で加熱し、有機溶媒に可溶な重量平均分子量1000以
上15000以下のオリゴマーを固液分離によりポリア
リーレンスルフィド樹脂に対して4重量%以上除去し、
得られたポリマーを非酸化性の不活性ガス雰囲気下、2
00℃以上ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融温度未
満で熱処理することを特徴とする、空気中330℃で3
0分加熱後のポリマー重量減少率が0.1重量%以下の
ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリアリーレンスルフィ
ド樹脂に関するものであり、さらに詳しくは機械的強度
に優れ、さらに溶融時にガスの発生が少ないポリアリー
レンスルフィド樹脂に関するものである。
【0002】ポリフェニレンスルフィド樹脂に代表され
るポリアリーレンスルフィド樹脂は、その優れた耐熱
性、耐薬品性を生かして電気・電子部材、自動車機器部
材として注目を集めている。また、射出成形、押出成形
等により各種成形部品、フィルム、シート、繊維等に成
形可能であり、耐熱性、耐薬品性の要求される分野に幅
広く用いられている。
【0003】
【従来の技術】ポリフェニレンスルフィド樹脂に代表さ
れるポリアリーレンスルフィド樹脂は、特公昭45−3
368号公報に開示されているように、N−メチルピロ
リドン等の極性非プロトン溶媒中でジハロゲン化芳香族
化合物と硫化ナトリウム等のアルカリ金属硫化物とを加
熱、反応させる方法で製造できるが、得られるポリアリ
ーレンスルフィド樹脂の分子量が低いため、そのままで
は射出成形等に使用不可能であった。そこで、米国特許
第3793256号公報、特開平1−121327号公
報等に開示されているように、空気中でポリアリーレン
スルフィド樹脂を酸化硬化させることにより分子量を高
めて使用されている。しかしながら、このようにして得
られたポリアリーレンスルフィド樹脂は脆く、また溶融
時のガス発生量が多いため射出成形等による成形品の外
観不良を引き起こすという問題があった。
【0004】機械的強度を上げるため、重合反応により
ポリアリーレンスルフィド樹脂の分子量を高める方法
が、特公昭52−12240号公報や特公昭63−33
775号公報等に記載されている。これらの方法によ
り、高分子量のポリアリーレンスルフィド樹脂が得ら
れ、機械的強度は向上するものの、ポリアリーレンスル
フィド樹脂より発生するガスによる成形品の外観不良は
改善されていない。
【0005】ポリアリーレンスルフィド樹脂の発生ガス
量低減方法として、有機溶媒等を用いてポリアリーレン
スルフィド樹脂からオリゴマー等低分子量成分を抽出、
除去する手法が、特開昭62−143933号公報、特
開昭62−232437号公報、特開平2−16312
5号公報等に記載されている。しかしながら、これらの
手法ではオリゴマーの抽出に比較的高沸点の溶媒を使用
するためポリマー中に溶媒が残存してしまい、この残存
した溶媒も発生ガスの原因となるため、これらの方法で
得られたポリアリーレンスルフィド樹脂の発生ガス量の
低減は十分ではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を改善し、溶融時にガスの発生が少なく、かつ機械的強
度に優れたポリアリーレンスルフィド樹脂を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、ポリアリ
ーレンスルフィド樹脂を有機溶媒中で加熱し、有機溶媒
に可溶な重量平均分子量1000以上15000以下の
オリゴマーを固液分離によりポリアリーレンスルフィド
樹脂に対して4重量%以上除去し、得られたポリマーを
非酸化性の不活性ガス雰囲気下、200℃以上ポリアリ
ーレンスルフィド樹脂の溶融温度未満で熱処理し、空気
中330℃で30分加熱時のポリマー重量減少率が0.
1重量%以下のポリアリーレンスルフィド樹脂を得るこ
とを特徴とするポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方
法に関するものである。以下、詳細に本発明を説明す
る。
【0008】本発明に使用されるポリアリーレンスルフ
ィド樹脂は、公知の方法により得られるポリアリーレン
スルフィド樹脂である。一般的には、極性有機溶媒中で
アルカリ金属化合物とポリハロゲン化芳香族化合物を反
応させることにより得られるものである。また、必要に
応じて、有機酸金属塩や水等の重合助剤を加えて重合を
行ってもさしつかえない。
【0009】ここでいう極性有機溶媒とは、例えば、
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、N−メチル−
ε−カプロラクタム、N−エチル−2−ピロリドン、N
−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾ
リジノン、テトラメチル尿素等およびそれらの混合物が
挙げられる。
【0010】アルカリ金属硫化物としては、硫化リチウ
ム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム、
硫化セシウムおよびそれらの混合物が挙げられ、これら
は水和物の形で使用されてもさしつかえない。これらア
ルカリ金属硫化物は、水硫化アルカリ金属とアルカリ金
属塩基、硫化水素とアルカリ金属塩基とを反応させるこ
とによって得られるが、p−ジハロベンゼンの重合系内
への添加に先立ってその場で調整されても、また系外で
調整されたものを用いてもさしつかえない。上記アルカ
リ金属硫化物中で本発明に使用するのに好ましいものは
硫化ナトリウムである。
【0011】また、ポリハロゲン化芳香族化合物として
は、1分子中2個のハロゲン基を有するp−ジハロゲン
化芳香族化合物が好ましく、例えば、p−ジクロロベン
ゼン、p−ジブロモベンゼン、p−ジヨードベンゼンお
よびこれらの混合物が挙げられるが、p−ジクロロベン
ゼンが好適である。また、p−ジハロゲン化芳香族化合
物に対して10モル%未満であれば、m−ジクロロベン
ゼン等のm−ジハロベンゼンやo−ジクロロベンゼン等
のo−ジハロベンゼン、ジクロロナフタレン、ジブロモ
ナフタレン、ジクロロジフェニルスルホン、ジクロロベ
ンゾフェノン、ジクロロジフェニルエーテル、ジクロロ
ジフェニルスルフィド、ジクロロジフェニル、ジブロモ
ジフェニル、ジクロロジフェニルスルホキシド、ジクロ
ロアニリン、ジクロロフェノール、ジクロロ安息香酸、
1,2,4−トリクロロベンゼン, 1,3,5−トリ
クロロベンゼン, 1,2,3−トリクロロベンゼン等
のトリクロロベンゼン、トリクロロアニリン,トリクロ
ロニトロベンゼン,トリクロロ安息香酸,トリクロロフ
ェノール,トリクロロトルエン,テトラクロロベンゼ
ン,テトラブロモベンゼン,ヘキサクロロベンゼン等の
ポリハロ芳香族化合物、またモノハロ芳香族化合物とし
てアミノクロロベンゼン,ジアミノクロロベンゼン,ク
ロロ安息香酸,クロロフェノール,クロロチオフェノー
ル,クロロニトロベンゼン等、およびそれらの混合物を
共重合してもさしつかえない。
【0012】本発明は、このようにして得られたポリア
リーレンスルフィド樹脂を有機溶媒中で加熱し、有機溶
媒に可溶な重量平均分子量1000以上15000以下
のオリゴマーを固液分離によりポリアリーレンスルフィ
ド樹脂に対して4重量%以上除去する。ここで使用する
有機溶媒は、ポリアリーレンスルフィド樹脂に含まれる
オリゴマーを溶解する必要がある。好ましい溶媒として
は、N,N−ジメチルアセトアミド, N,N−ジメチ
ルホルムアミド,ヘキサメチルホスホルアミド,N−メ
チル−ε−カプロラクタム,N−エチル−2−ピロリド
ン,N−シクロヘキシル−2−ピロリドン,N−メチル
−2−ピロリドン等のアミド系溶媒、1,3−ジメチル
イミダゾリジノン,テトラメチル尿素等の尿素系溶媒、
ジフェニルスルフォン,スルフォラン,ジメチルスルフ
ォキシド等のスルホン系もしくはスルホキシド系溶媒、
1−クロロナフタレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒が
挙げられ、さらにはこれら溶媒の混合物を使用してもさ
しつかえない。
【0013】この有機溶媒でポリアリーレンスルフィド
樹脂を加熱する場合、ポリアリーレンスルフィド樹脂の
有機溶媒に対する重量比は、0.02以上0.5以下で
あることが好ましく、加熱時間は10分〜10時間が好
ましい。ポリアリーレンスルフィド樹脂に含まれている
オリゴマーを上記有機溶媒に溶解させる温度は、100
℃以上ポリアリーレンスルフィド樹脂が溶解する温度未
満、好ましくは120℃以上220℃以下である。10
0℃未満では、極低分子量のオリゴマーしか溶解せず、
またポリアリーレンスルフィド樹脂が溶解する温度を越
えるとポリマーとオリゴマーの分離ができなくなってし
まう。ここでいうオリゴマーとは、重合時の副反応によ
り生成すると考えられる低分子量化合物、環状ポリアリ
ーレンスルフィドオリゴマー、直鎖状ポリアリーレンス
ルフィドオリゴマー、さらには有機溶媒に溶解する低分
子量のポリアリーレンスルフィド樹脂も含むものであ
り、超高温ゲル浸透クロマトグラフィーによる重量平均
分子量は1000以上、15000以下のものである。
除去するオリゴマーの分子量が1000以上15000
以下では機械的物性のうち引張強度が向上し、さらに使
用するポリアリーレンスルフィド樹脂の分子量が400
00以上60000以下で、除去するオリゴマーの分子
量が5000以上15000以下のものをポリアリーレ
ンスルフィド樹脂に対して8重量%以上除去することに
より引張伸びも向上する。
【0014】除去されるオリゴマーの重量平均分子量が
1000未満では、ガスの発生に起因するオリゴマーは
除去できるものの、機械的物性に悪影響を及ぼすオリゴ
マーの除去は十分でなく、また15000を超えるもの
を除去すると機械的物性には悪影響を及ぼさない低分子
量ポリマーも同時に除去され、ポリマーの回収率が大き
く低下し好ましくない。
【0015】本発明において有機溶媒中に溶解したオリ
ゴマーをポリマーから除去する場合の固液分離装置には
特に制限はなく、固体と液体が分離できる装置であれば
よい。例えば、遠心分離機、スーパーデカンター、ベル
トフィルター、さらにはタンク内でのデカンテーション
も挙げられる。
【0016】除去するオリゴマーの量は、仕込みポリア
リーレンスルフィド樹脂に対して4重量%以上、好まし
くは5重量%以上である。4重量%未満では、機械的強
度の向上が十分でなく好ましくない。また、1回の固液
分離で除去するオリゴマーの量が4重量%未満であって
も、繰り返し有機溶媒にオリゴマーを溶解させた後、固
液分離を行うことにより4重量%以上にすれば問題な
い。
【0017】この様にして得られたポリアリーレンスル
フィド樹脂は、目的とするオリゴマーが除去されたもの
であるが、このままではポリマー中に残存する有機溶媒
や微量のガス発生に起因するオリゴマーが残存してお
り、発生ガスの低減は十分ではない。そのため、本発明
では、ポリアリーレンスルフィド樹脂の発生ガスを低減
させるために、上記の方法で得られたポリアリーレンス
ルフィド樹脂をさらに非酸化性の不活性ガス中で熱処理
を行う。ここでいう非酸化性の不活性ガスとしては、ヘ
リウム、アルゴン、窒素、二酸化炭素、水蒸気等または
これらの混合物が挙げられるが、経済的見地から見れば
窒素が好ましい。
【0018】熱処理を行う温度としては、200℃以上
ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融温度未満、好まし
くは220℃以上270℃以下である。この温度範囲で
は、ポリアリーレンスルフィド樹脂は粉末状であり、従
来の酸化硬化反応装置と同様な装置、すなわちリボンブ
レンダー等の各種ブレンダーや流動床等を用いることに
より効率的に非酸化性の不活性ガス中で熱処理すること
ができる。熱処理温度が200℃未満の場合、ガス発生
に起因するオリゴマー、溶媒等の除去が十分にできず好
ましくない。また、ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶
融温度を超えると粒子が融解してしまい、粉末状態に比
べると表面積が著しく低下するため、オリゴマー、溶媒
等の除去が不十分になるだけでなく、融解したポリアリ
ーレンスルフィド樹脂が硬化器内部に付着するため、ポ
リアリーレンスルフィド樹脂の装置からの抜き出しや内
部の洗浄、パージに大きな支障をきたし好ましくない。
また、発生ガスの低減を図るために、上記熱処理の前に
ポリマーを水や熱水、さらにはアルコール類、アセト
ン、塩化メチレンといった低沸点有機溶媒で洗浄すると
効果的である。
【0019】本発明は、このような条件下、ポリアリー
レンスルフィド樹脂を330℃で30分加熱後のポリマ
ー重量減少率が0.1重量%以下となるまで、非酸化性
の不活性ガス雰囲気下で熱処理を実施しなければならな
い。ここでいうポリマー重量減少率とは、ポリアリーレ
ンスルフィド樹脂をオーブン中120℃で2時間乾燥後
のポリマー重量(A)に対して、オーブン中330℃で
30分加熱後のポリマー重量(B)がどの程度減少して
いるかを示す値であり、以下の式により表される。
【0020】ポリマー重量減少率(重量%)=(A−
B)/A×100 このポリマー重量減少率が0.1重量%を超えている
と、オリゴマー、溶媒等による機械的物性の低下、成形
時の金型転写不良や金型汚染の原因となり好ましくな
い。
【0021】熱処理時間については特に限定されない
が、ポリアリーレンスルフィド樹脂を330℃で30分
加熱後のポリマー重量減少率が0.1重量%以下となる
のに十分な時間であればよく、約10分〜約24時間程
度が適当である。
【0022】また、ポリアリーレンスルフィド樹脂のポ
リマー重量減少率が0.1重量%以下になれば、溶融粘
度をコントロールできる温度範囲で非酸化性の不活性ガ
ス雰囲気に酸化性のガス、例えば、空気、酸素、オゾン
等およびこれらの混合物を導入し、硬化を行ってもさし
つかえない。
【0023】このようにして得られたポリアリーレンス
ルフィド樹脂は、必要に応じて以下の無機充填剤や有
機,無機顔料、繊維質充填剤を添加することができる。
【0024】無機充填剤や有機,無機顔料としては、例
えば、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、シリカ、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、パイロ
フェライト、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、
ネフェリンシナイト、アタパルジャイト、ウォラストナ
イト、フェライト、ケイ酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ドロマイト、三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、
黒鉛、石こう、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラス
バルーン、石英、石英ガラス等が挙げられる。
【0025】繊維質充填剤としては、例えば、ガラス繊
維、炭素繊維、アルミナ繊維等のセラミック繊維、アラ
ミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、金属繊維、チタ
ン酸カリウムウィスカー等が挙げられる。
【0026】また、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、
芳香族ヒドロキシ誘導体などの離型剤、シラン系,チタ
ネート系のカップリング剤、滑剤、耐熱安定剤、耐侯性
安定剤、結晶核剤、発泡剤、防錆剤、イオントラップ
剤、難燃剤、難燃助剤等を必要に応じて添加してもよ
い。
【0027】さらに必要に応じて、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリク
ロロプレン、ポリスチレン、ポリブテン、ポリα−メチ
ルスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリア
クリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリア
クリロニトリル、ナイロン6,ナイロン66,ナイロン
610,ナイロン12,ナイロン11,ナイロン46等
のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチ
レンテレフタレート,ポリアリレート等のポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリアセタール、ポリカーボネー
ト、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィ
ドスルホン、ポリフェニレンスルフィドケトン、ポリス
ルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアリールスルホ
ン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリイミド、ポリアミドイミド、シリコーン樹脂、
フェノキシ樹脂、フッ素樹脂などの単独重合体、ランダ
ムまたはブロック、グラフト共重合体の一種以上を混合
してしようすることもできる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
【0029】参考例1 本発明では、ポリアリーレンスルフィド樹脂としてポリ
フェニレンスルフィドを以下の方法で合成し使用した。
【0030】攪拌機、脱水塔およびジャケットを装備す
る内容積15lの反応器に、N−メチル−2−ピロリド
ン(NMP)5lおよび硫化ナトリウム(純度:60.
4%)1872.5g(14.5モル)を仕込み、攪拌
下加熱し、内温が205℃に達するまで脱水塔を通じて
脱水を行った。この際、420gの主として水からなる
留出液を留去した。次いで、p−ジクロロベンゼン 2
132gを添加し、225℃で2時間、250℃で3時
間反応させた。反応終了後、反応混合物を約100℃ま
で冷却し、反応器内を減圧後再度加熱することにより、
脱水塔を通じて主としてNMPからなる留出液5200
gを留去した。反応器系内に窒素を導入することにより
常圧にもどし、水8lを加えて水スラリーとし、80℃
で15分間加熱攪拌した後、水スラリーを反応器下部の
取り出し口から抜き出し、遠心分離機によりポリマーを
分別し回収した。さらに、ポリマーを反応器にもどし水
8lを加え、180℃で30分間加熱攪拌を行った。冷
却後、水スラリーを反応器下部の取り出し口から抜き出
し、遠心分離機によりポリマーを分別し回収した。得ら
れたポリマーを90℃で一昼夜乾燥し、溶融粘度610
ポイズ(重量平均分子量 35000)のポリフェニレ
ンスルフィド樹脂を得た。このポリマーを330℃で3
0分加熱した際のポリマー重量減少率は0.60重量%
であり、引張強度は480kg/cm2、引張伸びは
1.5%であった。このようにして得られたポリフェニ
レンスルフィド樹脂を以下の実施例、比較例で使用し
た。
【0031】ポリフェニレンスルフィド樹脂の溶融粘度
は、高化式フローテスター(ダイス径:内径1.0m
m,長さ2.0mm,荷重10kg)を用いて、300
℃で測定した値である。
【0032】ポリマーおよびオリゴマーの重量平均分子
量の測定条件は、超高温ゲル浸透クロマトグラフィー
(GPC)を使用し、以下の条件で測定した。ここでい
う重量平均分子量はポリスチレン換算の値である。溶
媒:1−クロロナフタレン、試料濃度:0.2重量%、
試料流量:1ml/分、カラム温度:210℃、カラム
充填剤:ポリスチレンゲル、検出器:UV検出器、UV
吸収波長:360nm.得られたポリフェニレンスルフ
ィド樹脂の機械的強度の測定は、ポリフェニレンスルフ
ィド樹脂を2軸押出機により溶融混練し、ペレット化し
た後、射出成形機にて試験片に成形した。引張測定はA
STM−638法に準じて行った。
【0033】参考例2 p−ジクロロベンゼン 2100gを使用することを除
いては、参考例1と同様の方法でポリフェニレンスルフ
ィド樹脂を得た。得られたポリフェニレンスルフィド樹
脂の溶融粘度は870ポイズ(重量平均分子量 420
00)であった。このポリマーを330℃で30分加熱
した際のポリマー重量減少率は0.58重量%であり、
引張強度は560kg/cm2、引張伸びは1.8%で
あった。このようにして得られたポリフェニレンスルフ
ィド樹脂を以下の実施例、比較例で使用した。
【0034】参考例3 攪拌機、脱水塔およびジャケットを装備する内容積15
lの反応器に、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)
5lおよび硫化ナトリウム(純度:60.4%)187
2.5g(14.5モル)を仕込み、攪拌下加熱し、内
温が205℃に達するまで脱水塔を通じて脱水を行っ
た。この際、420gの主として水からなる留出液を留
去した。次いで、p−ジクロロベンゼン 2130gを
添加し、225℃で2時間、250℃で3時間反応させ
た。その後、653gの水を添加し、250℃で5時間
重合を行った。重合後のポリマーは顆粒状であったた
め、系内の水を留出させた後、250℃に昇温し、0.
5時間保持することによりポリマーを溶解させた。ポリ
マーの回収は、参考例1と同様の方法で行った。得られ
たポリフェニレンスルフィド樹脂の溶融粘度は2500
ポイズ(重量平均分子量50000)であった。このポ
リマーを330℃で30分加熱した際のポリマー重量減
少率は0.55重量%であり、引張強度は750kg/
cm2、引張伸びは2.9%であった。このようにして
得られたポリフェニレンスルフィド樹脂を以下の実施
例、比較例で使用した。
【0035】実施例1 攪拌機を備えた2lの反応器に、参考例1で得られたポ
リフェニレンスルフィド樹脂324g、NMP1000
gを加え、150℃で30分加熱攪拌後、反応器の蓋を
開け、ポリフェニレンスルフィド樹脂とNMPからなる
スラリーを吸引濾過により固液分離した。濾液を水5l
に注ぎ、塩酸を滴下することによりオリゴマーを析出さ
せ回収した。得られたオリゴマーは、減圧下80℃で1
2時間乾燥した。収率(オリゴマー除去率)は5.8重
量%、GPCにより測定した重量平均分子量は1500
であった。続いて、得られたポリマーを水3lで洗浄
後、さらに水1lとともに2lの反応器に加え、180
℃で30分加熱することにより洗浄を行った後、100
℃で12時間乾燥した。得られたポリマーの熱処理は、
攪拌機を備えた2l反応器にポリマーを加え、窒素置換
を繰り返し行った後、窒素気流下250℃で5時間攪拌
することにより行った。このポリマーを330℃で30
分加熱した際のポリマー重量減少率は0.08重量%で
あった。また、このポリマーの引張強度は650kg/
cm2、引張伸びは2.7%であった。オリゴマーを除
去し、さらに窒素気流下で熱処理することにより、ポリ
マー重量減少率が大幅に減少し、機械的強度が向上し
た。
【0036】実施例2 180℃で30分加熱攪拌したことを除いては、実施例
1と同様の操作でオリゴマー除去を行った。オリゴマー
除去率は7.5重量%、GPCにより測定した重量平均
分子量は2800であった。熱処理は、実施例1と同様
に窒素気流下250℃で5時間行った。ポリマー重量減
少率は0.07重量%であり、揮発分が大幅に減少し
た。また、このポリマーの引張強度は750kg/cm
2、引張伸びは3.4%であり、除去するオリゴマーの
分子量を高めることにより機械的強度がより向上した。
【0037】実施例3 窒素雰囲気下230℃で12時間熱処理を行ったことを
除いては、実施例2と同様の方法によりポリマーを得
た。ポリマーの重量減少率は0.09重量%であり、引
張強度は730kg/cm2、引張伸びは3.3%であ
った。熱処理温度を低下させても熱処理時間を延ばすこ
とにより、ポリマー重量減少率を低下させることができ
る。
【0038】実施例4 攪拌機を備えた2lの反応器に、参考例1で得られたポ
リフェニレンスルフィド樹脂200g、NMP1800
gを加え、180℃で30分加熱攪拌後攪拌を停止し、
30分静置させたのち、デカンテーションにより上澄み
を1350g除去した。反応器内に再度NMP1350
gを加え、180℃で30分加熱攪拌後攪拌を停止し、
30分静置させたのち、デカンテーションにより上澄み
を1350g除去した。デカンテーションで除去した上
澄みを水10lに注ぎ、塩酸を滴下することによりオリ
ゴマーを析出させ回収した。得られたオリゴマーは、減
圧下80℃で12時間乾燥した。オリゴマー除去率6.
6重量%、GPCにより測定した重量平均分子量は32
00であった。得られたポリマーを実施例1と同様に乾
燥し、窒素雰囲気下250℃で5時間熱処理を行った。
このポリマーを330℃で30分加熱した際のポリマー
重量減少率は0.08重量%であり、このポリマーの引
張強度は710kg/cm2、引張伸びは3.2%であ
った。オリゴマーの除去方法を変えても、ポリマー重量
減少率の低減と機械的強度の向上が達成できる。
【0039】比較例1 60℃で30分加熱攪拌したことを除いては、実施例1
と同様の操作でオリゴマー除去を行った。オリゴマー除
去率は3.2重量%、GPCにより測定した重量平均分
子量は800であった。得られたポリマーを実施例1と
同様に乾燥し、窒素雰囲気下250℃で5時間熱処理を
行った。ポリマー重量減少率は0.15重量%であり、
引張強度は550kg/cm2、引張伸びは1.8%で
あった。除去するオリゴマーの分子量が低いとポリマー
重量減少率が十分低下せず、また機械的強度はあまり向
上しない。
【0040】比較例2 攪拌機を備えた2lの反応器に、参考例1で得られたポ
リフェニレンスルフィド樹脂200g、NMP1800
gを加え、180℃で30分加熱攪拌後攪拌を停止し、
30分静置させたのち、デカンテーションにより上澄み
を550g除去した。除去した上澄みを水10lに注
ぎ、塩酸を滴下することによりオリゴマーを析出させ回
収した。得られたオリゴマーは、減圧下80℃で12時
間乾燥した。オリゴマー除去率3.1重量%、GPCに
より測定した重量平均分子量は2800であった。得ら
れたポリマーを実施例1と同様に乾燥し、窒素雰囲気下
250℃で5時間熱処理を行った。このポリマーを33
0℃で30分加熱した際のポリマー重量減少率は0.1
8重量%であり、このポリマーの引張強度は560kg
/cm2、引張伸びは1.8%であった。オリゴマー除
去率が小さいとポリマー重量減少率が十分低下せず、ま
た機械的強度はあまり向上しない。
【0041】比較例3 窒素雰囲気下150℃で5時間熱処理を行ったことを除
いては、実施例2と同様の操作でポリフェニレンスルフ
ィド樹脂を得た。除去したオリゴマーの分子量は280
0で、ポリマー重量減少率は0.20重量%、引張強度
は640kg/cm2、引張伸びは2.4%であった。
除去したオリゴマーの分子量が高くても、不活性ガス中
の熱処理温度が低いとポリマー重量減少率は十分低下し
ない。
【0042】比較例4 参考例1で得られたポリマーをオリゴマーの除去は行わ
ず、窒素雰囲気下250℃で5時間熱処理を行った。得
られたポリマーの重量減少率は0.35重量%であり、
引張強度は510kg/cm2、引張伸びは1.8%で
あった。オリゴマーの除去を行わないと、窒素気流下で
熱処理を行ってもポリマー重量減少率の低下は十分でな
く、また機械的強度はほとんど向上しない。
【0043】実施例5 参考例2で得られたポリフェニレンスルフィド樹脂を使
用し、210℃で30分加熱攪拌したことを除いては、
実施例1と同様の操作でオリゴマー除去を実施した。オ
リゴマー除去率は13.5重量%、GPCにより測定し
た重量平均分子量は11000であった。得られたポリ
マーを実施例1と同様に乾燥し、窒素雰囲気下250℃
で5時間熱処理を行った。このポリマーを330℃で3
0分加熱した際のポリマー重量減少率は0.05重量%
であり、ポリマー重量減少率が大幅に低下した。また、
このポリマーの引張強度は870kg/cm2、引張伸
びは9.5%であった。使用するポリマーの分子量、除
去するオリゴマーの分子量と除去率を高め、さらに窒素
気流下で熱処理することにより機械的強度が大きく向上
した。
【0044】実施例6 参考例3で得られたポリフェニレンスルフィド樹脂を使
用し、210℃で30分加熱攪拌したことを除いては実
施例1と同様の操作でオリゴマー除去を実施した。オリ
ゴマー除去率は11.0重量%、GPCにより測定した
重量平均分子量は11000であった。得られたポリマ
ーを実施例1と同様に乾燥し、窒素雰囲気下250℃で
5時間熱処理を行った。このポリマーを330℃で30
分加熱した際のポリマー重量減少率は0.05重量%で
あり、ポリマー重量減少率が大幅に低下した。また、こ
のポリマーの引張強度は860kg/cm2、引張伸び
は10.6%であった。使用するポリマーの分子量、除
去するオリゴマーの分子量と除去率を高め、さらに窒素
気流下で熱処理することにより機械的強度が大きく向上
した。
【0045】比較例5 窒素雰囲気下150℃で5時間熱処理を行ったことを除
いては、実施例5と同様の操作でポリフェニレンスルフ
ィド樹脂を得た。除去したオリゴマーの分子量は110
00で、ポリマー重量減少率は0.22重量%、引張強
度は830kg/cm2、引張伸びは6.4%であっ
た。除去したオリゴマーの分子量が高くても、不活性ガ
ス中の熱処理温度が低いとポリマー重量減少率は十分低
下しない。 比較例6 参考例2で得られたポリマーをオリゴマーの除去は行わ
ず、窒素雰囲気下250℃で5時間熱処理を行った。得
られたポリマーの重量減少率は0.30重量%であり、
引張強度は650kg/cm2、引張り伸びは2.8%
であった。オリゴマーの除去を行わないと、窒素気流下
で熱処理を行ってもポリマー重量減少率の低下は十分で
なく、また機械的強度はほとんど向上しない。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、ポリア
リーレンスルフィド樹脂から重量平均分子量1000以
上15000以下のオリゴマーをポリアリーレンスルフ
ィド樹脂に対して4重量%以上除去し、さらに得られた
ポリマーを非酸化性の不活性ガス雰囲気下、200℃以
上ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融温度未満で熱処
理することにより、機械的強度に優れ、さらに金型の転
写不良や金型汚染の原因となる溶融時の発生ガスが少な
いポリアリーレンスルフィド樹脂を製造することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアリーレンスルフィド樹脂を有機溶媒
    中で加熱し、有機溶媒に可溶な重量平均分子量1000
    以上15000以下のオリゴマーを固液分離によりポリ
    アリーレンスルフィド樹脂に対して4重量%以上除去
    し、得られたポリマーを非酸化性の不活性ガス雰囲気
    下、200℃以上ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融
    温度未満で熱処理し、空気中330℃で30分加熱後の
    ポリマー重量減少率が0.1重量%以下のポリアリーレ
    ンスルフィド樹脂を得ることを特徴とするポリアリーレ
    ンスルフィド樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】ポリアリーレンスルフィド樹脂が重量平均
    分子量40000以上60000以下であり、かつ有機
    溶媒に可溶な重量平均分子量5000以上15000以
    下のオリゴマーを固液分離によりポリアリーレンスルフ
    ィド樹脂に対して8重量%以上除去することを特徴とす
    る請求項1に記載のポリアリーレンスルフィド樹脂の製
    造方法。
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