JPH0617235Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH0617235Y2
JPH0617235Y2 JP1379688U JP1379688U JPH0617235Y2 JP H0617235 Y2 JPH0617235 Y2 JP H0617235Y2 JP 1379688 U JP1379688 U JP 1379688U JP 1379688 U JP1379688 U JP 1379688U JP H0617235 Y2 JPH0617235 Y2 JP H0617235Y2
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JP
Japan
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guide piece
tape guide
tape
lower cases
piece
Prior art date
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JP1379688U
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JPH01116977U (ja
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昭彦 佐藤
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はテープカートリッジに係り,より詳しくは上
ケース,下ケースおよびテープガイドピースがそれぞれ
別体に成形されてなる,いわゆるスリーピース型のテー
プカートリッジにおいて,テープガイドピースの上下ケ
ースに対する位置決め構造に改善を加えたものである。
〔従来の技術〕
この種のテープカートリッジとして,たとえば第6図お
よび第7図に示すようなものがある。そこでは,上ケー
ス1a,下ケース1bおよびテープガイドピース10の
三者が別体に成形されている。テープガイドピース10
は録音再生ヘッド挿入口6に臨むガイドリブ16・16
と,消去ヘッド挿入口7およピンチローラ挿入口8に臨
むガイドリブ15・17を有してなり,主としてこれら
ガイドリブ15・16・17の耐摩耗性および成形精度
を上げるためにテープガイドピース10が上下ケース1
a・1bとは別体に成形されている。
このテープガイドピース10の上下ケース1a・1bに
対する位置決め手段としては,テープガイドピース10
の前記ガイドリブ16・17間の上下に位置決め基準孔
12・12を有するボス26・26と,両ボス26・2
6間に位置する中央孔27とを設ける。そして,前記ボ
ス26・26を上下ケース1a・1bに在来の位置決め
基準孔に相当する位置にあけた取りつけ孔28・28内
に挿入嵌合するとともに,前記中央孔27を上下ケース
1a・1bに突設したねじボス22に挿入嵌合すること
により,テープガイドピース10の前後および左右方向
の位置規制をしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに,従来のテープガイドピース10の位置決め手
段では,ボス26の外径と取りつけ孔28の内径との間
のクリアランスをできるだけ小さくしてその位置決め精
度を上げることになるが,そのクリアランスを小さくし
た場合はガイドピース10が前後方向に傾くことなく垂
直な姿勢にしてこれを取りつけ孔28・28に真上から
真っ直ぐに嵌合しなければならず,非常にはめ込みにく
い。かと言って,前記クリアランスを大きくすると,テ
ープガイドピース10ははめ込み易い反面,該ピース1
0および前記基準孔12の位置が狂いやすくなり,この
ため折角ガイドリブ15・16・17これ自体の成形精
度を挙げていてもテープ走行に支障を来すという問題が
あった。また,これではボス26・26を取りつけ孔2
8・28に嵌合するのみならず,さらに中央孔27をね
じボス22に嵌合しなければならないため,この点にお
いても組みつけ性が困難であった。
この考案は,かかる従来の欠点を解消し,位置決め基準
孔の位置精度を確保し,しかもテープガイドピースの位
置決め精度の向上,並びに組み付け性の向上を図ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のテープガイドピース10は,これの前面側にガ
イドリブ15・16・17と,上下ケース1a・1b側
に開口した左右の位置決め基準孔12・12から逃げる
よう設けた左右一対の凹部18・18とを有する形に形
成する。このテープガイドピース10は凹部18・18
を上下ケース1a・1bの前記基準孔12・12の各周
縁から突設した突起部13・13に接当係合させ,この
係合によって該ガイドピース10の左右方向および前方
向の位置規制をする。またテープガイドピース10はこ
の後面側の左右端を上下ケース1a・1bの内面上にお
ける前記突起部13・13よりも後方でかつ左右方向外
方に位置するよう設けたピース受け壁面21・21に接
当させ,この接当によって該ガイドピース10の後方向
の位置規制をするようにしたものである。
〔作用〕
テープガイドピース10は上下ケース1a・1bの内面
上の突起部13・13とピース受け壁面21・21との
間にはめ込むことにより,該ガイドピース10の前後お
よび左右方向の位置規制がなされることになる。
〔考案の効果〕
この考案によれば,テープガイドピース10は上下ケー
ス1a・1bの内面上に前後に位置させて設けた左右の
突起部13・13とピース受け壁面21・21との間に
はめ込むことにより前後および左右方向の位置規制を行
うことができる。したがって,テープガイドピース10
が突起部13とピース受け壁面21間の前後間隔とほぼ
等しい厚みに形成され,かつ該ガイドピース10が前後
方向に少々傾いていても,該ガイドピース10は前記突
起部13とピース受け壁面21間にはめ込み易く,該ガ
イドピース10の組みつけ性が向上し,また該ガイドピ
ース10の位置決め精度も向上でき,上下ケース1a・
1bとは別体に構成されていてもテープ走行特性を良好
に確保できる。
また,テープガイドピース10がこの左右方向の一端を
前方向に,他端をそれとは反対の後方向に動かす外力を
受けても,前述の従来例では取りつけ孔28・28間の
距離で規制していたが,本考案では該取りつけ孔28・
28と同じ位置に設定される突起部13・13よりも更
に左右方向外方に設けた左右のピース受け壁面21・2
1間(前記取りつけ孔28・28間の距離よりも長い)
の距離で規制することになるため,前記動きに伴う傾き
角度を小さくでき,この点でも位置決め精度を上げるこ
とができる。
さらに,位置決め基準孔12はテープガイドピース10
に設けず,上下ケース1a・1b側に設けてあり,該ガ
イドピース10の位置規制に際しては前記基準孔12こ
れ自体を利用することなく、その周縁から突設した突起
部13を利用するものであるため,基準孔12の位置精
度も確保し得る利点を有する。
〔実施例〕
この考案に係るテープカートリッジの一実施例を第1図
ないし第5図に基づき説明する。
第1図において,これの本体ケース1はプラスチック製
の上ケース1aと下ケース1bとを突き合わせるととも
に、上下ケース1a・1bの数箇所に設けたねじボス2
2にねじ2をねじ込むことにより上下ケース1a・1b
を一体的に結合してなる。本体ケース1の内部左右には
テープ3が巻かれるハブ4・4を回転自在に収容配置し
てある。本体ケース1の前面壁5には,これの左右方向
中央に録音再生ヘッド挿入口6を,該挿入口6の左右に
消去ヘッド挿入口7およびピンチローラ挿入口8をそれ
ぞれ開口している。また本体ケース1の内部の前方左右
にテープガイドローラ9・9が回転自在に配置してあ
り,これら両ローラ9・9間にテープガイドピース10
が定置固定されている。
テープ3は一方のハブ4からケース前方に繰り出され,
テープガイドローラ9・9およびテープガイドピース1
0にガイドされてこれらローラ9と前面壁5との間のテ
ープ走行路を経て他方のハブ4に巻き取られる。
第2図および第3図において,テープガイドピース10
は,上下ケース1a・1bとは別体にプラスチック成形
され,上下ケース1a・1bの上下方向の内法寸法と同
じ上下幅をもつ帯形の基板14と,該基板14の前面の
左右端から前方へ左右対称に突設した両サイドの垂直な
ガイドリブ15・15と,基板14の前面の中央部から
前方へ左右対称に突設したセンターの垂直なガイドリブ
16・16と,基板14の前面の前記サイドのガイドリ
ブ15とセンターのガイドリブ16との間からそれぞれ
前方へ左右対称に突設した中間の垂直なガイドリブ17
・17とを有する。基板14の前面における中間のガイ
ドリブ17とセンターのガイドリブ16との間に,位置
決め基準孔12から逃げる形の凹部18が左右対称に形
成されている。第3図において,各凹部18はフラット
な内底面18aと,左右の段付き状の両側面18b・1
8bとを有してなる。
第1図および第2図において,上ケース1aおよび下ケ
ース1bには消去ヘッド挿入口7およびピンチローラ挿
入口8のそれぞれに臨むキャプスタン挿入孔11・11
が設けられ,また録音再生ヘッド挿入口6と,消去ヘッ
ド挿入口7およびピンチローラ挿入口8との間に,それ
ぞれレコーダ側の位置決めピンが挿入する位置決め基準
孔12を設けてある。
上下ケース1a・1bの各内面上において位置決め基準
孔12の周縁から突起部13が該基準孔12を囲む形に
突設される。第3図および第4図に示すように,その突
起部13はテープガイドピース10の凹部18の内底面
18aに合致するフラットな後面13aと,該凹部18
内の両側面18b・18bに合致する段付き状の両側面
13b・13bとを有する形に形成してある。
また,上下ケース1a・1bの各内面上において,消去
ヘッド挿入口7およびピンチローラ挿入口8のそれぞれ
の内奥におけるテープガイドローラ9・9寄りの箇所,
すなわち前記突起部13・13の後方でかつ左右方向外
方の位置に,ピース受け壁面21・21を有する突起部
24・24が突設されている。この突起部13の後面1
3aとピース受け壁面21間の前後間隔は,テープガイ
ドピース10の基板14の凹部18の内底面18aと後
面の左右端との間の板厚とほぼ等しく設定してある。
いま,テープガイドピース10を本体ケース1内に組み
つけるには,下ケース1bの内面上の前側左右に位置す
る突起部13・13と,後側左右に位置するピース受け
壁面21・21との間に該ガイドピース10の下端を上
方から案内して嵌め込む。このとき突起部13・13に
該ガイドピース10側の凹部18・18をはめ込むとと
もに,ピース受け壁面21・21に該ガイドピース10
の基板14の後面の左右端を接当させる。
しかるときは,第3図および第5図に示すように、テー
プガイドピース10の凹部18の内底面18aが突起部
13の後面13aに接当して該ガイドピース10の前方
向Aの位置規制がなされ,該凹部18内の左右の両側面
18b・18bが該突起部13の左右の両側面13b・
13bに接当して該ガイドピース10の左右方向Cの位
置規制が行われる。また,第3図および第4図に示すよ
うに,テープガイドピース10の後方向Bへの位置規制
は,これの後端の左右端がピース受け壁面21・21の
それぞれに接当することにより行われる。
テープガイドピース10の上下方向の位置規制は,下ケ
ース1bに上ケース1aを被せてねじボス22にねじ2
を締めつけることにより上下ケース1a・1bの内面間
で挟持された形で行う。上ケース1aの被せによって該
ガイドピース10の上端が上ケース1aの内面側の左右
の突起部13・13と,ピース受け壁面21・21との
間に同じく嵌まり込むことになる。
なお,位置決め基準孔12の周縁に設けるべき突起部1
3の一部13cを高く形成し,その一部13cとねじ2
2とでテープガイドピース10が下ケース1bへの仮組
み状態時に前後方向へ倒れるのを防止することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係るテープカートリッジ
の一実施例を示しており, 第1図は一部切欠き状態で示す内部平面図, 第2図は分解斜視図, 第3図は要部拡大平面図, 第4図は第3図におけるIV-IV線断面図, 第5図は第3図におけるV−V線断面図である。 第6図および第7図は従来例のテープカートリッジを示
しており, 第6図は一部切欠き状態で示す内部平面図, 第7図は分解斜視図である。 1……本体ケース, 1a……上ケース, 1b……下ケース, 10……テープガイドピース, 12……位置決め基準孔, 13……突起部, 15・16・17……ガイドリブ, 18……凹部, 21……ピース受け壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに突き合わされた上下ケース1a・1
    bと,上下ケース1a・1bとは別体に成形されて上下
    ケース1a・1bの前部の内面間に組みつけられたテー
    プガイドピース10とを有しており, テープガイドピース10は,この前面側に垂直なガイド
    リブ15・16・17と,上下ケース1a・1bの内面
    に設けた左右の位置決め基準孔12・12から逃げる形
    の左右一対の凹部18・18とを左右方向に並べて形成
    してあり, テープガイドピース10の前記凹部18・18が上下ケ
    ース1a・1bの前記位置決め基準孔12・12の各周
    縁から突設した突起部13・13に接当係合して,テー
    プガイドピース10の左右方向および前方向の位置規制
    がなされており, テープガイドピース10の後面側の左右端が上下ケース
    1a・1bの内面上に前記突起部13・13よりも後方
    でかつ左右方向外方に位置するよう設けたピース受け壁
    面21・21に接当して,テープガイドピース10の後
    方向の位置規制がなされていることを特徴とするテープ
    カートリッジ。
JP1379688U 1988-02-03 1988-02-03 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH0617235Y2 (ja)

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