JP2899925B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2899925B2
JP2899925B2 JP824091A JP824091A JP2899925B2 JP 2899925 B2 JP2899925 B2 JP 2899925B2 JP 824091 A JP824091 A JP 824091A JP 824091 A JP824091 A JP 824091A JP 2899925 B2 JP2899925 B2 JP 2899925B2
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tape cassette
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義隆 安福
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Konica Minolta Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ等の記録及び/又は再生装置において使用される
テープカセットに関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来より、ビデオテープレコーダ等の記
録及び/又は再生装置(以下、単に記録再生装置)にあ
ってはテープカセットが使用されていること周知の通り
である。このようなテープカセットを概説すると、一般
的には、プラスチック製の上ハーフと下ハーフとが合体
されてなるケース本体部内に供給側リールと巻取側リー
ルとが配設され、そしてこの供給側リールと巻取側リー
ルとの間の所定の径路には磁気テープが張設されてな
り、さらにケース本体部の外に位置する磁気テープを保
護する為の前蓋を備えている。この前蓋は、ケース本体
部の前面を閉合する前面板と、この前面板の左右両端か
ら後向きに連出した連結片と、両連結片の内面に対向状
に突設した回動用の枢軸とを有する合成樹脂からなる成
形品であって、左右連結片がケース本体部の左右側壁の
前端凹設部に外嵌して前記枢軸が該凹設部に設けた枢支
用の穴にそれぞれ嵌合枢支されていて、前記枢軸の回り
にケース本体部の前面を閉じる姿勢と上開きの姿勢とに
回動自在である。
【0003】又、テープカセットを記録再生装置に装着
した際の位置決めを行わせる為、テープカセットの下ハ
ーフには突き当て面となる突出端が構成されている。そ
れ故、この突出端部に対応して、前蓋の下方部には切欠
部(開口部)が形成されている。ところで、上記のよう
な構成のテープカセットにあっては、不意に前蓋が開け
られ、磁気テープが損傷したり、あるいは塵や埃が付着
し、ドロップアウトが起きたりすることがあった。
【0004】
【発明の開示】前記の問題点についての検討を鋭意押し
進めて行った結果、下ハーフの位置決め用の突出端とこ
の突出端部に対応して形成されている切欠部が形成され
ている前蓋との間には凹凸が形成(下ハーフの突出端側
が窪んだ形)されており、この凹凸が前蓋の開く事故原
因の一つであることが究明された。
【0005】すなわち、下ハーフの突出端と切欠部が形
成されている前蓋との間の凹凸(突出側である前蓋の切
欠部端面)に引っ掛かりが出来、この引っ掛かりによる
力が前蓋に作用して、不意に前蓋が開くことがあること
が解明されたのである。そして、この引っ掛かりが起き
ないように前蓋を構成しておけば、前記の問題点が解決
されるであろうと考えられ、この啓示に沿ってテープカ
セットを構成した処、これは予想以上の効果が発揮され
たものであり、本発明の目的は、前蓋が開く事故が起き
にくく、磁気テープが損傷したり、塵や埃が付着したり
することが起きにくいテープカセットを提供することで
ある。
【0006】この本発明の目的は、ケース本体部と、こ
のケース本体部から露出しているテープパスを保護する
蓋部とを備えてなり、この蓋部の前面下方部の肉厚が薄
く構成されてなることを特徴とするテープカセットによ
って達成される。すなわち、蓋部の前面下方部の肉厚が
薄く構成されることにより、下ハーフの突出端とこの突
出端部に対応して形成されている切欠部が形成されてい
る蓋との間には凹凸が実質上なくなり、凹凸に起因する
不意の開蓋事故が大幅になくなったのである。
【0007】特に、ケース本体部と、このケース本体部
から露出しているテープパスを保護する前面下方部の肉
厚が薄く構成された蓋部とを備えたテープカセットであ
って、前記蓋部の肉薄部前面とケース本体部の下端突出
端面とは実質上同一面上にあるよう構成され、かつ、前
記蓋部はその中間部が前方側に膨出しているよう構成さ
れてなることを特徴とするテープカセットによって、上
記の目的がより達成されたのである。
【0008】さらに、ケース本体部と、このケース本体
部から露出しているテープパスを保護する前面下方部の
肉厚が薄く構成された蓋部とを備えたテープカセットで
あって、前記蓋部の肉薄部の部分に肉盛りを設けたこと
を特徴とするテープカセットにあっては、不意に蓋が開
く事故が大幅に改善されただけではなく、内部に塵や埃
が侵入しにくくなったのである。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るテープカセット
の1実施例を示すもので、図1は全体の斜視図、図2は
前蓋の断面図である。テープカセットAを構成するケー
ス本体部1は例えばポリプロピレン、ポリスチレン、A
BS樹脂等の合成樹脂で形成された方形の上ハーフ1a
と下ハーフ1bとで構成され、これら上ハーフ1aと下
ハーフ1bは上下から相互に嵌合され、止ネジにてネジ
止めされて一体の筐体状に形成されている。
【0010】ケース本体部1内には一対のテープリー
ル、すなわち供給側リール2aと巻取側リール2bとが
回転自在に収納され、磁気テープ(以下単にテープ)3
がこれら供給側リール2aと巻取側リール2bとの間に
巻装張設されている。尚、両テープリール2a,2bは
下ハーフ1bの底面板上に載置され、更にその下端は底
面板に設けられたリール嵌合孔に嵌合されて位置決めさ
れている。
【0011】4は、一対のテープリール2a,2bの押
えバネである。ケース本体部1の前面にはテープカセッ
トの略全幅に亘って前面開口が設けられ、又、下ハーフ
1bの底面板にはこの前面開口と連続した底面開口(こ
の前面開口と底面開口とで形成されるポケット5に記録
再生装置側のテープローディング部材が進入してテープ
3をテープカセットAより引き出すことになる)が設け
られている。この底面開口の縁部に沿って下ハーフ1b
の底面板上に前面壁が一体形成して設けられ、この前面
壁によってケース本体部1内が底面開口側と両テープリ
ール2a,2bとの間で区画されている。尚、前面壁の
左右両端部には一対のテープガイド6a,6bが下ハー
フ1bの底面板上に一体形成して設けられ、上記テープ
3がこれら両テープガイド6a,6bにて案内され、前
面開口に沿って掛け渡されている。
【0012】ポケット5を構成する前面開口は、略コ字
状に形成された前蓋7によって覆われている。すなわ
ち、この前蓋7は、ケース本体部1の前面を閉合する前
面板7aと、該前面板7aの左右両端から後向きに連出
した連結片7bと、両連結片7bの内面に対向状に突設
した回動用の枢軸7cとを有するポリプロピレン、ポリ
スチレン、ABS樹脂等の合成樹脂からなる成形品であ
って、左右連結片7bがケース本体部1の左右側壁の前
端凹設部8a,8bに外嵌して前記枢軸7cが該凹設部
8a,8bに設けた枢支用の穴にそれぞれ嵌合枢支され
ている。そして、前蓋7は、この枢軸7cの回りにケー
ス本体部1の前面を閉じる姿勢と上開きの姿勢とに回動
自在である。
【0013】尚、前蓋7は、例えば右側の枢軸に装着の
捩じりばね9(図示せず)等の弾撥手段で通常閉じ姿勢
に回動附勢されている。そして、テープカセットAの不
使用時に前蓋7は閉じられていて、テープ3の前面外側
をカバーして保護し、テープカセットAを記録再生装置
に装填すると、前蓋7が開いてケース本体部1の前縁の
左右中央部に大きく入り込み状に凹設形成したポケット
5に記録再生装置側のテープローディング部材(図示せ
ず)が突入してテープ3をテープカセット前方に引き出
す。
【0014】又、ケース本体部1の右側壁の前端凹設部
8aと前蓋7の右側連結片7bとの間隙に、前述の捩じ
りばね等の弾撥手段とテープカセットAの不使用時に前
蓋7を閉蓋ロックするロック部材10とが組み込まれて
いる。そして、テープカセットAを記録再生装置に装填
すると、記録再生装置側のロック解除部材(図示せず)
が進入し、ロック解除部材が上記ロック部材10を変位
させるので、これによってロック部材10の爪と前蓋7
の係止部との係合が外れ、前蓋7は開蓋可能な状態に置
かれるので、記録再生装置側の開蓋部材の作動によって
前蓋7が開き、又、ケース本体部1の前縁の左右中央部
に大きく入り込み状に凹設形成したポケット5に記録再
生装置側のテープローディング部材が突入してテープ3
をテープカセット前方に引き出すようになっている。
【0015】前記ポケットの存在箇所において前蓋7の
内側にダストカバー11(このダストカバー11は上面
板11aと前方側に傾斜した傾斜板11bとを具備)を
軸を介して揺動自在に枢支連結し、このダストカバー1
1でテープカセットAの不使用時にテープ3の下側方を
含む内側方及びポケットの開口上面を密閉して、ポケッ
トの上下開口面から塵埃が侵入してテープ3に付着する
のを防止している。このダストカバー11はポケット5
に面する左右の側面(この側面はテープガイド6a,6
bに連なっている)に設けたカム溝に連結されており、
前蓋7の開放にともなってダストカバー11もテープ3
に一切干渉することなく前蓋7と共に上方に移動する。
すなわち、前蓋7の前面板7aの左右両端寄り箇所には
前面板7aの上端側からダストカバー取付片を一体に垂
設してあり、この取付片にダストカバー11の上下中間
部の左右両端に突設した軸を揺動自在に枢支する。ダス
トカバー11の下端近くの左右側からはピン状のカムフ
ォロアを突設し、このカムフォロアを前記カム溝にそれ
ぞれ係入連結している。
【0016】カム溝を有するポケットの左右側面は、上
ハーフ1aの上板の前部から垂設した側壁と、下ハーフ
1bの底面板上にテープガイド6a,6bに連なって立
設した側壁とから構成されており、上ハーフ1aと下ハ
ーフ1bとを合体したとき垂設側壁の後端面と、立設側
壁のポケット側の内側面に形成せる前向きの段付き端面
とがカムフォロアの径より僅かに広い間隔をもって対向
し、この後端面と段付き端面がカム溝の前後縁となる。
上ハーフ1aの上板には側壁後端面の上端に連なる矩形
の切欠部がポケット側に向けて開口形成されており、上
ハーフ1aと下ハーフ1bとを合体してカム溝を形成し
たとき、このカム溝の上端に該切欠部が突き合わせ状に
連通接続される。つまり、カム溝の上端が上ハーフ1a
の上面に切欠部を介して開放状態になる。この切欠部を
通してダストカバー11のカムフォロアが上方からカム
溝に落とし込み係入される。カム溝の後縁を構成する段
付き端面の上端縁には上拡がり形状の面取り部を形成
し、製作誤作によって切欠部の後端縁より段付端面が僅
かに前方に突き出したときでも、カムフォロアが段付き
端面の上端縁に引っ掛かることなく面取り部を介してカ
ム溝にスムーズに滑り込み係入し得るものとなってい
る。
【0017】12は前蓋7の前面板7a下方部に形成さ
れた切欠部であり、この切欠部12をあたかも塞ぐよう
に下ハーフ1bには突出端1cが形成されている。そし
て、テープカセットAを記録再生装置に装着した際の位
置決めが、この下ハーフ1bの突出端1cによって行わ
れるように構成されている。13は前蓋7の前面板7a
の前面下方部に形成された肉薄部(この肉薄部は凹部の
形成により構成)であり、この肉薄部13の構成により
前蓋7の前面板7aの下方部前面と下ハーフ1bの突出
端1c面とは同一面上に存在しているようになってい
る。つまり、切欠部12の部分では、前後方向において
凹凸が実質上ないように構成されているのである。又、
図2に示される如く、前蓋7の前面板7aの上下方向に
おける略中間部付近が前方側(図2中、左側)に膨出し
た形状に構成されている。
【0018】14は、肉薄部13において上下方向に沿
って構成されたリブ(肉盛り)である。上記のように構
成させたテープカセットAは、前蓋7の前面板7aの下
方部に肉薄部13が構成されているから、前蓋7の前面
板7aの下方部前面と下ハーフ1bの突出端1c面とは
同一面上に存在しており、テープカセットAが不用意な
取り扱いをされても、前蓋7の切欠部12に引っ掛かり
は起きず、前蓋7が不意に開いてしまうといった事故は
起きにくいものとなる。又、塵や埃の侵入も効果的に防
止できる。
【0019】そして、この肉薄部13を単に構成させた
場合に、薄いが故に前面板7aには反りが発生し易くな
ることも考えられるので、これによる隙間より塵や埃の
侵入をさらに効果的に防止するには、上記の如く肉薄部
13にはリブ14を構成することにより反りが発生しに
くくなり、従って前蓋7の前面板7aの下端部とダスト
カバー11の傾斜板11bの下端部との密接性はさらに
向上し、閉蓋時に隙間はないから、塵や埃の侵入に対し
てさらに抵抗力が高まり、磁気テープ3に塵や埃は付着
せず、ドロップアウトは起きにくいものとなる。
【0020】
【効果】テープカセットが不用意な取り扱いをされて
も、蓋が不意に開いてしまうといった事故が起きにくい
ものとなる。又、蓋に反りが発生しにくく、隙間が出来
にくいから、塵や埃が侵入しにくく、テープに塵や埃は
付着しにくく、ドロップアウトが起きにくいものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセット全体の斜視図である。
【図2】要部(前蓋)の断面図である。
【符号の説明】
A テープカセット 1 ケース本体部 1b 下ハーフ 1c 突出端 7 前蓋 7a 前面板 11 ダストカバー 11b 傾斜板 12 切欠部 13 肉薄部 14 リブ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体部と、このケース本体部から
    露出しているテープパスを保護する蓋部とを備えてな
    り、この蓋部の前面下方部の肉厚が薄く構成されてなる
    ことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 ケース本体部と、このケース本体部から
    露出しているテープパスを保護する前面下方部の肉厚が
    薄く構成された蓋部とを備えたテープカセットであっ
    て、前記蓋部の肉薄部前面とケース本体部の下端突出端
    面とは実質上同一面上にあるよう構成され、かつ、前記
    蓋部はその中間部が前方側に膨出しているよう構成され
    てなることを特徴とするテープカセット。
  3. 【請求項3】 ケース本体部と、このケース本体部から
    露出しているテープパスを保護する前面下方部の肉厚が
    薄く構成された蓋部とを備えたテープカセットであっ
    て、前記蓋部の肉薄部の部分に肉盛りを設けたことを特
    徴とするテープカセット。
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