JPH0413813Y2 - - Google Patents

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JPH0413813Y2
JPH0413813Y2 JP1987167422U JP16742287U JPH0413813Y2 JP H0413813 Y2 JPH0413813 Y2 JP H0413813Y2 JP 1987167422 U JP1987167422 U JP 1987167422U JP 16742287 U JP16742287 U JP 16742287U JP H0413813 Y2 JPH0413813 Y2 JP H0413813Y2
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slider
magnetic tape
tape cassette
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bottom plate
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JP1987167422U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は磁気記録媒体として使用される磁気テ
ープカセツトに関し、特にシエルのハブ孔を開閉
するため、その前後にスライドするスライダを備
えた磁気テープカセツトに関する。
[従来の技術] 磁気テープカセツトの下シエルのハブ孔を開閉
操作するため、該下シエルに前後にスライド自在
に装着されるスライダは、カセツトのローデイン
グ、アンローデイング時にスライドを繰り返すこ
とから、特に滑性と耐摩耗性が要求される。この
ため、専ら構造体としての強度に主眼が置かれる
前記上下のシエルとは異なる樹脂材料で形成され
る。これにより、下シエルとスライダとは、異な
る熱膨張係数を有する。
こうしたことから、スライダと下シエルとの嵌
め相寸法については、磁気テープカセツトの実際
の使用環境下での熱収縮率の違いを見込んで、常
温下に於いて或る程度余裕を持たせる必要があ
る。言い換えると、常温下に於てスライダと下シ
エルとに或る程度のがたを持たせる必要がある。
ところで、下シエルとスライダには、下シエル
のハブ孔を開いた状態と閉じた状態とに保持する
ストツパ7が設けられている。このストツパ7
は、第5図で示すように、下シエル2から弾性的
に突出された突起9を、スライダ6の底板の前後
に形成した位置決孔8に嵌め込む形式のものが用
いられる。そして、ハブ孔を閉じた状態を安定的
に維持するため、下シエル2とスライダ6との間
にばねが装着されている。
[考案が解決しようとする問題点] 前記磁気テープカセツトでは、その取り扱いに
十分注意しないと、前記ストツパが不意に外れて
しまうことがある。この原因について、本件考案
者が詳細に検討を加えたところ、その主な原因は
スライダの撓みによるストツパの外れによること
をつきとめた。
即ち、前述のようにスライダは下シエルに対し
て余裕をもつて寸法が設定されているため、第4
図に於て矢印で示すように、スライダ6の両側を
強く圧迫すると、同図において二点鎖線で示すよ
うに、スライダ6の底板が撓む。このため、第5
図において二点鎖線で示すように、スライダ6の
底板が下シエル2から浮き上がり、ストツパ7の
突起9が位置決孔8から外れてしまう。
ハブ孔が開いているべきときにこのようなスト
ツパ7に於けるロツクの解除が起こると、前記ば
ねの作用によつてハブ孔が不意に閉じてしまい、
磁気テープカセツトの組立時や使用時に、ハブ孔
から挿入されるハブ回転用のスピンドルの挿入が
妨げられ、時には下シエル2を破損することがあ
る。
本考案は従来の磁気テープカセツトにおける前
記問題点を解決することを目的とする。
[問題を解決するための手段] 即ち、本考案の前記目的は、上シエル11と下
シエル12とで形成された箱形のケースに磁気テ
ープ20を巻いた一対のハブ13を回転自在に収
納し、下シエル12にそのハブ孔19を開閉する
スライダ14を前後にスライド自在に装着した磁
気テープカセツトに於て、スライダ14の底板1
4aの主面にあつて、スライダ14を停止させる
ストツパ16の突起23の外側に、前後に亙つて
他の部分より肉厚の薄い肉薄部22を形成したこ
とを特徴とする磁気テープカセツトにより達成で
きる。
[作用] 本考案による前記磁気テープカセツトでは、第
3図で示すように、スライダ14を両側から圧迫
した場合、スライダ14の底板14aの前後に亙
つて形成された他の部分より厚みの薄い肉薄部2
2が特に屈曲する。この肉薄部22は、スライダ
14の底板14aの主面にあつて、ストツパ16
の外側に形成されているため、これらが屈曲した
場合に、その間の底板14aには前記圧迫に伴う
応力が殆ど及ばず、位置決孔21を含むその間の
部分は撓むことなく殆ど平坦に維持される。これ
によつて、スライダ14が下シエル12の後方へ
スライドした状態から、ストツパ16の突起23
が位置決孔21から外れて不意にスライダ14が
下シエルの前方へとスライドし、ハブ孔19が閉
じてしまわない。
[実施例] 次に図面を参照しながら、本考案の実施例と望
ましい実施態様について説明する。
磁気テープカセツトの外殻を形成するケース
は、上下に重ね合わせられる上シエル11と下シ
エル12とからなり、その中に磁気テープ20が
巻装された一対のハブ13が回転自在に装着され
る。下シエル12には前後にスライドするスライ
ダ14が装着され、その底板14aに開設された
ハブ孔19により、前記ハブ13を支持した下シ
エル12のハブ受孔15が開閉される。
このスライダ14は、下シエル12の両側部に
設けられたストツパ16の突起23と位置決孔2
1との嵌合により、ハブ受孔15とハブ孔19と
がずれて、ハブ受孔15が閉じられる前方側の位
置と、ハブ受孔15とハブ孔19とが一致し、ハ
ブ受孔15が開かれる後方側とで停止される。そ
して、スライダ14の前部中央に突設されたバネ
受パネル17に、下シエル12から突設したバネ
18が当り、その弾力がスライダ14を前方へ押
し出す方向へと作用する。
本考案では、このような磁気テープカセツトに
おいて、スライダ14の底板14aに、その前後
に亙つて他の部分に比べて肉厚の薄い肉薄部22
を形成する。そしてその位置は、ストツパ16の
突起23が嵌まり込む位置決孔21の外側とす
る。
図示の実施例では、スライダ14の底板14a
の主面に、2条ずつの溝が形成され、これら溝が
薄肉部22となつている。この薄肉部はこうした
溝状のものの他、ごく幅の狭い切込状のものや、
逆に溝と呼ぶ以上に幅の広い段差状のもの等であ
つてもよい。さらに前記溝、切込み、段差等は、
図示のように、スライダ14の前後に亙つて連続
しているものに限らず、不連続的、或は断続的な
ものであつてもよい。また底板14aの上面だけ
でなく、下面や、さらには上下両面に形成するこ
ともできる。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案によれば、スライダ
14を両側から或る程度強い力で圧迫しても、ス
トツパが外れないので、不意に下シエル12のハ
ブ孔15が閉じてしまうようなことが無くなる。
従つて、磁気テープカセツトの組立工程や使用時
に発生する誤動作を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す磁気テープカセ
ツトを示す底面側から見た分解斜視図、第2図は
同磁気テープカセツトの下シエルとスライダを底
面側から見た分解斜視図、第3図は下シエルとス
ライダの断面図、第4図は従来例を示す下シエル
とスライダの断面図、第5図は第4図のA−A線
断面図である。 11……上シエル、12……下シエル、13…
…ハブ、14……スライダ、14a……スライダ
の底板、15……ハブ孔、16……ストツパ、2
0……磁気テープ、21……ストツパの位置決
孔、22……肉薄部、23……ストツパの突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上シエル11と下シエル12とで形成された
    箱形のケースに磁気テープ20を巻いた一対の
    ハブ13を回転自在に収納し、下シエル12に
    そのハブ孔19を開閉するスライダ14を前後
    にスライド自在に装着した磁気テープカセツト
    に於て、スライダ14の底板14aの主面にあ
    つて、スライダ14を停止させるストツパ16
    の突起23の外側に、前後に亙つて他の部分よ
    り肉厚の薄い肉薄部22を形成したことを特徴
    とする磁気テープカセツト。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に於て、前記
    肉薄部22がスライダ14の底板14aの前後
    に亙つて連続的に形成されている磁気テープカ
    セツト。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項に於て、前記
    肉薄部22がスライダ14の底板14aの前後
    に亙つて不連続的に形成されている磁気テープ
    カセツト。
JP1987167422U 1987-10-31 1987-10-31 Expired JPH0413813Y2 (ja)

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JPH0171378U JPH0171378U (ja) 1989-05-12
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173684A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 Hitachi Maxell Ltd 情報記録媒体を内蔵するカ−トリツジ
JPS62202375A (ja) * 1987-02-24 1987-09-07 Sony Corp テ−プカセツト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173684A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 Hitachi Maxell Ltd 情報記録媒体を内蔵するカ−トリツジ
JPS62202375A (ja) * 1987-02-24 1987-09-07 Sony Corp テ−プカセツト

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JPH0171378U (ja) 1989-05-12

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