JPH061721U - 管継手装置 - Google Patents

管継手装置

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JPH061721U
JPH061721U JP4039992U JP4039992U JPH061721U JP H061721 U JPH061721 U JP H061721U JP 4039992 U JP4039992 U JP 4039992U JP 4039992 U JP4039992 U JP 4039992U JP H061721 U JPH061721 U JP H061721U
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司 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、管継手装置に関し、従来の管継手
装置に比しコストが安く、而も、長期に亘る使用によっ
ても、シールベアリングとフランジとの間の摩擦異音の
減少が図れる管継手装置を提供することを目的とする。 【構成】 第一排気管1の端部に固定される第一フラン
ジ5と、第二排気管3の端部に固定される第二フランジ
27との間にリング状のシールベアリング31を介在さ
せ、上記第一フランジ5と第二フランジ27を締付手段
15により弾性的に締め付けて、第一排気管1と第二排
気管3を揺動自在に接続する管継手装置に於て、上記第
二フランジ27を、2枚の制振鋼板35,37の間に耐
熱性を有するグラスウール等の緩衝材39を挟んでこれ
らを結合したサンドイッチ構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接続すべき2本の排気管をシールベアリングを介して揺動自在に接 続する管継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両排気系では、エンジンの振動等を有効に吸収するため、例えば実開 昭63−170524号公報に開示されるような管継手装置によって、排気管同 士を揺動自在に接続することが行われている。
【0003】 図2はこの種の管継手装置を示し、図に於て、1,3は接続すべき第一排気管 と第二排気管で、各排気管1,3の端部には、第一フランジ5と第二フランジ7 が夫々溶接によって外周に取り付けられている。そして、第一フランジ5と第二 フランジ7の間にリング状のシールベアリング9が介在されている。
【0004】 シールベアリング9は、サスメッシュに黒鉛を焼結してこれらを圧縮成形した 後、表面にテフロン加工を施してなるもので、第二フランジ7側には球面部11 が形成されている。そして、この球面部11に、第二フランジ7の内側に形成さ れたフレア部13が当接している。そして、第一フランジ5と第二フランジ7が 、締付手段15により弾性的に締め付けられて、第一排気管1と第二排気管3と が揺動自在に接続されている。
【0005】 即ち、図に示すように、第一フランジ5と第二フランジ7とを挿通してボルト 17が配置されており、ボルト17の頭部19と第二フランジ7との間には圧縮 スプリング21が介在されている。そして、ボルト17の先端側にナット23を 螺合して、両フランジ5,7を締め付けることで排気管1,3が接続されると共 に、圧縮スプリング21のばね力でシールベアリング9にフレア部13が弾性的 に当接して、両排気管1,3の接続部のシール性が確保されている。尚、図中、 25はワッシャである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
而して、従来、シールベアリング9の表面にテフロン加工を施しているのは、 第二フランジ7のフレア部13との摩擦振動による摩擦異音(スティックノイズ )を防止するためである。
【0007】 然し、テフロン加工はコストが掛かる反面、テフロン自体に耐熱性がなく、而 も、長期に亘る使用でテフロンが擦れて取れてしまい、その結果、フレア部13 との間で摩擦異音が発生してしまう不具合があった。
【0008】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、テフロン加工を施した従来の管 継手装置に比しコストが安く、而も、長期に亘る使用によっても、シールベアリ ングとフランジとの間の摩擦異音の減少が図れる管継手装置を提供することを目 的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、本考案は、第一排気管の端部に固定される第一フ ランジと、第二排気管の端部に固定される第二フランジとの間にリング状のシー ルベアリングを介在させ、上記第一フランジと第二フランジを締付手段により弾 性的に締め付けて、第一排気管と第二排気管を揺動自在に接続する管継手装置に 於て、上記第二フランジを、2枚の制振鋼板の間に耐熱性を有するグラスウール 等の緩衝材を挟んでこれらを結合したサンドイッチ構造としたものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、エンジンがロールしたり路面振動によって第二排気管に引張 方向の振動入力が伝わっても、圧縮コイルスプリングがシールベアリングにフレ ア部を弾性的に当接させて、両排気管の接続部のシール性を確保し排気ガスのガ ス洩れを防止する。
【0011】 又、シールベアリングと第二フランジとの面接触部分が摩擦振動を起こしても 、従来のフランジの材料に比べ制振鋼板は振動が小さく、而も、制振鋼板の間に 介在する緩衝材の緩衝作用が相乗的に作用するので、従来に比し摩擦振動による 振動レベルが減衰されることとなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1に基づき説明する。尚、考案部分を除く構成につ いては図2に示す従来例と同様の構成とされているため、ここではそれらについ ての説明は省略し、専ら考案部分について説明する。そして、上記従来例と同一 のものは同一符号を以って表示する。
【0013】 図1は本考案の一実施例に係る管継手装置の断面図を示し、図中、27は第二 排気管3の端部の外周に取り付けられた第二フランジで、当該第二フランジ27 は図2に示す第二フランジ7と同一形状に形成されており、その内側にはフレア 部29が形成されている。そして、後述するシールベアリング31の球面部33 が当該フレア部29に当接している。
【0014】 而して、本実施例に於ける第二フランジ27は、一枚の金属板からなる従来の 第二フランジ7に代えて、2枚の制振鋼板35,37の間に耐熱性のあるグラス ウールからなる緩衝材39を挟んでこれらを結合したサンドイッチ構造となって おり、斯様に第二フランジ27を制振鋼板35,37と緩衝材39とで形成する ことによって、シールベアリング31とフレア部29との面接触部分が摩擦振動 を起こした場合に、従来に比し振動レベルが減衰されるようになっている。
【0015】 又、本実施例に於けるシールベアリング31は、単にサスメッシュに黒鉛を焼 結してこれらをリング状に圧縮成形したもので、第二フランジ27側にはフレア 部29に当接する球面部33が形成されている。そして、上述したように第二フ ランジ27で当該シールベアリング31との振動レベルを減衰させるため、本実 施例ではシールベアリング31の表面にテフロン加工を施しておらず、又、施す 必要もない。その他、図中、41は第二フランジ27に穿設したボルト17の挿 通孔である。
【0016】 本実施例に係る管継手装置はこのように構成されているから、エンジンがロー ルしたり路面振動によって第二排気管3に引張方向(図中、矢印方向)の振動入 力が伝わっても、従来と同様、圧縮コイルスプリング21がシールベアリング3 1にフレア部29を弾性的に当接させて、両排気管1,3の接続部のシール性を 確保し排気ガスのガス洩れを防止する。
【0017】 又、上述したように本実施例の第二フランジ27は、2枚の制振鋼板35,3 7の間に緩衝材39を挟んでこれらを結合したサンドイッチ構造であるから、シ ールベアリング31とフレア部29との面接触部分が摩擦振動を起こしても、従 来の第二フランジ7の金属板に比し制振鋼板35,37は振動が小さく、而も、 制振鋼板35,37の間に介在する緩衝材39の緩衝作用が相乗的に作用して、 従来に比し摩擦振動による振動レベルが減衰されることとなる。
【0018】 従って、本実施例によれば、シールベアリング31の表面にコストの掛かるテ フロン加工を施すことなく摩擦異音を減少させることができるので、従来のシー ルベアリング9に比べシールベアリング31自体のコストを下げることができる と共に、図2に示す管継手装置に比し、長期に亘る使用によってもシールベアリ ング31と第二フランジ27との間の摩擦異音の減少が図れる利点を有する。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、従来の如くシールベアリングの表面にコ ストの掛かるテフロン加工を施すことなく摩擦異音を減少させることができるの で、従来に比べシールベアリング自体のコストを下げることができると共に、長 期に亘る使用によっても、シールベアリングとフランジとの間の摩擦異音の減少 が図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る管継手装置の断面図で
ある。
【図2】従来の管継手装置の断面図である。
【符号の説明】
1 第一排気管 3 第二排気管 5 第一フランジ 15 締付手段 27 第二フランジ 29 フレア部 31 シールベアリング 35,37 制振鋼板 39 緩衝材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一排気管(1)の端部に固定される第
    一フランジ(5)と、第二排気管(3)の端部に固定さ
    れる第二フランジ(27)との間にリング状のシールベ
    アリング(31)を介在させ、上記第一フランジ(5)
    と第二フランジ(27)を締付手段(15)により弾性
    的に締め付けて、第一排気管(1)と第二排気管(3)
    を揺動自在に接続する管継手装置に於て、上記第二フラ
    ンジ(27)を、2枚の制振鋼板(35,37)の間に
    耐熱性を有するグラスウール等の緩衝材(39)を挟ん
    でこれらを結合したサンドイッチ構造としたことを特徴
    とする管継手装置。
JP1992040399U 1992-06-12 1992-06-12 管継手装置 Expired - Fee Related JP2590883Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071108A1 (fr) * 2000-08-31 2003-08-28 Suncall Corporation Structure de connexion de tuyau d'echappement d'un vehicule automobile et ressort helicoidal a utiliser dans celle-ci

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6314824U (ja) * 1986-07-15 1988-01-30
JPS63170524U (ja) * 1987-04-27 1988-11-07

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