JPH0552217U - 管継手装置 - Google Patents

管継手装置

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JPH0552217U
JPH0552217U JP103492U JP10349291U JPH0552217U JP H0552217 U JPH0552217 U JP H0552217U JP 103492 U JP103492 U JP 103492U JP 10349291 U JP10349291 U JP 10349291U JP H0552217 U JPH0552217 U JP H0552217U
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JP
Japan
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compression coil
coil spring
exhaust pipe
exhaust
seal bearing
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Withdrawn
Application number
JP103492U
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English (en)
Inventor
好之助 町
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、接続すべき2本の排気管を揺動自
在に接続する管継手装置に関し、排気ガスのガス洩れを
確実に防止すると共に、振動吸収率を向上しシールベア
リングの摩耗を防止した管継手装置を提供することを目
的とする。 【構成】 接続すべき第一排気管43と第二排気管45
の間に、外周に圧縮コイルスプリング47が巻回され、
両端部に当該圧縮コイルスプリング47により外方へ付
勢されるリング状のシールベアリング51が挿着された
連通管49を所定間隔を開けて同軸上に配置し、第一排
気管43と第二排気管45の接続端部43a,45a
に、上記シールベアリング51が圧接するフレア部55
を夫々設けると共に、当該各フレア部55に、圧縮コイ
ルスプリング47の両端側の複数巻き部分に係止する係
止片59を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接続すべき2本の排気管をリング状のシールベアリングを介して揺 動自在に接続する管継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用排気系では、エンジンの振動等を有効に吸収するため、例えば実 開昭62−153490号公報又は実開昭63−63526号公報に開示される ような管継手装置によって、排気管同士を揺動自在に接続している。
【0003】 図3は実開昭62−153490号公報に開示された管継手装置を示し、図に 於て、1,3は接続すべき第一排気管と第二排気管で、各排気管1,3の端部に は、第一フランジ5と第二フランジ7が夫々溶接によって取り付けられている。 そして、第一フランジ5と第二フランジ7の間には、リング状のシールベアリン グ9が介在されている。
【0004】 上記シールベアリング9は、例えばカーボンからなり、第二フランジ7側には 球面部11が形成されている。そして、この球面部11に、第二フランジ7の内 側に形成されたフレア部13が当接されている。そして、第一フランジ5と第二 フランジ7が、締付手段15により弾性的に締め付けられて、第一排気管1と第 二排気管3とが揺動自在に接続されている。
【0005】 即ち、図に示すように、第一フランジ5と第二フランジ7とを挿通してボルト 17が配置されており、ボルト17の頭部19と第二フランジ7との間には圧縮 コイルスプリング21が介在されている。そして、ボルト17の先端側にナット 23を螺合して両フランジ5,7を締め付けることで排気管1,3が接続される と共に、圧縮コイルスプリング21のばね力でシールベアリング9にフレア部1 3が弾性的に当接して、両排気管1,3の接続部のシール性が確保されている。 尚、図中、25はワッシャである。
【0006】 又、図4は上記実開昭63−63526号公報に開示された管継手装置を示し 、当該管継手装置は、第一排気管27と、第二排気管29と、両排気管27,2 9との間に介装され一端が第一排気管27の端部に、他端が第二排気管29の端 部に当接した連結管31と、各排気管27,29の端部と当該連結管31の端部 と夫々の当接部に設けた球面継手33,35と、各排気管27,29の端部相互 間に設けられ当該排気管27,29の端部を互いに引き合う方向に付勢し、上記 球面継手33,35を密着させる引張りコイルスプリング37,39とからなる ものである。又、図中、41はシールベアリングである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、図3に示す管継手装置にあっては、圧縮コイルスプリング21のセ ットフォース以上の荷重が排気管1,3の引張方向に加わると、シールベアリン グ9とフレア部13との間に隙間が生じて排気ガスがこの隙間から洩れてしまう 不具合がある。
【0008】 其処で、斯かる対策として、圧縮コイルスプリング21のセットフォースを高 めて排気ガスのガス洩れを防止しているが、一方、圧縮コイルスプリング21の セットフォースを高めると、今度はシールベアリング9の摩耗が大きくなってし まう欠点があった。
【0009】 更に、上記管継手装置は、排気管1,3の上下に配した2本の圧縮コイルスプ リング21によって排気管1,3の接続部を弾性的に締め付けている構造上、左 右方向の振動は良好に吸収できるものの、上下方向(図中、矢印A,B方向)の 振動に対しては、圧縮コイルスプリング21のばね力によって振動吸収が良好と はいえなかった。
【0010】 そして、図4に示す後者の従来例にあっても、図3の管継手装置と同様に、上 下方向(図中、矢印A,B方向)の振動に対しては引張りコイルスプリング37 ,39のばね力によって振動吸収が良好とはいえず、又、引張りコイルスプリン グ37,39のセットフォース以上の荷重が引張方向に加わった場合には、シー ルベアリング41と球面継手33,35との間に隙間が生じて排気ガスがこの隙 間から洩れてしまう欠点があった。そして、ガス洩れを防止するために引張りコ イルスプリング37,39のセットフォースを高めた場合には、同様にシールベ アリング41の摩耗が大きくなってしまう欠点が指摘されている。
【0011】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、排気ガスのガス洩れを確実に防 止すると共に、振動吸収率を向上しシールベアリングの摩耗を防止した管継手装 置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、本考案は、接続すべき第一排気管と第二排気管の 間に、外周に圧縮コイルスプリングが巻回され、両端部に圧縮コイルスプリング により外方へ付勢されるリング状のシールベアリングが挿着された連通管を所定 間隔を開けて同軸上に配置し、第一排気管と第二排気管の接続端部に、シールベ アリングが圧接するフレア部を夫々設けると共に、当該各フレア部に、圧縮コイ ルスプリングの両端側の複数巻き部分に係止する係止片を設けたものである。
【0013】
【作用】
本考案によれば、圧縮コイルスプリングのセットフォース以上の荷重が排気管 の引張方向にかかると、圧縮コイルスプリングは上流側の係止片と下流側の係止 片とで挟まれた部分が伸長するが、各係止片とシールベアリングとの間に挟まれ た両端側の複数巻き部分が、常にシールベアリングをフレア部に圧接させて、シ ールベアリングとフレア部の間からの排気ガスの洩れを防止する。
【0014】 又、本考案によれば、全周方向からの振動入力に対して、圧縮コイルスプリン グが振動をスムーズに吸収する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1に於て、43,45は接続すべき2本の排気管で、両排気管43,45の 間には、外周に圧縮コイルスプリング47が巻回された同一径の連通管49が、 排気管43,45の各接続端部43a,45aと所定間隔を開けて同軸上に配置 されている。
【0016】 そして、連通管49の両端部の外周には、圧縮コイルスプリング47によって 外方へ付勢されるリング状のシールベアリング51が夫々挿着されており、シー ルベアリング51の外側面には球面部53が形成されている。
【0017】 又、上記第一排気管43と第二排気管45の各接続端部43a,45aには、 フレア部55を有するフランジ57が夫々溶接によって取り付けられており、当 該フレア部55に、圧縮コイルスプリング47によって付勢されたシールベアリ ング51の球面部53が圧接されている。
【0018】 そして、両フランジ57の外周には、図2に示すように90°の間隔を開けて 内方へ4つの係止片59が端部に形成された係止環61が溶接によって取り付け られており、各係止片59は、図1に示すように圧縮コイルスプリング47の両 端の3巻部分に係止している。そして、例えば、エンジンのロールにより圧縮コ イルスプリング47にセットフォース以上の荷重がかかって当該圧縮コイルスプ リング47が伸長しても、上記係止片59とシールベアリング51との間に挟ま れた圧縮コイルスプリング47の両端側の3巻部分が、常にシールベアリング5 1をフランジ57のフレア部55に圧接させて、シールベアリング51と当該フ レア部55との間に隙間が生じないようになっている。
【0019】 その他、図1に於て、63はシールベアリング51の内側面に取り付けた金属 製のばね力受板で、当該ばね力受板63によって圧縮コイルスプリング47によ るシールベアリング51の損傷を防止すると共に、圧縮コイルスプリング47の ばね力を受けている。
【0020】 本実施例はこのように構成されているから、圧縮コイルスプリング47のセッ トフォース以上の荷重が排気管43,45の引張方向に加わると、圧縮コイルス プリング47は、上流側の係止片59と下流側の係止片59とで挟まれた部分( 図中、C部)が伸長するが、各係止片59とシールベアリング51のばね力受板 63との間に挟まれた圧縮コイルスプリング47の両端側の3巻部分が、常にシ ールベアリング51をフランジ57のフレア部55に圧接させて、シールベアリ ング51とフレア部55の間からの排気ガスの洩れを防止することとなる。
【0021】 そして、斯様に排気管43,45の引張方向に荷重が加わっても、各係止片5 9とシールベアリング51との間に挟まれた圧縮コイルスプリング47の両端側 の3巻部分が、常にシールベアリング51をフランジ57のフレア部55に圧接 させるから、従来に比べ圧縮コイルスプリング47全体のセットフォースを弱く 設定することが可能となる。
【0022】 従って、セットフォースの低下により、全周方向からの振動入力に対して圧縮 コイルスプリング47が振動をスムーズに吸収することとなる。 このように、本実施例によれば、排気管43,45の引張方向に振動入力がか かっても、従来に比べ排気ガスの洩れを確実に防止することができると共に、排 気管43,45にかかる全周方向からの振動をスムーズに吸収することとが可能 となった。
【0023】 加えて、本実施例によれば、圧縮コイルスプリング47のセットフォースを従 来に比し低くすることができるので、シールベアリング51の摩耗の低減が図れ 、因って、長期に亘って排気管43,45の接続部分の良好なシール性能を維持 することが可能となった。
【0024】 尚、上記実施例では、第一,第二排気管43,45の接続端部43a,45a にフレア部55を有するフランジ57を溶接して、当該フレア部55にシールベ アリング51を圧接させたが、斯かる構造に代えて、各接続端部43a,45a にフレア部を一体に形成してこのフレア部にシールベアリング51を圧接させて もよいし、又、係止片59も各排気管43,45の接続端部43a,45aに一 体に設けてもよい。
【0025】 そして、斯かる構造によっても、上記実施例と同様、所期の目的を達成するこ とが可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、従来に比し排気ガスの洩れを確実に防止 することができると共に、排気管にかかる全周方向からの振動をスムーズに吸収 することとが可能である。
【0027】 加えて、本考案によれば、圧縮コイルスプリングのセットフォースを従来より も低く設定することができるので、シールベアリングの摩耗の低減が図れ、長期 に亘り排気管の接続部分の良好なシール性能を維持することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る管継手装置の断面図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来の管継手装置の断面図である。
【図4】従来の他の管継手装置の断面図である。
【符号の説明】
43 第一排気管 45 第二排気管 47 圧縮コイルスプリング 49 連通管 51 シールベアリング 55 フレア部 59 係止片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべき第一排気管(43)と第二排
    気管(45)の間に、外周に圧縮コイルスプリング(4
    7)が巻回され、両端部に圧縮コイルスプリング(4
    7)により外方へ付勢されるリング状のシールベアリン
    グ(51)が挿着された連通管(49)を所定間隔を開
    けて同軸上に配置し、第一排気管(43)と第二排気管
    (45)の接続端部(43a,45a)に、シールベア
    リング(51)が圧接するフレア部(55)を夫々設け
    ると共に、各フレア部(55)に、圧縮コイルスプリン
    グ(47)の両端側の複数巻き部分に係止する係止片
    (59)を設けたことを特徴とする管継手装置。
JP103492U 1991-12-16 1991-12-16 管継手装置 Withdrawn JPH0552217U (ja)

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JP103492U JPH0552217U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 管継手装置

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JP103492U JPH0552217U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 管継手装置

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JPH0552217U true JPH0552217U (ja) 1993-07-13

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JP103492U Withdrawn JPH0552217U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 管継手装置

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