JPH0617209Y2 - 磁気デイスクドライブ - Google Patents

磁気デイスクドライブ

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JPH0617209Y2
JPH0617209Y2 JP1986013084U JP1308486U JPH0617209Y2 JP H0617209 Y2 JPH0617209 Y2 JP H0617209Y2 JP 1986013084 U JP1986013084 U JP 1986013084U JP 1308486 U JP1308486 U JP 1308486U JP H0617209 Y2 JPH0617209 Y2 JP H0617209Y2
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JP
Japan
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magnetic head
stabilizer
magnetic disk
magnetic
head
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JP1986013084U
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JPS62124653U (ja
Inventor
靖男 石黒
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株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に例えば電子スチルカメラ用のフロッピー
ディスクドライブ(以下FDDと称す)のように、可撓
性ある磁気ディスクを挾んで磁気ヘッドと対向する溝付
きの安定板を具備した磁気ディスクドライブにおいて、
磁気ディスクの両面を記録面として利用する所謂両面型
の磁気ディスクドライブとしての適用を計ったものに係
る。
〔考案の背景〕
FDD等の磁気ディスクドライブにおいて、磁気ヘッド
と磁気ディスクとの接触を安定に保つことは必須の要件
であって、磁気ディスクの小型化・高密度化および高速
回転化に伴って、ますます上記接触安定性の向上が望ま
れている。
このため、たとえば、電子スチルカメラ用のFDDのよ
うに直径2インチ弱の小型・高密度の磁気ディスクを用
い、かつ、磁気ディスクを高速回転させて使用するもの
においては、磁気ディスクを挾んで磁気ヘッドと対向す
る溝付きの安定板を設けて、磁気ヘッドと磁気ディスク
との接触安定性を高めている。
第5図は斯る従来の構成を模式的に示したもので、50
は可撓性ある磁気ディスク、51は磁気ヘッド、52
は、磁気ヘッドの移送方向に沿う溝52aをもつ安定板
である。上記磁気ヘッド51は、図示せぬキャリッジに
搭載されて磁気ディスク50の半径方向(図示紙面と直
交する方向)に移送されると共に、該磁気ヘッド51の
先端は、装着・チャキングされた磁気ディスク50の基
準平面に対して(図示誇張してあるが)0.1mm程度突
出するように設定されている。また、上記安定板52
は、例えば磁気ディスク50(ディスクカセット)の装
着に連動して下降するアーム等に取付けられ、磁気ディ
スク50の装着時には図示の如く磁気ディスク50の上
面に弾圧されるようになっている。(なお、安定板52
の下降限界はストッパによって規制されている。) そして、図示のように磁気ヘッド51の先端と安定板5
2の当接面52bとの協働で、磁気ディスク50を前記
溝52a内で撓ませて磁気ヘッド51の作動ギャップ形
成部と接触・摺動させ、所謂「ヘッドタッチ」と称され
る磁気ディスク50と磁気ヘッド51との摺接性を向上
させるようになっていた。
しかしながら、上記安定板52を備えた現状の電子スチ
ルカメラ用のFDDは、磁気ディスク50の片面のみを
使用する所謂片面型のものであり、これを両面型FDD
とすると、キャリッジに搭載されて磁気ディスクを介し
て対向する上下の磁気ヘッドに対して、該上下磁気ヘッ
ドとそれぞれ協働する上述した安定板を上下に設けねば
ならないが、相当の工夫を施こさないと、上側の磁気ヘ
ッドと上側の安定板同志並びに下側の磁気ヘッドと下側
の安定板同志が、その設置空間を互いに干渉し合う上、
何れか一方の磁気ヘッドが作動状態にある時、この磁気
ヘッドと協働する安定板を作動位置に、他方の安定板を
非作動位置にもち来たらせねばならず、上下磁気ヘッド
と上下安定板の形状、配置、動作等に新規な創案が求め
られるものであった。
〔考案の目的〕
従って本考案の解決すべき技術的課題は、上記問題の解
消にあり、以ってその目的とするところは、上述した
「ヘッドタッチ」向上のために用いられる前記安定板を
もつ磁気ディスクドライブにおいて、両面型のものを実
現するにある。
〔問題点を解決するための技術的手段〕
本考案の上記した目的は、磁気ヘツドが可撓性ある磁気
デイスクに対して安定した読取り/書込みを行うため
に、作動状態にある磁気ヘツドと磁気デイスクの反対面
において対向し且つ磁気ヘツドの移送方向に沿った溝を
持つ安定板を備えた構成において、前記磁気デイスクの
両面を記録面とし、キヤリツジには上下方向の位置が不
変な下側磁気ヘツドと、該下側磁気ヘツド方向にバネに
よつて弾圧され且つ磁気デイスクの装着時には前記下側
磁気ヘツドと所定間隔をもつて対向する上側磁気ヘツド
とを搭載し、前記下側磁気ヘツドと協働する上側安定板
と前記上側磁気ヘツドと協働する下側安定板とを、両安
定板が一体となつて上下動するように連結すると共に、
両安定板の磁気デイスク当接面同志が所定間隔を保つよ
うになし、且つ、上側安定板には上側磁気ヘツドの移送
方向に沿った開口溝を設けて該開口内に上側磁気ヘツド
を位置付け、下側安定板には下側磁気ヘツドの移送方向
に沿つた開口溝を設けて該開口内に下側磁気ヘツドを位
置付け、 励磁状態にある電磁石のアクチュエータによつて前記下
側安定板が押下げられて下方位置にある状態では、前記
磁気デイスクに前記上側安定板と前記下側磁気ヘツドと
を当接させ、 一方、前記電磁石が非励磁状態にあると、アクチユエー
タによる前記下側安定板の押圧が解除され、該下側安定
板を常時上方に弾圧するバネにより該下側安定板が上方
に押上げられて上方位置をとり、前記磁気デイスクに該
下側安定板と前記上側磁気ヘツドとを当接させるように
したことを特徴とする磁気デイスクドライブによつて概
略達成される。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を第1図〜第4図に示した1実施例によっ
て説明する。第1図は磁気ヘッドの移送方向(紙面表裏
方向)と直交する面で一部を切断した要部側面図、第2
図は上側安定板と下側安定板との関係を示す説明図、第
3図は要部平面図、第4図は磁気ヘッドの移送方向(紙
面上で左右方向)から見た一部切断した要部側面図であ
る。
第1図において、1はFDD本体に固設されたシャーシ
で、該シャーシ1から折曲げた一対の支持片2(一方は
図示せず)には、カセット収納体3が、支軸4を中心に
所定量回動自在であるように保持されていると共に、バ
ネ5により第1図において右旋習性を付与されている。
そして、このカセット収納体3は、上記バネ5に抗して
押下げられロック機構(図示せず)でこの押下げ状態を
保持されたカセット(ディスク)装着位置(第1図で示
した位置)と、上記ロック機構を解除してその自由端側
の開口(図示せず)を上方に持上げたカセット着脱位置
とを選択的にとれるようになっている。また、上記した
カセット着脱位置にあるカセット収納体3の収納部6に
対して、カセット7(第3、4図)を抜き差しすること
によって、公知の電子スチルカメラ用の磁気ディスク8
を内蔵したカセット7のシャッタが開閉され、カセット
7をカセット収納体3の収納部6の奥方まで挿入した状
態では、第3図に示すように、カセット7のヘッドウイ
ンド9が上下面ともに開放されて、このヘッドウインド
9から磁気ディスク8の一部が露呈するようになってい
る。なお、カセット7が上述の如く奥方まで挿入され
て、ヘッドウインド9が開放された状態において、前記
カセット収納体3の上下面はヘッドウインド9と対応す
る切欠きが形成されており、第3図にはカセット収納体
3の上面側の切欠きを符号10で示してある。(実際に
は、カセット収納体3の下面はカセット7が落ちぬ程度
の折曲げ片があるだけで、下面の大部分は開放されてい
る。) 第1図において、11は、後記磁気ヘッドを搭載し、磁
気ヘッドを磁気ディスク8の半径方向に移送するための
キャリッジで、該キャリッジ11は、ガイドシャフト1
2に挿通・案内されて、図示せぬステッピングモータ等
の駆動源の回転力を公知のスクリューシャフト機構、或
いはステールベルト機構等を介して直線運動として伝達
され、第1図で紙面の表裏方向に移送される。13は、
上記ガイドシャフト12に案内されて上下方向の位置が
不変の(磁気ディスク8面に対する位置が不変の)キャ
リッジベースで、該キャリッジベース13上に下側磁気
ヘッド14が固設されている。15は、キャリッジベー
ス13の端部から折曲げ・立設した対となった支持片で
(一方は図示せず)、該支持片15は前記シャーシ1の
開口16およびカセット収納体3の空間17内に突出し
て第1図紙面表裏方向に移動自在とされ、また、この支
持片15の先端には、支軸受18を中心に所定量回動自
在であるように上側ヘッドアーム19が取付けられてい
る。
上記上側ヘッドアーム19は、バネ20によって第1図
左旋習性(下降習性)を付与されており、カセット収納
体3が第1図示の如く下降位置にある時には、バネ20
に押圧されて下降・左旋し、該上側ヘッドアーム19の
後端部19aの上面が、前記キャリッジベース13の支
持片15の水平折曲げ部15aに螺合した調整ネジ21
に当接して位置規制され、この状態において上側ヘッド
アーム19の先端側下面に固設した上側磁気ヘッド22
が、前記下側磁気ヘッド14と微少の所定間隔をもって
対向するようになっている。この両ヘッド14、22間
の間隔は上述した調整ネジ21で容易に調整できる。一
方、前記カセット収納体3がその自由端側を持上げた前
述した上昇位置(カセット着脱位置)にある時には、カ
セット収納体3の上面が、上側ヘッドアーム19の根本
側下面に設けた突起23と当接して、上側ヘッドアーム
19をバネ20に抗して右旋・上昇させ、前記した調整
ネジ21および上側磁気ヘッド22を、後述する上側安
定板から所定量離間させるようになっている。
第1〜4図において、23は、前記下側磁気ヘッド14
と協働するための上側安定板で、該上側安定板23は、
第3図に示すように前述したヘッドウインド9の形状に
略見合った平面形状とされると共に、前記上側磁気ヘッ
ド22の移送方向に沿った開口溝24が上下面を連通し
て穿設されている。この上側安定板23は、前記カセッ
ト収納体3の上面板の一部を折曲げ形成してなる一対の
支持片25、25(第2、3図)に、保持棒26、26
を介して垂下・保持されていると共に、上側安定板23
を抜け落ちぬように保持した保持棒26は、上記支持片
25に対して摺動自在とされている。また、支持片25
の下面と上側安定板23の上面との間には、保持棒26
に遊挿されたバネ27が装着されていて、該バネ27に
よって上側安定板23は、第1、2、4図において下向
きの弾圧力を付与されている。そして、第1図示の如く
前記カセット収納体3が下降位置にある時には、上側安
定板23は該カセット収納体3と共に下降して、前記カ
セット7のヘッドウインド9内に入り込んで磁気ディス
ク8と当接可能な状態にあり、且つ、この時上側安定板
23の膨出部23a(第3図参照。同図におけるヘッド
ウインド9の膨出部9aと対向する箇所、即ち、磁気デ
ィスク8の外周から離間した部位となる。)は、後述す
る下側安定板と当接した状態にある。一方、前記カセッ
ト収納体3が前述した上昇位置にある時には、上側安定
板23も該カセット収納体3と共に上昇していて、カセ
ット収納体3内のカセット挿通路内に臨んでいることと
なるが、カセット7の挿入・排出時にはカセット7のケ
ース上面によって、上側安定板23は前記保持棒26と
共に前記バネ27に抗して上方に押上げられることにな
り、カセット7の挿入・排出を阻害しないようになって
いる。
第1、2、4図において、28は、前記上側磁気ヘッド
22と協働するための下側安定板で、該下側安定板28
はその平面形状を図示していないが、前記上側安定板2
3と略見合った平面形状とされていると共に、前記した
下側磁気ヘッド14の移送方向に見合った開口溝29が
上下面を連通して穿設されている。30は、上記下側安
定板28の下面を固着させたリフト板で、該リフト板3
0はリンク機構を介して前記したシャーシ1に取付けら
れ、所定量上下動自在となっている。即ち、第4図に示
したように、リフト板30から折曲げ・立上げした支持
片31、31と、前記シャーシ1から折曲げ・垂下した
支持片32、32とは、両者31、32に各々その両端
を支軸33、34によって軸支された連結板35によっ
て結合されており、且つ、リフト板30はバネ36によ
って常時上方に弾圧・偏倚されていると共に、その上方
限界をストッパ37で規制されるようになっている。
第1、4図に図示した(第4図では実線で図示した)状
態では、前記リフト板30は前記バネ36に抗して、第
1図に示した(励磁状態にある)電磁石38のアクチュ
エータ39によって押下げられた下降限界位置にあり、
この時、前記上側安定板23の下面が磁気ディスク8と
当接してこれをわずかに下方に撓わませて前記下側磁気
ヘッド14先端の作動ギャップ部を磁気ディスク8に当
接させ、この結果下側磁気ヘッド14の先端を上側安定
板23の開口溝24にわずかに突出させて、磁気ディス
ク8の下面側を読取り/書込み可能な状態としている。
そして、この時、前述した如く、バネ27によって下方
に押圧された上側安定板23は、前記した膨出部23
a、23aの下面において、下側安定板28の膨出部上
面に固設したスペーサ部40、40(第2図)と密接
し、上側安定板23の下面と下側安定板28の上面とを
(即ち、両者23、28の磁気ディスク8との当接面同
志を)、所定量離間させるようになっている。
一方、前記電磁石38が非励磁状態にあると、前記した
下側安定板28を押上げるバネ36のバネ力が、上側安
定板23を押下げるバネ27のバネ力よりも大きく設定
してある結果、上記バネ36の押上げ力で、リフト板3
0は第4図で2点鎖線で示した位置まで上昇してストッ
パ37と当接する。このリフト板30の上昇で、下側安
定板28と上側安定板23とは、両者23、28のディ
スク当接面同志が所定の間隔を保ったまま一体となって
上昇し、図示していないが、上側安定板23の下面が磁
気ディスク8から離間すると共に、下側安定板28の上
面が磁気ディスク8と当接してこれをわずかに上方に撓
ませ、前記上側磁気ヘッド22先端の作動ギャップ部を
磁気ディスク8に当接させ、この結果、上側磁気ヘッド
22の先端を下側安定板28の開口溝29内にわずかに
突出させて、磁気ディスク8の上面側を読取り/書込み
可能な状態とするようになっている。また、この状態か
ら前記電磁石38を励磁すれば、アクチュエータ39に
よってリフト板30とこれに固設した下側安定板28と
が押下げられると共に、バネ27によって下方に押圧さ
れた上側安定板23も一体となって降下し、第1、4図
で図示した磁気ディスク8の下面側を作動可能状態とす
る。
なお、ここで第1図において、41は電磁石38の鉄
芯、42はボビン、43はコイル、44はヨークであ
り、45は、前記アクチュエーター39の折曲げ片39
aを軸46支するためのシャーシ1の支持片であり、第
1、2、4図において、30aは、リフト板30に設け
た下側磁気ヘッド14の突出・移動を許容する開口であ
る。また、第4図において、47は、磁気ディスク8を
駆動するためのスピンドルモータ、47aはそのディス
クチャッキング・担持部、8aは磁気ディスクのセンタ
ーハブ、48はカセット7のセンターホール、49は、
シャーシ1に穿設した下側安定板28突出用の開口であ
る。
以上の説明からその動作は概ね明らかであるが、該実施
例においては、前記カセット収納体3が前述した上昇位
置(カセット着脱位置)にある時に、前記カセット7を
カセット収納体3の収納部6の奥方まで挿入して、これ
によってカセット7のヘッドウインド9を開放する。こ
の際、カセット収納体3の上面の支持片25に懸下され
た前記上側安定板23は、ヘッドウインド9が開放され
た時点で前記バネ27によって押圧されてヘッドウイン
ド9内に入り込んで磁気ディスク8と当接する。一方こ
の時点では、上昇位置にあるカセット収納体3に前述し
た如く上側ヘッドアーム19が押上げられた状態にある
ので、上側磁気ヘッド22は上側安定板23から離間し
た状態にある。
この状態からカセット収納体3を下降位置に押下げ、ロ
ック機構(図示せず)によってその位置を維持させる
と、磁気ディスク8のセンターハブ8aが、第4図示の
如く前記スピンドルモータ47のディスクチャッキング
・担持部47aに嵌入・チャキングされて磁気ディスク
8は回転駆動可能状態におかれる。また、この時カセッ
ト7の下面側のヘッドウインド9から、下側安定板28
並びに、該下側安定板28の開口溝29内に位置する下
側磁気ヘッド14が進入し、一方、カセット収納体3の
下降に伴ってこの上面との当接を解かれた前記上側ヘッ
ドアーム19は前記バネ20の押下げ力によって下降
し、その先端下面の前記上側磁気ヘッド22が、上側安
定板23の前記開口溝24内に進入する。この結果、下
側安定板28のスペーサ部40に(この際通常は前記電
磁石38は非励時状態にあるので、下側安定板28は前
記リフト板30がストッパ37と当接した上昇位置に見
合う上昇位置にある)、バネ27で下方に押圧された上
側安定板23の膨出部23aが当接して、両安定板2
3、28はそのディスク当接面同志を図示した如く所定
の間隔をもって対向・維持され、且つ、前記バネ20に
よって第1図の如く下降・左旋した上側ヘッドアーム1
9は、前述した如くその後端部19aを調整ネジ21で
位置規制され、上側磁気ヘッド22は下側磁気ヘッド1
4と所定の間隔を保って対向・維持される。
この状態においては、前述したように上側安定板23と
下側安定板28とが、電磁石38の作動状態によって一
体となって下降もしくは上昇した位置をとり、この両安
定板23、28の上昇・下降によって、前記磁気ディス
ク8がわずかに上方または下方に撓わまされて、下側磁
気ヘッド14もしくは上側磁気ヘッド22に択一的に磁
気ディスク8が当接することになる。即ち、電磁石38
が励磁状態にあると前述の如く両安定板23、28は下
降位置をとって、上側安定板23の下面によって下側磁
気ヘッド14が磁気ディスク8の下面と摺接可能とな
り、また、電磁石38が消磁された状態にあると両安定
板23、28が上昇位置をとって、下側安定板28の上
面によって上側磁気ヘッド22が磁気ディスク8の上面
と摺接可能となり、斯くして所謂両面記録型のFDDが
達成される。
なお、上述した実施例においては、両安定板23、28
に上昇位置と下降位置とを択一的にとらせるようにして
いるが、この両安定板23、28に上述の上昇・下降位
置とその中間位置との3変位位置をとらせるようにする
こともあり(例えば3段階駆動の電磁手段)、この場
合、上記中間位置において、磁気ディスク8を両磁気ヘ
ッド14、22および両安定板23、28の中間に位置
させることができ、磁気ディスク8の非駆動時にはこの
状態をとらせてディスクの損傷を防止することができ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案の磁気ディスクドライブによ
れば、電子スチルカメラ用のFDDのように、ヘッドタ
ッチ向上のために用いられ且つ磁気ヘッドと磁気ディス
クを介して対向する安定板をもつ磁気ディスクドライブ
において、両面型ディスクドライブを提供できて小型磁
気ディスクの記憶容量を倍増でき、その産業的価値は極
めて多大である。
また、本考案の磁気ディスクドライブによれば、励磁状
態にある電磁石のアクチュエータによって前記下側安定
板が押下げられて下方位置にある状態では、前記磁気デ
ィスクに前記上側安定板と前記下側磁気ヘッドとを当接
させ、一方、前記電磁石が非励磁状態にあると、アクチ
ュエータによる前記下側安定板の押圧が解除され、該下
側安定板を常時上方に弾圧するバネにより該下側安定板
が上方に押上げられて上方位置をとり、前記磁気ディス
クに該下側安定板と前記上側磁気ヘッドとを当接させる
ようにし、電磁石のアクチュエータとバネとによって上
側安定板と下側安定板とを所定間隔を保ちつつ一体に上
下動させるようにしたので、磁気ディスクの下面側を読
取り/書込み可能な状態から磁気ディスクの上面側を読
取り/書込み可能な状態への変換を瞬時に行うことがで
き、しかも上側安定板と下側安定板を完全に停止位置に
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の1実施例に係り、第1図は磁
気ヘッドの移送方向(紙面表裏方向)と直交する面で一
部を切断した要部側面図、第2図は上側安定板と下側安
定板との関係を示す説明図、第3図は要部平面図、第4
図は磁気ヘッドの移送方向(紙面上で左右方向)から見
た一部切断した要部側面図、第5図は従来例を示す説明
図である。 1……シャーシ 3……カセット収納体 5……バネ 7……カセット 8……磁気ディスク 9……ヘッドウインド 11……キャリッジ 12……ガイドシャフト 13……キャリッジベース 14……下側磁気ヘッド 19……上側ヘッドアーム 20……バネ 21……調整ネジ 22……上側磁気ヘッド 23……上側安定板 24……開口溝 25……支持片 26……保持棒 27……バネ 28……下側安定板 29……開口溝 30……リフト板 35……連結板 36……バネ 37……ストッパ 38……電磁石 39……アクチュエター 40……スペーサ部 47……スピンドルモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘツドが可撓性ある磁気デイスクに対
    して安定した読取り/書込みを行うために、作動状態に
    ある磁気ヘツドと磁気デイスクの反対面において対向し
    且つ磁気ヘツドの移送方向に沿った溝を持つ安定板を備
    えた構成において、前記磁気デイスクの両面を記録面と
    し、キヤリツジには上下方向の位置が不変な下側磁気ヘ
    ツドと、該下側磁気ヘツド方向にバネによつて弾圧され
    且つ磁気デイスクの装着時には前記下側磁気ヘツドと所
    定間隔をもつて対向する上側磁気ヘツドとを搭載し、前
    記下側磁気ヘツドと協働する上側安定板と前記上側磁気
    ヘツドと協働する下側安定板とを、両安定板が一体とな
    つて上下動するように連結すると共に、両安定板の磁気
    デイスク当接面同志が所定間隔を保つようになし、且
    つ、上側安定板には上側磁気ヘツドの移送方向に沿った
    開口溝を設けて該開口内に上側磁気ヘツドを位置付け、
    下側安定板には下側磁気ヘツドの移送方向に沿つた開口
    溝を設けて該開口内に下側磁気ヘツドを位置付け、 励磁状態にある電磁石のアクチュエータによつて前記下
    側安定板が押下げられて下方位置にある状態では、前記
    磁気デイスクに前記上側安定板と前記下側磁気ヘツドと
    を当接させ、 一方、前記電磁石が非励磁状態にあると、アクチユエー
    タによる前記下側安定板の押圧が解除され、該下側安定
    板を常時上方に弾圧するバネにより該下側安定板が上方
    に押上げられて上方位置をとり、前記磁気デイスクに該
    下側安定板と前記上側磁気ヘツドとを当接させるように
    したことを特徴とする磁気デイスクドライブ。
JP1986013084U 1986-01-31 1986-01-31 磁気デイスクドライブ Expired - Lifetime JPH0617209Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986013084U JPH0617209Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31 磁気デイスクドライブ

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JP1986013084U JPH0617209Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31 磁気デイスクドライブ

Publications (2)

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JPS62124653U JPS62124653U (ja) 1987-08-07
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