JPS621168A - 磁気記録・再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、磁気記録・再生装置、詳しくは、磁気記録媒
体の表裏両面に夫々記録・再生できるようにした磁気記
録・再生装置に関する。

〔従来の技術］ 従来の可撓性の円板状の磁気記録媒体（以下、磁気ディ
スクという）を用いる磁気ディスク記録再生袋ｗｔ（い
わゆるフロッピーディスク記録・再生装置）は、第４図
（Ａ）に示すように固定されたスピンドルモータ３に装
着された磁気ディスク１の両面側の所定の位置に図示し
ないヘッドアクセス機構に取り付けて夫々上部磁気ヘッ
ド２ａと下部磁気ヘッド２ｂを配設し、上記両面に別々
の記録トラックを形成することによって一枚の磁気ディ
スク当たりの記録情報量を増やすようにしていた。即ち
、磁気ディスク１の上面に記録・再生する際には、第４
図（Ｂ）に示すように、上記ヘッドアクセス機構を作動
させることによって上部磁気ヘッド２ａを下降させて磁
気ディスク１の表側面に摺接させ、記録・再生を行なう
ようにしていた。なお、この場合には下部磁気ヘッド２
ｂは初期状態（第４図（Ａ）参照）のままである。

逆に、磁気ディスク１の下面で記録番再生する場合には
、第４図（Ｃ）に示すように、上記ヘッドアクセス機構
を作動させ下部磁気ヘッド２ｂを上昇させることによっ
て下部磁気ヘッド２ｂと磁気ディスク１の裏側面とを摺
接させるようにしていた。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、上述のように上下に配設された磁気ヘッドを
夫々下降させたり、あるいは上昇させたりするためには
磁気ヘッドを磁気ディスクの径方向に移動させるヘッド
アクセス機構に更に上述のような磁気ヘッドの昇降のた
めの機能を付加しなくてはならず、従ってその構造が極
めて複雑にならざるを得なかった。

［問題点を解決するための手段および作用１本考案は上
記問題点を解決するために、上部磁気ヘッドと下部磁気
ヘッドとを磁気ディスクに対し固定しておき、上記上部
磁気ヘッド側に設けた上部パッドと、上記下部磁気ヘッ
ド側に設けた下部パッドとの２個のパッドを夫々下降・
上昇させることにより磁気ディスクの表裏面と夫々上部
および下部磁気ヘッドとが摺接するようにしたものであ
る。

［実　施　例］ 以下、本発明を第１〜３図に示す一実施例に基づいて説
明する。第１図に示すように、磁気記録・再生装置１０
０はステージ移動部１０．パッド支持部３０．ヘッド支
持部５０．レール部７０等を具備して構成されていて、
磁気ディスクジャケット８０を装填した後にステージ移
動部１０を上下に移動して磁気ディスクの表裏面に対し
、夫々上部磁気ヘッド５１ａあるいは下部磁気ヘッド５
１ｂを摺接させるようにしたものである。なお、以下の
説明において「上下」　「左右」等の方向、位置を表わ
す語は夫々図示された状態を基準として述べる。

第１．２図に示すように、ステージ移動部１０は、可動
部材１１．移動支持軸ｊ２ａ、１２ｂ。

駆動モータ１３１台座１４．ラック１５．ギアー１６等
からなっている。即ち、厚い板材からなる台座１４には
所定の間隔を隔てて丸棒からなる２本の移動支持軸１２
ａ、１２ｂが植設されている。

こＱ移動支持軸１２ａ、１２ｂには矢印Ａ方向から見た
形状がｒ山ｊ字型をしたブロック状の可動部材１１が上
下に摺動するように挿入されている。

この可動部材１１の右側面中央にはラック１５が固定さ
れていて、このラック１５は中継用のギアー１６を介し
て、駆動モータ１３の出力軸に固定されているウオーム
ギアー１３ａに噛み合うようになっている。上記山芋型
をした可動部材１１の一方の垂直腕１１ａは、同可動部
材１１の高さ方向に略半分はど延び出していて、この垂
直腕１１ａの上端部にはビン１７ａが上記移動支持軸１
２ａ。

１２ｂと直角をなすように植設されている。また、上記
可動部材１１の他方の垂直腕１１ｂにも、上述と同様に
ビン１７ｂが植設されている。

上記移動支持軸１２ａの先端部には、同支持軸１２ａと
直角方向にフランジ状のネジ取付部１８が形成されてお
り、このネジ取付部１８には上記可動部材１１のストロ
ークを調整するための先端の鋭った調整ネジ１９ａが螺
入できるようになっている。そして、この調整ネジ１９
ａと対向するように上記台座１４上には、先端の鋭った
調整ネジ１９ｂが螺入されていて、これら調整ネジ１９
ａ。

１９ｂを調整することによりステージ移動部１０全体の
ストロークを調整できるようになっている。

第１．２図に示すように、上記可動部材１１の左側面下
部寄りからは左方へ下部パッド支持部材３２が台座１４
と略平行に延び出している。このパッド支持部材３２の
平面形状は、第２図に示すように略横Ｕ字状をしており
、このＵ字の開口側が上述のように可動部材１１の左側
面に固定されている。

上記下部パッド支持部材３２の先端部には、横長の長方
形をした開口部３２ａが形成されており、上記パッド支
持部材３２の上面であって、上記開口部３２ａの周囲に
は図示のように方形の額縁状をしたパッド３４が取り付
けられている。そして、上記下部パッド支持部材３２の
開口部３２ａと上記パッド３４の開口部３４ａとは同じ
大きさであって、且つこれら開口部３２ａと３４ａとが
互いにぴったり一致するように固定されている。また、
上記下部パッド支持部材３２の一方の腕の上面中央には
、次に述べる上部パッド支持部材３１に設けられた調整
ネジ３５の先端部と当接するような円柱状の突起部３２
ｂが設けられている。

第１．　２図に示すように、可動部材１１に植設されて
いる前記ピン１７ａ、１７ｂには１、上部パッド支持部
材３１の一方の腕３１ｂと他方の腕３１ｃとの夫々の先
端部に設けた小孔が挿入されている。そして、上記上部
および下部パッド支持部材３２と３３とは平面形状が略
同−であって、且つ互いに平行になるように配設されて
いる。即ち、第１図に点線で示すように、上部パッド支
持部材３１の腕３１ｂ、３１ｃの可動部材１１側の端部
は下方に折れ曲がっていて、この折れ曲がった部分の先
端部が上述のようにピン１７ａ、１７ｂとに夫々挿入さ
れるようになっている。そして、これらピン１７ａ、１
７ｂにはトーションばね３６．３７の夫々の捩り部が巻
回されていて、このトーションばね３６と３７との夫々
の一端は上部パッド支持部材３１の一方の腕３１ｂと他
方の腕３１ｃとの夫々の上面に係止されている。そして
、上記トーションばね３６と３７との夫々の他端は、可
動部材１１の適宜の位置に係止されている。このように
構成すると、上記トーションばね３Ｂ、３７により上部
パッド支持部材３１は、常に第１図でみて反時計方向に
回動付勢されていることになる。そして、上記上部パッ
ド支持部材３１の略中央部には前記調整ネジ３５が螺入
されていて、このネジ３５の先端部が下部パッド支持部
材３２に設けた前記突起部３２ｂと当接するようになっ
ている。即ち、このように構成すれば、上述のようにト
ーシヨンばね３６．３７により反時計方向（第１図にお
いて）に回動付勢されても上部パッド支持部材３１が回
動し過ぎることはなく、従つて次に述べる上部パッド３
３と下部パッド３４との間隔を適正値に調整することが
できる。

上述の下部パッド支持部材３２と同様に上部パッド支持
部材３１の先端部側には開口部３１ａが形成されており
、同支持部材３１の下面であって、上記開口部３１ａの
周囲には前記パッド３４と同一形状のパッド３３が取り
付けられている。

第１，２図に示すように、前記台座１４に固定された部
材（図示されず）に２本のレール７１゜７２が、所定の
間隔を隔てて互いに平行に、且つ上記下部パッド支持部
材３２にも平行に配設されている。

ヘッド支持部材５０は、上部磁気ヘッド５１ａ。

下部磁気ヘッド５１ｂ、ヘッド支持部材５２．ヘッド移
動ステージ５３等によって構成されている。

第１．２図に示すように、ヘッド移動ステージ５３は厚
みのある横長の長方形をしていて、横長方向の上下部（
第２図において）に上記レール７１．７２と同じ間隔を
隔てて横孔が形成されている。そして、この横孔に上記
レール７１．７２が挿通され、上記ヘッド移動ステージ
５３は第１゜２図において左右方向、即ち磁気ディスク
の半径方向に移動できるようになっている。

上記ヘッド移動ステージ５３の右端上下角部（第２図に
おいて）からは夫々角柱５３ａ、５３ｂが上記ステージ
５３に手前方向垂直に延び出している。第１図に示すよ
うに、これら角柱５３ａ。

５３ｂの中央部やや下方りにはシャフト５４が挿通され
ている。

上記ヘッド移動ステージ５３の左端部中央には角柱状を
したヘッド取付台５７ｂが植設されており、この取付台
５７ｂの先端には下部磁気ヘッド５１ｂが固定されてい
る。

上記シャフト５４には、第１図に示すように側断面形状
がＹ字に類似した形状を有するヘッド支持部材５２の基
端部が挿通されている。このヘッド支持部材５２の平面
形状は、第２図に示すように音叉型をしていて、ヘッド
移動ステージ５３と略平行に延長された端部５２ａは横
方向に細長く延び出している。この端部５２ａ下面には
ヘッド取付台５７ａが下方に向けて植設されていて、そ
の先端部には上部磁気ヘッド５１ａが下方に向けて延び
出している。そして、この上部磁気ヘッド５１ａと前述
の下部磁気ヘッド５１ｂとは磁気ディスクを介して対向
配置されている。

第２図に示すように、ヘッド支持部材５２の左腕５２ｂ
の角柱５．３　ａ側の端部は上方に折れ曲がっていて、
この折れ曲がり部中央には調整ネジ５８が螺入されるよ
うに形成されている。そして、この調整ネジ５８の先端
は上記角柱５３ａの右側面（第１図において）と当接す
るようになって、いる。このように構成すると、同調整
ネジ５８を調整することによりヘッド支持部材５２をシ
ャフト５４のまわりに微小な角度宛回動させることがで
きるので上部磁気ヘッド５１ａと下部磁気ヘッド５１ｂ
との間隔を精密に調整することができる。

また、上記シャフト５４にはトーションばね５５゜５６
の捩り部が夫々挿入されていて、夫々のトーションばね
５５．５６の一端はヘッド支持部材５２の左腕５２ｂと
右腕５２ｃとの上面で係止されている。上記トーション
ばね５５，５６の他端は、前記ヘッド移動ステージ５３
の２本の角柱５３ａ、５３ｂの右側面に夫々係止されて
いる。

次に、このように構成されている磁気記録再生装置１０
０の動作を述べる。

先ず、ステージ移動部１０は第１図に示すように下方に
移動していて可動部材１１の下端面は調整ネジ１９ｂの
先端で衝止されている。この状態において、ヘッド支持
部材５２を時計方向（矢印Ｘ方向）に押し上げると、こ
の支持部材５２はシャフト５４を中心にしてトーション
ばね５５．５６の抗力に反して回動する。同様に上部パ
ッド支持部材３１を時計方向（矢印Ｙ方向）に押し上げ
ると、ビン１７ａ、１７ｂを中心にしてトーションばね
３６．．３７の抗力に反して回動する。即ち、上記ヘッ
ド支持部材５２と上部パッド支持部材３１とは夫々時計
方向に回動して開口（図示せず）を形成する。この開口
を形成した状態で左方（第１図において）から磁気ディ
スクジャケット８０を挿入し、図示しない磁気ディスク
駆動モータの出力軸に磁気ディスク８１のチャッキング
部をチャッキングする。この時はジャケット８２の下面
に形成されている下部窓８２ｂに下部パッド３４が挿入
される。

次いで、このように磁気ディスクジャケット８０がセッ
トされたなら上記パッド支持部材３１を反時計方向に回
動すると上部パッド３３は、ジャケット８２の上部窓８
２ａに挿入される。さらに、上記ヘッド支持部材５２を
反時計方向に回動すると、ヘッド移動ステージ５３の角
柱５３ａで調整ネジ５８の先端が衝止される。即ち、第
１図に示したように、磁気ディスク８１の上面は上部パ
ッド３３と当接して下方に押し下げられ、下部磁気ヘッ
ド５１ｂは磁気ディスク８１の下面に摺接するようにな
る。

この状態で磁気ディスク８１を回転させ、ヘッド移動ス
テージ５３を左右方向に移動させるヘッドキャリッジ機
構（図示せず）を動作、させることにより下部磁気ヘッ
ド５１ｂを磁気ディスク８１に摺接させながら磁気ディ
スク８１の下面に同心円状或いは渦状に形成される記録
トラックに対し磁気記録あるいは再生を行なうことがで
きる。

次に、磁気ディスク８１の上面に上部磁気ヘッド５１ａ
を摺接させるには、駆動モータ１３を逆転させ可動部材
１１の上端面が調整ネジ１９ａの先端で衝止されるまで
同可動部材１１を上昇させる。なお、上述の衝止は適宜
の手段で検出され上記駆動モータ１３の逆転電流はスト
ップされる。

このストップされた時には上記可動部材１１はラック１
５とギアー１６とウオームギアー１３ａとが順次噛み合
っていて、上記可動部材１１は上昇したままの位置に維
持されている。

この上方に維持されているときには、第３図に示すよう
に磁気ディスク８１は下部パッド３４により上方に押し
上げる力を受け、上部磁気ヘッド５１ａは磁気ディスク
８１の上面に当接する。この状態で、前述の磁気ディス
ク８１の下面に対する場合と同様に磁気記録味・再生を
行なうことができる。

［発明の効果］ 本発明によれば、磁気ディスクを介して上下に配設した
磁気ヘッドを動かさずに同磁気ディスクの表裏両面で記
録・再生ができる。従って、ヘッドアクセス機構に連結
されている磁気ヘッドを駆動するよりも磁気記録・再生
装置の構成を簡単にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す磁気記録・再生装置
の側断面図、 第２図は、上記第１図に示す磁気記録・再生装置の平面
図、 第３図は、上記第１図に示す磁気記録・再生装置が動作
したときの状態を示す要部側断面図、第４図（Ａ）　、
　（Ｂ）　、　（Ｃ）は、従来の両面記録の磁気記録・
再生装置の動作を示す線図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 装填された磁気記録媒体の表面および裏面に対し記録信
   号の授受をなし得るようになされた磁気記録・再生装置
   において、 上記磁気記録媒体の表面に対して記録信号の授受をなす
   ための第１のヘッドと、 上記磁気記録媒体の裏面に対して記録信号の授受をなす
   ための第２のヘッドと、 上記磁気記録媒体に対し上記第１のヘッドまたは第２の
   ヘッドを選択的に摺接させるべく同磁気記録媒体を規制
   する規制機構と、 を具備したことを特徴とする磁気記録・再生装置。