JPH061713A - 歯肉炎・歯槽膿漏治療薬 - Google Patents

歯肉炎・歯槽膿漏治療薬

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JPH061713A
JPH061713A JP15634192A JP15634192A JPH061713A JP H061713 A JPH061713 A JP H061713A JP 15634192 A JP15634192 A JP 15634192A JP 15634192 A JP15634192 A JP 15634192A JP H061713 A JPH061713 A JP H061713A
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JP
Japan
Prior art keywords
gingivitis
pyorrhea
sodium
treating agent
oral
Prior art date
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Pending
Application number
JP15634192A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kawashima
順市 川島
Junko Yashiro
純子 八代
Masayuki Hattori
昌幸 服部
Shizutaka Tanigami
鎮隆 谷上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ボビトンヨードを含む優れた口腔用歯肉炎・歯
槽膿漏治療薬を提供することを目的とする。 【構成】有効成分としてボビドンヨード0.1 〜20重量部
を、安定化剤としてヨウ化カリウム0.1 〜4.0 重量部を
少なくとも含有する口腔用組成物は上記治療目的を達す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポビドンヨード等を配合
した歯肉炎・歯槽膿漏治療薬に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、歯肉炎に対する予防効果を付与するため、トラネキ
サム酸やイプシロンアミノカプロン酸等の抗プラスミン
剤を歯磨等の口腔用組成物に配合することが行われてい
る(特公昭49-39818号公報等) 。
【0003】歯肉炎を生ぜしめる口腔内細菌は具体的に
は種々でありうる。しかし、歯肉炎対策を含め、口腔内
の殺菌、消毒、洗浄に対し決定的な口腔用組成物は開発
されていない。このような現状に鑑みて、本発明者らは
従来のものより優れた口腔内の殺菌、消毒、洗浄という
手段による歯肉炎・歯槽膿漏治療薬を開発することを目
的とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の歯肉炎・歯槽膿
漏治療薬は、例えば練歯磨、潤製歯磨、液状歯磨等の歯
磨類、マウスウオッシュ、トローチ、口腔用パスタ、歯
肉マッサージクリーム、液状口中清涼剤等として調製さ
れるものである。有効成分として、ポビドンヨード0.1
〜20重量部を、安定化剤としてヨウ化カリウム0.1 〜4.
0 重量部を少なくとも含有することを特徴とする。pH
の範囲としては1.5〜7.5、好ましくは3.0〜5.0が適当で
ある。
【0005】本発明の目的を達する口腔用組成物として
は、上述した有効成分以外にその他の任意成分として剤
型に応じた適宜な成分を添加し、通常の方法で調製する
ことができる。例えば、練歯磨の場合は、上記有効成分
に加えて、研磨剤、粘結剤、湿潤剤、発泡剤、安定化
剤、甘味剤、防腐剤、香味剤、着色剤、各種の別の有効
成分などが配合され、これら成分を水および溶剤等と混
和して製造することができる。
【0006】このような任意成分として具体的には、研
磨剤として沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケ
ート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リ
ン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カル
シウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミ
ナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオ
ライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が例
示される。
【0007】湿潤剤としてグリセリン、ソルビット、プ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール等が例示
される。粘結剤としてカルボキシメチルセルロースナト
リウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、
アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル
酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ローカストビー
ンガム、カーボポール、グアガム、モンモリロナイト、
ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース等が例示される。
【0008】発泡剤としてラウリル硫酸ナトリウム、α
−オリフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルサルコ
シネート、N−アシルグルタメート、N−アシルタウレ
ート、ショ糖脂肪酸エステル、アルマロールアマイド、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪
酸エステル等が例示される。甘味剤としてサッカリンナ
トリウム、ステビオサイド、パラメトキシシンナミック
アルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリ
ラルチン等が例示される。
【0009】防腐剤としてパラオキシ安息香酸エステ
ル、安息香酸ナトリウム等が例示される。他の各種有効
成分としてフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化
アンモニウム、フッ化第1スズ、モノフルオロリン酸ナ
トリウムなどのフッ化物、アラントインクロルヒドロキ
シアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩
化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナ
トリウム、酢酸dl−α−トコフェロール、α−ビサボ
ロール、イソプロピルメチルフェノール、クロロヘキシ
ジン塩類、塩化セチルピリジニウム、アズレン、グリチ
ルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、乳酸アルミ
ニウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、
デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、エピジヒ
ドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレ
ステロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、
トウキ軟エキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、
ベニバナなどの抽出物等が例示される。
【0010】香料としてl−メントール、アネトール
等、色素として青色1号、黄色4号等が例示される。ま
た、他の剤型の組成物においても、一般に使用される適
宜な任意成分を添加して通常の方法で調製することがで
きる。
【0011】用法・用量 投与量は、歯肉炎・歯槽膿漏の病状の程度により異なる
が、一般的に述べれば上記有効成分を含有する口腔用組
成物を1回0.5〜2g、1日2〜3回使用するのが望まし
い。毒性 ポビドンヨード及びヨウ化カリウムを含む口腔用組成物
は、うがい薬等として従来使用されてきており、上記投
与量の範囲ではまったく問題ないことが知られている。
【0012】
【実施例】下記表1に示す組成の歯磨きを調製し、口腔
内病原細菌に対する殺菌効果を評価した。試験方法: 供試菌株: Bacteroides gingivalis 381 Bacteroides melaninogenicus ATCC 25845 Actinobacillus actinomycetemcomitans Y4 Capnocytophaga ochracea ATCC 33596 これらの供試菌株は歯周疾患を惹起することが知られて
いる。試験は石炭酸係数測定法に従い行い、試験薬剤の
調製には滅菌蒸留水を用いた。4菌種はGAMブイヨン
培地に連続3代継代培養したものを用い、滅菌生理食塩
液で希釈し、107〜108CFU/mlに調製したものを接種
用菌液とした。接種用菌液各1mlを試験薬剤9mlに加
えて、混和した。
【0013】15、30、60秒後に中和剤を加え、GAMブ
イヨンに接種し37℃、48時間培養し、増殖の認められた
ものを(+)、認められなかったものを(−)と判定し
たところ、実施例1、2、3は15秒ですべての菌に対し
(−)となったが、比較例では60秒でもすべての菌に対
し(+)となり、本実施例が歯周疾患の起因菌に著効で
あることが認められた。
【0014】
【表1】 組成(重量)% 実施例No 1 2 3 比較例 ポビドンヨード 0.5 2.0 10 − ヨウ化カリウム 0.5 0.5 0.5 − リン酸水素カルシウム 45.0 45.0 45.0 45.0 CMC−Na 1.0 1.0 1.0 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.05 0.05 0.05 0.05 濃グリセリン 32.0 32.0 32.0 32.0 サッカリンナトリウム 0.07 0.07 0.07 0.07 l−メントール 0.5 0.5 0.5 0.5 エタノール 2.0 2.0 2.0 2.0 水を加え合計100とした 100 100 100 100 結果 15秒 − − − + 30秒 − − − + 60秒 − − − +
【0015】
【発明の効果】本発明により歯肉炎・歯槽膿漏に対する
優れた口腔用治療薬を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷上 鎮隆 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明 治製菓株式会社薬品総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効成分として、ポビドンヨード0.1 〜20
    重量部を、安定化剤としてヨウ化カリウム0.1 〜4.0 重
    量部を少なくとも含有することを特徴とする口腔用歯肉
    炎・歯槽膿漏治療薬。
JP15634192A 1992-06-16 1992-06-16 歯肉炎・歯槽膿漏治療薬 Pending JPH061713A (ja)

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