JPH0617102B2 - パークロック装置のパーキングポール押圧構造 - Google Patents
パークロック装置のパーキングポール押圧構造Info
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- JPH0617102B2 JPH0617102B2 JP58190672A JP19067283A JPH0617102B2 JP H0617102 B2 JPH0617102 B2 JP H0617102B2 JP 58190672 A JP58190672 A JP 58190672A JP 19067283 A JP19067283 A JP 19067283A JP H0617102 B2 JPH0617102 B2 JP H0617102B2
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/34—Locking or disabling mechanisms
- F16H63/3416—Parking lock mechanisms or brakes in the transmission
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T1/00—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles
- B60T1/005—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles by locking of wheel or transmission rotation
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
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- F16H63/48—Signals to a parking brake or parking lock; Control of parking locks or brakes being part of the transmission
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T74/2136—Pivoted pawls
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Transportation (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、レンジ切換用マニュアルレバーを駐車レン
ジへ操作することにより、パーキングポールの爪部をパ
ーキングギヤの歯間へ進入させて自動変速機の出力軸の
回転を阻止するパークロック装置、とくにはそれの、パ
ーキングポール押圧構造の改良に関するものである。
ジへ操作することにより、パーキングポールの爪部をパ
ーキングギヤの歯間へ進入させて自動変速機の出力軸の
回転を阻止するパークロック装置、とくにはそれの、パ
ーキングポール押圧構造の改良に関するものである。
従来のパークロック装置におけるパーキングポール押圧
構造としては、たとえば、特開昭５５−39850号公報、
実開昭57−65155号公報等に開示されたものがある。
構造としては、たとえば、特開昭５５−39850号公報、
実開昭57−65155号公報等に開示されたものがある。
第１図は、前者の特開昭55−39850号公報に開示された
パーキングポール押圧構造を例にとって示す図であり、
図中１は、自動変速機の出力軸とともに回転するパーキ
ングギヤを、２はパーキングポールをそれぞれ示す。
パーキングポール押圧構造を例にとって示す図であり、
図中１は、自動変速機の出力軸とともに回転するパーキ
ングギヤを、２はパーキングポールをそれぞれ示す。
ここにおけるパーキングポール２はその一端部に、パー
キングギヤ１の歯1a，1a間に進入する爪部2aを有してお
り、またその他端部は、トランスミッションケース３と
サイドカバーとで支持される軸５上に回動可能に取り付
けられている。
キングギヤ１の歯1a，1a間に進入する爪部2aを有してお
り、またその他端部は、トランスミッションケース３と
サイドカバーとで支持される軸５上に回動可能に取り付
けられている。
そしてここでは、かかるパーキングポール２の一端部側
で、爪部2aとは反対側に、図示しないレンジ切換用のマ
ニュアルレバーの操作に基づいて水平方向へ往復運動さ
れるアクチュエータ８が配置されている。このアクチュ
エータ８は、軸線方向の断面形状がほぼ駒形をなすカム
部分8aおよびこのカム部分8aの先細端部に連続する筒状
部分8bを有しており、そこに貫通して水平に延在する図
示しないアクチュエータシャフトにて支持される。
で、爪部2aとは反対側に、図示しないレンジ切換用のマ
ニュアルレバーの操作に基づいて水平方向へ往復運動さ
れるアクチュエータ８が配置されている。このアクチュ
エータ８は、軸線方向の断面形状がほぼ駒形をなすカム
部分8aおよびこのカム部分8aの先細端部に連続する筒状
部分8bを有しており、そこに貫通して水平に延在する図
示しないアクチュエータシャフトにて支持される。
さらに、パーキングポール２の前記一端部には、爪部2a
とは反対側に突出してアクチュエータ８のカム部分8aに
接触するカム従節部分2bが設けられており、また、アク
チュエータ８に対し、カム従節部分2bとは反対側には、
そのアクチュエータ８に作用する力を支持するアクチュ
エータサポート13が配設されている。
とは反対側に突出してアクチュエータ８のカム部分8aに
接触するカム従節部分2bが設けられており、また、アク
チュエータ８に対し、カム従節部分2bとは反対側には、
そのアクチュエータ８に作用する力を支持するアクチュ
エータサポート13が配設されている。
このような従来技術によれば、マニュアルレバーの駐車
レンジへの操作に基づき、アクチュエータシャフトおよ
びアクチュエータ８が、図示しないガイド部材で移動を
案内されてそれらの前進限位置まで前進運動され、これ
により、パーキングポール２のカム従節部分2bが、アク
チュエータカム部分8aのカム面からパーキングギヤ方向
への押圧力を受け、パーキングポール２の爪部2aはパー
キングギヤ１へ徐々に接近してついには図示のように、
その歯1a，1a間へ進入し、これにてパークロックがもた
らされる。そしてこのパークロック状態においては、ア
クチュエータ８のカム部分8aがパーキングポール２のカ
ム従節部分2bと、トランスミッションケース３と一体を
なすアクチュエータサポート１３との間に挟持された状
態となるので、爪部2aの不測の抜けによるパークロック
の解除が有効に防止される。
レンジへの操作に基づき、アクチュエータシャフトおよ
びアクチュエータ８が、図示しないガイド部材で移動を
案内されてそれらの前進限位置まで前進運動され、これ
により、パーキングポール２のカム従節部分2bが、アク
チュエータカム部分8aのカム面からパーキングギヤ方向
への押圧力を受け、パーキングポール２の爪部2aはパー
キングギヤ１へ徐々に接近してついには図示のように、
その歯1a，1a間へ進入し、これにてパークロックがもた
らされる。そしてこのパークロック状態においては、ア
クチュエータ８のカム部分8aがパーキングポール２のカ
ム従節部分2bと、トランスミッションケース３と一体を
なすアクチュエータサポート１３との間に挟持された状
態となるので、爪部2aの不測の抜けによるパークロック
の解除が有効に防止される。
一方、マニュアルレバーを駐車レンジから他レンジへ操
作した場合には、アクチュエータシャフトが後退駆動さ
れて、アクチュエータ８のカム部分8aがパーキングポー
ル２のカム従節部分2bから離れ、そのパーキングポール
２は、図示しないリターンスプリングによって、爪部2a
がパーキングギヤ１の歯間から離れる方向へ回動され、
これによってパークロックが解除される、なお、パーク
ロックのこの解除状態においては、パーキングポール２
は、リターンスプリングの作用下で、アクチュエータ８
の、十分小径の筒状部分8bとの接触状態を維持されるの
で、その爪部2aが車両の振動その他に起因して不如意に
パーキングギヤ１の歯間へ進入するおそれはない。
作した場合には、アクチュエータシャフトが後退駆動さ
れて、アクチュエータ８のカム部分8aがパーキングポー
ル２のカム従節部分2bから離れ、そのパーキングポール
２は、図示しないリターンスプリングによって、爪部2a
がパーキングギヤ１の歯間から離れる方向へ回動され、
これによってパークロックが解除される、なお、パーク
ロックのこの解除状態においては、パーキングポール２
は、リターンスプリングの作用下で、アクチュエータ８
の、十分小径の筒状部分8bとの接触状態を維持されるの
で、その爪部2aが車両の振動その他に起因して不如意に
パーキングギヤ１の歯間へ進入するおそれはない。
とろこが、このような従来技術にあっては、アクチュエ
ータ８が、トランスミッションケース３の側壁に接近さ
せて設けられるパーキングポール２に対してパーキング
ギヤ１とは反対側に配置されていることを加え、パーキ
ングポール２の、とくには、それの作用方向への揺動運
動を円滑ならしめるべく、アクチュエータカム部分8aの
カム面と同方向に傾く傾斜面を設けたカム従節部分2b
を、そのパーキングポール２からアクチュエータ側へ突
出させており、そしてさらには、アクチュエータシャフ
ト上に支持したアクチュエータ８の、軸線と交差する方
向の力を支持して、アクチュエータシャフトを曲がりそ
の他から保護するアクチュエータサポート13を、アクチ
ュエータ８の、カム従節部分2bとは反対側の側部に配設
していることから、少なくともそのアクチュエータ８の
配置部分において、パークロック装置に個有の都合で、
いいかえれば、トランスミッションケースに内蔵され
る、本来的な機能部品の形状、寸法、配置態様などとは
無関係に、トランスミッションケース３を外側へ張り出
さなければならない問題があり、これらのことは、実開
昭57−65155号公報に開示された従来技術においてもま
たほぼ同様であった。
ータ８が、トランスミッションケース３の側壁に接近さ
せて設けられるパーキングポール２に対してパーキング
ギヤ１とは反対側に配置されていることを加え、パーキ
ングポール２の、とくには、それの作用方向への揺動運
動を円滑ならしめるべく、アクチュエータカム部分8aの
カム面と同方向に傾く傾斜面を設けたカム従節部分2b
を、そのパーキングポール２からアクチュエータ側へ突
出させており、そしてさらには、アクチュエータシャフ
ト上に支持したアクチュエータ８の、軸線と交差する方
向の力を支持して、アクチュエータシャフトを曲がりそ
の他から保護するアクチュエータサポート13を、アクチ
ュエータ８の、カム従節部分2bとは反対側の側部に配設
していることから、少なくともそのアクチュエータ８の
配置部分において、パークロック装置に個有の都合で、
いいかえれば、トランスミッションケースに内蔵され
る、本来的な機能部品の形状、寸法、配置態様などとは
無関係に、トランスミッションケース３を外側へ張り出
さなければならない問題があり、これらのことは、実開
昭57−65155号公報に開示された従来技術においてもま
たほぼ同様であった。
そして、このような問題はとくに、エンジンルーム内に
多くの部品を設置しなければならないいわゆるF.F車に
おいて、トランスミッションケース３の占有スペースが
増加するという点で重大であった。
多くの部品を設置しなければならないいわゆるF.F車に
おいて、トランスミッションケース３の占有スペースが
増加するという点で重大であった。
また、従来の他のパークロック装置としては、実開昭57
−19156号公報、実開昭50−16456号公報、実公昭46−35
767号公報などに開示されたものもある。しかるに、実
開昭57−19156号公報に記載された装置は、その全体構
成を第２図に示すように書き改めたところにおいて、ほ
ぼ直線状に延びるパーキングポール２の一端部を、図の
左側に位置するトランスミッションケース部分に対して
ほぼ直交する方向に向く姿勢で枢支して、そのパーキン
グポール２の爪部2aとは反対側に設けた従節相当部分2c
を、紙面と直交する方向に進退運動するローラ31，31に
よって、パーキングポール２の作用方向へ押圧すること
とし、そして、それらのローラ31，31を、ガイド部材を
兼ねる支持部材32によって支持することとしているた
め、パーキングギヤ１と、図の下側に位置するトランス
ミッションケース部分との間に、少なくとも、図１の場
合と同様のスペースを確保することが不可欠であり、し
かもここでは、パーキングポール２が、図の左側に位置
するトランスミッションケース部分に対してほぼ直交す
る方向に向くことに加え、クランク状に折曲して、ロー
ラ31，31の進退作動を司るパーキングロッド33をもま
た、パーキングポール２と同方向に向く姿勢で配置し、
そして、そのパーキングロッド33に、トランスミッショ
ンケース内で、パーキングレバー34およびマニュアルプ
レート35を順次に連結していることから、パーキングギ
ヤ１と、図の左側に位置するトランスミッションケース
部分との間にもまた、パークロック装置の構造に由来す
る相当大きなスペースを確保することが必要になるとい
う不都合があり、従って、この従来技術では、前述した
従来技術に比してなお、トランスミッションケース３を
より一層大きくすることが不可避であった。
−19156号公報、実開昭50−16456号公報、実公昭46−35
767号公報などに開示されたものもある。しかるに、実
開昭57−19156号公報に記載された装置は、その全体構
成を第２図に示すように書き改めたところにおいて、ほ
ぼ直線状に延びるパーキングポール２の一端部を、図の
左側に位置するトランスミッションケース部分に対して
ほぼ直交する方向に向く姿勢で枢支して、そのパーキン
グポール２の爪部2aとは反対側に設けた従節相当部分2c
を、紙面と直交する方向に進退運動するローラ31，31に
よって、パーキングポール２の作用方向へ押圧すること
とし、そして、それらのローラ31，31を、ガイド部材を
兼ねる支持部材32によって支持することとしているた
め、パーキングギヤ１と、図の下側に位置するトランス
ミッションケース部分との間に、少なくとも、図１の場
合と同様のスペースを確保することが不可欠であり、し
かもここでは、パーキングポール２が、図の左側に位置
するトランスミッションケース部分に対してほぼ直交す
る方向に向くことに加え、クランク状に折曲して、ロー
ラ31，31の進退作動を司るパーキングロッド33をもま
た、パーキングポール２と同方向に向く姿勢で配置し、
そして、そのパーキングロッド33に、トランスミッショ
ンケース内で、パーキングレバー34およびマニュアルプ
レート35を順次に連結していることから、パーキングギ
ヤ１と、図の左側に位置するトランスミッションケース
部分との間にもまた、パークロック装置の構造に由来す
る相当大きなスペースを確保することが必要になるとい
う不都合があり、従って、この従来技術では、前述した
従来技術に比してなお、トランスミッションケース３を
より一層大きくすることが不可避であった。
そして、実開昭50−16456号公報に開示されたパークロ
ック装置では、パーキングポールの全体形状を、パーキ
ングギヤに沿う方向に湾曲するほぼ弓形形状としたとこ
ろにおいて、その一端部を枢支する一方、他端部に、パ
ーキングギヤの歯間に進入する爪部と、第１図について
述べたと同様のカム従節部分とを設け、そのカム従節部
分を、これもまた第１図について述べたと同様にして往
復運動される、カム部分付きのアクチュエータに当接さ
せることとし、さらにそのアクチュエータを、アクチュ
エータサポートにより支持していることから、これによ
ってもまた、パーキングポールの爪部の反対側に、カム
従節部分、アクチュエータおよびアクチュエータサポー
トを順次に配設する構造に起因する占有スペースの増
加、ひいては、トランスミッションケースの外側への張
り出しを余儀なくされることになる。
ック装置では、パーキングポールの全体形状を、パーキ
ングギヤに沿う方向に湾曲するほぼ弓形形状としたとこ
ろにおいて、その一端部を枢支する一方、他端部に、パ
ーキングギヤの歯間に進入する爪部と、第１図について
述べたと同様のカム従節部分とを設け、そのカム従節部
分を、これもまた第１図について述べたと同様にして往
復運動される、カム部分付きのアクチュエータに当接さ
せることとし、さらにそのアクチュエータを、アクチュ
エータサポートにより支持していることから、これによ
ってもまた、パーキングポールの爪部の反対側に、カム
従節部分、アクチュエータおよびアクチュエータサポー
トを順次に配設する構造に起因する占有スペースの増
加、ひいては、トランスミッションケースの外側への張
り出しを余儀なくされることになる。
さらに、実公昭46−35767号公報に記載された装置は、
中間部を枢支したパーキングポールの一端部に、パーキ
ングギヤの歯間に入り込む爪部を設けるとともに、その
パーキングポールの全体形状を、それの枢支位置より他
端部側で、パーキングギヤから離れる方向に折曲するへ
字形状とし、このようなパーキングポールの他端部を、
支点の周りに回動運動されるほぼＬ字状の作動子によ
り、パーキングギヤから一層離れる方向へ押圧すること
によって、パーキングポールの爪部を作用させるもので
あり、ここでは、パーキングポールそれ自身の形状が折
曲へ字状形状であることに加え、それの他端部の、パー
キングギヤから離れる方向への揺動を許容する上から、
トランスミッションケースを外側へ張り出させることが
必須の要件となる。
中間部を枢支したパーキングポールの一端部に、パーキ
ングギヤの歯間に入り込む爪部を設けるとともに、その
パーキングポールの全体形状を、それの枢支位置より他
端部側で、パーキングギヤから離れる方向に折曲するへ
字形状とし、このようなパーキングポールの他端部を、
支点の周りに回動運動されるほぼＬ字状の作動子によ
り、パーキングギヤから一層離れる方向へ押圧すること
によって、パーキングポールの爪部を作用させるもので
あり、ここでは、パーキングポールそれ自身の形状が折
曲へ字状形状であることに加え、それの他端部の、パー
キングギヤから離れる方向への揺動を許容する上から、
トランスミッションケースを外側へ張り出させることが
必須の要件となる。
この発明は従来技術のかかる問題を有利に解決したパー
クロック装置のパーキングポール押圧構造を提供するも
のであり、とくには、パーキングポールの構造およびア
クチュエータの配置を変更することによってトランスミ
ッションケースの、外側への張り出しを除去してその構
造を簡単にするとともに、トランスミッションケースの
十分なる小型化をもたらすものである。
クロック装置のパーキングポール押圧構造を提供するも
のであり、とくには、パーキングポールの構造およびア
クチュエータの配置を変更することによってトランスミ
ッションケースの、外側への張り出しを除去してその構
造を簡単にするとともに、トランスミッションケースの
十分なる小型化をもたらすものである。
この発明のパークロック装置のパーキングポール押圧構
造は、とくに、パーキングギヤとトランスミッションケ
ースとの間に配置したパーキングポールの全体形状を、
パーキングギヤに沿う方向に湾曲するほぼ弓形形状とし
て、それを、その中間部で、トランスミッションケース
に近接させた位置に、その壁面にほぼ沿わせて枢支する
とともに、枢支点からの距離を、爪部を設けた一端部側
でその他端部側より長くし、このパーキングポールの他
端部分で、その爪部が掛合るパーキングギヤ側に、その
パーキングギヤに近接して位置するアクチュエータを配
置して、トランスミッショケースに近接させて設けたパ
ーキングポールを、それのトランスミッションケースと
は反対側からアクチュエータで押圧することで、パーキ
ングポール爪部のパーキングギヤ歯間への進入を可能と
し、さらには、アクチュエータを介してパーキングポー
ルの進退運動を司るマニュアルプレートを、トランスミ
ッションケースの壁面の近傍に、その壁面と実質的に平
行に配設して、そのマニュアルプレートとパーキングポ
ールとを、パーキングギヤの軸線方向でほぼ重ね合わせ
て位置させることによって、トランスミッションケース
の張り出しを除去するとともに、それの占有スペースの
減少をもたらし、併せて、その構造を簡単ならしめるも
のである。
造は、とくに、パーキングギヤとトランスミッションケ
ースとの間に配置したパーキングポールの全体形状を、
パーキングギヤに沿う方向に湾曲するほぼ弓形形状とし
て、それを、その中間部で、トランスミッションケース
に近接させた位置に、その壁面にほぼ沿わせて枢支する
とともに、枢支点からの距離を、爪部を設けた一端部側
でその他端部側より長くし、このパーキングポールの他
端部分で、その爪部が掛合るパーキングギヤ側に、その
パーキングギヤに近接して位置するアクチュエータを配
置して、トランスミッショケースに近接させて設けたパ
ーキングポールを、それのトランスミッションケースと
は反対側からアクチュエータで押圧することで、パーキ
ングポール爪部のパーキングギヤ歯間への進入を可能と
し、さらには、アクチュエータを介してパーキングポー
ルの進退運動を司るマニュアルプレートを、トランスミ
ッションケースの壁面の近傍に、その壁面と実質的に平
行に配設して、そのマニュアルプレートとパーキングポ
ールとを、パーキングギヤの軸線方向でほぼ重ね合わせ
て位置させることによって、トランスミッションケース
の張り出しを除去するとともに、それの占有スペースの
減少をもたらし、併せて、その構造を簡単ならしめるも
のである。
以下にこの発明を図示例に基づいて説明する。
第３図(a),(b)はそれぞれこの発明の一実施例を示す正
面図および側面図であり、図中第１、２図に示す部分と
同等の部分はそれと同一の番号で示す。
面図および側面図であり、図中第１、２図に示す部分と
同等の部分はそれと同一の番号で示す。
ここでは、パーキングギヤ１とトランスミッションケー
ス３との中間に配設したパーキングポール21の全体形状
を、パーキングギヤ１に沿う方向に湾曲するほぼ弓形形
状とするとともに、このパーキングポール21を、トラン
スミッションケース３の壁面に十分近接させて、その壁
面にほぼ沿わせた状態で、それの中間部位置にて軸22で
揺動自在に支持し、その軸22をさらに、トランスミッシ
ョンケース３およびサイドカバー４で支持する。このパ
ーキングポール21はそのいずれか一方の端部、図示例で
は下端部にパーキングギヤ１の歯1a,1a間へ進入し得る
爪部21aを有する。またこのパーキングポール21の他端
部で、パーキングギヤ側に、そのパーキングギヤ１の近
傍に位置して水平方向へ進退駆動されるアクチュエータ
８を配置し、このアクチュエータ８とパーキングポール
他端部との接点をパーキングポール21の力点とする。従
って、このパーキングポール21は、アクチュエータ８の
前進運動によってその力点がアクチュエータ８のカム部
分8aにて押圧されることにより、第３図(a)で、時計方
向の揺動運動を徐々に行ない、ついにはその爪部21aの
パーキングギサ歯間への進入がもたらされる。
ス３との中間に配設したパーキングポール21の全体形状
を、パーキングギヤ１に沿う方向に湾曲するほぼ弓形形
状とするとともに、このパーキングポール21を、トラン
スミッションケース３の壁面に十分近接させて、その壁
面にほぼ沿わせた状態で、それの中間部位置にて軸22で
揺動自在に支持し、その軸22をさらに、トランスミッシ
ョンケース３およびサイドカバー４で支持する。このパ
ーキングポール21はそのいずれか一方の端部、図示例で
は下端部にパーキングギヤ１の歯1a,1a間へ進入し得る
爪部21aを有する。またこのパーキングポール21の他端
部で、パーキングギヤ側に、そのパーキングギヤ１の近
傍に位置して水平方向へ進退駆動されるアクチュエータ
８を配置し、このアクチュエータ８とパーキングポール
他端部との接点をパーキングポール21の力点とする。従
って、このパーキングポール21は、アクチュエータ８の
前進運動によってその力点がアクチュエータ８のカム部
分8aにて押圧されることにより、第３図(a)で、時計方
向の揺動運動を徐々に行ない、ついにはその爪部21aの
パーキングギサ歯間への進入がもたらされる。
また図中23は、パークロック時にアクチュエータ８のカ
ム部8aを支持するアクチュエータサポートを示す。
ム部8aを支持するアクチュエータサポートを示す。
なお、ここでは、軸22の中心から爪部21aまでの距離
を、図示例のように軸中心から力点までの距離より大き
くすることによって、力点の少量の揺動によって爪部21
aの多量の揺動をもたらす。
を、図示例のように軸中心から力点までの距離より大き
くすることによって、力点の少量の揺動によって爪部21
aの多量の揺動をもたらす。
従って、このパーキングポール21では、その全体形状
を、パーキングギヤ１に沿うほぼ弓形形状とすることに
より、爪部21aとは反対側の端部分の、パーキングギヤ
１からの離隔を有効に阻止することができ、また、その
端部分のわずかな変位量をもって、爪部21aを多量に揺
動させることができるので、実公昭46−35767号公報に
記載されたところに比し、パークロック装置の存在に起
因する、トランスミッションケース３の、外側への張り
出しを、ほとんどもしくは全く不要ならしめることがで
きる。しかもここでは、パーキングポール21の、爪部21
aの背面側にカム従節部分を設けることはもちろん、ア
クチュエータおよびアクチュエータサポートをそのカム
従節部分に重ねて配設することが不要であるので、前述
した他の従来技術に比してもまた、トランスミッション
ケースの張り出しをほぼ完全に除去することができる。
を、パーキングギヤ１に沿うほぼ弓形形状とすることに
より、爪部21aとは反対側の端部分の、パーキングギヤ
１からの離隔を有効に阻止することができ、また、その
端部分のわずかな変位量をもって、爪部21aを多量に揺
動させることができるので、実公昭46−35767号公報に
記載されたところに比し、パークロック装置の存在に起
因する、トランスミッションケース３の、外側への張り
出しを、ほとんどもしくは全く不要ならしめることがで
きる。しかもここでは、パーキングポール21の、爪部21
aの背面側にカム従節部分を設けることはもちろん、ア
クチュエータおよびアクチュエータサポートをそのカム
従節部分に重ねて配設することが不要であるので、前述
した他の従来技術に比してもまた、トランスミッション
ケースの張り出しをほぼ完全に除去することができる。
ところで、上述したような、パーキングポール21の構造
及び、アクチュエータ８の配置の下で、アクチュエータ
８の駆動系は、第３図(b)に示すように構成することが
できる。
及び、アクチュエータ８の配置の下で、アクチュエータ
８の駆動系は、第３図(b)に示すように構成することが
できる。
ここでは、全体としてほぼ独楽状をなすアクチュエータ
８を、そこに貫通して水平に延在するアクチュエータシ
ャフト７によって支持し、そのアクチュエータ８を、独
楽の回転軸に相当するその筒状部分8b側で、アクチュエ
ータシャフト７の一端部に設けた大径部7aによって抜け
止めする。またここでは、アクチュエータシャフト７の
他端部に設けた折曲部分を、トランスミッションケース
の壁面の近傍で、その壁面と実質的に平行な面内に位置
して、その面内で回動可能なマニュアルプレート６に枢
着するとともに、そのアクチュエータシャフト７上で、
アクチュエータ８を大径部7aの方向へばね９で押圧する
ことにより、いわゆる待ち機構を構成する。
８を、そこに貫通して水平に延在するアクチュエータシ
ャフト７によって支持し、そのアクチュエータ８を、独
楽の回転軸に相当するその筒状部分8b側で、アクチュエ
ータシャフト７の一端部に設けた大径部7aによって抜け
止めする。またここでは、アクチュエータシャフト７の
他端部に設けた折曲部分を、トランスミッションケース
の壁面の近傍で、その壁面と実質的に平行な面内に位置
して、その面内で回動可能なマニュアルプレート６に枢
着するとともに、そのアクチュエータシャフト７上で、
アクチュエータ８を大径部7aの方向へばね９で押圧する
ことにより、いわゆる待ち機構を構成する。
かくして、ここにおけるマニュアルプレート６は、パー
キングギヤ１の軸線方向で、パーキングポール21とほぼ
重なり合って位置することとなり、この結果として、パ
ークロック装置全体の、トランスミッションケース３の
壁面とパーキングギヤ１との間での占有スペースが、従
来技術に比して大きく低減されることになる。
キングギヤ１の軸線方向で、パーキングポール21とほぼ
重なり合って位置することとなり、この結果として、パ
ークロック装置全体の、トランスミッションケース３の
壁面とパーキングギヤ１との間での占有スペースが、従
来技術に比して大きく低減されることになる。
ここで、マニュアルプレート６は、その中間部に、それ
の回動駆動手段としてのマニュアルシャフト10を取付
け、また、その一端部にアクチュエータシャフト７の折
曲端部分を枢着したところにおいて、ほぼ扇形をなす他
端部分を具えており、この扇形他端部分は、その周面に
複数の切欠6a，6b，6cを有する。これらの切欠6a，6b，
6cに対しては、トランスミッションケース３に対してば
ね11で附勢したボール12を嵌入できるように構成するこ
とにより、レンジ切換用のマニュアルレバーの操作に基
づいて、マニュアルプレート６をマニュアルシャフト１
０の周りに回動させるに際し、それらの切欠6a，6b，6c
で節度感をもたらす。
の回動駆動手段としてのマニュアルシャフト10を取付
け、また、その一端部にアクチュエータシャフト７の折
曲端部分を枢着したところにおいて、ほぼ扇形をなす他
端部分を具えており、この扇形他端部分は、その周面に
複数の切欠6a，6b，6cを有する。これらの切欠6a，6b，
6cに対しては、トランスミッションケース３に対してば
ね11で附勢したボール12を嵌入できるように構成するこ
とにより、レンジ切換用のマニュアルレバーの操作に基
づいて、マニュアルプレート６をマニュアルシャフト１
０の周りに回動させるに際し、それらの切欠6a，6b，6c
で節度感をもたらす。
なおここにおいて、パーキングポール21の、図の上端部
に爪部21aを形成し、その下端部側にてパーキングポー
ル21の揺動運動を司る場合には、上述した構造を上下逆
転させることによって対処することができる。
に爪部21aを形成し、その下端部側にてパーキングポー
ル21の揺動運動を司る場合には、上述した構造を上下逆
転させることによって対処することができる。
このような構成の下で、マニュアルレバーの、駐車レン
ジへの操作によって、マニュアルプレート６を、その切
欠6a内にボール12が嵌まり込む位置まで回動させること
により、アクチュエータシャフト７およびアクチュエー
タ８がそれらの前進限位置まで前進運動される。このこ
とより、アクチュエータカム部分8aのカム面がパーキン
グポール21の力点を徐々にトランスミッションケース側
へ押圧し、これにより、その爪部21aがパーキングギヤ
１へ次第に接近し、ついにはその歯1a，1a間へ進入して
パークロックが行われる。そしてこのパークロック状態
では、パーキングポール21の力点上へ完全に乗り上げた
カム部分8aは、それとパーキングサポート23とによって
挟持されるので、パーキングポール21を反時計方向へ回
動させる不測の外力が作用しても、カム部分8aはそのパ
ークロック状態を確実に維持する。
ジへの操作によって、マニュアルプレート６を、その切
欠6a内にボール12が嵌まり込む位置まで回動させること
により、アクチュエータシャフト７およびアクチュエー
タ８がそれらの前進限位置まで前進運動される。このこ
とより、アクチュエータカム部分8aのカム面がパーキン
グポール21の力点を徐々にトランスミッションケース側
へ押圧し、これにより、その爪部21aがパーキングギヤ
１へ次第に接近し、ついにはその歯1a，1a間へ進入して
パークロックが行われる。そしてこのパークロック状態
では、パーキングポール21の力点上へ完全に乗り上げた
カム部分8aは、それとパーキングサポート23とによって
挟持されるので、パーキングポール21を反時計方向へ回
動させる不測の外力が作用しても、カム部分8aはそのパ
ークロック状態を確実に維持する。
一方、マニュアルレバーのかかる操作に際し、パーキン
グポール２１の爪部21aがパーキングギヤ１の歯1aと衝
突した場合には、アクチュエータ８およびばね９からな
る待ち機構の作用下で、事後的なパークロックが行われ
る。
グポール２１の爪部21aがパーキングギヤ１の歯1aと衝
突した場合には、アクチュエータ８およびばね９からな
る待ち機構の作用下で、事後的なパークロックが行われ
る。
また、マニュアルレバーを駐車レンジから他レンジへ操
作する場合には、マニュアルプレート６は、第３図(b)
中矢印Ａ方向に回動され、この結果としてアクチュエー
タ８が後退作動されるので、そのカム部分8aはパーキン
グポール21から離隔する。このため、パーキングポール
21は図示しないリターンスプリングによって、爪部21a
がパーキングギヤ１の歯間から離れる方向へ回動され、
パークロックが解除される。
作する場合には、マニュアルプレート６は、第３図(b)
中矢印Ａ方向に回動され、この結果としてアクチュエー
タ８が後退作動されるので、そのカム部分8aはパーキン
グポール21から離隔する。このため、パーキングポール
21は図示しないリターンスプリングによって、爪部21a
がパーキングギヤ１の歯間から離れる方向へ回動され、
パークロックが解除される。
従って、この例によれば、とくにパーキングポール21の
パークロック作動を、そのパーキングギヤ側にて司るこ
とができるので、トランスミッションケース３にその作
動機構のための張り出し部分を一切設けることなく、パ
ークロック装置本来の機能を十分に発揮させることがで
きる。
パークロック作動を、そのパーキングギヤ側にて司るこ
とができるので、トランスミッションケース３にその作
動機構のための張り出し部分を一切設けることなく、パ
ークロック装置本来の機能を十分に発揮させることがで
きる。
よってこの発明によれば、全体として、パーキングギヤ
に沿うほぼ弓形形状をなすパーキングポールをその中間
部で枢支し、このパーキングポールの、爪部を設けた端
部分とは反対側の端部分で、パーキングギヤ側の近接位
置から、アクチュエータでそれを押圧することにより、
いいかえれば、パーキングポールに押圧力を及ぼすアク
チュエータを、パーキングポールに対してトランスミッ
ションケースから離れた側に配置することにより、トラ
ンスミッションケースの外側への張り出しを有効に除去
してその占有スペースを低減することができ、エンジン
ルーム内の限られた空間の有効なる利用が可能となり、 また、パーキングポールの軸中心から爪部先端までの距
離を、その軸中心から力点までの距離よりも大きくする
ことにより、アクチュエータの作動に当り、パーキング
ポールの力点側の小さな動きを、そのパーキングポール
の爪部側の大きな運動に拡大することができるため、パ
ーキングポールの、とくには力点側部分の、トランスミ
ッションケース側への揺動量を十分小ならしめて、トラ
ンスミッションケースの一層の小型化をもたらすことが
でき、 そしてまた、パーキングポールの全体形状をほぼ弓形と
していることから、パーキングポールの所要の揺動運動
に際して、トランスミッションケースへのそれの接近量
を十分少ならしめることができ、この結果として、パー
キングポールをトランスミッションケースに十分近接さ
せて配設することが可能となるので、トランスミッショ
ンケースのより一層の小型化が可能となり、 これらのそれぞれの構成の有機的一体的な結合により、
トランスミッションケースの、構造の簡素化と小型化と
を極めて効果的に実現して、パーキングギヤとトランス
ミッションケースとの間の所要の間隙を、従来技術に比
して著しく小さくすることができる。
に沿うほぼ弓形形状をなすパーキングポールをその中間
部で枢支し、このパーキングポールの、爪部を設けた端
部分とは反対側の端部分で、パーキングギヤ側の近接位
置から、アクチュエータでそれを押圧することにより、
いいかえれば、パーキングポールに押圧力を及ぼすアク
チュエータを、パーキングポールに対してトランスミッ
ションケースから離れた側に配置することにより、トラ
ンスミッションケースの外側への張り出しを有効に除去
してその占有スペースを低減することができ、エンジン
ルーム内の限られた空間の有効なる利用が可能となり、 また、パーキングポールの軸中心から爪部先端までの距
離を、その軸中心から力点までの距離よりも大きくする
ことにより、アクチュエータの作動に当り、パーキング
ポールの力点側の小さな動きを、そのパーキングポール
の爪部側の大きな運動に拡大することができるため、パ
ーキングポールの、とくには力点側部分の、トランスミ
ッションケース側への揺動量を十分小ならしめて、トラ
ンスミッションケースの一層の小型化をもたらすことが
でき、 そしてまた、パーキングポールの全体形状をほぼ弓形と
していることから、パーキングポールの所要の揺動運動
に際して、トランスミッションケースへのそれの接近量
を十分少ならしめることができ、この結果として、パー
キングポールをトランスミッションケースに十分近接さ
せて配設することが可能となるので、トランスミッショ
ンケースのより一層の小型化が可能となり、 これらのそれぞれの構成の有機的一体的な結合により、
トランスミッションケースの、構造の簡素化と小型化と
を極めて効果的に実現して、パーキングギヤとトランス
ミッションケースとの間の所要の間隙を、従来技術に比
して著しく小さくすることができる。
加えてここでは、パーキングギヤとトランスミッション
ケースとの間に配設したパーキングポールを、トランス
ミッションケースの壁面に近接させた位置で、その壁面
にほぼ沿わせて枢支し、そして、アクチュエータの進退
作動を司るマニュアルプレートを、トランスミッション
ケースの壁面の近傍に、その壁面と実質的に平行に配設
することによって、パーキングギヤの軸線方向で、パー
キングポールとマニュアルプレートとをほぼ重ね合わせ
て位置させることができるので、パークロック装置全体
の、トランスミッションケースとパーキングギヤとの間
での占有厚みを極めて薄くすることができ、これがた
め、そのトランスミッションケースを、パーキングギヤ
に十分に近接させることが可能となって、トランスミッ
ションケースの構造の簡略化および小型化をより実効あ
るものとすることができ、併せて、パークロック装置
と、トランスミッションケース内への他の内蔵部品との
干渉を効果的に防止することができる。
ケースとの間に配設したパーキングポールを、トランス
ミッションケースの壁面に近接させた位置で、その壁面
にほぼ沿わせて枢支し、そして、アクチュエータの進退
作動を司るマニュアルプレートを、トランスミッション
ケースの壁面の近傍に、その壁面と実質的に平行に配設
することによって、パーキングギヤの軸線方向で、パー
キングポールとマニュアルプレートとをほぼ重ね合わせ
て位置させることができるので、パークロック装置全体
の、トランスミッションケースとパーキングギヤとの間
での占有厚みを極めて薄くすることができ、これがた
め、そのトランスミッションケースを、パーキングギヤ
に十分に近接させることが可能となって、トランスミッ
ションケースの構造の簡略化および小型化をより実効あ
るものとすることができ、併せて、パークロック装置
と、トランスミッションケース内への他の内蔵部品との
干渉を効果的に防止することができる。
第１図および第２図は従来例を示す部分断面正面図、 第３図(a),(b) はそれぞれこの発明の一実施例を示す正
面図および側面図である。 １……パーキングギヤ 1a……歯 ３……トランスミッションケース ５……軸 ６……マニュアルプレート ７……アクチュエータシャフト ８……アクチュエータ 8a……カム部 8b……筒状部分 10……マニュアルシャフト 21……パーキングポール 21a ……爪部 22……軸
面図および側面図である。 １……パーキングギヤ 1a……歯 ３……トランスミッションケース ５……軸 ６……マニュアルプレート ７……アクチュエータシャフト ８……アクチュエータ 8a……カム部 8b……筒状部分 10……マニュアルシャフト 21……パーキングポール 21a ……爪部 22……軸
Claims (1)
- 【請求項１】変速機の出力軸とともに回転するパーキン
グギヤと、このパーキングギヤに対して揺動運動し、一
端部にパーキングギヤの歯間に進入する爪部を有するパ
ーキングポールと、レンジ切換用マニュアルレバーの操
作に基づいて回動運動を行うマニュアルプレートと、こ
のマニュアルプレートによって進退運動されて、前記パ
ーキングポールを、それの爪部がパーキングギヤの歯間
に進入する方向へ押圧するアクチュエータとを具えるパ
ークロック装置において、 パーキングギヤとトランスミッションケースとの間に配
設したパーキングポールの形状を、パーキングギヤに沿
う方向に湾曲するほぼ弓形形状として、このパーキング
ポールを、その中間部で、トランスミッションケースの
壁面に近接させた位置に、その壁面にほぼ沿わせて枢支
するとともに、枢支点からの距離を、前記一端部側で他
端部側より長くし、このパーキングポールの他端部で、
それのパーキングギヤ側に前記アクチュエータを配置
し、前記マニュアルプレートを、トランスミッションケ
ースの壁面の近傍に、その壁面と実質的に平行に配設し
てなるパークロック装置のパーキングポール押圧構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58190672A JPH0617102B2 (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | パークロック装置のパーキングポール押圧構造 |
| US06/658,212 US4667783A (en) | 1983-10-14 | 1984-10-05 | Park lock device for use with automatic transmission |
| EP84112097A EP0138186A3 (en) | 1983-10-14 | 1984-10-09 | Park lock device for use with automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58190672A JPH0617102B2 (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | パークロック装置のパーキングポール押圧構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6082469A JPS6082469A (ja) | 1985-05-10 |
| JPH0617102B2 true JPH0617102B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=16261967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58190672A Expired - Lifetime JPH0617102B2 (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | パークロック装置のパーキングポール押圧構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4667783A (ja) |
| EP (1) | EP0138186A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0617102B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4917224A (en) * | 1988-12-09 | 1990-04-17 | Babcock Industries Inc. | Transmission and brake interlock system |
| US5065848A (en) * | 1989-11-27 | 1991-11-19 | Barrett David M | Brake-disc-rotor attacher impeller (intersecting/locker) |
| JPH0394373U (ja) * | 1990-01-19 | 1991-09-26 | ||
| US5295412A (en) * | 1993-07-09 | 1994-03-22 | Chrysler Corporation | Park locking mechanism |
| JP3306217B2 (ja) * | 1994-04-04 | 2002-07-24 | 愛知機械工業株式会社 | 無段変速機のパーキング機構 |
| US5794748A (en) * | 1996-10-15 | 1998-08-18 | Ford Global Technologies, Inc. | Park lock mechanism for an automatic transmission |
| US5961549A (en) * | 1997-04-03 | 1999-10-05 | Baxter International Inc. | Multi-leaflet bioprosthetic heart valve |
| US6065581A (en) * | 1999-03-31 | 2000-05-23 | Daimlerchrysler Corporation | Camming manual lever for pull-out load |
| WO2011090614A2 (en) | 2009-12-30 | 2011-07-28 | Borgwarner Inc. | Stamped laminated stacks for parking pawl, parking gear and parking anchor |
| US10449928B2 (en) * | 2017-08-21 | 2019-10-22 | Hall Labs Llc | Parking brake and anti-theft apparatus for cross-drilled brake systems |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE555490A (ja) * | 1956-03-12 | |||
| US3300001A (en) * | 1963-12-30 | 1967-01-24 | Ford Motor Co | Transmission braking arrangement |
| DE1630896A1 (de) * | 1967-01-18 | 1971-07-01 | Porsche Kg | Geschwindigkeitswechselgetriebe fuer Fahrzeuge mit einer Parksperre |
| US3601231A (en) * | 1969-03-28 | 1971-08-24 | Allis Chalmers Mfg Co | Parking brake mechanism |
| US3690416A (en) * | 1969-07-24 | 1972-09-12 | Nissan Motor | Parking brake for automatic transmission |
| JPS5232495B2 (ja) * | 1973-04-16 | 1977-08-22 | ||
| JPS5141255B2 (ja) * | 1973-06-08 | 1976-11-09 | ||
| DD110926A1 (ja) * | 1974-04-11 | 1975-01-12 | ||
| FR2298041A1 (fr) * | 1975-01-14 | 1976-08-13 | Citroen Sa | Transmission pour vehicule |
| US3990541A (en) * | 1975-07-21 | 1976-11-09 | J. I. Case Company | Park-lock mechanism for transmission |
| JPS595459B2 (ja) * | 1978-09-13 | 1984-02-04 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機のパ−キング装置 |
| US4252219A (en) * | 1978-10-20 | 1981-02-24 | General Motors Corporation | Transmission lock mechanism |
| US4275609A (en) * | 1979-07-30 | 1981-06-30 | Delaney Gene | Positive safety brake for oil well pumping apparatus |
| US4310081A (en) * | 1979-12-26 | 1982-01-12 | Allis-Chalmers Corporation | Park lock and range shift control |
| SE440888B (sv) * | 1981-11-24 | 1985-08-26 | Volvo Ab | Parkeringsbroms i en motorfordonsvexellada |
-
1983
- 1983-10-14 JP JP58190672A patent/JPH0617102B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1984
- 1984-10-05 US US06/658,212 patent/US4667783A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-10-09 EP EP84112097A patent/EP0138186A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6082469A (ja) | 1985-05-10 |
| US4667783A (en) | 1987-05-26 |
| EP0138186A3 (en) | 1985-11-13 |
| EP0138186A2 (en) | 1985-04-24 |
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