JP2001202856A - 開閉器操作装置 - Google Patents

開閉器操作装置

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JP2001202856A
JP2001202856A JP2000009277A JP2000009277A JP2001202856A JP 2001202856 A JP2001202856 A JP 2001202856A JP 2000009277 A JP2000009277 A JP 2000009277A JP 2000009277 A JP2000009277 A JP 2000009277A JP 2001202856 A JP2001202856 A JP 2001202856A
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rotation
operation shaft
shaft
spring
final gear
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Chiaki Sakamoto
千秋 坂本
Junichi Nanbu
諄一 南部
Toshio Shimazaki
俊夫 嶋▲崎▼
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品に高精度、高硬度の必要がなく、部品点
数が少なく小形化でき、低コストにでき、組立作業を容
易にする。 【解決手段】 電動機1により減速歯車列2を介して操
作軸4を回転し、操作軸4の回転により操作軸4に固着
されたクランクアーム6を介して操作ばね12を蓄勢
し、蓄勢された操作ばね12の放勢による操作軸4の回
転により、操作軸4に固着された操作カム15を回転
し、操作カム15の回転により伝達機構を介して開閉器
の接点を操作するようにした開閉器操作装置において、
減速歯車列2の最終歯車3の回転中心を操作軸4の軸線
上に設け、最終歯車3の側面に円周方向に半周以上の溝
26を形成し、操作カム15の側面に突設されたピン状
突部27を溝26に挿入し、電動機1による最終歯車3
の回転により、溝26の端部が突部27を押圧し操作軸
4を回転して操作ばね12を蓄勢し、操作ばね12の放
勢による操作軸4の回転により、突部27が溝26を空
走して移動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機により蓄勢
された操作ばねにより、遮断器等開閉器の接点を操作す
る開閉器操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、開閉器の接点を高速で操作する
必要のあるものは、接点を駆動する動力源として、ば
ね、油圧、空気圧などを利用した操作装置を適用してお
り、中でもばね操作方式の操作装置は、遮断器用に広く
適用し、とくに6〜84kVクラスの遮断器の場合、駆
動源としてのばね即ち操作ばねを電動機により蓄勢し、
ばね力により操作軸を回転し、操作軸に固着した操作カ
ムにより、ローラ、リンク、レバー等の伝達機構を介し
て遮断部を操作している。
【0003】(従来例1)つぎに、従来例1の操作ばね
を蓄勢する蓄勢機構を、図3を参照して説明する。1は
電動機、2は電動機1の回転を減速する複数個の歯車か
らなる減速歯車列、3は減速歯車列2の最終歯車、4は
操作軸、5はワンウェイクラッチであり、操作軸4の一
端部と最終歯車3との間に設けられ、最終歯車3の回転
中心が操作軸4の軸線上に位置し、最終歯車3の回転の
みが操作軸4に伝達され、操作軸4の回転が最終歯車3
に伝達されず、両者は片方向の相対回転のみ可能になる
ように規制されている。
【0004】6は操作軸4の他端部に固着されたクラン
クアーム、7はクランクアーム6の先端部に固定された
アームピン、8は上端部がアームピン7に支持されたア
ーム側支持杆、9は操作器フレーム、10はフレーム9
に固定されたフレームピン、11は下端部がフレームピ
ン10に支持されアーム側支持杆8に上端部が重合され
たフレーム側支持杆、12は両支持杆8,11の重合部
に巻回された操作ばねであり、操作ばね12の上端がフ
レーム側支持杆11の上端の係止片13に係止され、操
作ばね12の下端がアーム側支持杆8の下端の係止片1
4に係止され、アームピン7をフレームピン10側に引
張るよう付勢している。
【0005】15は操作軸4に固定された操作カム、1
6は操作軸4に平行に設けられた出力軸、17は出力軸
16に固定された2枚のレバー、18は両レバー17の
先端部間に支持されたローラ、19はレバー17の先端
部に支持されたリンクであり、リンク19の移動により
遮断部(図示せず)が操作される。
【0006】つぎに、前記従来例1の動作について説明
する。電動機1の回転により減速歯車列2の最終歯車3
がA方向に回転し、ワンウェイクラッチ5により最終歯
車3の回転が操作軸4に伝達し、操作軸4がB方向に回
転し、真下に位置したアームピン7がクランクアーム6
とともにB方向に回転し、操作ばね12が圧縮されて蓄
勢される。
【0007】そして、アームピン7が真上に位置したデ
ッドポイントの位置を少し過ぎた位置に回転すると、電
動機1の電源がオフになり、ほぼ同時に減速歯車列2の
一部に設けられたクラッチ機構(図示せず)が作動し、
電動機1から操作軸4に至る回転力伝達の経路を切り離
す。
【0008】この状態で操作軸4は、操作ばね12によ
りB方向への回転力を有しており、この回転力を操作軸
4に固定された操作カム15の側面に設けたラッチロー
ラ(図示せず)等を介してトリガ機構(図示せず)で保
持する。以上により操作ばね12の蓄勢が完了する。
【0009】その後、操作指令により前記トリガ機構が
開放されることにより、操作軸4の回転力の規制が外さ
れ、操作軸4とともに操作カム15がB方向に回転す
る。このとき、操作軸4はワンウェイクラッチ5により
最終歯車3に対しフリーとなる方向に回転するので、最
終歯車3は操作軸4と切り離された状態であり、A方向
には回転しない。
【0010】そして操作カム15は、出力軸16に設け
られたローラ18を押しつつ回転し、ローラ18、レバ
ー17を介して出力軸16が回転し、レバー17、リン
ク19を介して遮断部を動作する。
【0011】(従来例2)つぎに、従来例2を図4を参
照して説明する。同図において図3と異なる点は、図3
における減速歯車列2及びワンウェイクラッチ5を、爪
車機構20により構成したものであり、それ以外の部分
は図3と同じである。この爪車機構20は電動機1の回
転を減速する減速歯車列21の最終段階に送りカム22
を設けるとともに、操作軸4に爪車23を固定して設
け、操作軸4に回転自在に支持されたレバー24’に送
り爪24を取り付け、送りカム22の回転により爪車2
3の周囲の送り爪24を揺動し、送り爪24の揺動によ
り爪車23を1〜2歯ずつB方向に送り、爪車23の周
囲に設けた保持爪25が爪車23の逆転を防止するよう
になっている。
【0012】そして、前記動作の繰り返しにより操作ば
ね12を前記と同様蓄勢し、クランクアーム6のアーム
ピン7が前記デッドポイントを少し過ぎた時点で、解除
機構(図示せず)により送り爪24が爪車23から切り
離され、操作ばね12の蓄勢が完了する。
【0013】その後操作指令により操作軸4の回転力の
規制が外され、操作軸4がB方向に回転する際、爪車2
3は操作軸4とともにB方向に回転するが、爪車23は
保持爪25とかみ合わない方向に回転し、操作軸4の回
転を妨げることはない。
【0014】そして、従来例1と同様、操作カム15が
ローラ18を押しつつ回転し、ローラ18、レバー17
を介して出力軸16が回転し、レバー17、リンク19
を介して遮断部を動作する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来例1及び従来例2
の場合、操作カム15を固定した操作軸4と電動機1か
らの減速機構との間に、ワンウェイクラッチ5及び爪車
機構20を設け、電動機1の回転のみを操作軸4に伝達
し、操作軸4の回転を減速機構に伝達しない一方向のみ
の伝達機構を設ける必要がある。
【0016】ところで、ワンウェイクラッチ5を設ける
場合、操作軸4及び最終歯車3とワンウェイクラッチ5
との当接面は、寸法精度、表面粗さ、表面硬度を、いず
れも高いレベルで仕上げる必要があり、そのため部品製
作に多大なコストと時間を要し、さらに、組立時、前記
当接面に塗布するグリスは、その塗布量の管理を厳密に
行う必要があり、万一塗布量を誤った場合には、ワンウ
ェイクラッチとしての機能を果たさないことがあり得る
という問題点がある。
【0017】一方、爪車機構20を設ける場合、各部品
の寸法精度、表面粗さ等は、ワンウェイクラッチ5の場
合ほど高いレベルではないが、爪車23、送り爪24、
保持爪25の硬度は高レベルで仕上げる必要があり、さ
らに部品点数が多くなるので装置全体が大きくなり、高
コストになるという問題点がある。
【0018】本発明は、前記の点に留意し、ワンウェイ
クラッチ5のように、部品に高精度、高硬度の必要がな
く、また、爪車機構20に比し部品点数が少なく小形化
でき、低コストにでき、かつ、組立時にワンウェイクラ
ッチ5のように、グリス塗布作業に厳密な管理を要しな
く、組立作業が容易になる開閉器操作装置を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、電動機により減速歯車列を介して操作軸
を回転し、前記操作軸の回転により前記操作軸に固着さ
れたクランクアームを介して操作ばねを蓄勢し、蓄勢さ
れた前記操作ばねの放勢による前記操作軸の回転によ
り、前記操作軸に固着された操作カムを回転し、前記操
作カムの回転により伝達機構を介して開閉器の接点を操
作するようにした開閉器操作装置において、前記減速歯
車列の最終歯車の回転中心を前記操作軸の軸線上に設
け、前記最終歯車の側面に円周方向に半周以上の溝を形
成し、前記操作カムの側面に突設されたピン状突部を前
記溝に挿入し、前記電動機による前記最終歯車の回転に
より、前記溝の端部が前記突部を押圧し前記操作軸を回
転して前記操作ばねを蓄勢し、前記操作ばねの放勢によ
る前記操作軸の回転により、前記突部が前記溝を空走し
て移動するようにしたものである。
【0020】前記のように構成された本発明の開閉器操
作装置は、減速歯車列の最終歯車に円周方向に半周以上
の溝が形成され、操作軸の操作カムの側面のピン状突部
が前記溝に挿入されているため、操作ばねの蓄勢時、電
動機による最終歯車の回転により、前記溝の端部が突部
を押圧して最終歯車の回転が操作軸に伝達され、操作軸
を回転して操作ばねを蓄勢し、蓄勢完了後の操作指令に
よる操作ばねの放勢時、操作軸の回転により突部が回転
しても、突部が溝を空走して移動し、最終歯車に何ら影
響を与えず、最終歯車を操作軸から切り離すことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態を図1及び
図2を参照して説明する。それらの図において図1と同
一符号は同一もしくは相当するものを示す。電動機1の
回転を減速する減速歯車列2の最終歯車3は、操作軸4
に回転自在にはめ込まれ、最終歯車3の回転中心が操作
軸4の軸線上にあり、最終歯車3に円周方向に半周以
上、例えば200〜320°の溝26が形成され、操作
軸4の一端部に固定された操作カム15の側面に、ピン
状突部27が突設され、この突部27が溝26にはめ込
まれて挿入されている。
【0022】そして、従来例1と同様、操作軸4他端部
のクランクアーム6先端部のアームピン7に操作ばね1
2が連結され、操作軸4に平行に設けられた出力軸16
のレバー17に、ローラ18とリンク19が支持され、
操作カム15の回転によりローラ18、レバー17を介
して出力軸16が回転し、レバー17、リンク19を介
して遮断部を動作するようになっている。
【0023】つぎに前記形態の動作について説明する。
図2Aの状態から、電動機1の電源オンにより減速歯車
列2が回転し、減速歯車列2の最終歯車3がA方向に回
転する。このとき、最終歯車3の操作軸4へのはめあい
部は、回転自在となっているので、最終歯車3の回転が
直接操作軸4に伝達されず、最終歯車3のみがA方向に
回転する。
【0024】この最終歯車3の回転が継続すると、図2
Bに示すように、最終歯車3の溝26の終端部が操作カ
ム15側面の突部27に当接して押圧し、図2Cに示す
ように、操作カム15がB方向に回転し、操作軸4もB
方向へ回転し、操作軸4他端部のクランクアーム6を介
して操作ばね12が蓄勢され始める。
【0025】操作ばね12の蓄勢が継続し、クランクア
ーム6のアームピン7が真上のデッドポイントを少し過
ぎた時点、即ち図2Dに示す時点で操作ばね12の蓄勢
完了となり、電動機1の電源がオフになり、ほぼ同時に
減速歯車列2の一部に設けられたクラッチ機構(図示せ
ず)が作動し、電動機1から操作軸4に至る回転力伝達
の経路を切り離す。
【0026】この状態で操作軸4は、操作ばね12の力
によりB方向への回転力を有しており、この回転力を操
作軸4に固定された操作カム15の側面に設けたラッチ
ローラ(図示せず)等を介してトリガ機構(図示せず)
で保持する。以上により操作ばね12の蓄勢が完了す
る。
【0027】その後、操作指令により前記トリガ機構が
開放され、操作軸4の回転力の規制を外し、操作軸4と
ともに操作カム15がB方向に回転する。このとき、操
作カム15側面の突部27は、最終歯車3の溝26を円
周方向に空走するので、最終歯車3は操作軸4と切り離
され、A方向には回転しない。
【0028】そして、操作カム15は図2Eに示すよう
に、出力軸16に設けられたローラ18を押しつつ回転
し、ローラ18、レバー17を介して出力軸16が回転
し、レバー17、リンク19を介し、図2Fに示すよう
に遮断部を動作し、動作完了となる。
【0029】そして、操作軸4が前記トリガ機構により
保持された状態から、トリガ機構が開放されてB方向に
回転している途中の位置で、電動機の電源がオンになる
ようにスイッチを設定し、図2Aの状態に戻す。
【0030】なお、前記形態において、操作軸4と最終
歯車3との間は、単にはめ合わされているのみである
が、この部分にすべり軸受または転がり軸受を適用して
もよいのは勿論である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。減
速歯車列2の最終歯車3の側面に円周方向に半周以上の
溝26が形成され、操作軸4の操作カム15の側面のピ
ン状突部27が前記溝26に挿入されているため、操作
ばね12の蓄勢時、電動機1による最終歯車3の回転に
より、前記溝26の端部が突部27を押圧して最終歯車
3の回転が操作軸4に伝達され、操作軸4を回転して操
作ばね12を蓄勢し、蓄勢完了後の操作指令による操作
ばね12の放勢時、操作軸14の回転により突部27が
回転しても、突部27が溝26を空走して移動し、最終
歯車3に何ら影響を与えず、最終歯車3を操作軸4から
切り離すことができる。
【0032】従って、従来のように、ワイウェイクラッ
チの適用に伴う高精度、高硬度の部品製作の必要がな
く、また爪車機構のように、部品点数が多くなく、コス
トを低減することができる。
【0033】さらに、部品点数が少なく小形化でき、ま
た組立時にワイウェイクラッチにおけるグリス塗布作業
のような精密な管理を要する作業がなく、組立作業に起
因する不具合が発生する恐れが非常に少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の斜視図である。
【図2】A、B、C、D、E、Fは図1の動作説明図で
ある。
【図3】従来例1の斜視図である。
【図4】従来例2の斜視図である。
【符号の説明】
1 電動機 2 減速歯車列 3 最終歯車 4 操作軸 6 クランクアーム 12 操作ばね 15 操作カム 26 溝 27 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋▲崎▼ 俊夫 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機 株式会社内 Fターム(参考) 5G028 AA07 EB11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機により減速歯車列を介して操作軸
    を回転し、前記操作軸の回転により前記操作軸に固着さ
    れたクランクアームを介して操作ばねを蓄勢し、蓄勢さ
    れた前記操作ばねの放勢による前記操作軸の回転によ
    り、前記操作軸に固着された操作カムを回転し、前記操
    作カムの回転により伝達機構を介して開閉器の接点を操
    作するようにした開閉器操作装置において、 前記減速歯車列の最終歯車の回転中心を前記操作軸の軸
    線上に設け、前記最終歯車の側面に円周方向に半周以上
    の溝を形成し、前記操作カムの側面に突設されたピン状
    突部を前記溝に挿入し、 前記電動機による前記最終歯車の回転により、前記溝の
    端部が前記突部を押圧し前記操作軸を回転して前記操作
    ばねを蓄勢し、前記操作ばねの放勢による前記操作軸の
    回転により、前記突部が前記溝を空走して移動するよう
    にすることを特徴とする開閉器操作装置。
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