JP2008175358A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】電動アクチュエータにおいてモータにかかる負荷を低減することを主な目的とする。
【解決手段】電動アクチュエータは、モータの回転を直線運動に回転させるボールネジ軸62とスライダ63とを有し、スライダ63には、リンクアームが係合される。スライダ63は、ボールネジ軸62にネジ係合されるナット部71と、ダンパー72と、リンクユニット73と、ダンパー74と、エンドプレート75とが軸線方向に配置され、ボルト76で締め付けられている。ナット部71は、軸線方向に延びる円筒部71Aを有し、円筒部71Aの端面がエンドプレート75に突き当てられることで、スライダ63の軸線方向の長さが一定に調整される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動アクチュエータに関する。
電動アクチュエータとしては、例えば、車両の停車時に変速機の出力軸に設けたパーキングギヤにパーキングポールを係合させて駆動輪をロックさせるものがある。このような電動アクチュエータを含む従来のパーキングロック装置としては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。このパーキングロック装置は、ディテントプレートの回動によってカムをパーキングポールに押し付けることで、パーキングギヤと噛み合わせている。ディテントプレートは、ディテント溝が刻まれることで山形に形成された位置決め機構部品であり、いずれか1つのディテント溝にディテントスプリングを係合させることで、カムの位置、すなわちパーキングポールの噛み合わせを制御している。駆動輪のロックを解除するときは、ディテントプレートを回動させ、ディテントスプリングをロック用のディテント溝からリリース用のディテント溝に移動させる。カムがパーキングポールから離脱し、パーキングギヤとの噛み合いが解消される。なお、ディテントスプリングは、ディテント溝の谷部分に向けて引き込む弾性力を作用させているので、駆動輪のロックとリリースを切り替えるときには、この弾性力に抗してディテント溝の突部を乗り越えるようにディテントプレートを回動させる必要がある。
特開2000−74211号公報
ディテントスプリングは、ディテント溝の谷部に引き込まれた状態で安定するように、大きい弾性力で付勢されているので、パーキングギヤをロック又は解除するときには、ディテントスプリングの弾性力に抗してディテント溝間の突部を乗り越えるように操作しなければならず、大きな操作荷重が必要であった。このため、モータの回転軸に大きい負荷が加わって、圧痕や異音、引っ掛かりが発生したり、動作が重くなったりすることがあった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電動アクチュエータにおいてモータにかかる負荷を低減することを主な目的とする。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、モータの出力軸に連結される回転軸にスライダが進退自在に取り付けられ、モータの回転を直線運動に変換する変換機構と、前記回転軸に略平行に配置され、進退動作可能なロッドと、前記スライダと前記ロッドに連結可能で、前記回転軸と前記ロッドのそれぞれに略直交する方向に延びるリンクアームとを備え、前記スライダは、前記リンクアームに当接可能なリンクユニットを有し、前記リンクユニットの軸線方向の両端部のそれぞれに衝撃吸収部材を配置したことを特徴とする電動アクチュエータとした。
この電動アクチュエータは、ロッドに作用した外力がリンクアームを介して変換機構に伝達されるときに、衝撃吸収部材が衝撃を吸収して、変換機構の駆動部分などにかかる負担を低減させる。衝撃吸収部材は、軸線方向の両方に配置されているので、スライダがいずれの方向の移動させられる場合でも衝撃を吸収できる。
本発明によれば、スライダの進退方向に、リンクアームを挟むように衝撃吸収部材を配置したので、リンクアームを伝って変換機構に入力される外力を減衰させることができる。変換機構や、モータへの負荷が低減され、圧痕や異音、引っ掛かりの発生などを防止できる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施の形態で、同じ構成要素には同じ符号を付してある。また、各実施の形態で重複する説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1に電動アクチュエータを含むパーキングロック装置の全体構成を示す。パーキングロック装置1は、変速機2のケースに配設されたパーキング機構3と、パーキング機構3を駆動させるための電動アクチュエータ4とを主に含んで構成されている。
パーキング機構3は、変速機2のいずれかの出力軸に固定されたパーキングギヤ11に噛み合うパーキングポール12を有する。パーキングポール12は、基端部が支持軸13によって変速機2のケースに回動自在に取り付けられている。支持軸13には、パーキングポール12をパーキングギヤ11から離れる方向に付勢するスプリング14が装着されている。パーキングポール12は、支持軸13に支持されている基端部から延びる先端に爪12Aが突設されている。この爪12Aは、パーキングギヤ11の外周に等間隔に形成された凹部に係合可能である。さらに、爪12Aから支持軸13に至るまでの間で、爪12Aの突設位置と反対側の側部には、カム15に係合する突部12Bが形成されている。カム15は、支持軸16で変速機2に回動自在に取り付けられており、ロッド17を進退させると、支持軸16回りに回動する。ロッド17が引かれたときには、カム15が突部12Bを押圧してパーキングポール12をパーキングギヤ11に噛み合せることができる。ロッド17が押されたときには、カム15が突部12Bから離れる。これによって、パーキングポール12がスプリング14に付勢されて回動し、爪12Aがパーキングギヤ11から離れる。カム15の付いたロッド17の一端部は、ディテントプレート21に取り付けられている。
ディテントプレート21は、支持軸22で変速機2のケースに回動自在に支持されており、ロッド17が取り付けられた部分を越えて延びており、先端部には2つのディテント溝23,24が支持軸22を中心とする円周方向に並んで凹設されている。いずれか一方のディテント溝23,24には、常にディテントスプリング25が係合されている。カム15側のディテント溝23は、パーキング時にディテントスプリング25が係合される。残りのディテント溝24は、ドライブ時にディテントスプリング25が係合される。ディテントプレート21の支持軸22は、ステー26で回転駆動が可能である。ステー26にはケーブル27の一端部が取り付けられており、ケーブル27を進退させることで、ディテントプレート21を回動させることができる。このケーブル27の他端部は、電動アクチュエータ4に連結されている。
電動アクチュエータ4は、ケース41の側方にモータ42が取り付けられている。モータ42は、ブラケット43とヨーク44の底部44Aのそれぞれに圧入されたベアリング45,46でアーマチュア47を回転自在に支持した構成を有し、ヨーク44の内周には永久磁石48が複数固定されている。アーマチュア47の回転軸49(出力軸)には、コア50とコンミテータ51が固定されている。コア50には、コイル52が巻装されており、コイル52の巻線は、コンミテータ51のセグメント51Aに接続されている。セグメント51Aは、周方向に複数配設されており、その外周面にブラケット43側に保持されたブラシ53が摺接している。ブラシ53は、ブラケット43に固定されたブラシホルダ54に収容されており、スプリング55でセグメント51Aに向けて付勢されている。モータ42の回転軸49は、ブラケット43を通ってケース41内に突出しており、ジョイント56を介してボールネジ61のボールネジ軸62の一端部に連結されている。
ボールネジ61は、回転軸となるボールネジ軸62にスライダ63をねじ係合させた構成を有し、モータ42の回転運動をスライダ63の直線運動に変換する変換機構である。ボールネジ軸62は、モータ42の回転軸49と平行に配置されており、その他端部はベアリング64を介してケース41に回転自在に支持されている。ベアリング64は、ケース41に圧入されており、外側からプレート65で閉塞されている。
スライダ63は、ベアリング64側から軸線L1の方向に沿って順番にナット部71と、衝撃吸収部材であるダンパー72と、リンクユニット73と、衝撃吸収部材であるダンパー74と、エンドプレート75を有する。ナット部71は、ボールネジ軸62にネジ込まれており、他の構成要素はナット部71に固定されている。
ここで、図3に示すように、ナット部71は、軸線方向に延びる円筒部71Aと、フランジ状に拡径された端部71Bとを有する。そして、端部71B側から順番にダンパー72と、リンクユニット73と、ダンパー74とが円筒部71Aに通され、円筒部71Aの端部にエンドプレート75が突き当てられている。エンドプレート75にはネジ孔75Aが設けられており、ボルト76がネジ込まれている。このとき、ダンパー72,74が所定の厚さに潰される。これによって、リンクユニット73は、軸線L1方向にダンパー72,74を介してナット部71とエンドプレート75に挟持される。ダンパー72,74は、衝撃を吸収するもので、例えば、ウレタンなどの弾性部材から製造されている。ナット部71の円筒部71Aの端面をエンドプレート75に突き当てることで、端部71Bからエンドプレート75までの距離が所定値に保たれるので、ダンパー72,74の厚さのばらつきが抑えられる。
図4及び図5に示すように、リンクユニット73は、中央にボールネジ軸62を通す孔81が形成されており、この孔81を囲むようにボルト76を通す孔82が複数形成されている。これら孔81、82は、リンクユニット73の軸線L1の方向の一方の端部73Aから他方の端部73Bまで貫通しており、各端部A73A、73Bの端面には、スライダ63内での位置決め用の突部73Cが複数突設されている。
リンクユニット73の外周には、軸線L1の方向の両端部を残して幅を減少させるように凹部83が形成されている。凹部83は、幅方向に略直交する平面84(摺動面)を有している。また、凹部83によって幅方向に突出する両端部73A,73Bの壁部には、互いに対向するように推力伝達部である凸部86を膨出させてある。凸部86は、半円形の滑らかなカーブを有し、その頂点が図2に示すように側面視でスライダ63及びボールネジ軸62の軸線L1と略一致させてある。つまり、凸部86は、ボールネジ軸62を挟むように一対ずつ設けられており、端部73A側の2つの凸部86の頂点と、端部73B側の2つの凸部86の頂点と、ボールネジ61の軸線L1とが、平面84に直交する同一平面状に配置されている。
このようなリンクユニット73の凹部83には、リンクアーム91が挿入される。リンクアーム91は、ボールネジ軸62と平行に通されたロッド92に固定されたボス部93を有し、ボス部93からロッド92と略直交する方向に延びるアーム部94を有する。図6に示すように、リンクアーム91は、ボス部93にロッド92を通す孔93Aが形成されている。アーム部94は、幅方向に離間して延びる一対のアーム95を備える略U字形を有している。アーム95の配置間隔は、リンクユニット73の平面84間の距離に略等しく、アーム95の軸線方向の厚さは、リンクユニット73の凸部86の頂点間の距離に略等しい。このため、アーム95は、凸部86に挟まれ、進退方向のそれぞれで1箇所ずつ点接触している。なお、アーム部94には凹部94Aが一箇所形成されている。この凹部94Aには、図2に示すスイッチプレート98がネジで取り付けられる。スイッチプレート98は、リンクアーム91と共に軸線方向に移動可能であり、その移動経路上には、リンクアーム91の位置でパーキングギヤ11のロックとリリースを検出する接触式のスイッチ(不図示)が配設されている。
ロッド92は、ケース41を貫通しており、ケース41からモータ42側に突出する端部には、図1に示すケーブル99を介して手動ロック解除レバー100が連結されている。ケース41の反対側に突出するロッド92の端部は、図1に示すケーブル27が連結される。このロッド92は、ケース41内でリンクアーム91を挟むように2箇所でベアリング101によって軸線方向に移動自在に支持されている。各ベアリング101の外側には、オイルシール102が設けられており、ケース41の内部にオイルや異物などが進入しないようにしてある。なお、ケース41内には、ボールネジ61、リンクアーム91、スイッチプレート98、ロッド92が駆動するのに十分なスペースが形成されている。
次に、この実施の形態の作用について図1から図6を参照して説明する。
車両を駐車させる場合など、運転者がシフトレバーや、シフトチェンジ用のスイッチなどを操作してパーキングに切り替えると、パーキングロック装置1が駆動輪をロックする。この際、電動アクチュエータ4には、シフト装置110に設けられたセンサ111からモータ42のドライバ回路112に対して駆動指令が入力される。ドライバ回路112は、モータ42を予め定められた方向に所定量だけ回転させる。モータ42の回転軸49に連結されたボールネジ軸62が回転させられ、ボールネジ軸62に装着されているスライダ63が軸線方向に直線的に移動する。スライダ63のリンクユニット73には、凸部86の頂点を介してリンクアーム91の一対のアーム95が点接触しており、この点を介して推力がリンクアーム95に伝達される。凸部86は、ボールネジ61の軸線L1を通り、リンクアーム91の長さ方向に直交する平面上で、かつ軸線L1を跨ぐように対になって配置されているので、リンクアーム91に均等に荷重がかかる。
その結果、リンクアーム91が固定されているロッド92がスライダ63と同じ方向に、同じ距離だけ移動する。例えば、ロッド92がモータ42の取り付け位置と反対側のロック方向に押し込まれたときには、ケーブル27を介して連結されているディテントプレート21が回転し、ディテントスプリング25がパーキングの位置に設けられたディテント溝23に係合する。この際に、ロッド17が引っ張られてカム15がパーキングポール12を押圧して爪12Aをパーキングギヤ11の凹部に噛み合させる。これによって、変速機2の出力軸がロックされるので、駆動輪が確実に停止する。
これに対して、運転者がシフトレバーや、シフトチェンジ用のスイッチなどを操作してドライブに切り替えて駆動輪のロックを解除するときは、シフト装置110の駆動指令を受けたドライバ回路112がロック時と反対方向にモータ42を回転させる。スライダ63の軸線L1と同じ位置で凸部86と点接触するリンクアーム91が移動してロッド92が引き戻される。ディテントプレート21が回動してドライブの位置に設けられたディテント溝24にディテントスプリング25が係合する。カム15がパーキングポール12から離れ、爪12Aとパーキングギヤ11の噛み合いが解消される。これによって、変速機2の出力軸がフリーになるので、駆動輪を駆動できるようになる。
ここで、手動でロック状態を解除するときは、手動ロック解除レバー100を手動で引いてロッド92をケース41に対して引き戻す。電動でロックを解除する場合と同様にしてパーキングポール12の爪12Aとパーキングギヤ11の噛み合いが解消されて、駆動輪を動かすことができるようになる。このとき、ディテント溝23とディテント溝24の間の突部を越えてディテントスプリング25がディテント溝24側に侵入すると、ロッド92はディテント溝24の最も低い位置にディテントスプリング25が収まるときの引き込み荷重によって押し戻される。これによって、ロッド92が押し込まれる。このとき、リンクアーム91を介してスライダ63に外力が加わるが、ダンパー74が衝撃を吸収することで、ボールネジ軸62及びモータ42にかかる負荷が低減される。
手動でロックするときは、手動ロック解除レバー100を操作してロッド92を押し込み、パーキングポール12の爪12Aをパーキングギヤ11に噛み合わせる。このとき、ディテント溝23とディテント溝24の間の突部を越えてディテントスプリング25がディテント溝23側に侵入するときの引き込み荷重が発生する。この引き込み荷重は、リンクアーム91を介してスライダ63に伝達されるが、ダンパー72が衝撃を吸収することで、ボールネジ軸62及びモータ42にかかる負荷が低減される。
なお、手動操作時にロッド92を進退させるために必要な荷重Fは、F=2π×T/(L×η)から算出できる。Tは駆動トルクで、モータ42の駆動トルクとボールネジ61の駆動トルクと、その他ロストルクの和である。Lはボールネジ61のリードで、ηはボールネジ61の逆効率である。この実施の形態では、リードLが2.5mmで与圧のないボールネジ61を使用することで必要な荷重Fを低減させている。なお、リードLは、1〜10mmの範囲であれば、手動操作時の荷重低減が図れた。ボールネジ61の与圧は、軸方向の隙間が0〜0.02mmの間であれば、手動操作時の荷重低減が図れた。
この実施の形態によれば、軸線方向にリンクアーム91を挟むようにダンパー72,74を設けたので、リンクアーム91を通してボールネジ61に入力される外力を減衰させることができる。これによって、ボールネジ61やモータ42にかかる負荷を低減させることができ、圧痕や異音の発生、引っ掛かりなどを防止できる。
また、円筒部71Aの端面をエンドプレート75に突き当てることで、端部71Bからエンドプレート75までの距離が所定値に保たれるので、ダンパー72,74が一定に位置に配置され、かつ厚さが略一定になる。減衰率をコントロールでき、安定した減衰特性が得られる。
(第2の実施の形態)
図7に示すように、ボールネジ61のスライダ61は、ナット部71と、ダンパー72と、リンクユニット73と、ダンパー74と、エンドプレート75とが軸線方向に沿って順番に配置され、段付きボルト121で固定されている。ナット部71の円筒部71Aは、エンドプレート75に形成された孔を貫通してモータ42側に突出している。段付きボルト121の先端のネジ部分は、エンドプレート75のネジ孔75Aにネジ込まれ、段部の端面121Aがプレート75に突き当てられる。段付きボルト121で締め付けることで、ダンパー72,74が所定の厚さに潰され、リンクユニット73が軸線方向でダンパー72,74を介してナット部71とエンドプレート75に挟持される。
この実施の形態では、段付きボルト121をプレート75に付き当てて使用することで、ナット部71からプレート75までの距離が一定に保たれる。ダンパー72,74が一定に位置に配置され、かつ厚さが略一定になって、安定した減衰特性が得られる。ダンパー72,74の厚さは、段付きボルト121の長さで決まるので、ナット部71の円筒部71Aに高い寸法精度が不要になり、製造が容易になる。ダンパー72,74を有する効果は、第1の実施の形態と同様である。
ここで、段付きボルト121の代わりに、ボルト76(図3参照)と、ボルト76のネジ部を挿入可能なカラーとを使用しても良い。カラーの端面をナット部71とプレート75のそれぞれに突き当てることでナット部71からプレート75までの距離が一定に保たれるので、ダンパー72,74の減衰特性を一定にできる。
なお、本発明は、前記した各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、リンクユニット73の凸部86間の距離をリンクアーム91の厚さより大きくしてクリアランスを形成しても良い。クリアランスをディテント溝23,24間でディテントスプリング25を移動させるときの荷重のピークを越える距離に設定すると、手動時の操作荷重を低減できる。
電動アクチュエータ4は、パーキングロック装置1に限定されず、電動及び手動でワイヤを押し引きする他の用途に用いても良い。
本発明の実施の形態に係るパーキングロック装置の電動アクチュエータを含むシステムの概略を示す図である。 電動アクチュエータの構成を示す図であって、側部を断面にした図である。 ボールネジのスライダの構成を示す図であって、一部を破断した図である。 リンクユニットの側面図である。 図4のA−A線に沿った断面図である。 リンクアームの構成と、リンクアームにリンクユニットを挿入させた状態を示す図である。 段付きボルトを使用した場合を示す図である。
符号の説明
1 パーキングロック装置
4 電動アクチュエータ
11 パーキングギヤ
12 パーキングポール
42 モータ
49 回転軸(出力軸)
61 ボールネジ(変換機構)
62 ボールネジ軸
63 スライダ
71 ナット部
71A 円筒部
72,74 ダンパー(衝撃吸収部材)
73 リンクユニット
75 エンドプレート
76 ボルト
91 リンクアーム
92 ロッド
121 段付きボルト
121A 端面

Claims (1)

  1. モータの出力軸に連結される回転軸にスライダが進退自在に取り付けられ、モータの回転を直線運動に変換する変換機構と、
    前記回転軸に略平行に配置され、進退動作可能なロッドと、
    前記スライダと前記ロッドに連結可能で、前記回転軸と前記ロッドのそれぞれに略直交する方向に延びるリンクアームとを備え、前記スライダは、前記リンクアームに当接可能なリンクユニットを有し、前記リンクユニットの軸線方向の両端部のそれぞれに衝撃吸収部材を配置したことを特徴とする電動アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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