JPH06170833A - コンクリート柱の製造方法 - Google Patents

コンクリート柱の製造方法

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JPH06170833A
JPH06170833A JP12820892A JP12820892A JPH06170833A JP H06170833 A JPH06170833 A JP H06170833A JP 12820892 A JP12820892 A JP 12820892A JP 12820892 A JP12820892 A JP 12820892A JP H06170833 A JPH06170833 A JP H06170833A
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JP
Japan
Prior art keywords
concrete
saw
pillar
manufacturing
concrete column
Prior art date
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Application number
JP12820892A
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English (en)
Inventor
Baatanen Olli
バータネン オルリ
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BETEMI Oy
Original Assignee
BETEMI Oy
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の断面形状と極めて優れた寸法精度の柱
を得ることができるコンクリート柱の製造方法を提供す
る。 【構成】 本発明はコンクリート柱の製造方法に関す
る。本製造方法においてはコンクリート混合物が鋳型に
鋳込まれ、その後硬化したコンクリートが鋸切断され
る。鋳込みに先立って、鋳型には全長に中空状管の心出
し部材が具備されてなり、その後補強用鋼が心出し部材
の周囲に置かれる。コンクリート混合物は鋳型内に鋳込
まれ、そしてこの混合物は硬化され乾燥される。このコ
ンクリート部材は鋳型から剥離除去される。その後この
コンクリート部材はコンクリート部材用の鋸形切断ユニ
ットの中に心合わせして設けられる。このユニット内コ
ンクリート部材の両側部は鋸切断されその結果所望の断
面形状をもった柱を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート柱の製造方
法に関し、特にコンクリート混合物が鋳型に鋳込まれた
後に硬化され、切断される方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート部材の製造に関する方法
は、例えば、フィンランド特許出願番号No.2016/69に
述べられており、この中で、鋳造したコンクリートブロ
ックは階段の踏面として用いる平板に切断分割される。
イギリス特許No.1,474,717はセラミックブロックの研削
方法を開示しており、この特許により前記方法は、異な
った形状の研削砥石を用いて研削して円形断面をもつセ
ラミックブロックを作り出している。またドイツ特許N
o.673,520,フィンランド特許No.80400及びフィンラン
ド特許出願番号No.875752 など、コンクリート部材の製
造方法に関するこれらの特許関連の出版物の全てはコン
クリート混合物に対してその硬化に先立って切断もしく
は処理を行うことに基礎をおいている。ドイツ特許出願
公告番号No.3521199A1では円形断面をもった部材の製造
方法を開示しており、その中で、管状殻体が、天然石ブ
ロックから鋸により切り出され、その後この殻体はコン
クリート混合物と補強用鋼により満たされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のコンクリ−ト部材製造方法においては、その硬
化に先立って切断もしくは処理を行っていたため所望の
断面形状と極めて優れた寸法精度とをもった柱を得るこ
とが難しかった。また、コンクリ−ト部材の研削はダイ
ヤモンドにより行われており、作業性、コストの面で問
題があった。本発明は上記課題を解決し、所望の断面形
状と極めて優れた寸法精度の柱を得ることができるコン
クリート柱の製造方法を達成することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に関する製造方法
は、全長にわたり中空管状の心出し部材が鋳型内に装着
され、補強用鋼が心出し部材の周囲に配置され、コンク
リート混合物が鋳型の中に注入され、その混合物は硬
化、乾燥され、そのコンクリート部材は鋳型から剥離さ
れ、さらにそのコンクリート部材はコンクリート部材用
の鋸形切削ユニットの中に心出しの上配置され、そし
て、コンクリート部材の側部を鋸切断にかけて所望断面
の柱を作り出す、という各作業段階の組合わせからな
る。
【0005】
【実施例】コンクリート部材1の製造は次のように実施
される。鋳型2,3には中心位置決め部材4がある。こ
の部材4は全長にわたって中空状の管か、鋳造される柱
の両端に配された単なる管状棒もしくは軸状ピンであ
る。中心位置決め部材4は次に補強用鋼5で包囲され
る。この鋼5は、コンクリート柱の軸線と平行に配され
た棒材と、該棒材の周囲に巻かれた鋼線を備える。コン
クリート混合物6は、鋳型2,3内に鋳込まれそして硬
化、乾燥される。
【0006】図3に示す実施態様では、コンクリート部
材は鋸によって互いに他と分離されたコンクリート柱に
切断分割される。鋸の切断代(間隙)は7で示してあ
る。コンクリート柱部材は次いでコンクリートの鋸切断
ユニット8内に中心位置決めして配置される。次に、コ
ンクリート柱部材は鋸によって切断され所望の断面形状
をもった柱となる。この場合、図7〜11に示すように
種々の異なった形状を選択出来る。
【0007】図11に示すコンクリート柱は溝9を具え
ておりこの溝の中に壁部材が挿入できる。
【0008】また、コンクリート混合物にもし、直径3
0〜100mmの砕石を加えるならば柱表面に眼をひき
つけるような装飾性外観が得られる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の本発明は
簡易な方法で所望の断面形状と極めて優れた寸法精度と
をもった柱を達成する効果を有する。従って、本発明に
係る鋸による切断方法は、従来のダイヤモンドによる研
削作業に完全にとって代わる。
【0010】請求項2の本発明においては、鋸切断され
る柱は初めに中心決めした軸線を中心として正しい角度
をもって回転され、その後鋸で切断されることにより、
正方形,六角形,八角形などの断面形状をもった柱とさ
れるという効果がある。
【0011】請求項3の本発明においては、鋸切断され
るコンクリート柱は切断鋸の線形通過路に対して一定角
度にて一線上に揃っていることにより、円錐形状のコン
クリート柱を形成することができるという効果がある。
【0012】請求項4の本発明においては、複数個隣接
して置かれかつ中心位置決めされた部材が鋳造によって
一個の共通の鋳型内に封入され、鋳込まれたコンクリー
ト部材から鋸切断して柱を分離することにより数個の柱
が単一の鋳型から得られるという効果がある。これによ
り、コンクリート柱製造時間の節約を図ることができ
る。
【0013】請求項5の本発明においては、コンクリー
ト柱は鋸切断され壁板部材を装着用の溝が設定されると
いう効果がある。これにより、追加の固定用部材を何ら
用いることなく壁部材の安定な装着が可能となる。
【0014】請求項6の本発明においては、コンクリー
ト混合物は、直径が30〜100mmの砕石で満たされ
ることにより、鋸切断時にこの砕石が切断され装飾的表
面を現出するという効果がある。このような切断された
石の表面は独特でしかも眼をひきつける外観を有する。
【0015】請求項7の本発明においては、切断後のコ
ンクリート表面は、もし光沢面が所望であれば、切断後
研磨加工を追加することもできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋳型における中心の管と補強用鋼
との配置を示す図である。
【図2】本発明に係る鋳型において、補強用鋼を有する
コンクリート柱の隣接する4つの中心位置決め管の配置
を示めす図である。
【図3】図2と同形態の場合であって、コンクリート混
合物を鋳型に満たした後の鋸切断によるコンクリート柱
の分割を示す図ある。
【図4】図3と同形態を示す上面図である。
【図5】八面体断面形状をもったコンクリート柱の切断
状況を示す図である。
【図6】コンクリート柱用の鋸形切断装置を示す図であ
る。
【図7】正方形断面をもった柱の断面図である。
【図8】円錐形をもった、八面体形状に切断された柱を
示す図である。
【図9】正方形柱の断面図である。
【図10】十字形状柱断面図である。
【図11】鋸切断による壁板部材の装着用溝を具備した
柱の断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート部材 2,3 鋳型 4 中心位置きめ部材 5 補強用鋼 6 コンクリート混合物 7 鋸による切断間隙(切断代) 8 鋸によるコンクリート切断ユニット 9 溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート混合物6が鋳型2,3に鋳
    込まれ、その後硬化したコンクリートが裁断されるコン
    クリート柱1の製造方法において、 全長にわたり中空管状の心出し部材が前記鋳型2,3内
    に装着され、 補強用鋼5が心出し部材の周囲に配置され、 コンクリート混合物6が鋳型2,3の中に注入され、そ
    の混合物6は硬化、乾燥され、 そのコンクリート部材は鋳型から剥離され、 そのコンクリート部材はコンクリート部材用の鋸形切削
    ユニット8の中に心出しの上配置され、そして、 コンクリート部材の側部を鋸切断にかけて所望断面の柱
    を作り出す各作業段階の組合わせから成ることを特徴と
    するコンクリート柱の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記コンクリート柱は鋸切断にかけら
    れ、正方形,六角形,八角形などの形状をもった断面を
    形成することを特徴とする請求項1に記載のコンクリー
    ト柱の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コンクリート柱は鋸切断にかけられ
    円錐形状とされることを特徴とする請求項1もしくは3
    に記載のコンクリート柱の製造方法。
  4. 【請求項4】 鋸切断により鋳造コンクリート部材から
    柱7を分離することによって一の鋳型3から数本の柱が
    得られるように、複数個の隣接して設けられた心出し部
    材4が鋳造によって共通の1個の鋳型内に封入されるこ
    とを特徴とする請求項2もしくは3に記載のコンクリー
    ト柱の製造方法。
  5. 【請求項5】 コンクリート柱は、壁部材装着用の溝9
    を形成するため鋸切断されることを特徴とする請求項1
    〜4に記載のコンクリート柱の製造方法。
  6. 【請求項6】 コンクリート混合物は直径が30〜10
    0mmの砕石で満たされ、上記砕石は鋸切断時に切断さ
    れ装飾的表面を現出してなることを特徴とする請求項1
    〜5に記載のコンクリート柱の製造方法。
  7. 【請求項7】 コンクリート柱表面が光沢面となるよう
    に鋸切断後にグラインダー加工されることを特徴とする
    請求項1〜6に記載のコンクリート柱の製造方法。
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