JPH0310807A - コンクリートブロックの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は本体が表層部と基層部の２層からなるコンクリ
ートブロックの製造方法に関する。

（従来の技術） 第２図はコンクリート縁石の断面図であり、ここに示さ
れるように、例えばカラー骨材等からなる表層部１とコ
ンクリート等からなる基層部２との２層から構成された
ものであり、コンクリートブロック自体は周知のもので
ある。

この種の２層構成を有するコンクリートブロックの従来
製造方法を第３図によって説明する。

先ず、第３図（イ）に示されるように縁石の輪郭と同一
形状を有する型枠３の内部に基層部と同一形状の中子４
を入れて所定位置に固定し、（ロ）に示されるように表
層部の位置に例えばコンクリートまたはモルタル等の表
層部材１−１を打設する。

この状態で（ハ）のように蒸気養生をし、表層部材の硬
化後、（ニ）のように中子４を抜き、（ホ）のように基
層部の位置に基層部材２−１を打設し、更に（へ）のよ
うに蒸気養生し、（ト）に示されるように脱型して製品
を得ていた。

（発明が解決しようとする課題） 上記した従来の製造方法の場合、表層部材のコンクリー
トまたはモルタルの硬化に際し、蒸気養生には約３時間
要し、更に基層部材の打設後の蒸気養生には約４時間を
要していた。したがって表層部材の硬化までの時間が待
ち時間となり、これがため生産性が著しく低下していた
。

本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、効率よく生産することの可能な２層構成を有するコ
ンクリートブロックの製造方法を提供することを目的と
している。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明では表層部と基層部と
からなるコンクリートブロックの製造方法において、予
め成形してある基層部を、型枠中に表層部を打設する間
隙を設けて位置決めして固定し、前記間隙に表層部材を
打設するようにした。

（作　用） 基層部を予め成形しておき、型枠内にセットして、表層
部のみを硬化させるものであるため、待ち時間がなくな
る。

（実施例） 以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は本発明によるコンクリートブロックの製造方法
を説明するための一実施例の工程図である。そして本実
施例では２層構成を有するコンクリート縁石の製造方法
を例に説明する。

第１図において、工程（ａ′）は２層構成を有するコン
クリート縁石の製造段階以前であり、予め基層部のみを
成形しておく。工程（ａ）において、型枠３の内部に既
に成形してある基層部２を入れて位置決めする。なお位
置決めに際しては型枠と基層部２との間の表層部の厚さ
を、例えば２０〜３０闇となるようにする。この場合の
固定手段はスペーサ等を用いればよい。次に工程（ｂ）
に移り、表層部１のための間隙に表層部材１−１を打設
する。その後工程（ｃ）にて従来同様約４時間の蒸気養
生を経て、工程（ｄ）で脱型する。したがって、従来、
表層部の硬化に要していた約３時間の養生時間が不要と
なり、型枠の使用サイクルが倍となって生産性が向上し
た。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば予め成形しておい
な基層部を型枠中に入れて位置決めした後、表層部位置
に表層部材を打設する工程としたため、従来方法にて要
していた表層部硬化までの待ち時間が省略でき、生産性
が倍増した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコンクリートブロックの製造方法
を説明する一実施例の工程図、第２図はコンクリート縁
石を説明する図、第３図は従来のコンクリートブロック
の製造方法を説明する工程図である。 １・・・表層部　　　　　　１−１・・・表層部材２・
・・基層部　　　　　　２−１・・・基層部材３・・・
型枠　　　　　　　４・・・中子第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表層部と基層部とからなるコンクリートブロックの製造
   方法において、予め成形してある基層部を、型枠中に表
   層部を打設する間隙を設けて位置決めして固定し、前記
   間隙に表層部材を打設することを特徴とするコンクリー
   トブロックの製造方法。