JPH0760738A - 半pc版およびその製造方法 - Google Patents

半pc版およびその製造方法

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JPH0760738A
JPH0760738A JP21632693A JP21632693A JPH0760738A JP H0760738 A JPH0760738 A JP H0760738A JP 21632693 A JP21632693 A JP 21632693A JP 21632693 A JP21632693 A JP 21632693A JP H0760738 A JPH0760738 A JP H0760738A
Authority
JP
Japan
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mortar
plate
sheet
uneven
driving surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP21632693A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Koyanagi
光生 小柳
Atsushi Nakane
淳 中根
Haruka Ogawa
晴果 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な手法により打込み面に凹凸部分を形成
して、その生産性を著しく向上することができる半PC
版およびその製造方法を提供する。 【構成】 成形型枠14にモルタル16を打設する(モ
ルタル打設工程)。モルタル16の打込み面16aに凹
凸シート18を押し当てる(シート敷設工程)。凹凸シ
ート18が打込み面16aに敷設された状態でモルタル
16を養生する。モルタル16が硬化した後凹凸シート
18を剥がして取り去る(シート除去工程)。凹凸シー
ト18の凹凸部分でモルタル16の打込み面16aに凹
凸部分20を反転形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打込み面を内方にして
配置し、その打込み面側に後打ちコンクリートを打設す
るようにした半PC版およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリート造の建築物の壁面等
を構築するに半PC(プレキャストコンクリート)版が
多く用いられる。半PC版はこれを型枠として後打ちコ
ンクリートを打設することにより、この後打ちコンクリ
ートと半PC版とが一体化され、構築完了後の型枠撤去
作業を省略できるようになっている。従って、前記半P
C版は壁面の外側に現れるため、半PC版は成形型枠の
下面に接触する滑らかな面を外面に向けて配置すること
が望ましい。
【0003】従って、前記半PC版はこれを建込む際
に、成形型枠にモルタルを打設した際に表面となる打込
み面が内方に配置され、この打込み面側に後打ちコンク
リートが打設される。尚、半PC版は成形型枠にモルタ
ルを打設して、これが硬化することにより形成される
が、以下説明するに当たってこの半PC版を形成するモ
ルタルにはコンクリートを含むものとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の半PC版にあっては、成形型枠に打設したモルタ
ルの打込み面に形成されるレイタンスの関係で、後打ち
コンクリートとの接着性が著しく悪化されてしまう。そ
こで、前記打込み面と後打ちコンクリートとの接着性を
高めるために従来から各種提案が成されている。例え
ば、特公昭62−6061号公報(E04B 5/3
8)とか特開平5−44340号公報,特開平5−86
725号公報(E04G 9/10)に凹凸部分を形成
したものが開示される。
【0005】ところが、前記凹凸部分を形成するにはこ
の凹凸部分を反転する成形型を用いて行われるが、この
凹凸成形型は前記特開平5−44340号公報,特開平
5−86725号公報に開示されるように、成形型枠の
底部に予め敷設した後にモルタルを打設するようになっ
ており、半PC版の円滑面として形成される側に凹凸部
分が形成されることになる。このため、半PC版をPC
型枠として用いた場合には打込み面が外面となるため、
半PC版の成形段階で打込み面を仕上げ処理する必要が
あり、作業が著しく複雑化されて生産性が大幅に低下さ
れてしまうという課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、簡単な手法により打込み面に凹凸部分を形成して、
その生産性を著しく向上することができる半PC版およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の半PC版は、PC版の成形型枠にモルタル
を打設する際の打込み面に、凹凸シートを押し当てて凹
凸部分を反転形成することにより構成する。
【0008】また、かかる目的を達成するために本発明
の半PC版の製造方法は、成形型枠にモルタルを打設す
るモルタル打設工程と、前記成形型枠に打設したモルタ
ルの打込み面に凹凸シートを押し当てるシート敷設工程
と、モルタルの硬化後に前記凹凸シートを剥がすシート
除去工程と、を備える。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明の半PC版にあって
は、PC版の打込み面に凹凸シートを押し当てて凹凸部
分を反転形成したので、この凹凸部分により後打ちコン
クリートとの接着性を向上することができる。また、前
記凹凸部分は打込み面に凹凸シートを単に押し当てるこ
とにより形成されるため、この凹凸部分の形成が著しく
簡単化されると共に、この凹凸部分をPC版の打込み面
に形成できるため、成形型枠により平坦化される側をそ
のまま外側に配置して建込むことができ、半PC版の打
込み面の仕上げ処理を不用として、半PC版の製造を簡
単化して生産性を向上することができる。更に、前記凹
凸シートはモルタルの打設直後に打込み面を覆って敷設
されるため、この凹凸シートがモルタルの養生膜となっ
てモルタルの急激な水分蒸発を防止してひび割れを防止
できる。
【0010】また、かかる半PC版の製造方法では、成
形型枠にモルタルを打設するモルタル打設工程と、前記
成形型枠に打設したモルタルの打込み面に凹凸シートを
押し当てるシート敷設工程と、モルタルの硬化後に前記
凹凸シートを剥がすシート除去工程と、を備えるため、
前記凹凸部分の成形がモルタルの一連の打設工程で行う
ことができるため、半PC版の成形作業を能率化してこ
の点からも生産性の向上を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図3は本発明にかかる半PC
版10の一実施例を示し、図1から図3は半PC版10
を成形する工程を順を追って示す断面図である。
【0012】即ち、本実施例の半PC版10は図1から
図3に示す工程を経て成形され、まず、図1に示すよう
にベット12上に載置された成形型枠14にモルタル1
6を打設して薄板平板状のベース部分を形成する(モル
タル打設工程)。そして、前記モルタル16が打設完了
され後に凹凸シート18を用意し、図2に示したように
モルタル16の打込み面(上面)16aにこの凹凸シー
ト18を押し当てる(シート敷設工程)。このとき、前
記凹凸シート18は凸部分をモルタル16内に埋込み、
打込み面16aとシート18との間に気泡が残留されな
いように全体を均等に押し当てる。尚、凹凸シート18
は荷物の梱包時に緩衝材として用いるポリエチレン気泡
シートが用いられる。
【0013】そして、前記凹凸シート18が打込み面1
6aに敷設された状態でモルタル16は養生され、モル
タル16が硬化される。そして、モルタル16が硬化し
た後、図3に示すように前記凹凸シート18を剥がして
取り去る(シート除去工程)。すると、前記凹凸シート
18の凹凸部分がモルタル16の打込み面16aに反転
して凹凸部分20が形成され、この状態で脱型すること
により半PC版10が製品として提供される。
【0014】そして、前記半PC版10を現場に搬入し
て前記凹凸部分20が内方となるようにして建込み、建
込まれた半PC版10の内方に図外の後打ちコンクリー
トを打設する。すると、後打ちコンクリートは前記凹凸
部分20内に入り込んで密着され、半PC版10と後打
ちコンクリートとが一体化される。
【0015】以上のように本実施例の半PC版10にあ
っては、この半PC版10を成形する段階でモルタル1
6を打設した直後に、このモルタル16の打込み面16
aに凹凸シート18を押し当てて凹凸部分20を反転形
成したので、この凹凸部分20により後打ちコンクリー
トとの接着性を向上することができ、半PC版10と後
打ちコンクリートとのより強固な一体化を図ることがで
きる。
【0016】ところで、前記凹凸部分20は打込み面1
6aに凹凸シート18を単に押し当てることにより形成
されるため、この凹凸部分20の形成が著しく簡単化さ
れると共に、このように凹凸部分20が半PC版10の
打込み面16aに形成されるため、半PC版10を成形
する成形型枠により平坦化される側(打込み面16aの
反対面)をそのまま外側に配置して建込むことができ、
この半PC版10の打込み面16aの仕上げ処理を不用
とすることができるため、その製造を簡単化して生産性
を向上することができる。
【0017】更に、前記凹凸シート18はモルタル16
の打設直後に打込み面16aを覆って敷設されるため、
この凹凸シート18がモルタル16の養生膜となってモ
ルタル16の急激な水分蒸発を防止してひび割れを防止
できる。
【0018】また、かかる半PC版10を製造する場合
に、モルタル打設工程,シート敷設工程およびシート除
去工程をもって行われるため、凹凸部分20を含めた半
PC版10の成形を、モルタル16の一連の打設工程で
行うことができるため、半PC版10の成形作業を能率
化してこの点からも生産性の向上を図ることができる。
【0019】尚、本実施例では半PC版10を成形する
にモルタル14を用いた場合を示したが、このモルタル
14に代えてコンクリートを用いてもよいことは勿論で
ある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す半PC版にあっては、PC版の打込み面に凹凸シー
トを押し当てて凹凸部分を反転形成したので、この凹凸
部分によって後打ちコンクリートとの接着性を著しく向
上することができる。また、前記凹凸部分は凹凸シート
を単に押し当てるのみで形成されるため、その形成を著
しく簡単化できると共に、この凹凸部分をPC版の打込
み面に形成できるため、成形型枠により平坦化される側
をそのまま外側に配置して建込むことができ、半PC版
の打込み面の仕上げ処理を不用として、半PC版の製造
を簡単化して生産性を向上することができる。更に、前
記凹凸シートはモルタルの打設直後に打込み面を覆って
敷設されるため、この凹凸シートがモルタルの養生膜と
なってモルタルの急激な水分蒸発を防止してひび割れを
防止できる。
【0021】また、本発明の請求項2に示す半PC版の
製造方法にあっては、成形型枠にモルタルを打設するモ
ルタル打設工程と、前記成形型枠に打設したモルタルの
打込み面に凹凸シートを押し当てるシート敷設工程と、
モルタルの硬化後に前記凹凸シートを剥がすシート除去
工程と、を備えるため、前記凹凸部分の成形がモルタル
の一連の打設工程で行うことができるため、半PC版の
成形作業を能率化してこの点からも生産性の向上を図る
ことができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半PC版を成形するモルタル打設工程
を示す断面図である。
【図2】本発明の半PC版を成形するシート敷設工程を
示す断面図である。
【図3】本発明の半PC版を形成するシート除去工程を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 半PC版 14 成形型枠 16 モルタル 16a 打込み
面 18 凹凸シート 20 凹凸部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PC版の成形型枠にモルタルを打設する
    際の打込み面に、凹凸シートを押し当てて凹凸部分を反
    転形成したことを特徴とする半PC版。
  2. 【請求項2】 成形型枠にモルタルを打設するモルタル
    打設工程と、 前記成形型枠に打設したモルタルの打込み面に凹凸シー
    トを押し当てるシート敷設工程と、 モルタルの硬化後に前記凹凸シートを剥がすシート除去
    工程と、を備えたことを特徴とする半PC版の製造方
    法。
JP21632693A 1993-08-31 1993-08-31 半pc版およびその製造方法 Pending JPH0760738A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21632693A JPH0760738A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 半pc版およびその製造方法

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JP21632693A JPH0760738A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 半pc版およびその製造方法

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JPH0760738A true JPH0760738A (ja) 1995-03-07

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JP21632693A Pending JPH0760738A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 半pc版およびその製造方法

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JP (1) JPH0760738A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510018A (ja) * 2009-11-04 2013-03-21 ブトン・アクチボラゲット キャストシートおよびそれを製造する方法

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