JPH10140736A - 半pc柱およびその製造方法 - Google Patents

半pc柱およびその製造方法

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JPH10140736A
JPH10140736A JP30218696A JP30218696A JPH10140736A JP H10140736 A JPH10140736 A JP H10140736A JP 30218696 A JP30218696 A JP 30218696A JP 30218696 A JP30218696 A JP 30218696A JP H10140736 A JPH10140736 A JP H10140736A
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Japan
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column
mold
concrete
iron plate
inner mold
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JP30218696A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Wakizaka
達也 脇坂
Noriyuki Furuya
則之 古屋
Yasushi Hamada
耕史 浜田
Fumihiro Inoue
文宏 井上
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の製作工数を削減して簡単に製造するこ
とが可能であり、かつ、内型枠をその周方向に一体に形
成して強度を著しく増大する。 【解決手段】 閉塞矩形状断面となる筒状の鋳造鉄板1
2で形成される内型枠14と、この内型枠14の外側に
適宜間隔Sをもって囲繞される外型枠16と、これら内
型枠14と外型枠16との間の間隔S部分に打設された
コンクリート18とによって半PC柱10を形成する。
内型枠14として用いた鋳造鉄板12の外側面12aと
内側面12bに、凹凸状の起伏面20を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RC造またはSR
C造の建築物に柱材として用いられる中空の断面形状と
なった半PC柱およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半PC柱は、工場等で予め製作
したものを現場に搬入して、この半PC柱を柱型枠とし
て柱構築位置に建込み、その後この半PC柱の中空部内
に配筋した後にコンクリートを打設して、半PC柱と打
設したコンクリートとを一体化させるようになってい
る。
【0003】前記半PC柱は、構築しようとする柱形状
に沿って多くは断面矩形状に形成されるが、この半PC
柱の製作には、例えば特公平7−103635号公報に
開示されるように、遠心成形機を用いて行うようになっ
たものがある。この遠心成形機は一対の回転ドラムを水
平に配置して、両ドラムの上側に跨がって外型枠の両端
部に取り付けた一対の円盤を載置する構成が採られ、ド
ラム回転により円盤および外型枠を回転させて、この外
型枠内に投入したコンクリートを遠心力により外型枠の
内側に押し付けて成形するようになっている。
【0004】しかし、前記遠心成形機を用いた場合はこ
れの装置が大掛かりとなり、設備費が嵩んでしまうた
め、簡単に半PC柱を製作するためには通常の型枠形成
によることになる。この通常の型枠成形では適宜間隔を
設けて同軸状に内型枠と外型枠とをセットし、これら
内,外型枠間にコンクリートを打設するようになってい
る。
【0005】ところが、かかる通常の型枠成形ではコン
クリートが硬化した後に内,外型枠から離型する必要が
あり、この離型作業に手間を要して半PC柱の成形作業
が複雑になる。そこで、少なくとも内型枠を鉄板で形成
して、この鉄板内型枠を打設したコンクリートと一体化
させてフープ筋代わりとすることにより、離型手間を省
略することも考えられる。
【0006】図10は前記鉄板内型枠1の形成手順を示
し、まず同図(a)に示すように1枚の鉄板2を破線部
分3で谷折りして、同図(b)に示すように断面矩形状
の中空体4を形成し、この中空体4の接合部5を溶接す
ることにより前記鉄板内型枠1を形成するようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の半PC柱にあっては、これを成形する際の内型枠
に鉄板内型枠1を用いた場合には、この鉄管内型枠1を
形成するためには、鉄板2を折曲した後に接合部5を溶
接するという工程が必要となる。このため、数多くの鉄
板内型枠1を作成するためには、前記折曲作業および溶
接作業を幾度となく行う必要があり、1個当たりの半P
C柱の単価が大幅に増大してしまうと共に、製作時間も
長くかかってしまう。また、前記接合部5の溶接部分か
ら亀裂が入り易く、前記鉄筋内型枠1を剪断補強筋とし
て用いた場合にも、設計上その強度を大きく取ることが
できないという課題があった。
【0008】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、個々の製作工数を削減して簡単に製造することが可
能であり、かつ、内型枠をその周方向に一体に形成して
強度を著しく増大することができる半PC柱およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1に示す本発明の半PC柱は、外側面およ
び,または内側面を起伏面とした閉塞断面となる筒状の
鋳造鉄板で形成される内型枠と、この内型枠の外側に適
宜間隔をもって囲繞する外型枠と、これら内型枠と外型
枠との間の間隔部分に打設されたコンクリートとによっ
て形成する。
【0010】また、請求項2に示す本発明の半PC柱
は、前記内型枠と前記外型枠との間のコンクリート内
に、剪断補強筋および,または柱主筋を埋設する。
【0011】更に、請求項3に示す本発明の半PC柱の
製造方法は、閉塞断面となる筒状の鋳造鉄板を内型枠と
して垂直に配置すると共に、この内型枠の外側を適宜間
隔をもって外型枠で囲繞し、これら内型枠と外型枠との
間の間隔部分に上方からコンクリートを打設する。
【0012】以上の半PC柱およびその製造方法の作用
を以下述べる。
【0013】即ち、請求項1の半PC柱は、内型枠と、
外型枠と、これら両者間のコンクリートとによって形成
されるため、遠心成形機によることなく半PC柱を製造
することが可能となる。そして、前記内型枠を閉塞断面
となる筒状の鋳造鉄板で形成したので、この内型枠は周
方向に連続した一体物となり、周方向の強度を著しく向
上し、延いては、半PC柱の強度を増大できると共に、
建築現場で前記内型枠の内部に後打ちされるコンクリー
トの拘束力を増大する。また、鋳造鉄板で内型枠を形成
することにより、この内型枠は1つの鋳造型枠で多量に
製作することができ、しかも、セットした鋳造型枠に溶
融鉄を鋳込むことにより短時間で製造できるため、個々
の内型枠の製作費を削減し、延いては半PC柱のコスト
を低下することができる。更に、前記鋳造鉄板の外側面
および,または内側面を起伏面としたので、外側面を起
伏面とした場合は、この起伏面により内,外型枠間に打
設した前記コンクリートとの結着力を著しく増大するこ
とができ、このコンクリートの剥離とかひび割れを防止
することができると共に、内側面を起伏面とした場合
は、現場での後打ちコンクリートとの結着力を増大し
て、柱強度を大幅に増大することができる。更にまた、
前記内型枠は必要とする寸法や厚さ等の各形状に応じた
鋳造型枠を用意することにより、各種の規格に対応した
半PC柱を多量にかつ簡単に製造することができる。
【0014】また、請求項2の半PC柱は、前記内型枠
と前記外型枠との間のコンクリート内に、剪断補強筋お
よび,または柱主筋を埋設したので、半PC柱を現場で
建込んだ際に内型枠の内方に取り付ける剪断補強筋や柱
主筋を削減または廃止することでき、柱の構築作業を簡
単にすることができる。
【0015】更に、請求項3の半PC柱の製造方法は、
筒状の鋳造鉄板を内型枠として、垂直に配置したこの内
型枠の外側を外型枠で囲繞して、これら両型枠間の間隔
部分に上方から単にコンクリートを打設することにより
半PC柱を形成することができる。このため、遠心成形
機等の大掛かりな装置が不要となり、簡単に半PC柱を
製造することが可能となる。また、閉塞断面となる筒状
の鋳造鉄板を内型枠としたので、前記請求項1に示した
半PC柱と同様に、内型枠の周方向の強度を著しく向上
して、建築現場で後打ちされるコンクリートの拘束力を
増大できると共に、内型枠を1つの鋳造型枠で多量に製
作可能となって内型枠の製作費を削減できる。更に、前
記内型枠は必要とする寸法や厚さ等の各形状に応じた鋳
造型枠を用意することにより、各種の規格に対応した半
PC柱を多量にかつ簡単に製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図4は本発明の
半PC柱の一実施形態を示し、図1は半PC柱を部分的
に示す斜視図、図2は半PC柱の横断面図、図3は内型
枠を部分的に示す斜視図、図4は半PC柱の製造工程を
示す説明図である。
【0017】即ち、図1,図2に示すように本実施形態
の半PC柱10は、筒状の鋳造鉄板12で形成される内
型枠14と、この内型枠14の外側を適宜間隔Sをもっ
て囲繞する外型枠16と、これら内型枠14と外型枠1
6との間の間隔S部分に打設されたコンクリート18と
によって形成される。図3に示すように前記内型枠14
として用いた鋳造鉄板12の外側面12aと内側面12
bには、凹凸状の起伏面20が形成される。
【0018】前記半PC柱10の製造は図4に示すよう
に、まず、前記内型枠14を水平に設置された底型枠2
2上に垂直に配置し(a)、次にこの内型枠14の外側
を適宜間隔Sを設けて外型枠16で囲繞した後(b)、
これら内型枠14と外型枠16との間の間隔S部分に上
方からコンクリート18を打設する。そして、コンクリ
ート18が硬化した後に底型枠22から離脱させること
により前記半PC柱10が製作される。前記鋳造鉄板1
2は、例えば3mm程度の板厚に形成することが望まし
い。
【0019】ところで、前記鋳造鉄板12は閉塞矩形状
断面となる筒状に形成され、図外の内,外鋳造型枠内に
溶融鉄を鋳込むことにより形成される。そして、前記
内,外鋳造型枠に前記起伏面20の成形型を形成してお
くことにより、溶融鉄の鋳込みによって簡単に起伏面2
0を形成することができる。
【0020】以上述べた本実施形態の半PC柱10にあ
っては、この半PC柱10を製造する際には、閉断面と
なる筒状の鋳造鉄板12を内型枠14とし、この内型枠
14を垂直に配置して、この内型枠14の外側を外型枠
16で囲繞し、これら両型枠14,16間の間隔S部分
に上方から単にコンクリート18を打設することにより
前記半PC柱10を形成することができる。このため、
従来用いられていた遠心成形機等の大掛かりな装置が不
要となり、簡単に半PC柱10を製造することが可能と
なる。
【0021】そして、前記半PC柱10は工場等で製作
された後、建築現場に搬入して建込まれ、この半PC柱
10の中空部、つまり内型枠14の内方に図外のコンク
リートが後打ちされる。このとき、前記内型枠14は、
閉塞断面となる筒状の鋳造鉄板12で形成したので、こ
の内型枠14は周方向に連続した一体物となり、周方向
の強度を著しく向上することができる。このため、半P
C柱10の強度を増大でき、建築現場で前記内型枠14
の内部に後打ちされる前記コンクリートの拘束力を増大
することができる。
【0022】ところで、前記内型枠14を鋳造鉄板12
で形成したことにより、この内型枠14は1つの鋳造型
枠で多量に製作することができ、しかも、セットした鋳
造型枠に溶融鉄を鋳込むことにより短時間で製造でき
る。このため、個々の内型枠14の製作費を削減し、延
いては半PC柱10のコストの大幅な低下を達成できる
ようになる。
【0023】また、前記鋳造鉄板12の外側面12aお
よび内側面12bを起伏面20としたので、外側面12
aに形成した起伏面20により、内,外型枠14,16
間に打設したコンクリート18との結着力を著しく増大
することができ、このコンクリート18の剥離とかひび
割れを防止することができる。一方、内側面12bに形
成した起伏面20により、現場での後打ちコンクリート
との結着力を増大して、柱強度を大幅に増大することが
できる。また、前記内型枠14は必要とする寸法や厚さ
等の各形状に応じた鋳造型枠を用意することにより、各
種の規格に対応した半PC柱を多量にかつ簡単に製造す
ることができる。
【0024】尚、本実施形態では前記起伏面20を鋳造
鉄板12の内,外側面12a,12bに形成した場合を
開示したが、これに限ることなく少なくとも外側面12
aまたは内側面12bの一方に形成してもよい。また、
前記半PC柱10は断面矩形状のものに限ることなく、
構築しようとする柱形状に沿った断面形状、例えば円形
状として製作することができる。この場合は鋳造鉄板1
2の断面形状も円形状とすることになる。
【0025】ところで、前記実施形態では半PC柱10
には外型枠16を一体化した場合を示したが、この外型
枠16は打設したコンクリート18が硬化した後に取り
外したものを半PC柱10として用いることができる。
この場合の半PC柱10は、外側がコンクリート面とな
る。
【0026】また、図4においては内型枠14を垂直に
立てて設けて半PC柱10を製造する例を示したが、図
5に示すように内型枠14を水平に寝かせて設けて半P
C柱10を製造するようにしても良い。この場合には、
同図に示すように、水平に配設した底型枠22上に間隔
Sを隔てるべくスペーサ23を介して内型枠14を水平
に寝かせて配し(a)、その周囲には長手方向に沿って
両側方に間隔Sを隔てて外型枠16を設けるとともにそ
の長手方向両端部には外型枠(図示せず)を当接させて
設け、この際これらの外型枠16の高さは寝かせた内型
枠14の上面よりも上記間隔S寸法以上に高くし
(b)、爾後内型枠14の周囲の空間部に上方からコン
クリートを投入して上記上面からの厚みがSになるまで
打設する。そして、コンクリート18が硬化した後に外
型枠16を取り外すとともに底型枠22から離脱させる
ことにより半PC柱10を製作する。
【0027】また、図6に示すように内,外型枠14,
16間の間隔S部分に、コンクリート18を打設前に柱
主筋24および剪断補強筋26をセットして、これら柱
主筋24および剪断補強筋26をコンクリート18内に
埋設することができる。このように柱主筋24および剪
断補強筋26をコンクリート18内に埋設することによ
り、半PC柱10を現場で建込んだ際に、内型枠14の
内方に取り付ける剪断補強筋や柱主筋を削減または廃止
することできるため、柱の構築作業を簡単にすることが
できる。
【0028】更に、前記内型枠14を形成した鋳造鉄板
12を成形する際に、中子を用いて図7から図9に示す
ような補強壁28をこの鋳造鉄板12の内側に一体に成
形することにより、内型枠14そして半PC柱10の強
度を著しく増大することができ、延いては、構築した柱
の強度を著しく増大することができる。
【0029】ここで、図10には前記内型枠14として
用いた筒状の鋳造鉄板12のみを、柱型枠として用いる
ことができ、建築現場において柱主筋24を囲繞してこ
の鋳造鉄板12を配置した後、鋳造鉄板12内にコンク
リートを打設することによりRC造柱を構築することが
できる。この場合にあっても、前記鋳造鉄板12の外側
面12aおよび内側面12bを起伏面20とすることが
望ましく、外側面12aに形成した起伏面20によって
仕上げ材との結着力を高め、かつ、内側面12bに形成
した起伏面20によって後打ちされるコンクリートとの
結着力を高めることができる。
【0030】また、図10に示した鋳造鉄板12を内型
枠14とし、この鋳造鉄板12の外側に適宜間隔Sを設
けて図外の外型枠をセットして、これら鋳造鉄板12と
外型枠との間にコンクリートを打設することにより、建
築現場で半PC柱を形成することもできる。この場合に
あっても前記図7から図9に示した補強壁28を鋳造鉄
板12に形成することが望ましい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す半PC柱にあっては、筒状に形成される内型枠と、
この内型枠の外側に適宜間隔をもって囲繞する外型枠
と、これら両者間の間隔部分に打設したコンクリートと
によって形成したので、遠心成形機によることなく半P
C柱を製造することが可能となる。そして、前記内型枠
を閉塞断面となる筒状の鋳造鉄板で形成したので、周方
向の強度を向上して半PC柱の強度を増大できると共
に、建築現場で前記内型枠の内部に後打ちされるコンク
リートの拘束力を増大することができる。また、鋳造鉄
板で内型枠を形成したので、この内型枠を1つの鋳造型
枠で多量に製作することができると共に、短時間で製造
できるため、個々の内型枠の製作費を削減し、延いては
半PC柱のコストを低下することができる。更に、前記
鋳造鉄板の外側面および,または内側面を起伏面とし、
外側面を起伏面とした場合は、この起伏面により内,外
型枠間に打設した前記コンクリートとの結着力を著しく
増大することができ、このコンクリートの剥離とかひび
割れを防止することができると共に、内側面を起伏面と
した場合は、現場での後打ちコンクリートとの結着力を
増大して、柱強度を大幅に増大することができる。更に
また、前記内型枠は必要とする寸法や厚さ等の各形状に
応じた鋳造型枠を用意することにより、各種の規格に対
応した半PC柱を多量にかつ簡単に製造することができ
る。
【0032】また、本発明の請求項2に示す半PC柱
は、前記内型枠と前記外型枠との間のコンクリート内
に、剪断補強筋および,または柱主筋を埋設したので、
半PC柱を現場で建込んだ際に内型枠の内方に取り付け
る剪断補強筋や柱主筋を削減または廃止することでき、
柱の構築作業を簡単にすることができる。
【0033】更に、本発明の請求項3の半PC柱の製造
方法は、筒状の鋳造鉄板を内型枠として、垂直に配置し
たこの内型枠の外側を外型枠で囲繞して、これら両型枠
間の間隔部分に上方から単にコンクリートを打設するこ
とにより半PC柱を形成したので、遠心成形機等の大掛
かりな装置が不要となり、簡単に半PC柱を製造するこ
とが可能となる。また、閉塞断面となる筒状の鋳造鉄板
を内型枠としたので、前記請求項1に示した半PC柱と
同様に、内型枠の周方向の強度を著しく向上して、建築
現場で後打ちされるコンクリートの拘束力を増大できる
と共に、内型枠を1つの鋳造型枠で多量に製作可能とな
って内型枠の製作費を削減できる。更に、前記内型枠は
必要とする寸法や厚さ等の各形状に応じた鋳造型枠を用
意することにより、各種の規格に対応した半PC柱を多
量にかつ簡単に製造するという各種優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す半PC柱の部分的な
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す半PC柱の横断面図
である。
【図3】本発明の一実施形態を示す半PC柱の内型枠の
部分的な斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す半PC柱の製造工程
の一例を順を追って示す説明図である。
【図5】上記半PC柱の製造工程の他の例を順を追って
示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す半PC柱の横断面
図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す内型枠の断面図で
ある。
【図8】本発明の他の実施形態を示す内型枠の断面図で
ある。
【図9】本発明の他の実施形態を示す内型枠の断面図で
ある。
【図10】本発明の他の実施形態を示す内型枠の部分的
な斜視図である。
【図11】従来の半PC柱に用いられる内型枠の説明図
である。
【符号の説明】
10 半PC柱 12 鋳造鉄板 14 内型枠 16 外型枠 18 コンクリート 20 起伏面 24 柱主筋 26 剪断補強筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 文宏 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側面および,または内側面を起伏面と
    した閉塞断面となる筒状の鋳造鉄板で形成される内型枠
    と、この内型枠の外側に適宜間隔をもって囲繞する外型
    枠と、これら内型枠と外型枠との間の間隔部分に打設さ
    れたコンクリートとによって形成したことを特徴とする
    半PC柱。
  2. 【請求項2】 前記内型枠と前記外型枠との間のコンク
    リート内に、剪断補強筋および,または柱主筋を埋設し
    たことを特徴とする請求項1に記載の半PC柱。
  3. 【請求項3】 閉塞断面となる筒状の鋳造鉄板を内型枠
    として垂直に配置すると共に、この内型枠の外側を適宜
    間隔をもって外型枠で囲繞し、これら内型枠と外型枠と
    の間の間隔部分に上方からコンクリートを打設すること
    を特徴とする半PC柱の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103835439A (zh) * 2014-03-21 2014-06-04 北京工业大学 外包钢丝网水泥砂浆板-混凝土组合承重t形柱及作法
CN106065565A (zh) * 2016-06-30 2016-11-02 上海建工材料工程有限公司 一种预制装饰混凝土桥墩立柱的施工方法
JP2019108699A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 株式会社熊谷組 構造体の補強構造

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