JPH06170765A - ロボットの動作速度調整方法 - Google Patents

ロボットの動作速度調整方法

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JPH06170765A
JPH06170765A JP4321952A JP32195292A JPH06170765A JP H06170765 A JPH06170765 A JP H06170765A JP 4321952 A JP4321952 A JP 4321952A JP 32195292 A JP32195292 A JP 32195292A JP H06170765 A JPH06170765 A JP H06170765A
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JP
Japan
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robot
speed
point
tip
teaching
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JP4321952A
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JP2562403B2 (ja
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Yoshihiko Suzuki
快彦 鈴木
Kazuhiro Kawabata
和弘 川端
Hiroki Hashimoto
裕樹 橋本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多関節ロボットのティーチング時に、該ロボ
ットの姿勢が特異点に近づいたためロボットが一旦停止
した場合に、従来は手動でロボットの動作速度を低速に
セットし直し、特異点から離れた後再度手動で元の状態
に復帰させていたが、自動的に元の状態に復帰しティー
チング作業を続行できるようにする。 【構成】 設定速度Vcで作動しているロボットが特異
点に近づいたため(a点)停止した場合には(b点)、
直ちに所定の割合Bでロボットの動作速度を増速し元の
設定速度Vcまで復帰させる(c点)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ティーチング時におけ
る多関節ロボットの先端の移動速度を自動調整する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】多関節ロボットの先端に溶接ガン等を取
り付け、溶接作業等の所定の作業を行わせる場合には、
各作動位置を予めデータとして設定しておかなければな
らない。この設定に際して、各関節の動作角度を演算に
より求めデータとすることも考えられるが計算がきわめ
て煩雑になるため、ロボットを手動操作で実際に作動さ
せて、ロボットの先端を所定の設定速度で移動させなが
ら該先端の作動位置をロボットに記憶させるティーチン
グ作業が行われる。
【0003】このティーチング作業中に、ロボットの姿
勢が、いずれかの関節の動作状態が不連続になる特異点
に近づくと、この動作状態が不連続になる関節を駆動し
ているモータの作動速度が限界を越える場合がある。こ
のような場合には、ロボットが破損しないようにロボッ
トの動作を一時停止させるように設定されている。そし
て、このようにロボットの動作が停止すると、該モータ
の作動速度が限界を越えないようにロボットの先端の移
動速度を当初の設定速度より低速度に設定し直し、この
低速度で先端を移動させて特異点近傍を通過し終えてか
ら再度ロボットを停止させ、ロボット先端の移動速度を
当初の設定速度に戻してティーチング作業を続ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のティーチン
グ方法では、特異点に近づいたことにより一旦ロボット
が停止すると、上記の種々の操作を行わなければならず
ティーチング作業に多くの工数を要し、またその手順も
きわめて煩雑なものとなっていた。
【0005】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、特
異点に近づいたことによりロボットが一旦停止しても自
動的に元の設定速度まで復帰することのできるロボット
の動作速度調整方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、多関節ロボットの先端を設定速度で移動さ
せて該先端の動作位置をティーチングする際に、各関節
の駆動手段の内の少なくとも1つの動作速度が該駆動手
段の最高速度を越える場合に各関節の動作を一時停止さ
せるようにしたロボットの動作速度調整方法において、
上記一時停止後上記先端の移動速度を所定の速度復帰係
数により規定される割合で増速し上記設定速度まで自動
復帰させることを特徴とする。
【0007】
【作用】特異点から遠ざかるに従い、ロボットの先端の
移動可能な速度は増加する。そこで、ロボットの動作が
一旦停止すると上記速度復帰係数により規定される割合
でロボットの先端の移動速度を停止状態から自動的に増
速することにより、特異点近傍では低速でロボットを動
作させ特異点から遠ざかるに伴って該動作速度が増速さ
れ、該移動速度の再セットやロボットの再停止といった
操作を行うことなく当初設定された移動速度に自動復帰
するようにした。
【0008】
【実施例】本発明を図1に示す溶接ガンWを搭載したロ
ボット1のティーチングに用いた場合の実施例について
以下に説明する。図1を参照して、ロボット1は、ベッ
ド10上の前後動自在な摺動台11と、摺動台11上の
垂直軸線回りに旋回自在な旋回台12と、旋回台12に
揺動自在に連結した第1アーム13と、第1アーム13
にそのアーム軸線回りに回転自在に連結した第2アーム
14と、第2アーム14に揺動自在に連結した第3アー
ム15と、第3アーム15にそのアーム軸線回りに回転
自在に連結した手首16とからなる6軸ロボットで構成
されており、手首16に溶接ガンWが取り付けられてい
る。そして、摺動台11、旋回台12、各アーム13〜
15、手首16を図外のサーボモータにより駆動して、
溶接ガンWを所望する位置へ所望する姿勢で移動させる
ことができるよう構成されている。該ロボット1の動作
をティーチングする際には、コントローラ2に接続され
ているティーチングボックス21の操作ボタン23を押
しながら操作杆22を操作することにより、該操作杆2
2により操作された方向に溶接ガンWが設定速度Vcで
移動するようにコントローラ2内にて補間演算が行わ
れ、該補間演算の結果に基づいて上記各サーボモータが
駆動される。
【0009】このティーチング作業中にロボット1の姿
勢が特異点に近づくと、溶接ガンWの移動速度がVcの
ままでは上記各サーボモータの内の少なくとも1つの回
転速度が最高値を越えることになる。そこで、いずれの
サーボモータの回転速度も最高値を越えないようにコン
トローラ2内にて図2に示す処理が行われ、この処理に
より溶接ガンWの速度は図3に示すように変化する。
尚、図3において縦軸は溶接ガンWの移動速度Vを示
し、横軸は時間tを示している。
【0010】図2及び図3を参照して、減速フラグ及び
調整フラグを共にOFFに初期設定しておき、減速開始
点aに到達するまではS1からS2に進んで設定速度V
cを取り込み、S3を経てS4に進む。ところで、溶接
ガンWのその時点での実際の移動速度Vnowと該設定
速度Vcとの差が大きすぎると直ちにVcまで加減速し
たのではロボット1に無理な慣性力が作用しロボット1
が破損するおそれがあるため、両速度VnowとVcと
の差の絶対値が一定値Aより大きい場合にはVnowに
Aを加算(加速時)あるいは減算(減速時)したものを
修正速度Vaとし、VnowとVcとの差の絶対値がA
より小さい場合にはVcをVaとする(S4)。尚、a
点に到達するまでは溶接ガンWはVcで定速移動してい
るのでVnowとVcとは略一致し、従ってVaにはV
cが代入される。次にこのVaを基に各サーボモータの
回転速度θiを演算し(S5)、θiがサーボモータの
最高回転速度θimaxを越えるか否かを判断して(S
6)、θi≦θimaxの時は該θiをサーボモータに
出力し(S7)、S8を経てS1に戻り上記フローをく
り返す。
【0011】ロボット1の姿勢が特異点に近づくにつ
れ、いずれかのサーボモータに出力されているθiが増
加し、図3のa点に到達すると該θiがθimaxを越
える。するとフローはS6からS9へと進み減速フラグ
がONされ、次にS1にフローが戻ると減速フラグがO
NされているのでS1からS10に進みVcを0にセッ
トした後S3からS4へと進む。ところで、溶接ガンW
はこの時点では当初の設定速度Vcで移動していたの
で、急激に溶接ガンWの移動を停止させることができ
ず、このためVaとしてVnow−Aを用い、溶接ガン
Wが停止するまでAの割合でVnowを減速する。この
減速中はS6・S7・S8を経てS11に進み、溶接ガ
ンWが停止すると、減速フラグをOFFに戻すと共に調
整フラグをONにし、更に速度調整係数αを0にリセッ
トする(S12)。尚、この状態は図3のb点に示す状
態に相当する。
【0012】この状態では調整フラグがONになってい
るので、S2で当初の設定速度Vcを取り込んだ後S3
からS13へと進み、上記αに速度復帰係数βを加算し
たもので該Vcを補正し(S15)、αが1を越えるま
でαにβを順次加算し溶接ガンWの移動速度に対する増
速を続ける。αが1になると溶接ガンWの移動速度は当
初の設定速度Vcに復帰したことになるので(図3のc
点に示す状態)、S14からS16へ進み調整フラグを
OFFにすると共にαを1にリセットし、当初の状態に
復帰する。尚、図3のb点からc点への傾きBは速度復
帰係数βにより規定されるものであり、該βはロボット
1の型式に応じて予め設定される。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、多関節
ロボットのティーチング時にロボットの姿勢が特異点に
近づいたことにより一時停止しても、ロボットの動作を
自動的に元の状態に復帰することができ、そのままティ
ーチング作業を続行できるのでティーチング作業に要す
る工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるロボットの構成を示す図
【図2】 本発明の内容を示すフロー図
【図3】 ロボットのアーム先端部の移動速度の経時変
化を示す図
【符号の説明】
1 (多関節)ロボット 2 コントローラ 21 ティーチングボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多関節ロボットの先端を設定速度で移動
    させて該先端の動作位置をティーチングする際に、各関
    節の駆動手段の内の少なくとも1つの動作速度が該駆動
    手段の最高速度を越える場合に各関節の動作を一時停止
    させるようにしたロボットの動作速度調整方法におい
    て、上記一時停止後上記先端の移動速度を所定の速度復
    帰係数により規定される割合で増速し上記設定速度まで
    自動復帰させることを特徴とするロボットの動作速度調
    整方法。
JP4321952A 1992-12-01 1992-12-01 ロボットの動作速度調整方法 Expired - Fee Related JP2562403B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6092004A (en) * 1996-01-24 2000-07-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Robot speed computing apparatus and method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6380307A (ja) * 1986-09-25 1988-04-11 Kobe Steel Ltd 産業用ロボツトの速度制御方法

Patent Citations (1)

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