JPH04360777A - マスタ・スレーブマニピュレータの制御方法 - Google Patents
マスタ・スレーブマニピュレータの制御方法Info
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- JPH04360777A JPH04360777A JP15953191A JP15953191A JPH04360777A JP H04360777 A JPH04360777 A JP H04360777A JP 15953191 A JP15953191 A JP 15953191A JP 15953191 A JP15953191 A JP 15953191A JP H04360777 A JPH04360777 A JP H04360777A
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- Japan
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- offset
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 20
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
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- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠隔操作ロボットのマス
タ・スレーブマニピュレータに適用される制御方法に関
する。
タ・スレーブマニピュレータに適用される制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】マスタ・スレーブマニピュレータの制御
開始に当っては、マスタマニピュレータ(以下マスタと
称する)とスレーブマニピュレータ(以下スレーブと称
する)とが偏差なく同一位置にあるとは限らない。この
ため、制御に当っては、例えば以下(1)(2)(3)
に示すような制御手法が考えられている。
開始に当っては、マスタマニピュレータ(以下マスタと
称する)とスレーブマニピュレータ(以下スレーブと称
する)とが偏差なく同一位置にあるとは限らない。この
ため、制御に当っては、例えば以下(1)(2)(3)
に示すような制御手法が考えられている。
【0003】(1) 制御開始と同時にマスタ・スレ
ーブ制御を行なう方法 通常、最も多く使われている図5に示すようなマスタ・
スレーブ制御である。この制御は、マスタ1の角度検出
器3による関節角θmからスレーブ2の角度検出器4に
よる関節角θs を差し引いた偏差を△θとし、この偏
差△θに最適な角度ゲインKa を乗じ、リミッタやヒ
ステリシス等の制御特性ならびにオペレータ10の操作
性を改善する処置を行ない、アクチュエータの指令値d
θd/dtを得てスレーブのサーボドライバ6を動作さ
せるものである。このように、制御開始と同時にマスタ
・スレーブ制御を行なうとき、マスタ1とスレーブ2の
偏差が大きい場合には、開始と同時にスレーブ2が最大
速度でマスタ1の関節角に追従する動作をする。
ーブ制御を行なう方法 通常、最も多く使われている図5に示すようなマスタ・
スレーブ制御である。この制御は、マスタ1の角度検出
器3による関節角θmからスレーブ2の角度検出器4に
よる関節角θs を差し引いた偏差を△θとし、この偏
差△θに最適な角度ゲインKa を乗じ、リミッタやヒ
ステリシス等の制御特性ならびにオペレータ10の操作
性を改善する処置を行ない、アクチュエータの指令値d
θd/dtを得てスレーブのサーボドライバ6を動作さ
せるものである。このように、制御開始と同時にマスタ
・スレーブ制御を行なうとき、マスタ1とスレーブ2の
偏差が大きい場合には、開始と同時にスレーブ2が最大
速度でマスタ1の関節角に追従する動作をする。
【0004】(2) 各関節ごとにマスタとスレーブ
の角度が合致した時点からマスタ・スレーブ制御とする
方法 この方法では制御を開始しても、一般的にはすぐにはス
レーブは動き出さない。オペレータはマスタの関節を正
転あるいは逆転させながら一軸ずつスレーブの関節角に
合せて、一致した軸からスレーブがマスタに追従すると
いうマスタ・スレーブ制御を開始する。
の角度が合致した時点からマスタ・スレーブ制御とする
方法 この方法では制御を開始しても、一般的にはすぐにはス
レーブは動き出さない。オペレータはマスタの関節を正
転あるいは逆転させながら一軸ずつスレーブの関節角に
合せて、一致した軸からスレーブがマスタに追従すると
いうマスタ・スレーブ制御を開始する。
【0005】(3) 動作開始時のマスタとスレーブ
間の位置偏差をオフセットとし、そのまま動作させる方
法動作開始時のマスタとスレーブ間の位置偏差をそのま
まオフセットして制御装置にセットし、マスタ・スレー
ブ制御を行なう。この方法ではマスタとスレーブの姿勢
は必ずしも同じとはならない。
間の位置偏差をオフセットとし、そのまま動作させる方
法動作開始時のマスタとスレーブ間の位置偏差をそのま
まオフセットして制御装置にセットし、マスタ・スレー
ブ制御を行なう。この方法ではマスタとスレーブの姿勢
は必ずしも同じとはならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の手法(
1)(2)(3)では次の問題が生ずる。 (1) 制御開始と同時にマスタ・スレーブ制御とす
る方法。 通常は制御開始時のマスタ1とスレーブ2の姿勢は大き
く異なるため、制御開始と同時に急激にスレーブ2が動
き、周囲の物体や自分自身に衝突する恐れがあってたん
へん危険である。最大速度が速いマニピュレータや大き
なマニピュレータほど危険であり、実用機に適用するこ
とは問題が多い。
1)(2)(3)では次の問題が生ずる。 (1) 制御開始と同時にマスタ・スレーブ制御とす
る方法。 通常は制御開始時のマスタ1とスレーブ2の姿勢は大き
く異なるため、制御開始と同時に急激にスレーブ2が動
き、周囲の物体や自分自身に衝突する恐れがあってたん
へん危険である。最大速度が速いマニピュレータや大き
なマニピュレータほど危険であり、実用機に適用するこ
とは問題が多い。
【0007】(2) 各関節ごとにマスタとスレーブ
の角度が合った時点からマスタ・スレーブ制御とする方
法。 上記(1)に比べ、急激に動くことはないので安全であ
る。しかし、オペレータがスレーブを見ながら一軸づつ
関節角を合わせていくので全軸が合って作業を始められ
るまで時間がかかる。特に、マスタ・スレーブ制御の間
に自動制御、自律制御でスレーブのみが作動するような
制御を行なう場合は、マスタ・スレーブ制御を再開する
たびにこれらの角度合せ動作を行なわなければならず、
これらはあまりに煩雑かつ時間がかかり、非実用的とな
る。また、スレーブの周囲に障害物が多くある環境では
、角度合わせ動作がやりにくい。
の角度が合った時点からマスタ・スレーブ制御とする方
法。 上記(1)に比べ、急激に動くことはないので安全であ
る。しかし、オペレータがスレーブを見ながら一軸づつ
関節角を合わせていくので全軸が合って作業を始められ
るまで時間がかかる。特に、マスタ・スレーブ制御の間
に自動制御、自律制御でスレーブのみが作動するような
制御を行なう場合は、マスタ・スレーブ制御を再開する
たびにこれらの角度合せ動作を行なわなければならず、
これらはあまりに煩雑かつ時間がかかり、非実用的とな
る。また、スレーブの周囲に障害物が多くある環境では
、角度合わせ動作がやりにくい。
【0008】(3) 動作開始時のマスタとスレーブ
間の位置偏差をオフセットし、そのまま動作させる方法
この方法では、動作開始時のスレーブの動きによる危険
や角度合わせに要する時間の問題はないが、マスタとス
レーブの姿勢が異なっているため作業がやりにくい場合
がある。特に双腕マニピュレータでは、マスタとスレー
ブの姿勢の差異によってはスレーブマニピュレータは干
渉していないのにマスタ同士が干渉して作業が出来ない
場合もある。また、動作範囲を最大限に利用する場合ス
レーブがまだ動作範囲内であるのに、マスタが限界に達
してしまい作業が出来ない状態も生ずる。
間の位置偏差をオフセットし、そのまま動作させる方法
この方法では、動作開始時のスレーブの動きによる危険
や角度合わせに要する時間の問題はないが、マスタとス
レーブの姿勢が異なっているため作業がやりにくい場合
がある。特に双腕マニピュレータでは、マスタとスレー
ブの姿勢の差異によってはスレーブマニピュレータは干
渉していないのにマスタ同士が干渉して作業が出来ない
場合もある。また、動作範囲を最大限に利用する場合ス
レーブがまだ動作範囲内であるのに、マスタが限界に達
してしまい作業が出来ない状態も生ずる。
【0009】本発明は、安全性の点から有利でありかつ
角度合せ操作の時間の浪費を除くオフセット方式を採用
し、しかもオフセット方式のマスタとスレーブの姿勢が
異なるという問題を除去するようにしたマスタ・スレー
ブマニピュレータの制御方法の提供を目的とする。
角度合せ操作の時間の浪費を除くオフセット方式を採用
し、しかもオフセット方式のマスタとスレーブの姿勢が
異なるという問題を除去するようにしたマスタ・スレー
ブマニピュレータの制御方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明は、マスタマニピュレータの動きをスレーブ
マニピュレータに追従させるマスタ・スレーブマニピュ
レータの制御方法において、マスタ・スレーブマニピュ
レータの動作開始時には、マスタマニピュレータとスレ
ーブマニピュレータとの位置偏差にてオフセットを設定
し、マスタ・スレーブマニピュレータの動作開始後は上
記オフセットを徐々に減少させることを特徴とする。
めの本発明は、マスタマニピュレータの動きをスレーブ
マニピュレータに追従させるマスタ・スレーブマニピュ
レータの制御方法において、マスタ・スレーブマニピュ
レータの動作開始時には、マスタマニピュレータとスレ
ーブマニピュレータとの位置偏差にてオフセットを設定
し、マスタ・スレーブマニピュレータの動作開始後は上
記オフセットを徐々に減少させることを特徴とする。
【0011】
【作用】マスタの移動方向が、動作開始時に設定したオ
フセットを増大させる方向の場合には、そのままのオフ
セットを保ち、マスタの移動方向がオフセットを減少さ
せる方向の場合には、オフセットを減少させるよう変更
させ、最終的にオフセットを零にする。
フセットを増大させる方向の場合には、そのままのオフ
セットを保ち、マスタの移動方向がオフセットを減少さ
せる方向の場合には、オフセットを減少させるよう変更
させ、最終的にオフセットを零にする。
【0012】
【実施例】ここで、図1〜図4とを参照して本発明の実
施例を説明する。なお、図1においては、図5と同様1
軸分の関節の制御ブロックで、同一部分には同符号を付
す。図1において、1はマスタマニピュレータ(マスタ
1とする)、2はスレーブマニピュレータ(マスタ2と
する)、3はマスタマニピュレータ角度検出器(角度検
出器3とする)、4はスレーブマニピュレータ角度検出
器(角度検出器4とする)、6はサーボドライバである
。角度検出器3,4の角度θm,θs は、減算器にて
減算され△θ=θm−θs となって位置偏差△θがえ
られる。この位置偏差△θは、切換スイッチ7により制
御開始時と動作時とに切換えられて、制御開始時ではオ
フセット設定器5に送られ、動作時ではオフセット設定
器5の出力θoff と減算器にて算出されて新たな偏
差△θ’を算出し、適当な定数を乗じた比例演算、リミ
ッタ、特性改善の処理を行ない、スレーブ指令dθd/
dtとしサーボドライバ6を駆動する。そして、このサ
ーボドライバ6にてアクチュエータが動きスレーブ2が
動作する。
施例を説明する。なお、図1においては、図5と同様1
軸分の関節の制御ブロックで、同一部分には同符号を付
す。図1において、1はマスタマニピュレータ(マスタ
1とする)、2はスレーブマニピュレータ(マスタ2と
する)、3はマスタマニピュレータ角度検出器(角度検
出器3とする)、4はスレーブマニピュレータ角度検出
器(角度検出器4とする)、6はサーボドライバである
。角度検出器3,4の角度θm,θs は、減算器にて
減算され△θ=θm−θs となって位置偏差△θがえ
られる。この位置偏差△θは、切換スイッチ7により制
御開始時と動作時とに切換えられて、制御開始時ではオ
フセット設定器5に送られ、動作時ではオフセット設定
器5の出力θoff と減算器にて算出されて新たな偏
差△θ’を算出し、適当な定数を乗じた比例演算、リミ
ッタ、特性改善の処理を行ない、スレーブ指令dθd/
dtとしサーボドライバ6を駆動する。そして、このサ
ーボドライバ6にてアクチュエータが動きスレーブ2が
動作する。
【0013】このうち、切換スイッチ7は、制御開始直
後は△θがオフセット設定器5に一瞬送られるだけで足
りるので、例えば電気的なタイマ回路等により自動的に
開始時から動作時に切換わるようにできる。この切換ス
イッチ7による開始時での偏差△θは、図2にも示すよ
うにオフセット発生のために用いられる。この偏差△θ
をマスタ1とスレーブ2の肩軸の第1関節を例としてみ
た場合には、図3(a)のθmのマスタに対し図3(b
)のθs のスレーブとなって、△θが生じるように図
示できる。
後は△θがオフセット設定器5に一瞬送られるだけで足
りるので、例えば電気的なタイマ回路等により自動的に
開始時から動作時に切換わるようにできる。この切換ス
イッチ7による開始時での偏差△θは、図2にも示すよ
うにオフセット発生のために用いられる。この偏差△θ
をマスタ1とスレーブ2の肩軸の第1関節を例としてみ
た場合には、図3(a)のθmのマスタに対し図3(b
)のθs のスレーブとなって、△θが生じるように図
示できる。
【0014】次に、オフセット設定器5につき説明する
に、この設定器は図2に示すブロックを有する。まず、
制御開始直後での切換スイッチ7により偏差△θがオフ
セット発生器5dに入力されてオフセットθoff が
設定される。次に、動作時角度検出器3からのマスタ角
度θmが入力されると、角速度算出部5aにて角速度d
θm/dt=dθ/dtが得られる。ついで、符号判定
部5bにてマスタ角速度dθm/dtが最初設定された
オフセットθoff と同符号か否かを判定する。つま
り、角速度dθm/dtがオフセットθoff を増大
させる方向にあるか減少させる方向にあるかを判定し、
符号が同符号で増大させる方向の場合は予め設定された
オフセットθoff をそのまま出力し、異符号で減少
させる場合にはオフセット変更部5cにてオフセットが
変更される。このオフセット変更部5cの出力は、オフ
セット発生器5dに至り、当初の偏差△θによるオフセ
ットθoff を減少するように変更する。減少に当っ
ては、オフセット変更部5cにて例えばK・dθm/d
tを設定されたオフセットに加えたりすることで変更で
きる。これによれば、速く動かすとオフセットは速く零
になり、逆にマスタをゆっくり動かせば、オフセットも
ゆっくり零となる。このようにして予め決められたオフ
セットθoff により、まず動作時には偏差△θが減
算されて図3(c)に示す新たな偏差△θ’となり、ス
レーブ2へのマスタ1の接近によってオフセットθof
f の減少変更なされ、θoff =0によってマスタ
1とスレーブ2の動きが合致するようになる。
に、この設定器は図2に示すブロックを有する。まず、
制御開始直後での切換スイッチ7により偏差△θがオフ
セット発生器5dに入力されてオフセットθoff が
設定される。次に、動作時角度検出器3からのマスタ角
度θmが入力されると、角速度算出部5aにて角速度d
θm/dt=dθ/dtが得られる。ついで、符号判定
部5bにてマスタ角速度dθm/dtが最初設定された
オフセットθoff と同符号か否かを判定する。つま
り、角速度dθm/dtがオフセットθoff を増大
させる方向にあるか減少させる方向にあるかを判定し、
符号が同符号で増大させる方向の場合は予め設定された
オフセットθoff をそのまま出力し、異符号で減少
させる場合にはオフセット変更部5cにてオフセットが
変更される。このオフセット変更部5cの出力は、オフ
セット発生器5dに至り、当初の偏差△θによるオフセ
ットθoff を減少するように変更する。減少に当っ
ては、オフセット変更部5cにて例えばK・dθm/d
tを設定されたオフセットに加えたりすることで変更で
きる。これによれば、速く動かすとオフセットは速く零
になり、逆にマスタをゆっくり動かせば、オフセットも
ゆっくり零となる。このようにして予め決められたオフ
セットθoff により、まず動作時には偏差△θが減
算されて図3(c)に示す新たな偏差△θ’となり、ス
レーブ2へのマスタ1の接近によってオフセットθof
f の減少変更なされ、θoff =0によってマスタ
1とスレーブ2の動きが合致するようになる。
【0015】図4は、1軸分の回路図であり、主にオフ
セット設定器5の図1,図2より更に具体的に構成を示
す。図4において、11はマスタの関節角のポテンショ
メータ、12はマスタの角速度検出のタコジェネレータ
、21はスレーブの関節角検出のポテンショメータ、2
2はスレーブの角速度のタコジェネレータである。ポテ
ンショメータ11及びスレーブのポテンショメータ21
からインバータ31を経て関節角θm,θs は、加算
器32を介してスイッチ40にて切換えられ、制御開始
時の接点bか動作時の接点aかに投入される。一方、マ
スタのタコジェネレータ12の角速度は、オフセット設
定器に入力され、このオフセット設定器内では、しきい
値との比較器34(0または1を出力する)、定数設定
器36、乗算器35、及び積分器42を有し、更に切換
スイッチ40のb接点につながるサンプルホールド回路
33を経て積分器42の出力との加算を行なう加算器3
2を有する。また、オフセット設定器の出力は、オフセ
ットθoff =0にて切れるスイッチ41を介して加
算器32に入力され、定数設定器36、リミッタ37、
特性改善(例えばデッドゾーン発生)回路38、速度フ
ィードバックサーボアンプ39に至る。
セット設定器5の図1,図2より更に具体的に構成を示
す。図4において、11はマスタの関節角のポテンショ
メータ、12はマスタの角速度検出のタコジェネレータ
、21はスレーブの関節角検出のポテンショメータ、2
2はスレーブの角速度のタコジェネレータである。ポテ
ンショメータ11及びスレーブのポテンショメータ21
からインバータ31を経て関節角θm,θs は、加算
器32を介してスイッチ40にて切換えられ、制御開始
時の接点bか動作時の接点aかに投入される。一方、マ
スタのタコジェネレータ12の角速度は、オフセット設
定器に入力され、このオフセット設定器内では、しきい
値との比較器34(0または1を出力する)、定数設定
器36、乗算器35、及び積分器42を有し、更に切換
スイッチ40のb接点につながるサンプルホールド回路
33を経て積分器42の出力との加算を行なう加算器3
2を有する。また、オフセット設定器の出力は、オフセ
ットθoff =0にて切れるスイッチ41を介して加
算器32に入力され、定数設定器36、リミッタ37、
特性改善(例えばデッドゾーン発生)回路38、速度フ
ィードバックサーボアンプ39に至る。
【0016】かかる図4の回路にて動作開始時の切換ス
イッチ40は接点bにより前述の△θがサンプルホール
ドされる。この後、マスタの動作により角速度dθm/
dtが比較器34に入力され、dθm/dt≧0の場合
比較器34の出力は零、dθm/dt<0の場合比較器
34の出力が「1」となる。この比較器出力と定数K1
を乗算して積分することにより加算器32の入力はK
1 ∫dtとなり、よって加算器32の出力θoff
がK1 ∫dt+△θとなる。この場合、K1 の値に
より動作後すぐにオフセットを0にしたり長時間をかけ
て0にしたりすることができる。なお、図4ではしきい
値を設定してそれ以上の角速度では一定速度で減少して
ゆくようにしたのものであるが、図2ではオフセットの
減少速度はマスタの関節角速度に比例されていることが
異なっている。
イッチ40は接点bにより前述の△θがサンプルホール
ドされる。この後、マスタの動作により角速度dθm/
dtが比較器34に入力され、dθm/dt≧0の場合
比較器34の出力は零、dθm/dt<0の場合比較器
34の出力が「1」となる。この比較器出力と定数K1
を乗算して積分することにより加算器32の入力はK
1 ∫dtとなり、よって加算器32の出力θoff
がK1 ∫dt+△θとなる。この場合、K1 の値に
より動作後すぐにオフセットを0にしたり長時間をかけ
て0にしたりすることができる。なお、図4ではしきい
値を設定してそれ以上の角速度では一定速度で減少して
ゆくようにしたのものであるが、図2ではオフセットの
減少速度はマスタの関節角速度に比例されていることが
異なっている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
の(1)(2)(3)の効果を得ることができる。 (1) 安全性の向上 マスタ・スレーブ制御を開始すると徐々にオフセットを
なくす方向に動くため、不意に急激に動いて周囲の物体
に当ったりする恐れがない。 (2) 位置合せ時間の排除 一軸ずつ合わせる手法で必要な動作開始時の準備時間が
不要となり、マスタ・スレーブ動作を迅速に開始出来る
。 (3) オフセットにより生ずる動作範囲の制御の排
除動作開始後しばらくするとオフセットはなくなるため
マスタとスレーブ間のオフセットにより、スレーブの動
作範囲に制御を受けることがなくなる。
の(1)(2)(3)の効果を得ることができる。 (1) 安全性の向上 マスタ・スレーブ制御を開始すると徐々にオフセットを
なくす方向に動くため、不意に急激に動いて周囲の物体
に当ったりする恐れがない。 (2) 位置合せ時間の排除 一軸ずつ合わせる手法で必要な動作開始時の準備時間が
不要となり、マスタ・スレーブ動作を迅速に開始出来る
。 (3) オフセットにより生ずる動作範囲の制御の排
除動作開始後しばらくするとオフセットはなくなるため
マスタとスレーブ間のオフセットにより、スレーブの動
作範囲に制御を受けることがなくなる。
【図1】本発明の一実施例を説明する制御ブロック図で
ある。
ある。
【図2】図1のオフセット設定器のブロック図である。
【図3】マスタ・スレーブの偏差とオフセットの説明図
である。
である。
【図4】具体的なアナログ回路図である。
【図5】従来のマスタ・スレーブ制御ブロック図である
。
。
1 マスタマニピュレータ
2 スレーブマニピュレータ
3,4 角度検出器
5 オフセット設定器
5a 角速度算出部
5b 符号判定部
5c オフセット変更部
5d オフセット発生部
7 切換スイッチ
11,21 ポテンショメータ
12,22 タコジェネレータ
32 加算器
33 サンプルホールド回路
34 比較器
35 乗算器
36 定数設定器
40,41 スイッチ
42 積分器
Claims (1)
- 【請求項1】 マスタマニピュレータの動きをスレー
ブマニピュレータに追従させるマスタ・スレーブマニピ
ュレータの制御方法において、マスタ・スレーブマニピ
ュレータの動作開始時には、マスタマニピュレータとス
レーブマニピュレータとの位置偏差にてオフセットを設
定し、マスタ・スレーブマニピュレータの動作開始後は
上記オフセットを徐々に減少させることを特徴とするマ
スタ・スレーブマニピュレータの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3159531A JPH0736987B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | マスタ・スレーブマニピュレータの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3159531A JPH0736987B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | マスタ・スレーブマニピュレータの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04360777A true JPH04360777A (ja) | 1992-12-14 |
JPH0736987B2 JPH0736987B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=15695805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3159531A Expired - Lifetime JPH0736987B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | マスタ・スレーブマニピュレータの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736987B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0736205U (ja) * | 1993-12-03 | 1995-07-04 | 北海道開発局建設機械工作所長 | 多関節アームの簡易操作装置 |
US6993413B2 (en) | 2003-03-31 | 2006-01-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manipulator and its control apparatus and method |
US7295893B2 (en) | 2003-03-31 | 2007-11-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manipulator and its control apparatus and method |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP3159531A patent/JPH0736987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0736205U (ja) * | 1993-12-03 | 1995-07-04 | 北海道開発局建設機械工作所長 | 多関節アームの簡易操作装置 |
US6993413B2 (en) | 2003-03-31 | 2006-01-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manipulator and its control apparatus and method |
US7194335B2 (en) | 2003-03-31 | 2007-03-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manipulator and its control apparatus and method |
US7295893B2 (en) | 2003-03-31 | 2007-11-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manipulator and its control apparatus and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736987B2 (ja) | 1995-04-26 |
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