JPH0146271B2 - - Google Patents

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JPH0146271B2
JPH0146271B2 JP57034319A JP3431982A JPH0146271B2 JP H0146271 B2 JPH0146271 B2 JP H0146271B2 JP 57034319 A JP57034319 A JP 57034319A JP 3431982 A JP3431982 A JP 3431982A JP H0146271 B2 JPH0146271 B2 JP H0146271B2
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JP
Japan
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interpolation
teaching
coordinate system
joint
joint angle
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JP57034319A
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JPS58155184A (ja
Inventor
Fumio Noguchi
Shigeki Fujinaga
Hirotoshi Yamamoto
Takahiro Asano
Hiroshi Ogasa
Hideo Koyama
Yoshuki Ueno
Takeshi Shiraha
Keisuke Ishihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP3431982A priority Critical patent/JPS58155184A/ja
Publication of JPS58155184A publication Critical patent/JPS58155184A/ja
Publication of JPH0146271B2 publication Critical patent/JPH0146271B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、多関節ロボツトに関し、さらに特
定的には、自動溶接装置などのように直角座標系
で動作させてワークを加工するのに有効な多自由
度の多関節ロボツトに関する。
多関節ロボツトは、各関節角を制御することに
よつて各腕を駆動し、先端腕に装着された溶接ト
ーチなどのエンドエフエクタを所定位置に移動さ
せたり、所定軌跡をたどらせて所望の作業をさせ
るものであるが、溶接、溶断などの作業では、直
角座標系でエンドエフエクタを移動させて作業す
ることが多い。
ところで、こうした作業を行なうロボツトは、
通常、教示再生方式を採つている。従来、このよ
うな教示再生方式のロボツトにおいては、教示や
テストを含む手動操作をするために、各関節角を
別個に駆動させるための操作スイツチだけでな
く、直角座標系の角軸方向にエンドエフエクタ先
端を移動させるための直角座標系の操作スイツチ
を持ち、それによつて手動操作を容易化するとと
もに再生動作をも容易化するものが提案されてい
る。但し、いかに直角座標系の操作と関節座標系
の操作とができるといつても、最終的に制御され
るのは関節角であるから、直角座標系の操作をし
たい場合でも、その指令はもちろん、各関節角に
ついての指令に変換されて出力される。
また、こうした教示再生方式のロボツトに連続
的な軌跡をたどらせる場合、教示的には所要の軌
跡上のいくつかの点にエンドエフエクタ先端を位
置させて位置、姿勢情報を取込み、再生時には、
これら教示(テイーチング)点間を補間して指令
位置を求めるPTP方式が用いられる。一方、前
述のように、自動溶接装置などに使用される場
合、直角座標系で動作して所定の経路をたどり加
工することが多いことから、補間演算も直角座標
系の位置情報に関して行なうようにしている。
ところで、一般に多関節ロボツトは、前後2つ
の腕からなる1対の腕について、前の腕の基端と
後の腕の先端をそれぞれ1つの位置に位置させる
場合に、関節の折れ曲がり状態は、両腕を直線状
に整列した状態について対称な2方向にとり得
る。しかし、両腕の折れ曲がり状態を2方向に制
御することは困難であるため、従来の多関節ロボ
ツトは1方向にしか折れ曲がらないように制約し
ていた。しかしながら、このような制約がある
と、ワークと腕との干渉がある場合、ワークの取
付姿勢や位置を変えて加工する必要があり、作業
が面倒であるばかりでなく、加工の精度にも影響
する。
そこで、こうした場合に、関節の折れ曲がり状
態を2様にとることにより作業性を改善した多関
節ロボツトが特開昭57−27689号公報で提案され
ている。この公開公報に示された多関節ロボツト
では、たとえばワークと腕との干渉が生じる領域
に入る前に、関節の折れ曲がり状態を反転させる
ようにしている。ところで、関節の折れ曲がり状
態を反転させる前と反転させた後とでは、エンド
エフエクタの位置は直角座標系上では差を生じな
い。そのため、関節の折れ曲がり状態を反転させ
る場合は、関節座標系で操作しなければならな
い。したがつて、再生時においても、関節の折れ
曲がり状態を反転させる際には、関節座標系で動
作させかつ補間演算させることが好ましいが、従
来の多関節ロボツトは、直角座標系による補間し
かできないので、大変不便であつた。
また、直角座標系によつて円弧補間させる際
は、テイーチング点も少なくて済み、たとえば溶
接トーチに接続されるコンジツトチユーブがねじ
れないように制御することができる。しかし、ロ
ボツトメカ構成と円弧の大きさ、性質によつては
各制御軸の加速度が大きくまたは最大速度が追い
つかず各軸を同時に追従させることが困難になつ
てくる。特に、小径の円弧補間を行なう場合、こ
のような原因によつて生じる追従の不正確さが問
題となる。
そこで、この発明は、直角座標系および関節座
標系の両方で補間制御し得る。多関節ロボツトを
提供することを目的とする。
すなわち、この発明では、直角座標系による制
御と関節座標系による制御が行なえる多関節ロボ
ツトに、補間動作に関して直角座標系による第1
の補間演算と関節座標系による第2の補間演算の
いずれかを選択するための系選択手段を具備さ
せ、テイーチングの際にこの系選択を行なうこと
によつてプレイバツクの際にそのいずれかの補間
を実行させるようにしたものである。そして、直
角座標系による第1補間演算を選択したときは、
テイーチングされた2点の直角座標系での位置情
報の差を所定間隔で等分した位置を大まかな補間
点とし、さらにこれら各補間点間での各関節角度
の差を各軸毎に等分した位置を細かな補間点位置
とする補間演算を行なう。また、関節座標系によ
る第2の補間演算を選択したときは、テイーチン
グされた2位置間での各関節角度の差を、それぞ
れ補間点数で等分した位置を補間点とする補間演
算を行なう。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特
徴は図面を参照して行う実施例の以下の詳細な説
明から一層明らかとなろう。
第1図はこの発明の背景となるかつこの発明が
適用される関節形ロボツトを用いた自動溶接装置
の一例を示す図解図である。固定部材1がたとえ
ば地面に固定され、その固定部材1には、高さの
比較的低い円筒形ベース3が取付けられる。この
円筒形ベース3の上端には、比較的高さの高い円
筒形回転体4が回転軸(図示せず)によつて回転
自在に設けられる。この円筒形回転体4の中空部
には、図示しないが、垂直回転軸が設けられ、こ
の円筒形回転体4の上方にはそれと一体的に回転
するように支持された回転体5が設けられる。こ
の円筒形回転体4かつしたがつて回転体5は、図
示しないが、後述のモータによつて回転角α1につ
いて回転駆動される。回転体5は、その上面から
ほぼ垂直にかつ平行に延びる支持部材7,7を有
する。この支持部材7,7には、水平方向の軸9
によつて、回転腕11が、回転角α2について回動
自在に支持される。なお、この回動腕11は、図
示しないが、後述のモータによつて回動駆動され
る。また、回動腕11に関連して、この回動腕の
回動の状態に対してバランスをとるためのバラン
ス機構13が設けられる。このバランス機構13
は、図示しないが、たとえば引つぱりばねなどを
含み、円筒形回転体4と一体に回転するように構
成されている。
回動腕11の先端には、軸9に平行な軸15に
よつて、回動腕17が、この腕11に対してすな
わち回転角α3について回動自在に支持される。そ
して、この回動腕17は、図示しないが、後述の
モータによつて回動駆動される。回動腕17の一
方の自由端には軸9に平行な軸19によつて、回
動軸21が、この回動腕17に対してすなわち回
動角α4について回動自在に支持される。この軸2
1は、図示しないが、後述のモータによつて、軸
19周りに回動駆動される。軸21には、トーチ
取付具25を支持する回転軸23が、軸21に対
して同軸に回動自在に支持される。この軸23
は、図示しないが、後述のモータによつて、軸2
1に対してすなわち回転角α5について回動駆動さ
れる。トーチ取付具25には、溶接トーチ27が
取付けられる。このようにして、この自動溶接装
置は、回転体5,回動腕11,回動腕17,軸2
1および回転軸23のそれぞれの角度α1、α2
α3、α4およびα5を制御することによつて、溶接ト
ーチ27の姿勢およびその先端すなわち溶接点P
の位置を制御する。
第2図はこの発明の一実施例を示す概略ブロツ
ク図である。この実施例では、操作パネル100
が設けられる。この操作パネル100には、自動
溶接装置をどの動作モードで動かすかを指示する
モード切換スイツチ101が設けられる。このモ
ード切換スイツチ101は、マニユアルモード
M、テストモードTおよびオートモーAのいずれ
かのモードを選択的に切換えて設定できる。操作
パネル100には、さらに、押ボタンスイツチ1
03が設けられる。押ボタンスイツチ103は、
オートモードのスタート指令を与えると共に、テ
イーチングモードにおけるテイーチング指令を与
えるために操作される。第2のモード切換スイツ
チ105は、直線補間動作L、円弧補間動作Cも
しくはウイービング動作Wのいずれかを選択的に
設定するためのものである。さらに、速度設定器
111が設けられる。この速度設定器111は、
溶接トーチ27かつしたがつて溶接点Pの移動す
べき速度を指令するためのものである。操作パネ
ル100には、2つのグループのマニユアルスイ
ツチ119,121,123,125および12
7ならびに129,131,133,135およ
び137が設けられる。スイツチ119ないし1
27は、溶接装置を直角座標系すなわちXYZ系
で位置制御するために操作される。一方、スイツ
チ129ないし137は、各回動角度α1ないしα5
を直接に制御するために用いられる。そのため
に、この操作パネル100にはスイツチ119な
いし127のグループかまたはスイツチ129な
いし137のグループのいずれを有効にするかを
選択する、系切換スイツチ117が設けられる。
したがつて、この系切換スイツチ117を左方
(第2図において)に切換えれば、マニユアルス
イツチ119ないし127のグループが有効化さ
れ、スイツチ117を右方に切換えることによつ
てマニユアルスイツチ129ないし137のグル
ープが有効化される。押しボタンスイツチ117
aがさらに設けられ、このスイツチ117aは
XYZ系(直角座標系)によつて補間すべきかα
系(関節座標系)によつて補間すべきかを指令す
るためのものである。このスイツチ117aを押
したときα系による補間が指令され、それが開放
されているときはXYZ系による補間を指示して
いるものとする。
マニユアルスイツチ119ないし127および
129ないし137は、それぞれ3つの位置をと
ることができ、この第2図において実線で示す位
置がニユートラル位置である。そして、スイツチ
119,121,123は、それぞれX軸、Y軸
およびZ軸を制御するために用いられ、その直角
座標の原点から遠ざかる方向がアツプ方向Uとし
て、その原点に近づく方向がダウン方向Dとし
て、規定されている。また、スイツチ125は溶
接トーチ27の配向角φを制御するために用いら
れ、スイツチ127は溶接トーチ27の姿勢角θ
を制御するために用いられる。そして、これらス
イツチ125,127は、溶接トーチに関連する
角度φおよびθを、それぞれ、時計方向Cまたは
反時計方向CCに制御することができる。同様に、
α系のマニユアルスイツチ129ないし137
も、各腕ないし軸の回転角α1ないしα5を、それぞ
れ、時計方向Cまたは反時計方向CCに制御する
ことができる。これら各コンポーネントを含む操
作パネル100とデータバス55との間で、イン
タフエース(図示せず)を介してデータのやりと
りが行なわれる。
このデータバス55には、さらに、制御手段を
構成するCPU31と、メモリ33とが連結され
る。メモリ33には、CPU31のシステムプロ
グラムを記憶しておくためのROMや、CPU31
における演算その他の処理に必要な記憶領域やフ
ラグ領域を有するほかユーザプログラムを記憶す
るRAMが含まれる。データバス55には、複数
の(この実施例では5つの回転角α1ないしα5に対
応して5つの)駆動回路351,352,35
3,354および355と、複数の(この実施例
では5つの)インクリメンタルエンコーダ53
1,532,533,534および535が、そ
れぞれ連結される。この第2図においては、駆動
回路351が、他を代表してより詳細に描かれて
いる。ここで、この駆動回路351の構成につい
て説明するが、残りの駆動回路352ないし35
5についても、同様の構成をとり得ることを予め
指摘しておく。
駆動回路351には、CPU31からの指令位
置情報がロードされる指令位置バツフア37と、
対応のインクリメンタルエンコーダ531からの
パルス信号をカウントするためのフイードバツク
カウンタ39が設けられる。指令位置バツフア3
7の内容が被減数として、またフイードバツクカ
ウンタ39の内容が減数として、減算器41の2
つの入力として与えられる。減算器41の出力は
D/A変換器43に与えられる。したがつて、こ
のD/A変換器43からは、指令位置と現在位置
との差に応じた電圧信号が導出されることにな
る。D/A変換器43の出力は、サーボアンプ4
5、コマンドリミツタ47を介して、サーボモー
タ49の駆動信号として与えられる。なお、コマ
ンドリミツタ47の出力は、さらに、Null信号
検知回路51に与えられる。このNull信号は、
サーボ系によつて位置制御されたときにサーボア
ンプ45から得られる零信号であり、目標位置の
ごく近い領域すなわちモータ49がほとんど停止
するタイミングで導出される。したがつて、この
Null信号検知回路51の出力は、サーボモータ
49によつて制御される被制御体が、指令位置バ
ツフア37にロードされた指令位置に達したこと
を示す信号として、データバス55を介して
CPU31に与えられる。
以上のような構成において、以下に、第3図な
いし第6A図および第6B図に示すフローダイヤ
グラムと第7図ないし第14図に示す模式図を参
照して、第2図かつしたがつて第1図の実施例の
操作ないし動作について説明する。
最初に、第3図を参照してテイーチングのため
のマニユアルモードについて説明する。CPU3
1は、その内部に設けられたクロツクソースから
のクロツクを受けるタイマを有し、そのタイマは
クロツクに応じて或る一定時間ごとに出力を発生
する。そして、CPU31では、そのタイマの出
力があれば、それによつてインタラプトがかかる
(ステツプS101)。最初のステツプS103で
は、操作パネル100の各軸のマニユアルスイツ
チ119,121,123,125および127
さらに129,131,133,135および1
37が、すべて、ニユートラル位置に保たれてい
るかどうかを判断する。換言すれば、このステツ
プS103では、これらマニユアルスイツチ11
9ないし137のいずれかが操作されているかど
うかを検出する。続くステツプS105では、系
切換えスイツチ117(第2図)がα系に切換え
られているか否かを判断する。すなわち、この発
明では、関節角が一方に折れ曲がつた第1の状態
と他方に折れ曲がつた第2の状態とをとりうるよ
うに、多関節ロボツトが構成されているが、第1
の状態または第2の状態のみをとる場合すなわち
状態の反転がない場合には、系切換えスイツチ1
17はXYZ系に切換えておく。なぜなら、直角
座標系で指令した方がワークピース(図示せず)
の溶接線が相互に直角方向に延長されている場合
が多く、したがつてオペレータにとつてもトーチ
27(第1図)をこの溶接線に沿つて移動させや
すく、また補間演算等を行ないやすいからであ
る。逆に、関節角が第1の状態(または第2の状
態)から第2の状態(または第1の状態)への変
更がある場合すなわち状態が反転する場合には、
系切換えスイツチ117をα系に切換える。この
ようにして、関節角の2様のマニユアル操作かつ
したがつてテイーチングが行なえるようにしてい
る。
したがつて、このステツプS105において系
切換えスイツチ117がXYZ系に切換えられて
いると判断した場合、続くステツプS107にお
いて、XYZ系で操作されたスイツチの操作方向
に対応して指令値を増減する。すなわち、このス
テツプS107においては、操作パネル100か
らの信号に基づいて、操作されたマニユアルスイ
ツチ119,121,123,125または12
7の操作方向(UもしくはD,CもしくはCC)
と速度決定器111で設定された速度とに基づい
て、上述のタイマ時間に対応した指令値(基本
量)を増減する。そして、このようにXYZ系で
指令値を与えた場合には、続くステツプS109
において、XYZ系からα系への座標変換を行う。
このような座標変換は、後述のステツプS115
におけるような座標変換とともに、以下に詳細に
説明されるであろう。なお、このステツプS10
9における座標変換に際しては、関節角α3および
α5の符号を考慮する必要がある。すなわち、関節
角α3はたとえば270゜の制御可能範囲を有するが、
たとえば180゜(すなわち腕111と117とが直線状態)
を境にして一方に折れまがつた状態(第1の状
態)を−とし、他方に折れまがつた状態で第2の
状態)を+とする。同様に、α5は360゜の可動範囲
を有し、その第1の状態で−とし、第2の状態で
+とする。
このようにして、系切換えスイツチ117が
XYZ系に切換えられている場合には、ステツプ
S107で与えられるXYZ系の指令値を前述の
α3,α5の符号を考慮してステツプS109におい
てα系に変換し、続くステツプS111で出力
し、それぞれの関節角を駆動制御する。
もし、上述のように状態が反転するような制御
を行う場合には、系切換えスイツチ117をα系
に切換える。そして、ステツプS113におい
て、α系で、操作されたスイツチ129,13
1,133,135または137の操作方向と速
度設定器111で設定された速度とに基づいて、
上述のタイマ時間に対応した指令値を増減する。
このように、α系で指令値を与えた場合には、後
述の補間演算のために、続くステツプS115に
おいて、α系からXYZ系への座標変換を行う。
この座標変換についても後述する。そして、ステ
ツプS113で与えられたα系の指令値に応じて
出力し、駆動する(ステツプS111)。このよ
うに、α系で駆動する場合には、CPU31は、
そのようなα1ないしα5の位置情報を、それぞれ対
応の駆動回路351ないし355に与える。そし
て、各駆動回路351ないし355はCPU31
からの指令に基づいて、第1図に示す各関節角α1
ないしα5を制御する。
テイーチングする場合には、操作パネル100
のスタートボタン103を押す。すなわち、モー
ド選択スイツチ101をマニユアルモードMにし
てスタートボタン103を押すことによつて、
CPU31にテイーチングのインタラプトがかか
る。CPU31では、そのようなインタラプトが
かかると、まず、第4図に示すようにα系補間ス
イツチ117a(第2図)がオンされているかど
うかすなわち、そのときの情報に基づいてオート
モードにおいてα系によつて補間演算処理するべ
きかどうかを、ステツプS116aで判断する。
そしてこのスイツチ117aで判断する。そして
このスイツチ117aがオンされていれば、ステ
ツプS116bにおいて、そのα系補間指令を記
憶する。その後、そのときの位置情報ならびにα3
およびα5の符号に応じたフラグF3およびF5の
内容を、メモリ33の所定の記憶エリアに記憶さ
せる。すなわち、テイーチングに際してステツプ
S117において、先のステツプS107,S1
15(第3図)におけるXYZ系の座標位置を記
憶する。このように、テイーチングに際しては、
XYZ系で記憶させる。これは、前述のように補
間演算に都合がよいからである。そして、ステツ
プS119において、先のステツプS109また
はS115(第3図)におけるα3およびα5の符号
に応じたフラグF3およびF5の内容を記憶す
る。たとえば、α3およびα5の符号が−であれば、
フラグF3およびF5それぞれ「0」として記憶
し、逆に+であれば「1」として記憶する。
つぎに、第5図を参照して、この実施例のオー
トモードの動作について説明する。オートモード
の場合には、操作パネル100におけるモード選
択スイツチ101をオートモードAに設定する。
そして、スタートボタン103を押す。応じて、
CPU31は、ステツプS121において、メモ
リ33の適宜の記憶位置に形成されるステツプカ
ウンタ(図示せず)をリセツトし、ステツプS1
23においてそのステツプカウンタをインクリメ
ントする。そして、ステツプS125において、
CPU31は、メモリ33から、先にテイーチン
グされている各ステツプの指令情報のうち、ステ
ツプS123でインクリメントされたステツプM
の指令情報を読み出してロードする。続くステツ
プS127において、そのロードされたステツプ
Mの指令情報に直線補間指令が含まれるか否かを
チエツクする。これは、指令位置情報とともに直
線補間を表す識別情報が、ロードされたか否かに
よつて判断することができる。
直線補間であれば、続くステツプS129にお
いて目標位置をステツプMの指令位置としたの
ち、ステツプS131において直線補間を行う。
ここで、第6A図を参照して直線補間のサブル
ーチンについて説明する。直線補間のサブルーチ
ンは、その最初のステツプS151において、現
在位置と目標位置をXYZ系で、内分計算する。
すなわち、内分ΔS=指令速度V×時間t(例えば
0.2秒)とし、そのΔSごとに直線補間点を計算す
る。続くステツプS153において、そのような
内分計算が終了したか否かを判断する。そうでな
ければ、ステツプS155において、先のステツ
プS109(第3図)のように、XYZ系からα
系への座標変換を、フラグF3およびF5を考慮
して行う。続くステツプS157においては、α
系での補間演算を行う。すなわち、ステツプS1
51において、たとえば0.2秒ごとに直線補間点
を計算して内分ΔSを求めるが、このΔSの間はさ
らに平滑に結ぶために、その間をα系で補間す
る。すなわち、ΔSをへだてた2点間をα1ないし
α5までの各軸について等分に補間する。これによ
つて、いつそう滑らかな制御を可能にする。続く
ステツプS159においては、ステツプS157
におけるα系による内分が終了したか否かを判断
する。そうであれば先のステツプS151に戻
り、そうでなければ続くステツプS161によつ
てα系で出力駆動する。なお、先のステツプS1
53において、内分終了を判断したときには、現
在位置情報を目標位置情報で更新してメインルー
チンに戻る(ステツプS163)。
第5図においてステツプS127で、直線補間
でないと判断したとき、ステツプS132におい
て、α系補間指令がテイーチングされているか否
かを判断する。そして、α系補間指令がテイーチ
ングされていれば、ステツプS134において、
α系による補間を行なう。
ここで第6B図を参照してα系による補間のサ
ブルーチンについて説明する。ステツプS165
において、次式Aに基づいて、分割数Nを求め
る。
N=|X/→B−X/→A|/V …………(A) 但し、X→B、X→AはそれぞれXYZ系によつて表
わされる2点の位置ベクトルであり、Vは指示さ
れた速度であり、Δtはたとえば20msecのような
予め定める分割時間間隔を示す。このように、α
系によつて補間すべきときにもXYZ系で表わす
情報が用いられるので、先のステツプS115で
α系からXYZ系に座標変換することに意義があ
る。この式(A)で表わされる分割数Nは2点X→B
X→A間を何分割するかを示すものとなる。つづく
ステツプS167において、次式(B)で表わされる
α→を求める。
α→=N−m/Nα→A+m/Nα→B ……………(B) 但し、mは1ないしNの任意の数であり、α→A
α→Bは、それぞれX→AおよびX→Bのα系による位置
ベクトルである。したがつて、この式(B)によつて
求められるα→が順次の指令位置情報となることが
理解されよう。最後のステツプS169におい
て、上述のようにして求めた順次の位置情報α→を
出力する。このようにして、α系による補間処理
がなされる。
なお、上述の例では、分割数Nを算出するため
に式(A)に従がつて求めた。すなわち、XYZ系に
よつて表わした2点間を速度で除算した。しか
し、これは次式(A′)によつて求めることも可
能であろう。
T/Δt=N …………(A′) 但し、Tはテイーチング時にオペレータが指示
するものであつて、所定の2点間を移動させるに
要する時間を示すものとする。そのためには、操
作パネル(第2図)に、この時間Tを入力するた
めの手段を設ければよい。
先のステツプS132において、α系補間指令
がないと判断したときは、XYZ系で円弧補間を
行なうために、続くステツプS133において、
一連の円補間指令情報のうち初めての円補間指令
が否かすなわち指令点Coでn=1かどうかを判
断する。n=1であればそれまでは直線補間であ
るべきであり、先のステツプS129に移る。ま
た、3個所以上円弧補間情報が連続していれば、
続くステツプS135において、円弧補間点を計
算する。ただし、2点目(たとえば第7図のC2
の円弧補間の場合は、次の円弧補間点(たとえば
第7図のC4)を最初の円弧補間点として計算す
る。そして、その計算された補間点位置を目標位
置として設定する(ステツプS137)。さらに、
この実施例では、ステツプS139において、さ
らにその間の直線補間を行う。それは次のような
理由による。ステツプS135において、たとえ
ば5mmピツチとなるように円弧補間点を計算する
が、この計算された補間点間をさらに直線補間を
して、一層滑らかな制御を可能にするためであ
る。円弧補間のための演算は、直線補間に比べて
より多い演算処理時間を必要とするが、このよう
な演算時間を節約してより安価なマイクロコンピ
ユータを利用可能にするために、この実施例で
は、円弧補間点は比較的粗く、その補間点間はさ
らに細かく直線補間ルーチン(第6図)によつて
補間し、結果的に安価なコンピユータを用いても
細かい精度の良い制御を可能にする。直線補間が
終了すると、記憶ステツプS141において、円
弧補間のための指令位置Coに到達したか否かを
判断する。そうであれば、先のステツプS123
に戻りステツプカウンタ(図示せず)をインクリ
メントする。そうでなければステツプS135に
戻る。
なお、上述の直線補間の場合も円弧補間の場合
にも、トーチ27(第1図)の角度φおよびθに
ついては、それぞれ独立に等分補間を行うものと
する。
一般的にいえば、第8図に示すように、ある
XYZ系に対するα系の情報が1対1に対応する
とは限らない。すなわち、座標変換においてα系
に対するXYZ系の位置は一義的に決まるが、逆
にトーチ先端の位置やトーチの姿勢が決まつて
も、α系では、上述のように2様にとり得るの
で、一義的には決まらない。したがつて、XYZ
系の或る状態のときたとえば第8図の右端近傍の
とき、XYZ系のわずかな変化でα系の大きな変
化を生じる。したがつて、XYZ系で制御したと
きには、わずかのXYZ系の動きに対して関節角
α1〜α5のいずれかの角速度、角加速度が大きくな
つてしまい、この部分で極限となり無理を生じる
ことになる。そのため、この場合には第8図の2
点鎖線で示す範囲内で制御されることになり、正
確に追従できなくなつてしまう。これに対して、
この発明に従つてα系で補間演算することによ
り、上記のような困難性は生じず、したがつて第
8図における点線のように正確な追従が行なわれ
るのである。
以上のように、この発明によれば、オートモー
ドに際して直角座標系による補間演算と関節座標
系による補間演算の両方が行なえ、しかも任意に
選択し得るようにしたので、関節の折れ曲がり状
態を反転させる際もスムーズに補間演算が行なえ
る。また、円弧補間に際して大加速度または最大
速度の不足による経路の不正確を生じる場合で
も、テイーチング時に多少テイーチング点は多く
なるが、関節座標系の補間演算を行なうことによ
つて、被制御体の経路の正確を期待し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の背景となるかつこの発明が
実施される関節型ロボツトの一例としての自動溶
接装置を示す図解図である。第2図はこの発明の
一実施例を示す概略ブロツク図である。第3図な
いし第6A図および第6B図はこの発明の一実施
例の動作を説明するためのフローダイヤグラムで
ある。第7図はこの実施例によつてテイーチング
しかつ再生することのできる自由曲線の一例を示
す図解図である。第8図はこの発明の効果の一例
を説明するグラフである。 図において、5は回転体、9,15,19,2
1,23は軸、11,17は回動腕、27は溶接
トーチ、31はCPU、33はメモリ、100は
操作パネル、117aはα系補間指令スイツチ、
351ないし355は駆動回路、531ないし5
35はインクリメンタルエンコーダを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直角座標系と関節座標系による制御を行なう
    多関節ロボツトであつて、 操作手段を含み、少なくともこの操作手段によ
    つて前記多関節ロボツトの被制御体を制御してそ
    の制御に関連する位置情報をテイーチングするた
    めのテイーチング手段、 前記テイーチング手段によつてテイーチングさ
    れた情報に基づいて、関節角を制御するための関
    節角制御手段を備え、 前記操作手段は直角座標系による第1の補間演
    算と関節座標系による第2の補間演算のいずれか
    を選択するための系選択手段を含み、 前記テイーチング手段は前記系選択手段によつ
    て前記第1および第2の補間演算のいずれが選択
    されたかを記憶し、 前記関節角制御手段は、 前記系選択手段によつて前記第1の補間演算が
    選択されたことが前記テイーチング手段に記憶さ
    れているときは、テイーチングされた2点の直角
    座標系での位置情報の差を所定間隔で等分した位
    置を大まかな補問点とし、さらにこれら各補間点
    間での各関節角度の差を各軸毎に等分した位置を
    細かな補間点位置とする第1の補間演算を行なう
    手段と、 前記系選択手段によつて前記第2の補間演算が
    選択されたことが前記テイーチング手段に記憶さ
    れているときは、テイーチングされた2位置間で
    の各関節角度の差を、それぞれ補間点数で等分し
    た位置を補間点とする第2の補間演算を行なう手
    段とを備える、多関節ロボツト。 2 前記テイーチング手段は速度情報をテイーチ
    ングするための速度情報入力手段を含み、 前記第1および第2の補間演算手段は、位置制
    御されるべき2点間を前記入力された速度情報を
    用いて補間演算する、特許請求の範囲第1項記載
    の多関節ロボツト。
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JPS5662783A (en) * 1979-10-19 1981-05-28 Fujikoshi Kk Multiple joint type continuous course controlling robot

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