JPH0310965B2 - - Google Patents

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JPH0310965B2
JPH0310965B2 JP5478081A JP5478081A JPH0310965B2 JP H0310965 B2 JPH0310965 B2 JP H0310965B2 JP 5478081 A JP5478081 A JP 5478081A JP 5478081 A JP5478081 A JP 5478081A JP H0310965 B2 JPH0310965 B2 JP H0310965B2
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arm
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JP5478081A
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Fumio Noguchi
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Priority to US06/283,117 priority patent/US4445184A/en
Priority to EP81303314A priority patent/EP0044737B2/en
Priority to DE8181303314T priority patent/DE3176640D1/de
Publication of JPS57173484A publication Critical patent/JPS57173484A/ja
Publication of JPH0310965B2 publication Critical patent/JPH0310965B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は多関節ロボツトに関し、たとえば自
動溶接接置等に利用して有効な、2つの座標系で
テイーチングして多関節系で駆動制御するよう
な、多自由度の多関節ロボツトに関する。
従来より、多関節ロボツトが、マニプレータあ
るいはその他の自動機械のために利用されてい
る。このような関節形ロボツトとしては、たとえ
ば特開昭49−50376号公報に記載されるようなも
のが、その一例として知られている。多関節ロボ
ツトでは、少なくとも或る軸に回動自在に設けら
れた1つの腕と、その腕に回動自在に設けられた
第2の腕を有する。そして、その第2の腕や、さ
らにその第2の腕に回動自在に設けられた第3、
第4、…の腕の先端に機能要素たとえば溶接トー
チやホルダ等が設けられる。そして、各腕の回動
角度を制御することによつて、結果として、ホル
ダが溶接トーチを所望の位置に位置制御し、必要
に応じて溶接その他の処理を実行させる。
従来の関節系ロボツトにおいては、第1腕と、
この第1腕に回動自在に設けられた第2腕とはた
とえば、互いに直線状に整列する一定の状態から
第1腕と第2腕とがその枢着軸で一方方向に折れ
曲がつた1つの状態をとることができる。逆にい
えば、従来の関節系ロボツトでは、その折れ曲が
つた状態として、或る1つの方向にのみ連続制御
することができた。しかしながら、ワークピース
の大きさあるいは形状などによつては、腕がその
1つの状態しかとり得ないとすれば、腕がワーク
ピースと干渉したりする場合も生じる。そのよう
な場合には、ワークピースの取付けられている状
態ないし位置を変えなければ、そのような目標位
置に対して溶接トーチなどを制御することはでき
なかつた。このように、たとえば自動溶接などの
実行中において、腕とワークピースとの干渉など
によつて、ワークピースの位置を変えたりするこ
とは、非常にわずらわしいことである。
それゆえに、この発明の主たる目的は、同一位
置に対して各関節角のとり得る状態を従来のもの
よりも多くして、それによつてより多様性のある
制御を可能にする、多関節ロボツトを提供するこ
とである。
この発明の他の目的は、そのような腕の状態を
任意にテイーチングしかつ再生できる、多関節ロ
ボツトを提供することである。
この発明に係る多関節ロボツトは、複数の腕が
相互に回動可能に連結された多関節アームを有
し、マニユアル操作によつてテイーチングされた
情報に基づいて多関節アームを駆動することによ
り、その先端の腕に装着された被制御体の位置お
よび姿勢を自動制御するプレイバツク方式の多関
節ロボツトであつて、駆動手段と、マニユアル操
作手段と、指令情報発生手段と、記憶手段と、プ
レイバツク手段とを備えている。駆動手段は、多
関節座標系の指令情報によつて制御され、多関節
アームにおける各腕を駆動する。マニユアル操作
手段は、直角座標系と多関節座標系のいずれかを
選択可能であり、選択された系でのマニユアル操
作によつて、多関節アームを移動させるための移
動指令を発生する。指令情報発生手段は、マニユ
アル操作手段からの指令情報に基づいて、駆動手
段を制御するための多関節座標系の指令情報を発
生するとともに、テイーチングのための指令情報
を発生する。記憶手段は、テイーチングモード時
において、指令情報発生手段が発生するテイーチ
ングのための指令情報と、そのときの各腕の折曲
り方向を規定するための識別情報とを記憶する。
プレイバツク手段は、オートモード時において、
記憶手段に記憶された指令情報と識別情報とを順
次読出して、駆動手段を制御するための多関節座
標系の指令情報を発生し、それによつて駆動手段
を自動制御する。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特
徴は図面を参照して行なう実施例の以下の詳細な
説明から一層明らかとなろう。
第1図はこの発明の背景となるかつこの発明が
適用される関節形ロボツトを用いた自動溶接装置
の一例を示す図解図である。固定部材1がたとえ
ば地面に固定され、その固定部材1には、高さの
比較的低い円筒形ベース3が取付けられる。この
円筒形ベース3の上端には、比較的高さの高い円
筒形回転体4が回転軸(図示せず)によつて回転
自在に設けられる。この円筒形回転体4の中空部
には、図示しないが、垂直回転軸が設けられ、こ
の円筒形回転体4の上方にはそれと一体的に回転
するように支持された回転体5が設けられる。こ
の円筒形回転体4かつしたがつて回転体5は、図
示しないが、後述のモータによつて回動角α1につ
いて回動駆動される。回転体5は、その上面から
ほぼ垂直にかつ平行に延びる支持部材7,7を有
する。この支持部材7,7には、水平方向の軸9
によつて、回動腕11が、回動角α2について回動
自在に支持される。なお、この回動腕11は、図
示しないが、後述のモータによつて回動駆動され
る。また、回動腕11に関連して、この回動腕の
回動の状態に対してバランスをとるためのバラン
ス機構13が設けられる。このバランス機構13
は、図示しないが、たとえば引つぱりばねなどを
含み、円筒形回転体4と一体に回転するように構
成されている。
回動腕11の先端には、軸9に平行な軸15に
よつて、回動腕17が、この腕11に対してすな
わち回動角α3について回動自在に支持される。そ
して、この回動腕17は、図示しないが、後述の
モータによつて回動駆動される。回動腕17の一
方の自由端には軸9に平行な軸19によつて、回
動軸21が、この回動軸17に対してすなわち回
動角α4について回動自在に支持される。この軸2
1は、図示しないが、後述のモータによつて、軸
19周りに回動駆動される。軸21には、トーチ
取付具25を支持する回動軸23が、軸21に対
して同軸に回動自在に支持される。この軸23
は、図示しないが、後述のモータによつて、軸2
1に対してすなわち回動角α5について回動駆動さ
れる。トーチ取付具25には、溶接トーチ27が
取付けられる。このようにして、この自動溶接装
置は、回転体5、回動腕11、回動腕17、軸2
1および回転軸23のそれぞれの角度α1、α2
α3、α4およびα5を制御することによつて、溶接ト
ーチ27の姿勢およびその先端すなわち溶接点P
の位置を制御する。
第2図はこの発明の一実施例を示す概略ブロツ
ク図である。この実施例では、操作パネル100
が設けられる。この操作パネル100には、自動
溶接装置をどの動作モードで動かすかを指示する
モード切換スイツチ101が設けられる。このモ
ード切換スイツチ101は、マニユアルモード
(M)、テストモード(T)およびオートモード(A)
のいずれかのモードを選択的に切換えて設定でき
る。操作パネル100には、さらに、押ボタンス
イツチ103が設けられる。押ボタンスイツチ1
03は、オートモードのスタート指令を与えると
共に、テイーチングモードにおけるテイーチング
指令を与えるために操作される。第2のモード切
換スイツチ105は、直線補間動作(L)、円弧補間
動作(C)もしくはウイービング動作(W)のいずれ
かを選択的に設定するためのものである。さら
に、速度設定器111が設けられる。この速度設
定器111は、溶接トーチ27かつしたがつて溶
接点Pの移動すべき速度を指令するためのもので
ある。操作パネル100には、2つのグループの
マニユアルスイツチ119,121,123,1
25および127ならびに129,131,13
3,135および137が設けられる。スイツチ
119ないし127は、溶接装置を直角座標系す
なわちXYZ系で装置制御するために操作される。
一方、スイツチ129ないし137は、各回動角
度α1ないしα5を直接に制御するために用いられ
る。そのために、この操作パネル100にはスイ
ツチ119ないし127のグループかまたはスイ
ツチ129ないし137のグループのいずれを有
効にするかを選択する、系切換スイツチ117が
設けられる。したがつて、この系切換スイツチ1
17を左方(第2図において)に切換えれば、マ
ニユアルスイツチ119ないし127のグループ
が有効化され、スイツチ117を右方に切換える
ことによつてマニユアルスイツチ129ないし1
37のグループが有効化される。
これらマニユアルスイツチ119ないし127
および129ないし137は、それぞれ3つの位
置をとることができ、この第2図において実線で
示す位置がニユートラル位置である。そして、ス
イツチ119,121,123は、それぞれX
軸、Y軸およびZ軸を制御するために用いられ、
その直角座標の原点から遠ざかる方向がアツプ方
向(U)として、その原点に近づく方向がダウン
方向(D)として、規定されている。また、スイツチ
125は溶接トーチ27の配向角φを制御するた
めに用いられ、スイツチ127は溶接トーチ27
の姿勢角θを制御するために用いられる。そし
て、これらスイツチ125,127は、溶接トー
チに関連する角度φおよびθを、それぞれ、時計
方向(C)または反時計方向(CC)に制御すること
ができる。同様に、α系のマニユアルスイツチ1
29ないし137も、角腕ないし軸の回動角α1
いしα5を、それぞれ、時計方向(C)または反時計方
向(CC)に制御することができる。これら各コ
ンポーネントを含む操作パネル100とデータバ
ス55との間で、インタフエース(図示せず)を
介してデータのやりとりが行なわれる。
このデータバス55には、さらに、制御手段を
構成するCPU31と、メモリ33とが連結され
る。メモリ33は、CPU31のシステムプログ
ラムを記憶しておくためのROMや、CPU31に
おける演算その他の処理に必要な記憶領域やフラ
グ領域を有するほかユーザプログラムを記憶する
RAMが含まれる。データバス55には、複数の
(この実施例では5つの回動角α1ないしα5に対応
して5つの)駆動回路351,352,353,
354および355と、複数(この実施例では5
つの)インクリメンタルエンコーダ531,53
2,533,534および535が、それぞれ連
結される。この第2図においては、駆動回路35
1が、他を代表してより詳細に描かれている。こ
こで、この駆動回路351の構成について説明す
るが、残りの駆動回路352ないし355につい
ても、同様の構成をとり得ることを予め指摘して
おく。
駆動回路351には、CPU31からの指令位
置情報がロードされる指令位置バツフア37と、
対応のインクリメンタルエンコーダ531からの
パルス信号をカウントするためのフイードバツク
カウンタ39が設けられる。指令位置バツフア3
7の内容が被減数として、またフイードバツクカ
ウンタ39の内容が減数として、減算器41の2
つの入力として与えられる。減算器41の出力は
D/A変換器43に与えられる。したがつて、こ
のD/A変換器43からは、指令位置と現在位置
との差に応じた電圧信号が導出されることにな
る。D/A変換器43の出力は、サーボアンプ4
5、コマンドリミツタ47を介して、サーボモー
タ49の駆動信号として与えられる。なお、コマ
ンドリミツタ47の出力は、さらに、Null信号
検知回路51に与えられる。このNull信号は、
サーボ系によつて位置制御されたときにサーボア
ンプ45から得られる零信号であり、目標位置の
ごく近い領域すなわちモータ49がほとんど停止
するタイミングで導出される。したがつて、この
Null信号検知回路51の出力は、サーボモータ
49によつて制御される被制御体が、指令位置バ
ツフア37にロードされた指令位置に達したこと
を示す信号として、データバス55を介して
CPU31に与えられる。
以上のような構成において、以下に、第3図な
いし第6図に示すフローダイヤグラムと第7図な
いし第14図に示す模式図を参照して、第2図か
つしたがつて第1図の実施例の操作ないし動作に
ついて説明する。
最初に、テイーチングのためのマニユアルモー
ドについて説明する。CPU31は、その内部に
設けられたクロツクソースからのクロツクを受け
るタイマを有し、そのタイマはクロツクに応じて
或る一定時間ごとに出力を発生する。そして、
CPU31では、そのタイマの出力があれば、そ
れによつてインタラプトがかかる(ステツプ
S101)。最初のステツプS103では、前記パネル1
00の各軸のマニユアルスイツチ119,12
1,123,125および127さらに129,
131,133,135および137が、すべ
て、ニユートラル位置に保たれているかどうかを
判断する。換言すれば、このステツプS103では、
これらマニユアルスイツチ119ないし137の
いずれかが操作されているかどうかを検出する。
続くステツプS105では、系切換えスイツチ11
7(第2図)がα系に切換えられているか否かを
判断する。すなわち、この発明では、関節角が一
方に折れ曲がつた第1の状態と他方に折れ曲がつ
た第2の状態とをとりうるように、多関節ロボツ
トが構成されているが、第1の状態または第2の
状態のみをとる場合すなわち状態の反転がない場
合には、系切換えスイツチ117はXYZ系に切
換えておく。なぜなら、直角座標系で指令した方
がワークピース(図示せず)の溶接線が相互い直
角方向に延長されている場合が多く、したがつて
オペレータにとつてもトーチ27(第1図)をこ
の溶接線に沿つて移動させやすく、また補間演算
等を行ないやすいからである。逆に、関節角が第
1の状態(または第2の状態)から第2の状態
(または第1の状態)への変更がある場合すなわ
ち状態が反転する場合には、系切換えスイツチ1
17をα系に切換える。このようにして、関節角
の2様マニユアル操作かつしたがつてテイーチン
グが行なえるようにしている。
したがつて、このステツプS105において系切
換えスイツチ117がXYZ系に切換えられてい
ると判断した場合、続くステツプS107において、
XYZ系で操作されたスイツチの操作方向に対応
して指令値を増減する。すなわち、このステツプ
S107においては、操作パネル100からの信号
に基づいて、操作されたマニユアルスイツチ11
9,121,123,125また127の操作方
向(UもしくはD、Cもしくはc.c.)と速度決定器
111で設定された速度とに基づいて、上述のタ
イマ時間に対応した指令値(基本量)を増減す
る。そして、このようにXYZ系で指令値を与え
た場合には、続くステツプS109において、XYZ
系からα系への座標変換を行う。このような座標
変換は、後述のステツプS115におけるような座
標変換とともに、以下に詳細に説明されるであろ
う。なお、このステツプS109における座標変換
に際しては、関節角α3およびα5の符号を考慮する
必要がある。すなわち、関節角α3はたとば270゜の
制御可能範囲を有するが、たとえば180゜(すなわ
ち腕11と17とが直線状態)を境にして一方に
折れまがつた状態(第1の状態)を−とし、他方
に折れまがつた状態で第2の状態)を+とする。
同様に、α5は360゜の可動範囲を有し、その第1の
状態で−とし、第2の状態で+とする。
このようにして、系切換えスイツチ117が
XYZ系に切換えられている場合には、ステツプ
S107で与えられるXYZ系の指令値を前述のα3
α5の符号を考慮してステツプS109においてα系
に変換し、続くステツプS111で出力し、それぞ
れの関節角を駆動制御する。
もし、上述のように状態が反転するような制御
を行う場合には、系切換えスイツチ117をα系
に切換える。そして、ステツプS113において、
α系で、操作されたスイツチ129,131,1
33,135または137の操作方向と速度設定
器111で設定された速度とに基づいて、上述の
タイマ時間に対応した指令値を増減する。このよ
うに、α系で指令値を与えた場合には、後述の補
間演算のために、続くステツプS115において、
α系かXYZ系への座標変換を行う。この座標変
換についても後述する。そして、ステツプS113
で与えられたα系の指令値に応じて出力し、駆動
する(ステツプS111)。このように、α系で駆動
する場合には、CPU31は、そのようなα1ない
しα5の位置情報を、それぞれ対応の駆動回路35
1ないし355に与える。そして、各駆動回路3
51ないし355はCPU31からの指令に基づ
いて、第1図に示す各関節角α1ないしα5を制御す
る。
テイーチングする場合には、操作パネル100
のスタートボタン103を押す。すなわち、モー
ド選択スイツチ101をマニユアルモード(M)
にしてスタートボタン103を押すことによつ
て、CPU31にテイーチングのインタラプトが
かかる。CPU31では、そのようなインタラプ
トがかかると、そのときの位置情報ならびにα3
よびα5の符号を応じたフラグF3およびF5の内
容を、メモリ33の所定の記憶エリアに記憶させ
る。すなわち、テイーチングに際してステツプ
S117において、先のステツプS107、S115(第3
図)におけるXYZ系の座標位置を記憶する。こ
のように、テイーチングに際しては、XYZ系で
記憶させる。これは、前述のように補間演算に都
合がよいからである。そして、ステツプS119に
おいて、先のステツプS109またはS115(第3図)
におけるα3およびα5の符号に応じたフラグF3お
よびF5の内容を記憶する。たとえば、α3および
α5の符号が−であれば、フラグF3およびF5そ
れぞれ「0」として記憶し、逆に+であれば
「1」として記憶する。
つぎに、第5図を参照して、この実施例のオー
トモードの動作について説明する。オートモード
の場合には、操作パネル100におけるモード選
択スイツチ101をオートモード(A)に設定する。
そして、スタートボタン103を押す。応じて、
CPU31は、ステツプS121においては、メモリ
33の適宜の記憶位置に形されるステツプカウン
タ(図示せず)をリセツトし、ステツプS123に
おいてそのステツプカウンタをインクリメントす
る。そして、ステツプS125において、CPU31
は、メモリ33から、先にテイーチングされてい
る各ステツプの指令情報のうち、ステツプS123
でインクリメントされたステツプMの指令情報を
読み出してロードする。続くステツプS127にお
いて、そのロードされたステツプMの指令情報に
直線補間指令が含まれるか否かをチエツクする。
これは、指令位置情報とともに直線補間を表す識
別情報が、ロードされたか否かによつて判断する
ことができる。
直線補間であれば、続くステツプS129におい
て目標位置をステツプMの指令位置としたのち、
ステツプS131において直線補間を行う。
ここで、第6図を参照して直線補間のサブルー
チンについて説明する。直線補間のサブルーチン
では、その最初のステツプS151において、現在
位置と目標位置をXYZ系で、内分計算する。す
なわち、内分ΔS=指令速度V×時間t(例えば
0.2秒)とし、そのΔSごとに直線補間点を計算す
る。続くステツプS153において、そのような内
分計算が終了したか否かを判断する。そうでなけ
れば、ステツプS155において、先のステツプ
S109(第3図)のように、XYZ系からα系への座
標変換を、フラグF3およびF5を考慮して行
う。続くステツプS157においては、α系での補
間演算を行う。すなわち、ステツプS151におい
て、たとえば0.2秒ごとに直線補間点を計算して
内分ΔSを求めるが、このΔSの間はさらに平滑に
結ぶために、その間をα系で補間する。すなわ
ち、ΔSをへだてた2点間をα1ないしα5までの各
軸について等分に補間する。これによつて、いつ
そう滑らかな制御を可能にする。続くステツプ
S159においては、ステツプS157におけるα系に
よる内分が終了したか否かを判断する。そうであ
れば先のステツプS151に戻り、そうでなければ
続くステツプS161によつてα系で出力駆動する。
なお、先のステツプS153において、内分終了を
判断したときには、現在位置情報を目標位置情報
で更新してメインルーチンに戻る(ステツプ
S163)。
第5図においてステツプS127で、直線補間で
ないと判断したとき、続くステツプS133におい
て、一連の円補間指令情報のうち初めての円補間
指令か否かすなわち指令点Coでn=1かどうか
を判断する。n=1であればそれまでは直線補間
であるべきであり、先のステツプS129に移る。
また、3個所以上円弧補間情報が連続していれ
ば、続くステツプS135において、円弧補間点を
計算する。ただし、2点目(たとえば第17図の
C2)の円弧補間の場合は、次の円弧補間点(た
とえば第17図のC4)を最初の円弧補間点とし
て計算する。そして、その計算された補間点位置
を目標位置として設定する(ステツプS137)。さ
らに、この実施例では、ステツプS139において、
さらにその間の直線補間を行う。それは次のよう
な理由による。ステツプS135においては、たと
えば5mmピツチとなるように円弧補間点を計算す
るが、この計算された補間点間をさらに直線補間
をして、一層滑らかな制御を可能にするためであ
る。円弧補間のための演算は、直線補間に比べて
より多い演算処理時間を必要とするが、このよう
な演算時間を節約してより安価なマイクロコンピ
ユータを利用可能にするために、この実施例で
は、円弧補間点は比較的粗く、その補間点間はさ
らに細かく直線補間ルーチン(第6図)によつて
補間し、結果的に安価なコンピユータを用いても
細かい精度の良い制御を可能にする。直線補間が
終了すると、記憶ステツプS141において、円弧
補間のための指令位置Coに到達したか否かを判
断する。そうであれば、先のステツプS123に戻
りステツプカウンタ(図示せず)をインクリメン
トする。そうでなければステツプS135に戻る。
なお、上述の直線補間の場合も円弧補間の場合
にも、トーチ27(第1図)の角度φおよびθに
ついては、それぞれ独立に等分補間を行うものと
する。
ここで、第7図ないし第14図を参照して、
XYZ系からα1〜α5系への座標変換について、説
明する。この実施例では、CPU31として、た
とえばマイクロコンピユータを用いるわけである
が、最近のマイクロコンピユータは性能が向上
し、高速演算が可能になつてきた。そこで、この
実施例では、従来近似計算で処理していたもの
を、正規の計算を行ない精度良く処理するように
している。
第7図は、第1図の自動溶接装置の模式図を示
す。この第7図におけるα1ないしα5は、第1図に
おけるそれと対応する。そして、この第7図にお
いて、a1は固定部材1の下端から軸9までの長さ
成分を示し、a2は軸9から軸15までの長さを示
し、a3は軸15から軸19までの長さ成分を示
し、a4は軸19から溶接トーチ27の延長線と軸
21の延長線との交わる点Bまでの長さ成分を示
す。そして、点Fは軸15の位置を示し、点Qは
軸19の位置を示し、点Pは溶接トーチ27の先
端すなわち溶接点を示す。そして、角度α1は、回
転体5の回動角度を示し、α2は回動腕11の回動
角度を示し、α3は回動腕17の回動角度を示す。
また、角度α4は軸21の回動角度を示し、垂直軸
に対する角度を示す。角度α5は、垂直軸方向で0゜
になるように設定された、軸23の回動角度を示
す。
第8図は第1図すなわち第7図の装置を上から
見た状態を模式的に示す図である。この第8図に
おいて、「絶対系」とは、固定部材1(第1図)
下端のほぼ中心をその座標軸の原点とする直角座
標系をいう。また、「ロボツト系」とは、装置の
或る点を原点とした直角座標系を示す。さらに、
「トーチ系」とは、第7図の点Bを原点とした直
角座標系を示す。なお、第9図は点QとBとの間
をより詳細に示す図であり、この第9図における
角度成分α6は一定である。ここで、直角座標系は
各併進軸成分および角度成分すなわち(x、y、
z、φ、θ)で表わされ、多関節座標系は角構成
分すなわち(α1、α2、α3、α4、α5)で表わされ
る。
第7図において各角度α1ないしα5が与えられた
ときの各点F、Q、Pの直角座標系の位置を求め
ると、点FのX軸成分、Y軸成分、Z軸成分Fx、
Fy、Fzは、それぞれ次のようになる。
Fx=−e1sinα1+a2sinα2・cosα1 Fy=e1cosα1+a2sinα2・sinα1 Fz=a1+a2cosα2 同様に、点Qの各軸成分Qx、Qy、Qzおよび点
Bの各軸成分Bx、By、Bzはそれぞれ次のように
なる。
Qx=Fx+a3sin(α2+α3)・cosα1 Qy=Fy+a3sin(α2+α3)・sinα1 Qz=Fz+a3cos(α2+α3) Bx=Qx+a4sinα4・cosα1 By=Qy+a4sinα4・sinα1 Bz=Qz+a4cosα4 ただし、α4=α2+α3+α4Eで表わされる。そし
て、点Pの各軸成分と溶接トーチ27の配向角φ
および姿勢角θを求めるために、点Qでのロボツ
ト系からトーチ系への座標変換を行なう。なお、
以下の各式において、「ci」は「cosαi」を意味し、
「si」は「sinαi」を意味するものとする。上述の
座標変換のために、次式(1)が与えられる。
そして、溶接点Pの位置を求めるために、(α
β γ 1)=(0 0 −a5 0)を与える。
そうすると、点Pの各軸成分Px、Py、Pzは、そ
れぞれ、次のようになる。
Px=−a5(c1c4c5s6−s1s5s6+c1s4c6)+Bx Py=−a5(s1c4c5s6+c1s5s6+s1s4c6)+By Pz=−a5(−s4c5s6+c4c6)+Bz これをまとめると、 Px=a2s2c1−e1s1+a3s2+3c1+a4s4c1−(c1
c4c5s6−s1s5s6+c1s4c6)a5 =c1(a2s2+a2s2+3+a4s4−c4c5e4−s4a7
)+s1(e4s5−e1) =c1{a2s2+a3s2+3+(a4−a7)s4−e4c4
c5}+s1(e4s5−e1) Py=e1c1+a2s2s1+a3s2+3s1+a4s4s1−s1c4
c5e4−e4c1s5−a7s1s4 =c1(e1−e4s5)+s1{a2s2+a3s2+3+(
a4−a7)s4−e4c4c5} Pz=a1+a2c2+a3c2+3+a4c4+e4s4c5−a7c4
=a1+a2c2+a3c2+3+(a4−a7)c4+e4s4c5 そして、溶接トーチ27の角度φおよびθを求
めるために、(α β γ 1)=(0 0 1
0)を、上記(1)式に代入して、各軸への方向余弦
(tx、ty、tz)を求める。
tx=c1c4c5s6−s1s5s6+c1s4c6 ty=s1c4c5s6+c1s5c6+s1s4c6 tz=c4c6−s4c5s6 txy=(tx2+ty21/2 溶接トーチの角度φおよびθは、それぞれ、 φ=tan-1(ty/tx) θ=tan-1(txy/tz) となる。ここで、点FおよびQについてもまとめ
ると、 Fx=a2s2c1−e1s1 Fy=a2s2s1+e1c1 Fz=a2c2+a1 Qx=a3s2+3c1+a2s2c1−e1s1 Qy=a3s2+3s1+a2s2s1+e1c1 Qz=a3c2+3+a2c2+a1 となる。このようにして、各点の直角座標系(ロ
ボツト系)での位置情報が求められる。次に、こ
のような直角座標系(ロボツト系)から多関節座
標系への座標変換を第10図ないし第14図を参
照して、考えてみる。テイーチング時や補間制御
などの目標位置は、点Pのそれとして与えられ
る。したがつて、この直角座標系に基づいて各回
動軸への駆動量を計算する必要がある。
(Px、Py、Pz、φ、θ)から、その溶接トー
チ27の延長部Bの座標を求めると、B点の各軸
成分Bx、By、Bzはそれぞれ次のようになる。
Bx=Px+a5sinθcosφ By=Py+a5sinθsinφ Bz=Pz+a5cosθ このBx、By、Bzに基づいて、第10図および
第14図の各角度成分W1、W2とW3が求められ
る。
W1=tan-1By/Bx W2=(By2+Bx2−e1 21/2 W3=tan-1e1/W2 したがつて、角度α1は α1=W1−W2 で与えられる。
次に、与えられたトーチ角度φ、θとα1から、
点Qを求める。第11図参照。この場合には、
(αβγ)系から(x′y′z′)系への変換を行なう。

して、α2+β2=e3 2、γ=−a8の円とy′=0の平面
の交点を求める。なお、以下の式において「θc
は「cosθ」を示し、「θs」は「sinθ」を示す。同
様に「φc」は「cosφ」を示し、「φs」を「sinφ」
を示す。
したがつて、α、βおよびγは、それぞれ次式
で与えられる。
α=θcφCx′−θcφsy′−θsz′ β=φsx′+φcy′ γ=θsφcx′−θsφsy′+θcz′ そして、y′=0から、α、β、γは、さらに次
のようになる。
α=θcφcx′−θsz′ β=φsx′ γ=θsφcx′+θcz′ また、γ=−a8から、次式(2)が与えられ、α2
β2=e3 2から、次式(3)が与えられる。
θsφcx′+θcz′+a8=0 ………(2) θc 2φc 2x′2−2θcφcθsx′z′ +θs 2z′2+φs 2x′2=e3 2 ………(3) 上記(3)式に、z′=−(θsφcx′+a8)/θcを代入
する と、次式が得られる。
(φc 2+θC 2φs 2)x′2+2a8θsφcx′ +(a8 2θs 2−e3 2θc 2)=0 上記式における判別式WDを求めると、判別式
WDは次のようになる。
WD=a8 2θs 2φc 2−(φc 2+θc 2φs 2)(a8 2
θs 2−e3 2θc 2) =a8 2θs 2φc 2−a8 2θs 2φc 2+e3 2θc 2φc
2−a8 2θs 2θc 2φs 2+e3 2θc 4φs 2 =e3 2θc 2(φc 2+θc 2φs 2)−a8 2θs 2θ
c 2φs 2 =θc 2{e3 2(φc 2+φs 2θc 2)−a8 2θs 2
φs 2} したがつて、この判別式WDの値が負になれ
ば、点Qは存在し得ないことになる。また WA=φc 2+θc 2φs 2 WB=a8θsφc WC=a8 2θs 2−e3 2θc 2 とすれば、点Qのx′座標は x′=−WB±(WB2−WA×WC)1/2/WA で与えられる。これに対応するz′の値は z′=−(θsφcx′+a8)/θc で決定される。
一方、θ≦45゜の領域では、x′を求め、θ>45゜
の領域ではz′を求めるとすれば、上記(2)式から
x′=−(θcz′+a8)/θsφcを得て、それを上記(3)

に代入する。そうすると、次式が得られる。
(φc 2+θc 2φs 2)z′2+2a8θcz′+φc 2 (a8 2θc 2−e3 2θs 2)+a8 2φs 2=0 そして、x′を求めたのと同様にして、 Wa=φc 2+θc 2φs 2 Wb=a8θc Wc=φc 2(a8 2θc 2−e3 2θs 2)+a8 2φs 2 とおけば、判別式WDは次式で与えられる。
WD=Wb2−Wa×Wc したがつて、点QのX軸成分Qx、Z軸成分Qz
は、それぞれ次式で与えられる。
Qz=z′=−Wb±〓WD/Wa Qx=x′=−(θcz′+a8)/θsφs で示される。いずれの場合も、点Qの座標は、
Q1(x′1、z′1)、Q2(x2′、z2′)の2点が存在する

この異なる2点が、それぞれ第1状態または第2
状態に相当するのである。これについては後に説
明する。
原点をBとして、ロボツト系の座標(x′、y′、
z′)と点Qの座標(Qx′、Qy′、Qz′)から、角度
α4とα5を決定する。まず、Qy′=0であるのでα4
は次式で与えられる。
α4=tan-1(−Qx)/(−Qz) そして、角度α5を求めるために、先のロボツト
座標系(x′、y′、z′)からさらに各(x″、y″、z″

を求める。そして、この(x″、y″、z″)系で(α
β γ)=(0 0 −1)とする。
したがつて、x″およびy″はそれぞれ次式で与
えられる。
x″=−c4φcθs+s4θc y″=φsθs そして、角度α5の基準線を、第12図のよう
に、垂直線からの角度とすれば、この角度α5は次
式で与えられる。
α5=tan-1(−φsθs/c4φcθs−s4θc 次に、角度α2およびα3を求めるために、まず、
絶対座標系で点Qの位置を求めると、このQの各
軸成分Qx、Qy、Qzは、それぞれ次式で与えられ
る。
Qx=Bx+x′cosα1 Qy=By+x′sinα1 Qz=Bz+z′ 一方、点G(第14図参照)は(−e1sinα1
e1cosα1、a1)であるので、長さ成分l1、l2および
角度成分W1は、それぞれ次式で表わされる。
l1={(Qx+e1s12+(Qy−e1c121/2 l2={l1 2+(Qz−a121/2 W1=tan-1(Qz−a1/l1) そして、WA=(a2 2+l2 2−a3 2)/2a2l2とすれ
ば、角度成分W2は次式で与えられる。
W2=cos-1(WA)=tan-1{(1−WA21/2/WA) また、WB=(a2 2+a3 2−l2 2)/2a2a3とすれば、
角度成分W3は次式で与えられる。
W3=tan-1{(1−WB21/2/WB} したがつて、角度α2およびα3は、それぞれ次式
で与えられる。
α2=π/2−W1±W2 α3=±(π−W3) このようにして、直角座標から多関節座標への
変換が行なわれるが、先に説明したように、この
実施例では角度α5、α4およびα2、α3は、それぞ
れ、2通りの選択を行なえるのである。
第15図はこの発明の他の実施例のテイーチン
グモードを示すフローダイヤグラムである。この
第15図およびあとの第16図に示す実施例は、
第3図ないし第5図に示す実施例の変形である。
そしてこの第2の実施例では、マニユアルモード
については先の第3図の実施例と同様である。そ
して、テイーチングに際しては先の実施例(第4
図)とは異なり、テイーチングのインタラプトが
かかると、ステツプS165において、先のステツ
プS109またはS113(第3図)のα系の座標位置を
記憶する。このようにして、この実施例では、テ
イーチングによる記憶はα系で行なわれる。
この実施例の場合、オートモードは第16図に
示すフローダイヤグラムに従がつて制御される。
この実施例のオートモードの動作については容易
に理解されるであろうが、ここでは簡単に、その
動作について説明する。まず、ステツプS171に
おいて次の指令情報を読み出し、ステツプS173
においてこの指令情報に補間指令情報が含まれる
か否かを判断する。補間制御でなければ、ステツ
プS187およびS189によつてそのままα系で出力
し、各軸α1ないしα5を駆動する。
補間指令情報が含まれれば、続くステツプ
S175において、α系からXYZ系への座標変換を
行う。そして、そのような変換されたXYZ系で
補間演算(第5図、第6図参照)を行う(ステツ
プS177)。そして、ステツプS179においてα系で
の信号駆動のために、XYZ系からα系への座標
変換を行う。この場合、もちろん、α3、α5の符号
を考慮する。ステツプS181およびS183において
各軸α1ないしα5を駆動制御する。ステツプS185
において作業終了であれば、このオートモードの
動作が終了する。
上述のおよび後述の各実施例においては、さら
に操作パネル100のスイツチ105によつてウ
イ−ビングモード(W)を選択しウイービング補
間を指令することができる。この場合は、座標系
はα系でもXYZ系でもいずれを選定してもよく、
ウイービングの1サイクルの始点と終点の位置情
報をテイーチングする。オートモードにおいて
は、このテイービング、の始点と終点間にXYZ
系でこれを反復するように位置指令する。このよ
うにXYZ系でウイービングの反復は、特開昭53
−14139号公報に開示されている。この実施例の
場合、始点と終点間を直線補間する場合も、円弧
補間する場合も、共に実行可能である。
また、上述のいずれかの実施例によつても、第
17図に示すように自由曲線を容易にテイーチン
グしかつプレイバツクによつて位置制御しうる。
この第17図において、“L”は直線補間の指令
情報を含み、“C”は円または円弧補間の指令情
報を含むことを意味する。
さらに、この実施例では、第18図に示すよう
なワークピース200の溶接線201を溶接する
ような場合においても、第1図実施例において、
トーチ27に連結されたコンジツトチユーブがよ
じれないようにすることができる。すなわち、こ
の実施例では、第1図における軸23に対してト
ーチ27を一定の角度で傾斜させて取付け、軸2
3をたとえば180゜の角度(α4)の範囲で回動可能
にしかつトーチ27の旋回角(α5)を360゜とした
ため、この第18図に示すような水平隅肉溶接に
おいて円弧補間を行う際に、トーチ27の後端か
ら延びるコンジツトチユーブ(図示せず)が、こ
の溶接線201の全周に亘つて溶接が行われたの
ちも、よじれないような姿勢をテイーチングする
ことができる。さらに、上述のようなテイーチン
グを一層可能にするために、第1図の実施例とは
異なり、第19図のようにトーチ27の先端すな
わち溶接点P1を軸23の軸線上P2からずらせる
ようにしてもよい。このように、軸23の軸線と
トーチ27の溶接点との位置をずらせた場合に
は、そのずらせたことによる誤差12を補正す
る。このように、第1図に示すような構成にする
ことによつて、第18図に示すような溶接線20
1を溶接する際にも、コンジツトチユーブがよじ
れないような姿勢を、回転軸23や取付具25が
ワークピース200との干渉なしに、テイーチン
グしかつそれを再生することができる。なお、こ
の第18図に示すような円形の溶接線を溶接する
ようにテイーチングする際には、実際には、第1
8図における位置C1、C2およびC3のうちC1を再
びテイーチングするかあるいはその近傍の点(い
わゆるダミー点)をテイーチングしなければなら
ないことは容易に理解されよう。
さらに他の実施例として、テイーチングモード
において、第20図のステツプ191に示すように、
XYZ系でテイーチングしたときはXYZ系の情報
を、またα系でテイーチングしたときはα系の情
報をそれぞれ記憶させる。そして、オートモード
では、第16図を一部変更した第21図のステツ
プS193に示すように、XYZ系で記憶されている
場合は必らず補間するものとして前述同様とす
る。他方、α系で記憶されている場合は、フラグ
F3またはF5の符号が変るものと判断し、α系
で記憶された点間を、各制御角度毎に等角補間し
(ステツプS195)、これら補間情報を出力して各
制御軸を駆動する。この等角補間の詳細は前述の
ステツプS157と同様であると理解されたい。
以上のように、この発明によれば、関節形ロボ
ツトにおいて、交差する回動腕の状態を第1状態
または第2状態の2様にとることができる。した
がつて、従来たとえばワークピースの形状やたと
えば溶接点の位置などによつては、そのような回
動腕とワークピースとの干渉が生じ、そのために
ワークピースの位置などを変えなければならない
ことがあつたが、この発明によれば、そのような
回動腕の状態を反転することができるので、ワー
クピースの位置を変えることなく、そのような干
渉を無くすことができる。しかも、そのような2
様の状態にわたる変化も直角座標系から多関節系
に切換えて操作するだけでテイーチング可能であ
り、その取扱いが一層簡単である。
さらに、前掲特許請求の範囲における「少なく
とも2つの関節角」とは、或る1つの関節角が前
記2様にわたつて変化するときその1つの関節角
の制御に関係する関節角すべてを意味するもので
あり、実施例におけるα3、α5そのものを指すもの
ではないことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の背景となるかつこの発明が
実施される関節型ロボツトの一例としての自動溶
接装置を示す図解図である。第2図はこの発明の
一実施例を示す概略ブロツク図である。第3図な
いし第6図はこの発明の一実施例の動作を説明す
るためのフローダイヤグラムである。第7図ない
し第14図は座標変換の説明のために用いられる
模式図である。第15図および第16図はこの発
明の他の実施例の動作を説明するためのフローダ
イヤグラムである。第17図はこの実施例によつ
てテイーチングしかつ再生することのできる自由
曲線の1例を示す図解図である。第18図はこの
発明の実施例の効果を説明するためのワークピー
スおよび溶接線を示す図解図である。第19図は
トーチの溶接点と軸線とをずらせた場合の一例を
示す図解図である。第20図および第21図はこ
の発明のさらに他の実施例の動作を説明するため
のフローダイヤグラムである。 図において、5は回転体、9,15,19,2
1,23は軸、11,17は回動腕、27は溶接
トーチ、31はCPU、33はメモリ、100は
操作パネル、351ないし355は駆動回路、5
31ないし535はインクリメンタルエンコーダ
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の腕が相互に回動可能に連結された多関
    節アームを有し、マニユアル操作によつてテイー
    チングされた情報に基づいて当該多関節アームを
    駆動することにより、その先端の腕に装着された
    被制御体の位置および姿勢を自動制御するプレイ
    バツク方式の多関節ロボツトであつて、 多関節座標系の指令情報によつて制御され、前
    記多関節アームにおける各腕を駆動するための駆
    動手段、 直角座標系と多関節座標系のいずれかを選択可
    能であり、選択された系でのマニユアル操作によ
    つて、前記多関節アームを移動させるための移動
    指令を発生するマニユアル操作手段、 前記マニユアル操作手段からの移動指令に基づ
    いて、前記駆動手段を制御するための多関節座標
    系の指令情報を発生するとともに、テイーチング
    のための指令情報を発生する指令情報発生手段、 テイーチングモード時において、前記指令情報
    発生手段が発生する前記テイーチングのための指
    令情報と、そのときの前記各腕の折曲り方向を規
    定するための識別情報とを記憶する記憶手段、お
    よび オートモード時において、前記記憶手段に記憶
    された指令情報と前記識別情報とを順次読出し
    て、前記駆動手段を制御するための多関節座標系
    の指令情報を発生し、それによつて前記駆動手段
    を自動制御するプレイバツク手段を備える、多関
    節ロボツト。 2 前記指令情報発生手段は、前記テイーチング
    のための指令情報として、直角座標系の指令情報
    を発生する、特許請求の範囲第1項記載の多関節
    ロボツト。 3 前記指令情報発生手段は、前記マニユアル操
    作手段から多関節座標系でのマニユアル操作によ
    る移動指令が与えられたとき、当該移動指令を直
    角座標系の指令情報に変換するための第1の座標
    変換手段を含む、特許請求の範囲第2項記載の多
    関節ロボツト。 4 前記プレイバツク手段は、前記記憶手段から
    読出した前記識別情報が規定する方向に前記各腕
    が折曲がるように、当該記憶手段から読出した直
    角座標系の指令情報を多関節座標系の指令情報に
    変換するための第2の座標変換手段を含む、特許
    請求の範囲第3項記載の多関節ロボツト。 5 前記指令情報発生手段は、前記テイーチング
    のための指令情報として、多関節座標系の指令情
    報を発生する、特許請求の範囲第1項記載の多関
    節ロボツト。 6 前記指令情報発生手段は、前記マニユアル操
    作手段から直角座標系でのマニユアル操作による
    移動指令が与えられたとき、前記各腕の折曲り方
    向を考慮しつつ、当該移動指令を多関節座標系の
    指令情報に変換するための座標変換手段を含む、
    特許請求の範囲第5項記載の多関節ロボツト。 7 前記指令情報発生手段は、前記マニユアル操
    作手段から直角座標系でのマニユアル操作による
    移動指令が与えられたときは前記テイーチングの
    ための指令情報として直角座標系の指令情報を発
    生し、前記マニユアル操作手段から多関節座標系
    でのマニユアル操作による移動指令が与えられた
    ときは前記テイーチングのための指令情報として
    多関節座標系の指令情報を発生する、特許請求の
    範囲第1項記載の多関節ロボツト。
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