JPH0283185A - 産業用ロボットの教示方法と装置 - Google Patents

産業用ロボットの教示方法と装置

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JPH0283185A
JPH0283185A JP23006188A JP23006188A JPH0283185A JP H0283185 A JPH0283185 A JP H0283185A JP 23006188 A JP23006188 A JP 23006188A JP 23006188 A JP23006188 A JP 23006188A JP H0283185 A JPH0283185 A JP H0283185A
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robot
teaching
electric motor
opening
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JP23006188A
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Nobutoshi Torii
信利 鳥居
Hitoshi Mizuno
均 水野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、産業用ロボットの作業プログラムをリードス
ルーティーチングにより教示する方法と装置とに関し、
特に、産業用多関節型塗装ロボット及び溶接ロボットに
適用して有効な教示方法と装置とに関する。
〔従来の技術〕
産業用ロボット、特に多関節ロボットを塗装ロボットと
して適用する場合には、従来から被塗装物に応じて、作
業プログラムを作業者がロボット可動部であるロボット
腕やロボット手首を手動で所望の作業軌跡に沿って移動
させ、その移動軌跡をロボット制御装置に教示、記憶さ
せるリードスルーティーチング法による教示が実行され
ていた。
このようなリードスル−ティーチングに当たっては、手
動操作によりロボット可動部を直接的に動作させるため
、ロボット可動部の駆動用電動モータは電源をオフにす
ることにより、励磁オフの状態に保持し、また、電動モ
ータの停止時に作用するブレーキ装置もオフにし、ロボ
ット可動部を自由状態にし、該ロボット可動部の移動量
を検知するパルスコーダ等の検出器のみを作動させ、リ
ードスルーティーチング過程で作業者がロボット可動部
を手動的に移動させると、移動に伴う位置情報を可変の
周期で読み込むことにより、教示データを記憶する構成
が採られている。このとき、多関節ロボットでは上述の
ように、ロボット可動部の駆動用電動モータの励磁電力
の供給を切断し、かつ、ブレーキ装置もオフに設定して
自由状態にすると、ロボット可動部における腕部材等が
高位置から低位置に落下するため、通常は、ばねを用い
てロボット可動部を懸垂し、落下を防止して作業者に危
険が及ばないようにしている。
上述のようなり一ドスルーティーチング法による作業プ
ログラムの教示は、塗装ロボットの場合にはロボット先
端の塗装ガンの移動軌跡の精度に特別な高精度は要求さ
れず、また、移動軌跡も円弧等の複雑な軌跡を要しない
等の理由から、むしろ作業者が滑らかな移動軌跡を教示
し得ることや教示点が多数でもオフラインティーチング
やペンダント型教示盤を使用した教示操作と異なって教
示過程でそれら多数の位置情報を順次に教示できる等の
利点を有している。
〔発明が解決すべき課題〕
然しなから、上述した従来のリードスルーティーチング
法による教示に当たっては、産業用ロボットの構成とし
て、各関節の駆動用電動モータは停止時に迅速な停止が
達成されるように、駆動電力の断に際してモータ動力線
は短絡して発電制動が行われる構成を有している。この
結果、電動モータに対するブレーキ装置の作動は解除さ
れていても、発電制動の作用で作業者が手動でロボット
可動部を移動させるには、発電制動力を克服するだけの
力を作用させねばならず、リードスルーティーチングを
軽快に実行し得ない問題点が有った。
また、上述した発電制動に起因して軽快なリードスルー
ティーチングが困難になることは、例えば、溶接作業用
ロボット、特にアーク溶接用ロボットのように、高精度
の移動軌跡の教示を必要する産業用ロボットにおける作
業プログラムの教示には適用が難しくなる。つまり、溶
接用の多関節ロボットの場合には、溶接強度上の必要性
や被溶接物のコーナ一部に溶接を精度良く施す必要が有
る等の理由から直線や円弧に沿って高精度の移動軌跡を
教示することが要求され1.従って、従来のリードスル
ーティーチング法では遂行が困難であると言う問題があ
る。他方、アーク溶接用途では比較的に移動速度は低速
度で良く、しかも、被溶接物の溶接地点から他の溶接地
点への移動には比較的高精度な動作は要求されない等リ
ードスルーティーチングによる教示を適用して有効な条
件が備わっており、従って、軽便にリードスルーティー
チングを遂行し得るアーク溶接用ロボットの提供が要請
されている。
依って、本発明は上述した問題点を克服し得るように改
善したリードスルーティーチング法による産業用ロボッ
トの教示方法及び装置を提供せんとするものである。
また、本発明の他の目的は、溶接作業用の産業用多関節
型ロボット、特に上述したアーク溶接用途に適用してリ
ードスルーティーチングによる教示の実行が可能な産業
用ロボットの教示方法と装置とを提供せんとするもので
ある。
〔解決手段と作用〕
本発明によれば、ロボット可動部が電動モータにより駆
動される産業用ロボットの作業プログラムを、作業者が
該ロボット可動部を手持ち誘導してリードスルーティー
チングにより教示する方法において、リードスルーティ
ーチングの開始時に前記ロボット可動部の駆動用電動モ
ータに対する電源供給を断にし、次に、該駆動用電動モ
ータの動力線を開放して発電制動を無効にし、その後に
前記ロボット可動部をリードスルーティーチングするこ
とにより所望の作業プログラムを教示するようにしたこ
とを特徴とした産業用ロボットの教示方法が提供される
又、本発明によれば、ロボット可動部を駆動する電動モ
ータの動力線とモータ駆動電流を供給する電源ラインと
を接続するモータ駆動回路に電源オフまたは停電等の電
力停止に応動して開成し、電力供給時に閉成を維持する
ように設けられた第1の開閉手段と、前記電動モータの
動力線に結線されて電力供給時に開成し、前記第1開閉
手段の開成に応動して閉成する発電制動用の第2の開閉
手段とを有した産業用ロボットにおいて、前記第2の開
閉手段と前記電動モータの動力線との間に設けられ、前
記第2開閉手段の閉成時にリードスルーティーチング開
始信号にのみ応動して開成し、常時は閉成を維持する第
3の開閉手段を設け、リードスルーティーチングによる
教示過程に前記電動モータにおける発電制動を無効にす
る構成とした産業用ロボットの教示装置が提供され、更
に上記ロボット可動部を有した産業用ロボットが、少な
くともロボット胴部に枢着された第1のロボット腕と、
該第1ロボット腕の先端に枢着された第2のロボット腕
と、前記第2のロボット腕の先端に具備されたロボット
手首と、溶接エンドエフェクタとを有した多関節型溶接
ロボットであり、前記電動モータが、前記第1、第2の
ロボット腕を夫々駆動する少なくとも2つの電動モータ
である産業用ロボットの教示装置が提供される。
上述の方法と装置によれば、リードスルーティーチング
の遂行時には、各ロボット可動部の駆動用電動モータは
、その動力線の開放により、無制動状態に維持されるか
ら、作業者はロボット可動部、特に、溶接ロボットのロ
ボット腕を把持して軽便に円弧、直線等の所望の移動軌
跡に沿って移動させ、移動軌跡の位置情報を教示データ
として取得することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳細に
説明する。
〔実施例〕
第1図は、本発明によるリードスルーティーチング法に
よる教示方法の実施の適した産業用ロボットの1実施例
の基本的構成を示した機構図であり、第2図は第1図に
示した産業用ロボットの一つのロボット可動要素を駆動
する電動モータの駆動回路に設けられて本発明による教
示方法を可能にするための改良部を図示した回路図、第
3図はリードスルーティーチング過程を説明するフロー
チャート、第4図は、第1図に示した産業用ロボットに
カウンターバランスを設けた構成を略示するロボット機
体の斜視図である。
さて、第1図を参照すると、同図に示された産業用ロボ
ットのロボット機体10は、塗装用ロボットや溶接用ロ
ボットとして適用可能な多関節型ロボットであって、設
置面に定置される基台12、この基台12上に縦軸回り
に旋回可能な旋回胴14、該旋回胴14の上部における
上記縦軸に対するオフセット位置に横軸(W軸)回りに
揺動旋回可能に枢着された第1のロボット腕16、この
第1のロボット腕16の先端に同じく横軸(U軸)回り
に伏仰旋回可能に枢着された第2のロボット腕18、該
第2ロボット腕18の先端に具備されて3つの旋回軸(
α、β、γ軸)回りに旋回自由度を有したロボット手首
20等を備えて構成され上記ロボット手首20の先端に
塗装スプレー装置又は溶接ガン、アーク溶接用トーチ等
の図示されていないエンドエフェクタが装着される。
上記ロボット機体10のロボット可動部、即ち、上述し
た旋回胴14、第1のロボット腕16、第2のロボット
腕18、ロボット手首20等は電動モータを駆動源にし
て作動され、近時は三相交流サーボモータが汎用されて
いる。従って、本実施例もこの種交流サーボモータが用
いられる例として説明する。さて、上記各ロボット可動
部の駆動源を構成する電動モータは、第1ロボット腕1
6を駆動するW軸モータMW、第20ボンド腕18をリ
ンク機構22を介して旋回作動させるU軸モータMu、
ロボット手首20の三自由度の旋回動作を駆動するα軸
モータMα、β軸モータMβ、γ軸モータMγ (但し
、第1図にはMγは表れていない、)、基台12内に格
納された旋回胴14の駆動モータから成り、図示から明
らかなように、上記W軸モータMWとU軸モータMuと
はロボ・ノド第1腕16の最下端部に左右一対の形で装
備されている。又、ロボット手首20の3つの電動モー
タMα、Mβ、Mγは、第2ロボット腕18の最後端に
まとめて装備されている。これらのロボット機体lOに
おける各ロボット可動部は、ロボット制御装置から各軸
の駆動用電動モータ毎に設けられるモータ駆動制御回路
(第1図には1例としてW軸電動モータMwの駆動制御
回路40が図示しである。)を介して各電動モータMw
、Mu等により旋回駆動されるように成っている。そし
て、各ロボット可動部の動作量、位置情報等は、各電動
モータに具備された周知のエンコーダから成る回転検出
器を介して検出され、ロボット制御装置30に送出され
、ロボット機体10、従って究極的にはそのエンドエフ
ェクタの先端を所望移動軌跡に沿って移動させる構に成
っている。尚、第1図において、24及び26′は後述
するカウンターバランス用のウェイトである。
上述の産業用ロボットの構成において、ロボット制御装
置30は周知のようにマイクロプロセッサ、ROM、R
AM等のメモリー手段、インターフェース手段を具備し
て構成され、ロボット機体IOのロボット作業プログラ
ムは、教示によってこのロボット制御装置30内に記憶
される構成に成っている。そして、本発明は、教示がリ
ードスルーティーチング法により、作業者が直接的に例
えば、第2ロボット腕■8を手で把持しながらエンドエ
フェクタの先端を所望の移動軌跡に沿って移動させ、こ
のとき、教示操作盤の教示釦を押動する都度、各軸の電
動モータの回転検出器から位置情報がロボット制御装置
30に送入され、これを該ロボット制御装置30が読み
取り、補間演算等の必要な演算処理をほどこしながらプ
ログラムデータを記憶するように成っている。なお、直
線軌跡の場合には始点と終点との位置情報を入力してお
けば良く、また、円弧軌跡は始点、終点に加えて中間点
の位置情報を入力しておけば、補間演算により、円弧軌
跡のプログラムを記憶させることができる。もっとも補
間演算は、リードスルーティーチングで教示された位置
情報に従って、プログラムの実行段階である実際のロボ
ット作業時にロボット制御装置30内で遂行するように
しても良い。
ここで各電動モータの駆動回路を第2図を参照して説明
する。
第2図は、代表的に第1図に示したロボット機体10の
各駆動用電動モータにおける電動モータMwの駆動回路
を図示している。
図示のように、三相交流サーボモータから成る電動モー
タMWには三相電源42からサーボ駆動回路44を介し
てモータ作動電力が供給される。
一方、電動モータMWの停止時にロボット制御装置30
の指令を受けて作動し、電動モータMwに機械的ブレー
キ力を作用させるブレーキ装置46が設けられている。
ここで、電源42とサーボ駆動回路44との間にはロボ
ット作動時に励磁される電磁接触器MCIのメイク接点
MCl−1,MCl−2(第1の開閉手段)が介挿され
ており、ロボット動作時には該電磁接触器MCIの励磁
によりメイク接点MCl−1,?1C1−2は閉成し、
非常事態や停電時にはロボット制御装置30からの指令
信号を受けてリレー接点RLYIが開成すると、電磁接
触器MCIの励磁が解除されてメイク接点MCl−1,
MCl−2が開成し、電動モータMwに対する電力の供
給が遮断される構成になっている。
他方、サーボ駆動回路44と電動モータMwの動力線と
の間には、適当な抵抗器を介して電磁接触器MC2のブ
レーク接点MC2−1,MC2−2(第2の開閉手段)
が介挿され、これらのブレーク接点MC2−1,?tC
2−2は、ロボット機体が通常のロボット作業をしてい
るときは、tf磁接触器MC2の励磁により、開成され
てモータ動力線へ駆動電力を供給する動力回路を形成し
ている。されらのブレーク接点MC2−1,MC2−2
は、電動モータMwが通常の停止のみならず、何らかの
理由で停止されるときは電磁接触器MC2の励磁解除に
より、閉成状態に復帰する。つまり、電動モータMwへ
の駆動電力の供給がオフされる時点にはロボット制御器
30から指令を受けてリレー接点RLY2が開成し、そ
れに応じて電磁接触器MC2の励磁が解除され、ブレー
ク接点MC2−1,MC2−2が閉成状態に復帰する。
このブレーク接点MC2−1,MC2−2により、電動
モータMwの動力線は閉回路を形成し、故にモータの回
転の慣性エネルギーを発熱消費させるダイナミックブレ
ーキ作用(発電制動作用)が生じて、モータ回転を急速
に停止に到らせる。つまり、電磁接触器MC2とそのブ
レーク接点MC2−1、MC2−2は、電動モータMw
を迅速に停止させ、以て該電動モータMwにより駆動さ
れる第1ロボット腕16を迅速に停止するように安全確
保を図るべく設けられているものである。然るに、この
ようなダイナミックブレーキ形成回路が設けられている
と、リードスルーティーチングを作業者が実行する際に
は、電動モータMwに作用するダ・イナミソクブレーキ
作用は、第2ロボット腕16を移動させる際に抵抗力と
して働き、作業者が軽便に第2ロボット腕16を移動さ
せることが困難になる。勿論、これらは、全てのロボッ
ト可動部に関しても、同様の抵抗力が作用することにな
り、リードスルーティーチングを困難にする。依って、
本発明は、リードスルーティーチング時にはダイナミッ
クブレーキが各電動モータMw、Mu、Mα、Mβ、M
γ及びその他の電動モータに作用しないように改善する
構成を設けたものである。
即ち、本発明によれば、電動モータMwの動力線内に電
磁接触器MC3の励磁により閉成し、励磁解除により開
成状態に復帰する1対のメイク接点MC3−1,MC3
−2(第3の開閉手段)を設けたものである。このメイ
ク接点MC3−1,MC3−2は通常のロボット作動時
には閉成されていて動力線をサーボ駆動回路44に接続
するが、リードスルーティーチングによりロボットの作
業プログラムを教示するときには、作業者がロボット制
御器230において、適宜の操作釦を操作してリードス
ルーティーチングの開始を指令すると、この指令信号を
受けてリレー接点RLY3が開成し、この結果、電磁接
触器MC3の励磁が解除されてメイク接点MC3−1゜
MC3−2が開成されることになる。これらのメイク接
点MC3−1,MC3−2の開成タイミングは、電動モ
ータMwの停止タイミングに整合させ、電動モータMw
の慣性回転を一旦、停止させてがら、該メイク接点MC
3−1,MC3−2の開成に復帰するように成っている
。 このように、電動モータMwの動力線がモータ停止
後、リードスルーティーチングの開始に先立って開放さ
れると、既述したダイナミックブレーキ形成回路のブレ
ーク接点MC2−1、MC2−2が閉成復帰していても
ダイナミックブレーキ作用が無効化されるため、リード
スルーティーチングにより、作業者がプログラム教示を
行うべく、第2ロボット腕16を移動させても何らの制
動抵抗を受けずに軽便にロボット可動部を連続移動させ
ながら、教示を行うことができるのである。この教示過
程における位置情報の読み込みは各電動モータM W 
s M u等の回転検出器の検出データを定周期で読み
込む、従来同様の方法で遂行される。
上述は、第1図に示したロボット機体1oの第lロボッ
ト腕16の駆動源である電動モータMwに関して具体的
に説明したものであるが、勿論、リードスルーティーチ
ングによる教示法において作動される全てのロボット可
動部の駆動源電動モータに対して同様にリードスルーテ
ィーチング時にのみ、ダイナミックブレーキ作用を無効
にする回路構成が組み込まれることは言うまでもない。
第3図は、リードスルーティーチングを実行する過程の
フローチャートであり、同フローチャートによれば、リ
ードスルーティーチングの開始に当たっては、ロボット
制御装置30により、り一ドスルーティーチングの開始
指令を作業者が印加することに応じて電動モータMw、
Mu等の三相電源42を始めとするモータ系の電源がオ
フになる。また、ブレーキ系の電源もオフになる。ブレ
ーキ系の電源オフにより、ブレーキ装置46が作動して
モータに機械的制動を付与するようになっている。他方
、電磁接触器MCIがオフとなってモータ動力の供給が
停止され、また、電磁接触器MC2のオフにより、ダイ
ナミックブレーキ作用も有効になる。この結果、電動モ
ータMw、Mu等は制動、停止され、次いで、電磁接触
器MC3の励磁解除により、各電動モータの動力線にお
けるメイク接点MC3−1,MC3−2が開成して、ダ
イナミックブレーキ作用が無効化される。こうして、リ
ードスルーティーチングによる教示の開始準備が終了す
る。
さて、本発明によると、産業用ロボットが多関節型ロボ
ットである場合には、第1図、第4図に示すように、カ
ウンターバランス用のウェイト24がリンク機構22の
後端及び第1ロボット腕16の最下端に装着される。こ
れらのウェイト24.26の重量はW軸回りのカウンタ
ーバランス及びU軸回りのカウンターバランスを達成し
てロボット作動時における各電動モータMWとMuとの
負荷軽減を図ると共に、リードスルーティーチングに当
たり、各電動モータMw、Mu等のダイナミックブレー
キが無効化されたとき、カウンターバランス作用で第1
、第2のロボット腕16.18が、停止位置を保持し、
上方から落下が防止される効果が得られる。
ここで、各カウンターバランス用ウェイト24と26の
重量は、次式によって決定される。
Ww  ・dw=Σw、id、i + (Σwzi)X
1wWu  −du=Σwzi d 2i−8w3i 
d 3i−8w4id4.i      ・ ・ ・ 
(2)上式におき、W−はウェイト26の重量、Wuは
ウェイト24の重量である。dwは第4図に示すように
、ウェイト26の作用中心とW軸との間の縦方向距離、
duはウェイト24の作用中心とW軸との間の横方向距
離、w、iは第1ロボット腕16の重心に作用する重量
、w2iは第2ロボット腕18の重心に作用する重量、
w=iは、リンク機構22における被駆動リンク22b
の重心に作用する重量、w4iは、リンク機構22にお
ける駆動リンク22aの重心に作用する重量、dliは
第1ロボット腕16の重心とW軸間の縦方向距離、d2
1は、第2ロボット腕18の重心とU軸間の横方向距離
、d、iはリンク22bの重心とW軸間の縦方向距離、
d41はリンク22aの重心とW軸との間の横方向距離
、1wはW軸とU軸間の縦方向距離である。
上式(1)及び(2)を満たすWu s W−からウェ
イト24.26の重量が決定される。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、産業
用ロボットの作業プログラムをリードスルーティーチン
グ法により教示する過程で、各ロボット可動部の駆動用
電動モータは、ダイナミックブレーキ作用の無効化によ
り、作業者が例えば、ロボット腕等のロボット可動部を
把持して所望軌跡に沿って移動させながら教示を行う場
合にも移動を軽便に遂行でき、従って、直線ばかりでな
く円弧や曲線等の軌跡も容易に且つ正確に教示できるの
である。しかも、カウンターバランスが設けられている
ことにより、上述の軽便な操作性が一層向上されること
になるのである。
そして、この結果、本発明を従来は困難であったアーク
溶接用ロボットのリードスルーティーチングによる教示
に適用した場合には、該アーク溶接口ボットは一般にロ
ボット機体10を小型、計量に形成しであることから、
教示操作の軽便化がより一層効果を発揮することになる
。また、アーク溶接ロボットでは、アーク溶接幅の精度
が高精度であることを要する軌跡では比較的低速度でア
ーク溶接幅ンが移動し、また、溶接部から他の溶接部へ
の移動軌跡は高精度を要しないと言う特性があり、この
ような特性を有した軌跡の教示はリードスルーティーチ
ング法で実行することに極めて適しており、従って、本
発明の軽便な教示操作性の効果が一層効果的に活用でき
る有利を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上の説明より、明らかなように、本発明によれば、産
業用ロボットの作業プログラムをリードスルーティーチ
ング法により教示する場合の教示操作性を著しく向上さ
せ得るのである。その結果として、教示精度に作業者の
熟練度が直接影響する要因が軽減され、又、教示時間の
大幅な短縮を達成してロボット活用の効果を向上させ得
ることとなるのである。また、従来はとかく困難であっ
た溶接ロボットのリードスルーティーチングによる教示
が容易に実現できるように成ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるリードスルーティーチング法に
よる教示方法の実施の適した産業用ロボットの1実施例
の基本的構成を示した機構図であり、第2図は第1図に
示した産業用ロボットの一つのロボノド可動要素を駆動
する電動モータの駆動回路に設けられて本発明による教
示方法を可能にするための改良部を図示した回路図、第
3図はリードスルーティーチング過程を説明するフロー
チャート、第4図は、第1図に示した産業用ロボットに
カウンターバランスを設けた構成を略示するロボット機
体の斜視図。 14・・・ロボット胴部、16・・・第1ロボット腕、
18・・・第2ロボット腕、20・・・ロボット手首、
24.26・・・カウンターバランス用ウェイト、30
・・・ロボット制御装置、Mw、Mu、 Mα、Mβ、
Mr=−電動モータ、MC1〜3・・・電磁接触器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロボット可動部が電動モータにより駆動される産業
    用ロボットの作業プログラムを、作業者が該ロボット可
    動部を手持ち誘導してリードスルーティーチングにより
    教示する方法において、リードスルーティーチングの開
    始時に前記ロボット可動部の駆動用電動モータに対する
    電源供給を断にし、次に、該駆動用電動モータの動力線
    を開放して発電制動を無効にし、その後に前記ロボット
    可動部をリードスルーティーチングすることにより、所
    望の作業プログラムを教示するようにしたことを特徴と
    した産業用ロボットの教示方法。2、ロボット可動部を
    駆動する電動モータの動力線とモータ駆動電流を供給す
    る電源ラインとを接続するモータ駆動回路に電源オフま
    たは停電等の電力停止に応動して開成し、電力供給時に
    閉成を維持するように設けられた第1の開閉手段と、前
    記電動モータの動力線に結線されて電力供給時に開成し
    、前記第1開閉手段の開成に応動して閉成する発電制動
    用の第2の開閉手段とを有した産業用ロボットにおいて
    、前記第2の開閉手段と前記電動モータの動力線との間
    に設けられ、前記第2開閉手段の閉成時にリードスルー
    ティーチング開始信号にのみ応動して開成し、常時は閉
    成を維持する第3の開閉手段を設け、リードスルーティ
    ーチングによる教示過程に前記電動モータにおける発電
    制動を無効にする構成としたことを特徴とする産業用ロ
    ボットの教示装置。 3、前記ロボット可動部を有した産業用ロボットが、少
    なくともロボット胴部に枢着された第1のロボット腕と
    、該第1ロボット腕の先端に枢着された第2のロボット
    腕と、前記第2のロボット腕の先端に具備されたロボッ
    ト手首と、溶接エンドエフェクタとを有した多関節型溶
    接ロボットであり、前記電動モータが、前記第1、第2
    のロボット腕を夫々駆動する少なくとも2つの電動モー
    タであることを特徴とした特許請求の範囲2、に記載の
    産業用ロボットの教示装置。 4、前記第1と第2のロボット腕はカウンターバランス
    用のウェイトを具備している特許請求の範囲2、に記載
    の産業用ロボットの教示装置。
JP23006188A 1988-09-16 1988-09-16 産業用ロボットの教示方法と装置 Pending JPH0283185A (ja)

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