JPH05318359A - 工業用ロボット - Google Patents

工業用ロボット

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JPH05318359A
JPH05318359A JP12721292A JP12721292A JPH05318359A JP H05318359 A JPH05318359 A JP H05318359A JP 12721292 A JP12721292 A JP 12721292A JP 12721292 A JP12721292 A JP 12721292A JP H05318359 A JPH05318359 A JP H05318359A
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Japan
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teaching
arm
braking
circuit
brake
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JP12721292A
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Shinji Kumagai
信治 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はダレクト教示を能率良く且つ正確に
行えるよう構成した工業用ロボットを提供することを目
的とする。 【構成】 塗装用ロボット本体1はアーム3先端に教示
用グリップ6を有し、教示者はこの教示用グリップ6を
把持してアーム3を動作させながらワーク8に対する動
作の教示点を制御装置2に記憶させる。制御装置2は教
示操作時にアーム3の軸角加速度を演算し、軸角加速度
の大きさによってアーム駆動用のモータを発電機として
アーム3を制動するダイナミックブレーキ回路を動作さ
せる制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業用ロボットに係り、
特に教示操作時の可動部の制動、停止を確実に行えるよ
う構成した工業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、多関節型のプレイバックロボッ
トが適用された工業用ロボットにおいては、ダイレクト
教示方式と呼ばれる教示操作により作業動作が教示され
るようになっている。このダイレクト教示方式とは、教
示者が工業用ロボットの可動部(例えばアーム先端)の
教示グリップを把持して動かしワークに対するアーム先
端の動作の変更点(教示点)を記憶させるPTP方式で
ある。工業用ロボットは再生時(プレイバック時)に予
め入力された教示点に沿って各可動部を動作させて所定
の作業を行う。
【0003】この種の工業用ロボットでは各可動部が電
動機により駆動されるため、可動部を停止させるとき、
あるいは可動部の動きを減速する際は、摩擦力により制
動する機械ブレーキ、又は電動機を発電機として可動部
に制動力を付与するダイナミックブレーキ(抵抗ブレー
キ、発電ブレーキとも言う)により可動部を制動するよ
う構成されている。しかし、従来はサーボオフによる制
御停止時、あるいは非常停止時にブレーキを作動させて
いた。そのため、教示操作時に上記ダイレクト教示方式
で教示する場合、ブレーキが作動せずアームの慣性によ
りアーム先端を思いどおりの位置に停止させることが難
しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ダイレクト教示方
式の工業用ロボットにあっては、教示時にアームを動か
す操作力の低減を図るために、電動機の出力軸に取り付
けられた減速機の出力軸と工業用ロボットの関節部の軸
(以下関節軸と言う)との間にクラッチを設けている。
【0005】又、上記クラッチを省いたものとして、回
転駆動時の抵抗を小さくするため減速機の減速比を極端
に小さくしたものや、電動機を関節軸に直結するダイレ
クトドライブ方式のものもある。
【0006】どちらの方式とも操作力の低減を図ること
が出来る反面、回転時の抵抗が小さいためアームの自重
が大きくなって慣性負荷が大きくなると、アームを容易
に停止させることができなくなり、教示が困難になると
いった課題がある。
【0007】そこで、ダイレクト教示時に工業用ロボッ
トの可動部を減速させるため、例えば教示グリップにダ
イナミックブレーキをオン又はオフに切り換えるブレー
キスイッチを設けて、教示者が手動でブレーキオン又は
ブレーキオフの操作を行うことが考えられている。
【0008】しかるに、この構成では、手動でブレーキ
オン又はブレーキオフの操作を行う必要があるため、ブ
レーキスイッチの操作が遅れるとアーム先端が教示点を
行き過ぎてしまったり、ワークにアーム先端が当接した
り、あるいはブレーキスイッチの操作が早すぎるとアー
ム先端が希望する教示点の手前で停止することになり思
い通り制動することができなかった。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決した工業
用ロボットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
可動部を駆動する電動機と、該可動部を制動する制動手
段と、を有する工業用ロボットにおいて、教示操作時、
前記可動部の角加速度を演算する演算手段と、該演算手
段により求められた前記可動部の角加速度の大きさに基
づいて前記制動手段を制動動作させる制御手段と、を備
えてなることを特徴とする。
【0011】又、請求項2の発明は、前記制動手段が、
前記可動部の回動に伴う前記電動機の発電電力を消費す
る抵抗を前記電動機の各相間に接続した発電制動回路に
より構成されたことを特徴とする。
【0012】
【作用】可動部の角加速度を監視して角加速度の大きさ
に基づいて制動手段を自動的に作動させることにより、
教示操作時可動部を的確に停止させて教示操作を能率良
く行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる工業用ロボット
の一実施例を示す。
【0014】各図中、工業用ロボットは塗装用ロボット
本体(以下ロボット本体という)1と、ロボット本体1
の動作を制御する制御装置2とより構成されている。
【0015】ロボット本体1はアーム3先端の手首部4
に塗装ガン5を有する塗装用ロボットであり、6軸を有
する多関節型のプレイバックロボットよりなる。
【0016】制御装置2で、後述するように予め塗装作
業の教示データが記憶され、そのデータに基づいてロボ
ット本体1の各可動部(アーム2、手首部3等)を駆動
制御する。
【0017】又、手首部3の下部には教示用グリップ6
が突出しており、教示者7は教示操作時にこの教示用グ
リップ6を把持してワーク8に対する塗装動作を教示す
る。即ち、教示者7がアーム3先端の教示用グリップ6
を持ってロボット本体1のダイレクト教示する際は、ア
ーム3先端の塗装ガン5を教示点に移動させる毎に教示
スイッチ(図示せず)をオン状態にしてその時の教示点
を制御装置2内の記憶部に記憶させる。
【0018】ここで、ロボット本体1の構成について説
明する。
【0019】ワーク8がコンベヤ装置9によりX方向に
搬送される塗装工程においては、コンベヤ装置9の近傍
にロボット本体1が設置されている。ロボット本体1は
各可動部が制御装置2により駆動制御され、ワーク8が
塗装作業位置を通過する間に予め教示された所定の塗装
作業を実行する。
【0020】図2において、ベース10の上には、旋回
駆動部11が設けられている。旋回駆動部11の上に
は、ベース10に固定された軸線Aを中心として回動す
る旋回ベース13が設けられている。旋回ベース13上
のブラケット13aには、旋回ベース13の軸線Aと直
交する軸線Bを中心として回動する第1アーム14が設
けられている。又、旋回ベース13のブラケット13a
には、第1アーム駆動部15が設けられている。
【0021】そして、第1アーム14の上端部には、第
1アーム14の軸線Bと直交する軸線Cを中心として回
動する第2アーム3が回動自在に設けられている。この
第1アーム14と第2アーム3との連結部には、第2ア
ーム駆動部17が設けられている。また、第2アーム3
の後部には、手首駆動部18が設けられている。
【0022】更に、第2アーム3の先端には、ケース1
9、20及び取付軸21を有する手首部4が設けられて
いる。ケース19は第2アーム3の軸線Cに平行な軸線
Dを中心として回動するようになっている。ケース20
はケース19の軸線Dに直交する軸線Eを中心として回
動するようになっている。取付軸21は塗装ガン5の取
り付け部であり、ケース20の軸線Eに直交する軸線F
を中心として回動するようになっている。
【0023】塗装ガン5は上記のような機構により、予
め入力された教示データにしたがって自在に移動しなが
ら塗料を噴霧し、ワーク8に塗料を吹き付ける。
【0024】図3中、制御装置2には、大略、ロボット
本体1の各可動部の動作を制御するロボット動作制御回
路(以下、制御回路と言う)22と、位置制御回路23
と、速度制御回路24と、角加速度演算回路26と、制
動制限値設定回路27とが設けられている。
【0025】上記ロボット本体1の各駆動部11、1
5、17、18(但し、各駆動部が同一構成であるの
で、図3では一の駆動部のみが示してある)は、三相誘
導電動機よりなるモータ28と、モータ28の出力軸の
回転角度を検出する回転位置検出器(例えばポテンショ
メータ、又はレゾルバ)29と、モータ28を発電機と
して可動部を制動するダイナミックブレーキ回路(発電
制動回路)30とよりなる。
【0026】制御回路22にはロボット本体1の動作を
制御するプログラムが記憶されており、制御回路22は
上記プログラムの指示によりダイナミックブレーキ30
へブレーキオン・オフ信号を出力するとともに、速度制
御回路24にサーボオン・オフ信号を出力する。また、
制御回路22は各可動部の軸の回転角を指示する位置指
令信号θrを位置制御回路23に出力しており、位置制
御回路23は位置指令信号θrと回転位置検出器29か
らの位置フィードバック信号θfとより演算を行い速度
指令信号Vrを出力する。
【0027】速度制御回路24は位置制御回路23から
の速度指令信号と位置フィードバック信号とより演算を
行いモータ28へ駆動電流を供給する。
【0028】又、角加速度演算回路26は回転位置検出
器29から出力された軸角度信号より角加速度を演算
し、その演算値を制御回路22に出力する。
【0029】制動制限値設定回路27はダイナミックブ
レーキ回路30を制動動作させる際の角加速度の制限値
を設定し、制御回路22に記憶させる。そして、制御回
路22は角加速度演算回路26から演算値が制動制限値
設定回路27により設定された制限値以上になると自動
的に制動するようにダイナミックブレーキ回路30へブ
レーキ信号を出力する。
【0030】尚、図3に示していないが、位置制御回路
23、速度制御回路24、角加速度演算回路26、制動
制限値設定回路27は各可動部を駆動するモータ数に対
応する数が設けられている。
【0031】又、ロボット本体1を動作させる際は、制
御回路22は位置指令信号を出力し、次にブレーキオフ
信号とサーボオン信号を出力する。このようにサーボオ
ン信号が出力されることによりモータ28へ電流が供給
されると、各可動部はモータ28の回転駆動力により所
定角度回動する。
【0032】又、通常動作時ロボット本体1の可動部を
停止させるには、位置指令信号が一定値に保持されたま
ま、速度指令信号を略ゼロにしてサーボオフ信号を出力
する。次に、動作モードが終了し、ロボット本体1を停
止させるときは、制御回路22よりブレーキオン信号が
出力され、ダイナミックブレーキ回路30が制動動作す
る。
【0033】尚、緊急的に停止させる必要があるとき
は、制御回路22はブレーキオン信号とサーボオフ信号
とを同時に出力する。
【0034】この場合、位置指令信号は一定値に保持さ
れない。従って、緊急停止の場合駆動中のモータ28は
ダイナミックブレーキ回路30の制動動作により停止す
る。
【0035】モータ28は界磁に永久磁石を使用した電
動機であり、その出力軸が各可動部に関節軸に直接ない
しは低減速比の減速機(図示せず)を介し接続されてい
る。ダイナミックブレーキ回路30は、その出力端BO1
〜BO3と上記モータ28の電気子巻き線U相、V相、W
相が夫々接続されている。このダイナミックブレーキ回
路30は制御装置2の制御回路22からのブレーキオン
信号によってモータ28の発電制動を行う。
【0036】ここで、ダイナミックブレーキ回路30は
図5に示すような電気的構成である。この図5におい
て、31はリレー回路であり、リレー接点31a〜31
e及びリレーコイル31fから構成されている。リレー
接点31a、31c及び31eが入力端Bi1 〜Bi3
と出力端Bo1 〜Bo3 との間に夫々介挿されている。
又、リレー接点31bが抵抗32aを介して出力端Bo
1 とBo2 との間に介挿され、リレー接点31dが抵抗
32bを介して出力端Bo2 とBo3 との間に介挿され
ている。
【0037】又、前記リレー接点31a、31c及び3
1eは常時閉状態(ノーマルクローズ)となっており、
リレー接点31b,31dは常時開状態(ノーマルオー
プン)となっている。又、これらのリレー接点31a〜
31eは連動して切り換わるようになっている。リレー
コイル31fは制御装置2内の制御回路22からのブレ
ーキ信号によって励磁される。
【0038】上述したダイナミックブレーキ回路30の
入力端Bi1 〜Bi3 は速度制御回路24の出力端Do
1 〜Do3 に接続されている。
【0039】次に、上記構成になる塗装用ロボットの動
作について説明する。尚、教示時においては、速度制御
回路24からダイナミックブレーキ回路30に電圧が印
加されないようになっている。
【0040】教示開始時、教示者7がアーム3の先端の
教示用グリップ6を持ってワーク8に対する第1の教示
点にアーム3先端を移動させる。このとき、教示者7が
アーム3の先端を所望とする第1の教示点のやや手前に
移動させて、停止させようとアーム3の移動速度を減速
したときに、制振装置2の制御回路22にて図6に示す
シーケンスで判別し、制御信号(ブレーキオン・オフ信
号)を出力させる。これによって、ダイナミックブレー
キ回路30内のリレーコイル31fが励磁されてリレー
接点31b,31dが夫々閉成状態となる。
【0041】その結果、モータ28の電気子巻き線のU
相とV相及びV相とW相との間に抵抗32a,32bが
夫々介挿される。これにより、モータ28の各電気子巻
き線間に発生する起電力が抵抗32a,32bによって
消費され、その負荷によりモータ28に制動がかかり、
アーム3及び他の可動部が停止する。そして、アーム3
が停止、又は一定速度になると図6に示すシーケンスに
よりブレーキオフ信号が出力される。
【0042】従って、ダイナミックブレーキ回路30内
のリレー接点31b,31dが開成状態になるととも
に、モータ28の電気子巻き線のU相とV相及びV相と
W相との間から抵抗32a,32bが開放される。これ
により、モータ28の各電気子巻き線間に発生する起電
力が抵抗32a,32bによって消費されないので、モ
ータ28の出力軸がスムーズに回転する。
【0043】従って、教示者7は教示用グリップ6の操
作力を加減することにより自動的にブレーキがオン・オ
フされるため、容易にアーム3を動かすことができるよ
うになり、アーム3の先端を所望とする教示点に正確に
移動させられる。そして、教示者7は教示スイッチ(図
示せず)を一旦押して第1の教示点を制御装置2の記憶
部(図示せず)に記憶させる。
【0044】第2の教示点以降も同様な手順により記憶
部に記憶させる。上記操作を繰り返して全ての教示点を
記憶させた後、再生スイッチ(図示せず)を操作するこ
とによりプレイバックモードとなり、各可動部は記憶部
に記憶された教示データに基づいて指示した教示点に沿
って動作する。
【0045】次に、図6に示す制御処理について説明す
る。制御装置2では、一定周期毎にサンプリング制御を
実施している。
【0046】図6中、ステップS1(以下ステップを省
略する)において、制御装置2はサンプリングを開始す
る。通常、サンプリングはタイマ等により、一定時間毎
(例えば5msec毎)の割込みにより起動される。
【0047】次のS2では、制御する各駆動部の軸番号
を初期化(この場合”0”に設定する)を行う。そし
て、S3で制御する軸番号を増加させる(1軸、2軸、
─)。
【0048】続いて、S4では制御する各軸番号の位置
データを読み込む。そして、S5において、サーボ制御
中かどうか判断し、サーボ制御中ならばS6へ移り、サ
ーボ制御中でなければS10を実行する。
【0049】ここで、教示モードの処理を説明する前
に、サーボ制御中の制御処理について説明する。
【0050】S6では、サーボ制御中(即ち、モータ駆
動中)であるのでダイナミックブレーキ回路30を作動
させず、ブレーキオフ信号を出力する。そして、S7で
制御する軸番号のサーボ制御を行い、前述したように各
可動部を駆動させる。
【0051】S8おいて、制御軸が制御する最終軸であ
ればS9へ移り、そうでなければS3を実行する。S9
では、サンプリング処理を終了する。
【0052】次に、サーボ制御中でない場合について説
明する。
【0053】S5において、サーボ制御中でないときは
S10に移り、現サンプリング時における制御軸の角速
度を次式(1)に基づいて算出する。
【0054】Vin=θin-1−θin … (1) (Vin:軸角度偏差の差分値) そして、現サンプリング時における制御軸の角加速度を
次式(2)に基づいて算出する。
【0055】αin=Vin-1−Vin … (2) (αin:軸角速度偏差の差分値) 次のS12では、過去J回(例えば10回程度)のサン
プリング間の角加速度の平均値を算出する。更に、現サ
ンプリング時における制御軸の軸角度のデータを記憶部
に格納し(S13)、現サンプリング時における制御軸
の軸角速度のデータを記憶部に格納する(S14)。
【0056】続いて、現サンプリングから過去J回の制
御軸の軸角加速度のデータを読みだし(S15)、ダイ
レクト教示モードかどうかチェックを行う(S16)。
【0057】S16において、ダイクト教示モードなら
S17へ移り、ダイクト教示モードでないならS20を
実行する。S17では、過去Jサンプリング間の軸角加
速度の平均値が予め設定されている制動制限値(軸角速
度が減速した時のリミット値を設定)を越えたかどうか
のチェックを行う。しかし、教示者7が操作力をゆるめ
てアーム3を減速させて過去Jサンプリング間の軸角加
速度の平均値が予め設定されている制動制限値を越えた
(減速した)場合は、S21へ移り、越えない場合はS
18を実行する。
【0058】S18では、過去(J−1)サンプリング
間の軸角加速度の平均値が、0以上(軸角速度一定か軸
角速度が増速)になったかどうかをチェックする。S1
8において過去(J−1)サンプリング間の軸角加速度
の平均値が、0以上ならばS19へ移り、そうでないな
らばS8を実行する。
【0059】S19ではダイナミックブレーキ回路30
の作動を停止する。
【0060】又、S16においてダイクト教示モードで
ないときは、S20に移り手動によりアーム3を移動さ
せたいかどうかをチェックする。手動によりアーム3を
移動させる場合は、S19へ移り、そうでない場合はS
21を実行する。
【0061】S21ではダイナミックブレーキ回路30
へブレーキオン信号を出力して各可動部を停止させる。
【0062】このように、ダイクト教示時の軸角速度の
減速の割合に応じてダイナミックブレーキ回路30を自
動的にオンまたはオフに制御出来るので、教示者7がア
ーム3を教示動作させるときにはダイナミックブレーキ
回路30を停止(ブレーキオフ)させて教示の操作力を
軽減し、アーム先端を任意の教示点で停止させるときに
は減速の割合に応じてダイナミックブレーキ回路30を
作動(ブレーキオン)させてスムーズな減速が得られ
る。
【0063】尚、本実施例では、角加速度の制限値を軸
毎に一定の値としているが、これをロボット本体の姿勢
によって可変するようにしても良い。例えば、アームが
伸びた状態で慣性モーメントが大きくなった場合、制限
値を小さくし、アームが縮んで慣性モーメントが小さく
なった場合、制限値を大きくするようにしても良い。
又、教示者の体力に応じて制動制限値を任意に設定でき
るようにしてもよい。例えば、操作力の小さい教示者は
制動制限値を小さくし、操作力の大きい教示者は制動制
限値を大きくする。
【0064】又、上記実施例では塗装用ロボットを例に
挙げたが、これ以外のロボット、例えば溶接ロボット、
シーリングロボット等にも適用できるのは勿論である。
【0065】又、上記実施例では電動機を発電機とする
ダイナミックブレーキを一例として説明したが、これに
限らず、これ以外の機械ブレーキ等を制動手段として用
いても良いのは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる工業用ロボッ
トは、可動部の角加速度を監視して角加速度の大きさに
基づいて制動手段を自動的に作動させることにより、操
作力を加減するだけで教示操作時可動部を適確に停止さ
せて教示操作を能率良く行うことができ、例えばロボッ
トの可動部の重量が大きくなっても可動部を停止させる
際には自動的に制動手段が可動部を制動するため、アー
ム先端が教示点を行き過ぎたり、ワークに衝突してしま
うことを防止することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる工業用ロボットの一実施例のダイ
レクト教示操作を説明するための構成図である。
【図2】塗装用ロボット本体の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】制御回路及び各駆動部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】モータ、ダイナミックブレーキ回路、速度制御
回路のブロック図である。
【図5】ダイナミックブレーキ回路の回路図である。
【図6】制御装置が実行する処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 塗装用ロボット本体 2 制御装置 3 アーム 5 塗装ガン 6 教示用グリップ 7 教示者 8 ワーク 22 ロボット動作制御回路 23 位置制御回路 24 速度制御回路 26 角加速度演算回路 27 制動制限値設定回路 28 モータ 29 回転位置検出器 30 ダイナミックブレーキ回路 31 リレー回路 32a,32b 抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部を駆動する電動機と、該可動部を
    制動する制動手段と、を有する工業用ロボットにおい
    て、 教示操作時、前記可動部の角加速度を演算する演算手段
    と、 該演算手段により求められた前記可動部の角加速度の大
    きさに基づいて前記制動手段を制動動作させる制御手段
    と、 を備えてなることを特徴とする工業用ロボット。
  2. 【請求項2】 前記制動手段は、前記可動部の回動に伴
    う前記電動機の発電電力を消費する抵抗を前記電動機の
    各相間に接続した発電制動回路により構成されたことを
    特徴とする工業用ロボット。
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