JP2003136466A - 産業用ロボットの制御装置 - Google Patents
産業用ロボットの制御装置Info
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- JP2003136466A JP2003136466A JP2001327607A JP2001327607A JP2003136466A JP 2003136466 A JP2003136466 A JP 2003136466A JP 2001327607 A JP2001327607 A JP 2001327607A JP 2001327607 A JP2001327607 A JP 2001327607A JP 2003136466 A JP2003136466 A JP 2003136466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロボットが障害物と干渉を生じた場合に、同
じ障害物に再度干渉することを、自動学習で防止できる
ようにする。 【解決手段】 制御対象となる産業用ロボット1は、ワ
ークハンド等の作業部2を3次元方向に移動させる作業
部移動機構3を備えたものである。制御装置31は、作
業部2の3次元方向の位置を検出する位置検出手段30
と、作業部2および作業部移動機構3のいずれかが障害
物Aと干渉したことを検知する干渉検知手段36とを備
える。干渉したときの作業部2の位置である干渉位置P
を記憶する干渉位置記憶手段37を設ける。その記憶さ
れた干渉位置Pを避けて作業部移動機構3による作業部
2の移動を行わせる移動制御手段32を設ける。干渉位
置記憶手段37は、具体的には作業部2の移動範囲を3
次元のマトリクス状に並ぶ複数のエリアaに区分し、そ
の干渉を生じたエリアaを記憶するものとする。
じ障害物に再度干渉することを、自動学習で防止できる
ようにする。 【解決手段】 制御対象となる産業用ロボット1は、ワ
ークハンド等の作業部2を3次元方向に移動させる作業
部移動機構3を備えたものである。制御装置31は、作
業部2の3次元方向の位置を検出する位置検出手段30
と、作業部2および作業部移動機構3のいずれかが障害
物Aと干渉したことを検知する干渉検知手段36とを備
える。干渉したときの作業部2の位置である干渉位置P
を記憶する干渉位置記憶手段37を設ける。その記憶さ
れた干渉位置Pを避けて作業部移動機構3による作業部
2の移動を行わせる移動制御手段32を設ける。干渉位
置記憶手段37は、具体的には作業部2の移動範囲を3
次元のマトリクス状に並ぶ複数のエリアaに区分し、そ
の干渉を生じたエリアaを記憶するものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多間接ロボット
等のアーム型ロボットや、直交座標系のロボット等の産
業用ロボットの制御装置に関し、その干渉回避の制御に
かかる。
等のアーム型ロボットや、直交座標系のロボット等の産
業用ロボットの制御装置に関し、その干渉回避の制御に
かかる。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】アーム型
ロボットにおいては、自由度がある分、ワークを自分の
ストローク範囲内であれば動かすことが可能である。し
かし、当然そこには干渉する物体が配置されていて、そ
れを回避して進む必要も生じる。通常であると、ロボッ
トが干渉した場合、人が目で判断して、その位置を通過
しない形で通過ポイントを変更し、再度動かす形で動作
させていた。
ロボットにおいては、自由度がある分、ワークを自分の
ストローク範囲内であれば動かすことが可能である。し
かし、当然そこには干渉する物体が配置されていて、そ
れを回避して進む必要も生じる。通常であると、ロボッ
トが干渉した場合、人が目で判断して、その位置を通過
しない形で通過ポイントを変更し、再度動かす形で動作
させていた。
【0003】しかし、それではロボット自体には何の学
習もなく、別の位置からロボットが動いてきた場合に
は、またその干渉位置を通過して干渉を生じる場合があ
る。
習もなく、別の位置からロボットが動いてきた場合に
は、またその干渉位置を通過して干渉を生じる場合があ
る。
【0004】この発明の目的は、ロボットが障害物と干
渉を生じた場合に、動作の起点位置等が変わっても、同
じ障害物に再度干渉することを防止できる産業用ロボッ
トの制御装置を提供することである。この発明の他の目
的は、ワークの障害物との干渉にも対応して再度の干渉
が防止できるようにすることである。この発明のさらに
他の目的は、次に干渉を回避できる可能性を高く得なが
ら、回避動作が大きくなり過ぎることを防止でき、また
複雑な演算を不要とすることである。
渉を生じた場合に、動作の起点位置等が変わっても、同
じ障害物に再度干渉することを防止できる産業用ロボッ
トの制御装置を提供することである。この発明の他の目
的は、ワークの障害物との干渉にも対応して再度の干渉
が防止できるようにすることである。この発明のさらに
他の目的は、次に干渉を回避できる可能性を高く得なが
ら、回避動作が大きくなり過ぎることを防止でき、また
複雑な演算を不要とすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の産業用ロボッ
トの制御装置は、作業部(2)を3次元方向に移動させ
る作業部移動機構(3)を備えた産業用ロボット(1)
を制御する装置であって、上記作業部(2)の3次元方
向の位置を検出する位置検出手段(30)と、上記作業
部(2)および上記作業部移動機構(3)のいずれかが
障害物(A)と干渉したことを検知する干渉検知手段
(36)と、この干渉したときの上記位置検出手段(3
0)による作業部(2)の位置検出結果である干渉位置
(P)を記憶する干渉位置記憶手段(37)と、この干
渉位置記憶手段(37)に記憶された干渉位置(P)を
避けて上記作業部移動機構(3)による作業部(2)の
移動を行わせる移動制御手段(32)とを備える。この
構成によると、ロボット(1)の動作時に、作業部
(2)および作業部移動機構(3)のいずれかが障害物
(A)と干渉すると、その干渉が干渉検知手段(36)
で検知される。干渉位置記憶手段(37)は、この干渉
したときの上記位置検出手段(30)による作業部
(2)の位置検出結果である干渉位置(P)を記憶す
る。移動制御手段(32)は、次からのロボット(1)
の制御において、干渉位置記憶手段(37)に記憶され
た干渉位置(P)を避けて上記作業部移動機構(3)に
よる作業部(2)の移動を行わせるように制御する。こ
のように、一度干渉が生じると、その干渉位置(P)を
記憶し、同じ障害物(A)に再度干渉することが防止で
きる。移動制御手段(34)は、記憶された干渉位置
(P)を避けて作業部(2)の移動を行わせるように制
御するものであるため、干渉を生じたときとは動作の起
点位置が異なる場合にも、干渉を回避することができ
る。
トの制御装置は、作業部(2)を3次元方向に移動させ
る作業部移動機構(3)を備えた産業用ロボット(1)
を制御する装置であって、上記作業部(2)の3次元方
向の位置を検出する位置検出手段(30)と、上記作業
部(2)および上記作業部移動機構(3)のいずれかが
障害物(A)と干渉したことを検知する干渉検知手段
(36)と、この干渉したときの上記位置検出手段(3
0)による作業部(2)の位置検出結果である干渉位置
(P)を記憶する干渉位置記憶手段(37)と、この干
渉位置記憶手段(37)に記憶された干渉位置(P)を
避けて上記作業部移動機構(3)による作業部(2)の
移動を行わせる移動制御手段(32)とを備える。この
構成によると、ロボット(1)の動作時に、作業部
(2)および作業部移動機構(3)のいずれかが障害物
(A)と干渉すると、その干渉が干渉検知手段(36)
で検知される。干渉位置記憶手段(37)は、この干渉
したときの上記位置検出手段(30)による作業部
(2)の位置検出結果である干渉位置(P)を記憶す
る。移動制御手段(32)は、次からのロボット(1)
の制御において、干渉位置記憶手段(37)に記憶され
た干渉位置(P)を避けて上記作業部移動機構(3)に
よる作業部(2)の移動を行わせるように制御する。こ
のように、一度干渉が生じると、その干渉位置(P)を
記憶し、同じ障害物(A)に再度干渉することが防止で
きる。移動制御手段(34)は、記憶された干渉位置
(P)を避けて作業部(2)の移動を行わせるように制
御するものであるため、干渉を生じたときとは動作の起
点位置が異なる場合にも、干渉を回避することができ
る。
【0006】上記作業部(2)は、ワーク(W)を把持
するワークハンドであっても良い。その場合に、上記干
渉検知手段(36)は、作業部(2)、作業部移動機構
(3)、および上記ワークハンドである作業部(2)に
把持されたワーク(W)のいずれかが障害物(A)と干
渉したことを検知するするものとしても良い。この構成
の場合、作業部(2)や作業部移動機構(3)が干渉し
た場合だけでなく、ワークハンド(2)に把持されたワ
ーク(3)が干渉した場合にも対応して、再度の干渉が
防止できる。このため、大きさの異なるワーク種類にも
対応できる。
するワークハンドであっても良い。その場合に、上記干
渉検知手段(36)は、作業部(2)、作業部移動機構
(3)、および上記ワークハンドである作業部(2)に
把持されたワーク(W)のいずれかが障害物(A)と干
渉したことを検知するするものとしても良い。この構成
の場合、作業部(2)や作業部移動機構(3)が干渉し
た場合だけでなく、ワークハンド(2)に把持されたワ
ーク(3)が干渉した場合にも対応して、再度の干渉が
防止できる。このため、大きさの異なるワーク種類にも
対応できる。
【0007】上記干渉位置記憶手段(37)は、上記作
業部(2)の移動範囲(R)を3次元のマトリクス状に
並ぶ複数のエリア(a)に区分したエリア設定部(3
8)と、上記干渉位置(P)がどのエリア(a)に属す
るかを判定する干渉エリア判定部(39)と、判定され
たエリア(a)を干渉エリア(a)として記憶する干渉
エリア記憶部(40)とを含み、上記干渉位置(P)を
上記干渉エリア(a)として記憶するものであり、上記
移動制御手段(32)は、上記干渉エリア(a)を避け
て上記作業部移動機構(3)による作業部(2)の移動
を行わせるものとしても良い。この構成の場合、一度干
渉が生じると、その干渉の生じたエリア(a)が干渉エ
リア(a)として記憶される。次からの動作では、移動
制御手段(3)は、移動経路が干渉エリア(a)を通過
すると判定した場合等に、その干渉エリア(a)を避け
るように移動経路を自動修正する。このように、一度干
渉のあったエリア(a)を自動認識して学習し、干渉す
ることが防止される。この場合、1点の干渉位置(P)
ではなく、ある程度の広がりを持つエリア(a)として
干渉を記憶するので、次に干渉を回避できる可能性を高
く得ながら、回避動作が大きくなり過ぎることを防止で
きる。また、予め設定した3次元のマトリクスのエリア
(a)に区分するため、干渉後に干渉エリア(a)を演
算する必要がなく、複雑な演算が不要となる。
業部(2)の移動範囲(R)を3次元のマトリクス状に
並ぶ複数のエリア(a)に区分したエリア設定部(3
8)と、上記干渉位置(P)がどのエリア(a)に属す
るかを判定する干渉エリア判定部(39)と、判定され
たエリア(a)を干渉エリア(a)として記憶する干渉
エリア記憶部(40)とを含み、上記干渉位置(P)を
上記干渉エリア(a)として記憶するものであり、上記
移動制御手段(32)は、上記干渉エリア(a)を避け
て上記作業部移動機構(3)による作業部(2)の移動
を行わせるものとしても良い。この構成の場合、一度干
渉が生じると、その干渉の生じたエリア(a)が干渉エ
リア(a)として記憶される。次からの動作では、移動
制御手段(3)は、移動経路が干渉エリア(a)を通過
すると判定した場合等に、その干渉エリア(a)を避け
るように移動経路を自動修正する。このように、一度干
渉のあったエリア(a)を自動認識して学習し、干渉す
ることが防止される。この場合、1点の干渉位置(P)
ではなく、ある程度の広がりを持つエリア(a)として
干渉を記憶するので、次に干渉を回避できる可能性を高
く得ながら、回避動作が大きくなり過ぎることを防止で
きる。また、予め設定した3次元のマトリクスのエリア
(a)に区分するため、干渉後に干渉エリア(a)を演
算する必要がなく、複雑な演算が不要となる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態を図1
ないし図3と共に説明する。この産業用ロボットの制御
装置の制御対象となる産業用ロボット1は、図2に示す
ように、作業部2を3次元方向に移動させる作業部移動
機構3を備えたものである。作業部移動機構3は、基台
4に対して、複数の可動部材5〜7を、順に可動支持部
8〜10を介して設置し、先端の可動部材7に作業部2
を設置したものである。可動支持部8〜10は、回転ま
たは直線往復移動等の何らかの自由度を与えて支持する
手段であるが、この例ではいずれも回転自在に支持する
手段としてある。図示の産業用ロボット1はアーム型の
ものであり、詳しくは多関節型のものであり、上記可動
部材5〜7のうち、可動部材6,7により、中間で可動
支持部10を関節として屈曲可能なアーム11を構成し
ている。基台4に設けられた可動支持部8は、加工部材
5を水平旋回自在に支持する旋回座となり、アーム11
の基端および中間の可動支持部9,10は、いずれも折
れ曲がり自在に支持する手段とされている。
ないし図3と共に説明する。この産業用ロボットの制御
装置の制御対象となる産業用ロボット1は、図2に示す
ように、作業部2を3次元方向に移動させる作業部移動
機構3を備えたものである。作業部移動機構3は、基台
4に対して、複数の可動部材5〜7を、順に可動支持部
8〜10を介して設置し、先端の可動部材7に作業部2
を設置したものである。可動支持部8〜10は、回転ま
たは直線往復移動等の何らかの自由度を与えて支持する
手段であるが、この例ではいずれも回転自在に支持する
手段としてある。図示の産業用ロボット1はアーム型の
ものであり、詳しくは多関節型のものであり、上記可動
部材5〜7のうち、可動部材6,7により、中間で可動
支持部10を関節として屈曲可能なアーム11を構成し
ている。基台4に設けられた可動支持部8は、加工部材
5を水平旋回自在に支持する旋回座となり、アーム11
の基端および中間の可動支持部9,10は、いずれも折
れ曲がり自在に支持する手段とされている。
【0009】作業部2は、作業を行う手段であり、工具
やその他に、何らかの作業を行うものであれば良いが、
図示の例ではワークWを把持するワークハンドとしてあ
る。ここで言う把持は、挟み動作等の掴み動作の他に、
磁力や負圧等による吸着動作であっても良い。このワー
クハンドからなる作業部2は、ワークWを把持する開閉
可能な把持手段12と、作業部移動機構3に対して把持
手段12に一または複数の方向の自由度を与える手首部
13とを有している。図示の例では、手首部13は、そ
れぞれ回転自由度を与える3つの可動支持部14〜16
で構成されている。
やその他に、何らかの作業を行うものであれば良いが、
図示の例ではワークWを把持するワークハンドとしてあ
る。ここで言う把持は、挟み動作等の掴み動作の他に、
磁力や負圧等による吸着動作であっても良い。このワー
クハンドからなる作業部2は、ワークWを把持する開閉
可能な把持手段12と、作業部移動機構3に対して把持
手段12に一または複数の方向の自由度を与える手首部
13とを有している。図示の例では、手首部13は、そ
れぞれ回転自由度を与える3つの可動支持部14〜16
で構成されている。
【0010】図1に示すように、作業部移動機構3は各
可動支持部8〜10の両側の間で可動部材5〜7を動作
させる駆動源17〜19が設けられている。また、手首
部13の各可動支持部14〜16に対しても、その両側
の部分の間で駆動を行う駆動源20〜22と、把持手段
12の開閉用の駆動源(図示せず)とが設けられてい
る。各駆動源17〜22は、サーボモータ等の電動モー
タであっても、油圧シリンダや油圧ロータリアクチュエ
ータ等の油圧アクチュエータであっても良い。作業部移
動機構3の各可動支持部8〜10に対して、その先端側
の可動部材5〜7の移動量または位置を検出する位置個
別検出手段24〜26が設けられ、かつ作業部2の手首
部13の各可動支持部14〜16に対しても、同様な位
置個別検出手段27〜29が設けられている。このう
ち、作業部移動機構3の位置個別検出手段24〜26の
集まりによって、作業部2の3次元方向の位置を検出す
る位置検出手段30が構成される。なお、位置検出手段
30は、手首部13における位置個別検出手段27〜2
9のいずれか一つまたは複数を含むものとしても良い。
可動支持部8〜10の両側の間で可動部材5〜7を動作
させる駆動源17〜19が設けられている。また、手首
部13の各可動支持部14〜16に対しても、その両側
の部分の間で駆動を行う駆動源20〜22と、把持手段
12の開閉用の駆動源(図示せず)とが設けられてい
る。各駆動源17〜22は、サーボモータ等の電動モー
タであっても、油圧シリンダや油圧ロータリアクチュエ
ータ等の油圧アクチュエータであっても良い。作業部移
動機構3の各可動支持部8〜10に対して、その先端側
の可動部材5〜7の移動量または位置を検出する位置個
別検出手段24〜26が設けられ、かつ作業部2の手首
部13の各可動支持部14〜16に対しても、同様な位
置個別検出手段27〜29が設けられている。このう
ち、作業部移動機構3の位置個別検出手段24〜26の
集まりによって、作業部2の3次元方向の位置を検出す
る位置検出手段30が構成される。なお、位置検出手段
30は、手首部13における位置個別検出手段27〜2
9のいずれか一つまたは複数を含むものとしても良い。
【0011】制御系を説明する。制御装置31は、産業
ロボット1の全体を制御する装置であり、コンピュータ
およびプログラマブルコントローラ等で構成される。制
御装置31は、作業部移動機構3による作業部2の移動
を行わせる移動制御手段32を有している。移動制御手
段32は、プログラムまたはデータによる動作の指令を
記憶する動作指令記憶部33と、その動作指令を実行す
る移動制御部34とを有し、移動制御部34の制御出力
によって、作業部移動機構3の各駆動源17〜19、ま
たはさらに手首部13の駆動源20〜22が制御され
る。
ロボット1の全体を制御する装置であり、コンピュータ
およびプログラマブルコントローラ等で構成される。制
御装置31は、作業部移動機構3による作業部2の移動
を行わせる移動制御手段32を有している。移動制御手
段32は、プログラムまたはデータによる動作の指令を
記憶する動作指令記憶部33と、その動作指令を実行す
る移動制御部34とを有し、移動制御部34の制御出力
によって、作業部移動機構3の各駆動源17〜19、ま
たはさらに手首部13の駆動源20〜22が制御され
る。
【0012】移動制御手段32の制御形式としては、例
えば、作業部2の移動経路の起点および終点の他に、移
動経路上の有限個の通過点を指定する制御、つまりPT
P制御(Point to Point Control) が採られる。また、
起点から終点まで続く全経路を指定する経路制御、つま
りCP制御(Continuous Path Control) を採用しても
良い。動作指令記憶部33には、その記憶する動作指令
に、上記起点,終点,各通過点(または全経路のデー
タ)を含む。
えば、作業部2の移動経路の起点および終点の他に、移
動経路上の有限個の通過点を指定する制御、つまりPT
P制御(Point to Point Control) が採られる。また、
起点から終点まで続く全経路を指定する経路制御、つま
りCP制御(Continuous Path Control) を採用しても
良い。動作指令記憶部33には、その記憶する動作指令
に、上記起点,終点,各通過点(または全経路のデー
タ)を含む。
【0013】この実施形態の制御装置31は、上記構成
のものにおいて、干渉検知手段36と干渉位置記憶手段
37とを設け、移動制御手段34を、干渉位置記憶手段
37に記憶された干渉位置を避けて作業部移動機構3に
よる作業部2の移動を行わせるものとしてある。
のものにおいて、干渉検知手段36と干渉位置記憶手段
37とを設け、移動制御手段34を、干渉位置記憶手段
37に記憶された干渉位置を避けて作業部移動機構3に
よる作業部2の移動を行わせるものとしてある。
【0014】干渉検知手段36は、作業部2および作業
部移動機構3のいずれかが障害物Aと干渉したことを検
知する手段であり、この実施形態では、作業部2および
作業部移動機構3の他に、作業部2に把持されたワーク
Wが障害物Aに干渉したことも検出するものとしてあ
る。干渉検知手段36は、例えば、作業部移動機構3の
各駆動源17〜19に対して設けられた負荷検出手段等
の個別検知手段41〜43の検出値を監視することで、
またはさらに手首部13の各駆動源20〜22に対して
設けられた負荷検出手段等の個別検知手段44〜46,
…の検出値を監視することで、干渉を検知するものとし
てある。これら負荷検出手段からなる個別検知手段41
〜46は、駆動源17〜22がモータである場合、例え
ば電流計とされる。
部移動機構3のいずれかが障害物Aと干渉したことを検
知する手段であり、この実施形態では、作業部2および
作業部移動機構3の他に、作業部2に把持されたワーク
Wが障害物Aに干渉したことも検出するものとしてあ
る。干渉検知手段36は、例えば、作業部移動機構3の
各駆動源17〜19に対して設けられた負荷検出手段等
の個別検知手段41〜43の検出値を監視することで、
またはさらに手首部13の各駆動源20〜22に対して
設けられた負荷検出手段等の個別検知手段44〜46,
…の検出値を監視することで、干渉を検知するものとし
てある。これら負荷検出手段からなる個別検知手段41
〜46は、駆動源17〜22がモータである場合、例え
ば電流計とされる。
【0015】干渉位置記憶手段37は、干渉検知手段3
6で干渉が検知されたときの、上記位置検出手段30に
よる作業部2の位置の検出結果である干渉位置Pを記憶
する手段である。
6で干渉が検知されたときの、上記位置検出手段30に
よる作業部2の位置の検出結果である干渉位置Pを記憶
する手段である。
【0016】干渉位置記憶手段37は、作業部2の移動
範囲Rを3次元のマトリクス状に並ぶ複数のエリアa
(図3参照)に区分したエリア設定部38と、干渉位置
Pがどのエリアaに属するかを判定する干渉エリア判定
部39と、判定されたエリアaを干渉エリアaとして記
憶する干渉エリア記憶部40とを含み、上記干渉位置P
を上記干渉エリアaとして記憶する。すなわち、干渉し
たエリアaのアドレス等の識別情報を記憶する。エリア
aの区分の数は、要求される干渉回避の程度等に応じて
任意に設定される。
範囲Rを3次元のマトリクス状に並ぶ複数のエリアa
(図3参照)に区分したエリア設定部38と、干渉位置
Pがどのエリアaに属するかを判定する干渉エリア判定
部39と、判定されたエリアaを干渉エリアaとして記
憶する干渉エリア記憶部40とを含み、上記干渉位置P
を上記干渉エリアaとして記憶する。すなわち、干渉し
たエリアaのアドレス等の識別情報を記憶する。エリア
aの区分の数は、要求される干渉回避の程度等に応じて
任意に設定される。
【0017】移動制御手段32は、移動経路生成部35
を有し、干渉エリアaを避けて作業部移動機構3による
作業部2の移動が行われるように、移動経路の修正また
は移動経路の新規生成を移動経路生成部35で行うもの
としてある。修正を行うものとする場合、移動経路生成
部35は、動作指令記憶部33で指定された通過点(ま
たは通過経路)で移動させた場合に、作業部2が上記干
渉エリア記憶部40に記憶された干渉エリアaに干渉す
るか否かを判定する機能を有し、干渉する場合に上記修
正を行うものとする。移動制御部34は、この修正また
は新規に生成された移動経路に従って、作業部移動機構
3の移動の制御を行うものとされる。例えば、移動制御
手段32がTPT制御を行うものであって、動作指令記
憶部33に各通過点が指定されている場合に、移動経路
生成部35は、その通過点を修正するものとする。移動
制御手段32による、つまり移動経路生成部35による
干渉エリアaの座標範囲の認識は、干渉エリア記憶部4
0の干渉エリアaの識別情報と、エリア設定部38に設
定されたエリアaの座標範囲との情報を併せて行う。
を有し、干渉エリアaを避けて作業部移動機構3による
作業部2の移動が行われるように、移動経路の修正また
は移動経路の新規生成を移動経路生成部35で行うもの
としてある。修正を行うものとする場合、移動経路生成
部35は、動作指令記憶部33で指定された通過点(ま
たは通過経路)で移動させた場合に、作業部2が上記干
渉エリア記憶部40に記憶された干渉エリアaに干渉す
るか否かを判定する機能を有し、干渉する場合に上記修
正を行うものとする。移動制御部34は、この修正また
は新規に生成された移動経路に従って、作業部移動機構
3の移動の制御を行うものとされる。例えば、移動制御
手段32がTPT制御を行うものであって、動作指令記
憶部33に各通過点が指定されている場合に、移動経路
生成部35は、その通過点を修正するものとする。移動
制御手段32による、つまり移動経路生成部35による
干渉エリアaの座標範囲の認識は、干渉エリア記憶部4
0の干渉エリアaの識別情報と、エリア設定部38に設
定されたエリアaの座標範囲との情報を併せて行う。
【0018】なお、制御装置31は、干渉検知手段36
によって干渉が検知されたときに、動作停止させると共
に、アラームを発生する非常停止・報知手段(図示せ
ず)が設けられている。
によって干渉が検知されたときに、動作停止させると共
に、アラームを発生する非常停止・報知手段(図示せ
ず)が設けられている。
【0019】上記構成の動作を説明する。移動指令記憶
部33に記憶された起点,終点,および通過点に従い、
移動制御部34の制御によって、この産業用ロボット1
を動作させたとする。このとき、作業部2が障害物Aに
干渉したとする。障害物Aは、例えば周辺の搬送装置等
である。干渉が生じると、各個別検知手段41〜43で
検出される負荷が大きく変化することなどから、干渉検
知手段36によって検知される。干渉検知手段36で干
渉が検知されると、ロボット1は、上記非常停止・報知
手段(図示せず)で非常停止し、アラームが発せられ
る。また、この干渉時に、位置検出手段30で検出され
る作業部2の位置検出結果である干渉位置Pが、干渉エ
リア判定部39によって、3次元のマトリクス状に並ぶ
どのエリアaに属するかが判定される。この判定された
エリアa(例えば斜線を付したエリアa112)のアドレス
等の識別情報が、干渉エリア記憶部40に記憶される。
オペレータは、この後、操作盤(図示せず)の手動操作
等で作業部2を起点位置または原点位置等に戻す。
部33に記憶された起点,終点,および通過点に従い、
移動制御部34の制御によって、この産業用ロボット1
を動作させたとする。このとき、作業部2が障害物Aに
干渉したとする。障害物Aは、例えば周辺の搬送装置等
である。干渉が生じると、各個別検知手段41〜43で
検出される負荷が大きく変化することなどから、干渉検
知手段36によって検知される。干渉検知手段36で干
渉が検知されると、ロボット1は、上記非常停止・報知
手段(図示せず)で非常停止し、アラームが発せられ
る。また、この干渉時に、位置検出手段30で検出され
る作業部2の位置検出結果である干渉位置Pが、干渉エ
リア判定部39によって、3次元のマトリクス状に並ぶ
どのエリアaに属するかが判定される。この判定された
エリアa(例えば斜線を付したエリアa112)のアドレス
等の識別情報が、干渉エリア記憶部40に記憶される。
オペレータは、この後、操作盤(図示せず)の手動操作
等で作業部2を起点位置または原点位置等に戻す。
【0020】産業用ロボット1を次から動作させるとき
は、移動制御手段32は、動作指令記憶部33で指定さ
れた通過点で動作させた場合に、作業部2が上記干渉エ
リア記憶部40に記憶された干渉エリアaに干渉するか
否かを移動経路生成部35によって判定し、干渉する場
合は、干渉しない移動経路となるように、通過点の修正
を行う。移動制御部34は、このように修正された通過
点に従って、作業部移動機構3を制御し、作業部2を移
動させる。何度かの運転で、再度の干渉を生じた場合
は、その干渉位置Pも干渉エリアa等して干渉エリア記
憶部40に記憶し、次回からはその記憶された全ての干
渉位置Pに対して干渉しないように、すなわち全ての干
渉エリアaに干渉しないように、移動制御手段32によ
る制御が行われる。
は、移動制御手段32は、動作指令記憶部33で指定さ
れた通過点で動作させた場合に、作業部2が上記干渉エ
リア記憶部40に記憶された干渉エリアaに干渉するか
否かを移動経路生成部35によって判定し、干渉する場
合は、干渉しない移動経路となるように、通過点の修正
を行う。移動制御部34は、このように修正された通過
点に従って、作業部移動機構3を制御し、作業部2を移
動させる。何度かの運転で、再度の干渉を生じた場合
は、その干渉位置Pも干渉エリアa等して干渉エリア記
憶部40に記憶し、次回からはその記憶された全ての干
渉位置Pに対して干渉しないように、すなわち全ての干
渉エリアaに干渉しないように、移動制御手段32によ
る制御が行われる。
【0021】この制御装置31は、このように内部に3
次元のマトリスクに区分されたエリアaを持ち、干渉し
たときにその干渉エリアaを記憶することで、次にその
エリアaを通過すると判断される場合には、その干渉エ
リアaを避けるように移動経路を自動修正する。このよ
うに、一度干渉があったエリアaを自動認識して学習
し、その学習データを用いて次回からの干渉回避を行う
ことができる。このため、干渉を生じたときとは動作の
起点位置が異なる場合にも、干渉を回避することができ
る。また、1点の干渉位置ではなく、ある程度の広がり
を持つエリアaとして干渉を記憶するので、次に干渉を
回避できる可能性を高く得ながら、回避動作が大きくな
り過ぎることを防止できる。また、予め設定した3次元
のマトリクスのエリアaに区分するため、干渉後に干渉
エリアを演算する必要がなく、複雑な演算が不要とな
る。また、この実施形態では、作業部2や作業部移動機
構3が干渉した場合だけでなく、ワークハンドからなる
作業部2に把持されたワークWが干渉した場合にも、干
渉エリアaを記憶し、再度の干渉を防止することができ
る。このため、大きさの異なるワーク種類にも対応でき
る。
次元のマトリスクに区分されたエリアaを持ち、干渉し
たときにその干渉エリアaを記憶することで、次にその
エリアaを通過すると判断される場合には、その干渉エ
リアaを避けるように移動経路を自動修正する。このよ
うに、一度干渉があったエリアaを自動認識して学習
し、その学習データを用いて次回からの干渉回避を行う
ことができる。このため、干渉を生じたときとは動作の
起点位置が異なる場合にも、干渉を回避することができ
る。また、1点の干渉位置ではなく、ある程度の広がり
を持つエリアaとして干渉を記憶するので、次に干渉を
回避できる可能性を高く得ながら、回避動作が大きくな
り過ぎることを防止できる。また、予め設定した3次元
のマトリクスのエリアaに区分するため、干渉後に干渉
エリアを演算する必要がなく、複雑な演算が不要とな
る。また、この実施形態では、作業部2や作業部移動機
構3が干渉した場合だけでなく、ワークハンドからなる
作業部2に把持されたワークWが干渉した場合にも、干
渉エリアaを記憶し、再度の干渉を防止することができ
る。このため、大きさの異なるワーク種類にも対応でき
る。
【0022】図4は、この発明の他の実施形態を示す。
この実施形態は、特に説明した事項を除き、図1ないし
図3と共に説明した第1の実施形態と同じである。この
実施形態では、干渉位置記憶手段37Aが、検出された
干渉位置Pを中心として干渉エリアbを作成する干渉エ
リア作成部52を有し、上記干渉位置Pを上記干渉エリ
アbとして記憶するものとしてある。干渉エリア作成部
52で作成する干渉エリアbの大きさは、任意に設定さ
れる。すなわち、干渉位置Pを中心として任意の設定範
囲の干渉エリアbが作成される。移動制御手段32が、
干渉エリアbを避けて作業部移動機構3による作業部2
の移動を行わせるものであることは、上記実施形態と同
じである。ただし、この場合の干渉エリアbは、第1の
実施形態のようなマトリクス状の定められたエリアaの
いずれかではなく、干渉位置Pを中心として、干渉毎に
作成されるエリアである。干渉位置記憶手段37Aは、
上記干渉エリア作成部52と、その作成された干渉エリ
アbを記憶する干渉エリア記憶部40Aとで構成され
る。
この実施形態は、特に説明した事項を除き、図1ないし
図3と共に説明した第1の実施形態と同じである。この
実施形態では、干渉位置記憶手段37Aが、検出された
干渉位置Pを中心として干渉エリアbを作成する干渉エ
リア作成部52を有し、上記干渉位置Pを上記干渉エリ
アbとして記憶するものとしてある。干渉エリア作成部
52で作成する干渉エリアbの大きさは、任意に設定さ
れる。すなわち、干渉位置Pを中心として任意の設定範
囲の干渉エリアbが作成される。移動制御手段32が、
干渉エリアbを避けて作業部移動機構3による作業部2
の移動を行わせるものであることは、上記実施形態と同
じである。ただし、この場合の干渉エリアbは、第1の
実施形態のようなマトリクス状の定められたエリアaの
いずれかではなく、干渉位置Pを中心として、干渉毎に
作成されるエリアである。干渉位置記憶手段37Aは、
上記干渉エリア作成部52と、その作成された干渉エリ
アbを記憶する干渉エリア記憶部40Aとで構成され
る。
【0023】この構成の場合、干渉毎に、干渉エリアb
の演算が必要であるが、干渉位置Pを中心として干渉エ
リアbを作成するため、より適切な干渉エリアbとな
り、次に干渉を回避できる可能性を一層高く得ながら、
回避動作が大きくなり過ぎることを防止できる。
の演算が必要であるが、干渉位置Pを中心として干渉エ
リアbを作成するため、より適切な干渉エリアbとな
り、次に干渉を回避できる可能性を一層高く得ながら、
回避動作が大きくなり過ぎることを防止できる。
【0024】なお、上記各実施形態では、制御対象とな
る産業ロボット1が、多関節型のロボットである場合に
つき説明したが、この発明は、多関節型に限らず、円筒
座標系や極座標系、直交座標系など、種々のアーム型ロ
ボットであっても良く、またアーム型とは異なるガント
リローダ等の直交座標系の産業ロボットであっても良
い。
る産業ロボット1が、多関節型のロボットである場合に
つき説明したが、この発明は、多関節型に限らず、円筒
座標系や極座標系、直交座標系など、種々のアーム型ロ
ボットであっても良く、またアーム型とは異なるガント
リローダ等の直交座標系の産業ロボットであっても良
い。
【0025】
【発明の効果】この発明の産業用ロボットの制御装置
は、作業部を3次元方向に移動させる作業部移動機構を
備えた産業用ロボットを制御する装置であって、上記作
業部の3次元方向の位置を検出する位置検出手段と、上
記作業部および上記作業部移動機構のいずれかが障害物
と干渉したことを検知する干渉検知手段と、この干渉し
たときの上記位置検出手段による作業部の位置である干
渉位置を記憶する干渉位置記憶手段と、この干渉位置記
憶手段に記憶された干渉位置を避けて上記作業部移動機
構による作業部の移動を行わせる移動制御手段とを備え
たものであるため、ロボットが障害物と干渉を生じた場
合に、次回からの動作で、動作の起点位置等が変わって
も、同じ障害物に再度干渉することを防止できる。上記
作業部がワークを把持するワークハンドであり、上記干
渉検知手段は、作業部、作業部移動機構、および上記ワ
ークハンドに把持されたワークのいずれかが障害物と干
渉したことを検知するするものとした場合は、ワークの
障害物との干渉にも対応して再度の干渉が防止できる。
上記干渉位置記憶手段が、上記作業部の移動範囲を3次
元のマトリクス状に並ぶ複数のエリアに区分したエリア
設定部と、上記干渉位置がどのエリアに属するかを判定
する干渉エリア判定部と、判定されたエリアを干渉エリ
アとして記憶する干渉エリア記憶部とを含み、上記干渉
位置を上記干渉エリアとして記憶するものであり、上記
移動制御手段を、上記干渉エリアを避けて上記作業部移
動機構による作業部の移動を行わせるものとした場合
は、次に干渉を回避できる可能性を高く得ながら、回避
動作が大きくなり過ぎることを防止でき、また複雑な演
算を不要とできる。
は、作業部を3次元方向に移動させる作業部移動機構を
備えた産業用ロボットを制御する装置であって、上記作
業部の3次元方向の位置を検出する位置検出手段と、上
記作業部および上記作業部移動機構のいずれかが障害物
と干渉したことを検知する干渉検知手段と、この干渉し
たときの上記位置検出手段による作業部の位置である干
渉位置を記憶する干渉位置記憶手段と、この干渉位置記
憶手段に記憶された干渉位置を避けて上記作業部移動機
構による作業部の移動を行わせる移動制御手段とを備え
たものであるため、ロボットが障害物と干渉を生じた場
合に、次回からの動作で、動作の起点位置等が変わって
も、同じ障害物に再度干渉することを防止できる。上記
作業部がワークを把持するワークハンドであり、上記干
渉検知手段は、作業部、作業部移動機構、および上記ワ
ークハンドに把持されたワークのいずれかが障害物と干
渉したことを検知するするものとした場合は、ワークの
障害物との干渉にも対応して再度の干渉が防止できる。
上記干渉位置記憶手段が、上記作業部の移動範囲を3次
元のマトリクス状に並ぶ複数のエリアに区分したエリア
設定部と、上記干渉位置がどのエリアに属するかを判定
する干渉エリア判定部と、判定されたエリアを干渉エリ
アとして記憶する干渉エリア記憶部とを含み、上記干渉
位置を上記干渉エリアとして記憶するものであり、上記
移動制御手段を、上記干渉エリアを避けて上記作業部移
動機構による作業部の移動を行わせるものとした場合
は、次に干渉を回避できる可能性を高く得ながら、回避
動作が大きくなり過ぎることを防止でき、また複雑な演
算を不要とできる。
【図1】この発明の一実施形態にかかる産業用ロボット
の制御装置の概念構成を示すブロック図である。
の制御装置の概念構成を示すブロック図である。
【図2】同制御装置の制御対象となるロボットの一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】エリアのマトリクス状の区分の説明図である。
【図4】この発明の他の実施形態にかかる産業用ロボッ
トの制御装置の概念構成を示すブロック図である。
トの制御装置の概念構成を示すブロック図である。
1…産業用ロボット
2…作業部
3…作業部移動機構
5〜7…可動部材
8〜10…可動支持部
24〜26…位置個別検出手段
30…位置検出手段
31…制御装置
32…移動制御手段
33…動作指令記憶部
34…移動制御部
35…移動経路生成部
36…干渉検知手段
37,37A…干渉位置記憶手
38…エリア設定部
39…干渉エリア判定部
40,40A…干渉エリア記憶部
41〜43…個別検知手段
44〜46…個別検知手段
52…干渉エリア作成部
A…障害物
a,b…エリア
P…干渉位置
W…ワーク
Claims (3)
- 【請求項1】 作業部を3次元方向に移動させる作業部
移動機構を備えた産業用ロボットを制御する装置であっ
て、上記作業部の3次元方向の位置を検出する位置検出
手段と、上記作業部および上記作業部移動機構のいずれ
かが障害物と干渉したことを検知する干渉検知手段と、
この干渉したときの上記位置検出手段による作業部の位
置検出結果である干渉位置を記憶する干渉位置記憶手段
と、この干渉位置記憶手段に記憶された干渉位置を避け
て上記作業部移動機構による作業部の移動を行わせる移
動制御手段とを備えた産業用ロボットの制御装置。 - 【請求項2】 上記作業部がワークを把持するワークハ
ンドであり、上記干渉検知手段は、作業部、作業部移動
機構、および上記ワークハンドに把持されたワークのい
ずれかが障害物と干渉したことを検知するするものとし
た請求項1記載の産業用ロボットの制御装置。 - 【請求項3】 上記干渉位置記憶手段は、上記作業部の
移動範囲を3次元のマトリクス状に並ぶ複数のエリアに
区分したエリア設定部と、上記干渉位置がどのエリアに
属するかを判定する干渉エリア判定部と、判定されたエ
リアを干渉エリアとして記憶する干渉エリア記憶部とを
含み、上記干渉位置を上記干渉エリアとして記憶するも
のであり、上記移動制御手段は、上記干渉エリアを避け
て上記作業部移動機構による作業部の移動を行わせるも
のとした請求項1または請求項2記載の産業用ロボット
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001327607A JP2003136466A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 産業用ロボットの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001327607A JP2003136466A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 産業用ロボットの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003136466A true JP2003136466A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19143811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001327607A Pending JP2003136466A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 産業用ロボットの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003136466A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010207989A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Honda Motor Co Ltd | 対象物の把持システム及び同システムにおける干渉検出方法 |
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WO2016103297A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 川崎重工業株式会社 | アーム型のロボットの障害物自動回避方法及び制御装置 |
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CN109318244A (zh) * | 2017-07-31 | 2019-02-12 | 发那科株式会社 | 多关节机器人的控制装置 |
US10421187B2 (en) | 2017-01-26 | 2019-09-24 | Fanuc Corporation | Robot program modification device, robot control device, robot simulation device, and robot program modification method |
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CN112991527A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-06-18 | 追创科技(苏州)有限公司 | 目标对象的躲避方法及装置、存储介质、电子装置 |
JP7560874B2 (ja) | 2021-03-12 | 2024-10-03 | 国立大学法人静岡大学 | 経路生成方法及び経路生成装置 |
-
2001
- 2001-10-25 JP JP2001327607A patent/JP2003136466A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102017127950A1 (de) | 2016-12-01 | 2018-06-07 | Fanuc Corporation | Robotersteuerung, die automatisch eine störzone für einen roboter vorgibt |
US10481571B2 (en) | 2016-12-01 | 2019-11-19 | Fanuc Corporation | Robot controller which automatically sets interference region for robot |
DE102017127950B4 (de) * | 2016-12-01 | 2019-11-07 | Fanuc Corporation | Robotersteuerung, die automatisch eine störzone für einen roboter vorgibt |
US10421187B2 (en) | 2017-01-26 | 2019-09-24 | Fanuc Corporation | Robot program modification device, robot control device, robot simulation device, and robot program modification method |
JP2019025604A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | ファナック株式会社 | 多関節ロボットの制御装置 |
CN109318244A (zh) * | 2017-07-31 | 2019-02-12 | 发那科株式会社 | 多关节机器人的控制装置 |
US10759056B2 (en) | 2017-07-31 | 2020-09-01 | Fanuc Corporation | Control unit for articulated robot |
CN109318244B (zh) * | 2017-07-31 | 2021-02-12 | 发那科株式会社 | 多关节机器人的控制装置 |
CN112703090A (zh) * | 2019-01-15 | 2021-04-23 | 欧姆龙株式会社 | 机器人控制装置、机器人控制方法及机器人控制程序 |
CN112703090B (zh) * | 2019-01-15 | 2024-07-19 | 欧姆龙株式会社 | 机器人控制装置、机器人控制方法及存储介质 |
US12049011B2 (en) | 2019-01-15 | 2024-07-30 | Omron Corporation | Robot control device, robot control method, and recording medium storing robot control program |
CN112991527A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-06-18 | 追创科技(苏州)有限公司 | 目标对象的躲避方法及装置、存储介质、电子装置 |
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