JP2010207989A - 対象物の把持システム及び同システムにおける干渉検出方法 - Google Patents

対象物の把持システム及び同システムにおける干渉検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マニプレータが対象物を把持する前に、当該マニプレータと把持対象物以外の物体(他の対象物を含む)との干渉の有無を検出する。
【解決手段】3次元形状取得部26により取得した対象物20の3次元位置・姿勢データと対象物20の3次元モデルとの比較結果に基づき対象物20の3次元位置・姿勢を認識し、認識した対象物20に対しz方向からマニプレータ14を降下させ、該マニプレータ14により対象物20を把持しようとする際、マニプレータ14のz方向の位置が最も低くなる計算位置にマニプレータ14の平面視の大きさを考慮した干渉判定用仮想平板を設け、当該干渉判定用仮想平板のz方向上方の空間内に前記3次元位置・姿勢データが存在している場合には干渉有りと判定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、対象物(3次元形状の物体でワーク等)がばら積み等された状況下において、マニプレータにより特定の対象物を把持しようとする際に、当該マニプレータの他の物体(例えば、前記特定の対象物と同一の物であって、後に把持するための他の対象物を含む。)への干渉を検出する機能を有する対象物の把持システム及び同システムにおける干渉検出方法に関する。
従来から、ワークを把持したマニプレータが、決められた移動範囲内を通過するとき、前記移動範囲を3次元のマトリクス状のエリアに仮想的に分割し、前記マニプレータが前記移動範囲内の特定のエリアで物体(障害物)との干渉を発生したとき、その干渉が発生したエリア(干渉発生エリア)を記憶し、次に、マニプレータがワークを把持して前記移動範囲内を通過するとき、前記干渉発生エリアを避けて前記移動範囲内を通過するように構成した産業用ロボットの制御装置が提案されている(特許文献1)。
また、蓋のない箱にランダムに入れられた複数の対象物の各位置をステレオカメラを利用して計測し画像処理を行って3次元位置を認識し、認識した対象物をマニプレータにより把持し前記箱の中から移動するビンピッキングシステムが提案されている(特許文献2)。この特許文献2では、ステレオカメラにより複数の対象物の各位置を計測した後、把持しようとする対象物以外の対象物とマニプレータとの間で干渉が発生しないかどうか、及びマニプレータと箱との間で干渉が発生したかどうかの干渉確認を行う。干渉発生の可能性があると判断した場合には、マニプレータにより前記箱の中の対象物をかき混ぜ対象物の位置を移動し(変化させ)、再度、把持しようとする対象物以外の対象物及び箱と、マニプレータとの間の干渉を確認して把持搬送作業を継続するようにしている。
特開2003−136466号公報 特開2001−179677号公報([0021])
しかしながら、上記特許文献1に係る産業用ロボットの制御装置では、マニプレータに負荷検出機構を設け、前記負荷検出機構により実際に負荷を検出したときに、マニプレータと物体(障害物)との干渉が発生したものと検出するので、マニプレータが負荷を受けるまでは干渉の有無が分からず、結果としてマニプレータに無駄な動きをさせる事態が生じ、ひいては対象物移動工程のサイクルタイムが長くなるという問題がある。
また、特許文献2に係るステレオ視方式のビンピッキングシステムにおいては、対象物の濃淡に基づき対象物の3次元位置・姿勢を認識するために、対象物が限定され、さらに、光源変化等の外光の変動によっても対象物の濃淡が変化するので、2つの画像のマッチングの際のあいまいさが残ってしまうという問題がある。しかも2台のビデオカメラの撮像特性を合致させるキャリブレーション操作も繁雑である。また、特許文献2には、マニプレータと障害物との干渉計算方法について、「視覚認識装置が計測した対象物を把持すると仮定したときのマニプレータの姿勢を計算し、その姿勢におけるマニプレータの各部と箱との干渉の有無をチェックし、」とのみ記載されており、干渉確認処理の具体性に欠ける。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、マニプレータが対象物を把持する前に、当該マニプレータと把持対象物以外の物体(他の対象物を含む)との干渉の有無を好適に検出することを可能とする対象物の把持システム及び同システムにおける干渉検出方法を提供することを目的とする。
この発明に係る対象物の把持システムは、以下の特徴(1)〜(5)を備える。
(1)基準位置からの対象物の3次元位置・姿勢データを取得する3次元形状取得部と、前記3次元位置・姿勢データと前記対象物の3次元モデルとの比較結果に基づき前記3次元位置・姿勢データから前記対象物の3次元位置・姿勢を認識する3次元位置・姿勢比較部と、3次元位置・姿勢が認識された前記対象物に対しz方向からマニプレータを降下させ、該マニプレータにより前記対象物を把持しようとする際、前記マニプレータのz方向の位置が最も低くなる計算位置に前記マニプレータの平面視の大きさを考慮した干渉判定用仮想平板を設け、当該干渉判定用仮想平板のz方向上方の空間内に前記3次元位置・姿勢データが存在している場合には干渉有りと判定し、存在していない場合には干渉無しと判定する干渉判定部と、を備えることを特徴とする。
この特徴(1)を有する発明によれば、3次元位置・姿勢が認識された前記対象物に対しz方向からマニプレータを降下させ、該マニプレータにより対象物を把持しようとする際、前記マニプレータのz方向の位置が最も低くなる計算位置に前記マニプレータの平面視の大きさを考慮した干渉判定用仮想平板を設け、当該干渉判定用仮想平板のz方向上方の位置で前記3次元位置・姿勢データが存在している場合には干渉有りと判定し、存在していない場合には干渉無しと判定するようにしたので、マニプレータが対象物を把持する前に、当該マニプレータと把持対象物以外の物体(他の対象物を含む)との干渉の有無を検出することができる。
(2)上記の特徴(1)を有する発明において、前記対象物が同一形状の複数の対象物の集合から構成されるとき、前記3次元位置・姿勢比較部では、集団的降下法を用いて、前記複数の対象物の前記3次元モデルとの一致度を算出し、一致度のより大きい前記対象物を次に把持しようとする対象物に仮に決定して前記干渉判定部による干渉判定を行い、干渉有りと判定された場合には、一致度の次に大きい対象物を把持しようとする対象物に仮に決定して前記干渉判定部による干渉判定を行うことを特徴とする。
この特徴(2)を有する発明によれば、一致度の大きい順に対象物を把持する前に、干渉判定の結果、干渉有りと判定した場合には、その対象物の把持を後回しにして、次に一致度の大きい対象物を把持対象にし干渉判定するように制御するので、対象物の集合から対象物を効率的に把持することができる。
(3)上記の特徴(2)を有する発明において、全ての対象物に干渉有りとの判定がなされた場合、前記対象物の集合の配置を変更することで、3次元形状取得部により再度基準位置からの対象物の集合の3次元位置・姿勢データを取得し、3次元位置・姿勢比較部により再び対象物の位置・姿勢を認識し、干渉判定部での干渉判定を再び行うようにすることで、対象物の集合の把持処理を継続することができる。
(4)上記の特徴(2)又は(3)を有する発明において、前記対象物の集合から前記マニプレータにより、前記一致度の大きい前記対象物を前記対象物の集合から把持して取り去ったのち、前記3次元形状取得部により前記対象物を取り去ったエリア部分のみの3次元位置・姿勢データを得、既に取得してある前記対象物の集合の全体の前記3次元位置・姿勢データに貼り付けることを特徴とする。
この特徴(4)に係る発明によれば、例えば、ばら積みされた同一形状の対象物の位置・姿勢を認識し、認識した前記対象物をマニプレータにより把持し所定の位置に移動する作業を短時間で行うことができる。
上記対象物の把持システムの技術思想は、対象物の把持システムにおける干渉検出方法(請求項5記載の発明)に適用することができる。
この発明によれば、マニプレータが対象物を把持する前に、当該マニプレータと把持対象物以外の物体(他の対象物を含む)との干渉の有無を検出することができることから、マニプレータに無駄な動作をさせることがなくなる。結果としてマニプレータによる対象物の把持処理を短時間で行うことができる。
この実施形態に係る対象物の把持システムの構成図である。 対象物の把持システムの動作説明に供されるフローチャートである。 3次元形状取得部による対象物の集合の3次元位置・姿勢データの取得の仕方の説明図である。 取得された3次元位置・姿勢データの模式図である。 図5Aは、対象物の集合の実際の状態を表す模式図、図5Bは、センシングポリゴンデータの模式図、図5Cは、センシングエッジデータの模式図である。 3次元モデルのポリゴンと、検出した対象物の集合のポリゴンとを集団的降下法を用いて比較し一致度を計算する第1の手法に係るフローチャートである。 集団的降下法の説明図である。 図8Aは、一致度が低い例の説明図、図8Bは、一致度が高い例の説明図である。 図9Aは、一致度が相対的に低い例の説明図、図9Bは、一致度が相対的に高い例の説明図である。 3次元モデルのエッジと、検出した対象物の集合の対象物のエッジ抽出画像とを集団的降下法を用いて比較し一致度を計算する第2の手法に係るフローチャートである。 図11Aは、移動・回転したモデルのエッジ模式図、図11Bは、センシングエッジデータのエッジ模式図、図11Cは、モデルとセンシングデータとのエッジの共通領域の説明図である。 図12Aは、一致度が低い例の説明図、図12Bは、一致度が高い例の説明図である。 把持対象候補優先順位表の説明図である。 把持条件の優先順位の説明図である。 干渉判定処理の説明に供されるフローチャートである。 干渉判定処理の説明図である。 干渉判定用仮想平板を説明するための平面視模式図である。
以下、この発明に係る対象物の把持システムにおける干渉検出方法が適用された対象物の把持システムの実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この実施形態に係る3次元位置・姿勢認識装置12を備える対象物の把持システム10の構成を示している。
この対象物の把持システム10は、基本的には、3次元位置・姿勢認識装置12と、マニプレータ14を有するロボット(対象物把持移動用ロボット)16と、ワーク等の同一形状の対象物20をばら積みする底面を有する収容箱23と、収容箱23を置く載置台24と、から構成される。なお、収容箱23の底面は、後述するように対象物20の集合の位置・姿勢の基準面22とされる。
3次元位置・姿勢認識装置12は、収容箱23内に収容された対象物20の集合21の3次元位置・姿勢データを取得する3次元形状取得部(2次元レーザ変位センサ)26と、コンピュータ28と、から構成される。
3次元形状取得部26は、公知の光切断法(スリット光Lをワークに照射し、ワーク上の曲がった帯状の光をカメラで撮影し、画像内の結像位置から、点列のx、y、z値を三角測量の原理に基づいて求める光切断法)等を用いるものであり、2次元レーザ変位センサ等を使用可能であるが、この3次元形状取得部26が、図示しない搬送手段によりy方向に搬送されることで、基準面22からの対象物20の集合21の3次元位置・姿勢データ(x,y,z,α,β,γ)を取得する。なお、スリット光Lの死角となる位置が問題となる場合には、センサヘッドをx方向に所定間隔離して2つ用いy方向に走査することでお互いの死角を補うことができることが慣用されているので、センサヘッドを2つ用いることもこの発明の範囲に含まれる。
基準面22は、平面であることが好ましいが、3次元形状取得部26により基準面22からの高さデータを取得するので、基準面22に凹凸、うねり等があってもこの発明を適用することができる。なお、対象物20が床等にばら積みされている場合、当該床が基準面にされる。
3次元形状取得部26により取得した3次元位置・姿勢データ(x,y,z,α,β,γ)中、位置データ(x,y,z)は、基準位置{例えば、基準面22の四頂点のうちの一頂点位置を(0,0,0)}からの3次元位置データであり、姿勢データ(α,β,γ)は、その位置(x,y,z)におけるx軸回りのロール角、y軸回りのピッチ角、z軸回りのヨー角であるが、オイラー角等で代替することもできる。
ロボット16は、6軸(x,y,z,α,β,γ)の自由度を有するマニプレータ14を有し、マニプレータ14は、ハンド部114とこのハンド部114から延びる第1指部111と第2指部112とから構成され、3次元位置・姿勢認識装置12により認識された対象物20を第1指部111と第2指部112により把持し所定の位置まで移動する。
ロボット16は、ロボットコントローラ54により動作が制御される。
コンピュータ28は、CPUがプログラムを実行することにより行う各種処理部と、前記プログラムを格納するメモリ等から構成される。この実施形態では、コンピュータ28は、3次元形状取得部26により取得され入力処理部41で処理(加工)された対象物20の集合の3次元位置・姿勢データ(x,y,z,α,β,γ)を格納する3次元位置・姿勢データ格納部42と、対象物20の3次元モデルデータを予め格納する3次元モデルデータ格納部44と、3次元モデルデータ格納部44から読み出した対象物20の3次元モデルの位置と姿勢を変化させる3次元モデル位置・姿勢変化部46と、次に説明する比較部48と、優先順位表格納部50と、マニプレータ14と対象物20との干渉を判定する干渉判定部51と、通信インタフェース52と、を備える。
上記の比較部48は、3次元形状取得部26により取得された対象物20の集合21の3次元位置・姿勢データ(x,y,z,α,β,γ)と、位置と姿勢を変化させた前記3次元モデルの位置・姿勢データ(x,y,z,α,β,γ)とを比較して対象物20の位置と姿勢を認識し、認識した前記対象物20の集合21中、変化させた前記3次元モデルの位置・姿勢に一致度の高い対象物20を決定する。上記の優先順位表格納部50は、決定された対象物20の一致度の高い順に把持候補としての対象物20の位置・姿勢データを格納する。
ロボットコントローラ54は、コンピュータ28による対象物20の一致度算出・認識処理結果に基づきロボット16を介して対象物20がばら積みされている載置台24から認識された対象物20を1個ずつ把持し、所定の位置まで搬送(移動)させる。
次に、基本的には以上のように構成される対象物の把持システム10の動作について、図2のフローチャートに基づき説明する。
ステップS1において、コンピュータ28は、図示しないCAD(Computer Aided Design)システム等により作成した対象物20の3次元モデルデータ(3次元形状データ)を取得し、3次元モデルデータ格納部44に格納する。この実施形態において、対象物20の3次元モデルデータは、4辺形のポリゴンにより形状表現されたデータ{3次元モデルの基準座標に対する各ポリゴンの頂点データの集合からなるデータ}としている。
ステップS2において、コンピュータ28は、図示しない搬送手段を通じて3次元形状取得部26をy方向に移動させて、収容箱23の底面である基準面22上にばら積みされた対象物20の集合21の3次元位置・姿勢データを取得し、入力処理部41による処理後に3次元位置・姿勢データ格納部42の所定範囲に格納する。なお、入力処理部41による処理は、比較部48で行うこともできる。
この場合、図3に模式的に示すように、3次元形状取得部26がy方向に等速度で搬送されることで、3次元形状取得部26のスリット光Lの走査に基づき基準面22からの対象物20の集合21(模式的に直方体で描いているが、実際には、図1に示すようにばら積みされた対象物20の集合21)の3次元位置・姿勢データ(形状データ、高さデータ)を取得することができる。
この場合、検出された(計測された)対象物20の集合21の高さszij(ここで、sは検出された対象物20、zは高さ、ijはxy座標を意味する。)は、図4に示すように、模式的に表すことができる。
図4において、座標xiは、3次元形状取得部26のx方向の解像度で決まり、座標yjは、走査回数(スキャンサイクル)と3次元形状取得部26の移動速度で決まる離散値である。
入力処理部41により3次元形状取得部26から得られたデータを処理し、基準面22の座標(xi,yj)からの高さszij、換言すれば、対象物20の集合21を、例えば、4辺形のポリゴン100に分割した各頂点の各座標(xi,yj,szij)からなる3次元位置・姿勢データを得ることができる。各ポリゴン100の姿勢(α,β,γ)は、入力処理部41において、ポリゴン100の4頂点の座標より計算することができる。このようにして3次元形状取得部26により取得した対象物20の集合21を表すポリゴン100の全体をセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)という。センシングポリゴンデータはセンシング形状データともいう。センシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)中、位置データ(xi,yj,szij)は、例えば、4辺形のポリゴン100の中心位置とする。
ここで、図1に示す対象物20の集合21の実際の状態(鳥瞰図)が、例えば図5Aの模式図のように表されると仮定する(理解の妨げとなるので、対象物20同士の重なり合いを描いていない)。
この場合、図5Aの模式図に対応する図5Bに示すようなセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)が、3次元位置・姿勢データ格納部42に格納される。基準面22のセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ、ただし、この実施形態では、szij=0,α=0,β=0,γ=0と仮定している。)は、描いていない。
ポリゴン100は、3次元形状取得部26により分割された画素単位としてもよく、入力処理部41による画像処理により画素の整数倍単位としてもよい。
3次元位置・姿勢データ格納部42には、センシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)が格納される他、センシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)を入力処理部41で作成する際に用いたポリゴン100(4辺形)を形成する各頂点データ(xi,yj,szij)も格納される。
図5Cは、3次元位置・姿勢データ格納部42に格納されている4辺形を形成するポリゴン100の各頂点データ(xi,yj,szij)またはセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)から微分処理等により抽出した各対象物20の輪郭を表すエッジ抽出データを模式的に示している。対象物20に開口が明いている場合には、1つの対象物20から2つの輪郭が得られる場合があるが、対象物20が同一形状であるので、内側の開口の輪郭は画像処理により除去することができる。
エッジは、例えば、1画素{画素が四辺形であれば、その1辺であり、画素と区別するために辺素(ワイヤフレームモデルの単位ワイヤ)ともいう。}の位置・姿勢データ(xi,yj,szij,α,β,γ)の結合で表される。3次元形状取得部26により取得した各座標を元に得られるので、対象物20の集合21のセンシングエッジデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)という。センシングエッジデータは、センシング輪郭データともいう。
このようにして、図5Bに示す対象物20の集合21のセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij)の他、図5Cに示す対象物20の集合21のセンシングエッジデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)も、3次元位置・姿勢データ格納部42に格納される。
次いで、ステップS3において、比較部48において、対象物20がばら積みされた集合21のセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij)、又はセンシングエッジデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)、あるいはセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij)及びセンシングエッジデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)と、3次元モデル位置・姿勢変化部46からの3次元モデルデータの加工データとを用いて、対象物20の集合21を構成する各対象物20の3次元位置・姿勢を計算する。このステップS3の詳細な処理については後述する。
上述したように、対象物20は、ばら積みされているので、z方向に重なっている対象物20も存在する。そこで、この実施形態では、比較部48での処理結果に基づいて位置と姿勢が計算された各対象物20を、ステップS4において、ロボット16のマニプレータ14により把持するために、z方向のより高い位置にある対象物20を、把持優先順位の高い対象物20に決定(指定)する把持候補優先順位表124(図13等)を出力し、優先順位表格納部50に格納する。
次いで、ステップ5において、詳細を後述する、対象物20の優先順位u(把持対象優先順位uともいう。)と対象物20の把持条件の優先順位v(把持条件優先順位vともいう。)と、を考慮した優先順位の高い対象物20から事前干渉確認処理を行う。
事前干渉確認処理の結果、把持対象優先順位uの対象物20が把持条件優先順位vの把持条件で干渉しないと判断した場合、ステップS6において、把持対象優先順位uの対象物20の3次元位置・姿勢データと、把持条件優先順位vの把持条件とを通信インタフェース52を通じてロボットコントローラ54に送る。
次に、ステップS6において、ロボットコントローラ54からの指令によりロボット16は、マニプレータ14により該当する対象物20を把持し、所定の位置に移動する。
次に、ステップS3の対象物20の3次元位置・姿勢計算手法について、2つの手法{第1の手法:3次元モデルのポリゴンデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)によるポリゴン100mと、検出した対象物20の集合21のセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)によるポリゴン100とを集団的降下法を用いて比較し一致度Aを計算する手法、第2の手法:3次元モデルのエッジデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)の辺素(1画素)と、検出した対象物20の集合21の対象物20のエッジデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)の辺素(1画素)と、を集団的降下法を用いて比較し一致度Bを計算する手法}について説明する。
まず、差分進化(Differential Evolution)DEや粒子群最適化(Particle Swarm Optimization)PSO等のように解集団による最適化の際に降下法を利用した最適化法である既知の集団的降下法(Population−based descent method)について一般的に説明する。
1.初期化:集団に属する解をランダムに発生する。
2.評価:全ての解を評価する。
3.終了判定:終了条件を満足すれば終了する。
4.各解に対して、(a)生成:各解と集団の情報に基づき新しい解を生成し、(b)評価:新しい解を評価し、(c)更新:新しい解が古い解より良ければ、古い解を新しい解に置換する。
5.3.へ戻る。
以上の説明が、既知の集団的降下法の一般的な説明である。
次に、3次元モデルのポリゴンデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)によるポリゴン100mと、検出した対象物20の集合21のセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)によるポリゴン100とを集団的降下法を用いて比較し一致度Aを計算する第1の手法について、図6のフローチャートを参照して説明する。
ステップS3aにおいて、3次元モデル位置・姿勢変化部46は、3次元モデルデータ格納部44から対象物20の3次元モデルを読み出し、3次元モデルを構成している4辺形の各ポリゴン100mの各頂点データ(基準位置からのx,y,z位置データ)を抽出する。
次いで、ステップS3bにおいて、上述した対象物20の集合21のセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)、すなわち一致度Aを評価(算出)したいデータを元に、図7に示すように、対象物20の3次元モデル120(3次元ポリゴン表現モデル)の各頂点データから計算したモデルポリゴンデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)からなる3次元モデル120を、各格子点位置(xi,yj)を基準位置座標として回転させ(+α,−α)、(+β,−β)、(+γ,−γ)、z方向に推定最大高さであるセンシング高さ閾値szthから基準面22の高さ0[mm]まで降下させる(−z)。
ステップS3cにおいて、移動(降下)・回転させた頂点データ群であるモデルポリゴンデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)から、図3の格子点座標(xi,yj)上での基準面22(0[mm])からのモデル高さデータmzijを補間により求める。
次いでステップS3dにおいて、基準面22の全ての格子点座標(xi,yj)上でパラメータνijを定義し、モデルポリゴンデータ及びセンシングポリゴンデータが共に存在する格子点座標(xi,yj)上で、かつモデルポリゴン100mの高さmzijとセンシングポリゴン100の高さszijの絶対値の差eijが、誤差の閾値Eth以内で、センシングポリゴン100の高さszijがセンシング高さ閾値szthを下回る場合に、パラメータνijをνij=1とし、それ以外の場合には、パラメータνij=0にする。
さらに、ステップS3eにおいて、モデルポリゴンデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)及びセンシングポリゴンデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)が共に存在する格子点座標(xi,yj)のペアの総数をSとするとき、一致度Aを次式([数1])で計算する。
Figure 2010207989
一致度Aの値の大きさについて図8A、図8B、図9A、図9Bを参照して、模式的に説明すると、図8Aと図8Bにおいて、3次元モデル120のモデルポリゴンデータと対象物20のセンシングポリゴンデータの一致度Aは、図8Bの状態が図8Aの状態よりも大きいことが分かる。また、図9Aと図9Bにおいて、3次元モデル120のモデルポリゴンデータと対象物20のセンシングポリゴンデータとの一致度Aは、図9Aの状態が図9Bの状態よりも大きい。
したがって、一致度Aは、3次元モデル120のモデルポリゴンデータと対象物20のセンシングポリゴンデータが一致しているほど、A=1に近い値となる。
このようにして、対象物20が存在する3次元位置・姿勢を把握することができる。ただし、対象物20がz方向で重なっている場合には、重なって上側にある対象物20は、一致度AがA≒1となって検出できるが、重なって下側にある対象物20は、平面視で重なっている部分のセンシングポリゴンデータがないので、一致度Aが平面視で重なっている部分に対応して1より小さくなる。すなわち、一致度AがA≒1となっている対象物20は、ロボット16のマニプレータ14による把持対象とされるが、一致度Aが1より明らかに小さい場合(A<1)には把持対象とされない。この結果、一致度AがA=1に近いほど、把持候補の優先順位を高くすることができる。
次に、3次元モデルのエッジデータ(xi,yj,mzij,α,β,γ)の辺素と、検出した対象物20の集合21の対象物20のセンシングエッジデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)の辺素と、を集団的降下法を用いて比較し一致度Bを計算する第2の手法について、図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップS3uにおいて、3次元モデル位置・姿勢変化部46は、3次元モデルデータ格納部44から対象物20の3次元モデル120を読み出し、3次元モデル120からエッジを抽出する。この場合、抽出した3次元エッジモデルは、例えば、1辺素(単位辺素)が連結されたワイヤフレームモデルとなる。
この場合、図7の図面と同一の図面を描いて説明すると繁雑になるので、図7の図面において、対象物20の3次元モデル120は、3次元ポリゴンモデルではなく3次元エッジモデル(3次元ワイヤフレームモデル)であるものとする。
次いで、ステップS3vにおいて、3次元位置・姿勢データ格納部42に格納されている対象物20の集合21のセンシングエッジデータ(xi,yj,szij,α,β,γ)を読み出し、図7に示すように、対象物20の3次元エッジモデルを、基準位置座標で回転させ(+α,−α)、(+β,−β)、(+γ,−γ)、Z方向に推定最大高さであるセンシング高さ閾値szthから基準面22の高さ0[mm]まで降下させる(−z)。
ステップS3wにおいて、格子点座標(xi,yj)上、パラメータwijを定義し、回転・降下させたエッジデータ群であるモデルエッジデータmdij(xi,yj,mzij,α,β,γ)で表される辺素(1画素)と、センシングエッジデータsdij(xi,yj,szij,α,β,γ)で表される辺素(1画素)の位置・姿勢を比較し、図3の格子点座標(xi,yj)上での領域を共通する辺素(1画素)を検出することで両方の共通領域部分がある格子点座標(xi,yj)のパラメータwij=1とし、それ以外の場合には、パラメータwij=0にする。
ただし、パラメータwijをwij=1とする場合、ノイズの混入を回避するため(検出精度を上げるため)、モデルエッジデータmdij(xi,yj,mzij,α,β,γ)のエッジ強度mdij(微分値)がモデルエッジ強度の閾値mDth(シミュレーションあるいは実験的に定めることができる。)より大きいこと、センシングエッジデータsdij(xi,yj,szij,α,β,γ)のエッジ強度sdij(微分値)がセンシングエッジ強度の閾値sDthより大きいことを条件とする。
モデルエッジデータmdij(xi,yj,mzij,α,β,γ)とセンシングエッジデータsdij(xi,yj,szij,α,β,γ)の共通部分を算出する処理について、図11A〜図11Cを参照して説明すると、移動・回転した辺素(画素、輪郭要素)が連結された構成の3次元モデルのモデルエッジデータmdij(図11A)と、対象物20のセンシングエッジデータsdij(図11B)とを対比すると、パラメータwij=1となる共通領域122は、図11Cに示すように、両辺素の位置・姿勢が一致している領域となる。
そして、ステップS3xにおいて、3次元モデル120のモデルエッジデータmdijと対象物20のセンシングエッジデータsdijとが一致し、かつ共通領域122が閉ループを形成しているパラメータwijの数を、一致度Bとして次式([数2])で表す。なお、対象物20のセンシングエッジデータは、閉ループのワイヤフレームを構成する。
Figure 2010207989
この場合、一致度Bの値は、一般には、対象物20の平面視の輪郭が大きいほど(輪郭の長さが長いほど)大きい値になる。
なお、図12A(図11C)に示すように、共通領域122が閉ループを形成していない場合には、対象物20の存在位置・姿勢を検出することができないので、パラメータwijの総和である一致度Bを算出せず、図12Bに示すように、共通領域122が所定の誤差範囲で閉ループを形成している場合にパラメータwijの総和である一致度Bを算出する。
このようにして、対象物20の存在位置・姿勢を把握できる。ただし、対象物20がz方向で(平面視で)重なっている場合、重なって上側にある対象物20は、共通領域122を連結した画像は閉ループとなり対象物20の輪郭となって把持対象となる。しかし、重なって下側にある対象物20は、平面視で重なっている部分のセンシングエッジデータsdijがないので、共通領域122を連結した画像は開ループとならず対象物20の輪郭にならないので、把持対象とされない。
上述したステップS3b、S3cの計算処理、及びステップS3v、S3wの計算は処理負荷が大きいのでGPU(Graphics Processing Unit)を用いた並列高速計算処理で行うことが好ましい。
上述した第1及び第2の2つの手法により算出した一致度A、又は一致度Bを対象物20の集合21からロボット16のマニプレータ14によって把持しようとする対象物20の把持候補の優先順位を付けるための評価関数Fevaluationとする。
さらに好ましくは、求めた一致度A、Bを組み合わせて、対象物20の集合21から対象物20の把持候補の優先順位を付けるための次式([数3])に示す評価関数Fevaluationとしてもよい。
Figure 2010207989
ここで、gは重み係数である。値は、実験的あるいはシミュレーションにより求めることができる。
なお、評価関数Fevaluationは、上式を含むより一般的な次式([数4]で記述することができる。
Figure 2010207989
ここで、p,q,s,tは、任意の整数であるが、g0,1=1、g1,1=g、p=0、q=1、s=−1、t=1の場合、上式([数3])になる。
評価関数Fevaluationの値を大きな順に並べると、図13に示すような、対象物20の把持対象の候補に優先順位u(把持対象優先順位u、u=1,2,3,…)を付けた表(把持対象候補優先順位表124、図13参照)を得ることができる。
次に、ステップS2の処理に先立ち実行されるオフライン処理でのステップS11(図2参照)の対象物20に対する把持条件優先順位vの算出アルゴリズムについて説明する。
なお、把持条件優先順位vの算出アルゴリズムは、認識された対象物20の3次元形状、収容箱23の形状、ロボット16及びマニプレータ14の形状・仕様等により変化し、一律に決定することはできないが、基本的には、対象物20の把持移動のサイクルタイムを短縮化する、あるいは対象物20を確実に把持する(対象物20の持ちやすい方向)等の条件により把持条件の優先順位vが決定される。
例えば、認識された対象物20の形状が、円柱形状であって、図14に示すように、基準面22上に横たわっている場合、第1指部111と第2指部112を備えるハンド部114により把持しようとするとき、第1指部111と第2指部112とをなるべく離間させないで対象物20を把持できる指部位置の優先順位vを高いものとする。したがって、図14例の場合には、第1指部111と第2指部112による対象物20の側面からの把持が把持条件の優先順位v=1になり、対象物20の上面・底面からの把持が把持条件の優先順位v=2になる。
このようにして対象物20を把持する優先順位である把持条件優先順位v=1、2、…が決定される。
ここで、評価関数Fevaluationに基づき決定される把持対象優先順位をu(u=1,2,3,…)で表し、最適把持条件による優先順位をv(v=1,2,3,…)と表す。
ついで、ステップS5の干渉判定処理について、図15のフローチャートに基づき説明する。
なお、図15のフローチャートにおいて、ステップS2、S3、S4、S6の各処理は、図2の同じステップの処理を表している。
ステップS5aにおいて、干渉判定処理の容易化のために、認識された対象物20の優先順位付けの初期化処理を行う。この初期化処理では、対象物20の把持対象優先順位uをu=1とし、把持条件優先順位vをv=1とする(u=v=1)。
次いで、ステップS5bにおいて、優先順位u番目(最初は、u=1)の把持対象を干渉判定対象とする。
次に、ステップS5cにおいて、把持対象優先順位uと認識した対象物20について、優先順位v番目(最初は、v=1)の把持条件での事前干渉確認(事前干渉チェック)を行う。
このステップS5cでの干渉計算アルゴリズムについて、図16、図17を参照して説明する。
先ず、把持対象優先順位uと認識した対象物20のz方向上方の基準高さ位置(例えば、認識した対象物20の集合21中、最も高い位置)にマニプレータ14を仮想的に持って行く。次に、基準高さ位置から把持対象優先順位uの対象物20の把持位置まで、マニプレータ14をz方向に仮想的に下降させる(図16参照)。
次いで、仮想的に下降させた把持位置で第1指部111と第2指部112との間隔を少し開き、第1指部111と第2指部112の各指先のz方向下方に指先から適当な余裕代Δを持たせ、かつ対象物20からも適当な余裕代Δを持たせ、適当な形状寸法の干渉判定用仮想平板Iv(この実施形態では、vは、把持条件優先順位に対応し、最初は、Iv=1)を仮想的に設定する。
このとき、干渉判定用仮想平板I1の領域(xy面)で干渉判定用仮想平板I1よりも大きなz座標値を持つセンシングデータが存在すれば、マニプレータ14(第1指部111、112)は優先順位u番目の対象物20以外の物と干渉有りと判断する(ステップS5c:YES)。例えば、図16例では、右側の干渉判定用仮想平板Iv=I1よりもz方向の高い位置に障害物200(センシングデータ)が存在するので、対象物20を把持する際に障害物200との干渉が発生すると事前にチェックされる。
干渉有りと判断した場合には、ステップS5dにおいて、最適把持条件の優先順位vをv=v+1とし、ステップS5eにおいて、全ての把持条件が確認されたかどうかを判断し、把持条件が残っている場合には、再び、ステップS5cにおいて、優先順位vがv=2の把持位置で干渉判定用仮想平板Iv=I2を設定し、再度同様に事前干渉チェックを行う。
なお、この実施形態では、図17に示すように、対象物20の短手方向に把持条件優先順位v=1の干渉判定用仮想平板Iv=I1の対が設定され、対象物20の長手方向に把持条件優先順位v=2の干渉判定用仮想平板Iv=I2の対が設定される。
ステップS5eにおいて、把持条件vが残っていない場合には、優先順位u番目の把持対象物20を把持することを諦める。
次に、ステップS5fにおいて、把持対象の優先順位uをu=u+1とし、ステップS5gにおいて優先順位uの付けられた全ての把持対象物20(把持候補)が干渉確認の対象とされたかどうかを判断し、優先順位uの付けられた把持対象物20が残っている場合には、ステップS5b以下の干渉判定処理を継続する。
ステップS5gの判断において、もし優先順位uの付けられた全ての把持対象物20を干渉確認してもマニプレータ14に対して干渉のない把持対象物20が存在しなかった場合には、ステップS5hにおいて、ロボットコントローラ54に対してかき混ぜ指令を送出する。
この指令によりロボットコントローラ54は、マニプレータ14により対象物20の集合21をかき混ぜて対象物20の集合21の形状を変更させ、再度、ステップS2以降の対象物20のセンシング処理を行う。
なお、かき混ぜ処理は、コンピュータ28からの警告等に基づき、作業者が行ってもよく、載置台24に振動機構を設けて収容箱23を揺らすようにしてもよい。
なお、対象物20がz方向に重なっている場合には、優先順位uの高い対象物20を把持・移動した後に、ステップS2における対象物20の集合21の位置・姿勢データを再取得する際、優先順位uの高い対象物20を取り去ったエリア部分のみを3次元形状取得部26により再走査して元の対象物20の集合21の3次元位置・姿勢データに貼り付けることにより、対象物20の集合21の位置・姿勢データの取得時間を大幅に短縮することができる。もちろん、ステップS6における把持・移動作業後に、ステップS2で取得した3次元位置・姿勢データから対象物20の重なり部分がないと判断した後は、3次元形状取得部26による再走査を行う必要がない。
以上説明したように、上述した実施形態に係る対象物20の把持システム10よれば、基準位置からの対象物20の3次元位置・姿勢データを取得する3次元形状取得部26と、前記3次元位置・姿勢データと対象物20の3次元モデルとの比較結果に基づき前記3次元位置・姿勢データから対象物20の3次元位置・姿勢を認識する3次元位置・姿勢比較部48と、3次元位置・姿勢が認識された対象物20に対しz方向からマニプレータ14を降下させ、該マニプレータ14により対象物20を把持しようとする際、マニプレータ14のz方向の位置が最も低くなる計算位置にマニプレータ14の平面視の大きさを考慮した干渉判定用仮想平板Ivを設け、当該干渉判定用仮想平板Ivのz方向上方の空間内に前記3次元位置・姿勢データが存在している場合には干渉有りと判定し、存在していない場合には干渉無しと判定する干渉判定部51と、を備える。
このように処理することで、マニプレータ14が対象物20を把持する前に、当該マニプレータ14と把持対象物20以外の物体(他の対象物を含む)との干渉の有無を検出することができる。
この場合、対象物20が同一形状の複数の対象物20の集合21から構成されるとき、3次元位置・姿勢比較部48では、集団的降下法を用いて、複数の対象物20の3次元モデルとの一致度を算出し、一致度のより大きい対象物20を次に把持しようとする対象物20に仮に決定して干渉判定部51による干渉判定を行い、干渉有りと判定された場合には、一致度の次に大きい対象物20を把持しようとする対象物20に仮に決定して干渉判定部51による干渉判定を行うようにすることが好ましい。
すなわち、一致度の大きい順に対象物20を把持しようとする前に、干渉判定の結果、干渉有りと判定した場合には、その対象物20の把持を後回しにして、次に一致度の大きい対象物20を把持対象にするように制御するので、対象物20の集合21から対象物20を効率的に把持することができる。
なお、全ての対象物20に干渉有りとの判定がなされた場合、対象物20の集合21の配置を、例えば、マニプレータ14を作動させて強制的に形状を変更することで、3次元形状取得部26により再度基準位置からの対象物20の集合21の3次元位置・姿勢データを取得し、3次元位置・姿勢比較部48により再び対象物20の位置・姿勢を認識し、干渉判定部51での干渉判定を再び行うようにして、対象物20の集合21の把持処理を継続することができる。
上述したように、対象物20の集合21からマニプレータ14により、一致度の大きい対象物20を対象物20の集合21から把持して取り去ったのち、3次元形状取得部26により対象物20を取り去ったエリア部分のみの3次元位置・姿勢データを得、既に取得してある対象物20の集合21の全体の前記3次元位置・姿勢データに貼り付けることで、例えば、ばら積みされた同一形状の対象物20の位置・姿勢を認識し、認識した対象物20をマニプレータ14により把持し所定の位置に移動する作業を短時間で行うことができる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…対象物の把持システム 12…3次元位置・姿勢認識装置
14…マニプレータ 16…ロボット
20…対象物 21…集合
22…基準面 23…収容箱
24…載置台 26…3次元形状取得部
28…コンピュータ 42…3次元位置・姿勢データ格納部
44…3次元モデルデータ格納部 46…3次元モデル位置・姿勢変化部
48…比較部 50…優先順位表格納部
51…干渉判定部 52…通信インタフェース
54…ロボットコントローラ 100…ポリゴン(センシングポリゴン)
100m…ポリゴン(モデルポリゴン) 111…第1指部
112…第2指部 114…ハンド部
120…3次元モデル 122…共通領域

Claims (5)

  1. 基準位置からの対象物の3次元位置・姿勢データを取得する3次元形状取得部と、
    前記3次元位置・姿勢データと前記対象物の3次元モデルとの比較結果に基づき前記3次元位置・姿勢データから前記対象物の3次元位置・姿勢を認識する3次元位置・姿勢比較部と、
    3次元位置・姿勢が認識された前記対象物に対しz方向からマニプレータを降下させ、該マニプレータにより前記対象物を把持しようとする際、前記マニプレータのz方向の位置が最も低くなる計算位置に前記マニプレータの平面視の大きさを考慮した干渉判定用仮想平板を設け、当該干渉判定用仮想平板のz方向上方の空間内に前記3次元位置・姿勢データが存在している場合には干渉有りと判定し、存在していない場合には干渉無しと判定する干渉判定部と、
    を備えることを特徴とする対象物の把持システム。
  2. 請求項1記載の対象物の把持システムにおいて、
    前記対象物が同一形状の複数の対象物の集合から構成されるとき、前記3次元位置・姿勢比較部では、集団的降下法を用いて、前記複数の対象物の前記3次元モデルとの一致度を算出し、一致度のより大きい前記対象物を次に把持しようとする対象物に仮に決定して前記干渉判定部による干渉判定を行い、干渉有りと判定された場合には、一致度の次に大きい前記対象物を把持しようとする対象物に仮に決定して前記干渉判定部による干渉判定を行う
    ことを特徴とする対象物の把持システム。
  3. 請求項2記載の対象物の把持システムにおいて、
    全ての対象物に干渉有りとの判定がなされた場合、前記対象物の集合の配置を、変更する
    ことを特徴とする対象物の把持システム。
  4. 請求項2又は3記載の対象物の把持システムにおいて、
    前記対象物の集合から前記マニプレータにより、前記一致度の大きい前記対象物を前記対象物の集合から把持して取り去ったのち、前記3次元形状取得部により前記対象物を取り去ったエリア部分のみの3次元位置・姿勢データを得、既に取得してある前記対象物の集合の全体の前記3次元位置・姿勢データに貼り付ける
    ことを特徴とする対象物の把持システム。
  5. 3次元形状取得部により基準位置からの対象物の3次元位置・姿勢データを取得するステップと、
    前記3次元位置・姿勢データと前記対象物の3次元モデルとの比較結果に基づき前記3次元位置・姿勢データから前記対象物の3次元位置・姿勢を認識する3次元位置・姿勢比較ステップと、
    3次元位置・姿勢が認識された前記対象物に対しz方向からマニプレータを降下させ、該マニプレータにより前記対象物を把持しようとする際、前記マニプレータのz方向の位置が最も低くなる計算位置に前記マニプレータの平面視の大きさを考慮した干渉判定用仮想平板を設け、当該干渉判定用仮想平板の方向上方の位置で前記3次元位置・姿勢データが存在している場合には干渉有りと判定し、存在していない場合には干渉無しと判定する干渉判定ステップと、
    を備えることを特徴とする対象物の把持システムにおける干渉検出方法。
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