JPH06170661A - ボルトまたはナット等の供給締め付け装置 - Google Patents

ボルトまたはナット等の供給締め付け装置

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JPH06170661A
JPH06170661A JP23994592A JP23994592A JPH06170661A JP H06170661 A JPH06170661 A JP H06170661A JP 23994592 A JP23994592 A JP 23994592A JP 23994592 A JP23994592 A JP 23994592A JP H06170661 A JPH06170661 A JP H06170661A
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JP
Japan
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nut
component
holding member
supply
air cylinder
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JP23994592A
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English (en)
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Yoshitaka Aoyama
好高 青山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品受取り位置が供給ロッドと同軸上の位置
であると、部品の受け止めと同軸上への位置合わせとを
一時に成立させなければならないので、高精度の部品取
扱いが必要で、場合によっては部品が正しい位置に停止
しないことが生じたりして、正常な供給ができないこと
になる。また、部品を供給ロッドの係合孔に嵌入させる
ときには、できるだけ高精度の部品移動をさせなければ
ならない。さらに、部品が供給ロッドに合体するときに
は、部品が供給ロッドと共回りしてはならない。本発明
は、以上の問題点を解決することを目的にしている。 【構成】 ボルトまたはナット等の部品の保持部材に凹
部を設け、ここに部品に回転方向の制動力を付与する押
圧手段を設置したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボルトまたはナット
等の部品の保持部材が部品受取り位置から移動して、部
品が回転式の供給ロッドと同軸になってから部品が供給
ロッドの係合孔に嵌め込まれる形式のものに関し、部品
を供給ロッドに正確に到達させる分野において利用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】この発明に正確に対応する先行技術は、
発明者の知る範囲では発見されていないが、強いていう
ならば、特開昭60−131167号公報(油谷鉄工)
があげられる。ここに開示されていることは、進入して
きたボルトをマグネット付きの一時係止部材で吸着して
供給ロッドと同軸の状態で受け止め、ついで一時係止部
材全体をボルトと共に移動させて、ボルトの頭部を供給
ロッドの係合孔に嵌め込むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述のような従来技
術であると、進入してきた部品を一時係止部材で受け止
めることと、それが供給ロッドと同軸上でなければなら
ないことの2要件を同時に成立させなければならない。
したがって、部品の受け止め位置が極めて正確でなけれ
ばならず、信頼性の高い作動を得るのには困難である。
さらに重要な点は、一時係止部材全体を移動させて部品
を供給ロッドに嵌め込む形式であるから、一時係止部材
全体の移動が高精度の下に達成されないという問題があ
ると共に、上述の問題点よりもさらに重要な最も注意し
なければならない点は、供給ロッドの係合孔に部品が嵌
入されるときに部品が供給ロッドと共回りをしないよう
にしなければならないことである。
【0004】
【問題を解決する手段とその作用】本発明は、以上のよ
うな問題点に注目して提供されたものであり、請求項1
のものは、ボルトまたはナット等の部品の保持部材が部
品受取り位置から移動して、部品が回転式の供給ロッド
と同軸になってから部品が供給ロッドの係合孔に嵌め込
まれる形式のものにおいて、保持部材に凹部を設け、こ
の凹部内の部品に回転方向運動に対する制動力を付与す
る押圧手段を設置したことを特徴とするもので部品は凹
部内で制動状態におかれ供給ロッドの係合孔に円滑で確
実に嵌め込まれる。請求項2のものは、請求項1におい
て、部品受取り位置に対応した箇所の部品供給通路に部
品の一時係止手段を設け、ここから保持部材の凹部の方
へ部品を移送させることを特徴とするもので、部品は保
持部材に対して送り届けられる。請求項3のものは、請
求項1において、部品受取り位置に対応した箇所の部品
供給通路に部品の一時係止手段を設け、保持部材が移動
して一時係止状態の部品を保持することを特徴とするも
ので、待機している部品を保持部材の方から保持をしに
行くのである。
【0005】
【実施例】先ず、部品がナット1である場合の実施例を
図1〜図6にしたがって説明すると、ナット1は6角形
の鉄製であって、円形のフランジ2を一体に有してお
り、パーツフィーダ(図示していない)から伸びている
断面コ字型の供給通路3を通って一時係止手段4に保持
されている。一時係止手段としては、挟持爪で弾力的に
ナットを挟みつけるようないわゆるチャック構造のもの
など色々な方法が考えられるが、ここではマグネットに
よる形式を例示した。すなわち、供給通路3の端壁部5
にマグネット(永久磁石)6を埋設し、後面をカバー板
7で保護してある。図4から明らかなように供給通路3
の端壁部5には半円形の段部8が設けられ、これによっ
てフランジ2を受け止める円弧部9とナット1を受け止
める円弧部10が形成されている。この円弧部10は6
角形に合致する角型であってもよい。供給通路3の端部
で位置決めされたナット1と同軸の位置に通孔11が開
口しており、ここにナット1を後述の保持部材へ移動さ
せるための移送ロッド12が進退自在な状態で設置して
ある。この移送ロッド12はナット1のねじ孔に新入す
るガイドピン13を有しており、エアシリンダ14の出
力で作動するようになっている。なお、符号15はエア
シリンダ14を固定するための筒状のディスタンスピー
スである。
【0006】供給通路3の外側壁には、ブラケット16
を介してエアシリンダ17が固定され、そのピストンロ
ッド18が前記外側壁を貫通して一時係止状態のナット
1に突き当たるように構成されていて、これによってナ
ット1の有無を確認するのである。突き当たっている状
態は図1の2点鎖線図示のとおりである。
【0007】保持部材19は厚板状の部材に凹部20を
設け、この凹部20内に移送されたフランジ2に回転方
向の運動に対する制動力を付与するために押圧手段21
が設置されている。この押圧手段21は図3から明らか
なように左側が逆「く」の字形になっていて、フランジ
2の外側部をしっかりと押圧するようになっている。押
圧手段21は図1および図3の左右方向に進退するの
で、エアシリンダ22で駆動される。エアシリンダ22
は保持部材19に溶接したブラケット23にしっかりと
固定されている。凹部20の上面にはマグネット(永久
磁石)24が埋設してあり、ナット1の脱落を防止して
いる。
【0008】保持部材19を上下に移動させるために、
エアシリンダ25が設けてあり、そのピストンロッド2
6に保持部材19が固定されている。また、保持部材1
9を後述の供給ロッド27の方へ移動させるために、エ
アシリンダ28が設けられそのピストンロッド29に前
述のエアシリンダ25が結合してある。供給ロッド27
はガイドパイプ30に貫通されており、ナット1を保持
して目的箇所のボルト(図示していない)に到達させる
ために、ナットランナーの役割を果たしているのであ
る。したがって、供給ロッド27の端部には係合孔31
が開口させてあり6角形のナット1に適合させるため
に、6角形よりも12角形または18角形にするのがス
ムーズな係合となる。係合孔31の奥部にはマグネット
(永久磁石)32が埋設してある。供給ロッド27は回
転と進退が同時になされるものなので図示はしていない
が、供給ロッド27が回転モータに結合され、この回転
モータが他のエアシリンダに結合されているのである。
部品受取り位置は供給通路3の端部にナット1が一時係
止されている箇所の上位を意味している。
【0009】エアシリンダ28と供給通路3とは相対位
置が不変の構造とされており、図1では結合部材33を
2点鎖線図示で概略的に示してあり、この部材33は静
止部材(ロボット装置のアーム端である場合もある)3
4に固定されている。なお、各エアシリンダに接続され
るエアホースは図示を省略してあり、また、後述の作動
の順序は通常の制御回路や電磁式空気制御弁などを使用
することによって、容易に実施することが可能である。
【0010】次に作動について説明すると、図1および
図2はナット1が供給通路3の端部に一時係止されてい
る状態で、保持部材19は部品受取り位置、すなわち一
時係止状態の部品の真上に待機している。いま、エアシ
リンダ14の作動で移送ロッド12が上昇してナット1
を保持部材19の方へ移送させると、フランジ2が凹部
20に嵌まり込み、マグネット24で吸着される。それ
に引き続いて押圧手段21がエアシリンダ22によって
左方に移動して、フランジ2は図3のごとく制動状態に
おかれる。この状態で今度はエアシリンダ28が作動し
て、エアシリンダ25と保持部材19とが一体になって
右方へ移動し、2点鎖線図示のごとくナット1が供給ロ
ッド27と同軸になった箇所で上記の右方移動が停止す
る。それからエアシリンダ25によってナット1が下降
させられると、回転している係合孔31内に嵌まり込む
のであるが、この時には、押圧手段21によってナット
1が制動状態に置かれているから、ナット1は係合孔3
1内に嵌入しないまま共回りをするようなことがなく嵌
入が果たされ、フランジ2が凹部20内で強制的に回り
始めるときには、押圧手段21の押し付けも解除され
て、ナット1は係合孔31内でマグネット32に吸着さ
る。その後、保持部材19が上方に戻り、さらに図2の
実線図示の位置にもどると、今度は供給ロッド27がナ
ット1を保持したまま目的箇所のボルトへ到達させられ
て、そこでナットの締め付けが完了させられるのであ
る。
【0011】図5の実施例は、前述の移送ロッド12が
なくて、供給通路3の端部に一時係止されているナット
1に向かって保持部材19が下降して行く形式のもので
あってフランジ2が凹部20内に制動状態でしっかりと
保持されてから、保持部材19が元位置に復帰し、その
後は先の実施例と同様の作動を行う。
【0012】図6の実施例は、供給通路3の側部に開口
部35を設けたもので、図示の状態からそのまま矢印の
ごとく供給ロッド27の方へ移動することができる。
【0013】図7は、6角形の頭部36と軸部37から
なるボルト38の場合であり、先の実施例から構造も作
動も容易に理解することができるので、先のものと同一
の符号を表示して詳細な説明は省略してある。ただ、移
送ロッド12にはガイドピン13のような構造がなく、
マグネット(永久磁石)39が該ロッドの先端部に埋設
されている。
【0014】
【効果】本発明によれば、部品を部品受取り位置におい
て保持部材で一旦受け止め、その後、保持部材が供給ロ
ッドと同軸位置に移動する方式であるから、前述のよう
に部品の同軸位置決めと部品の受け止めを一時に成立さ
せる必要がなく、したがって、供給ロッドの係合孔に対
して正確に高い信頼性の下で作動させることが実現す
る。さらに重要な点は、保持部材に凹部を設けてここに
押圧手段を設置したから、保持部材における部品の回り
止めが確実に果たされて、供給ロッドの係合孔に嵌まり
込む過渡期に部品が共回りをするようなことがなく、信
頼性の高い作動が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】図1の(3)−(3)断面図である。
【図4】図1の(4)−(4)断面図である。
【図5】他の実施例を示す部分的な縦断側面図である。
【図6】他の実施例を示す部分的な縦断側面図である。
【図7】他の実施例を示す部分的な縦断側面図である。
【符号の説明】
38 ボルト 1 ナット 19 保持部材 27 供給ロッド 20 凹部 21 押圧手段 4 一時係止手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトまたはナット等の部品の保持部材
    が部品受取り位置から移動して、部品が回転式の供給ロ
    ッドと同軸になってから部品が供給ロッドの係合孔に嵌
    め込まれる形式のものにおいて、保持部材に凹部を設
    け、この凹部内の部品に回転方向運動に対する制動力を
    付与する押圧手段を設置したことを特徴とするボルトま
    たはナット等の供給締め付け装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、部品受取り位置に対
    応した箇所の部品供給通路に部品の一時係止手段を設
    け、ここから保持部材の凹部の方へ部品を移送させるこ
    とを特徴とするボルトまたはナット等の供給締め付け装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、部品受取り位置に対
    応した箇所の部品供給通路に部品の一時係止手段を設
    け、保持部材が移動して一時係止状態の部品を保持する
    ことを特徴とするボルトまたはナット等の供給締め付け
    装置。
JP23994592A 1992-07-25 1992-07-25 ボルトまたはナット等の供給締め付け装置 Pending JPH06170661A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111266721A (zh) * 2020-03-25 2020-06-12 韩祎 一种汽车车身的螺母凸焊机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111266721A (zh) * 2020-03-25 2020-06-12 韩祎 一种汽车车身的螺母凸焊机
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